JP2007234071A - トラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置 - Google Patents

トラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トラバースユニットの自由端を昇降させる昇降機構を小型化するとともに、組付け部品点数を削減して組付け作業性を簡略化する。
【解決手段】金属製シャーシ5にピックアップユニット4をスライド自在に案内するための一対のガイドシャフト22を設ける。ガイドシャフト22の先端をカム板25側へと延出させ、カム板25のカム溝26と係合する突出軸部22Aを形成する。これにより、カム板25と連動して突出軸部22Aが上下動し、このガイドシャフト22の上下動に連動して金属製シャーシ5を含むトラバースユニット6の自由端(前端側)が昇降する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピックアップユニットやディスクを回転するためのターンテーブルなどの主要部品をシャーシに取り付けて構成したトラバースユニットをフレームの内部に傾動自在に組み付けた記録再生装置に関し、特にフレーム内部におけるトラバースユニットの昇降動作を簡素な構造で実現可能とした記録再生装置に関する。
一般に、記録再生装置は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体を装置内部において回転させ、この回転した状態の記憶媒体の記録面にピックアップユニットより照射するレーザー光を当接し、前記記憶媒体の記録面より反射したレーザー光を前記ピックアップユニットによって受光することで前記記憶媒体に予め記録されている情報を読み込み再生する、或いは前記記憶媒体へ情報を書き込み記録する機能を有する。そして、前記記録再生装置として、従来から、記憶媒体の載置部分を有するトレイによって記録再生装置の内外へと前記記憶媒体を搬送可能とする方式(以下、これをトレイ方式と称す)や、記録再生装置に記憶媒体の挿入孔と搬送用ローラーとを備えて前記記憶媒体の挿入を直接行う方式(以下、これをスロットイン方式と称す)などがある。
ところで、上記のトレイ方式及びスロットイン方式の記録再生装置において共通して必要となる手段として、装置内部に搬入された記憶媒体を回転させるための手段と、回転する前記記憶媒体への記録或いは再生手段である。装置内部に搬入された記憶媒体を回転させるための手段としては、フレームの上方において懸架したクランパと、前記クランパの対向位置より上昇して記憶媒体を載置するための載置面を有するターンテーブルとにより装置内部の所定位置に搬入された前記記憶媒体を挟持するとともに、前記ターンテーブルと連設するモータの回転駆動力によって前記記憶媒体を回転する手段が一般的に多く利用されている。また、装置内部において回転する記憶媒体への記録或いは再生手段としては、回転状態にある前記記憶媒体の内側と外側との間で前記記憶媒体の半径方向に設けたガイド部材に沿って往復移動するピックアップユニットより照射するレーザー光を前記記憶媒体の記録面に当接させ、反射した前記レーザー光を前記ピックアップユニットにより受光することで記録或いは再生手段とするのが一般的に多い。そして、ターンテーブルと、このターンテーブルが連設するモータと、ピックアップユニットと、このピックアップユニットの移動方向を規制するガイド部材とは1つのシャーシに取り付けられユニット化しており(以下、これをトラバースユニットと称す)、このトラバースユニットはフレームの内部に昇降動可能な状態で組み付けている。尚、トラバースユニットの昇降手段としては、前記トラバースユニットの後端部が弾性力を有する緩衝部材を介してフレームとねじ等の締結部材を用いて連結され、前記トラバースユニットの前端部には緩衝部材を介して可動体を取り付ける。前記可動体には前方へと突出する凸部を形成し、この凸部が遊嵌するカム溝を形成したカム板をフレームに取り付け、このカム板を摺動動作させることによって前記トラバースユニットの昇降動作を行う。
さらに詳述すれば、前記トラバースユニットの後端部(緩衝部材を介してフレームと連結している部分)を支点とし、前記トラバースユニットの前方側がカム板の摺動動作に伴って記憶媒体からターンテーブルが退避する傾斜状態と、前記記憶媒体を前記ターンテーブルによって持ち上げ、対向位置にあるクランパとともに前記記憶媒体を挟持する水平状態との2種の状態への移行を可能とした構造としている。この構造により、記録再生装置の外部から前記記録再生装置の内部へと搬入(或いは挿入)する記録媒体を回転し、ピックアップユニットを用いて前記記憶媒体に予め記録されている情報を読み込み再生する、或いは前記記憶媒体に情報を書き込み記録することが可能となる。そして、このような記録再生装置において特許文献1にはドライブシャーシを傾動させる可動体の小型化及び簡略化を図るために、トラバースユニット(特許文献1においてはドライブシャーシと称している)の昇降構造が開示されている。すなわち、特許文献1では記憶媒体を搬送するトレイの上方位置と下方位置とに振り分けて、前記記憶媒体を挟持するチャッキング機構のクランパ(特許文献1においては受け部材と称している)とターンテーブル(特許文献1においてはディスク押付け部材とを称している)とを配備する。ターンテーブルを取り付けたトラバースユニットの長手方向一端部を、フレーム(特許文献1においては機枠と称している)に第1の緩衝部材(特許文献1においては第1緩衝体と称している)を介して取り付ける。トラバースユニットの自由端との対向箇所に配備したカム板のカム溝に案内されて昇降動作される可動体に、防振ゴムでなる第2の緩衝部材(特許文献1においては第2緩衝体と称している)を介してトラバースユニットの自由端を連結する。可動体を中空筒状の軸体で形成し、軸体とトラバースユニットの自由端に突設した凸部(特許文献1においては突起と称している)との間に第2の緩衝部材を圧入状態で介在させている。
特開2003−223776号公報
上記特許文献1は、ドライブシャーシの自由端を昇降させるための可動体を軸体によって形成することによって、従来、リフトレバーで可動体を形成した構造に比べて可動体を小形化できるとともに、ドライブシャーシの自由端の左右両側のスペースをモータの設置スペースに活用することが可能となり、記録再生装置の内部における部品の設置スペースの拡張及びコストダウンが可能となる。しかし、トラバースユニットの昇降構造に要する部品点数が減少することはないため、従来の記録再生装置の組立て工数については実質同じであるとともに、カム板の大型化が懸念され、記録再生装置の小型化は困難となる。すなわち、トラバースユニットの前端に形成する凸部に第2の緩衝部材を嵌合し、さらにこの緩衝部材に筒状の可動体を嵌合させることから、凸部単体の状態における外径よりも可動体を嵌合させた状態における外径のほうが大きくなり、前記可動体が遊嵌可能な大きさのカム溝をカム板に形成する必要があることからカム板は必然的に大きくなってしまう。そして、このカム板は摺動可能な状態でフレームに取り付ける必要があり、前記カム板の摺動範囲においてフレームの床面や他の部品と干渉しないようにするために、フレームを大きく形成せざるを得ないことから、結果的に記録再生装置の大型化が生じることとなる。加えて、トラバースユニットの前端部に凸部を形成していることから、トラバースユニットのシャーシは合成樹脂によって形成されており、金属製のシャーシにおいては適応できないばかりでなく、合成樹脂で形成されたシャーシは金属製のそれと比較して軽量であるため、高速で回転するターンテーブルの回転駆動力の影響がトラバースユニット全体に伝わり共振の原因や強度的な問題が懸念される。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、トラバースユニットの自由端を昇降させる昇降機構を小型化するとともに、組付け部品点数を削減して組付け作業性にも優れるトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置を提供することを目的とする。
請求項1のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置は、ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニット及び前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルなどをシャーシに組み付けて構成されるトラバースユニットと、前記ターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、前記ピックアップユニットを前記記憶媒体に対して半径方向に往復動自在に案内するための前記シャーシに取り付けられるガイドシャフトと、前記搬送機構に連動して前記フレームに摺動可能に組み付けられるカム板とを備えた記録再生装置であって、前記シャーシの一端部を前記フレームに枢支して該シャーシの自由端側を上下動自在に組み付けるとともに、前記ガイドシャフトの先端部を延設して前記カム板に形成するカム溝と係合する突出軸部を形成し、この突出軸部とカム溝との係合によって前記カム板の摺動動作に連動して前記シャーシの自由端が昇降するように構成したことを特徴とする。
請求項1の構成により、記憶媒体を搬送するための搬送機構に連動してカム板が摺動し、このカム板の摺動によってカム板のカム溝に係合されたガイドシャフトの突出軸部が上昇する。このガイドシャフトの上昇によってガイドシャフトが組み付けられたシャーシの自由端が上昇し、クランパとシャーシに組み付けたターンテーブルとで記憶媒体を挟持して回転駆動することが可能となる。一方、装置内部にある記憶媒体を搬出する際には、カム板が記憶媒体の搬送時と逆の方向に摺動してシャーシの自由端が降下する。
請求項2のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置は、請求項1記載のシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置において、前記シャーシを金属製板材で形成し、その金属製シャーシに取り付けた防振ゴムを介して前記金属製シャーシの一端を前記フレームに枢支するとともに、前記突出軸部に弾性的に接触させて該ガイドシャフトに伝わる振動を吸収する弾性体を設けたことを特徴とする。
請求項2の構成により、トラバースユニットからシャーシに伝達される振動が該シャーシの一端に取り付けた防振ゴムによって吸収され、かつ、シャーシからガイドシャフトに伝達される振動が該ガイドシャフトの突出軸部に係合する弾性体によって効果的に吸収される。
請求項3のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置は、請求項2記載のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置において、前記カム板に切欠溝を形成し、この切欠溝によって前記カム板に前記弾性体を一体形成したことを特徴とする。
請求項3の構成により、カム板に一体形成する弾性体によってシャーシからガイドシャフトに伝達される振動が吸収される。
請求項1のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置によれば、ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニット及び前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルなどをシャーシに組み付けて構成されるトラバースユニットと、前記ターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、前記ピックアップユニットを前記記憶媒体に対して半径方向に往復動自在に案内するための前記シャーシに取り付けられるガイドシャフトと、前記搬送機構に連動して前記フレームに摺動可能に組み付けられるカム板とを備えた記録再生装置であって、前記シャーシの一端部を前記フレームに枢支して該シャーシの自由端側を上下動自在に組み付けるとともに、前記ガイドシャフトの先端部を延設して前記カム板に形成するカム溝と係合する突出軸部を形成し、この突出軸部とカム溝との係合によって前記カム板の摺動動作に連動して前記シャーシの自由端が昇降するように構成したことから、トラバースユニットの構成部品であるガイドシャフトを利用してトラバースユニットの自由端側を昇降させることが可能となり、組み付け部品点数の削減により、大幅なコストダウンが可能であるとともに、組み付け作業性にも優れる。また、カム溝と係合するガイドシャフトは、金属製で十分な強度を有しており、ガイドシャフトの外径を小さく設定することで該ガイドシャフトを遊嵌するためのカム溝を小さく形成することができるため、カム板の高さを低く抑えてフレームの小型化、ひいては記録再生装置の小型並びに薄型化が可能となる。
請求項2のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置は、請求項1記載のシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置において、前記シャーシを金属製板材で形成し、その金属製シャーシに取り付けた防振ゴムを介して前記金属製シャーシの一端を前記フレームに枢支するとともに、前記突出軸部に弾性的に接触させて該ガイドシャフトに伝わる振動を吸収する弾性体を設けるものであるから、金属製シャーシとすることで薄いシャーシでも剛性を高めることができ、よりトラバースユニットの小型化が可能であるとともに、金属製シャーシに伝わる振動を防振ゴムと弾性体とで効果的に吸収してピックアップユニットの走査性能の低下を防ぐことが可能となる。
請求項3のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置によれば、請求項2記載のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置において、前記カム板に切欠溝を形成し、この切欠溝によって前記カム板に前記弾性体を一体形成したものであるから、カム板に別途、弾性片を取り付けるといった作業も不要であるとともに、カム板に切欠溝を形成するだけの簡単な構成であるから、カム板の成形加工が容易となる。
以下、本発明の記録再生装置(以下、ディスク装置と称す)の具体的実施例としてトレイ方式のディスク装置について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は本発明の一実施例における主要構成部品を示したディスク装置の分解斜視図、図2は、トラバースユニットが上昇位置にある状態を示すディスク装置の断面図、図3はトラバースユニットが降下位置にある状態を示すディスク装置の断面図、図4はガイドシャフトとカム板の係合状態を示すカム板の正面図であり、トラバースユニットが降下位置にある状態を示し、図5はガイドシャフトとカム板の係合状態を示すカム板の正面図であり、トラバースユニットが上昇位置にある状態を示している。
同図に示すように、本実施例のディスク装置1は、図示しないディスクを搬入/搬出する搬送機構としてのトレイ2と、前記ディスクを回転駆動するターンテーブル3及びディスクの半径方向へ進退可能に設けたピックアップユニット4などを金属製シャーシ5に組み付けたトラバースユニット6を主要構成部品とし、これらの主要構成部品を組み付ける合成樹脂製のフレーム10で構成している。
前記フレーム10は、合成樹脂によって成形され、水平壁部10Aと、この水平壁部10Aの左右両側に一体形成する側壁部10Bと、水平壁部10Aの前後に一体形成する前壁部10C及び後壁部10Dとで構成された有底箱型に形成され、その上面開口部は蓋体11で密閉される。前記トラバースユニット6は前記水平壁部10Aのほぼ中央部に取り付けられ、前記トラバースユニット6に取り付けられるターンテーブル3と対向して前記フレーム10の上面開口部を覆う前記蓋体11にクランパ12が固定され、このクランパ12とターンテーブル3とでディスクを挟持して前記ディスクを回転駆動する。また、前記トレイ2は前記フレーム10の水平壁部10Aに支持されて水平方向に往復動する。
前記トレイ2は前記フレーム10の水平壁部10Aに支持されて水平方向に往復動するものであり、前記トレイ2は射出成形などにより全体として平板状に成形されている。このトレイ2の上面には、図2、図3に示されるように、段付きのほぼ円形の凹部2A,2Bが形成してあり、1段目の凹部2Aには、例えば12センチCDなどのディスクが載置でき、2段目の凹部2Bには、例えば8センチCDなどのディスクが載置できる。また、トレイ2には、フレーム10内に収納されるときに、ターンテーブル3やピックアップユニット4などと機械的に干渉しないように、開口窓部20が形成されている。
前記トラバースユニット6の金属製シャーシ5には、前記ピックアップユニット4をスライド自在に案内するための一対のガイドシャフト22や、このガイドシャフト22に沿って前記ピックアップユニット4をディスクの半径方向へと進退自在に移動させるモータ及び該モータの駆動を前記ピックアップユニット4に伝達するためのギア機構(何れも図示せず)などが組み込まれている。また、金属製シャーシ5の後端部両側に緩衝体として防振ゴム23が装着され、この防振ゴム23を介して金属製シャーシ5の後端部がフレーム10に対して浮動的に取り付けられている。これにより、金属製シャーシ5は、後端部に装着した防振ゴム23を支点としてその反対側の金属製シャーシ5の自由端(前端側)が上下方向に移動自在となり、金属製シャーシ5はフレーム10に対して傾動自在となる。そして、金属製シャーシ5の自由端(前端側)には、前記金属製シャーシ5から前記ガイドシャフト22の一端部が突出し、この金属製シャーシ5から突出したガイドシャフト22の突出軸部22Aがフレーム10に組み込んだカム板25に形成するカム溝26に係合している。また、前記カム溝26の上端縁部には切欠溝30Aが形成され、この切欠溝30Aによって前記カム溝26の上端縁部に移動した前記ガイドシャフト22の突出軸部22Aに係合する弾性片30が一体形成され、この弾性片30によって前記ガイドシャフト22の振動を吸収するように構成している。
前記カム板25は、前記フレーム10に対して左右方向にスライド自在に取り付けられており、カム板25が左右方向にスライドすることによって、前記カム溝26に案内された前記ガイドシャフト22の突出軸部22Aが上下動し、このガイドシャフト22の上下動に連動して前記金属製シャーシ5を含むトラバースユニット6の自由端(前端側)が前記防振ゴム23を支点として上下方向に昇降するように構成されている。なお、前記トレイ2と前記カム板25は、トレイ2の動作と連動して前記カム板25を左右方向に摺動させるための連動機構が設けられており、この連動機構によってトレイ2を出し入れする際、トレイ2がフレーム10の内部に進入しきった際、カム板25をスライドさせてそのカム溝26に係合しているガイドシャフト22の突出軸部22Aを上昇させることによって、その突出軸部22Aと一体的に金属製シャーシ5の自由端(前端側)が図5に示すように上方へと移動する。これにより、金属製シャーシ5は、前記フレーム10の水平壁部10Aに対してほぼ平行に配置され、クランパ12と金属製シャーシ5に組み付けたターンテーブル3とでディスクを挟持してトレイ2に載置したディスクを回転駆動することが可能となる。また、カム溝26に沿って移動するガイドシャフト22が上限位置まで達した際、カム溝26と係合するガイドシャフト22の突出軸部22Aがカム板25に一体形成する弾性片30と係合する。これにより、金属製シャーシ5に伝達されるトラバースユニット6の振動が金属製シャーシ5の一端を支持する防振ゴム23によって吸収され、かつ、金属製シャーシ5の他端を支持するガイドシャフト22の突出軸部22Aを弾性片30で吸収することができるため、金属製シャーシ5に組み付けたトラバースユニット6の振動を防振ゴム23とカム板25の弾性片30によって効果的に抑制することができる。
以上のように構成されるディスク装置1は、スライド自在に案内するための一対のガイドシャフト22の先端側を延出し、これをカム板25のカム溝26に係合させる突出端部22Aとすることによって、トラバースユニット6を組み付けるための金属製シャーシ5の自由端を昇降させるための特別な手段を用いることなく、トラバースユニット6の構成部品であるガイドシャフト22を利用することが可能である。このため、金属製シャーシ5を傾動させる可動体をドライブシャーシ(金属製シャーシ)に組み付ける従来の構造に比べて組み付け部品点数の削減が可能であり、大幅なコストダウンを図ることができる。また、カム溝26と係合するガイドシャフト22は、金属製で十分な強度を有しており、ガイドシャフト22の外径を小さく設定することができるため、該ガイドシャフト22を遊嵌するためのカム溝26を小さく形成することができる。このため、カム板25の高さを低く抑えられ、結果的にフレーム10の小型化が可能となり、ディスク装置1全体の小型並びに薄型化が可能となる。また、フレーム10に対する金属製シャーシ5の取付箇所に防振ゴム23を装着し、カム板25と係合するガイドシャフト22の突出軸部22Aに弾性片30を弾性的に接触させることによって、ピックアップユニット4から金属製シャーシ5に伝わる振動を防振ゴム23と弾性片30とで効果的に吸収することができる。このため、トラバースユニット6の振動を抑えてピックアップユニット4の走査性能の低下を防ぐことも可能である。
以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、カム板や該カム板に形成する弾性片などは適宜選定すればよい。また、ディスク装置の基本的構造なども前記実施例に限定されるものでなく、例えば、本発明の実施例においては記憶媒体の搬送機構としてトレイを備えた所謂トレイ方式のディスク装置について説明したが、本発明はトレイ方式のディスク装置に限定するものではなく、記憶媒体の挿入を直接行うことが可能なスロットイン方式のディスク装置や、複数の記憶媒体の収納を可能とするチェンジャー方式のディスク装置など、トラバースユニットの昇降手段以外の構造については適宜選定すればよい。
本発明の一実施例における主要構成部品を示したディスク装置の分解斜視図である。 同上、トラバースユニットが上昇位置にある状態を示すディスク装置の断面図である。 同上、トラバースユニットが降下位置にある状態を示すディスク装置の断面図である。 同上、ガイドシャフトとカム板の係合状態を示すカム板の正面図であり、トラバースユニットが降下位置にある状態を示している。 同上、ガイドシャフトとカム板の係合状態を示すカム板の正面図であり、トラバースユニットが上昇位置にある状態を示している。
符号の説明
1 ディスク装置
2 トレイ(搬送機構)
3 ターンテーブル
4 ピックアップユニット
5 金属製シャーシ
6 トラバースユニット
10 フレーム
12 クランパ
22 ガイドシャフト
22A 突出軸部
23 防振ゴム
25 カム板
26 カム溝
30 弾性片
30A 切欠溝

Claims (3)

  1. ディスク状の記憶媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構を取り付けるフレームと、前記フレーム内に搬入された前記記憶媒体を走査するピックアップユニット及び前記記憶媒体を回転するためのターンテーブルなどをシャーシに組み付けて構成されるトラバースユニットと、前記ターンテーブルの対向位置に設けられるクランパと、前記ピックアップユニットを前記記憶媒体に対して半径方向に往復動自在に案内するための前記シャーシに取り付けられるガイドシャフトと、前記搬送機構に連動して前記フレームに摺動可能に組み付けられるカム板とを備えた記録再生装置であって、前記シャーシの一端部を前記フレームに枢支して該シャーシの自由端側を上下動自在に組み付けるとともに、前記ガイドシャフトの先端部を延設して前記カム板に形成するカム溝と係合する突出軸部を形成し、この突出軸部とカム溝との係合によって前記カム板の摺動動作に連動して前記シャーシの自由端が昇降するように構成したことを特徴とするトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置。
  2. 前記シャーシを金属製板材で形成し、その金属製シャーシに取り付けた防振ゴムを介して前記金属製シャーシの一端を前記フレームに枢支するとともに、前記突出軸部に弾性的に接触させて該ガイドシャフトに伝わる振動を吸収する弾性体を設けたことを特徴とする請求項1記載のシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置。
  3. 前記カム板に切欠溝を形成し、この切欠溝によって前記カム板に前記弾性体を一体形成したことを特徴とする請求項2記載のトラバースユニットにおけるシャーシ昇降手段を備えた記録再生装置。
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