JP2007280489A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を増やすことなくターンテーブルとクランパとの接触時における騒音を軽減する。
【解決手段】支持プレート12のコーナー部に切込溝30を形成し、バネ片31を形成する。前記フレーム10のボス部11に支持プレート12をねじ13によって固定する際、前記フレーム10から支持プレート12を僅かに浮かせた状態で支持プレート12の四隅に形成するバネ片31をフレーム10に弾性的に接触させる。これにより、クランパ14から支持プレート12に伝わる振動をバネ片31で吸収することで、支持プレート12に伝わる振動によって生じる騒音を抑制する。
【選択図】図1
【解決手段】支持プレート12のコーナー部に切込溝30を形成し、バネ片31を形成する。前記フレーム10のボス部11に支持プレート12をねじ13によって固定する際、前記フレーム10から支持プレート12を僅かに浮かせた状態で支持プレート12の四隅に形成するバネ片31をフレーム10に弾性的に接触させる。これにより、クランパ14から支持プレート12に伝わる振動をバネ片31で吸収することで、支持プレート12に伝わる振動によって生じる騒音を抑制する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディスク状記憶媒体(以下、単にディスクと称す)をターンテーブルとクランパで挟持してディスクを回転させる記録再生装置、特に、クランパとターンテーブルとの接触音を可及的に抑えることが可能な記録再生装置に関する。
一般に、記録再生装置は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体を装置内部において回転させ、この回転した状態の記憶媒体の記録面にピックアップユニットより照射するレーザー光を当接し、前記記憶媒体の記録面より反射したレーザー光を前記ピックアップユニットによって受光することで前記記憶媒体に予め記録されている情報を読み込み再生する、或いは前記記憶媒体へ情報を書き込み記録する機能を有する。そして、記録再生装置によりディスクの記録或いは再生を行う場合、トレイやローラーなどの搬送機構により装置内部へと搬入されたディスクの記録面側に備えたターンテーブルと、前記ディスクのレーベル面側に備えたクランパとにより該ディスクを挟持し、前記ターンテーブルと連結したモータの駆動力によって前記ディスクは前記クランパ及び前記ターンテーブルと共に回転する。回転しているディスクの記録面にピックアップユニットからのレーザー光を当接して、反射する光を前記ピックアップユニットにて受光することにより、ディスクの記録或いは再生が行われることとなる。これらモータと連結したターンテーブル及びピックアップユニットなどの主要部品をシャーシに組み付けてトラバースユニットとして一体化し、フレームに取り付けている。この場合、トラバースユニットの一端側は、前記フレームの内部において緩衝部材を介して連結されており、前記トラバースユニットの他端側については摺動可能なカム板と連結している。このカム板はディスクを搬送するトレイやローラーなどの搬送機構と連動して摺動し、搬送機構によって運ばれたディスクが装置内部の所定の位置まで到達すると、その搬送機構と連動するカム板が摺動し、前記カム板と連結するトラバースユニットの他端側がフレームと連結した前記トラバースユニットの一端側を支点に上昇するように回動する。これにより、所定位置にあったディスクの略中央部分に形成された開口部分に前記ターンテーブルが嵌合してさらに上昇し、前記ターンテーブルの対向位置に備えたクランパが前記ディスクのレーベル面側より押圧する状態で挟持する。
ディスクをターンテーブルとクランパとで挟持する場合、例えば、クランパの内部に磁石を組み付け、クランパと対向位置にあるターンテーブルの表面には前記磁石との間で吸引力が発生するように磁性体を組み付けることでディスクを挟持する。この時、ディスクの搬送機構として、装置外部と装置内部との間で往復直線移動を可能とするトレイを使用した場合、前記トレイ上にディスクが載置されていないときであっても、装置内部に前記トレイが搬入すればトラバースユニットは上昇し、ターンテーブルとクランパとが磁力によりディスクが無い状態で吸着することとなる。このように、ディスクが無い状態でターンテーブルとクランパとが吸着してターンテーブルとクランパが直接、接触した際、接触音が発生する。特に、ディスクに記録された情報を読み込み再生する場合のターンテーブルの回転数と、ディスクに情報を書き込み記録する場合のターンテーブルの回転数は異なり、具体的な数値を述べれば、ディスクの再生時におけるターンテーブルの回転数が約3,000rpmであるのに対し、ディスクへの記録時におけるターンテーブルの回転数は約9,000rpmとなるため、ディスクの記録時におけるターンテーブルの高速回転に対する剛性を高めるためにクランパを懸架する支持プレートを金属材料により形成する場合、ターンテーブルとクランパが直接、接触すると、接触音が金属製の支持プレートに伝って増幅してしまう。このような、ターンテーブルとクランパとの接触時における異音対策として、例えば、特許文献1には、クランパ(特許文献1ではディスククランパと記載)がディスクや支持プレート(特許文献1ではクランパプレートと記載)に衝突して発生する騒音や振動を抑制する手段として、クランパとディスク間、ディスククランパと支持プレート間にゴムリングを介在させた構造が記載されている。また、特許文献2には、支持プレート(特許文献2ではクランパ支持部材と記載)を制振鋼板で形成することによってディスクの回転に伴う振動を制振鋼板で抑えることによって、騒音を抑制するように構成したディスクドライブ装置が開示されている。
前述したように、クランパを懸架する支持プレートを金属材料により形成して剛性を高める場合、ターンテーブルとクランパが直接、接触すると、接触音が金属製の支持プレートに伝って音が増幅してしまうことになり、この接触音を抑える騒音対策として特許文献1のように、クランパと支持プレートとの間にゴムリングを介在させてターンテーブルとクランパとの接触時における騒音を軽減する構造では、ゴムリングを組み付ける手間がかかるばかりでなく、ゴムリングを別途、形成する必要があり、製造工程も増加し、コストの上昇を招く。また、特許文献2で開示されるディスクドライブ装置においても、ディスクの回転に伴う振動を抑えるためにクランパを取り付ける支持プレートを制振鋼板といった特殊の素材を使用して成形することから、やはりコストの上昇を招くという課題が残る。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、部品点数を増やすことなく安価な構成でターンテーブルとクランパとの接触時における騒音を軽減することができる記録再生装置を提供することを目的とする。
請求項1の記録再生装置は、ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニットと、前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルと、このターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、このクランパを固定するために前記フレームの側壁部間に架設する支持プレートとを備えた記録再生装置において、少なくとも前記支持プレート又は前記フレームの何れか一方に可撓性を有する弾性部を形成し、前記側壁部の上端縁から前記支持プレートを僅かに浮かせた状態で前記弾性部を前記支持プレート又は前記フレームの何れか他方に弾性的に接触させたことを特徴とする。
請求項1の構成により、搬送機構がフレームの内部に進入した際、トラバースユニットが上昇し、ターンテーブルとクランパとが衝突する。クランパから支持プレートに伝わる振動は弾性部によって吸収され、支持プレート全体に振動が伝わりにくくなるから、ターンテーブルとクランパとの衝突による衝突音を可及的に小さく抑えることができる。
請求項2の記録再生装置は、請求項1記載の記録再生装置において、前記支持プレートに両側縁に切込溝を形成して前記弾性部となるバネ片を形成し、このバネ片を前記フレームに弾性的に接触させたことを特徴とする。
請求項2の構成により、クランパから支持プレートに伝わる振動が支持プレートのバネ片によって吸収され、支持プレート全体に振動が伝わりにくくなるから、ターンテーブルとクランパとの衝突による衝突音を可及的に小さく抑えることができる。
請求項3の記録再生装置は、請求項1記載の記録再生装置において、前記フレームを合成樹脂によって一体成形するとともに、このフレームの側壁部に前記弾性部となる樹脂バネを一体成形し、この樹脂バネを前記支持プレートに弾性的に接触さたことを特徴とする。
請求項3の構成により、クランパから支持プレートに伝わる振動がフレームに形成する樹脂バネによって吸収され、支持プレート全体に振動が伝わりにくくなるから、ターンテーブルとクランパとの衝突による衝突音を可及的に小さく抑えることができる。
請求項4の記録再生装置は、ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニットと、前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルと、このターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、このクランパを固定するために前記フレームの側壁部間に架設する支持プレートとを備えた記録再生装置において、前記支持プレートの両側にスリットを形成して可撓性を有する取付片を形成し、この取付片を前記フレームの側壁部に固定したことを特徴とする。
請求項4の構成により、クランパから支持プレートに伝わる振動が支持プレートの取付片によって吸収され、支持プレート全体に振動が伝わりにくくなるから、ターンテーブルとクランパとの衝突による衝突音を可及的に小さく抑えることができる。また、取付片を形成するためのスリットの長さを変えると、支持プレートに伝わる振動によって生じる音質が変わることから、そのスリットの長さを調整して耳障りな異音をなくすことが可能となる。
請求項1の記録再生装置によれば、ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニットと、前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルと、このターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、このクランパを固定するために前記フレームの側壁部間に架設する支持プレートとを備えた記録再生装置において、少なくとも前記支持プレート又は前記フレームの何れか一方に可撓性を有する弾性部を形成し、前記側壁部の上端縁から前記支持プレートを僅かに浮かせた状態で前記弾性部を前記支持プレート又は前記フレームの何れか他方に弾性的に接触させたものであるから、別途、支持プレートに伝わる振動を抑えるための専用部品を組み付ける、あるいは制振鋼板といった特殊の素材を使用して支持プレートを成形することなく、ターンテーブルとクランパとが接触した際の騒音を抑えることができ、部品点数を削減して組み付け作業を簡略化することができる。
請求項2の記録再生装置によれば、請求項1記載の記録再生装置において、前記支持プレートに両側縁に切込溝を形成して前記弾性部となるバネ片を形成し、このバネ片を前記フレームに弾性的に接触させたものであるから、支持プレートに切込溝を形成してバネ片を形成するといった簡単な構成により、ターンテーブルとクランパとが接触した際の騒音を抑えることができる。
本発明の請求項3の記録再生装置によれば、請求項1記載の記録再生装置において、前記フレームを合成樹脂によって一体成形するとともに、このフレームの側壁部に前記弾性部となる樹脂バネを一体成形し、この樹脂バネを前記支持プレートに弾性的に接触させたものであるから、フレームに樹脂バネを形成するといった簡単な構成により、ターンテーブルとクランパとが接触した際の騒音を抑えることができる。
請求項4の記録再生装置によれば、ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニットと、前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルと、このターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、このクランパを固定するために前記フレームの側壁部間に架設する支持プレートとを備えた記録再生装置において、前記支持プレートの両側にスリットを形成して可撓性を有する取付片を形成し、この取付片を前記フレームの側壁部に固定したものであるから、支持プレートにスリットを形成してフレームに固定するための取付片にバネ性を持たせるだけでターンテーブルとクランパとが接触した際の騒音を抑えることができる。
以下、本発明の記録再生装置(以下、ディスク装置と称す)の具体的実施例としてトレイ方式のディスク装置について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1〜図5は本発明の実施例1を示すものであり、図1はディスク装置の斜視図、図2はディスク装置の平面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図2におけるA−A線部分を断面とした斜視図、図5はディスク装置の断面図である。
同図に示すように、本実施例のディスク装置1は、図示しないディスクを搬入/搬出する搬送機構としてのトレイ2と、前記ディスクを回転駆動するターンテーブル3及びディスクの半径方向へ進退可能に設けたピックアップユニット4などを金属製シャーシ5に組み付けたトラバースユニット6を主要構成部品とし、これらの主要構成部品を組み付ける合成樹脂製のフレーム10とで構成している。
前記フレーム10は、合成樹脂によって成形され、水平壁部10Aと、この水平壁部10Aの左右両側に一体形成する側壁部10Bと、水平壁部10Aの前後に一体形成する前壁部10C及び後壁部10Dとで構成された有底箱型に形成されている。また、前記側壁部10Bの前部外面には左右一対のボス部11が一体形成され、このボス部11に金属製薄板から成る支持プレート12がねじ13によって固定されている。この支持プレート12には前記ターンテーブル3と対向するクランパ14が固定され、このクランパ14とターンテーブル3とでディスクを挟持して前記ディスクを回転駆動する。また、前記トレイ2は前記フレーム10の水平壁部10Aに支持されて水平方向に往復動する。
前記トレイ2は前記フレーム10の水平壁部10Aに支持されて水平方向に往復動するものであり、前記トレイ2は射出成形などにより全体として平板状に成形されている。このトレイ2の上面には、段付きのほぼ円形の凹部2A,2Bが形成してあり、1段目の凹部2Aには、例えば12センチCDなどのディスクが載置でき、2段目の凹部2Bには、例えば8センチCDなどのディスクが載置できる。
前記トラバースユニット6の金属製シャーシ5には、前記ピックアップユニット4をスライド自在に案内するための一対のガイドシャフト20や、このガイドシャフト20に沿って前記ピックアップユニット4をディスクの半径方向へと進退自在に移動させるモータ及び該モータの駆動を前記ピックアップユニット4に伝達するためのギア機構(何れも図示せず)などが組み込まれている。また、金属製シャーシ5の後端部両側に防振ゴム23が装着され、この防振ゴム23を介して金属製シャーシ5の後端部がフレーム10に対して浮動的に取り付けられている。これにより、金属製シャーシ5は、後端部に装着した防振ゴム23を支点としてその反対側の金属製シャーシ5の自由端(前端側)が上下方向に移動自在となり、金属製シャーシ5はフレーム10に対して傾動自在となる。
一方、金属製シャーシ5の自由端(前端側)には図示しない連動機構によってトレイ2の動作と連動して左右方向に摺動するカム板25が前記フレーム10に対してスライド自在に組み込まれており、このカム板25に形成するカム溝26に前記トラバースユニット6の自由端が係合している。なお、カム板25とトラバースユニット6との係合手段は特に限定されるものではないが、本実施例においては、カム板25に形成するカム溝26には、前記金属製シャーシ5から突出する前記ガイドシャフト20の一端部が係合しており、カム板25が左右方向にスライドすることによって、前記カム溝26に案内された前記ガイドシャフト20一端が上下動し、このガイドシャフト20の上下動に連動して前記金属製シャーシ5を含むトラバースユニット6の自由端(前端側)が前記防振ゴム23を支点として上下方向に昇降するように構成されている。
これにより、トレイ2がフレーム10の内部に進入しきった際、カム板25をスライドさせてそのカム溝26に係合しているガイドシャフト20の一端部を上昇させることによって、そのガイドシャフト20と一体的に金属製シャーシ5の自由端(前端側)が上方へと移動する。これにより、図2に示すように、金属製シャーシ5は、前記フレーム10の水平壁部10Aに対してほぼ平行に配置され、支持プレート12に組み付けたクランパ14と金属製シャーシ5に組み付けたターンテーブル3とでディスクを挟持してトレイ2に載置したディスクを回転駆動することが可能となる。
このように、トレイ2によってディスクを搬送する場合、トレイ2がフレーム10の内部に進入しきった際、図示しない連動機構によってカム板25がスライドしてトラバースユニット6が上昇するように構成しているため、前記トレイ2上にディスクが載置されていないときであっても、トレイ2が搬入すればトラバースユニット6は上昇し、ターンテーブル3とクランパ14とが磁力によって吸着する。このため、ターンテーブル3とクランパ14とが衝突し、その振動がクランパ14を固定する金属製の支持プレート12に伝わり、支持プレート12によって騒音が増幅してしまう。
次に前記支持プレート12に伝わる振動による騒音を抑える構造について説明する。本実施例の支持プレート12のコーナー部には切込溝30が形成され、この切込溝30によって支持プレート12の四隅に弾性部となるバネ片31を形成し、前記フレーム10の側壁部10Bに形成するボス部11に支持プレート12をねじ13によって固定する際、側壁部10Bの上端縁から支持プレート12を僅かに浮かせた状態で前記支持プレート12の四隅に形成するバネ片31を側壁部10Bの上端縁に弾性的に接触させている。なお、前記支持プレート12には、この支持プレート12に取り付けるクランパ14の両側に左右一対の縦長の凸部35が形成され、さらに、クランパ14の後方には、ほぼ支持プレート12の全幅に渡って横長な凹部36が形成されている。
以上のように構成されるディスク装置1において、フレーム10に固定される支持プレート12は、支持プレート12の四隅に形成する可撓性を有するバネ片31がフレーム10に弾性的に接触した状態で固定されているから、例えば、トレイ2上にディスクが載置されていない状態でフレーム10の内側にトレイ2が搬入され、ターンテーブル3とクランパ14とが衝突したとしても、クランパ14から支持プレート12に伝わる振動がバネ片31で吸収され、支持プレート12全体に振動が伝わりにくい。このため、ターンテーブル3とクランパ14とが直接的に接触したとしても支持プレート12によって騒音が増幅することなく、衝突音を可及的に小さく抑えることができる。また、単に支持プレート12に切込溝30を形成してバネ片31を形成するだけで済み、従来技術のように、別途、ゴムリングを支持プレート12に組み込む、あるいは制振鋼板といったコストの高い特別な材料で支持プレート12を成形する必要もないから部品点数の増加を招くこともなく、組み付け作業の簡略化も可能であるとともに、製造コストを安価に抑えることができる。
図6〜図10は、本発明の実施例2を示すものであり、図6はディスク装置の斜視図、図7はディスク装置の平面図、図8はディスク装置の側面図、図9は図7におけるB−B線断面図、図10は図7におけるB−B線部分を断面とした斜視図である。
なお、本実施例においては、弾性部の構成が異なる以外、前記実施例1と実質同一であり、前記実施例1と共通する部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。前記実施例1においては、支持プレート12に弾性部となるバネ片31を形成したが本実施例においては、フレーム10の側壁部10Bに弾性部となる樹脂バネ40を一体成形し、この樹脂バネ40を支持プレート12に弾性的に接触させている。これにより、ターンテーブル3とクランパ14とが衝突した際、クランパ14から支持プレート12に伝わる振動が樹脂バネ40で吸収され、支持プレート12全体に振動が伝わりにくい。これにより前記実施例1と同様、ターンテーブル3とクランパ14とが直接的に接触したとして支持プレート12によって騒音が増幅することなく、衝突音を可及的に小さく抑えることができるとともに、フレーム10に樹脂バネ40を形成するだけで済み、ゴムリングなどの防振部材や制振鋼板といったコストの高い特別な材料で支持プレート12を成形する必要もないから組付部品点数の削減及び組み付け作業の簡略化を図ることができる。
図11及び図12は、本発明の実施例3を示すものであり、図11はディスク装置の斜視図、図12はディスク装置の平面図である。
なお、本実施例においては、支持プレート12の構成が異なる以外、前記各実施例と実質同一であり、前記各実施例と共通する部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施例においては、支持プレート12の両側にスリット45を形成して支持プレート12の両側縁に可撓性を有する取付片46を形成し、フレーム10から支持プレート12を僅かに浮かせた状態で前記取付片46をフレーム10のボス部11にねじ13によって固定している。これにより、ターンテーブル3とクランパ14とが衝突した際、クランパ14から支持プレート12に伝わる振動が取付片46で吸収され、支持プレート12全体に振動が伝わりにくくなるから、前記各実施例と同様、ターンテーブル3とクランパ14とが直接的に接触したとして支持プレート12によって騒音が増幅することなく、衝突音を可及的に小さく抑えることができる。また、本実施例においては、取付片46を形成するためのスリット45の長さを変えて実験したところ、支持プレート12に伝わる振動によって生じる音質が変わることが確認できた。したがって、スリット45の長さを調整して音質を変えることで耳障りな異音をなくすことが可能となる。
以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、カム板とトラバースユニットの係合手段などは適宜選定すればよい。また、ディスク装置の基本的構造なども前記実施例に限定されるものでなく、例えば、本発明の実施例においては記憶媒体の搬送機構としてトレイを備えた所謂トレイ方式のディスク装置について説明したが、本発明はトレイ方式のディスク装置に限定するものではなく、記憶媒体の挿入を直接行うことが可能なスロットイン方式のディスク装置や、複数の記憶媒体の収納を可能とするチェンジャー方式のディスク装置などの構成であってもよい。
1 ディスク装置
2 トレイ(搬送機構)
3 ターンテーブル
4 ピックアップユニット
6 トラバースユニット
10 フレーム
10B 側壁部
12 支持プレート
14 クランパ
31 バネ片(弾性部)
40 樹脂バネ(弾性部)
45 スリット
46 取付片
2 トレイ(搬送機構)
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6 トラバースユニット
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14 クランパ
31 バネ片(弾性部)
40 樹脂バネ(弾性部)
45 スリット
46 取付片
Claims (4)
- ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニットと、前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルと、このターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、このクランパを固定するために前記フレームの側壁部間に架設する支持プレートとを備えた記録再生装置において、少なくとも前記支持プレート又は前記フレームの何れか一方に可撓性を有する弾性部を形成し、前記側壁部の上端縁から前記支持プレートを僅かに浮かせた状態で前記弾性部を前記支持プレート又は前記フレームの何れか他方に弾性的に接触させたことを特徴とする記録再生装置。
- 前記支持プレートに両側縁に切込溝を形成して前記弾性部となるバネ片を形成し、このバネ片を前記フレームに弾性的に接触させたことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 前記フレームを合成樹脂によって一体成形するとともに、このフレームの側壁部に前記弾性部となる樹脂バネを一体成形し、この樹脂バネを前記支持プレートに弾性的に接触させたことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニットと、前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルと、このターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、このクランパを固定するために前記フレームの側壁部間に架設する支持プレートとを備えた記録再生装置において、前記支持プレートの両側にスリットを形成して可撓性を有する取付片を形成し、この取付片を前記フレームの側壁部に固定したことを特徴とする記録再生装置。
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