JP2007281765A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体の開口部の開口面積とゴミのサイズとの比を小さくすることができ、これによって、撮像素子にて撮像される被写体像の画像品位の劣化を抑える。
【解決手段】筐体の開口部を介して取り込んだ被写体像の光は、光学素子2および撮像光学系を介して撮像素子に導かれ、そこで撮像される。光学素子2では、入射光は第1のHOE12aにて回折および全反射され、導光部材11内で導光された後、第2のHOE12bにて回折反射されて外部に射出される。このように、第1のHOE12aは、被写体像の光の入射領域で回折と全反射とが両方行われるように構成されているので、被写体像の光の入射領域で回折のみが行われる構成に比べて、上記入射領域は広い。したがって、第1のHOE12aの形成領域(被写体像の光の入射領域)に対応して筐体の開口部を形成すれば、開口部の開口面積を比較的大きくすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】筐体の開口部を介して取り込んだ被写体像の光は、光学素子2および撮像光学系を介して撮像素子に導かれ、そこで撮像される。光学素子2では、入射光は第1のHOE12aにて回折および全反射され、導光部材11内で導光された後、第2のHOE12bにて回折反射されて外部に射出される。このように、第1のHOE12aは、被写体像の光の入射領域で回折と全反射とが両方行われるように構成されているので、被写体像の光の入射領域で回折のみが行われる構成に比べて、上記入射領域は広い。したがって、第1のHOE12aの形成領域(被写体像の光の入射領域)に対応して筐体の開口部を形成すれば、開口部の開口面積を比較的大きくすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、被写体像の光を導光部材で導光し、撮像光学系を介して撮像素子に導く撮像装置に関するものである。
導光部材の表面に複数のホログラフィック回折光学素子(HOE;Holographic Optical Element)を貼り付けた光学素子を用い、被写体像の光をその光学素子を介して撮像素子に導く撮像装置が従来から提案されている。例えば、図11は、特許文献1の撮像装置の概略の構成を示す説明図である。この撮像装置では、被写体像の光101は、正レンズからなるカバー部材102および絞り103を順に介して光学素子104に入射する。なお、光学素子104の詳細については後述する。光学素子104から射出される光は、プリズム105およびフィルタ106を介して撮像素子(例えばCCD)107にて受光される。
撮像素子107から出力される信号は、処理手段108を介してLCD109および記録手段110に送られる。これにより、撮像素子107にて撮像された被写体像は、LCD109上に電子像として表示されるとともに、上記被写体像が電子情報として記録手段110に記録される。LCD109の表示画像の光は、接眼光学系111を介して観察者の瞳Eに導かれる。なお、接眼光学系111は、プリズム112と、光学素子104と同様の構成の光学素子113と、カバーレンズ114とで構成されている。
次に、光学素子104の詳細について説明する。図12は、光学素子104の詳細な構成を示す断面図である。光学素子104は、平板状の導光部材201と、その導光部材201の表面上の異なる位置に形成される4つのHOE202〜205とで構成されている。
光学素子104に入射した被写体像の光101は、まず、HOE202を透過してHOE203に入射し、そこで回折反射されてHOE202に入射する。HOE202にて回折反射された光は、HOE203にて全反射され、以降、導光部材201の対向する平面で全反射が繰り返される。その後、HOE204に入射した光は、そこで全反射されてHOE205に入射してそこで回折反射され、HOE204で再度回折反射された後、HOE205を透過して外部に射出される。
ところで、近年では、撮像素子の小型化が進んでおり、それに伴って撮像光学系および被写体像の光を取り込むための、筐体に設けられた開口部が小さくなっている。なお、上記開口部は、図11の例では、カバー部材102が配置される領域に対応する。
このように撮像素子の小型化に伴って上記開口部が小さくなると、カバー部材102にゴミが付着したときに、開口面積とゴミのサイズとの比が大きくなる。その結果、撮像素子にて撮像される被写体像の画像品位が著しく劣化する。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、筐体開口部の開口面積を広げて、開口面積とゴミのサイズとの比を小さくする構成とすることができ、これによって、撮像素子にて撮像される被写体像の画像品位の劣化を抑えることができる撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、筐体の開口部を介して取り込んだ被写体像の光を導光して射出する光学素子と、上記光学素子から射出された光を上記撮像素子に導く撮像光学系とを備え、上記光学素子は、互いに対向する2面を持ち、上記2面のそれぞれが互いに平行な平面を有する導光部材と、上記導光部材の平面上の異なる部位に保持される複数の体積位相型のホログラフィック回折光学素子とを備え、上記複数のホログラフィック回折光学素子は、外部から入射する被写体像の光を、上記導光部材内で全反射するように上記光の入射領域全域において回折するとともに、一度回折された後に上記導光部材内を導光されて再び上記入射領域に入射する光を全反射する第1のホログラフィック回折光学素子と、上記第1のホログラフィック回折光学素子を介して入射し、上記導光部材内を導光された光を、外部から入射する被写体像の光とほぼ平行に射出するように回折する第2のホログラフィック回折光学素子とを含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、筐体の開口部を介して取り込んだ被写体像の光は、光学素子および撮像光学系を介して撮像素子に導かれ、そこで撮像される。ここで、上記光学素子においては、体積位相型の第1および第2のホログラフィック回折光学素子(以下、第1のHOE、第2のHOEとも称する)が、導光部材の平面上の異なる部位に保持されている。
第1のHOEでは、外部から入射する被写体像の光が、導光部材内で全反射するように上記光の入射領域全域において回折される。また、第1のHOEでは、第1のHOEにて一度回折された後に導光部材内を導光されて再び上記入射領域に入射する光が全反射される。一方、第2のHOEでは、第1のHOEを介して入射し、導光部材内を導光された光が、外部から入射する被写体像の光とほぼ平行に射出するように回折される。
このように、第1のHOEは、被写体像の光の入射領域で回折と全反射とが両方行われるように構成されているので、例えば被写体像の光の入射領域で回折のみが行われる構成(この場合、全反射は導光部材内のHOE以外の部位で行われる)に比べて、上記入射領域(第1のHOEの形成領域)は広くなるが、この場合でも、被写体像の光を第1のHOEでの回折、全反射により導光部材内で導光させて、第2のHOEから射出させることができる。
したがって、第1のHOEの形成領域(被写体像の光の入射領域)に対応して筐体の開口部を形成すれば、開口部の開口面積を比較的大きくすることができる。これにより、第1のHOEの表面にゴミが付着しても、開口面積(または光の入射領域の面積)とゴミのサイズとの比を小さくすることができ、撮像素子にて撮像される被写体像の画像品位の劣化を抑えることができる。
また、本発明においては、上記第1のホログラフィック回折光学素子の回折効率は、上記第2のホログラフィック回折光学素子から光路に沿って遠ざかるにしたがって増大するように設定されていることが望ましい。
この場合、第1のHOEにおける被写体像の光の入射領域において、第2のHOEから遠い位置ほど、外部から入射する被写体像の光を極力多く取り込んで回折させることができる。一方、上記入射領域において、第2のHOEに近い位置ほど、上記入射領域で少なくとも一度回折された後に入射してくる光を効率よく全反射させることができる。したがって、第1のHOEの入射領域全体に入射する被写体像の光を効率よく第2のHOEに導くことができる。
また、本発明においては、上記第1のホログラフィック回折光学素子および上記第2のホログラフィック回折光学素子は、それぞれ、回折効率がピークとなる回折ピーク波長が複数存在する特性を有しており、上記撮像素子は、上記回折ピーク波長に対応する波長付近に透過率のピークを有するカラーフィルタを、各画素ごとに有していてもよい。
この構成では、外部から入射する被写体像の光のうち、第1のHOEの複数の回折ピーク波長に対応する波長付近の光(例えばRGBの各波長域の光)が第1のHOEにて回折されて導光部材内を導光され、第2のHOEにて回折されて射出された後、撮像素子の各画素のカラーフィルタを高い透過率で透過する。したがって、撮像素子は、外部から入射する被写体像の光の利用効率の低下を極力回避しながら、被写体像をカラーで撮像することが可能となる。
また、本発明においては、nを2以上の自然数とすると、上記第1のホログラフィック回折光学素子および上記第2のホログラフィック回折光学素子は、それぞれ、n種類の波長の光をほぼ同じ角度に回折するn種類のピッチの干渉縞を有していることが望ましい。
この場合、外部から入射する被写体像の光がn種類の波長の光を有しており、これら波長の光が第1のHOEに対して同じ方向から同一位置に入射した場合でも、これらの波長の光は第1のHOEでの回折、全反射により、同一の光路で第2のHOEに入射し、第2のHOEでの回折によって同一の光路で射出される。したがって、撮像素子にて撮像される被写体像に色分散(色むら、色ずれ)が生じるのを低減することができる。
また、本発明の撮像装置は、映像を表示する表示手段をさらに備え、上記表示手段は、表示映像の光が上記光学素子の上記導光部材および上記第1のホログラフィック回折光学素子の少なくとも一部を透過して被写体側に進行するような位置に配置されている構成であってもよい。
第1のHOEに入射する被写体像の光を導光部材内で導光し、第2のHOEおよび撮像光学系を介して撮像素子に導く構成では、撮像素子は、第1のHOEの前方の被写体像を、第1のHOEとは異なる位置で撮像することができる。一方、表示手段の表示映像の光が導光部材および第1のHOEの少なくとも一部を透過して被写体側に進行するような位置(第1のHOEに対して被写体とは反対側)に表示手段が配置されていれば、表示手段の前方(第1のHOEの前方)に観察者を位置させたときに、表示手段の表示映像を観察者に観察させながら、この観察者を被写体として撮像することができる。このとき、表示映像を観察する観察者の視線方向と、被写体像の光の第1のHOEへの入射方向とがほぼ一致するので、撮像素子にて得られる観察者の撮像画像として、表示映像に視線を合わせた観察者の、その視線の延長線上から撮像した画像を得ることができる。
また、本発明においては、上記表示手段は、上記撮像素子にて撮像された被写体像を表示するようにしてもよい。
この場合、表示手段の前方に位置する観察者は、例えば、表示手段に表示される自分の撮像画像を見て顔の向きをチェックしながら、適切な顔の向きで自分の画像を撮像素子に撮像させることができる。したがって、本発明の撮像装置を、例えば証明写真撮影用の装置や、被写体の顔写真と背景とを合成してシールプリントに焼き付ける、いわゆる写真シール作成装置(プリントシール作成装置)に適用すれば、観察者がどこを見てよいかわからないまま撮像されて、観察者の視線がずれた写真ができあがるという事態を防止することができる。また、本発明の撮像装置を例えば携帯電話機に適用すれば、外出先で、表示手段に表示される自分の撮像画像を見ながら自分の顔の化粧直しをすることも可能となる。
また、本発明においては、上記撮像素子にて撮像された被写体像の画像データを外部に送信するとともに、外部から送信される映像データを受信する通信手段をさらに備え、上記表示手段は、上記通信手段にて受信された映像データに基づいて映像を表示するようにしてもよい。
この場合、通信手段にて受信された映像データに基づいて表示手段に表示される映像を観察者に観察させながら、その映像を見る視線の延長線上から撮像した観察者の画像を、通信手段を介して外部に送信することができる。したがって、本発明の撮像装置を、例えばテレビ電話やテレビ会議システムに適用すれば、表示手段に表示される相手の視線と、その表示映像を見る観察者の視線とを一致させることができ、あたかも観察者の目の前に相手が実際にいるような通信形態を実現することができる。
本発明によれば、第1のHOEでは、被写体像の光の入射領域で回折と全反射とが両方行われるので、第1のHOEを上記入射領域が広くなるように形成するとともに、上記入射領域に対応して筐体の開口部を形成すれば、開口部の開口面積を比較的大きくすることができる。これにより、第1のHOEの表面にゴミが付着しても、開口面積(または光の入射領域の面積)とゴミのサイズとの比を小さくすることができ、撮像素子にて撮像される被写体像の画像品位の劣化を抑えることができる。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図2は、本実施形態の撮像装置の概略の構成を示す断面図である。この撮像装置は、筐体1内に、光学素子2と、撮像光学系3と、撮像素子4とを有している。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図2は、本実施形態の撮像装置の概略の構成を示す断面図である。この撮像装置は、筐体1内に、光学素子2と、撮像光学系3と、撮像素子4とを有している。
光学素子2は、筐体1の開口部1aを介して外部から取り込んだ被写体像の光を導光して射出するものである。撮像光学系3は、光学素子2から射出された光を撮像素子4に導く光学系であり、例えば撮影レンズで構成されている。撮像素子4は、撮像光学系3を介して得られる光を受光することにより、被写体像を撮像するものであり、例えばCCDやCMOSなどのイメージセンサで構成されている。
このような撮像装置の構成では、筐体1の開口部1aを介して取り込んだ被写体像の光は、光学素子2および撮像光学系3を介して撮像素子4に導かれ、そこで撮像される。
次に、光学素子2の詳細について説明する。図1は、光学素子2の詳細な構成を示す断面図である。光学素子2は、導光部材11と、複数のホログラフィック回折光学素子12とを有している。
導光部材11は、内部で光を導光するものであり、本実施形態では透明な平行平板で構成されている。より具体的には、導光部材11は、互いに対向する2面11a・11bを持ち、これら2面11a・11bの全体が互いに平行な平面となっている。
ホログラフィック回折光学素子12は、本実施形態では、2つのホログラフィック回折光学素子、すなわち、第1のホログラフィック回折光学素子12a(以下、第1のHOE12aと称する)と、第2のホログラフィック回折光学素子12b(以下、第2のHOE12bと称する)とからなっている。第1のHOE12aおよび第2のHOE12bは、本実施形態ではともに体積位相型で反射型であり、導光部材11の平面上の異なる部位に保持されている。より具体的には、第1のHOE12aは導光部材11の面11a上に保持されており、第2のHOE12bは、導光部材11の面11b上に保持されている。
特に、第1のHOE12aは、筐体1の開口部1aを介して取り込んだ被写体像の光が全て入射するように、導光部材11の面11a上に形成されている。つまり、第1のHOE12aは、被写体像の光が全て入射する入射領域を少なくとも含むように形成されている。
第1のHOE12aは、外部から入射する被写体像の光を、導光部材11内で全反射するように上記光の入射領域全域において回折する。また、第1のHOE12aは、第1のHOE12aにて一度回折された後に導光部材11内を導光されて再び上記入射領域に入射する光を全反射する。このような第1のHOE12aでの回折および全反射により、第1のHOE12aに入射する被写体像の光は、第1のHOE12a側から第2のHOE12b側に向かって導光部材11の内部を導光される。
一方、第2のHOE12bは、第1のHOE12aを介して入射し、導光部材11内を導光された光を、外部から入射する被写体像の光とほぼ平行に射出するように回折する。つまり、外部から入射する被写体像の光の第1のHOE12aに対する入射角は、例えば±15度の範囲内を想定することができるが、第1のHOE12aに対して入射角αで入射した光は、第2のHOE12bから出射角がαとなるように回折され、外部に射出される。
ここで、図3の実線は、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bの回折特性(入射光の波長と回折効率との関係を示す特性)を示す説明図である。第1のHOE12aおよび第2のHOE12bのもととなるホログラム感光材料は、R(赤)、G(緑)、B(青)の個々に対応する干渉縞が記録された3種類のシート状のフォトポリマーを積層してそれぞれ構成されている。各フォトポリマーには、対応する波長の光を全てほぼ同じ角度で回折するようなピッチで干渉縞が露光記録される。したがって、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bは、回折効率のピーク波長および回折効率半値の波長幅で、例えば465±20nm(B光)、521±20nm(G光)、634±20nm(R光)の3つの波長域の光をほぼ同じ角度で回折させる。
なお、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bのもととなるホログラム感光材料は、RGBの3種類の波長に対応する干渉縞が記録されたフォトポリマー1層で構成されていてもよい。
このように、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bは、それぞれ、回折効率がピークとなる回折ピーク波長がRGBに対応して複数存在する特性を有しているので、カラーの被写体像を撮像すべく、本実施形態では、撮像素子4として、上記回折ピーク波長に対応する波長付近(ここではRGBの各波長域)に透過率のピークを有するカラーフィルタを、各画素ごとに有しているものを用いている。図3の破線は、上記カラーフィルタの透過特性(波長と透過率との関係を示す特性)を示している。
次に、撮像装置において、外部から入射する被写体像の光が撮像素子4に導かれる様子について、さらに詳細に説明する。図4ないし図6は、被写体像の光が第1のHOE12aに対して入射角a、bおよびc度で入射する場合の、各光の光路を個々に示す説明図である。ただし、a<b<cで、かつ、a、b、cはいずれも±15度の範囲内の角度とする。
図4に示すように、第1のHOE12aに入射角aで入射する被写体像の光L1aは、第1のHOE12aにて導光部材11内で全反射するように回折される。そして、その回折された光は、導光部材11の面11bで全反射され、第1のHOE12aに再度入射し、そこで全反射されて面11bに向かう。以降は、面11bと面11aとの間で全反射が繰り返され、導光部材11内を導光されて第2のHOE12bに入射する。第2のHOE12bに入射した光は、出射角がa度となるようにそこで回折され、外部に射出される。第2のHOE12bから射出された光は、撮像光学系3を介して撮像素子4に導かれ、撮像面上の位置Aに集光される。
一方、第1のHOE12aに入射角aで入射する被写体像の光であって、光L1aを全反射する位置に入射する光L1bは、第1のHOE12aにて導光部材11内で全反射するように回折されて面11bに向かう。以降は、光L1aと同じ光路を辿って撮像素子4の撮像面上の位置Aに集光される。
また、図5に示すように、第1のHOE12aに入射角bで入射する被写体像の光L2aは、第1のHOE12aにて導光部材11内で全反射するように回折された後、導光部材11の面11bで全反射され、第1のHOE12aに再度入射し、そこで全反射されて面11bに向かう。以降は、面11bと面11aとの間で全反射が繰り返され、導光部材11内を導光されて第2のHOE12bに入射する。第2のHOE12bに入射した光は、出射角がb度となるようにそこで回折されて、外部に射出される。第2のHOE12bから射出された光は、撮像光学系3を介して撮像素子4に導かれ、撮像面上の位置Aとは異なる位置Bに集光される。
一方、第1のHOE12aに入射角bで入射する被写体像の光であって、光L2aを全反射する位置に入射する光L2bは、第1のHOE12aにて導光部材11内で全反射するように回折されて面11bに向かう。以降は、光L2aと同じ光路を辿って撮像素子4の撮像面上の位置Bに集光される。
また、図6に示すように、第1のHOE12aに入射角cで入射する被写体像の光L3aは、第1のHOE12aにて導光部材11内で全反射するように回折された後、導光部材11の面11bで全反射され、第1のHOE12aに再度入射し、そこで全反射されて面11bに向かう。以降は、面11bと面11aとの間で全反射が繰り返され、導光部材11内を導光されて第2のHOE12bに入射する。第2のHOE12bに入射した光は、出射角がc度となるようにそこで回折されて、外部に射出される。第2のHOE12bから射出された光は、撮像光学系3を介して撮像素子4に導かれ、撮像面上の位置AおよびBとは異なる位置Cに集光される。
一方、第1のHOE12aに入射角cで入射する被写体像の光であって、光L3aを全反射する位置に入射する光L3bは、第1のHOE12aにて導光部材11内で全反射するように回折されて面11bに向かう。以降は、光L3aと同じ光路を辿って撮像素子4の撮像面上の位置Cに集光される。
以上のように、光学素子2の第1のHOE12aでは、被写体像の光の入射領域の全域で回折と全反射とが両方行われるので、例えば被写体像の光の入射領域で回折のみが行われる構成に比べて、上記入射領域(第1のHOE12aの形成領域)は広くなる。しかし、この場合でも、被写体像の光を第1のHOE12aでの回折、全反射により導光部材11内で導光させて、第2のHOE12bから射出させることができる。
したがって、広く形成した第1のHOE12aの形成領域に対応して筐体1の開口部1aを形成すれば、開口部1aの開口面積を比較的大きくすることができる。これにより、第1のHOE12aの表面にゴミが付着しても、開口面積(または入射領域の面積)とゴミのサイズとの比を小さくすることができ、撮像素子4にて撮像される被写体像の画像品位の劣化を抑えることができる。
また、本実施形態では、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bは、それぞれ、回折ピーク波長がRGBに対応して複数存在する特性を有しており、撮像素子4は、上記回折ピーク波長に対応してRGBに透過率のピークを有するカラーフィルタを各画素ごとに有しているので、外部から入射する被写体像の光(RGBの波長の光を含む)を第1のHOE12aおよび第2のHOE12bにて効率よく回折させて、撮像素子4の各画素のカラーフィルタを高い透過率で透過させることができる。これにより、入射光の利用効率の低下を極力回避しながら、撮像素子4にて被写体像をカラーで撮像することが可能となる。
なお、撮像素子4がカラーフィルタを有していなければ、撮像素子4にて撮像される被写体像はモノクロとなる。また、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bが、それぞれ、回折ピーク波長がRGBのいずれかに対応して1つだけ存在する特性を有している場合、撮像素子4がカラーフィルタを有しているか、有していないかに関係なく、撮像素子4にて撮像される被写体像はモノクロ(第1のHOE12aおよび第2のHOE12bのフォトポリマーが感度を有する色の画像)となる。しかし、これらの場合でも、筐体1の開口部1aの開口面積を大きくして撮像素子4にて撮像される被写体像の画像品位の劣化を抑えることができるという効果が得られることに変わりはない。
したがって、本発明に適用できる、HOE(第1のHOE12aおよび第2のHOE12b)と撮像素子4との組み合わせとしては、(1)カラーとカラー、(2)カラーと白黒、(3)モノクロとカラー、(4)モノクロと白黒、の4通りを考えることができる。
また、本実施形態では、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bは、それぞれ、RGBの3種類の波長の光をほぼ同じ角度に回折する3種類のピッチの干渉縞を有しているので、外部から入射するRGBの光が第1のHOE12aに同一方向から入射した場合でも、これらの波長の光は第1のHOE12aでの回折、全反射により、同一の光路で第2のHOE12bに入射し、第2のHOE12bでの回折によって同一の光路で射出される。したがって、撮像素子4にて撮像される被写体像に色分散(色むら、色ずれ)が生じるのを低減することができる。
なお、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bが、それぞれ、RGBのうちのいずれか2種類の波長の光をほぼ同じ角度に回折する2種類のピッチの干渉縞を有している場合でも、これらの光が第1のHOE12aに対して同一方向から入射する限り、同一の光路で撮像素子4に導かれる。したがって、この場合でも、撮像素子4にて撮像される被写体像に色分散が生じるのを低減することができると言える。
また、本実施形態では、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bは、ともに体積位相型であるので、ブレーズ型に比べて散乱による像の劣化が少ないという効果がある。
ところで、図7は、第1のHOE12aの回折特性(ここでは、入射位置と回折効率との関係)を示す説明図である。同図に示すように、第1のHOE12aの回折効率は、第2のHOE12bから光路に沿って遠ざかるにしたがって増大するように設定されていることが望ましい。
このように第1のHOE12aの回折効率を設定することにより、第1のHOE12aにおける被写体像の光の入射領域において、第2のHOE12bから遠い位置ほど、外部から入射する被写体像の光を極力多く取り込んで回折させることができる。一方、上記入射領域において、第2のHOE12bに近い位置ほど、上記入射領域で少なくとも一度回折された後に入射してくる光の光量を低下させずに、上記入射領域で全反射させることができる。したがって、第1のHOE12aの入射領域全体に入射する被写体像の光を効率よく取り込んで、第2のHOE12bに効率よく導くことができる。
また、第1のHOE12aにおいて、例えば外部からの光の入射領域と全反射領域とが異なっていると(入射領域と全反射領域とがずれていると)、上記各領域に入射する光の光路分離のために導光部材11を厚くする必要がある。また、導光部材11を薄くするためには、従来のように2枚のHOEを導光部材11を介して対向配置する必要がある。しかし、本実施形態のように、第1のHOE12aの回折効率を第2のHOE12bから光路に沿って遠ざかるにしたがって増大するように設定することにより、第1のHOE12aにおいて、外部からの光の入射領域と全反射領域とを重ねることができ、上記入射領域にて、回折と全反射とを両方行わせることができる。その結果、1枚のHOEを用いる構成で(HOEを対向配置しなくても)、導光部材11を薄くすることができる。
また、図8は、光学素子2の他の構成を示す斜視図である。同図に示すように、光学素子2は、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bに加えて、第3のHOE12cを有していてもよい。
第3のHOE12cは、第1のHOE12aにて回折されて第2のHOE12bとは異なる方向に導光部材11内を進行する光が、第2のHOE12bの配置方向に偏向されるように、上記光を回折する第3のホログラフィック回折光学素子である。第3のHOE12cは、反射型で構成されており、導光部材11の面11aまたは面11bに保持されている。
この構成では、外部から入射する被写体像の光を、導光部材11内で第1のHOE12aから第3のHOE12cを介して第2のHOE12bに向かう方向に導光し、第2のHOE12bから外部に射出する際に、第3のHOE12cにて、光の光束径を一方向(第1のHOE12aから第3のHOE12cへの導光方向)に縮め、さらに、第2のHOE12bにて、光の光束径を他の方向(第3のHOE12cから第2のHOE12bへの導光方向)に縮めて、最終的に第2のHOE12bから外部に射出することができる。このことは、逆に、第2のHOE12bを図2の構成と同じ面積に形成しておけば、第1のHOE12aの形成領域を図2の構成に比べて2次元的に拡大できることを意味する。
したがって、第1のHOE12aの形成領域をさらに広げるとともに、それに対応して筐体1の開口部1aを形成すれば、開口部1aの開口面積をさらに拡大することができる。これにより、第1のHOE12aの表面にゴミが付着しても、開口面積(または入射領域の面積)とゴミのサイズとの比をさらに小さくすることができ、撮像素子4にて撮像される被写体像の画像品位の劣化をさらに抑えることができる。
なお、本実施形態では、複数のHOEを全て反射型で構成した例について説明したが、その全てを透過型で構成してもよく、また、一部を反射型で構成し、残りを透過型で構成してもよい。反射型のHOEは、回折特性(波長の変化に対する回折効率の変化を示す特性)が透過型に比べてシャープであり、迷光が少なくなるので望ましい。
なお、透過型のHOEを用いる場合、その形成位置は、本実施形態の反射型のHOEの形成位置とは異なる。つまり、例えば、図1の構成において、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bを透過型で構成する場合は、第1のHOE12aを導光部材11の面11bに形成し、第2のHOE12bを導光部材11の面11aに形成すればよい。
なお、本実施形態では、導光部材11において、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bが保持される面11a・11bは、その全体が互いに平行な平面となっている。しかし、導光部材11のうち、第1のHOE12aおよび第2のHOE12bが配置されていない部分が互いに平行な曲面で構成されても、全反射条件を満たせば、光学素子2として機能する。したがって、導光部材11は、面11a・11bの全体が平面である必要はなく、少なくとも第1のHOE12aおよび第2のHOE12bの保持部が平面であればよいと言える。つまり、光学素子2の導光部材11の互いに対向する2面11a・11bは、全反射条件を満たす曲率を持つ互いに平行な曲面を有していてもよい。この場合、導光部材11の設計の自由度が広がり、筐体1内の各構成要素の配置の自由度も増大する。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
本発明の他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
図9は、本実施形態の撮像装置の概略の構成を示す説明図である。この撮像装置は、実施の形態1の構成に加えて、表示手段5と、制御部6とをさらに備えている。表示手段5は、映像を表示するものであり、例えばLCDで構成されている。制御部6は、表示手段5における映像の表示を制御するものである。
表示手段5は、表示映像の光が光学素子2の導光部材11および第1のHOE12aの少なくとも一部を透過して被写体側に進行するような位置に配置されている。つまり、表示手段5は、被写体像の光が第1のHOE12aに入射する方向の延長線上に配置されているとともに、第1のHOE12aに対して被写体とは反対側に配置されている。
第1のHOE12aに入射する被写体像の光を導光部材11内で導光し、第2のHOE12bおよび撮像光学系3を介して撮像素子4に導く構成では、上記のように表示手段5を配置することにより、表示手段5の前方(第1のHOE12aの前方)に観察者を位置させたときに、表示手段5の表示映像を観察者に観察させながら、撮像素子4はこの観察者を被写体として撮像することができる。
ここで、観察者と第1のHOE12aと表示手段5とは、ほぼ同じ直線上に位置する関係となるので、表示手段5の表示映像を観察する観察者の視線方向と、被写体像の光の第1のHOE12aへの入射方向とがほぼ一致する。これにより、撮像素子4にて得られる観察者の撮像画像として、表示映像に視線を合わせた観察者の、その視線の延長線上から撮像した画像を得ることができる。
このとき、表示手段5は、撮像素子4にて撮像された被写体像を表示するようにしてもよい。つまり、制御部6は、撮像素子4にて撮像された被写体像のデータに基づいて表示手段5を制御し、表示手段5に被写体像を表示させるようにしてもよい。この場合、表示手段5の前方に位置する観察者は、表示手段5に表示される自分の撮像画像を見て顔の向きをチェックしながら、適切な顔の向きで自分の画像を撮像素子4に撮像させることができる。
したがって、本実施形態の撮像装置を、例えば証明写真撮影用の装置や、被写体の顔写真と背景とを合成してシールプリントに焼き付ける、いわゆる写真シール作成装置に適用すれば、観察者がどこを見てよいかわからないまま撮像されて、観察者の視線がずれた写真ができあがるという事態を防止することができる。また、本実施形態の撮像装置を例えば携帯電話機に適用すれば、外出先で、表示手段5に表示される自分の撮像画像を見ながら自分の顔の化粧直しをすることも可能となる。以上のことから、本実施形態の撮像装置は、証明写真撮影用の装置や写真シール作成装置、携帯電話機などに好適であると言える。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1または2と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1または2と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
図10は、本実施形態の撮像装置の主要部の概略の構成を示すとともに、この撮像装置を2台用い、これらを通信回線を介して通信可能とした通信システムの概略の構成を示すブロック図である。なお、2台の撮像装置を特に区別する場合は、一方を撮像装置Aと称し、他方を撮像装置Bと称することとする。撮像装置A・Bの構成は全く同じである。
本実施形態の撮像装置は、テレビ電話やテレビ会議などの通信システムに適用可能なものであり、実施の形態2の構成に加えて、操作手段7と、通信手段8と、信号処理手段9とをさらに有している。
操作手段7は、通信システムの立ち上げの指示、撮像素子4による撮像の指示、表示手段5に表示させる画像(撮像画像か、受信画像か)の選択などを行うときに、使用者(観察者)によって操作される操作部(入力部)である。
通信手段8は、他の撮像装置との間でデータを送受信するためのインターフェースである。特に、通信手段8は、撮像素子4にて撮像された被写体像の画像データを外部に送信するとともに、外部から送信される映像データを受信する。
信号処理手段9は、操作手段7からの指示に基づいて、表示手段5の表示動作を制御するとともに、撮像素子4にて撮像された被写体像のデータの外部への送信を制御する。前者の制御には、撮像素子4にて撮像された被写体像のデータに基づく画像表示や、通信手段8にて受信された映像データに基づく画像表示の制御が含まれる。なお、信号処理手段9は、図9の制御部6を兼ねていてもよい。
このような構成においては、信号処理手段9の制御により、表示手段5は、撮像素子4にて撮像された被写体像を表示することもできるし、通信手段8にて受信された映像データに基づいて、その映像を表示することもできる。
特に、表示手段5が、通信手段8にて受信された映像データに基づいて映像を表示する場合は、その映像を観察者に観察させながら、信号処理手段9は、撮像素子4にて撮像された被写体像、すなわち、その映像を見る視線の延長線上から撮像した観察者の画像を、通信手段8を介して外部に送信することができる。
したがって、本実施形態の撮像装置を、テレビ電話やテレビ会議システムに適用したときに、表示手段5に表示される相手の視線と、その表示映像を見る観察者の視線とを一致させることができ、撮像装置Aと撮像装置Bとの間で、あたかも観察者の目の前に相手が実際にいるような通信形態を実現することができる。
なお、本実施形態では、撮像装置を2台用いて通信システムを構築しているが、3台以上用いて通信システムを構築することも可能である。
なお、以上の各実施の形態で説明した構成を適宜組み合わせて撮像装置や通信システムを構成することも勿論可能である。
本発明の撮像装置は、デジタルカメラ、テレビ電話、テレビ会議システムなどに適用することが可能である。
1 筐体
1a 開口部
2 光学素子
3 撮像光学系
4 撮像素子
5 表示手段
8 通信手段
11 導光部材
11a 面
11b 面
12 ホログラフィック回折光学素子
12a 第1のHOE(第1のホログラフィック回折光学素子)
12b 第2のHOE(第2のホログラフィック回折光学素子)
1a 開口部
2 光学素子
3 撮像光学系
4 撮像素子
5 表示手段
8 通信手段
11 導光部材
11a 面
11b 面
12 ホログラフィック回折光学素子
12a 第1のHOE(第1のホログラフィック回折光学素子)
12b 第2のHOE(第2のホログラフィック回折光学素子)
Claims (7)
- 被写体像を撮像する撮像素子と、
筐体の開口部を介して取り込んだ被写体像の光を導光して射出する光学素子と、
上記光学素子から射出された光を上記撮像素子に導く撮像光学系とを備え、
上記光学素子は、
互いに対向する2面を持ち、上記2面のそれぞれが互いに平行な平面を有する導光部材と、
上記導光部材の平面上の異なる部位に保持される複数の体積位相型のホログラフィック回折光学素子とを備え、
上記複数のホログラフィック回折光学素子は、
外部から入射する被写体像の光を、上記導光部材内で全反射するように上記光の入射領域全域において回折するとともに、一度回折された後に上記導光部材内を導光されて再び上記入射領域に入射する光を全反射する第1のホログラフィック回折光学素子と、
上記第1のホログラフィック回折光学素子を介して入射し、上記導光部材内を導光された光を、外部から入射する被写体像の光とほぼ平行に射出するように回折する第2のホログラフィック回折光学素子とを含んでいることを特徴とする撮像装置。 - 上記第1のホログラフィック回折光学素子の回折効率は、上記第2のホログラフィック回折光学素子から光路に沿って遠ざかるにしたがって増大するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 上記第1のホログラフィック回折光学素子および上記第2のホログラフィック回折光学素子は、それぞれ、回折効率がピークとなる回折ピーク波長が複数存在する特性を有しており、
上記撮像素子は、上記回折ピーク波長に対応する波長付近に透過率のピークを有するカラーフィルタを、各画素ごとに有していることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - nを2以上の自然数とすると、
上記第1のホログラフィック回折光学素子および上記第2のホログラフィック回折光学素子は、それぞれ、n種類の波長の光をほぼ同じ角度に回折するn種類のピッチの干渉縞を有していることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 映像を表示する表示手段をさらに備え、
上記表示手段は、表示映像の光が上記光学素子の上記導光部材および上記第1のホログラフィック回折光学素子の少なくとも一部を透過して被写体側に進行するような位置に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置。 - 上記表示手段は、上記撮像素子にて撮像された被写体像を表示することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 上記撮像素子にて撮像された被写体像の画像データを外部に送信するとともに、外部から送信される映像データを受信する通信手段をさらに備え、
上記表示手段は、上記通信手段にて受信された映像データに基づいて映像を表示することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006104111A JP2007281765A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | 撮像装置 |
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JP2006104111A Pending JP2007281765A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | 撮像装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160101104A (ko) * | 2013-12-19 | 2016-08-24 | 배 시스템즈 피엘시 | 도파관 내부 및 도파관에 관련된 개선 |
-
2006
- 2006-04-05 JP JP2006104111A patent/JP2007281765A/ja active Pending
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KR20160101104A (ko) * | 2013-12-19 | 2016-08-24 | 배 시스템즈 피엘시 | 도파관 내부 및 도파관에 관련된 개선 |
JP2017502348A (ja) * | 2013-12-19 | 2017-01-19 | ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ−BAE SYSTEMS plc | 導波路における、および、導波路に関連した改良 |
KR102359045B1 (ko) | 2013-12-19 | 2022-02-04 | 배 시스템즈 피엘시 | 도파관 내부 및 도파관에 관련된 개선 |
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