JP7421534B2 - クレードルおよび撮像セット - Google Patents

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Description

本開示は、対象物を撮像する手持ち式の撮像装置を載置するクレードル、および、対象物を撮像する手持ち式の撮像装置と撮像装置を載置するクレードルとを含む撮像セットに関する。
従来、手持ち式の装置を載置するクレードルが公知である。たとえば、特許文献1には、ペン型入力装置を載置するクレードルが開示されている。特許文献1に開示されたクレードルは、ペン本体を把持するキャップと、キャップを挿入可能なベースとを備えており、キャップおよびベースによってペン本体を載置可能である。
特開2006-260345号公報
特許文献1に開示されたクレードルによれば、ユーザは、ペン本体を使用しないときに、ペン本体をクレードルに載置することができる。しかしながら、クレードルにおけるペン本体の載置状態は一定であるため、ユーザによるペン本体の使用状況に必ずしも適しているとは限らない。たとえば、ペン本体の代わりに対象物を撮像する手持ち式の撮像装置を用いる場合、ユーザは、撮像装置の操作部をユーザの顔が位置する方向に向けながらペンを持つように撮像装置の筐体を把持する必要がある。このような使用態様を考慮すれば、ユーザがクレードルに載置された撮像装置を取り出して、すぐに撮像装置の操作部をユーザの顔が位置する方向に向けながら撮像装置を把持できる方がよい。しかしながら、ユーザと対象物との位置関係、またはユーザの姿勢によっては、クレードルに載置された撮像装置を取り出し難い場合がある。
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、クレードルに載置された撮像装置を取り出し易くすることができる技術を提供することを目的とする。
本開示の一例に従えば、対象物を撮像する手持ち式の撮像装置を載置するクレードルが提供される。クレードルは、撮像装置を載置可能な載置部を備える。載置部は、撮像装置の操作部が設けられた外周面における特定の面を上方向にして撮像装置の筐体を載置する第1状態と、特定の面を上方向に対して周方向に第1角度傾けて筐体を載置する第2状態とのいずれかの状態で、撮像装置を載置可能であり、筐体は、対象物からの光を取り込む前端部と、前端部の反対側に位置する後端部とを含み、載置部は、設置面に対して垂直な方向に第2角度傾斜した載置面と、載置面の傾斜方向の下方に設けられた突起部とを含み、第1状態で筐体を載置面に載置した場合は、載置面と外周面とが面同士で接するとともに、突起部と後端部とが係合し、第2状態で筐体を載置面に載置した場合は、載置面と外周面とが部分的に接するとともに、突起部と後端部とが係合する。
本開示の一例に従えば、対象物を撮像する手持ち式の撮像装置と、撮像装置を載置するクレードルとを含む撮像セットが提供される。クレードルは、撮像装置を載置可能な載置部を備える。載置部は、撮像装置の操作部が設けられた外周面における特定の面を上方向にして撮像装置の筐体を載置する第1状態と、特定の面を上方向に対して周方向に第1角度傾けて筐体を載置する第2状態とのいずれかの状態で、撮像装置を載置可能であり、筐体は、対象物からの光を取り込む前端部と、前端部の反対側に位置する後端部とを含み、載置部は、設置面に対して垂直な方向に第2角度傾斜した載置面と、載置面の傾斜方向の下方に設けられた突起部とを含み、第1状態で筐体を載置面に載置した場合は、載置面と外周面とが面同士で接するとともに、突起部と後端部とが係合し、第2状態で筐体を載置面に載置した場合は、載置面と外周面とが部分的に接するとともに、突起部と後端部とが係合する。
本開示によれば、クレードルに載置された撮像装置を取り出し易くすることができる。
実施の形態に係る三次元スキャナの適用例を示す図である。 実施の形態に係る三次元スキャナの構成を説明するための図である。 実施の形態に係る三次元スキャナの持ち方を説明するための図である。 実施の形態に係る撮像セットおよびクレードルの構成を説明するための図である。 実施の形態に係る三次元スキャナが載置されたクレードルを側面側から見た場合の図である。 実施の形態に係るクレードルから三次元スキャナを取り出す例を示す図である。 実施の形態に係るクレードルの載置部を説明するための図である。 実施の形態に係る三次元スキャナが載置されたクレードルを後端部側から見た場合の断面図である。 実施の形態に係るクレードルの支持台を説明するための図である。 実施の形態に係るクレードルの支持台の回転について説明するための図である。 実施の形態に係るクレードルの収納部を説明するための図である。
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[適用例]
図1を参照しながら、実施の形態に係る三次元スキャナ1の適用例を説明する。図1は、実施の形態に係る三次元スキャナ1の適用例を示す図である。なお、実施の形態においては、「撮像装置」として、三次元スキャナ1のような口腔内の歯牙の三次元データを取得する口腔内スキャナを例示するが、「撮像装置」は、口腔内スキャナに限らず、対象物を撮像する手持ち式のスキャナであれば、いずれのスキャナであってもよい。たとえば、「撮像装置」は、歯科に限らず、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、および獣医科など、他の専門分野で用いられるスキャナであってもよい。
図1に示すように、三次元スキャナ1は、三次元スキャナ1を載置するクレードル50を介して、制御装置61に接続されている。制御装置61は、たとえば、汎用コンピュータであり、ディスプレイ62、マウス63、およびキーボード64が接続されている。なお、制御装置61は、三次元スキャナ1専用のコンピュータであってもよい。
三次元スキャナ1は、内蔵された三次元カメラによって対象物の三次元データを取得する。具体的には、三次元スキャナ1は、口腔内をスキャンすることによって、三次元データとして、歯牙などの対象物の表面を示す複数の点の各検出位置(縦方向,横方向,高さ方向の各軸の座標)を、光学センサなどを用いて取得する。より具体的には、口腔内に挿入された三次元スキャナ1は、対象物にパターンを有する光を投影し、対象物からの反射光を光学センサなどによって検出することで、対象物の三次元データを取得する。
制御装置61は、三次元スキャナ1によって取得された三次元データに基づき三次元画像データを生成し、生成した三次元画像データに対応する三次元画像をディスプレイ62に表示させることで、対象物の表面を特定の方向から見た場合の二次元投影図をユーザに見せることができる。
また、制御装置61は、生成した三次元画像データを歯科技工所に出力することもできる。歯科技工所においては、制御装置61から取得した三次元画像データに基づき、歯科技工士が補綴物などの歯牙モデルを作製する。なお、ミリングマシンおよび3Dプリンタなど、歯牙モデルを自動で製造可能な自動製造装置が歯科医院内に配置されている場合、制御装置61は、三次元画像データを自動製造装置に出力してもよい。
[三次元スキャナの構成]
図2を参照しながら、三次元スキャナ1の構成を説明する。図2は、実施の形態に係る三次元スキャナ1の構成を説明するための図である。図2に示すように、三次元スキャナ1は、長尺状の筐体11と、筐体11に設けられた操作部12と、筐体11の前端部11Aに対して着脱可能なアタッチメント13と、筐体11に接続されたメインケーブル5とを備える。
筐体11は、対象物からの反射光を取り込む前端部11Aと、前端部11Aの反対側に位置する後端部11Bとを含み、一部が直方体になっている。筐体11は、後端部11B付近の横断面の形状が多角形または略多角形であり、外周面として複数の面を有する。たとえば、筐体11は、後端部11Bから前端部11Aに向かって横断面を見たときに、操作部12が設けられた面に対応する上面110と、上面の反対側に位置する底面120と、横断面の右側に位置する右側面130と、横断面の左側に位置する左側面140とを有する。すなわち、実施の形態に係る筐体11は、横断面の形状が四角形または略四角形であり、外周面として4つの面を有する。ここで、略多角形とは、いずれかの角が丸い場合またはいずれかの辺が直線ではなく緩やかな曲線である場合であってもよく、全体として概ね多角形であるものをいう。また、略四角形とは、いずれかの角が丸い場合またはいずれかの辺が直線ではなく緩やかな曲線である場合であってもよく、全体として概ね四角形であるものをいう。
後端部11Bは、筐体11の長手方向において筐体11の内部側へ凹んだ形状を有しており、凹んだ位置において外周面と直交する方向に板状のエンドキャップ22を備えている。エンドキャップ22は、複数の長細い排気口を形成しており、中央からはメインケーブル5が引き出されるように備わっている。
操作部12は、ユーザが三次元スキャナ1を操作するための複数種類のスイッチを含み、筐体11の外周面における特定の面(この例では上面110)に設けられている。複数種類のスイッチは、たとえば、三次元スキャナ1の電源をONまたはOFFするための電源スイッチ、スキャンタイプを切り替えるための切替スイッチ、およびスキャンをやり直す際に取得済みの三次元データを削除するためのファンクションスイッチなどを含む。
三次元スキャナ1は、筐体11の後端部11Bに設けられた排気部2をさらに備える。排気部2は、図示しない排気口を介して筐体11の内部からの空気を筐体11の外部に排出する。
また、三次元スキャナ1は、筐体11の外周面に設けられた給気部3をさらに備える。具体的には、三次元スキャナ1は、筐体11の右側面130および左側面140のそれぞれに、左右対称に2つの給気部3を備える。給気部3は、図示しない給気口を介して筐体11の外部から空気(外気)を取り込み、取り込んだ空気を筐体11の内部に供給する。
筐体11の外部からの空気(外気)は、給気部3を通過して筐体11の内部に進入する。筐体11の内部に進入した空気は、図示しないファンの駆動によって、FPGAまたは電源回路などの熱源を冷却しながら排気部2の方へ流れ込み、排気部2を介して筐体11の外部へと排出される。これにより、三次元スキャナ1は、筐体11の外部からの空気を用いて熱源を冷却することができる。
[三次元スキャナの持ち方]
図3を参照しながら、三次元スキャナ1の持ち方を説明する。図3は、実施の形態に係る三次元スキャナ1の持ち方を説明するための図である。
三次元スキャナ1は、ユーザが筐体11を把持して操作するタイプ(所謂、ペングリップタイプ)の撮像装置である。ユーザは、三次元スキャナ1を使用する間、操作部12が設けられた上面110をユーザの顔が位置する方向に向けながらペンを持つように筐体11の前端部11A付近を把持する。より具体的には、ユーザは、アタッチメント13を親指と、人差し指とで挟むように、かつ、中指、薬指、小指とを添えるようにして持つ。このような持ち方をした場合に、操作部12をユーザの顔が位置する方向に向くように配置した理由は、三次元スキャナ1を用いて口腔内をスキャンする際に、ユーザが操作部12を操作する必要があるためである。
たとえば、三次元スキャナ1の使用中に操作部12がユーザの顔が位置する方向に向いていないと、ユーザが操作部12を見ることができず、ユーザが操作部12を快適に操作することができない。このため、ユーザは、操作部12をユーザの顔が位置する方向に向けながら筐体11を把持するようになっている。さらに、図1に示すように、ユーザがペングリップ方式で三次元スキャナ1を把持した場合、ユーザの顔の位置は筐体11の上方に位置する。このため、ユーザは、三次元スキャナ1を使用する間、操作部12が設けられた上面110をユーザの顔が位置する方向(すなわち、上方向)に向けながら筐体11を把持するようになっている。
[撮像セットおよびクレードルの構成]
図4~図6を参照しながら、撮像セット100およびクレードル50の構成を説明する。図4は、実施の形態に係る撮像セット100およびクレードル50の構成を説明するための図である。図5は、実施の形態に係る三次元スキャナ1が載置されたクレードル50を側面側から見た場合の図である。図6は、実施の形態に係るクレードル50から三次元スキャナ1を取り出す例を示す図である。
図4に示すように、撮像セット100は、上述した三次元スキャナ1と、三次元スキャナ1を載置するクレードル50とを備える。クレードル50は、ハンガーと称される載置部51と、収納部53と、支持台52とを備える。
載置部51は、三次元スキャナ1の筐体11を載置可能である。収納部53は、載置部51の下方に設けられ、載置部51を支持するとともに、電源ケーブル6および通信ケーブル7などの各種コードを内部に収納可能である。支持台52は、収納部53の下方に設けられ、載置部51および収納部53を支持する。支持台52は、三次元スキャナ1の筐体11から延びるメインケーブル5、電源に接続された電源ケーブル6、および制御装置61に接続された通信ケーブル7と接続可能に構成されている。
三次元スキャナ1によって取得された三次元データは、メインケーブル5を介して支持台52に内蔵された図示しない処理装置によって収集され、通信ケーブル7を介して制御装置61に出力される。
図5に示すように、支持台52は、設置面70と三次元スキャナ1の前端部11A側の持ち手部分との間に所定距離Hを確保するように設置面70に対して垂直な方向に傾斜角度α傾斜させて載置部51を支持する。たとえば、所定距離Hは、一般的な大きさの拳が入る程度の長さであり、90cm~110cmである。また、傾斜角度αは、13度~17度であり、好適には15度である。載置部51に三次元スキャナ1が載置された場合、三次元スキャナ1の筐体11は、傾斜方向において、前端部11Aが上になりかつ後端部11Bが下になって、設置面70に対して垂直な方向に傾斜角度α(13度~17度)傾斜する。
図6に示すように、ユーザは、クレードル50に載置された三次元スキャナ1を取り出すときに、設置面70との間で確保された所定距離Hの空間に手を入れ、ペングリップ方式で筐体11の前端部11A付近を把持してクレードル50から三次元スキャナ1を取り出す。
このように、クレードル50に載置された三次元スキャナ1は、設置面70との間に一般的な大きさの拳が入る程度の所定距離H(90cm~110cm)を確保しており、さらに、設置面70に対して垂直な方向に傾斜角度α(13度~17度)傾斜しているため、ユーザは、クレードル50から三次元スキャナ1を取り出し易くなっている。
[載置部の構成]
上述したように、ユーザは、三次元スキャナ1の操作部12をユーザの顔が位置する方向に向けながら筐体11を把持し、前端部11Aを口腔内に向けて対象物を撮像するため、ユーザがクレードル50に載置された三次元スキャナ1を取り出して、すぐに三次元スキャナ1の操作部12をユーザの顔が位置する方向に向けながら三次元スキャナ1を把持できる方がよい。
そこで、実施の形態に係るクレードル50の載置部51は、クレードル50に載置された三次元スキャナ1を取り出し易いように、三次元スキャナ1を載置可能に構成されている。
図7および図8を参照しながら、載置部51の構成を説明する。図7は、実施の形態に係るクレードル50の載置部51を説明するための図である。図8は、実施の形態に係る三次元スキャナ1が載置されたクレードル50を後端部11B側から見た場合の断面図である。
図7に示すように、載置部51は、凹形状の載置面54と、突起部55とを含む。載置面54は、底面部54Aと、側面部54B~54Dとを含み、底面部54Aおよび側面部54B~54Dによって凹形状を形成している。
突起部55は、突起部材55Aと、フック55Bとを含む。突起部55は、フック55Bが側面部54Dに形成された図示しない穴部に挿入されることによって、側面部54Dに接続される。これにより、突起部55は、突起部材55Aが側面部54Dから突出するようにして載置面54に固定される。
図8に示すように、載置部51は、操作部12が設けられた上面110を上方向にして筐体11を載置面54に載置する第1状態と、上面110を上方向に対して周方向に角度X傾けて筐体11を載置面54に載置する第2状態とのいずれかの状態で、三次元スキャナ1を載置可能である。なお、図8においては、設置面70に対して垂直な垂直線Lに沿って上向きな方向を「上方向」と称する。
図8(A)に示すように、上面110を上方向にした第1状態で筐体11を載置面54に載置した場合は、載置面54と筐体11の外周面とが面同士で接する。具体的には、筐体11の底面120と載置面54の底面部54Aとが面同士で接し、筐体11の右側面130と載置面54の側面部54Bとが面同士で接し、筐体11の左側面140と載置面54の側面部54Cとが面同士で接する。この場合、側面部54Bは、上方向において、右側面130よりも低い高さに設定されている。また、側面部54Cは、上方向において、左側面140よりも低い高さに設定されている。さらに、三次元スキャナ1を載置部51に載置した場合、三次元スキャナ1の筐体11は、傾斜方向において、前端部11Aが上になりかつ後端部11Bが下になり、筐体11の重みによって凹んだ後端部11Bの下方中央部分が載置部51の突起部55と係合する。
このように、三次元スキャナ1を第1状態でクレードル50の載置部51に載置した場合、三次元スキャナ1の筐体11は、載置面54に面接触するとともに、突起部55に係合することによって、載置部51に安定して載置される。
図8(B)に示すように、上面110を上方向に対して周方向に角度X傾けた第2状態で筐体11を載置面54に載置した場合は、載置面54と筐体11の外周面とが部分的に接する。ここで、角度Xは、35度~55度であり、好適には45度である。
具体的には、三次元スキャナ1の筐体11を後端部11B側から見たときに、上面110を上方向に対して周方向に右向きに角度X(35度~55度)傾けた第2状態で筐体11を載置面54に載置した場合、筐体11の底面120と載置面54の側面部54Cとが部分的に接し、筐体11の右側面130と載置面54の側面部54Bとが部分的に接する。さらに、底面120と右側面130との接続点、すなわち、底面120と右側面130とによって形成される筐体11の頂点部分で、かつ、凹んだ形状の後端部11Bの角部分が、載置部51の突起部55と係合する。
また、図示は省略するが、三次元スキャナ1の筐体11を後端部11B側から見たときに、上面110を上方向に対して周方向に左向きに角度X(35度~55度)傾けた第2状態で筐体11を載置面54に載置した場合、筐体11の底面120と載置面54の側面部54Bとが部分的に接し、筐体11の左側面140と載置面54の側面部54Cとが部分的に接する。さらに、底面120と左側面140との接続点、すなわち、底面120と左側面140とによって形成される筐体11の頂点部分で、かつ、凹んだ形状の後端部11Bの角部分が、載置部51の突起部55と係合する。
このように、三次元スキャナ1を第2状態でクレードル50の載置部51に載置した場合、三次元スキャナ1の筐体11は、載置面54と部分的に接触するとともに、突起部55に係合することによって、載置部51に安定して載置される。
一方、上面110を上方向に対して周方向に角度X以外の角度Yまたは角度Zに傾けて筐体11を載置する第3状態では、三次元スキャナ1の安定した載置が不可能である。
具体的には、図8(C)に示すように、三次元スキャナ1の筐体11を後端部11B側から見たときに、上面110を上方向に対して周方向に右向きに角度Y傾けた第3状態で筐体11を載置面54に載置させようとした場合は、載置部51の一部が筐体11と干渉することによって突起部55と凹んだ後端部11Bとが係合しない。ここで、角度Yは、角度X(35度~55度)よりも小さい角度である。
また、図示は省略するが、三次元スキャナ1の筐体11を後端部11B側から見たときに、上面110を上方向に対して周方向に左向きに角度Y傾けた第3状態で筐体11を載置面54に載置させようとした場合も同様に、載置部51の一部が筐体11と干渉することによって突起部55と凹んだ後端部11Bとが係合しない。
さらに、図8(D)に示すように、三次元スキャナ1の筐体11を後端部11B側から見たときに、上面110を上方向に対して周方向に右向きに角度Z傾けた第3状態で筐体11を載置面54に載置させようとした場合は、載置部51の一部が筐体11と干渉することによって突起部55と後端部11Bとが係合しない。ここで、角度Zは、角度X(35度~55度)よりも大きい角度である。
また、図示は省略するが、三次元スキャナ1の筐体11を後端部11B側から見たときに、上面110を上方向に対して周方向に左向きに角度Z傾けた第3状態で筐体11を載置面54に載置させようとした場合も同様に、載置部51の一部が筐体11と干渉することによって突起部55と凹んだ後端部11Bとが係合しない。
このように、実施の形態に係るクレードル50は、操作部12が設けられた上面110を上方向にして筐体11を載置面54に載置する第1状態と、上面110を上方向に対して周方向に角度X(35度~55度)傾けて筐体11を載置面54に載置する第2状態とのいずれかの状態で、三次元スキャナ1を載置可能である。これにより、ユーザは、第1状態に限らず、筐体11を角度X(35度~55度)傾けた第2状態でも三次元スキャナ1をクレードル50に載置することができるため、ユーザは、クレードル50に載置された三次元スキャナ1を取り出し易く、また、クレードル50に載置された三次元スキャナ1を取り出して、すぐに三次元スキャナ1の操作部12をユーザの顔が位置する方向に向けながら三次元スキャナ1を把持することができる。
[支持台の構成]
図9および図10を参照しながら、クレードル50の支持台52を説明する。図9は、実施の形態に係るクレードル50の支持台52を説明するための図である。図10は、実施の形態に係るクレードル50の支持台52の回転について説明するための図である。
図9に示すように、支持台52は、電源ケーブル6および通信ケーブル7などのコードを接続するための接続部520を含む。具体的には、支持台52の底部は、半月状にくりぬかれており、それによって、開口部525が形成されている。支持台52の底部に開口部525が形成されることによって、支持台52の底部に堰堤部527が形成される。開口部525から支持台52の中を覗くと、コードを接続するための接続部520が見える。さらに、支持台52の側面には、支持台52の中にコードを挿入するための挿入口526が形成されている。
ユーザは、挿入口526からコードを挿入するとともに、開口部525から指を入れてコードを掴んで接続部520にコードを接続させる。コードが接続部520に接続された状態では、設置面70とコードとの間に堰堤部527が位置する。すなわち、支持台52の挿入口526から出るコードは、堰堤部527によって設置面70から少し浮いた状態になるため、支持台52の底部によってコードを踏まないようになっている。
図10に示すように、載置部51は、収納部53とともに、支持台52を軸にして水平方向に±30度回転可能である。たとえば、支持台52(あるいは、電源ケーブル6および通信ケーブル7)に沿った線を線A、載置部51(あるいは、載置部51に載置された三次元スキャナ1)に沿った線を線Bとすると、載置部51および収納部53は、線Aと線Bとが平行になるような態様で支持台52に支持されたり、支持台52を軸にして水平方向に回転することによって線Aと線Bとが平行にならないような態様で支持台52に支持されたりする。
これにより、ユーザは、支持台52から出る電源ケーブル6および通信ケーブル7などのコードの向きを固定しつつも、載置部51を水平方向に回転することによって、取り出し易い方向に三次元スキャナ1を向けて三次元スキャナ1をクレードル50に載置することができる。
[収納部の構成]
図11を参照しながら、クレードル50の収納部53を説明する。図11は、実施の形態に係るクレードル50の収納部53を説明するための図である。
図11に示すように、クレードル50は、支持台52および収納部53から、載置部51を分離可能である。収納部53内には電源ケーブル6および通信ケーブル7などのコードを収納するための収納スペース535が設けられている。また、収納部53内の収納スペース535は、支持台52に設けられた接続部530にメインケーブル5を接続するためにも利用され得る。
収納部53は、メインケーブル5(コード)の出入口に、メインケーブル5を固定するための固定部56を含む。固定部56は、2つの固定部材56Aおよび固定部材56Bを含む。固定部56を上方から見た場合、2つの固定部材56Aと固定部材56Bとは、互いに向かい合った位置に配置されている。固定部56を上方から見た場合、メインケーブル5は、固定部56の下方を通り、2つの固定部材56Aおよび固定部材56Bによって後方(接続部530と反対方向)に向かって抜けないようになっている。
これにより、ユーザは、メインケーブル5の長さを調整して不要な長さ分のメインケーブル5を収納スペース535に収納させるとともに、固定部56によってメインケーブル5を固定することができる。
[変形例]
本開示は、上記の実施例に限られず、さらに種々の変形、応用が可能である。以下、本開示に適用可能な変形例について説明する。
実施の形態においては、三次元スキャナ1の筐体11の横断面の形状が四角形または略四角形であったが、筐体11の横断面の形状は、四角形に限らず、五角形または六角形などの他の多角形であってもよい。この場合においても、操作部12が設けられた上面110を上方向にして筐体11を載置面54に載置する第1状態と、上面110を上方向に対して周方向に角度X傾けて筐体11を載置面54に載置する第2状態とのいずれかの状態で、三次元スキャナ1を載置可能なように、載置部51の載置面54は、少なくとも1つの底面部および少なくとも1つの側面部を含んでいてもよい。
実施の形態においては、「撮像装置」として三次元スキャナ1を例示したが、たとえば、「撮像装置」は、口腔内カメラ、光干渉断層診断装置(Optical Coherence Tomography :OCT)、紫外・赤外・テラヘルツイメージング装置、蛍光イメージング装置などの他の撮像装置であってもよい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。なお、本実施の形態で例示された構成および変形例で例示された構成は、適宜組み合わせることができる。
1 三次元スキャナ、2 排気部、3 給気部、5 メインケーブル、6 電源ケーブル、7 通信ケーブル、11 筐体、11A 前端部、11B 後端部、12 操作部、13 アタッチメント、22 エンドキャップ、50 クレードル、51 載置部、52 支持台、53 収納部、54 載置面、54A 底面部、54B,54C,54D 側面部、55 突起部、55A 突起部材、55B フック、56 固定部、56A,56B 固定部材、61 制御装置、62 ディスプレイ、63 マウス、64 キーボード、70 設置面、100 撮像セット、110 上面、120 底面、130 右側面、140 左側面、520,530 接続部、525 開口部、526 挿入口、527 堰堤部、535 収納スペース。

Claims (10)

  1. 対象物を撮像する手持ち式の撮像装置を載置するクレードルであって、
    前記撮像装置を載置可能な載置部を備え、
    前記載置部は、前記撮像装置の操作部が設けられた外周面における特定の面を上方向にして前記撮像装置の筐体を載置する第1状態と、前記特定の面を前記上方向に対して周方向に第1角度傾けて前記筐体を載置する第2状態とのいずれかの状態で、前記撮像装置を載置可能であ
    前記筐体は、前記対象物からの光を取り込む前端部と、前記前端部の反対側に位置する後端部とを含み、
    前記載置部は、
    設置面に対して垂直な方向に第2角度傾斜した載置面と、
    前記載置面の傾斜方向の下方に設けられた突起部とを含み、
    前記第1状態で前記筐体を前記載置面に載置した場合は、前記載置面と前記外周面とが面同士で接するとともに、前記突起部と前記後端部とが係合し、
    前記第2状態で前記筐体を前記載置面に載置した場合は、前記載置面と前記外周面とが部分的に接するとともに、前記突起部と前記後端部とが係合する、クレードル。
  2. 前記第1角度は、35度~55度である、請求項1に記載のクレードル。
  3. 前記第2角度は、13度~17度である、請求項1または請求項2に記載のクレードル。
  4. 前記特定の面を前記上方向に対して前記周方向に前記第1角度以外の角度に傾けて前記筐体を載置する第3状態では、前記載置部の一部が前記筐体と干渉することによって前記突起部と前記後端部とが係合しない、請求項~請求項3のいずれか1項に記載のクレードル。
  5. 前記筐体は、一部が略直方体であり、前記外周面として、前記特定の面と、底面と、2つの側面とを含み、
    前記載置面は、前記2つの側面とそれぞれ面同士で接する2つの側面部と、前記底面と面同士で接する底面部とを含み、
    前記第1状態で前記筐体を前記載置面に載置した場合は、前記2つの側面部が前記2つの側面よりも低い高さとなり、
    前記第3状態で前記筐体を前記載置面に載置した場合は、前記2つの側面部または前記底面部が前記外周面と干渉することによって前記突起部と前記後端部とが係合しない、請求項に記載のクレードル。
  6. 前記載置部は、前記載置部を支持する支持台をさらに備え、
    前記支持台は、前記載置面と前記撮像装置の前記前端部側の持ち手部分との間に所定距離を確保するように前記設置面に対して垂直な方向に傾斜させて前記載置部を支持する、請求項~請求項のいずれか1項に記載のクレードル。
  7. 前記支持台は、
    コードを接続するための接続部と、
    前記支持台の底部に設けられ、前記接続部に前記コードを接続するための開口部とを含み、
    前記開口部は、前記底部がくりぬかれるようにして形成されている、請求項に記載のクレードル。
  8. 前記載置部は、前記支持台を軸にして水平方向に回転可能である、請求項6または請求項に記載のクレードル。
  9. コードを収納するための収納部をさらに備え、
    前記収納部は、前記コードの出入口に、前記コードを固定するための固定部を含む、請求項1~請求項のいずれか1項に記載のクレードル。
  10. 対象物を撮像する手持ち式の撮像装置と、前記撮像装置を載置するクレードルとを含む撮像セットであって、
    前記クレードルは、
    前記撮像装置を載置可能な載置部を備え、
    前記載置部は、前記撮像装置の操作部が設けられた外周面における特定の面を上方向にして前記撮像装置の筐体を載置する第1状態と、前記特定の面を前記上方向に対して周方向に第1角度傾けて前記筐体を載置する第2状態とのいずれかの状態で、前記撮像装置を載置可能であ
    前記筐体は、前記対象物からの光を取り込む前端部と、前記前端部の反対側に位置する後端部とを含み、
    前記載置部は、
    設置面に対して垂直な方向に第2角度傾斜した載置面と、
    前記載置面の傾斜方向の下方に設けられた突起部とを含み、
    前記第1状態で前記筐体を前記載置面に載置した場合は、前記載置面と前記外周面とが面同士で接するとともに、前記突起部と前記後端部とが係合し、
    前記第2状態で前記筐体を前記載置面に載置した場合は、前記載置面と前記外周面とが部分的に接するとともに、前記突起部と前記後端部とが係合する、撮像セット。
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