JP2007281819A - 色変換方法及び色変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力色を異なる表色系に色空間変換して出力する画像出力装置において、入力色の1次色や2次色が、出力においてできるだけ濁りなく表現できるようにする。
【解決手段】入力装置依存色空間100の1次色は、その1次色に補色変換を行った色値(補色変換により出力装置依存色空間200の表色系の値となる)に対し、その1次色との間で補色関係を形成することに関与しない色成分の値を加えることにより、出力装置依存色空間200の色に変換する。例えば、黒点Bと飽和1次色RAとを結ぶ入力装置依存色空間100の外殻上の線BRAは、1次色Rの描く軌跡を示す。この変換では、そのBRA上の色を、出力装置依存色空間200の外殻上の線BRB上の色に変換する。
【選択図】図2
【解決手段】入力装置依存色空間100の1次色は、その1次色に補色変換を行った色値(補色変換により出力装置依存色空間200の表色系の値となる)に対し、その1次色との間で補色関係を形成することに関与しない色成分の値を加えることにより、出力装置依存色空間200の色に変換する。例えば、黒点Bと飽和1次色RAとを結ぶ入力装置依存色空間100の外殻上の線BRAは、1次色Rの描く軌跡を示す。この変換では、そのBRA上の色を、出力装置依存色空間200の外殻上の線BRB上の色に変換する。
【選択図】図2
Description
本発明は、入力色を画像出力装置に依存する色空間の色に変換するための技術に関する。
従来よりDTP(デスクトップパブリッシング)では、コンピュータで作成した印刷データを手元のプリンタで試し刷りし、適切な印刷データができた時点でそれを印刷所に渡し大型の印刷装置にて印刷するということが行われている。この場合、手元のプリンタと印刷所の印刷装置とでは色再現の特性が異なるので、コンピュータとプリンタの側で印刷装置の色再現特性をシミュレーションすることで、できるだけ印刷装置の色再現に近い試し刷りができるようにしている。従来、一般にプリンタと印刷装置は共にCMYK(サイアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の色信号を用いているので、この場合の印刷シミュレーションは、類似した色空間同士の間での色変換であった。
これに対し、近年、入力としてRGB(赤、緑、青)信号を受け入れるプリンタが普及しつつあり、プリンタをRGBデバイスとして扱うカラーマネジメントも提案されている。RGBプリンタにおいては、入力されたRGB信号を内部でCMYKの信号にして印刷に用いる。このときRGBを単純に補色変換する方法が知られており、この方法でRGB信号からCMYK信号を生成すると、純色(原色)を純色として保つことができる。しかし、入力データを作成するRGBデバイスの色再現範囲(ガマット(Gamut)と呼ばれる)と、出力デバイスのCMYKの色材で表現可能なガマットとは一般に大きく異なっているため、単純補色変換では、出力デバイスのガマットを有効に利用しきれないという問題がある。
一方、ガマットが異なる入力デバイスと出力デバイスとの間の色変換には、従来より様々な方式が提案されている。特に、ディスプレイ装置とプリンタとでは、一般的には後者の方がガマットが狭いため、ディスプレイ装置を見ながら作成した画像の色を、プリンタでできるだけ見た目の近い色に再現するために、ガマット圧縮と呼ばれる処理が従来行われている。
例えば特許文献1には、色再現範囲が異なる画像出力デバイス間のための一般的な変換法が開示されており、この方法では、再現できない色に対する色差最小方向への圧縮(クリッピング処理)や、明度一定方向に彩度に応じた非線形圧縮を実施している。
また特許文献2に示される方式では、入力色信号の中で出力デバイスで再現できない色については、出力デバイスで再現できる色の中で明度差、彩度差、色相差に対して所定の重みで計算した色差が最小となる色で再現している。
特許文献3に示される方式では、入力色空間内の代表色と出力デバイスのガマットにおいてその代表色に対応する対応色とを設定し、代表色と対応色との関係に基づいてデバイス非依存の色空間における彩度成分を圧縮することなく変換した仮想入力色を生成し、仮想入力色を色再現範囲内の色に変換し、その変換結果を出力デバイスの色信号(CMYK信号)に変換している。
このような従来のガマット圧縮は、基本的には、入力色のうち、出力デバイスのガマットで表現できない色を、色差が最小となる方向で出力デバイスで表現可能な色に変換するものであった。
しかし、このようなガマット圧縮方法では、入力色の純色(1次色。例えばR,G,B)と2次色(例えばC,M,Y)を出力デバイスの色に変換した場合、色に濁りが生じ、純色や2次色として維持することができない場合が生じる。
印刷シミュレーションでは、出力デバイスの1次色や2次色の階調特性を把握することが必要である。ところが、RGBプリンタでは、プリンタ内でのRGBからCMYKへの変換が行われるので、その変換で上述のような従来のガマット圧縮を用いたのでは、入力の1次色や2次色が印刷結果では濁ってしまい、1次色や2次色の階調特性の把握が困難であった。
本発明は、入力色を異なる表色系に色空間変換して出力する画像出力装置において、入力色の1次色や2次色が、出力においてできるだけ濁りなく表現できるようにする。
本発明の1つの側面では、入力装置依存色空間で表現される色を、入力装置依存色空間の原色とは補色関係となる原色を用いる出力装置依存色空間で表現される色に変換する色変換方法であって、入力装置依存色空間の黒点を出力装置依存色空間の黒点に変換し、入力装置依存色空間の1次色又は2次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に対し、出力装置依存色空間でのその色の色成分のうち補色関係を形成するのに関与しない色成分について値を加えた色に変換する。
また好適な態様では、入力装置依存色空間の1次色又は2次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に対し、出力装置依存色空間でのその色の色成分のうち飽和していない色成分について値を加えた色に変換する場合において、当該1次色又は2次色と等明度を維持しつつ前記飽和していない色成分について値を加えたときに最大彩度となる色に変換する。
更に好適な態様では、入力装置依存色空間の白、飽和1次色、飽和2次色、3色のうち2色が飽和している3次色、及び3色のうち1色が飽和し残り2色が同一値を持つ3次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に変換する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、実施形態の色変換の原理を説明する。図1及び図2には、入力装置依存色空間100(図にはその輪郭が実線で示される)と、出力装置依存色空間200(図にはその輪郭が破線で示される)とを示している。この例では、入力装置は、RGB表色系の画像データを生成するRGBデバイスである。例えば、ディスプレイ装置が付属したパーソナルコンピュータが入力装置の代表例である。この場合画像データが取りうる色の値の全範囲をディスプレイ装置で表示した場合にディスプレ装置が表現できる色の範囲が、入力装置依存色空間となる。一方、出力装置は、CMYKの色信号で画像を出力するデバイスであり、印刷装置がその典型例である。ここで、本実施形態では、出力装置には、入力装置が作成したRGBの画像データが入力されるものとし、出力装置がそのRGBの画像データをCMYK表色系のデータに変換して印刷する場合を想定する。このように、入力装置依存色空間100と出力装置依存色空間200とは、それぞれ補色関係にある色を1次色(原色又は純色)とする表色系である。
これら入力装置依存色空間100と出力装置依存色空間200は、それぞれ入力装置と出力装置のガマット(gamut)すなわち色再現範囲をCIE(国際照明委員会)のL*a*b*均等色空間座標系で表現したものである。図1には入力装置依存色空間100と出力装置依存色空間200の白点W側から見たほぼ半分を、図2には黒点B側から見たほぼ半分を、それぞれ示している。図示された輪郭が構成する面で囲まれた立体が、それら各色空間100及び200である。
本実施形態の色変換方法では、以下のような色変換を行う。以下に説明する色変換は、図3にまとめられる。
(1)入力装置依存色空間100の白点Wは出力装置依存色空間200の白点Wに変換する。
(2)入力装置依存色空間100の飽和1次色は、その色に補色変換を行うことにより出力装置依存色空間200の色に変換する。これにより、入力装置依存色空間100の飽和1次色は、出力装置依存色空間200の飽和2次色になる。
(3)入力装置依存色空間100の飽和2次色は、その色に補色変換を行うことにより出力装置依存色空間200の色に変換する。これにより、入力装置依存色空間100の飽和2次色は、それぞれ、出力装置依存色空間200の飽和1次色になる。
(4)入力装置依存色空間100の色のうち、3色のうち2色が飽和している3次色は、その色に補色変換を行うことにより出力装置依存色空間200の色に変換する。
そのような3次色は、出力装置依存色空間200では1次色となる。そして、そのような3次色は、入力装置依存色空間100の飽和2次色(出力装置依存色空間200では飽和1次色となる)に対し加色混合系でもう1つの色成分を加えることになるので、その飽和2次色、すなわち出力装置依存色空間200での対応する飽和1次色よりも明るくなる。減色混合系である出力装置依存色空間200では、飽和1次色よりも明るい1次色は、単にその1次色成分で表現すればよい。
図で説明すると、図1において黒点Wと飽和2次色MAを結ぶ入力装置依存色空間100の外殻上の線WMAは、2色飽和の3次色(例えばR=B=255,G=1〜254)の描く軌跡を示す。この変換では、そのWMA上の色を、出力装置依存色空間200の外殻上の線WMB上の色(C=Y=0,M=254〜1,K=0)に変換する。
(5)入力装置依存色空間100の色のうち、3色のうち1色が飽和し残り2色が同一値を持つ3次色は、その色に補色変換を行うことにより出力装置依存色空間200の色に変換する。そのような3次色は、出力装置依存色空間200では2次色となる。
図で説明すると、図1において黒点Wと飽和1次色RAを結ぶ入力装置依存色空間100の外殻上の線WRAは、1色飽和且つ残り2色統治の3次色(例えばR=255,G=B=1〜254)の描く軌跡を示す。この変換では、そのWRA上の色を、出力装置依存色空間200の外殻上の線WRB上の色(C=0,M=Y=254〜1,K=0)に変換する。
(6)入力装置依存色空間100の黒点Bは出力装置依存色空間200の黒点Bに変換する。
(7)入力装置依存色空間100の1次色(ただし飽和した1次色は除く)は、その1次色に補色変換を行った色値(補色変換により出力装置依存色空間200の表色系の値となる)に対し、その1次色との間で補色関係を形成することに関与しない色成分の値を加えることにより、出力装置依存色空間200の色に変換する。
ここで、入力装置依存色空間100の1次色は、R,G,Bのいずれかの色である。すなわち、色成分R,G,Bのうちのいずれか1つが0より大きい値を持ち、残りの2つの成分の値が0である色である。
補色変換は、ある表色系で表された色を、その表色系とは補色関係にある色成分を用いた別の表色系で表現するための、色値の変換処理である。補色変換の計算では、入力装置依存色空間100の色成分ごとに、その色成分の値を飽和値から減算した値を、出力装置依存色空間200においてその色成分の補色の値とする。例えばR,G,B及びC,M,Yの各色成分が8ビットの値、すなわち0〜255で表現される場合、RGB表色系で表された色R=R1,G=G1,B=B1を補色変換すると、CMYK表色系での色、C=255−R1,M=255−G1,Y=255−B1,K=0となる。
またこの処理では、補色変換した色に補色関係を形成することに関与しない色成分の値を加えるが、この関与しない色成分の代表がK(ブラック)である。1次色は1成分のみが正の値を持ち、残りの2成分の値が0であるが、RGB表色系は加色混合系なので、2成分の値が0だとその1次色の飽和した色よりも暗い色となる。一方、CMYK表色系は減色混合系であり、RGB系の1次色を補色変換しただけでは、その1次色が飽和した色よりも明るい色となってしまう。したがって、RGB系の飽和1次色より暗い1次色を表現しようとすれば、その1次色を補色変換した色にK成分を加えて暗くする必要がある。
また、単純な補色変換では色味が元から変わってしまうような場合もあり、そのような場合は、K成分だけでなく、飽和していない残りの色成分の値も調整する。例えば1次色がRであれば、補色変換によりM,Yの値は飽和値(8ビットなら255)になるので、Kや、飽和していないC(=255−R)の値を調整することで、元の1次色に見た目の近い色を再現する。このように、入力の1次色に対する補色関係の形成に関与しない色成分とは、K成分と、その1次色の補色成分とを含んだ概念である。言い換えれば、補色関係の形成に関与しない色成分とは、補色変換後の各色成分のうち、飽和していない色成分とも言える。
なお、飽和していない色成分をどの程度調整するかは、当該入力1次色と等明度を維持しつつ、その飽和していない色成分の値を様々に変えていった場合に、最大彩度となる値を採用すればよい。出力装置のガマット(出力装置依存色空間200)が分かれば、そのような調整値は求めることができる。なお、出力装置のガマットは、実際に様々な色を出力装置に出力させ、それを測色して求めることができる。また、出力装置の製造業者等がガマットの情報を提供する場合には、それを入手すればよい。
この変換を図で説明する。図2において黒点Bと飽和1次色RA(R=255,G=B=0)とを結ぶ入力装置依存色空間100の外殻上の線BRAは、1次色R(例えばR=1〜254,G=B=0)の描く軌跡を示す。この変換では、そのBRA上の色を、出力装置依存色空間200の外殻上の線BRB上の色(C=255〜0,M=Y=255,K=255〜0)に変換する。なお、RBは、出力装置依存色空間200においてC=0,M=Y=255,K=0で表される色である。
(8)入力装置依存色空間100の2次色(ただし、飽和した2次色は除く)は、その2次色に補色変換を行った色値に対し、その2次色との間で補色関係を形成することに関与しない色成分の値を加えることにより、出力装置依存色空間200の色に変換する。
この場合の2次色は、R,G,Bのうち2成分が0より大きい同値で、残りの1成分が0である色である。また、この場合の補色関係を形成することに関与しない色成分は、補色変換後のCMYKの各色成分のうち飽和していない色成分、すなわち、K成分と、その2次色を構成する各成分(R,G,Bのうちの2成分)の補色成分とである。例えば、RとGが同値の2次色(すなわちY)の場合、補色関係を形成することに関与しない色成分は、K,C,Mの3成分である。なお、補色変換の結果に対し、補色関係を形成することに関与しない色成分を加える理由は、1次色の変換の場合と同様である。また、そのような色成分を加えて調整する際の調整量も、1次色の変換の場合と同様、当該入力2次色と等明度を維持しつつ、その飽和していない色成分の値を様々に変えていった場合に、最大彩度となる値を採用すればよい。
図で説明すると、図2において黒点Bと飽和2次色MA(R=B=255,G=0)を結ぶ入力装置依存色空間100の外殻上の線BMAは、2次色M(例えばR=B=1〜2545,G=0)の描く軌跡を示す。この変換では、そのBMA上の色を、出力装置依存色空間200の外殻上の線BMB上の色(C=Y=255〜0,M=255,K=255〜0)に変換する。なお、MBは、出力装置依存色空間200においてC=Y=0,M=255,K=0で表される色である。
以上に説明した色変換によれば、入力装置依存色空間100の1次色及び2次色、2色飽和の3次色、及び1色飽和且つ2色等値の3次色を、出力装置依存色空間200においてそれら各色に対応する濁りが極めて少ない色として表現することができる。これらの色は、入力装置依存色空間100又は出力装置依存色空間200で1次色及び2次色に該当する色なので、これらの色がほとんど濁りなく変換できれば、色の鮮やかさを維持することができる。
以上に説明した色変換では、入力装置依存色空間100の外殻のうちの1次色及び2次色、2色飽和の3次色、及び1色飽和且つ2色等値の3次色といった、特徴的な色のみを対象としていた。それら以外の色については、特許文献1、2などに示される様々な従来技術のうちのいずれかを用いて変換を行えばよい。
例えば、ある方法では、まず、入力装置依存色空間100の外殻の表面(上述した1次色及び2次色、2色飽和の3次色、及び1色飽和且つ2色等値の3次色といった特徴的な色を示す稜線を除く)については、例えば、次のように変換すればよい。すなわち、入力装置依存色空間100の外殻の表面を、その外殻の隣接する3頂点(白点、黒点、飽和1次色の点、及び飽和2次色の点が、それぞれ色空間の頂点となる)を結ぶ稜線で囲まれる略三角形の面に分割し、出力装置依存色空間200の外殻についても同様に分割する。そして、入力装置依存色空間100の略三角形の面を、出力装置依存色空間200の対応する略三角形の面へと幾何学的に変換する写像を求める。この写像を用いれば、入力装置依存色空間100の外殻の各点を出力装置依存色空間200の外殻上の各点と変換することができる。そして、入力装置依存色空間100の外殻の内部の各点については、例えば入力・出力の外殻同士の対応関係に合わせて線形補間することで、出力装置依存色空間200内の点に変換できる。
この代わりに、入力装置依存色空間100の外殻を、例えば明度と色相を変えないという条件の下で出力装置依存色空間200の外殻にクリップし(一致させるように変換し)、入力装置依存色空間100の外殻の中の点は、同じく明度と色相を変えないという条件で、その外殻の変換に合わせて線形に変換するようにしてもよい。
いずれにしても、色空間の外殻の稜線を除く部分の変換は、様々な従来技術を利用できる。
以上の色空間変換方法によれば、入力装置依存色空間100の1次色及び2次色等、出力装置依存色空間200においてそれら各色に対応する濁りが極めて少ない色として表現することができるとともに、出力装置依存色空間200を有効に利用して色を表現することができる。
以上のような色空間変換方法は、例えば、ルックアップテーブルの形で各種デバイスに組み込むことができる。例えば図4に示す印刷装置では、CLUT(カラールックアップテーブル)10は、上記の変換を表す入力値(RGB)と出力値(CMYK)との関係を表として表現している。このようなCLUTは、入力装置依存色空間100と出力装置依存色空間200を実験や装置メーカーが提供する資料から得られれば、上述の方法に従って作成することができる。印刷装置に入力されたRGBの色信号は、このCLUT10によりCMYKの色信号へと変換され、プリントエンジン12に供給される。そのCLUT10での変換では、上記変換方法が実行されていると捉えることができる。
図4では、ガマット圧縮を含む色空間変換をルックアップテーブルとして実装したが、この代わりに変換関数(を実行するプログラム又は回路)として実装することももちろん可能である。
100 入力装置依存色空間、200 出力装置依存色空間、W 白点、B 黒点。
Claims (5)
- 入力装置依存色空間で表現される色を、入力装置依存色空間の原色とは補色関係となる原色を用いる出力装置依存色空間で表現される色に変換する色変換方法であって、
入力装置依存色空間の黒点を出力装置依存色空間の黒点に変換し、
入力装置依存色空間の1次色又は2次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に対し、出力装置依存色空間でのその色の色成分のうち補色関係を形成するのに関与しない色成分を加えた色に変換する、
ことを特徴とする色変換方法。 - 請求項1記載の色変換方法であって、
入力装置依存色空間の1次色又は2次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に対し、出力装置依存色空間でのその色の色成分のうち飽和していない色成分について値を加えた色に変換する場合において、当該1次色又は2次色と等明度を維持しつつ前記飽和していない色成分について値を加えたときに最大彩度となる色に変換する、
ことを特徴とする色変換方法。 - 請求項1又は2記載の色変換方法であって、更に、
入力装置依存色空間の白、飽和1次色、飽和2次色、3色のうち2色が飽和している3次色、及び3色のうち1色が飽和し残り2色が同一値を持つ3次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に変換する、
ことを特徴とする色変換方法。 - 入力装置依存色空間で表現される色を、入力装置依存色空間の原色とは補色関係となる原色を用いる出力装置依存色空間で表現される色に変換する色変換装置であって、
入力装置依存色空間の黒点を出力装置依存色空間の黒点に変換する手段と、
入力装置依存色空間の1次色又は2次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に対し、出力装置依存色空間でのその色の色成分のうち補色関係を形成するのに関与しない色成分を加えた色に変換する手段と、
を備える色変換装置。 - 入力装置依存色空間で表現される色を、入力装置依存色空間の原色とは補色関係となる原色を用いる出力装置依存色空間で表現される色に変換する色変換装置であって、
入力装置依存色空間の黒点を出力装置依存色空間の黒点に変換し、かつ、入力装置依存色空間の1次色又は2次色を、それぞれ、当該色と補色変換の関係にある色に対し、出力装置依存色空間でのその色の色成分のうち補色関係を形成するのに関与しない色成分を加えた色に変換するように構成された変換テーブル又は変換関数計算手段、
を用いて色変換を行う色変換装置。
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