JP2007282967A - ミシン - Google Patents

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康則 石井
Atsushi Shiraishi
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Abstract

【課題】布の送り方向に影響を受けることなく、環状部と側縫部の境界の切り替え位置を同じ位置で検出する。
【解決手段】検出手段が境界位置当接部に当接したことを検出してから境界位置当接部に当接しなくなるまでの間、縫製を継続させる縫製継続手段と、継続される縫製の長さを算出する継続長さ算出手段と、検出手段が境界位置当接部に当接しなくなった後の最初の針落ちから、さらに所定の針数だけ縫製を延長させる縫製延長手段と、延長された縫製の長さを算出する延長長さ算出手段と、縫製延長手段による縫製の終了後、被縫製物の送り方向を切り替えて、延長長さ算出手段により算出された縫製長さL2と継続長さ算出手段により算出された縫製長さL1の半分の長さとの和に相当する長さLだけ縫製した後に縫製の縫い形式を切り替える制御手段と、を備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、ボタン穴かがり縫いをする際に被縫製物を押さえるボタン穴かがり縫い押さえ装置を備えるミシンに関する。
ボタン穴かがりミシンにおいては、ボタンの大きさに応じてかがり縫いの長さを変えることが必要である。そのかがり縫いの長さを決定する方法としては、まず、図16及び図17に示すようなボタン穴かがり押さえ装置100に設けられた、布を押さえる押さえ足部101に対してスライド移動するボタン保持部102を設け、押さえ足部101及びボタン保持部102に縫い長さの両端の位置を検出する突起103,104を設ける。さらに、押さえ足部101が移動して突起103,104が所定位置に到達した際に突起103,104が接触するセンサ105を設ける。
具体的には、図17に示すように、(a)に示す状態まで布を正送りで送りつつかがり縫いを行い、センサ105が一方の突起103に接触すると送りが逆送りに切り替えられて布を逆送りで送る。そして、(b)に示す状態まで布が送られ、センサ105が他方の突起104に接触すると、送りが切り替えられて布を正送りで送りつつかがり縫いを行う(例えば、特許文献1、2参照。)。
ところで、穴かがり縫いには、鳩目縫いと呼ばれるものがある。鳩目縫いにおける縫い模様は、縫い模様が環状に縫製される環状部と、縫い模様が直線状に縫製される側縫部とを備えており、環状部と側縫部は連続的に縫製される。このような鳩目縫いの場合、縫製の切り替えは3箇所で行う必要がある。すなわち、鳩目縫いの一端である環状部の端部と、鳩目縫いの他端である側縫部の端部と、環状部と側縫部との境界である。
従って、鳩目縫いを行う場合においては、上記のように二箇所をセンサ105で検出するだけでは、不十分であり、鳩目縫いを適切に行うことができない。
特開2000−102681号公報 特開昭57−86382号公報
そこで、鳩目縫いにおいては、縫いの切り替えを三箇所に設けられたセンサで検出するように構成することも考えられる。具体的には、図16のような機構であれば、突起103と突起104との間に突起を設け、新たに設けた突起にセンサ105が当接することにより、環状部と側縫部の切り替えを検出する。
これにより、縫いの切り替えを三箇所で検出することにより、鳩目縫いを行う際の縫製品質を向上させることができるが、センサ105は布の送り方向に幅を有しているため、三つの突起のうち環状部と側縫部の切り替えを検出する真ん中の突起は、布の正送りの際における縫いの切り替えと布の逆送りの際における縫いの切り替えにおいて、センサ105の幅の分だけ検出位置が異なることとなる。このため、縫製後の鳩目縫いにおける環状部と側縫部の境界が、図18に示すようにずれてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、布の送り方向に影響を受けることなく、鳩目縫いにおける環状部と側縫部の境界の切り替え位置を同じ位置で検出することができるミシンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ミシンの押さえ棒の下端に設けられた押さえホルダに取り付けられる連結部と、前記連結部に摺動自在に保持され、縫製動作中に被縫製物の布送りに伴って移動しながら被縫製物を押さえる押さえ足部と、前記押さえ足部に摺動自在に保持され、前記押さえ足部とでボタンを保持し、前記押さえ足部に協働してボタンを保持した状態で被縫製物の送り方向に移動するボタン保持部と、前記押さえ足部に設けられ、ボタン穴かがり縫いの前位置を指示して被縫製物の送り方向を切り替えさせる前位置当接部と、前記ボタン保持部に設けられ、ボタン穴かがり縫いの後位置を指示して被縫製物の送り方向を切り替えさせる後位置当接部と、前記押さえ足部に設けられ、鳩目穴かがり縫いの環状部と側縫部の境界位置を指示して被縫製物の縫い形状を切り替えさせる境界位置当接部と、を有するボタン穴かがり押さえと、針が設けられた針棒を上下動させるとともに前記ボタン穴かがり押さえにより押さえられた被縫製物を送り歯により所定の送り量で送らせる駆動手段と、針振りを行わせる針振り駆動手段と、前記駆動手段により送られる被縫製物の送り量や送り方向を調整する送り調整手段と、ミシン本体に設けられ、前記押さえ棒の下端に設けられた前記ボタン穴かがり押さえが縫製動作中に移動しているときに、所定位置で各当接部と接触させて各当接部を検出する検出手段と、前記検出手段が前記境界位置当接部に当接したことを検出してから前記境界位置当接部に当接しなくなるまでの間、前記境界位置当接部に当接する直前の縫製を継続させるように各駆動手段を制御する縫製継続手段と、前記縫製継続手段によって前記検出手段が前記境界位置当接部に当接したことを検出してから前記境界位置当接部に当接しなくなるまで継続される縫製の長さを算出する継続長さ算出手段と、前記境界位置当接部に当接した前記検出手段が前記境界位置当接部に当接しなくなった後の最初の針落ちから、さらに所定の針数だけ前記縫製継続手段による縫製に連続して縫製を延長させるように各駆動手段を制御する縫製延長手段と、前記縫製延長手段により延長された縫製の長さを算出する延長長さ算出手段と、前記縫製延長手段による縫製の終了後、被縫製物の送り方向を切り替えて、前記延長長さ算出手段により算出された縫製長さと前記継続長さ算出手段により算出された縫製長さの半分の長さとの和に相当する長さだけ縫製した後に縫製の縫い形式を切り替えるように各駆動手段及び前記送り調整手段を制御する前記制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、検出手段が境界位置当接部に当接したことを検出すると、縫製継続手段は、検出手段が境界位置当接部に当接したことを検出してから境界位置当接部に当接しなくなるまでの間、境界位置当接部に当接する直前の縫製を継続させるように各駆動手段を制御する。すなわち、検出手段が境界位置当接部に当接している間は、縫い形状の切り替えを行うことなく、縫製を継続させる。
そして、検出手段が、境界位置当接部に当接しなくなったことを検出すると、継続長さ算出手段は、縫製継続手段によって検出手段が境界位置当接部に当接したことを検出してから境界位置当接部に当接しなくなるまで継続される縫製の長さを算出する。
また、縫製延長手段は、境界位置当接部に当接した検出手段が境界位置当接部に当接しなくなった後の最初の針落ちから、さらに所定の針数だけ縫製継続手段による縫製に連続して縫製を延長させるように各駆動手段を制御する。
そして、延長長さ算出手段は、縫製延長手段により延長された縫製の長さを算出する。
縫製延長手段による縫製の終了後、制御手段は、被縫製物の送り方向を切り替えて、延長長さ算出手段により算出された縫製長さと継続長さ算出手段により算出された縫製長さの半分の長さとの和に相当する長さだけ縫製した後に縫製の縫い形式を切り替えるように各駆動手段及び送り調整手段の制御を行う。
これにより、制御手段による制御処理によって、検出手段が境界位置当接部の中央で当接しているときに縫い形状の切り替えが行われるので、境界位置当接部が被縫製物の送り方向に幅を有している場合であっても、布の正送りの際における縫い形状の切り替えと布の逆送りの際における縫い形状の切り替えにおいて、被縫製物の送り方向に影響を受けることなく、環状部と側縫部の境界の切り替え位置を同じ位置で検出することができる。よって、鳩目穴かがり縫いを行ったときの縫製品質を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、前記縫製継続手段によって前記検出手段が前記境界位置当接部に当接したことを検出してから前記境界位置当接部に当接しなくなるまでの針数をカウントする針数カウント手段を備え、前記継続長さ算出手段は、前記針数カウント手段によりカウントされた針数と被縫製物の送り量との積により縫製の長さを算出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、針数と被縫製物の送り量を取得するだけで縫製継続手段により継続された縫製の長さを容易に算出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のミシンにおいて、前記延長長さ算出手段は、前記所定の針数と被縫製物の送り量との積により縫製の長さを算出することを特徴とする。
ここで、所定の針数とは、ミシンの制御装置における演算処理回路の処理速度によって予め設定される針数を指し、処理速度が遅いほど多くの針数を設定する必要がある。この所定の針数内に境界位置当接部の中央の位置を算出することが必要とされるからである。
請求項3に記載の発明によれば、予め設定された所定の針数と被縫製物の送り量を取得するだけで縫製延長手段により延長された縫製の長さを容易に算出することができる。
請求項1に記載の発明によれば、制御手段による制御処理によって、検出手段が境界位置当接部の中央で当接しているときに縫い形状の切り替えが行われるので、境界位置当接部が被縫製物の送り方向に幅を有している場合であっても、布の正送りの際における縫い形状の切り替えと布の逆送りの際における縫い形状の切り替えにおいて、被縫製物の送り方向に影響を受けることなく、環状部と側縫部の境界の切り替え位置を同じ位置で検出することができる。よって、鳩目穴かがり縫いを行ったときの縫製品質を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、針数と被縫製物の送り量を取得するだけで縫製継続手段により継続された縫製の長さを容易に算出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、予め設定された所定の針数と被縫製物の送り量を取得するだけで縫製延長手段により延長された縫製の長さを容易に算出することができる。
以下、図面を参照して、ミシンの最良の形態について詳細に説明する。
<ミシンの構成>
(1)ボタン穴かがり押さえについて
図1に示すように、ミシン10には、押さえ棒1がミシン10の上下方向に移動可能に設けられている。
押さえ棒1の下端には、押さえホルダ(図示略)が設けられ、この押さえホルダには、被縫製物たる布を押さえるボタン穴かがり押さえ2が設けられている。
ボタン穴かがり押さえ2は、その下面が布の載置される針板Pの上面に対向するように配置されている。
図2に示すように、ボタン穴かがり押さえ2は、押さえ棒1の下端に設けられた押さえホルダに取り付けられた連結部21と、連結部21に摺動自在に保持され、布を上方から押さえるとともに縫製動作中に布の布送りに伴って移動しながら布を押さえる押さえ足部22と、この押さえ足部22の下方に位置するように押さえ足部22に連結され、押さえ足部22とで布を挟み込むプレート部23(図4参照)と、押さえ足部22に摺動自在に保持され、押さえ足部22とでボタンを保持し、押さえ足部22に協働してボタンを保持した状態で布の送り方向に移動するボタン保持部24(図5参照)等を備えている。
(連結部)
連結部21の上面には、押さえ棒1の下端に設けられた押さえホルダが連結部21を把持して連結するための連結棒21aが設けられている。従って、押さえホルダによる連結棒21aの把持及び解放により押さえ足部22を押さえ棒1に着脱自在とすることができる。連結部21の下面側には、押さえ足部22の開口22a(図3参照)及びプレート部23の開口23a(図4参照)に嵌り込んで当該開口22a,23aの長手方向に沿って摺動可能となるように形成されたガイド突起(図示略)が形成されている。
連結部21は、下面に設けられたガイド突起(図示略)を開口22a,23aに嵌め込むことにより、押さえ足部22の上面における開口22aの周囲に形成されたくぼみ22b(図3参照)に嵌め込まれる。そして、上方からカバー部材25(図2参照)を設けることにより、連結部21のくぼみ22bからの離脱を防止する。
(押さえ足部)
図3に示すように、押さえ足部22は、一方に長尺な板材から形成され、一方の端部近傍から中央付近にわたって、その長手方向に沿って長尺な矩形状の開口22aが形成されている。この開口22aは、針落ちさせるための開口である。押さえ足部22には、長手方向に沿った対向する両側縁にカバー部材25に係合する係合爪22cが形成されている。この係合爪22cは押さえ足部22と一体形成されていてもよいし、別個に設けられていてもよい。
押さえ足部22の他端近傍には、ボタン保持部24(図5参照)の一部が嵌め込まれ、ボタン保持部24の長手方向への移動を可能とする溝22dが形成されている。
押さえ足部22の他端には、ボタンの一部の周縁に沿って形成され、ボタン保持部24とでボタンを支持するボタン支持部22eが設けられている。このボタン支持部22eは押さえ足部22と一体形成されていてもよいし、別個に設けられていてもよい。
押さえ足部22の長手方向に沿った一側縁の一部は、外側に向けて張り出すように形成されており、その張り出した部分には、プレート部23の一部が挿通される挿通孔22fが形成されている。
押さえ足部22の上面側側縁には、押さえ足部22の長手方向に沿って延び、ボタン保持部24のスライド移動を案内するスライド溝22gが形成されている。
押さえ足部22におけるスライド溝22gの一端には、外部に露出するとともに押さえ足部22の側方に向けて突出し、ボタン穴かがり縫いの前位置を指示する前位置当接部26が形成されている。
前位置当接部26は、押さえ足部22の側方に最も突出するように形成され、その先端は押さえ足部22の長手方向に沿って平行に延びるように形成されている。
また、押さえ足部22には、前位置当接部26と同様に外部に露出するとともに押さえ足部22の側方に向けて突出し、鳩目穴かがり縫いの環状部と側縫部の境界位置を指示する境界位置当接部27が形成されている。境界位置当接部27は、押さえ足部22の側方に最も突出するように形成され、その先端は尖るように形成されている。また、前位置当接部26と境界位置当接部27は、押さえ足部22の側方への突出量が略等しくなるように形成されている。
(プレート部)
図4に示すように、プレート部23は、一方に長尺な板材から形成され、一方の端部近傍から中央付近にわたって、その長手方向に沿って長尺な矩形状の開口23aが形成されている。この開口23aは、針落ちさせるための開口であり、押さえ足部22とプレート部23を重ね合わせた際に、互いの開口22a,23a同士も重なり合うように形成されている。
プレート部23の長手方向に沿った一側縁の一端部は、外側に向けて張り出すように形成されており、その張り出した部分には、押さえ足部22の挿通孔22fに挿通するためにプレート部23の上面に対してほぼ直角をなすように立てて形成された立部23bが形成されている。
(ボタン保持部)
図5に示すように、ボタン保持部24は、押さえ足部22に対して摺動自在に設けられ、縫製動作に協働してボタンを保持した状態で布の送り方向に移動するように設けられている。ボタン保持部24は、土台24aを備えており、この土台24aには、押さえ足部22に設けられたボタン支持部22eとでボタンを保持するボタン支持部24bを備えている。ボタン支持部24bは、押さえ足部22に形成された溝22dに対してスライド移動自在に嵌め込まれるガイド爪24cと、ボタン支持部24bに対向配置され、ボタンの外周に合わせて形成されたボタン当接部24dと、を備えている。
土台24aの上面には、ユーザがボタン保持部24をスライドさせるためのツマミ24eが立設されている。
土台24aの下面には、押さえ足部22に形成されたスライド溝22gに嵌り込むガイドレール24fが設けられている。ガイドレール24fを押さえ足部22のスライド溝22gに嵌め込むことにより、ボタン支持部24bは、押さえ足部22のボタン支持部22eに対して接離可能となる。これにより、ボタンの大きさに合わせてボタン保持部24の移動量が変化し、ボタン穴かがり縫いの長さも変化する。
ボタン保持部24の側方でガイドレール24fの先端には、外部に露出するようにガイドレール24fから突出し、ガイドレール24fの延びる方向に対して略直角をなす方向、かつ、土台24a上面に沿った方向に突出し、ボタン穴かがり縫いの後位置を指示する後位置当接部28が設けられている。後位置当接部28は、ボタン保持部24に形成されているため、ボタン保持部24の移動とともにその位置を変えることができるようになっている。すなわち、押さえ足部22のボタン支持部22eとボタン保持部24のボタン支持部24bとで保持するボタンの大きさによって位置が変わる。
後位置当接部28は、ボタン保持部24及び押さえ足部22の側方に突出するように形成され、その先端はボタン保持部24のスライド移動方向に沿って平行に延びるように形成されている。後位置当接部28の先端は、ボタン保持部24を押さえ足部22に取り付ける、ガイドレール24fをスライド溝22gに嵌め込んだ際に押さえ足部22の前位置当接部26及び境界位置当接部27の先端と同じ高さ、言い換えると同一直線上に並ぶように形成されている。なお、これらの前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の先端を結ぶ直線はボタン保持部24のスライド移動方向に略平行となる。
前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の移動経路上には、縫製の切り替えタイミングを検出するスイッチ3が設けられており、スイッチ3は、所定位置で前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28と接触することにより、前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28を検出する。
(2)スイッチについて
前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の移動経路上には、押さえ棒1の下端に設けられたボタン穴かがり押さえ2が縫製動作中に移動しているときに、所定位置で前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28と接触させて前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28を検出する検出手段としてのスイッチ3が設けられている。
図6に示すように、スイッチ3は、ボタン穴かがり押さえ2の上方に位置するミシン本体Fに設けられている。スイッチ3は、ミシン本体Fに垂下支持された板状の検出板31を備えている。検出板31は、その長手方向の中央近傍でミシン本体Fに対して回動自在に取り付けられており、その上部及び下部がミシン10の上下方向及びボタン保持部24の移動方向(布送り方向)に対して略直角をなす方向に移動可能とされている。
検出板31の回動による上部の移動経路上には、検出板31を挟み込むように二つの接点32,33が設けられている。接点32は検出板31の下部に設けられた当接部材34が前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の移動経路上に進出するように回動したときに検出板31の上部が当接するように配置されている。接点33は検出板31の下部に設けられた当接部材34が前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の移動経路から退避するように回動したときに検出板31の上部が当接するように配置されている。従って、当接部材34は、所定位置で前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の移動経路上に進退自在とされている。ここで、所定位置とは、当接部材34が前位置当接部26と境界位置当接部27との間で前位置当接部26,境界位置当接部27の移動経路上に進退するように、ユーザにより任意に決定される位置である。
検出板31の下端には、検出板31の回動により前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の移動経路上に進退自在とされた当接部材34が設けられている。また、検出板31の下端は、付勢手段であるバネ35によりミシン本体Fと連結され、ボタン保持部24に向けて付勢されている。ここで、バネ35の付勢力は、検出板31の下端に設けられた当接部材34の先端が、押さえ棒1にボタン穴かがり押さえ2を取り付けなかった場合における前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28よりもボタン穴かがり押さえ2の内側に移動するような力となっている。すなわち、押さえ棒1にボタン穴かがり押さえ2が取り付けられていないときには、当接部材34が前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28の先端よりもボタン穴かがり押さえ2の内部に進出し、検出板31の上部は接点32に当接する。
また、図7に示すように、当接部材34は、検出板31が接点32と接点33との中間位置にあるときに、その先端がボタン保持部24の側面に当接するように配置されている。すなわち、押さえ棒1にボタン穴かがり押さえ2が設けられている場合であって、当接部材34が前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28に当接していない場合には、検出板31は接点32,33のいずれにも当接することがなく、ボタン保持部24は当接部材34の先端に対して摺動する。
また、図8に示すように、検出板31は、当接部材34が前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28のいずれかに当接した場合に接点33に当接するように配置されている。
従って、スイッチ3からは、押さえ足部22が未装着である第1の状態(図6の状態)と、前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28に当接していない第2の状態(図7の状態)と、前位置当接部26,境界位置当接部27,後位置当接部28に当接した第3の状態(図8の状態)と、が検出可能である。
(3)制御装置について
ミシン10には、縫製についての制御を行う制御装置5が設けられている。
図9に示すように、制御装置5は、縫製に関する処理プログラム、ミシンモータ等の駆動制御に関するプログラムに従って各処理を実行するCPU51と、各処理プログラムを展開してCPU51の作業エリアとなるRAM52と、各処理を実行するためのプログラムや縫製に関するデータ等が記憶されるROM53と、を備えている。
ROM53には、スイッチ3の当接部材34が境界位置当接部27に当接したことを検出してから境界位置当接部27に当接しなくなるまでの間、すなわち、当接部材34が境界位置当接部27に当接し始めてから離れるまでの間、境界位置当接部27に当接する直前の縫製を継続させるようにミシンモータ57や針振りモータ58等の各駆動手段を制御する縫製継続プログラムが記憶されている。すなわち、CPU51が縫製継続プログラムを実行することにより、制御装置5は、縫製継続手段として機能する。
具体的には、図10に示すように、当接部材34が境界位置当接部27に当接する領域は、斜線で示した領域であり、境界位置当接部27が平面視略三角形状であるため、境界位置当接部27は布の送り方向に幅を有している。そして、当接部材34が境界位置当接部27に当接し始めたときとは、布を正送りした場合には、図11に示すような位置で当接部材34が境界位置当接部27に当接している状態をいい、当接部材34が境界位置当接部27から離れるときとは、布を正送りした場合には、図12に示すような位置で当接部材34が境界位置当接部27に当接している状態をいう。なお、布を逆送りした場合には、図12に示す状態が、当接部材34が境界位置当接部27に当接し始めたときを示しており、図11に示す状態が、当接部材34が境界位置当接部27から離れ始めるときを示している。
ROM53には、縫製継続プログラムの実行によって当接部材34が境界位置当接部27に当接したことを検出してから境界位置当接部27に当接しなくなるまで継続される縫製の長さを算出する継続長さ算出プログラムが記憶されている。すなわち、CPU51が継続長さ算出プログラムを実行することにより、制御装置5は、継続長さ算出手段として機能する。
具体的には、継続される縫製の長さとは、上述した図11及び図12の例で示すと、境界位置当接部27の斜線部分における最初の当接部材34の当接箇所から境界位置当接部27の斜線部分における最後に当接部材34が離れる箇所までの距離L1をいう。
ROM53には、境界位置当接部27に当接した当接部材34が境界位置当接部27に当接しなくなった後の最初の布への針落ちから、さらに所定の針数だけ縫製継続プログラムの実行による縫製に連続して縫製を延長させるようにミシンモータ57や針振りモータ58等の各駆動手段を制御する縫製延長プログラムが記憶されている。すなわち、CPU51が縫製延長プログラムを実行することにより、制御装置5は、縫製延長手段として機能する。
ROM53には、縫製延長プログラムの実行によって延長された縫製の長さを算出する延長長さ算出プログラムが記憶されている。すなわち、CPU51が延長長さ算出プログラムを実行することにより、制御装置5は、延長長さ算出手段として機能する。
具体的には、延長された縫製の長さとは、上述した図11及び図12の例で示すと、境界位置当接部27の斜線部分における最後に当接部材34が離れる箇所から所定の針数だけ縫製が行われた最終位置までの距離L2をいう。
ROM53には、縫製延長プログラムの実行による縫製の終了後、布の送り方向を切り替えて、延長長さ算出プログラムにより算出された縫製長さと継続長さ算出プログラムにより算出された縫製長さの半分の長さとの和に相当する長さだけ縫製した後に縫製の縫い形式を切り替えるようにミシンモータ57や針振りモータ58等の各駆動手段及び送り調整モータの制御を行う制御プログラムが記憶されている。すなわち、CPU51が制御プログラムを実行することにより、制御装置5は、制御手段として機能する。
ROM53には、縫製継続プログラムの実行によってスイッチ3の当接部材34が境界位置当接部27に当接したことを検出してから境界位置当接部27に当接しなくなるまでの針数をカウントする針数カウントプログラムが記憶されている。すなわち、CPU51が針数カウントプログラムを実行することにより、制御装置5は、針数カウント手段として機能する。
制御装置5には、主軸の回転数を検出する主軸検出器50と、ミシン10を駆動して縫製開始・停止を指示するスタートストップスイッチ54と、ユーザによる縫製条件や操作に関する入力を行うとともに、ユーザに報知する情報を表示する操作パネル55と、布送り量を調整する送り調整手段としての布送り量調整モータ56と、ミシン10の主な駆動源になるとともに、針棒を上下動させる駆動手段としてのミシンモータ57と、針振りを行う針振り駆動手段としての針振りモータ58と、縫製終了後に糸を切断する糸切りメスをミシンモータ57に連結する糸切りソレノイド59と、が接続されている。
<鳩目縫いの縫製制御処理>
図13〜図15に示すように、鳩目縫いを行う際には、最初に布を正送りしながら下縫いを行う。図14に示すように、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34に当接したか否かを判断する(ステップS1)。制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34に当接したと判断した場合(ステップS1:YES)、制御装置5は、縫製継続プログラムを実行して縫製を継続させる(ステップS2、図13(a)参照)。一方、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34に当接していないと判断した場合(ステップS1:NO)、制御装置5は、ステップS1の判断を繰り返す。
次いで、制御装置5は、針数カウントプログラムを実行して針数のカウントを開始する(ステップS3)。針数のカウントは、主軸検出器50にて検出された主軸の回転数に基づいて算出される。
次いで、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34から離れたか否かを判断する(ステップS4)。ここで、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34から離れたと判断した場合(ステップS4:YES)、制御装置5は、縫製延長プログラムを実行することにより、所定の針数だけさらに縫製を延長させる(ステップS5、図13(a)参照)。一方、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34から離れていないと判断した場合(ステップS4:NO)、制御装置5は、ステップS3に戻り、針数のカウントを続ける。
次いで、制御装置5は、継続長さ算出プログラムを実行することにより、カウントされた針数と布の送り量の積を求めることで、境界位置当接部27が当接部材34に当接している間に継続された縫製の長さL1を算出する。また、制御装置5は、延長長さ算出プログラムを実行することにより、設定された所定の針数と布の送り量の積を求めることで、延長された縫製の長さL2を算出する。そして、制御装置5は、ステップS6にて算出された継続された縫製の長さL1及び延長された縫製の長さL2から境界位置当接部27の中心位置を算出する(ステップS6)。
ここで、境界位置当接部27の中心位置まで縫製するのに必要な距離Lは、次式で表すことができる。
L=L1/2+L2
次いで、制御装置5は、布送り用調整モータ56及びミシンモータ57を駆動させて布の送り方向を正送りから逆送りに切り替えて下縫いを行う(ステップS7、図13(b)参照)。
次いで、制御装置5は、布の逆送りの開始してからの下縫いの縫製長さが距離Lになったか否か、すなわち、下縫いの先端が境界位置当接部27の中心位置に到達したか否かを判断する(ステップS8)。ここで、制御装置5が、布の逆送りの開始してからの下縫いの縫製長さが距離Lになったと判断した場合(ステップS8:YES)、制御装置5は、ROM53に記憶された縫製データに従って環状部300の縫製を行う(ステップS9、図13(c)参照)。一方、制御装置5が、布の逆送りの開始してからの下縫いの縫製長さが距離Lになっていないと判断した場合(ステップS8:NO)、制御装置5は、ステップS8の判断を繰り返す。
環状部300の縫製後、続けて一方の側縫部301の縫製を行う(ステップS10、図13(d)参照)。そして、制御装置5は、後位置当接部28が当接部材34に当接したか否かを判断する(ステップS11)。ここで、制御装置5が、後位置当接部28が当接部材34に当接したと判断した場合(ステップS11:YES)、図15に示すように、制御装置5は、布送り用調整モータ56及びミシンモータ57を駆動させて布の送り方向を正送りから逆送りに切り替え(ステップS12)、下縫いを行う(ステップS13、図13(e)参照)。
次いで、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34に当接したか否かを判断する(ステップS14)。制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34に当接したと判断した場合(ステップS14:YES)、制御装置5は、縫製継続プログラムを実行して縫製を継続させる(ステップS15)。一方、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34に当接していないと判断した場合(ステップS14:NO)、制御装置5は、ステップS14の判断を繰り返す。
次いで、制御装置5は、針数カウントプログラムを実行して針数のカウントを開始する(ステップS16)。針数のカウントは、主軸検出器50にて検出された主軸の回転数に基づいて算出される。
次いで、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34から離れたか否かを判断する(ステップS17)。ここで、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34から離れたと判断した場合(ステップS17:YES)、制御装置5は、縫製延長プログラムを実行することにより、所定の針数だけさらに縫製を延長させる(ステップS18)。一方、制御装置5は、境界位置当接部27が当接部材34から離れていないと判断した場合(ステップS17:NO)、制御装置5は、ステップS16に戻り、針数のカウントを続ける。
次いで、制御装置5は、継続長さ算出プログラムを実行することにより、カウントされた針数と布の送り量の積を求めることで、境界位置当接部27が当接部材34に当接している間に継続された縫製の長さL1を算出する。また、制御装置5は、延長長さ算出プログラムを実行することにより、設定された所定の針数と布の送り量の積を求めることで、延長された縫製の長さL2を算出する。そして、制御装置5は、ステップS6にて算出された継続された縫製の長さL1及び延長された縫製の長さL2から境界位置当接部27の中心位置を算出する(ステップS19)。
ここで、境界位置当接部27の中心位置まで縫製するのに必要な距離Lは、次式で表すことができる。
L=L1/2+L2
次いで、制御装置5は、布送り用調整モータ56及びミシンモータ57を駆動させて布の送り方向を逆送りから正送りに切り替えるとともに下縫いから側縫いに切り替えて側縫部302の縫製を行う(ステップS20、図13(f)参照)。
そして、制御装置5は、後位置当接部28が当接部材34に当接したか否かを判断する(ステップS21)。ここで、制御装置5が、後位置当接部28が当接部材34に当接したと判断した場合(ステップS21:YES)、制御装置5は、かん止め縫い303を行い(ステップS22、図13(g)参照)、これをもって鳩目縫いが完成する。一方、制御装置5が、後位置当接部28が当接部材34に当接していないと判断した場合(ステップS21:NO)、制御装置5は、ステップS21の判断を繰り返す。
<作用効果>
実施形態におけるミシン10によれば、スイッチ3の当接部材34が境界位置当接部27に当接したことを検出すると、制御装置5は、当接部材34が境界位置当接部27に当接したことを検出してから境界位置当接部27に当接しなくなるまでの間、境界位置当接部27に当接する直前の縫製(下縫い)を継続させるように布送り用調整モータ56及びミシンモータ57の駆動を制御する。すなわち、当接部材34が境界位置当接部27に当接している間は、縫い形状の切り替えを行うことなく、縫製を継続させる。
そして、当接部材34が、境界位置当接部27に当接しなくなったことを検出すると、制御装置5は、当接部材34が境界位置当接部27に当接したことを検出してから境界位置当接部27に当接しなくなるまで継続される縫製の長さを算出する。
また、制御装置5は、境界位置当接部27に当接した当接部材34が境界位置当接部27に当接しなくなった後の最初の針落ちから、さらに所定の針数だけ継続された縫製に連続して縫製を延長させるように布送り用調整モータ56及びミシンモータ57の駆動を制御する。
そして、制御装置5は、延長された縫製の長さを算出する。
制御装置5による縫製の終了後、制御装置5は、布の送り方向を切り替えて、制御装置5により算出された縫製長さと算出された縫製長さの半分の長さとの和に相当する長さだけ縫製した後に縫製の縫い形式を切り替えるように布送り用調整モータ56及びミシンモータ57の駆動を制御する。
これにより、制御装置5による制御処理によって、当接部材34が境界位置当接部27の中央で当接しているときに縫い形状の切り替えが行われるので、境界位置当接部27が布の送り方向に幅を有している場合であっても、布の正送りの際における縫い形状の切り替えと布の逆送りの際における縫い形状の切り替えにおいて、布の送り方向に影響を受けることなく、環状部300と側縫部302の境界の切り替え位置を同じ位置で検出することができる。よって、鳩目穴かがり縫いを行ったときの縫製品質を向上させることができる。
<その他>
なお、本発明の範囲は上記実施形態に限られるものではない。例えば、境界位置当接部は、上記のような略三角形状の形状に限らず、上端が平坦に形成されたものにでも適用可能である。要は、境界位置当接部が布の送り方向に一定の幅を有しているような場合に本発明を適用可能である。
また、上記実施形態においては、環状部と側縫部の境界の一部に本発明を適用しているが、環状部と側縫部の境界の縫製全てに本発明を適用できることはもちろんである。
その他、発明の範囲内において、自由に設計変更が可能である。
ミシンの概略図。 ボタン穴かがり押さえの平面図。 押さえ足部の平面図。 プレートの平面図。 (a)はボタン保持部の平面図、(b)はボタン保持部の側面図。 (a)はボタン穴かがり押さえが未装着の場合における当接部材の位置を示す図、(b)は(a)の状態におけるスイッチの状態を示す図。 (a)は当接部材が各当接部に当接していない場合における当接部材の位置を示す図、(b)は(a)の状態におけるスイッチの状態を示す図。 (a)は当接部材が前位置当接部に当接している場合における当接部材の位置を示す図、(b)は(a)の状態におけるスイッチの状態を示す図。 ミシンの構成を示すブロック図。 当接部材に接触する境界位置当接部の領域を示す図。 布を正送りしたときの境界位置当接部と当接部材との位置関係を示す図。 布を逆送りしたときの境界位置当接部と当接部材との位置関係を示す図。 鳩目縫いの縫製手順を示す図。 鳩目縫いの縫製制御処理のフローチャート。 鳩目縫いの縫製制御処理のフローチャート。 従来技術におけるボタン穴かがり押さえの平面図。 (a)は従来技術における正送りから逆送りへの切り替えを示す図、(b)は従来技術における逆送りから正送りへの切り替えを示す図。 従来技術における鳩目縫いにおいて、環状部と側縫部の境界がずれたときの仕上がりを示す図。
符号の説明
1 押さえ棒
2 ボタン穴かがり押さえ
3 スイッチ(検出手段)
5 制御装置(縫製継続手段、継続長さ算出手段、縫製延長手段、延長長さ算出手段、制御手段、針数カウント手段)
10 ミシン
21 連結部
22 押さえ足部
24 ボタン保持部
26 前位置当接部
27 境界位置当接部
28 後位置当接部
300 環状部
301 側縫部
302 側縫部

Claims (3)

  1. ミシンの押さえ棒の下端に設けられた押さえホルダに取り付けられる連結部と、
    前記連結部に摺動自在に保持され、縫製動作中に被縫製物の布送りに伴って移動しながら被縫製物を押さえる押さえ足部と、
    前記押さえ足部に摺動自在に保持され、前記押さえ足部とでボタンを保持し、前記押さえ足部に協働してボタンを保持した状態で被縫製物の送り方向に移動するボタン保持部と、
    前記押さえ足部に設けられ、ボタン穴かがり縫いの前位置を指示して被縫製物の送り方向を切り替えさせる前位置当接部と、
    前記ボタン保持部に設けられ、ボタン穴かがり縫いの後位置を指示して被縫製物の送り方向を切り替えさせる後位置当接部と、
    前記押さえ足部に設けられ、鳩目穴かがり縫いの環状部と側縫部の境界位置を指示して被縫製物の縫い形状を切り替えさせる境界位置当接部と、
    を有するボタン穴かがり押さえと、
    針が設けられた針棒を上下動させるとともに前記ボタン穴かがり押さえにより押さえられた被縫製物を送り歯により所定の送り量で送らせる駆動手段と、
    針振りを行わせる針振り駆動手段と、
    前記駆動手段により送られる被縫製物の送り量や送り方向を調整する送り調整手段と、
    ミシン本体に設けられ、前記押さえ棒の下端に設けられた前記ボタン穴かがり押さえが縫製動作中に移動しているときに、所定位置で各当接部と接触させて各当接部を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記境界位置当接部に当接したことを検出してから前記境界位置当接部に当接しなくなるまでの間、前記境界位置当接部に当接する直前の縫製を継続させるように各駆動手段を制御する縫製継続手段と、
    前記縫製継続手段によって前記検出手段が前記境界位置当接部に当接したことを検出してから前記境界位置当接部に当接しなくなるまで継続される縫製の長さを算出する継続長さ算出手段と、
    前記境界位置当接部に当接した前記検出手段が前記境界位置当接部に当接しなくなった後の最初の針落ちから、さらに所定の針数だけ前記縫製継続手段による縫製に連続して縫製を延長させるように各駆動手段を制御する縫製延長手段と、
    前記縫製延長手段により延長された縫製の長さを算出する延長長さ算出手段と、
    前記縫製延長手段による縫製の終了後、被縫製物の送り方向を切り替えて、前記延長長さ算出手段により算出された縫製長さと前記継続長さ算出手段により算出された縫製長さの半分の長さとの和に相当する長さだけ縫製した後に縫製の縫い形式を切り替えるように各駆動手段及び前記送り調整手段を制御する前記制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記縫製継続手段によって前記検出手段が前記境界位置当接部に当接したことを検出してから前記境界位置当接部に当接しなくなるまでの針数をカウントする針数カウント手段を備え、
    前記継続長さ算出手段は、前記針数カウント手段によりカウントされた針数と被縫製物の送り量との積により縫製の長さを算出することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記延長長さ算出手段は、
    前記所定の針数と被縫製物の送り量との積により縫製の長さを算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
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