JP2007281335A - カバー部材 - Google Patents

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JP2007281335A
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Kenji Masuo
建志 益尾
Hideaki Sawatani
秀明 澤谷
Takeshi Sakata
毅 坂田
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Abstract

【課題】既存のカップ部材を利用して避雷器本体との隙間をなくすことにより、大きくコストアップすることを回避しつつ、そのカップ部材内部への異物の侵入を制限して、地絡事故の発生の虞の少ない避雷器を提供すること。
【解決手段】配電線に接続されて侵入する落雷を接地側に逃がす機能を備える避雷器に取り付けるカバー部材10であって、避雷器は配電線からの線路側電線Dを接続する避雷器本体部101側の接続金具102を覆うように形成されたカップ部材110を備えており、この避雷器に対して、避雷器本体部101の円盤形状101aの上面101bとカップ部材110の開口端部110aとの対面箇所に形成される隙間付近を覆うことのできる周回形状に形成されて設置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、カバー部材に関し、詳しくは、避雷器に接続する線路側電線との接続部を覆うように設置されるカップ部材内に、導通材料などが誤って侵入して地絡短絡事故などを起こしてしまうことを未然に防止するものに関する。
従来より、配電線に侵入する落雷電流が負荷側に流れてしまうことを防止するために、落雷などの異常高電圧電流を接地側に逃がす機能を備える避雷器を配電線に接続することが行なわれている。
この避雷器を接続する配電線からの線路側電線との接続部は、配電線に導通接続する線路側電線の導電部分を接続することから高電圧がそのまま露出しており、不用意に触れてしまうと感電してしまう。このため、この避雷器は、線路側電線との接続部を覆うカップ部材が一般的には取り付けられているが、その避雷器本体の外面とカップ部材の端部との間には、多少の隙間ができてしまう。その隙間に、金属製の腕金に止まる鳥などが摘んできた枝や金属製のハンガーなどが入り込んでしまうと地絡事故になってしまう場合もある。
このような事故を防止しようとすると、例えば、図6に示すように、そのカップ部材を内装する状態で避雷器の上部を覆うように形成された、所謂、アレスターキャップ200を被せることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。なお、このアレスターキャップ200は、避雷器上部などを覆うキャップ本体201の下部に、その避雷器本体の円盤形状部の外周円弧面に係合させる窪み形状202が多段に形成されており、その円盤形状部の外周円弧面の外径に応じて係合させる窪み形状202を選択して切り離すことにより利用するようになっている。
特開平6−181019号公報
しかしながら、このアレスターキャップ200は、カップ部材を覆うほどの大型で高価であるとともに、既設のものに取り付ける場合には、カップ部材と同様に、線路側電線を内部に差し込む必要があることから、送電を停止するなどして、線路側電線を避雷器本体に再度接続するなどの作業が必要になってしまう、という課題があった。
そこで、本発明は、既存のカップ部材を利用して避雷器本体との隙間を簡易かつ容易になくすことにより、大きくコストアップすることを回避しつつ、そのカップ部材内部への異物の侵入を制限して、地絡事故の発生の虞の少ない避雷器を安価に提供することを目的とする。
上記課題を解決するカバー部材の第1の発明は、配電線に接続されて侵入する落雷を接地側に逃がす機能を備える避雷器に取り付けるカバー部材であって、避雷器は、配電線からの線路側電線を接続する避雷器本体側の接続部を覆うように形成されたカップ部材を備えており、この避雷器に対して、避雷器本体とカップ部材の端部との対面箇所付近の双方を覆うことのできる周回形状に形成されて設置されていることを特徴とするものである。
この発明では、避雷器本体上部の接続部を覆うカップ部材端部とその避雷器本体上部の対面箇所付近が周回形状のカバー部材により覆われて、そのカップ部材端部と避雷器本体上部の間に形成される隙間が覆われる。したがって、カップ部材端部と避雷器本体との間の小さな隙間に異物の先端が偶然に差し込まれてそのカップ部材の内部に侵入してしまうことを防止することができる。
上記課題を解決するカバー部材の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記避雷器本体とカップ部材の端部の双方の外面を覆う帯状の周回形状に形成されているとともに、該周回形状の内面に、避雷器本体とカップ部材の端部との間に介在するように突出する介在部を有することを特徴とするものである。
この発明では、避雷器本体上部とカップ部材端部の双方の外面を覆う周回形状のカバー部材の内面の介在部を、その避雷器本体上部とカップ部材端部の間に進入させることができ、その介在部が避雷器本体上部にカップ部材端部の荷重により押し付けられる状態にして取り付けることができる。したがって、カップ部材端部と避雷器本体の外面側でカバー部材が容易に動いて隙間が露出することにより異物がカップ部材内に侵入しまうことを防止することができるとともに、そのカップ部材端部と避雷器本体の外面が略平行な避雷器でもカバー部材を取り付けることができる。
上記課題を解決するカバー部材の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記周回形状は、端部を有する帯状に形成されて、当該端部が重なる状態になるように形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、帯状の端部間を拡開させることにより、避雷器本体上部とカップ部材端部の対面箇所付近を覆う状態にしつつ、その端部同士が重なる周回形状にして取り付けることができる。したがって、線路側電線やカップ部材を避雷器本体から外すことなく、また、端部同士の間に隙間を露出させることなく、カバー部材を取り付けることができ、既存の避雷器にもカバー部材を取り付けることができる。
上記課題を解決する避雷器の第1の発明は、配電線に接続されて侵入する落雷を接地側に逃がす機能を備える避雷器であって、配電線からの線路側電線を接続する避雷器本体側の接続部を覆うように形成されたカップ部材を備えており、上記の第1から第3のいずれかの発明のカバー部材が設置されていることを特徴とするものである。
この発明では、上記発明による作用効果を得ることができ、避雷器本体上部の接続部を覆うカップ部材の端部との間に形成される隙間をカバー部材により覆うことができ、そのカップ部材端部と避雷器本体との間の小さな隙間に異物の先端が偶然に差し込まれてカップ部材の内部に侵入してしまうことを防止することができる。したがって、既存のカップ部材を利用しつつ避雷器本体との間に隙間が露出した状態になることを回避することができる。
このように本発明によれば、カップ部材をそのまま利用して避雷器上部に周回形状のカバー部材を取り付けるだけで、そのカップ部材端部と避雷器本体上部の間に形成される隙間を覆うことができ、その小さな隙間に異物の先端が侵入して避雷器本体の接続部に導通接触して地絡短絡事故などを発生させてしまうことを未然に回避することができる。したがって、既存のカップ部材を利用して地絡事故の発生の虞の少ない避雷器とすることができ、低コストに安全性を向上させることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明に係るカバー部材を取り付ける避雷器の一実施形態を示す図である。
図1において、避雷器100は、本体部101の上部に取り付けるカップ部材110と、このカップ部材110と本体部101上部との間の境界(対面箇所)付近にカバー部材10が設置されており、このカバー部材10は、絶縁性を有する樹脂材料を射出成形などすることにより帯状に周回するリング形状(周回形状)に作製されている。
ここで、避雷器100は、図5に示すように、外装部分が碍子により作製されて大容量バリスタなどの不図示の機能部を内蔵する本体部101と、この本体部101の上部側に配設されている接続金具(接続部)102と、本体部101の下部側に配設されている接地金具103と、本体部101の胴部に金具104aが取り付けられるとともに電柱上部の腕金に金具104bが設置されることによりその本体部101を支持する取付金具104と、を備えている。この構成により、避雷器100は、取付金具104により電柱上部の腕金に取り付け支持されており、接続金具102には配電線からの線路側電線Cの被覆を剥いだ状態の導通線Dがネジ102aにより接続・固定されているとともに、接地金具103には接地されている不図示のアース線の導通線に接続した圧着端子などがネジ止め接続されている。
この避雷器100は、負荷側に供給する定常電流の場合には機能することなく、配電線に落雷が侵入してきたときに、その落雷などにより発生する異常高電圧電流を接地側に逃がすことにより、負荷装置が落雷により破損などしてしまうことを回避することができるように設計されている。
また、この避雷器100は、接続金具102には配電線からの線路側電線Cが接続されて常時供給電圧が印加されている状態であるので、不用意に触れてしまうと感電事故や地絡事故が発生することから、その本体部101上部の円盤形状101aの上面(外面)101bから接続金具102までをすっぽり覆うことができる碍子製のカップ部材110を被せるようになっている。このカップ部材110は、そのカップ形状の底面(使用時には天井面)に線路側電線Cを差込・挿通する貫通穴(差込穴)111が形成されているとともに、その貫通穴111にはキャップ部材112を嵌着して線路側電線Cとの間の隙間をなくすようになっている。
これに対して、カバー部材10は、図2〜図4に示すように、上側がカップ部材110の開口端部110aの外径と略同等の内径となる内面を有する概略円筒形状のリング形状に形成されているとともに、下側は避雷器100の本体部101上部の円盤形状101aの上面101bに沿うように下方が拡開する概略円錐台形状となるリング形状に形成されており、この上側円筒形状部11と下側円錐台形状部12との間には、周方向に延在しつつ内方に板状に突出する円盤形状部13が一体成形されている。
これにより、図1に戻って、カバー部材10は、上側円筒形状部11がカップ部材110の開口端部110a外面の周回方向を覆うとともに、下側円錐台形状部12が避雷器100の本体部101上部の円盤形状101aの上面101bの周回方向を覆うことができる。また、カバー部材10は、円盤形状部13がそのカップ部材110の開口端部110aと避雷器100の円盤形状101aの上面101bとの間に挟まれるように介在(進入)して、そのカップ部材110の重さにより上方にずれてしまうことがない。このため、カバー部材10は、カップ部材110の開口端部110aと避雷器100の円盤形状101aの上面101bとの対面箇所に形成される隙間G(図5を参照)付近を確実に覆うことができる。
また、このカバー部材10は、特に図4に示すように、上側円筒形状部11、下側円錐台形状部12および円盤形状部13の幅方向に割り14が入れられており、この割り14は、上側円筒形状部11および下側円錐台形状部12の外面と内面との間で周回方向に連続するように入れられて、それぞれの外面側端部11a、12aと内面側端部11b、12bが重なるように形成されている。
これにより、このカバー部材10は、上側円筒形状部11、下側円錐台形状部12および円盤形状部13の割り14を拡開させて樹脂材料の弾性力により弾性復帰させることにより、電柱に既に設置されている避雷器100でも、その円盤形状101aの上面101bとカップ部材110の開口端部110aとの間に円盤形状部13を挟み込む状態に取り付けることができ、この割り14は、上側円筒形状部11および下側円錐台形状部12の外面側端部11a、12aと内面側端部11b、12bが重なるので、異物が差し込み可能な隙間を開口させてしまうことがない。
このように本実施形態においては、避雷器100の円盤形状101aの上面101bとカップ部材110の開口端部110aとの間に形成される隙間Gを覆うようにカバー部材10をずれないように取り付けることができ、電柱上部の金属製の腕金に止まる鳥などが摘んできた枝や金属製のハンガーなどがその隙間Gに偶然に入り込んで避雷器100の接続金具102に接触するなどして地絡事故が発生してしまうことを未然に防止することができる。したがって、既存のカップ部材110を利用して地絡事故の発生の虞の少ない避雷器100とすることができ、低コストに安全性を向上させることができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係るカバー部材を取り付けた避雷器の一実施形態を示す図であり、その概略構成を示す一部断面拡大立面図である。 そのカバー部材の概略全体構成を示す斜視図である。 そのカバー部材の概略全体構成を示す縦断面図である。 そのカバー部材の概略全体構成を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその割り部分の縦断面図である。 そのカバー部材を取り付ける避雷器の概略全体構成を示す立面図である。 その避雷器の上部側をカバーする場合に用いる一例のアレスターキャップを示す下方から見た斜視図である。
符号の説明
10……カバー部材 11……上側円筒形状部 11a、12a……外面側端部 11b、12b……内面側端部 12……下側円錐台形状部 13……円盤形状部 14……割り 100……避雷器 101a……円盤形状 101b……上面 101……本体部 102……接続金具 103……接地金具 104……取付金具 110……カップ部材 110a……開口端部 111……貫通穴 112……キャップ部材 200……アレスターキャップ C……線路側電線 D……導通線 G……隙間

Claims (4)

  1. 配電線に接続されて侵入する落雷を接地側に逃がす機能を備える避雷器に取り付けるカバー部材であって、
    避雷器は、配電線からの線路側電線を接続する避雷器本体側の接続部を覆うように形成されたカップ部材を備えており、
    この避雷器に対して、避雷器本体とカップ部材の端部との対面箇所付近の双方を覆うことのできる周回形状に形成されて設置されていることを特徴とするカバー部材。
  2. 前記避雷器本体とカップ部材の端部の双方の外面を覆う帯状の周回形状に形成されているとともに、
    該周回形状の内面に、避雷器本体とカップ部材の端部との間に介在するように突出する介在部を有することを特徴とする請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記周回形状は、端部を有する帯状に形成されて、当該端部が重なる状態になるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカバー部材。
  4. 配電線に接続されて侵入する落雷を接地側に逃がす機能を備える避雷器であって、
    配電線からの線路側電線を接続する避雷器本体側の接続部を覆うように形成されたカップ部材を備えており、
    上記請求項1から3のいずれかに記載のカバー部材が設置されていることを特徴とする避雷器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101229452B1 (ko) 2012-09-06 2013-02-04 엄순천 피뢰기 리드선 연결단자
CN104752012A (zh) * 2015-03-18 2015-07-01 胡妍 避雷器

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