JP2007282912A - 清掃用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】高所での清掃作業を行うにあたって作業者の安全を確保しながらも場所を選ぶことなく作業を行うことが可能で、かつ確実に汚れを落とす。
【解決手段】清掃用具10で例えば高所の清掃を行う場合、先ず、固定ネジ16によって柄12の伸縮部12bを調節し、固定ネジ18よってブラシ付きヘッド11の角度を調節する。さらに、ブラシ15の形状が異なるブラシ付きヘッド11に交換する場合は、ブラシ付きヘッド11を柄12から取り外して交換する。この後、モニター13の電源をオンし、また、作業場所が暗い場合はランプ20をオンする。モニターの液晶ディスプレイからはブラシ付きヘッド11に設けられたCCDカメラで撮像された画像が表示される。そして、作業者は把持部12aを把持しながらブラシ付きヘッド11を清掃場所の位置に合わせてブラシ15によって清掃を行う。
【選択図】図1
【解決手段】清掃用具10で例えば高所の清掃を行う場合、先ず、固定ネジ16によって柄12の伸縮部12bを調節し、固定ネジ18よってブラシ付きヘッド11の角度を調節する。さらに、ブラシ15の形状が異なるブラシ付きヘッド11に交換する場合は、ブラシ付きヘッド11を柄12から取り外して交換する。この後、モニター13の電源をオンし、また、作業場所が暗い場合はランプ20をオンする。モニターの液晶ディスプレイからはブラシ付きヘッド11に設けられたCCDカメラで撮像された画像が表示される。そして、作業者は把持部12aを把持しながらブラシ付きヘッド11を清掃場所の位置に合わせてブラシ15によって清掃を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、高所での清掃作業で使用する清掃用具に関するものである。
従来から梁、天井、棚の上その他の高所における塵埃や汚れ等を除去する清掃作業を行うには、ハタキによって塵埃を叩き落としたり、吸引方式の掃除機であればそのブラシ付のノズル等をあてがい吸引除去することが一般である。しかし、高所における清掃作業では、その汚れや塵埃を直接目視することができず、作業が隅々まで行き届かないため、汚れや塵埃を除去しきれないことがあった。しかし、高所での清掃を十分に行うために脚立やはしごを使用すると作業者が転倒するおそれがあり、作業者が怪我をする危険性がある。また、例えば怪我や病気で足が不自由な作業者は脚立などを使用できないため、清掃作業自体を行うことができない。このため、例えば特許文献1で示されているような高所での再操作業に適した清掃用具を使用する、あるいは、特許文献2で示されているような画像を介して汚れを目視できる清掃用具を使用して高所の清掃作業を行うことにより、作業者の安全を確保するとともに、清掃作業の利便性を図ることが好適である。
実用新案登録第3105095号公報
特開2003−164401号公報
しかしながら特許文献1や特許文献2で示されている清掃用具はいずれも吸引方式を利用した電気式の掃除機であり、双方とも吸引した塵埃などを溜める本体を備えているため、持ち運びや置き場所、使用場所などが制限されて取扱が不便であった。また、これらの清掃用具は電気式であるために電源の周囲で使用する必要があり、特に屋外の清掃作業では利便性に欠けていた。
本発明の清掃用具は、上記問題を解決するためになされたものであり、高所での清掃作業を行うにあたって作業者の安全を確保しながらも場所を選ぶことなく作業を行うことが可能で、かつ確実に汚れを落とすことのできる清掃用具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の清掃用具は、ブラシが植設されるブラシ植設面を有し、前記ブラシ植設面の略中央部には開口が形成され、前記開口の周囲に前記ブラシが植設されたブラシ付きヘッドと、先端部に撮像装置と発光素子とを有するとともに、前記先端部に前記ブラシ付きヘッドが取り付けられ、前記ブラシ付きヘッドが取り付けられると前記撮像素子と前記発光素子とが前記開口から露呈する柄と、前記柄の根元側に取り付けられ、前記撮像装置で撮影した画像を表示する画像表示装置とを備えたものである。
なお、前記ブラシ付きヘッドは前記柄に着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
また、前記ブラシ付きヘッドは、前記ブラシの突出方向での前記柄に対する角度が調節可能であることが好ましい。
また、前記柄は伸縮自在であることが好ましい。
また、前記画像表示装置は前記柄に着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
また、前記画像表示装置は充電可能であることが好ましい。
また、前記画像表示装置では前記撮像装置で撮影された画像のズーム表示が可能であることが好ましい。
本発明の清掃用具は、柄の先端部に取り付けられた撮像装置で撮影した画像を柄の根元側の画像表示装置で表示するので、清掃用具の大型化及びその重量の増大を防止することが可能になり、高所での清掃作業を行うにあたって作業者の安全を確保しながらも場所を選ぶことなく作業を行うことが可能で、かつ確実に汚れを落とすことができる。
また、ブラシ付きヘッドは柄に着脱自在に取り付けられているので、清掃場所や用途に応じてブラシ付きヘッドを交換することが可能になり、清掃作業の際の利便性を高めることができる。
また、ブラシ付きヘッドは、ブラシの突出方向での柄に対する角度が調節可能であるので、清掃場所の位置に応じた角度にブラシ付きヘッドを傾けることが可能になり、清掃作業の際の利便性を高めることができる。
また、柄は伸縮自在なので、清掃場所の高さに合わせて柄の長さを調節することが可能になり、清掃作業の際の利便性を高めることができる。
また、画像表示装置は柄に着脱自在に取り付けられているので、柄の傾きに関わらず画像を確認することが可能になり、清掃作業の際の利便性を高めることができる。
また、画像表示装置は充電可能なので、清掃作業を実施できる範囲が電源の周囲に限られなくなり、清掃場所の自由度を高めることができる。
また、画像表示装置では撮像装置で撮影された画像のズーム表示が可能であるので、目視では発見し難い汚れや塵埃を発見することが可能になり、より確実に汚れや塵埃を除去できる。
図1に示すように、清掃用具10は、ブラシ付きヘッド11と棒状の柄12とモニター(画像表示装置)13とからなる。
ブラシ付きヘッド11は、直方体形状のベース14と多数のブラシ毛からなるブラシ15とを備えている。ブラシ15はベース14のブラシ植設面14aに植設されている。ブラシ15のブラシ毛は例えばナイロンなどの素材で形成されている。ベース14の下面には筒状のアタッチメント14bが一体に設けられている。ブラシ付きヘッド11はアタッチメント14bを介して柄12に着脱自在に取り付けられている。
柄12は、清掃作業を行う作業者によって把持される把持部12a、把持部12aよりも一回り細い伸縮部12b、伸縮部12bよりも一回り細いヘッド保持部12cを備えている。把持部12aは円筒状に形成されており、その一端が開放されている。伸縮部12bは円柱状に形成されており、把持部12aの一端側の開口から把持部12a内に挿入されている。伸縮部12bは把持部12a内でその長手方向に沿ってスライド自在となっている。把持部12aには先端が内部に突出した固定ネジ16が取り付けられている。固定ネジ16を時計回りに回動させると、その先端が伸縮部12bに向けて移動して伸縮部12bの外周面に押し当てられる。これにより、伸縮部12bは把持部12a内をスライドすることが不能になる。また、固定ネジ16を反時計回りに回動させると、その先端が伸縮部12bの外周面から離れて伸縮部12bを把持部12a内でスライドさせることが可能になる。
また、把持部12aの外周面でその根元側にはモニター保持部17が取り付けられている。モニター保持部17は角筒状に形成されており、その孔の方向が柄12の長手方向に沿うように把持部12aに取り付けられている。モニター13の背面には下方に突出したL字形のフック13aが形成されている。モニター保持部17にはフック13aが掛けられる。これにより、モニター13は柄12に着脱自在に取り付けられる。
伸縮部12bの上端部には柄12の長手方向と直交する溝12dが形成されている。溝12dにはヘッド保持部12cの一端側が挿入されている。ヘッド保持部12cは溝12dと柄12の長手方向との双方に直交する軸18によって伸縮部12bに軸着されている。これによりブラシ付きヘッド11は、ブラシ15の突出方向で揺動自在となっている。
伸縮部12bの溝12dを囲む側壁12eのそれぞれには一対の固定ネジ19が取り付けられている。固定ネジ19の先端は溝12d内に突出している。固定ネジ19を時計回りに回動させると、その先端がヘッド保持部12cに向けて移動してヘッド保持部12cの外周面に押し当てられる。これにより、ヘッド保持部12cを揺動させることが不能になる。また、固定ネジ19を反時計回りに回動させると、その先端がヘッド保持部12cの外周面から離れてヘッド保持部12cを揺動させることが可能になる。
図2に示すように、ブラシ付きヘッド11のベース14に形成されたブラシ植設面14aには、その略中央部に矩形状の開口14cが形成されている。開口14cからは柄12のヘッド保持部12cの先端部に取り付けられたランプ(発光素子)20及びCCDカメラ(撮像装置)21が露呈している。CCDカメラ21の撮像信号はシステムコントローラ22に入力される。システムコントローラ22は、入力された撮像信号を、信号処理回路で一定レベルまで増幅し、ホワイトバランス調節、Γ補正などの信号処理を行った後にデジタル画像データに変換する。なお、システムコントローラ22は、モニター13の内部に設けられており、CCDカメラ21で得られた撮像信号の信号処理の他、モニター13の駆動制御やランプ20のオン/オフ制御などを行う。
図3に示すように、モニター13の前面には液晶ディスプレイ23、電源スイッチ24、ランプ点灯スイッチ25、ズームボタン26が設けられている。システムコントローラ22は、CCDカメラ21で得られた撮像信号をデジタル画像データに変換した後、この画像データに基づいた画像を液晶ディスプレイ23から表示させる。このため、液晶ディスプレイ23からはCCDカメラ21で撮像された画像が表示される。
電源スイッチ24がオンされるとシステムコントローラ22はモニター13及びCCDカメラ21を起動させる。ランプ点灯スイッチ25が押下された場合、システムコントローラ22はその1プッシュごとにランプ20のオン/オフを切り替える。ズームボタン26は、拡大/縮小を行う2つのボタンで構成されている。システムコントローラ22はズームボタン26の操作に応答してCCDカメラ21が有するズームレンズを駆動させる。このため、ズームボタン26が操作されると液晶ディスプレイ23から表示されている画像のズーム表示が行われる。モニター13の側面にはUSBソケット27が設けられている。USBソケット27にはUSBコネクタ28が接続され、USBコネクタ28を介してモニター13内に設けられたバッテリーの充電が行われる。
上記のように構成された清掃用具10で例えば高所の清掃を行う場合、先ず、固定ネジ16を反時計回りに回動させてから柄12の伸縮部12bを伸縮させ、ブラシ付きヘッド11が清掃場所の高さに届くように柄12の長さを調節する。また、これと同時に固定ネジ18を反時計回りに回動させてからブラシ付きヘッド11を揺動させ、ブラシ付きヘッド11を清掃場所の位置に合わせて角度を調節する。さらに、ブラシ15の形状が異なるブラシ付きヘッド11に交換する場合は、ブラシ付きヘッド11を柄12から取り外して交換する。柄12の長さ及びブラシ付きヘッド11の角度の調節が終了した後、固定ネジ16及び固定ネジ18を時計回りに回動させて伸縮部12bの伸縮を不能にするとともに、ブラシ付きヘッド11を固定する。この後、モニター13の電源をオンし、また、作業場所が暗い場合はランプ20をオンする。液晶ディスプレイ23からはCCDカメラ21で撮像された画像が表示される。そして、作業者は把持部12aを把持しながらブラシ付きヘッド11を清掃場所の位置に合わせてブラシ15によって清掃を行う。清掃作業は液晶ディスプレイ23を視認して清掃場所の汚れを確認しながら行う。このとき、液晶ディスプレイ23を視認し難い場合はモニター13を柄12から取りはずして液晶ディスプレイ23を視認すればよい。また、液晶ディスプレイ23の画像から汚れを確認し難い場合はズームボタン26の操作によってズーム表示を行わせることにより確認しやすくなる。清掃作業が終了した後は、モニター13の電源をオフする。清掃作業の終了後にモニター13の充電を行うには電源を供給するUSBコネクタ28をUSBソケット27に接続する。
上記実施形態では、固定ネジ16及び固定ネジ18によって柄12の長さの調節及びブラシ付きヘッド11の角度の調節を行ったが、これらの調節を行うための機構は適宜に設定してよい。なお、柄12の伸縮及びブラシ付きヘッド11の角度の調節は必ずしも行えなくてもよい。
上記実施形態では、発光素子としてランプを使用したが例えばLEDを使用するなど適宜の素子を用いてよい。
10 清掃用具
11 ブラシ付きヘッド
12 柄
13 モニター(画像表示装置)
14 ベース
14c 開口
15 ブラシ
20 ランプ(発光素子)
21 CCDカメラ(撮像装置)
23 液晶ディスプレイ
11 ブラシ付きヘッド
12 柄
13 モニター(画像表示装置)
14 ベース
14c 開口
15 ブラシ
20 ランプ(発光素子)
21 CCDカメラ(撮像装置)
23 液晶ディスプレイ
Claims (7)
- ブラシが植設されるブラシ植設面を有し、前記ブラシ植設面の略中央部には開口が形成され、前記開口の周囲に前記ブラシが植設されたブラシ付きヘッドと、
先端部に撮像装置と発光素子とを有するとともに、前記先端部に前記ブラシ付きヘッドが取り付けられ、前記ブラシ付きヘッドが取り付けられると前記撮像素子と前記発光素子とが前記開口から露呈する柄と、
前記柄の根元側に取り付けられ、前記撮像装置で撮影した画像を表示する画像表示装置とを備えたことを特徴とする清掃用具。 - 前記ブラシ付きヘッドは前記柄に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の清掃用具。
- 前記ブラシ付きヘッドは、前記ブラシの突出方向での前記柄に対する角度が調節可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の清掃用具。
- 前記柄は伸縮自在であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の清掃用具。
- 前記画像表示装置は前記柄に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の清掃用具。
- 前記画像表示装置は充電可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の清掃用具。
- 前記画像表示装置では前記撮像装置で撮影された画像のズーム表示が可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の清掃用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006114738A JP2007282912A (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 清掃用具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2007282912A true JP2007282912A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38755211
Family Applications (1)
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JP2006114738A Pending JP2007282912A (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 清掃用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007282912A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101597652B1 (ko) * | 2015-01-09 | 2016-02-26 | (주)하이레벤 | 태양광 모듈의 세정용 차량 |
KR20190088633A (ko) * | 2018-01-19 | 2019-07-29 | 대한민국(부산기계공업고등학교장) | 쇳 밥 청소 장치 |
CN111759221A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-10-13 | 江苏美的清洁电器股份有限公司 | 吸尘器及其控制方法、控制装置和存储介质 |
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2006
- 2006-04-18 JP JP2006114738A patent/JP2007282912A/ja active Pending
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KR20190088633A (ko) * | 2018-01-19 | 2019-07-29 | 대한민국(부산기계공업고등학교장) | 쇳 밥 청소 장치 |
KR102032750B1 (ko) * | 2018-01-19 | 2019-10-22 | 대한민국(부산기계공업고등학교장) | 쇳 밥 청소 장치 |
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