JP2007280521A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トレイを筐体に収納した場合にはトレイを筐体に確実に固定でき、トレイを筐体に移動する場合にはトレイの移動をスムーズにでき、さらに薄型化が可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の光ディスク装置は、光ディスクを載置するトレイ3と、トレイ3を収納する筐体と、トレイ3を筐体内に移動させるレールとを備え、トレイ3はレールが沿って移動するレール案内部6を有し、レール案内部6の端部領域6aに隆起部50を設けたことを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】本発明の光ディスク装置は、光ディスクを載置するトレイ3と、トレイ3を収納する筐体と、トレイ3を筐体内に移動させるレールとを備え、トレイ3はレールが沿って移動するレール案内部6を有し、レール案内部6の端部領域6aに隆起部50を設けたことを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、光ディスクに情報の記録又は再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置に関するものである。
光ディスク装置は、各方面への応用と高性能化への開発が活発に行われている。特に最近では、使用者の用途が多岐に渡り、あらゆる使われ方で支障を生じない光ディスク装置が望まれるようになってきた。電子機器に搭載される光ディスク装置の光ディスクの装着方法としては筐体よりトレイが引き出され、このトレイに光ディスクを取り付け、再び筐体に戻して装着する方式(以下トレイ方式と称する)が一般的である。
ここで、従来のトレイ方式光ディスク装置の構成について、図を用いて説明する。
図15は、従来の光ディスク装置の外観斜視図である。図15において、1は光ディスク装置、2は筐体、2aは上部筐体部、2bは下部筐体部、3はトレイ、4は光ピックアップモジュール、5はレール、7はスピンドルモータ、7aは光ディスク装着部、8はカバー、8aは開口、9はキャリッジ、10はベゼル、11はイジェクトボタン、20は光ピックアップ、30はレール保持部、106はレール案内部である。
光ディスク装置1は、筐体2と、筐体2に移動自在に保持されたトレイ3を有している。筐体2は、金属製の上部筐体部2a、下部筐体部2bを組み合わせて袋状であり、筐体2の開口からトレイ3を引き出す又は筐体2の開口に収納する構成となっている。トレイ3には、裏面から光ピックアップモジュール4が取り付けられている。
トレイ3は側面部にレール案内部106が設けられており、このレール案内部106の外面に沿ってレール5が移動する。また同時に、レール5は筐体2の側面部内面に設置されたレール保持部30の内側に配置され、このレール保持部30の内面に沿ってレール5が移動する。このようにすることで、トレイ3を筐体2から引き出すもしくはトレイ3を筐体2に収納することができる。
光ピックアップモジュール4は、光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ7と、スピンドルモータ7から外周にかけて開口8aを設けたカバー8と、開口8aから一部が露出したキャリッジ9を少なくとも有している。キャリッジ9は、光ピックアップモジュール4に設けられた複数の案内シャフトに移動自在に保持されており、しかも図示していないフィードモータによって、スピンドルモータ7に近づいたり、離れたりするように移動できる。
トレイ3の前端面に設けられたベゼル10にはイジェクトボタン11が設けられており、このイジェクトボタン11を押すことで、筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部との係合を解除し、トレイ3は筐体2から光ディスクが着脱できるよう引き出すことができる。
この分野の先行例として、(特許文献1)等がある。
特開2004−152434号公報
図16は、従来のトレイを示す図であり、図16(a)はトレイ単体の外観斜視図、図16(b)は図16(a)に示すトレイをR側面から見た図、図16(c)は図16(b)に示すトレイのR側面図からレール案内部のみを拡大した図である。図17は従来のトレイが筐体に収納された状態を示す平面図であり、上部筐体部2aを取り外した図である。また、図18は従来のレール案内部とレールとレール保持部の関係を示す断面図であり、図18(a)は図17に示すA´−A´断面図、図18(c)は図17に示すB´−B´断面図、図18(a)は図17に示すC´−C´断面図である。また、図19は従来のレール案内部とレールの関係を示す断面図であり、図17に示すY´−Y´断面図である。図19(a)はレール案内部が反っていない状態を示し、図19(b)はレール案内部が反っている状態を示している。図16〜図19において、2bは下部筐体部、3はトレイ、5はレール、7はスピンドルモータ、7aは光ディスク装着部、8はカバー、8aは開口、9はキャリッジ、10はベゼル、11はイジェクトボタン、26は嵌合部、30はレール保持部、106はレール案内部、201は隙間である。
電子機器に搭載される光ディスク装置では、光ディスクを光ディスク装着部7aに対向する面から着脱できるように、トレイ3を筐体2から引き出すもしくはトレイ3を筐体2に収納できるように、レール5とレール案内部106とレール保持部30の関係を図17〜図19に示す構成にしている。
図17に示すトレイ3が筐体2に収納された状態からトレイ3を引き出すためには、まずイジェクトボタン11を押して、筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部との係合を解除し、その後トレイ3を引き出す。トレイ3を一定距離引き出すとレール案内部106に設けられた突起とレール5に設けられた突起が接触し、またレール5に設けられた別の突起と筐体2に設けられた突起が接触することでトレイ3が引き出された状態でトレイ3の移動が停止する。
従来の光ディスク装置では、トレイ3を筐体2から引き出すもしくはトレイ3を筐体2に収納する際の操作感覚が滑らかになるように、図18(a)〜図18(c)、図19(a)に示す断面図のようにレール5とレール案内部106の間に、ある程度の隙間201を設けている。この隙間201を設けることによる影響で、トレイ3が筐体2に収納された状態でも、レール5とレール案内部106との間に隙間が生じている。このため、トレイ3を筐体2に収納している場合にも、トレイ3に多少のガタツキが生じている。
また、光ディスク装置に用いるレール案内部106は、レール案内部106の厚みが薄い場合などに、レール案内部106の中央部が図19(b)に示すように反る場合がある。この場合、レール案内部106の一部がレール5の内壁に強く接触し、レール案内部106とレール5の接触抵抗が大きくなり、トレイ3を筐体2から引き出すもしくはトレイ3を筐体2に収納する際の操作感覚が重くなる。これを防ぐために、レール案内部106の中央部に発生する反り分を考慮して、さらにレール5とレール案内部106の間の隙間201を大きくする必要がある。このようにすると、トレイ3を筐体2に収納している場合のトレイ3のガタツキはさらに大きくなり、光ディスクに情報の記録又は再生の少なくとも一方を行う際の記録品質もしくは再生品質に影響を与える場合がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、トレイを筐体に収納した場合にはトレイを筐体に確実に固定でき、トレイを筐体に移動する場合にはトレイの移動をスムーズにでき、さらに薄型化が可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光ディスクを載置するトレイと、トレイを収納する筐体と、トレイを筐体内に移動させるレールとを備え、トレイがレールに沿って移動するレール案内部を有し、このレール案内部の端部領域に隆起部を設けたことを特徴とする光ディスク装置である。
また本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光ディスクを載置するトレイと、トレイを収納する筐体と、トレイを筐体内に移動させるレールとを備え、トレイがレールに沿って移動するレール案内部を有し、このレール案内部は中央領域に向かうに従って窪んでいることを特徴とする光ディスク装置である。
本発明は上記構成によって、レール案内部の端部領域に隆起部を設けることにより、トレイを筐体に収納した場合にレールがレール案内部の隆起部に嵌合するので、トレイを筐体に収納した場合にトレイを筐体に確実に固定できる。また、レール案内部の端部領域に隆起部を設けることにより、トレイを筐体に移動する場合、レールがレール案内部の非隆起部分に沿って移動するので、レール案内部に反りが生じた場合でもトレイの移動をスムーズにできる。また、レール案内部の端部領域に隆起部を設けることにより、レール案内部の隆起部以外の中央領域におけるレール案内部の厚さを薄くできるので、光ディスク装置の薄型化を図ることができる。
そのため、トレイを筐体に収納した場合にはトレイを筐体に確実に固定でき、トレイを筐体に移動する場合にはトレイの移動をスムーズにでき、さらに薄型化が可能な光ディスク装置を実現することができる。
請求項1記載の発明は、光ディスクを載置するトレイと、トレイを収納する筐体と、トレイを筐体内に移動させるレールとを備え、トレイがレールを沿って移動するレール案内部を有し、このレール案内部の端部領域に隆起部を設けたことを特徴とする光ディスク装置である。これによって、レール案内部の端部領域に隆起部を設けることにより、トレイを筐体に収納した場合にレールがレール案内部の隆起部に嵌合するので、トレイを筐体に収納した場合にトレイを筐体に確実に固定できる。また、レール案内部の端部領域に隆起部を設けることにより、トレイを筐体に移動する場合、レールがレール案内部の非隆起部分に沿って移動するので、レール案内部に反りが生じた場合でもトレイの移動をスムーズにできる。また、レール案内部の端部領域に隆起部を設けることにより、レール案内部の隆起部以外の中央領域におけるレール案内部の厚さを薄くできるので、光ディスク装置の薄型化を図ることができる。そのため、トレイを筐体に収納した場合にはトレイを筐体に確実に固定でき、トレイを筐体に移動する場合にはトレイの移動をスムーズにでき、さらに薄型化が可能な光ディスク装置を実現することができる。
請求項2記載の発明は、光ディスクを載置するトレイと、トレイを収納する筐体と、トレイを筐体内に移動させるレールとを備え、トレイがレールを沿って移動するレール案内部を有し、このレール案内部は中央領域に向かうに従って窪んでいることを特徴とする光ディスク装置である。これによって、トレイを筐体に収納した場合にレールがレール案内部の窪みを設けていない端部領域に嵌合するので、トレイを筐体に収納した場合にトレイを筐体に確実に固定できる。また、トレイを筐体に移動する場合、レールがレール案内部の窪み部分に沿って移動するので、レール案内部に反りが生じた場合でもトレイの移動をスムーズにできる。さらに、レール案内部の中央領域におけるレール案内部の厚さを薄くできるので、光ディスク装置の薄型化を図ることができる。さらにまた、レール案内部の中央領域を大きく窪ませ、中央領域以外の領域の窪み量を小さくすることで、レール案内部の厚さを全体的に厚くすることができるので、レール案内部の中央領域自体の反り量を小さく抑えることができる。そのため、トレイを筐体に収納した場合にはトレイを筐体に確実に固定でき、トレイを筐体に移動する場合にはトレイの移動をスムーズにでき、さらに薄型化が可能な光ディスク装置を実現することができる。
請求項3記載の発明は、隆起部の高さがレール内部の高さと略同一であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置である。これによって、隆起部の高さをレール内部の高さと略同一にすることにより、トレイを筐体内に収納した場合に隆起部がレールの内壁が嵌合するので、トレイの筐体内への収納を確実にできる。
請求項4記載の発明は、隆起部以外の中央領域が、トレイを筐体に収納した場合にレール内部の上面及び下面との間に空間部を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置である。これによって、隆起部以外の中央領域がトレイを筐体に収納した場合にレール内部の上面及び下面との間に空間部を有することにより、レール案内部が上下いずれの方向に反ってもレール案内部がレールの内壁にぶつかることを防ぐので、トレイの筐体内への収納をスムーズにすることができる。
請求項5記載の発明は、隆起部以外の中央領域とレール内部の上面との間の空間部と、隆起部以外の中央領域とレール内部の下面との間の空間部とが略等しいことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置である。これによって、隆起部以外の中央領域とレール内部の上面との間の空間部と、隆起部以外の中央領域とレール内部の下面との間の空間部とが略等しいことにより、レール案内部が上下いずれの方向に反っても同量の吸収が可能なので、レール案内部の生成過程で上下いずれの反りが生じた場合でもレール案内部を光ディスク装置の部材として使用できる。
請求項6記載の発明は、隆起部の内側端部が面取りされていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置である。これによって、隆起部の内側端部を面取りすることにより、隆起部がレール内部へ移動する際に隆起部の内側端部がレール端部とぶつかることを防ぐことができるので、トレイの筐体内への収納をスムーズにすることができる。
請求項7記載の発明は、隆起部がトレイ案内部の厚み方向に隆起していることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置である。これによって、トレイ案内部の厚み方向に隆起させることにより、トレイ案内部が厚み方向に反ってもトレイを筐体内に収納した場合に隆起部がレールの内壁に嵌合するので、トレイと筐体との間のガタツキを効率良く吸収できる。
請求項8記載の発明は、隆起部がレール案内部の上面及び下面に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置である。これによって、隆起部がレール案内部の上面及び下面に設けることにより、レール案内部の反りが上面側又は下面側のいずれに生じても、レールに対するレール案内部の反り分を吸収できるので、トレイを筐体に収納する際の操作感覚を一定に保つことができる。
請求項9記載の発明は、隆起部の形状が直方体形状であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置である。これによって、トレイを筐体に収納する際に、トレイ収納完了直前のレール案内部の隆起部とレールとの摺動性を安定させることができるので、トレイを筐体に収納する際の操作感覚を向上できる。
請求項10記載の発明は、隆起部がレール案内部と一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置である。これによって、隆起部をレール案内部と一体形成することにより、隆起部とレール案内部とを同一の金型で成形できるので、レール案内部の製造工程を容易にできる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
図1〜図4は本発明の実施の形態1における光ディスク装置の外観斜視図である。図1は光ディスクを載置するトレイを筐体から引き出した状態を示したものであり、図2は図1に示す光ディスク装置から内部の様子がわかるように上部筐体部を取り外したものである。また、図3は光ディスクを載置するトレイが筐体に収納された状態を示したものであり、図4は図3に示す光ディスク装置から内部の様子がわかるように上部筐体部を取り外したものである。図1〜図4において、1は光ディスク装置、2は筐体、2aは上部筐体部、2bは下部筐体部、3はトレイ、4は光ピックアップモジュール、5はレール、6はレール案内部、7はスピンドルモータ、7aは光ディスク装着部、8はカバー、8aは開口、9はキャリッジ、10はベゼル、11はイジェクトボタン、20は光ピックアップ、23は突起、24は突起、26は嵌合部、30はレール保持部である。
光ディスク装置1は、筐体2と、筐体2に移動自在に保持されたトレイ3を有している。筐体2は、金属製の上部筐体部2a、下部筐体部2bを組み合わせて袋状であり、筐体2の開口からトレイ3を引き出す又は筐体2の開口に収納する構成となっている。トレイ3には、裏面から光ピックアップモジュール4が取り付けられている。
トレイ3は側面部にレール案内部6が設けられており、このレール案内部6の外面に沿ってレール5が移動する。また同時に、レール5は筐体2の側面部内面に設置されたレール保持部30の内側に配置され、このレール保持部30の内面に沿ってレール5が移動する。このようにすることで、トレイ3を筐体2から引き出すもしくはトレイ3を筐体2に収納することができる。
レール保持部30は、下部筐体部2bの内面側に設けられた嵌合部26を介して、筐体2の側面部内面に設置される。また、レール5はレール保持部30の内壁面に沿うように配置され、トレイ3を筐体2から引き出すもしくはトレイ3を筐体2に収納する際に、レール5の長手方向に移動する。レール保持部30に対するレール5の移動範囲は、筐体2に設けられた突起23とレール5に設けられた突起24の位置により決定され、筐体2の突起23とレール5の突起24が接触することでレール5の移動が止まる。突起23は、下部筐体部2bの主平面の一部を切り取り、それを折り曲げることで形成され、突起23とレール保持部30でレール5を挟み込む位置に配置されている。また、突起24は、レール5の移動を静止させる突起23よりトレイ3の収納方向側に位置している。
光ピックアップモジュール4は、光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ7と、スピンドルモータ7から外周にかけて開口8aを設けたカバー8と、開口8aから一部が露出したキャリッジ9を少なくとも有している。キャリッジ9は、光ピックアップモジュール4に設けられた複数の案内シャフトに移動自在に保持されており、しかも図示していないフィードモータによって、スピンドルモータ7に近づいたり、離れたりするように移動できる。
ベゼル10はトレイ3の前面に設けられ、筐体2の開口を塞ぐ程度の大きさで構成されている。キャリッジ9には、高出力のレーザーダイオード等の光源,各種光学部材及び光ディスク上に光スポットを構成する対物レンズなどが搭載されている。筐体2の奥部には固定して設けられた回路基板があり、回路基板には信号処理系のICや電源回路などが搭載されている。トレイ3に設けられた図示していない回路基板同士を電気的に接続するフレキシブルなプリント基板は、略U字型に形成され、外部コネクタはコンピュータ等の電子機器に設けられた電源/信号ラインと接続される。そして、この外部コネクタを介して光ディスク装置1内に電力を供給したり、あるいは外部からの信号を光ディスク装置1内に導いたり、あるいは光ディスク装置1で生成された電気信号を電子機器などに送出する。トレイ3の前端面に設けられたベゼル10にはイジェクトボタン11が設けられており、このイジェクトボタン11を押すことで、筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部との係合を解除し、トレイ3は筐体2から光ディスクが着脱できるよう引き出すことができる。
トレイ3が筐体2に収納された状態からトレイ3を引き出すためには、まずイジェクトボタン11を押して筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部との係合を解除し、その後トレイ3を引き出す。トレイ3を一定距離引き出すとレール案内部6に設けられた突起とレール5に設けられた突起が接触し、またレール5に設けられた突起24と筐体2に設けられた突起23が接触することでトレイ3が引き出された状態でトレイ3の移動が停止する。
次に、トレイが筐体に収納された状態におけるレール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を説明する。
図5は、本発明の実施の形態1におけるトレイを示す図であり、図5(a)はトレイ単体の外観斜視図、図5(b)は図5(a)に示すトレイをR側面から見た図、図5(c)は図5(b)に示すトレイの側面図からレール案内部のみを拡大した図である。図6は本発明の実施の形態1におけるトレイが筐体に収納された状態を示す平面図であり、上部筐体部2aを取り外した図である。また、図7は本発明の実施の形態1におけるレール案内部とレールとレール保持部の関係を示す断面図であり、図7(a)は図6に示すA−A断面図、図7(b)は図6に示すB−B断面図、図7(c)は図6に示すC−C断面図である。また、図8は本発明の実施の形態1におけるレール案内部とレールの関係を示す断面図であり、レール案内部が反っていない状態を示し、図6に示すY−Y断面図である。図5〜図8において、2bは下部筐体部、3はトレイ、5はレール、5aは上面、5bは下面、6はレール案内部、6aは端部領域、6bは中央領域、7はスピンドルモータ、7aは光ディスク装着部、8はカバー、9はキャリッジ、10はベゼル、11はイジェクトボタン、30はレール保持部、50は隆起部、51は上部空間部、52は下部空間部である。
電子機器に搭載される光ディスク装置では、光ディスクを光ディスク装着部7aに対向する面から着脱できるように、図1、図2に示すトレイ3を筐体2から引き出すもしくは図3、図4に示すトレイ3を筐体2に収納できるように、レール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を図6〜図8に示す構成にしている。
トレイ3が筐体2に収納された状態からトレイ3を引き出す場合には、まずイジェクトボタン11を押して筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部との係合を解除し、その後トレイ3を引き出す。トレイ3が一定距離引き出されると、レール案内部6に設けられた突起とレール5に設けられた突起が接触し、またレール5に設けられた突起と筐体2に設けられた突起が接触することでトレイ3が引き出された状態でトレイ3の移動が停止する。また、トレイ3が筐体2に引き出された状態からトレイ3を筐体2に収納する場合には、筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部が係合するようにトレイ3を筐体2に向かって押し込み、トレイ3の収納を完了させる。このようにすることで、レール案内部6はレール5とトレイ3を移動自在に保持でき、トレイ3を筐体2から引き出すもしくは収納することができる。
ここで、本実施の形態1におけるレール案内部6には、トレイ3を筐体2に収納した場合トレイ3を筐体2に確実に固定でき、またトレイ3を筐体2に移動する場合トレイ3の移動をスムーズにできるように、レール案内部6の長手方向の端部にある端部領域6aに図7、図8の断面図に示すような隆起部50を設けた。隆起部50は、レール案内部6の上面6c及び下面6dに設けられ、レール案内部6と一体形成でレール案内部6の厚み方向に隆起させ、レール案内部6に嵌合するレール5の内部の高さと略同一である直方体形状とし、隆起部50の外側端部を面取りする。また、レール案内部6の中央領域6bは、トレイ3を筐体2に収納した場合にレール5内部の上面5a及び下面5bとの間にそれぞれ空間部、上部空間部51、下部空間部52を有し、レール5内部の上面5aとの間に作られる上部空間部51と、レール5内部の下面5bとの間に作られる下部空間部52を、略等しい空間とした。
次に、レール案内部6が反っている場合のトレイが筐体に収納されている状態におけるレール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を説明する。
図9は本発明の実施の形態1におけるレール案内部とレールの関係を示す断面図であり、レール案内部がレールの内面の上面側に反っている状態を示し、図6に示すY−Y断面図である。図6〜図8において、2bは下部筐体部、3はトレイ、5はレール、5aは上面、5bは下面、6はレール案内部、6aは端部領域、6bは中央領域、6cは上面、6dは下面、7はスピンドルモータ、7aは光ディスク装着部、8はカバー、9はキャリッジ、10はベゼル、11はイジェクトボタン、30はレール保持部、50は隆起部、51は上部空間部、52は下部空間部である。
図9に示すように、レール案内部6の中央領域6bに反りが発生した場合、その反り部はレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに接近するが、本実施の形態1では、レール案内部6の長手方向の端部にある端部領域6aに図7、図8の断面図に示すような隆起部50を設けているため、レール案内部6の中央領域6bの反り分である寸法Aが隆起部50の高さである寸法Bより小さい場合には、レール案内部6の中央領域6bの反り部がレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに接触することは無い。このため、トレイ3を筐体2に収納した場合には、レール5がレール案内部6の隆起部50に嵌合するので、トレイ3を筐体2に収納した場合にトレイ3を筐体2に確実に固定できる。
本実施の形態1では、設けらた隆起部50がレール案内部6の上面6c及び下面6dに位置し、レール案内部6と一体形成でレール案内部6の厚み方向、つまりレール5の内面方向に隆起している。このため、隆起部50をレール案内部6と一体形成することにより、隆起部50とレール案内部6とを同一の金型で成形できるので、レール案内部6の製造工程を容易にできる。またトレイ案内部6の厚み方向に隆起させることにより、トレイ案内部6が厚み方向に反っても、図9に示すようにトレイ3を筐体2内に収納した場合に隆起部50がレール5の内壁に嵌合するので、トレイ3と筐体2との間のガタツキを効率良く吸収できる。さらに、トレイ案内部6の厚み方向に隆起させることにより、レール案内部6の隆起部以外の中央領域6bにおけるレール案内部6の厚さを薄くできるので、光ディスク装置の薄型化を図ることができる。
また、本実施の形態1では、設けらた隆起部50はレール案内部6に嵌合するレール5の内部の高さと略同一である直方体形状とし、隆起部50の外側端部が面取りされている。このため、隆起部50の高さをレール5の内部の高さと略同一にすることにより、トレイ3を筐体2内に収納した場合に隆起部50がレール5の内壁が嵌合するので、トレイ3の筐体2内への収納を確実にできる。
さらに、本実施の形態1では、レール案内部6の中央領域6bは、トレイ3を筐体2に収納した場合にレール5内部の上面5a及び下面5bとの間にそれぞれ空間部、上部空間部51、下部空間部52を有し、レール5内部の上面5aとの間に作られる上部空間部51と、レール5内部の下面5bとの間に作られる下部空間部52を、略等しい空間としている。このため、隆起部50以外の中央領域6bの一部である上面6cとレール5内部の上面5aとの間の空間部である上部空間部51と、隆起部50以外の中央領域6bの一部である下面6dとレール5内部の下面5bとの間の空間部である下部空間部52とが略等しいことにより、レール案内部6が上下いずれの方向に反っても同量の吸収が可能なので、レール案内部6の生成過程で上下いずれの反りが生じた場合でもレール案内部6を光ディスク装置の部材として使用できる。
なお、本実施の形態1は、レール案内部6がレール5の内面の上面5a側に反っている場合について図9を用いて説明したが、レール案内部6がレール5の内面の下面5b側に反る場合でも同様の効果を得ることができる。
次に、レール案内部6が反っている場合の筐体2からトレイ3が引き出される途中の状態におけるレール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を説明する。
図10は、本発明の実施の形態1におけるレール案内部とレールの関係を示す断面図であり、レール案内部がレールの内面の上面側に反っている状態を示し、図9に示す状態からトレイ3が引き出される途中の状態を示す図である。図10において、5はレール、5cは端部、6はレール案内部、6aは端部領域、6bは中央領域、6cは上面、6dは下面、50は隆起部である。
図9に示すように、レール案内部6の中央領域6bに反りが発生した場合、その反り部はレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに接近するが、本実施の形態1では、レール案内部6の長手方向の端部にある端部領域6aに図7、図8の断面図に示すような隆起部50を設けているため、レール案内部6の中央領域6bの反り分である寸法Aが隆起部50の高さである寸法Bより小さい場合には、トレイ3が筐体2に移動する際にレール案内部6の中央領域6bの反り部がレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに強く接触することは無い。このため、トレイ3を筐体2に移動する場合、レール5とレール案内部6の中央領域6bが強く接触することが無くレール5がレール案内部6の非隆起部分に沿って移動するので、レール案内部6に反りが生じた場合でもトレイ3の移動をスムーズにできる。
本実施の形態1では、設けらた隆起部50がレール案内部6の上面6c及び下面6dに位置し、レール案内部6と一体形成でレール案内部6の厚み方向、つまりレール5の内面方向に隆起している。このため、隆起部50をレール案内部6の上面6c及び下面6dに設けることにより、レール案内部6の反りがレール案内部6の上面6c側又は下面6d側のいずれに生じても、トレイ3が筐体2に移動する際にレール5に対するレール案内部6の反り分を吸収できるので、トレイ3を筐体2に収納する際の操作感覚を一定に保つことができる。
また、本実施の形態1では、設けらた隆起部50はレール案内部6に嵌合するレール5の内部の高さと略同一である直方体形状とし、隆起部50の内側端部が面取りされている。このため、隆起部50を直方体形状にしたことにより、トレイ3を筐体2に収納する際に、トレイ3収納完了直前のレール案内部6の隆起部50とレール5との摺動性を安定させることができるので、トレイ3を筐体2に収納する際の操作感覚を向上できる。また、隆起部50の内側端部50aを面取りすることにより、隆起部50がレール5の内部へ移動する際に隆起部50の内側端部50aがレール5の端部5cとぶつかることを防ぐことができるので、トレイ3の筐体2内への収納をスムーズにすることができる。
さらに、本実施の形態1では、レール案内部6の中央領域は、トレイ3を筐体2に収納した場合にレール5内部の上面5a及び下面5bとの間にそれぞれ空間部、上部空間部51、下部空間部52を有し、レール5内部の上面5aとの間に作られる上部空間部51と、レール5内部の下面5bとの間に作られる下部空間部52を、略等しい空間としている。このため、隆起部50以外の中央領域6bがトレイ3を筐体2に収納した場合にレール5内部の上面5a及び下面5bとの間にそれぞれ空間部、上部空間部51、下部空間部52を有することにより、レール案内部6が上下いずれの方向に反ってもレール案内部6がレール5の内壁にぶつかることを防ぐので、トレイ3の筐体2内への収納をスムーズにすることができる。
以上の内容により、トレイ3がレール5に沿って移動するレール案内部6を有し、レール案内部6の端部領域6aに隆起部50を設けたことによって、トレイ3を筐体2に収納した場合にレール5がレール案内部6の隆起部50に嵌合するので、トレイ3を筐体2に収納した場合にトレイ3を筐体2に確実に固定できる。また、トレイ3を筐体2に移動する場合、レール5がレール案内部6の非隆起部分に沿って移動するので、レール案内部6に反りが生じた場合でもトレイ3の移動をスムーズにできる。さらに、レール案内部6の隆起部以外の中央領域6bにおけるレール案内部6の厚さを薄くできるので、光ディスク装置の薄型化を図ることができる。そのため、トレイ3を筐体2に収納した場合にはトレイを筐体に確実に固定でき、トレイ3を筐体2に移動する場合にはトレイ3の移動をスムーズにでき、さらに薄型化が可能な光ディスク装置を実現することができる。
なお、本実施の形態1では、設けられる隆起部50がレール案内部6の上面6c及び下面6dに位置し、レール案内部6と一体形成でレール案内部6の厚み方向に隆起しているものとしたが、設けられる隆起部50はレール案内部6の上面6c及び下面6dに位置し、レール案内部6と一体形成でレール案内部6の厚み方向に隆起しているものに限定されるものでは無い。設けられる隆起部50は、例えばレール案内部6の側面に位置しても良く、またレール案内部6に別部材を貼り付けることにより形成されても良く、またレール案内部6の厚み方向に対して垂直方向に隆起しても良い。レール案内部6の反りが発生する場所やレール案内部6の製造工程を考慮すれば、設けられる隆起部50はレール案内部6の上面6c及び下面6dに位置し、レール案内部6と一体形成でレール案内部6の厚み方向に隆起することが好ましい。
また、本実施の形態1では、設けられる隆起部50を直方体形状とし、隆起部50の内側端部が面取りされているものとしたが、設けられる隆起部50はレール案内部6に嵌合するレール5の内部の高さと略同一である直方体形状とし、隆起部50の内側端部が面取りされているものに限定されるものでは無い。設けられる隆起部50は、例えば半球状のものでも良い。トレイ3収納完了直前の隆起部50とレール5内面との摺動安定性を考慮すれば、設けられる隆起部50は、レール案内部6に嵌合するレール5の内部の高さと略同一である直方体形状とし、隆起部50の内側端部を面取りすることが好ましい。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態2では、トレイに設けられたレール案内部が中央領域に向かうに従って窪んでいる場合について説明する。本実施の形態2における光ディスク装置全体の構成は、図1〜図4に示す実施の形態1と同様である。
次に、トレイが筐体に収納された状態におけるレール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を説明する。
図11は、本発明の実施の形態2におけるトレイを示す図であり、図11(a)はトレイ単体の外観斜視図、図11(b)は図11(a)に示すトレイをR側面から見た図、図11(c)は図11(b)に示すトレイの側面図からレール案内部のみを拡大した図である。本発明の実施の形態2における筐体にトレイが収納された状態を示す平面図は図6に示す実施の形態1と同様であり、また本発明の実施の形態2におけるレールとレール保持部とレール保持部の関係を示す断面図も図7に示す実施の形態1と同様である。ここで、図7(a)は図6に示すA−A断面図、図7(b)は図6に示すB−B断面図、図7(c)は図6に示すC−C断面図である。また、図12は本発明の実施の形態2におけるレール案内部とレールの関係を示す断面図であり、レール案内部が反っていない状態を示し、図6に示すY−Y断面図である。図11、図12において、5はレール、6はレール案内部、6aは端部領域、6bは中央領域、6eは窪みである。
電子機器に搭載される光ディスク装置では、光ディスクを光ディスク装着部7aに対向する面から着脱できるように、図1、図2に示すトレイ3を筐体2から引き出すもしくは図3、図4に示すトレイ3を筐体2に収納できるように、レール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を図6、図7、図12に示す構成にしている。
トレイ3が筐体2に収納された状態からトレイ3を引き出す場合には、まずイジェクトボタン11を押して筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部との係合を解除し、その後トレイ3を引き出す。トレイ3が一定距離引き出されると、レール案内部6に設けられた突起とレール5に設けられた突起が接触し、またレール5に設けられた突起と筐体2に設けられた突起が接触することでトレイ3が引き出された状態でトレイ3の移動が停止する。また、トレイ3が筐体2に引き出された状態からトレイ3を筐体2に収納する場合には、筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部が係合するようにトレイ3を筐体2に向かって押し込み、トレイ3の収納を完了させる。このようにすることで、レール案内部6はレール5とトレイ3を移動自在に保持でき、トレイ3を筐体2から引き出すもしくは収納することができる。
ここで、本実施の形態2におけるレール案内部6には、トレイ3を筐体2に収納した場合トレイ3を筐体2に確実に固定でき、トレイ3を筐体2に移動する場合トレイ3の移動をスムーズにできるように、レール案内部6が中央領域6bに向かうに従って窪んでいくものとした。
次に、レール案内部6が反っている場合のトレイ3が筐体2に収納されている状態におけるレール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を説明する。
図13は本発明の実施の形態2におけるレール案内部とレールの関係を示す断面図であり、レール案内部がレールの内面の上面側に反っている状態を示し、図6に示すY−Y断面図である。図13において、5はレール、5aは上面、5bは下面、6はレール案内部、6bは中央領域、6eは窪みである。
図13に示すように、レール案内部6の中央領域6bに反りが発生した場合、その反り部はレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに接近するが、本実施の形態2では、レール案内部6が中央領域6bに向かうに従って窪んでいくため、レール案内部6の中央領域6bの反り分がレール案内部6の中央領域6bに位置する窪み6eの深さより小さい場合には、レール案内部6の中央領域6bの反り部がレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに接触することは無い。このため、トレイ3を筐体2に収納した場合には、レール5がレール案内部6の隆起部50に嵌合するので、トレイ3を筐体2に収納した場合にトレイ3を筐体2に確実に固定できる。また、レール案内部6が中央領域6bに向かうに従って窪んでいくことで、レール案内部6の厚さを全体的に厚くすることができるので、レール案内部6の中央領域6b自体の反り量を小さく抑えることができる。
なお、本実施の形態1は、レール案内部6がレール5の内面の上面5a側に反っている場合について図13を用いて説明したが、レール案内部6がレール5の内面の下面5b側に反る場合でも同様の効果を得ることができる。
次に、レール案内部6が反っている場合のトレイ3が筐体2から引き出される途中の状態におけるレール5とレール案内部6とレール保持部30の関係を説明する。
図14は、本発明の実施の形態2におけるレール案内部とレールの関係を示す断面図であり、レール案内部がレールの内面の上面側に反っている状態を示し、図13に示す状態からトレイ3が引き出される途中の状態を示す図である。図14において、5はレール、5aは上面、5bは下面、6はレール案内部、6bは中央領域、6eは窪みである。
図14に示すように、レール案内部6の中央領域6bに反りが発生した場合、その反り部はレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに接近するが、本実施の形態2では、レール案内部6が中央領域6bに向かうに従って窪んでいくため、レール案内部6の中央領域6bの反り分がレール案内部6の中央領域6bに位置する窪み6eの深さより小さい場合、トレイ3が筐体2に移動する際にレール案内部6の中央領域6bの反り部がレール5の内部の上面5aもしくは下面5bに強く接触することは無い。このため、トレイ3を筐体2に移動する場合、レール5とレール案内部6の中央領域6bが強く接触することが無くレール5がレール案内部6の非隆起部分に沿って移動するので、レール案内部6に反りが生じた場合でもトレイ3の移動をスムーズにできる。
以上の内容により、トレイ3がレール5に沿って移動するレール案内部6を有し、レール案内部6が中央領域6bに向かうに従って窪んでいくものとしたことによって、トレイ3を筐体2に収納した場合にレール5がレール案内部6の窪み6eを設けていない端部領域6aに嵌合するので、トレイ3を筐体2に収納した場合にトレイ3を筐体2に確実に固定できる。また、トレイ3を筐体2に移動する場合、レール5がレール案内部6の窪み部分に沿って移動するので、レール案内部6に反りが生じた場合でもトレイ3の移動をスムーズにできる。さらに、レール案内部6の中央領域6bにおけるレール案内部6の厚さを薄くできるので、光ディスク装置の薄型化を図ることができる。そのため、トレイ3を筐体2に収納した場合にはトレイ3を筐体2に確実に固定でき、トレイ3を筐体2に移動する場合にはトレイ3の移動をスムーズにでき、さらに薄型化が可能な光ディスク装置を実現することができる。
本発明は、トレイを筐体に収納した場合にはトレイを筐体に確実に固定でき、トレイを筐体に移動する場合にはトレイの移動をスムーズにできるため、光ディスクに情報の記録又は再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置などに適応可能である。
1 光ディスク装置
2 筐体
2a 上部筐体部
2b 下部筐体部
3 トレイ
4 光ピックアップモジュール
5 レール
5a 上面
5b 下面
5c 端部
6 レール案内部
6a 端部領域
6b 中央領域
6c 上面
6d 下面
6e 窪み
7 スピンドルモータ
7a 光ディスク装着部
8 カバー
8a 開口
9 キャリッジ
10 ベゼル
11 イジェクトボタン
20 光ピックアップ
23 突起
24 突起
26 嵌合部
30 レール保持部
50 隆起部
50a 内側端部
51 上部空間部
52 下部空間部
106 レール案内部
201 隙間
2 筐体
2a 上部筐体部
2b 下部筐体部
3 トレイ
4 光ピックアップモジュール
5 レール
5a 上面
5b 下面
5c 端部
6 レール案内部
6a 端部領域
6b 中央領域
6c 上面
6d 下面
6e 窪み
7 スピンドルモータ
7a 光ディスク装着部
8 カバー
8a 開口
9 キャリッジ
10 ベゼル
11 イジェクトボタン
20 光ピックアップ
23 突起
24 突起
26 嵌合部
30 レール保持部
50 隆起部
50a 内側端部
51 上部空間部
52 下部空間部
106 レール案内部
201 隙間
Claims (10)
- 光ディスクを載置するトレイと、前記トレイを収納する筐体と、前記トレイを前記筐体内に移動させるレールとを備え、前記トレイは前記レールが沿って移動するレール案内部を有し、前記レール案内部の端部領域に隆起部を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
- 光ディスクを載置するトレイと、前記トレイを収納する筐体と、前記トレイを前記筐体内に移動させるレールとを備え、前記トレイは前記レールが沿って移動するレール案内部を有し、前記レール案内部は中央領域に向かうに従って窪んでいることを特徴とする光ディスク装置。
- 前記隆起部の高さは、レール内部の高さと略同一であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記隆起部以外の中央領域は、前記トレイを前記筐体に収納した場合に前記レール内部の上面及び下面との間に空間部を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記隆起部以外の中央領域とレール内部の上面との間の空間部と、前記隆起部以外の中央領域とレール内部の下面との間の空間部とは、略等しいことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記隆起部の内側端部は、面取りされていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記隆起部は、前記トレイ案内部の厚み方向に隆起していることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記隆起部は前記レール案内部の上面及び下面に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記隆起部の形状は、直方体形状であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記隆起部は、前記レール案内部と一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105969A JP2007280521A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105969A JP2007280521A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007280521A true JP2007280521A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38681804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006105969A Pending JP2007280521A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007280521A (ja) |
-
2006
- 2006-04-07 JP JP2006105969A patent/JP2007280521A/ja active Pending
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