JP2007282886A - ボールロック部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
取付穴へボールロック部品を圧入取付する際の、スリーブの変形を防止する。
【解決手段】
スリーブ1と、スリーブ1の内部に収容されたコイルスプリング2と、スリーブ1の内部に収容されコイルスプリング2に弾圧されて一部がスリーブ1の端口11から抜け止め突出したボール3とからなる。スリーブは、外周面の一部の周方向に外径を大きくしたリンク部13が一体的に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、係止部に係止するボールを備えた精密機械部品であるボールロック部品に係る技術分野に属する。
最近、各種機器類の着脱可能な係止構造部分等には、係止部に対する着脱が滑らかで摩耗の少ない特性を有するボールロック部品が多用されている。ボールロック部品は、一般的に、スリーブ,コイルスプリング,ボールで構成されている。スリーブは円筒形で内部にコイルスプリング,ボールを収容するものである。コイルスプリングはスリーブの内部でボールをスリーブの外部方向へ弾圧するものである。ボールは、コイルスプリングの弾圧によってスリーブ端部から一部が抜止め突出され、また外側から押圧されることによりスリーブの内部に後退するものである。
ボールロック部品は、小型化された精密機械部品として、時計バンド,装身具等の開閉部の係止構造部分等にも適用されているが、小型化に伴って製造面での困難性が増している。このため、ボールロック部品の製造を困難にすることなく小型化,高性能化することのできる技術の開発が要望されている。
従来、ボールロック部品に関する技術としては、例えば、以下に記載のものが知られている。
特開平10−295419号公報 特許文献1には、図7に示すように、有底円筒形のスリーブ1の内部にコイルスプリング2,ボール3を収容して、スリーブ1のボール2の一部が突出する端口11をカシメ加工することでボール3の抜止めを図ったボールロック部品が記載されている。
特許文献1に係るボールロック部品は、断面コ字状に成形されたスリーブ1内にコイルスプリング2,ボール3を収納しスリーブの開口端部にカシメ加工という機械的加工を施すことによって製造することができるため、製造を困難にすることなく小型化することが可能となる。
特許文献1に係るボールロック部品では、取付穴Hにスリーブ1を挿入することで時計バンド,装身具等の開閉構造部分等に取付けられるが、挿入に際し取付穴Hとスリーブ1の径と間にやや余裕がないと無理矢理圧入することとなり、圧入応力でスリーブ1が変形してしまうとか、この変形でコイルスプリング2の伸縮に支障をきたし、ボール3のスリーブ1内部への後退不能あるいはボールへの弾圧不能などの不具合が出ることから、取付穴Hとスリーブ1との間にやや隙間を設け、挿入後取付穴Hの外壁を押圧Pしてスリーブ1を挟持する手段をとっているが、当然ながら押圧によってカシメ加工の端口11が楕円に変形したり、変形を原因として短期間の使用でボール3がスリーブ1から脱落してしまうという問題点があった。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、取付穴への圧入取付けに当たってスリーブが変形することなく、ボールが取付穴から脱落しないボールロック部品を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係るボールロック部品は、特許請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、スリーブと、スリーブの内部に収容されるコイルスプリングと、スリーブの内部に収容されコイルスプリングに弾圧されて一部がスリーブの端口から抜止め突出するボールとからなるボールロック部品において、スリーブは外周面の一部に周方向に外径を大きくしたリング部が一体的に形成されていることを特徴とする。
この手段では、取付穴へボールロック部品を圧入取付けする際にリング部が塑性変形して圧入の応力を吸収する。
また、請求項2では、請求項1のボールロック部品において、スリーブのリング部は取付穴方向の側面が緩い傾斜のテーパ面に形成されていることを特徴とする。
この手段では、取付穴へボールロック部品を圧入取付けする際にスリーブのテーパ面によってリング部の圧入抵抗が減衰される。
また、請求項3では、請求項1または2のボールロック部品において、スリーブの端口の反対側の端部に空気抜部が開口されていることを特徴する。
この手段では、取付穴へボールロック部品を圧入取付けする際にスリーブの空気抜部が取付穴内にある空気の逃道の役割を果たす。
また、請求項4では、請求項1〜3のいずれかのボールロック部品において、スリーブの端口の反対側の端部から外周面の一部に切除部が設けられていることを特徴とする。
この手段では、スリーブの切除部が取付穴突き当たり面に当接した際、比較的容易に屈曲し端口と取付口面の平滑を確保する。
また、請求項5では、請求項1〜請求項4のボールロック部品においてスリーブ端口は空気抜部側から中繰り形成されてなることを特徴とする。
この手段では、端口はかしめ加工で形成されていないので、外部圧力で変形し難い。
本発明に係るボールロック部品は、取付穴への圧入取付けの際にリング部のみが塑性変形して圧入の応力を吸収するため、取付穴への圧入取付けの際のスリーブの変形、特に端口へ力が掛かることがないので端口の変形を防止することがでボールがスリーブから脱落するのを防止できる効果がある。
さらに、請求項2として、取付穴への圧入取付けの際にスリーブのテーパ面によってリング部の圧入抵抗が減衰されるため、取付穴への圧入取付けが容易になる効果がある。
さらに、請求項3として、取付穴への圧入取付けの際にスリーブの空気抜部が取付穴の内部にある空気の逃道を確保するため、取付穴への圧入取付けが容易になる効果がある。
さらに、請求項4として、スリーブの切除部は取付穴の奥行きよりもスリーブが長尺である場合、切除部は容易に変形し端口が取付穴から突出することがなく端口と取付穴口面とは必ず平滑面を維持確保できる効果がある。
さらに、請求項5として、端口はスリーブの他の部位よりも肉厚に形成されるので、かしめ加工と異なり容易に変形せず、また開口してしまうことが無いのでボールの脱落を防ぐ効果がある。
以下、本発明に係るボールロック部品を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
この形態では、図1に示すように、時計バンドの鎖部Cに接続され観音開きに折畳み開閉される連結部(中留)Jに取付けられるものを示してある。
この時計バンドの連結部Jは、湾曲したベース板Jaの両端部に観音開きに折畳み開閉される2枚の湾曲した折畳板Jb,Jcが回動可能に支持されている。相対的に大きな面積の折畳板Jbには、外蓋Jdを介して鎖部Cが連結されている。相対的に小さな面積の折畳板Jcには、鎖部Cが直接連結されている。相対的に小さな面積の折畳板Jcの鎖部Cへの連結端には、小さな係止操作片Jeが設けられて前述の取付穴Hが設けられている。なお、前述の係止部はベース板Jaに開口された係止窓Jfの側面に形成された溝Jgが該当する。(図6参照)
この形態は図4に示すように、特許文献1に係るボールロック部品(図7参照)と同様、スリーブ1,コイルスプリング2,ボール3の基本構成からなる。
この形態のスリーブ1は、一端部から他端部に向けスリーブ1内周壁を中繰って形成されるリング状止部10が設けられ、該部はボール3の一部が突出系止する端口11形成され、他端部は開口状態で空気抜部12に形成された略円筒形を呈している。スリーブ1外周面の一部(軸方向のほぼ中央部)には周方向に外径を大きくしたリング部13が一体的に形成されている。リング部13の端口11側の側面は、急な傾斜のテーパ面13aに形成され、リング部13の空気抜部12側の側面は、緩い傾斜のテーパ面13bに形成されている。スリーブ1の空気抜部12周りから外周面の一部にスリーブ1の厚さを減少させた切除部14が設けられている。
この形態のコイルスプリング2は、金属鋼丸線を旋回させた通常のものである。
この形態のボール3は、セラミックス材,鋼材等で真球形に形成されている。
これ等のコイルスプリング2,ボール3は、スリーブ1の内部に収容される大きさに設定されている。そして、まずスリーブ1内にボールを、次いでコイルスプリング2を収容してそのまま取付穴Hに押し込む。この時ボールはスプリング2に抗して空気抜部12側に移動し、リング状止部10から離間するので、取付穴H内の空気は空気抜部12からスリーブ1内を通りボール3とリング状止部10の間を抜けて外部に放出される。
この形態でのボールロック部品は、図4に示すように、スリーブ1の空気抜部12側から取付穴Hに圧入取付けされる。このとき、スリーブ1のリング部13が緩い傾斜のテーパ面13bに案内されて正確(スリーブ1,取付穴Hの軸線が一致する方向)に取付穴Hの内壁に圧接するため、スリーブ1の取付穴Hの圧入抵抗は減衰される。また、取付穴Hの内壁に圧接したスリーブ1のリング部13は、塑性変形して取付穴Hの内壁への圧接を維持しながら圧入の応力を吸収する。また、リング部13の急な傾斜のテーパ面13aは、リング部13のスリーブ1の端口11側への塑性変形を取付穴H壁面方向に案内する。この結果、スリーブ1の取付穴Hへの圧入取付けの際に、スリーブ1の変形が防止される。また、塑性変形したスリーブ1のリング部13は、取付穴Hからのスリーブ1の抜けに対して大きな抵抗力を発揮して取付穴H,スリーブ1の間の固定力を高める。
従って、この形態によると、取付穴Hへ圧入の際に圧入の応力でスリーブ1が変形してしまうことがなくなって、コイルスプリング2の伸縮に支障を生じてボール3のスリーブ1の内部への後退が不能になったり、短期間の使用でボール3がスリーブ1から脱落してしまうことがなくなる。
また、この形態では、取付穴Hへのスリーブ1の圧入取付けの際に、スリーブ1の空気抜部12から端口11への空気の逃道が形成されているため、スリーブ1の圧入に伴って取付穴Hの内部にある空気の反発力を受けることがない。この結果、スリーブ1の取付穴Hへの圧入取付けを容易に行うことができる。
さらに、この形態では、取付穴Hへのスリーブ1の圧入取付けの際に、スリーブ1のリング13や取付穴Hの内壁からの擦過剥離物さらには取付穴Hの内部にあったゴミ等の異物が取付穴Hの奥方向へ押込まれるが、スリーブ1の奥側である空気抜部12の周囲に切除部14が設けられて取付穴Hとの間に隙間Sが形成されるため、異物は該部に誘導収納されることになり、異物によってスリーブ1の取付穴Hへの圧入作業が途中で邪魔されることがない。この結果、スリーブ1の取付穴Hへの圧入取付けを確実に行うことができる。
この形態でのボールロック部品が取付穴Hに取付けられた状態では、図6に示すように、スリーブ1からボール3が出没することで係止部である溝Jgに着脱される。このとき、スリーブ1の内部に侵入した異物についても、コイルスプリング2の伸縮動作で前述の隙間Sに排除することができる。従って、スリーブ1からのボール3の出没機能が長期にわたり正確に確保される。
以上、図示した各例の外に、スリーブ1のリング部13を全周に連続的に設けることなく間欠的に設けることも可能である。
さらに、スリーブ1のリング部13を2箇所以上に設けることも可能である。
図5はスリーブ1の空気抜部12周りから外周面の一部にスリーブ1の厚さを減少させた切除部14をやや屈曲加工したボールロック部品を(A)〜(C)の順に取付穴に圧入する状態を示すもので、この場合、スリーブ1,ボール,コイルスプリングは一体に保持される。作用効果は前記形態でのボールロック部品と同様である。
本発明に係るボールロック部品は、時計バンド以外の装身具を始め各種の小型機器類の着脱可能な係止構造部分等に広範に適用することが可能である。
本発明に係るボールロック部品を実施するための最良の形態の斜視図である。 図1の拡大左側面図である。 図1の拡大右側面図である。 図1の取付穴への取付工作の断面図であり、(A)〜(D)に取付工作の工程順が示されている。 切除部を屈曲加工したボールロック部品の取付穴への取付工作の断面図で(A)〜(C)に取付工作の工程順が示されている。 図1の取付穴への取付状態における係止部への係止動作の断面図であり、(A)〜(C)に係止動作の順が示されている。 特許文献1に係るボールロック部品の断面図である。
符号の説明
1 スリーブ
11 端口
12 空気抜部
13 リング部
13b テーパ面(緩い傾斜の)
14 切除部
2 コイルスプリング
3 ボール
H 取付穴
P 押圧

Claims (5)

  1. スリーブと、スリーブの内部に収容されたコイルスプリングと、スリーブの内部に収容されコイルスプリングに弾圧されて一部がスリーブの端口から抜止め突出したボールとからなるボールロック部品において、スリーブは外周面の一部の周方向に外径を大きくしたリング部が一体的に形成されていることを特徴とするボールロック部品。
  2. 請求項1のボールロック部品において、スリーブのリング部は取付穴に向かう側面が緩い傾斜のテーパ面に形成されていることを特徴とするボールロック部品。
  3. 請求項1または2のボールロック部品において、スリーブの端口の反対側の端部に空気抜孔が開口されていることを特徴するボールロック部品。
  4. 請求項1〜3のいずれかのボールロック部品において、スリーブの端口の反対側の端部から外周面の一部に切除部が設けられていることを特徴とするボールロック部品。
  5. 請求項1〜4のボールロック部品において、スリーブの端口は該端口の反対側の端部からスリーブ1内周壁を中繰ってリング状止部10に形成されていることを特徴とするボールロック部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015000339A (ja) * 2013-06-12 2015-01-05 シモン・エ・メンブレ・エス アー 装身具又は腕時計用の留め金

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