JP2007281551A - 化合物半導体スイッチ回路装置 - Google Patents

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哲郎 浅野
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Abstract

【課題】ロジック回路を内蔵した化合物半導体スイッチMMICにおいて、ロジック回路はE−FET、スイッチング素子はD−FETで形成しており、プロセスが複雑になる問題があった。
【解決手段】ロジック回路のインバータ素子をD−FETとSBDで構成する。すなわち、第2FETのゲート電極にSBDのカソード電極が接続し、SBDのアノード電極が入力抵抗Riを介して制御端子Ctlに接続する。また、第2FETのソース電極が接地端子GNDに接続し、第2FETのドレイン電極が負荷抵抗Rlの一端に接続する。負荷抵抗Rlの他端は電源端子VDDに接続する。入力信号ラインの制御端子と接地端子間および、反転信号ラインと接地端子間にはそれぞれ容量Ci、Crが接続されて、入力信号ライン、反転信号ラインを介してスイッチング素子に接続する。これにより、ロジック回路内蔵のスイッチMMICをすべてD−FETおよびSBDで形成できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、化合物半導体スイッチ回路装置に係り、特にロジック回路を有する化合物半導体スイッチ回路装置に関する。
HEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)はMESFETと同様に、ゲート電圧が0Vの場合にチャネルが形成されるか否かによりディプレッション型と、エンハンスメント型があり、これらを1チップに集積化したものも知られている。
図12は、エンハンスメント型FET(HEMT)とディプレッション型FET(HEMT)を集積化する一例として、ロジック回路L’(二点鎖線)を内蔵するハイパワーDPDT(Double Pole Double Throw)スイッチMMICを示す等価回路図である。
DPDTは、第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4と、2つの第1RFポート(第1共通入力端子IN1、第2共通入力端子IN2)と2つの第2RFポート(第1共通出力端子OUT1、第2共通出力端子OUT2)を有する。第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4は、ディプレッション型FET(以下D−FET)で構成される。
ロジック回路L’は、インバータ素子I(破線)と、容量Cr、Ciと、入力抵抗Riと、電源端子VDDと、制御端子Ctlと、接地端子GNDとから構成される。
インバータ素子Iはエンハンスメント型FET(以下E−FET)と負荷抵抗Rlを接続してなる。すなわち詳細には、E−FETのソース電極が接地端子GNDに接続し、E−FETのドレイン電極が負荷抵抗Rlの一端に接続し、負荷抵抗Rlの他端は電源端子VDDに接続する。またE−FETのゲート電極が入力抵抗Riを介して制御端子Ctlに接続する。
ロジック回路L’は、入力信号ラインILおよび反転信号ラインRLによりスイッチング素子と接続される。ロジック回路L’の制御端子Ctlに入力された制御信号(入力信号)はそのまま入力信号ラインILの信号となり第1スイッチング素子SW1および第4スイッチング素子に印加される。
また、制御端子Ctlに印加された制御信号(入力信号)の反転信号は、反転信号ラインRLを介して第2スイッチング素子SW2および第3スイッチング素子SW3に印加される。
スイッチング素子に、ロジック回路L’を接続することにより制御端子数を減らすことができるが、この場合スイッチング素子はD−FETにより構成され、ロジック回路はE−FETにより構成される。(例えば特願2005−130766号明細書参照)。
図13は、D−FET(HEMT)とE−FET(HEMT)を同一基板に集積化した場合の断面図を示す。
GaAs基板231にバッファ層232、n+型AlGaAs層233、InGaAs層235、n+型AlGaAs層233、AlGaAs層236、n+型GaAs層237を積層し、ソース電極315、335、ドレイン電極316、336、ゲート電極327、328を設ける。
D−FET550とE−FET560には、それぞれ所望のピンチオフ電圧があるため、これらを同一基板に集積化する場合には、それぞれのピンチオフ電圧に応じてゲート電極327、328の底部の高さを制御し、空乏層の広がる領域を異ならせている。すなわち、半導体層のエッチング量を制御することでゲート電極327、328の底部の高さを制御し、D−FET550およびE−FET560がそれぞれの所定のピンチオフ電圧を得るように制御している(例えば、特許文献1参照。)。
特公平1−23955号公報
上記の如く、D−FET550とE−FET560を同一基板に形成する場合には、D−FET550のゲート電極327をAlGaAs層236表面に形成した後、所定の深さまでAlGaAs層236のエッチングを行い、E−FET560のゲート電極328を形成している。
HEMTにおいては、ゲート電極底部の高さのばらつきがピンチオフ電圧(以下Vpと称する)のばらつきに影響する。
例えば、スイッチング素子として使用するD−FET(HEMT)のピンチオフ電圧Vpのばらつきの最大値がスイッチMMICのリニアリティ特性に影響する。また、スイッチMMICに内蔵されるロジック回路を構成するE−FET(HEMT)のピンチオフ電圧Vpのばらつきの最大値もスイッチMMICのリニアリティ特性に影響する。
このように、E−FETとD−FETで、それぞれの所望のピンチオフ電圧Vpに応じたばらつきの制御を行う必要があり、工数が増大するなどの問題があった。
本発明は上述した諸々の事情に鑑み成されたもので、化合物半導体基板に設けられた複数のスイッチング素子と、基板に設けられスイッチング素子に制御信号を印加するロジック回路と、を具備する化合物半導体スイッチ回路装置において、スイッチング素子は、第1のディプレッション型FETにより構成され、ロジック回路は、第2のディプレッション型FET、負荷およびダイオードにより構成されるインバータ素子を有し、インバータ素子が電源端子、制御端子および接地端子に接続することを特徴とするものである。
本発明に依れば、スイッチMMICのロジック回路のインバータ素子を負荷と、ショットキーバリアダイオード(SBD)とD−FETで形成する。SBDは、スイッチング素子を構成する第1のD−FETおよびインバータ素子を構成する第2のD−FETと同時に形成できる。また負荷が第3のD−FETにより構成される場合も他のD−FETと同時に形成できる。従って、ロジック回路を内蔵するスイッチMMICにおいてE−FETを形成する必要が無く、E−FETのゲート形成工程が不要となり、工数が削減できる。ピンチオフ電圧VpのばらつきのコントロールもD−FETのみでよく、制御が容易となるため歩留が大幅に向上する。
図1から図11を参照し、ロジック回路を内蔵したスイッチMMICとしてDPDT(Double Pole Double Throw)を例に、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1から図4を参照し、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、FETを複数段接続した4つのスイッチング素子からなるDPDTスイッチMMICの回路図の一例を示す。
DPDTは、CDMA携帯電話等に用いられるスイッチMMICであり、第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、2つの第1RFポート(第1共通入力端子IN1、第2共通入力端子IN2)と2つの第2RFポート(第1共通出力端子OUT1、第共通2出力端子OUT2)を有する。第1および第2スイッチング素子SW1、SW2で構成されるSPDTスイッチと、第3および第4スイッチング素子SW3、SW4で構成される他のSPDTスイッチを、第2RFポートで互いに接続した構成である。
第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4は、それぞれFETが3段直列に接続したFET群である。例えば第1スイッチング素子SW1は、FET1−1、FET1−2、FET1−3が直列接続する。第2スイッチング素子SW2は、FET2−1、FET2−2、FET2−3が直列接続する。第3スイッチング素子SW3は、FET3−1、FET3−2、FET3−3が、第4スイッチング素子SW4は、FET4−1、FET4−2、FET4−3がそれぞれ直列接続する。
また、第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4を構成するFETは、すべて第1のD−FET(以下第1FET)65であり、ピンチオフ電圧Vpはそれぞれ−0.8Vである。
第1スイッチング素子SW1の一端(FET1−3)のドレイン電極(またはソース電極)は、第3スイッチング素子SW3の一端(FET3−3)のドレイン電極(またはソース電極)と接続し、第2スイッチング素子SW2の一端(FET2−3)のドレイン電極(またはソース電極)は、第4スイッチング素子SW4の一端(FET4−3)のドレイン電極(またはソース電極)と接続する。
第1および第2スイッチング素子SW1、SW2の他端(FET1−1、FET2−1)のソース電極(またはドレイン電極)は第1共通入力端子IN1に接続し、第3および第4スイッチング素子SW3、SW4の他端(FET3−1、FET4−1)のソース電極(またはドレイン電極)は第2共通入力端子IN2に接続する。
また第1、第3スイッチング素子SW1、SW3に共通の第1共通出力端子OUT1、およびまた第2、第4スイッチング素子SW2、SW4に共通の第2共通出力端子OUT2を有する。尚、スイッチMMICにおいては、ソース電極およびドレイン電極は等価である。従って以下ソース電極およびドレイン電極のいずれかを用いて説明するが、これらを入れ替えても同様である。
コントロール抵抗CRは、交流接地となる制御端子Ctlの直流電位およびロジック回路Lの直流電位に対して、各FETのゲート電極を介して高周波信号が漏出することを防止する目的で配置されている。コントロール抵抗CRの抵抗値はそれぞれ5KΩ〜10KΩ程度である。また、制御端子Ctlに印加される制御信号は、例えば3Vまたは0Vのディジタル信号である。
DPDTスイッチMMICにはロジック回路Lが接続する。ロジック回路Lと第1スイッチング素子SW1〜第4スイッチング素子SW4とは、入力信号ラインILおよび反転信号ラインRLにより接続される。すなわち、第1スイッチング素子SW1と第4のスイッチング素子SW4を構成する各FETのゲート電極にはそれぞれコントロール抵抗CRが接続し、入力信号ラインILを介してロジック回路Lに接続する。ロジック回路Lの制御端子Ctlに入力された制御信号(入力信号)はそのまま入力信号ラインILの信号となる。
また第2スイッチング素子SW2および第3スイッチング素子SW3のゲート電極もそれぞれコントロール抵抗CRに接続し、反転信号ラインRLを介して接続点CPにおいてロジック回路Lと接続する。反転信号ラインRLには制御端子Ctlに印加された制御信号(入力信号)の反転信号が印加される。
図1(A)の如く、ロジック回路L(二点鎖線)は、インバータ素子70(破線)と、容量Cr、Ciと、入力抵抗Riと、電源端子VDDと、制御端子Ctlと、接地端子GNDを有する。
インバータ素子70は、第2のD−FET(以下第2FET71)と、ショットキーバリアダイオード(以下SBD72)と、負荷LOを接続してなる。
負荷LOは、負荷抵抗Rlまたは第3のD−FET(以下第3FET)73であり、第1の実施形態では図1(B)の如く負荷抵抗Rlを用いる場合を説明する。
図1(B)の如く、第2FET71のゲート電極にSBD72のカソード電極が接続し、SBD72のアノード電極が入力抵抗Riを介して制御端子Ctlに接続する。また、第2FET71のソース電極が接地端子GNDに接続し、第2FET71のドレイン電極が接続点CPに接続する。更に接続点CPに負荷抵抗Rlの一端が接続し、負荷抵抗Rlの他端は電源端子VDDに接続する。
入力信号側となる制御端子Ctlと接地端子GND間には、雑音吸収および発振防止のため容量Ciが接続する。また、反転信号ラインRLが接続し反転信号側となる接続点CPと、接地端子GND間には同じく雑音吸収および発振防止のために容量Crが接続されている。また入力抵抗Riは静電破壊防止、雑音吸収および発振防止のために配置されている。
ロジック回路Lにより、制御端子Ctlに印加された制御信号(入力信号)はインバータ素子70により反転され、接続点CPに入力信号の反転信号が発生する。すなわち制御端子Ctlが3Vのときは接続点CPは0Vとなり、制御端子Ctlが0Vのときは接続点CPは3Vとなる。
図1のDPDTスイッチMMICの回路動作は以下のとおりである。まず、第2FET71のピンチオフ電圧Vpは、第1FET65と同様−0.8Vである。また、SBD72の順方向立ち上がり電圧Vfは、例えば1Vである。
つまり、SBD72のアノード電極−カソード電極間は、1V以上の電圧で電流が流れ始める。また第2FET71においては、ゲート電極の電位がソース電極の電位に対して−0.8V以上で、ドレイン電流が流れ始める。
従って、第2FET71は、制御端子Ctlの電位が、接地端子の電位(GND電位)に対して、0.2V(−0.8[V]+1.0[V])以上になった時点で導通し、ドレイン電流が流れ始める。
制御端子Ctlに3Vの制御信号が印加されると、この制御信号はGND電位に対して0.2Vより十分高いため、第2FET71は導通する。そして入力信号ラインILを介して制御端子Ctlの入力信号がそのままゲート電極に入力される第1スイッチング素子SW1および第4スイッチング素子SW4が、オンとなる。これにより、第1共通入力端子IN1−第1共通出力端子OUT1間および第2共通入力端子IN2−第2共通出力端子OUT2間が導通状態となりそれぞれ信号経路が形成される。
一方接続点CPにおいては、ロジック回路Lにより入力信号が反転される。すなわち反転信号(0V)が反転信号ラインRLを介してゲート電極に入力される第2スイッチング素子SW2および第3スイッチング素子SW3は、オフとなる。従って、第1共通入力端子IN1−第2共通出力端子OUT2間および第2共通入力端子IN2−第1共通出力端子OUT1間が遮断される。
制御端子Ctlに0Vが印加されるときはその逆の動作である。すなわち、第1スイッチング素子SW1および第4スイッチング素子SW4が、オフとなり、第1共通入力端子IN1−第1共通出力端子OUT1間および第2共通入力端子IN2−第2共通出力端子OUT2間が遮断される。一方第2スイッチング素子SW2および第3スイッチング素子SW3は、オンとなり、第1共通入力端子IN1−第2共通出力端子OUT2間および第2共通入力端子IN2−第1共通出力端子OUT1間が導通し、信号経路が形成される。
ここでの負荷LO(負荷抵抗Rl)は、制御信号の影響を受けない(固定した)インピーダンス特性(電流−電圧特性)を有しており、制御信号により大きくインピーダンスが変化する第2FET71と直列に接続されて、接続点CPの電位を、制御信号の反転信号の電位となるようにする。その理由は、接続点CPの電位は負荷のインピーダンスと第2FET71のインピーダンスのインピーダンス分割により決定するためである。
具体的に電源端子VDD電圧が3Vの場合で説明する。第2FET71がオンの場合、負荷LOのインピーダンスに比べて第2FET71のインピーダンスが圧倒的に小さいため、接続点CPの電位はほとんど0Vになる。一方、第2FET71がオフの場合、負荷LOのインピーダンスに比べて第2FET71のインピーダンスが圧倒的に大きいため、接続点CPの電位はほとんど3Vになる。
このようなDPDTでは、第1RFポートと第2RFポートを入れ替えて使用することができる。その場合には第1、第2共通入力端子IN1、IN2から第1、第2共通出力端子OUT1、OUT2へ向かう高周波信号の経路が逆向きとなる。
本実施形態では、スイッチMMICに集積化されるロジック回路Lにおいて、インバータ素子70をD−FET(第2FET71)とSBD72および負荷LOとしての抵抗(負荷抵抗)Rlで構成する。これにより、同一基板に集積化するインバータ素子70と、第1スイッチング素子SW1〜第4スイッチング素子SW4を同じピンチオフ電圧VpのD−FETで形成できる。従って、各FETのゲート電極の形成工程も同一工程で実施でき、ピンチオフ電圧Vpのばらつきの制御も共通にできる。
図2は、上記のDPDTを化合物半導体基板の1チップに集積化した平面図である。回路を構成するそれぞれの素子のパターン配置は図1の回路図の配置とほぼ同様である。以下、D−FET(第1FET65および第2FET71)はHEMT(High Electron Mobility Transistor)を例に説明するが、MESFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)、GaAs JFET(Junction FET)でも良い。
HEMTの基板構造は、例えば半絶縁性GaAs基板上にバッファ層、電子供給層、チャネル(電子走行)層、キャップ層等を積層したものである。また、HEMTにおいては、バッファ層に達する絶縁化領域50で分離することにより、動作領域100、コントロール抵抗CR、負荷抵抗Rlや入力抵抗Riなどの伝導領域を形成する。以下、伝導領域とは絶縁化領域50以外の領域であり、高濃度の不純物層を含む不純物領域である。
第1スイッチング素子SW1〜第4スイッチング素子SW4は、それぞれ3つの第1FET65(D−FET)を直列接続したFET群である。各スイッチング素子SW1〜SW4のゲート電極にはそれぞれ、コントロール抵抗CRが接続されている。また第1共通入力端子IN1、第2共通入力端子IN2、第1共通出力端子OUT1、第2共通出力端子OUT2に接続する第1共通入力端子パッドI1、第2共通入力端子パッドI2、第1共通出力端子パッドO1、第2共通出力端子パッドO2が基板の周辺に設けられている。
各スイッチング素子は、同様の構成であるので、以下第1スイッチング素子SW1について説明する。
FET1−1、FET1−2、FET1−3は、それぞれ3つの金属層により形成される。第1層目の金属層は、基板にオーミックに接触するオーミック金属層(AuGe/Ni/Au)であり、2層目の金属層は、基板表面にショットキー接合を形成するゲート金属層(例えばPt/Mo)20である。また第3層目の金属層は、配線金属層(Ti/Pt/Au)である。配線金属層は更に1層目の第1配線金属層30と、ハッチングで示す2層目の第2配線金属層40がある。
動作領域100上にオーミック金属層によって、第1ソース電極および第1ドレイン電極が形成される。尚、図2ではオーミック金属層は第1配線金属層30と重なるために図示されていない。櫛状のゲート電極27はゲート金属層20により形成され、各櫛歯が第1ソース電極および第1ドレイン電極間に配置される。
第2ソース電極31および第2ドレイン電極32はオーミック金属層に重畳する第1配線金属層(Ti/Pt/Au)30であり、それぞれ櫛状に形成される。又、各パッドは、第1配線金属層30が基板表面に設けられ、その上層に第2配線金属層40が形成された2層構造である。
FET1−1は左側から伸びる3本の第1配線金属層30が第1共通入力端子パッドI1に接続される第2ソース電極31であり、この下にオーミック金属層で形成される第1ソース電極がある。また右側から伸びる3本の第1配線金属層30がFET1−1の第2ドレイン電極32であり、この下に第1ドレイン電極がある。この両電極は櫛歯をかみ合わせた形状に配置され、その間にゲート電極27が5本配置されている。
FET1−2では、左側から延びる3本の第2ソース電極31は、FET1−1の第2ドレイン電極32と接続している。ここで、この電極は高周波信号の通過点に過ぎず一般には外部に導出する必要が無いためパッドは設けられていない。また、右側から延びる4本の第2ドレイン電極32は、FET1−3の第2ソース電極31に接続している。この電極も同様に高周波信号の通過点に過ぎず一般には外部に導出する必要が無いためパッドは設けられていない。この両電極の下にオーミック金属層がある。これらは櫛歯をかみ合わせた形状に配置され、その間にゲート電極27が6本の櫛状に配置されている。
FETを多段に直列に接続したスイッチ回路装置はFET1段のスイッチ回路装置に比べ、FET群がOFFの時により大きな電圧振幅に耐えられるため高出力スイッチ回路装置となる。その際FETを直列に接続するときに接続部となるFETのソース電極またはドレイン電極は一般には外部に導出する必要が無いためパッドを設ける必要はない。
FET1−3は左側から伸びる3本の第1配線金属層30が第2ソース電極31であり、この下に第1ソース電極がある。また右側から伸びる櫛状の4本の第1配線金属層30が、第1共通出力端子パッドO1に接続する第2ドレイン電極32であり、この下に第1ドレイン電極がある。この両電極は櫛歯をかみ合わせた形状に配置され、その間にゲート電極27が6本配置されている。ゲート電極27は、コントロール抵抗CRおよび、第1配線金属層30で形成された入力信号ラインILを介して、制御端子パッドCと接続する。
第2ソース電極31、第2ドレイン電極32は動作領域100外においてそれぞれの電極の櫛歯を配線し、窒化膜(ここでは不図示)上に延在している。
コントロール抵抗CRは、前述の如く絶縁化領域50により分離された伝導領域により構成され、ここでは例えば高抵抗体により構成される。高抵抗体は、HEMT構造のキャップ層を除去し、下層の高シート抵抗値を有する半導体層のみを抵抗層としたものである。コントロール抵抗CRは高周波信号の漏れを防止するため、高い抵抗値にする必要があるが、高抵抗体で構成することにより、短い距離で抵抗値を高めることができる。一方負荷抵抗Rlや入力抵抗Riは精度の良い抵抗値を得るためHEMT構造のキャップ層を除去しない伝導領域より構成されている。
また、各パッドI1、I2、O1、O2周辺の基板表面には、高周波信号の漏れを防ぎ、アイソレーション向上のため周辺伝導領域(不純物領域)51が配置される。また、各パッド−各FET間、各パッド−ソース(ドレイン)電極間、コントロール抵抗CR−コントロール抵抗CR間の基板表面にはフローティング電位の伝導領域52が形成されている。フローティング電位の伝導領域52によってもアイソレーションを向上させることができる。更に各櫛歯を配線し、窒化膜上に延在する第2ソース電極31、および第2ドレイン電極32の下方の基板表面にも伝導領域52が設けられる。これらの周辺伝導領域51、伝導領域52も絶縁化領域50により分離される。
尚、第2スイッチング素子SW2、第4スイッチング素子SW4のゲート電極に接続する反転信号ラインRLは、第2配線金属層40により形成され、ロジック回路Lの接続点CPに接続する。
ロジック回路Lは、二点鎖線の領域に構成され、チップの一辺に沿って電源端子VDD、接地端子GND、制御端子Ctlにそれぞれ接続する電源端子パッドV、第1接地端子パッドG1、制御端子パッドCが配置される。またこれらと並んで接地端子GNDに接続する第2接地端子パッドG2が配置される。そしてこれらのパッドの間に、入力抵抗Riおよびインバータ素子70を配置する。インバータ素子70は、第2FET71、SBD72および負荷抵抗Rlからなるが、詳細については後述する。
図2では、インバータ素子70の第2FET71より下方が入力信号(制御信号)側となり、第2FET71より上方が、入力信号を反転した反転信号側となる。そして入力信号側の制御端子パッドCおよび第2接地端子パッドG2に沿って容量Ciが配置される。また反転信号側の第1接地端子パッドG1、電源端子パッドVに沿って容量Crが配置される。
容量Ci、Crはそれぞれ基板表面に下部電極55i、55r(ここでは不図示)を設け、窒化膜を介して上部電極56i、56rを配置したものである。下部電極55i、55rは第1配線金属層30により形成され、上部電極56i、56rは第2配線金属層40により形成される。入力信号ラインILの第2配線金属層40は、容量Ciの上部電極56iとコンタクトする。また反転信号ラインRLの第2配線金属層40は、容量Crの上部電極56rとコンタクトする。尚本実施形態の容量Ci、Crの下部電極55i、55rは連続している。
更に、入力信号側の容量Ciの下部電極55iは第2接地端子パッドG2と接続する。すなわち下部電極55iと第2接地端子パッドG2の下層の第1配線金属層30は連続する。また、反転信号側の容量Crの下部電極55rは第1接地端子パッドG2と接続する。すなわち下部電極55rと第1接地端子パッドG2の下層の第1配線金属層30は連続する。
電源端子パッドV、第1および第2接地端子パッドG1、G2、制御端子パッドCの周辺の基板表面にはアイソレーション向上のため周辺伝導領域51が配置される。また、容量Ci、Crの下部電極55i、55rの周辺の基板表面にも周辺伝導領域51が形成される。
尚、パッドの下層の第1配線金属層30は窒化膜に設けられたコンタクトホールを介して基板に直接コンタクトしており、本実施形態の周辺伝導領域51は、全て各パッドの周辺で、少なくとも一部がパッドとコンタクトするか、パッドから0μm〜5μm離間して配置される。パッドとコンタクトする場合は、パッドよりはみ出して設けられ、パッド下全面に設けられてもよい。このような配置により、周辺伝導領域51は、各パッドと直流電流が流れる状態で接続(以下直流的に接続)することができる。尚、下部電極55i、55rの周辺伝導領域51も同様である。
また、第1スイッチング素子SW1および第2スイッチング素子SW2(第2ソース電極31)とロジック回路L(容量Cr、Ci)の間の基板表面にもフローティング電位の伝導領域52を配置し、アイソレーションを向上させる。
図3は、図2の破線で示したインバータ素子70の拡大平面図を示す。
インバータ素子70は、第2FET71のゲート電極21とSBD72の第2カソード電極37を接続し、第2FET71の第2ドレイン電極36と負荷抵抗Rlを接続したものである。
第2FET71は、第1FET65と同様の構成のD−FETである。すなわち第2FET71は、絶縁化領域50で分離された動作領域100上に第1配線金属層30よりなる櫛状の第2ソース電極35および櫛状の第2ドレイン電極36が設けられる。これらは櫛歯を交互にかみ合わせるように配置され、その間にゲート金属層20よりなるゲート電極21が配置される。尚、第2ソース電極35および第2ドレイン電極36の下層には、オーミック金属層よりなる第1ソース電極及び第1ドレイン電極が配置されているが、ここでの図示は省略する。
第2FET71の第2ドレイン電極36は、第2配線金属層40よりなる反転信号ラインRLに接続する。反転信号ラインRLは第1接地端子パッドG1と容量Cr(図2参照)間に延在し、負荷抵抗Rlの一端と接続する。負荷抵抗Rlは絶縁化領域50により分離された伝導領域である。
第2FET71の第2ソース電極35は、第1接地端子パッドG1に接続する。第1接地端子パッドG1は、負荷抵抗Rlと第2FET71の間に配置される。負荷抵抗Rlの他端は、電源端子パッドV(図2参照)に接続する。第2FET71のゲート電極21はSBD72の第2カソード電極37と接続する。
SBD72は、第1FET65および第2FET71などのD−FETと同様の構造を持つショットキーバリアダイオードである。すなわちSBD72は、絶縁化領域50で分離された動作領域100上に配線金属層30よりなる櫛状の第2カソード電極37が設けられ、その間にゲート金属層20よりなるアノード電極22が配置される。つまり、D−FETの構造において第2ソース電極および第2ドレイン電極を接続することで第2カソード電極37を形成し、D−FETのゲート電極をアノード電極22とすることによりSBD72が形成できる。
尚、第2カソード電極37の下層には、オーミック金属層よりなる第1カソード電極が配置されているが、ここでの図示は省略する。
SBD72のアノード電極22は入力抵抗Riを介して制御端子パッドC(図2参照)に接続する。入力抵抗Riは絶縁化領域50により分離された伝導領域である。
図4は、第2FET71およびSBD72を示す図である。図4(A)は第2FET71を示し、図3のa−a線断面図である。また図4(B)はSBD72を示し、図3のb−b線断面図である。
基板は、半絶縁性GaAs基板131上にノンドープのバッファ層132を積層し、バッファ層132上に、第1電子供給層となるn+型AlGaAs層133a、チャネル(電子走行)層となるノンドープInGaAs層135、第2電子供給層となるn+型AlGaAs層133bを積層したものである。第1電子供給層133aとチャネル層135および第2電子供給層133bとチャネル層135間には、それぞれスペーサ層134が配置される。
バッファ層132は、不純物が添加されていない高抵抗層であり、その膜厚は、数千Å程度である。第2電子供給層133b上には、障壁層136となるノンドープのAlGaAs層を積層し、所定の耐圧とピンチオフ電圧を確保している。障壁層136の上には、安定層となるn+型(またはノンドープ)InGaP層140が設けられる。安定層140は製造工程において動作領域100の保護層となり、またゲート電極形成時のリセスエッチングにおいて選択エッチングを可能にするためのエッチングストップ層として設けられる。更にキャップ層となるn+型GaAs層137が最上層に積層される。キャップ層137には高濃度の不純物が添加されており、その不純物濃度は、1〜5×1018cm−3程度である。
電子供給層133(第1電子供給層133a、第2電子供給層133b)、障壁層136、スペーサ層134は、チャネル層135よりバンドギャップが大きい材料が用いられる。また電子供給層133には、n型不純物(例えばSi)が2〜4×1018cm−3程度に添加されている。
第2FET71の動作領域100は、バッファ層132に達する絶縁化領域50によって分離される。ここで、HEMTのエピタキシャル構造はキャップ層137を含んでいる。キャップ層137の不純物濃度は1〜5×1018cm−3程度と高濃度であるため、キャップ層137の配置されている領域は機能的には高濃度の不純物領域といえる。以下、第2FET71(第1FET65も同様)の動作領域100とは、絶縁化領域50で分離され、第1ソース電極15、第2ソース電極35、第1ドレイン電極16、第2ドレイン電極36およびゲート電極21が配置される領域の半導体層をいう。すなわち電子供給層133、チャネル(電子走行)層135、スペーサ層134、障壁層136、キャップ層137などのHEMTを構成する各半導体層をすべて含んだトータルとしての領域を動作領域100とする。
絶縁化領域50は、半絶縁性GaAs基板131同様、絶縁体のように電気的に完全な絶縁ではなく、不純物(B+)をイオン注入することによりエピタキシャル層にキャリアトラップを設け、絶縁化した領域である。つまり、絶縁化領域50にもエピタキシャル層として不純物は存在しているが、絶縁化のためのB+注入により不活性化されている。尚、FETがイオン注入型のGaAs MESFETの場合には、伝導領域とは半絶縁基板にn型不純物を選択的にイオン注入した不純物領域であり、絶縁化領域50とは、伝導領域が形成されない半絶縁性GaAs基板の一部に相当する。つまり、本実施形態の絶縁化領域50は、半絶縁性GaAs基板131と同程度の1×10Ωcm〜1×10Ωcmの比抵抗を有しており、比抵抗が1×1010Ωcm以上であるガラス、セラミックおよびゴムのような絶縁体とは明確に区別される。 動作領域100では図のごとく、高濃度不純物が添加されたキャップ層137を部分的に除去することにより、ソース領域137sおよびドレイン領域137dを設ける。ソース領域137sおよびドレイン領域137dにはオーミック金属層10で形成される第1ソース電極15、第1ドレイン電極16が接続し、その上層には第1配線金属層30により第2ソース電極35、第2ドレイン電極36が形成される。
また、動作領域100の一部のキャップ層137および安定層140をエッチングにより除去して、ノンドープAlGaAs層136を露出し、ゲート金属層20をショットキー接続させてゲート電極21を形成する。ゲート金属層20は、例えばPt/Moであり、それぞれ厚みはPt:45Å、Mo:50Åである。
ゲート電極21は、熱処理により最下層金属であるPtの一部がノンドープAlGaAs層136内に埋め込まれる。Ptの埋め込み深さはPt蒸着膜厚の2.4倍であり、埋め込まれたPt(以下埋め込み部21b)の底部はノンドープAlGaAs層136表面から108Åの深さに位置する。これにより、電子供給層133の所定の不純物濃度および障壁層136の所定の厚みにおいて−0.8Vのピンチオフ電圧Vpを実現している。
またゲート金属層20としてPtの上にはMoなどPt埋め込み熱処理においてGaAsと反応しない金属を、Ptに引き続き連続して蒸着することが望ましい。ゲート電極21をPtのみで形成すると、Pt蒸着後、Pt埋め込み熱処理までの間にPt表面に異物が付着した場合、その異物までPt埋め込み熱処理反応に関与することになり、HEMTの特性が劣化する。従って熱によりGaAsと反応しないMoでPtの上を覆うことによりMo上に同様の異物が付着したとしても、Moがバリアとなりその異物がPt埋め込み熱処理反応に関与することは無い。
またウエハ完成後においても実装時に半田付けの熱が加わることなどが有る。この場合、ゲート電極21をPtのみで形成するとPtの上に異物が付着している場合、その異物が半田付けの熱などによってGaAsと反応しHEMTの特性が劣化する場合がある。その際にもMoでPtの上を覆うことによりMo上に異物があってもMoがバリアとなりその異物が半田付けの熱などによってGaAsと反応することは無い。Moの厚みはあまり厚くするとPtとの間でストレスが発生するため、最大でもPtの厚みと同程度とすることが望ましい。Pt厚みは45ÅであるためMoも同程度の50Åとする。
スイッチMMICの場合、ゲート電極21から制御端子までの間に10KΩ程度以上の抵抗が挿入されるため、ゲート電極21自体の抵抗値は高くても問題なく、Pt/Moというゲート金属層の構造が最適である。
また熱によりGaAsと反応しない金属としてMoの替わりにWも考えられるが、Wは融点が高いため一般にはスパッタで形成しており蒸着では形成できない。従ってPtの蒸着と連続してWは形成できず、またスパッタの場合高熱が発生するためレジストが耐えられずリフトオフによる形成も不可能である。
尚、ゲート金属層20にTi/Pt/Auを採用し、ゲート埋め込みの熱処理を行わず、障壁層136とショットキー接合を形成するゲート電極21を形成してもよい。
図4(B)の如く、SBD72も第2FET71と同様の構成であり、SBD72の各電極は、第2FET71と同じオーミック金属層10、ゲート金属層20、第1配線金属層30により構成される。
SBD72の動作領域100も、バッファ層132に達する絶縁化領域50によって分離される。すなわち、SBD72の動作領域100も、絶縁化領域50で分離され、第1カソード電極17、第2カソード電極37およびアノード電極22が配置される領域の半導体層をいう。すなわち電子供給層133、チャネル(電子走行)層135、スペーサ層134、障壁層136、キャップ層137などのSBD72を構成する各半導体層をすべて含んだトータルとしての領域を動作領域100とする。
動作領域100では図のごとく、高濃度不純物が添加されたキャップ層137を部分的に除去することにより、高濃度伝導領域(カソード領域)137aを設ける。カソード領域137aにはオーミック金属層10で形成される第1カソード電極17がコンタクトし、その上層には第1配線金属層30により第2カソード電極37が形成される。
また、動作領域100の一部のキャップ層137をエッチングにより除去して、ノンドープAlGaAs層136を露出し、ゲート金属層20をショットキー接続させてアノード電極22を形成する。ゲート金属層20は、第2FET72のゲート電極21と同じ金属層であり、ゲート電極21に埋め込み電極構造を採用する場合には、SBD72のアノード電極22も埋め込み電極構造となる。すなわち、アノード電極22は、熱処理により最下層金属であるPtの一部がノンドープAlGaAs層136内に埋め込まれる。埋め込まれたPt(以下埋め込み部22b)の底部はノンドープAlGaAs層136表面から108Åの深さに位置する。このとき順方向立ち上がり電圧Vfは1.0Vとなるが、順方向立ち上がり電圧Vfの値はPtの蒸着膜厚や埋め込み深さにかかわらず一定である。
このように本実施形態では、順方向立ち上がり電圧Vfが1.0VのSBD72のアノード電極22を制御端子パッドCに接続し、第2カソード電極37を、ピンチオフ電圧Vpが−0.8Vの第2FET71のゲート電極21に接続する。
これにより、制御端子パッドCの電位が、第1接地端子パッドGの電位(GND電位)に対して、0.2V(−0.8[V]+1.0[V])以上になった時点で第2FET71を導通させ、ドレイン電流を流すことができる。
尚、ゲート金属層20にTi/Pt/Auを採用し、ゲート埋め込みの熱処理を行わず、障壁層136とショットキー接合を形成するアノード電極22を形成してもよい。この場合の順方向立ち上がり電圧Vfは例えば0.8Vとなる。従って、制御端子パッドCの電位が、第1接地端子パッドGの電位(GND電位)に対して、0.2V以上になった時点で第2FET71を導通させるためには第2FET71のピンチオフ電圧Vpを−0.6Vにする必要がある(−0.6[V]+0.8[V]=0.2[V])。このとき第2FET71のゲート金属もTi/Pt/Auであり、電子供給層133の所定の不純物濃度において障壁層136の厚みの設定を調節することによりピンチオフ電圧Vpを−0.6Vにすることができる。
制御端子Ctlの入力信号の電圧は、3Vまたは0Vである。例えば3Vの制御信号が印加されると、この制御信号はGND電位に対して0.2Vより十分高いため、第2FET71は導通する。そして入力信号ラインILを介して制御端子Ctlの入力信号によって第1スイッチング素子SW1および第4スイッチング素子SW4が、オンとなる。
一方接続点CPにおいては、ロジック回路Lにより入力信号が反転され、反転信号(0V)が印加される第2スイッチング素子SW2および第3スイッチング素子SW3は、オフとなる。制御端子Ctlに0Vが印加されるときはその逆の動作である。
このように、本実施形態ではE−FETを採用することなく、ロジック回路Lを構成することができる。ここで、第1FET65は、第2FET71と同様の構成であり、すなわち図2のc−c線で示す第1FET65の断面図は、図4(A)と同様である。つまり、本実施形態によれば、第1スイッチング素子SW1〜第4スイッチング素子SW4およびロジック回路Lにおいて、同じD−FETを採用できる。また、ロジック回路Lを構成するSBD72もD−FETと同じ断面構造を持つ。すなわちD―FETと同じ金属層を用い、同じ半導体層にそれぞれ蒸着することにより形成できる。
従って、ロジック回路Lを内蔵したスイッチMMICにおいて、E−FETの形成が全く不要となり、またピンチオフ電圧Vpの制御も1種類の制御で済むため容易となる。
次に、図5から図7を参照し、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、インバータ素子70のSBD72を複数設けるものである。
図5は、第2の実施形態のDPDTスイッチMMICの回路図の一例を示す。尚、DPDTは第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。また、ロジック回路Lにおいても第1の実施形態と同一構成要素は同一符号とし、詳細な説明は省略する。
ロジック回路Lは、インバータ素子70と、容量Cr、Ciと、入力抵抗Riと、電源端子VDDと、制御端子Ctlと、接地端子GNDを有する。
インバータ素子70は、第2FET71と、SBD72と、負荷LO(負荷抵抗Rl)を接続してなる。SBD72は、例えばアノード電極にTi/Pt/Auを使用する。このとき順方向立ち上がり電圧Vfがそれぞれ例えば0.8Vの第1SBD72aと第2SBD72bを直列接続したものである。すなわち、第2FET71のゲート電極に第1SBD72aのカソード電極が接続し、第1SBD72aのアノード電極が第2SBD72bのカソード電極に接続する。第2SBD72bのアノード電極は入力抵抗Riを介して制御端子Ctlに接続する。また、第2FET71のソース電極が接地端子GNDに接続し、第2FET71のドレイン電極が接続点CPに接続する。更に接続点CPに負荷抵抗Rlの一端が接続し、負荷抵抗Rlの他端は電源端子VDDに接続する。
後述するが、ここでは第2FET71のピンチオフ電圧Vpを例えば−1.4Vとする。従って、第2FET71は、制御端子Ctlの電位が、接地端子の電位(GND電位)に対して、0.2V(−1.4[V]+(0.8[V]+0.8[V]))以上になった時点で導通し、ドレイン電流が流れ始める。
つまり、制御端子Ctlに3Vの制御信号が印加されると、この制御信号はGND電位に対して0.2Vより十分高いため、第2FET71は導通する。これにより第1共通入力端子IN1−第1共通出力端子OUT1間および第2共通入力端子IN2−第2共通出力端子OUT2間が導通状態となりそれぞれ信号経路が形成される。一方、第1共通入力端子IN1−第2共通出力端子OUT2間および第2共通入力端子IN2−第1共通出力端子OUT1間が遮断される。制御端子Ctlが0Vの場合、逆の動作となる。
図6は、図5に示すスイッチMMICのインバータ素子70部分の拡大平面図である。ここに示した以外の平面図は、図2と同様である。また図7は、図6の断面図であり、図7(A)が図6のd−d線断面図、図7(B)が図6のe−e線、f−f線断面図である。
図6を参照し、第2FET71の平面図は、第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略するが、第2FET71の第2ソース電極35は、第1接地端子パッドG1に接続し、第2ドレイン電極36は負荷抵抗Rlの一端に接続する。第1接地端子パッドG1は、負荷抵抗Rlと第2FET71の間に配置される。負荷抵抗Rlの他端は、電源端子パッドV(図2参照)に接続する。第2FET71のゲート電極21は第1SBD72aの第2カソード電極37aと接続する。第1SBD72aのアノード電極22aは、第2SBD72bの第2カソード電極37bと接続し、第2SBD72bのアノード電極22bは、入力抵抗Riを介して制御端子パッドC(図2参照)に接続する。
第2の実施形態ではゲート金属層20にTi/Pt/Auを採用し、ゲート埋め込みの熱処理を行わない。
すなわち、図7(A)を参照し、第2FET71(第1FET65も同様)のゲート電極21は、障壁層136とショットキー接合を形成する。このとき電子供給層133の所定の不純物濃度において障壁層136の厚みの設定を調節する。これにより、第2FET71のピンチオフ電圧Vpを例えば−1.4Vにすることができる。これ以外は、第1の実施形態の第2FET71(図4(A))と同様であるので、説明は省略する。
また、図7(B)の如く、第1SBD72a、第2SBD72bは、アノード電極22がTi/Pt/Auにより形成されて障壁層136とショットキー接合を形成し、動作領域への埋め込みはされていない。この場合の順方向立ち上がり電圧Vfは、それぞれ0.8Vである。
これ以外の構成は、第1の実施形態のSBD72(図4(B))と同様であるので、説明は省略する。
図8から図11を参照し、本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、インバータ素子70の負荷LOとして、D−FETを使用したものである。
図8は、第3の実施形態のDPDTスイッチMMICの回路図の一例を示す。尚、DPDTは第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。また、ロジック回路Lにおいても第1の実施形態と同一構成要素は同一符号とし、詳細な説明は省略する。
図8および図9は第1の実施形態と同様に、SBD72を1つ設ける場合を示す。
図8(A)の如く、インバータ素子70は、第2FET71とSBD72と負荷LOとなる第3FET73が接続する。第3FET73は第2FET71と同様のD−FETでありピンチオフ電圧Vp=−0.8Vである。
すなわち、第3FET73のソース電極およびゲート電極と、第2FET71のドレイン電極を接続点CPにより接続する。第3FET73のドレイン電極は、電源端子VDDに接続する。
第2FET71のゲート電極にSBD72のカソード電極が接続し、SBD72のアノード電極が入力抵抗Riを介して制御端子Ctlに接続する。また、第2FET71のソース電極が接地端子GNDに接続する。
第2FET71のピンチオフ電圧Vpは、−0.8Vである。SBD72の順方向立ち上がり電圧Vfは、例えば1Vである。
制御端子Ctlに3Vの制御信号が印加されると、この制御信号はGND電位に対して0.2Vより十分高いため、第2FET71は導通する。これにより第1共通入力端子IN1−第1共通出力端子OUT1間および第2共通入力端子IN2−第2共通出力端子OUT2間が導通状態となりそれぞれ信号経路が形成される。一方、第1共通入力端子IN1−第2共通出力端子OUT2間および第2共通入力端子IN2−第1共通出力端子OUT1間が遮断される。制御端子Ctlが0Vの場合、逆の動作となる。
第3FET73は、第1の実施形態の負荷抵抗Rlと同様に制御信号によりインピーダンスが変化しない負荷LOである。
図8(B)は、第2の実施形態と同様の第1SBD72aと第2SBD72bを直列接続したものであり、負荷抵抗に変えて第3FET73を採用した場合である。第1SBD72aと第2SBD72bの順方向立ち上がり電圧Vfは、それぞれ0.8Vである。インバータ素子70の動作については、図8(A)と同様であり、説明は省略する。
図9は図8(A)のインバータ素子70部分の拡大図である。図9(A)は平面図であり、図9(B)は図9(A)のg−g線断面図である。これ以外の平面図は、図2と同様である。また図9(A)のh−h線断面図は図4(A)と同様であり、図9(A)のi−i線断面図は図4(B)と同様である。
図9(A)の如く第3FET73は、第2FET72と同様であるので詳細な説明は省略するが、絶縁化領域50で分離された動作領域100上に第1配線金属層30よりなる短冊状の第2ソース電極38および短冊状の第2ドレイン電極39が設けられる。これらは並行に配置され、その間にゲート金属層20よりなるゲート電極23が配置される。
また、第3FET73の第2ソース電極38とゲート電極23は第2FET71の第2ドレイン電極36に接続する。第3FET73の第2ドレイン電極39は電源端子パッドV(図2参照)に接続する。
第2FET71の第2ソース電極35は、第1接地端子パッドG1に接続する。第1接地端子パッドG1は、第3FET73と第2FET71の間に配置される。
第2FET71のゲート電極21はSBD72の第2カソード電極37と接続し、SBD72のアノード電極22は、入力抵抗Riを介して制御端子パッドC(図2参照)に接続する。第2FET71、SBD72の平面図は第1の実施形態と同様である。
図9(B)を参照し、第3FET73の動作領域100は、第2FET71の動作領域100と同様バッファ層132に達する絶縁化領域50によって分離される。
動作領域100では図のごとく、ソース領域137sおよびドレイン領域137dを設ける。ソース領域137sおよびドレイン領域137dにはオーミック金属層10で形成される第1ソース電極18、第1ドレイン電極19が接続し、その上層には第1配線金属層30により第2ソース電極38、第2ドレイン電極39が形成される。
また、動作領域100の一部のキャップ層137をエッチングにより除去して、ノンドープAlGaAs層136を露出し、ゲート金属層20をショットキー接続させてゲート電極23を形成する。オーミック金属層10,ゲート金属層20および第1配線金属層30は、第2FET71を構成する金属層と同一である。
図10および図11は第2の実施形態と同様に、SBD72を複数個設ける場合を示す。
図10は、図8(B)のインバータ素子70部分の拡大平面図である。ここに示した以外の平面図は、図2と同様である。また図11は図10のj−j線断面図である。尚、図10のk−k線断面図は図7(A)と同様であり、図10のl−l線、m−m線断面図は図7(B)と同様であるので、説明は省略する。
図10の如く、第3FET73の第2ソース電極38とゲート電極23は第2FET71の第2ドレイン電極36に接続する。第3FET73の第2ドレイン電極39は電源端子パッドV(図2参照)に接続する。
第2FET71の第2ソース電極35は、第1接地端子パッドG1に接続する。第1接地端子パッドG1は、第3FET73と第2FET71の間に配置される。
第2FET71のゲート電極21は第1SBD72aの第2カソード電極37aと接続する。第1SBD72aのアノード電極22aは、第2SBD72bの第2カソード電極37bと接続し、第2SBD72bのアノード電極22bは、入力抵抗Riを介して制御端子パッドC(図2参照)に接続する。
図11を参照し、この場合はゲート金属層20にTi/Pt/Auを採用し、ゲート埋め込みの熱処理を行わない。
すなわち、図11の如く、第3FET73のゲート電極23(第2FET71のゲート電極21も同様)は、障壁層136とショットキー接合を形成する。このとき電子供給層133の所定の不純物濃度において障壁層136の厚みの設定を調節する。これにより、第2FET71および第3FET73のピンチオフ電圧Vpを例えば−1.4Vにすることができる。これは、第2の実施形態の第2FET71(図7(A))と同様である。
SBD72は、第1SBD72aと第2SBD72bを直列接続したものである。これらのアノード電極22もTi/Pt/Auであり、障壁層136には埋め込まれずその表面とショットキー接合を形成する。このとき順方向立ち上がり電圧Vfは、それぞれ例えば0.8Vである。
これは、第2の実施形態のSBD72(図7(B))と同様である。
従って、第2FET71は、制御端子Ctlの電位が、接地端子の電位(GND電位)に対して、0.2V(−1.4[V]+(0.8[V]+0.8[V]))以上になった時点で導通し、ドレイン電流が流れ始める。
以上、ロジック回路を備えたDPDTスイッチMMICを例に説明したが、スイッチ回路装置の構成は上記の例に限らず、SP3T、SP4T、DP4T、DP7Tのように入力ポート数および出力ポート数が異なるスイッチ回路装置であっても良い。

本発明を説明するための回路図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための断面図である。 本発明を説明するための回路図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための断面図である。 本発明を説明するための回路図である。 本発明を説明するための(A)平面図、(B)断面図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための断面図である。 従来技術を説明するための回路図である。 従来技術を説明するための断面図である。
符号の説明
10 オーミック金属層
15、18 第1ソース電極
16、19 第1ドレイン電極
17 第1カソード電極
21、23、27 ゲート電極
22 アノード電極
20 ゲート金属層
30 第1配線金属層
31、35、38 第2ソース電極
32、36、39 第2ドレイン電極
37 第2カソード電極
40 第2配線金属層
50 絶縁化領域
51 周辺伝導領域
52 伝導領域
65 第1FET
70 インバータ素子
71 第2FET
72 SBD
72a 第1SBD
72b 第2SBD
73 第3FET
100 動作領域
131 半絶縁性GaAs基板131
132 バッファ層
133 電子供給層
133a 第1電子供給層
133b 第2電子供給層
134 スペーサ層
135 チャネル(電子走行)層
136 障壁層
137 キャップ層
140 安定層
IN1 第1共通入力端子
IN2 第2共通入力端子
Ctl 制御端子
OUT1 第1共通出力端子
OUT2 第2共通出力端子
I1 第1共通入力端子パッド
I2 第2共通入力端子パッド
C 制御端子パッド
O1 第1共通出力端子パッド
O2 第2共通出力端子パッド
CR コントロール抵抗
SW1 第1スイッチング素子
SW2 第2スイッチング素子
SW3 第3スイッチング素子
SW4 第4スイッチング素子
CP 接続点
V 電源端子パッド
G1 第1接地端子パッド
G2 第2接地端子パッド
GND 接地端子
DD 電源端子
Cr、Ci 容量
IL 入力信号ライン
RL 反転信号ライン
Ri 入力抵抗
Rl 負荷抵抗
L ロジック回路
D−FET ディプレッション型FET
LO 負荷

Claims (7)

  1. 化合物半導体基板に設けられた複数のスイッチング素子と、
    前記基板に設けられ前記スイッチング素子に制御信号を印加するロジック回路と、
    を具備する化合物半導体スイッチ回路装置において、
    前記スイッチング素子は、第1のディプレッション型FETにより構成され、
    前記ロジック回路は、第2のディプレッション型FET、負荷およびダイオードにより構成されるインバータ素子を有し、該インバータ素子が電源端子、制御端子および接地端子に接続することを特徴とする化合物半導体スイッチ回路装置。
  2. 前記第2のディプレッション型FETのゲート電極は前記ダイオードおよび入力抵抗を介して前記制御端子に接続し、該制御端子に印加される正電位により前記第2のディプレッション型FETが導通することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  3. 前記ロジック回路は、前記第2のディプレッション型FETのソース電極が前記接地端子に接続し、前記第2のディプレッション型FETのドレイン電極は前記負荷を介して前記電源端子に接続し、前記第2のディプレッション型FETのゲート電極は前記ダイオードおよび前記入力抵抗を介して前記制御端子に接続し、第1容量および第2容量の一端はそれぞれ前記接地端子に接続し、他端はそれぞれ前記制御端子および前記第2のディプレッション型FETのドレイン電極に接続することを特徴とする請求項2に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  4. 前記負荷は抵抗であることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  5. 前記負荷は第3のディプレッション型FETであることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  6. 前記インバータ素子は、前記ダイオードと直列に他のダイオードを接続することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  7. 前記第1のディプレッション型FETおよび前記第2のディプレッション型FETは同等のピンチオフ電圧を有することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
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