JP2007279088A - 光学素子基板、液晶装置及びプロジェクタ並びに光学素子基板の製造方法 - Google Patents

光学素子基板、液晶装置及びプロジェクタ並びに光学素子基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光利用効率を向上させると共に、空間光変調装置の耐久性を向上させることが可能な光学素子基板、液晶装置及びプロジェクタ並びに光学素子基板の製造方法を提供すること。
【解決手段】平面状に配置された複数のマイクロレンズ36を有し、各マイクロレンズ36が入射した光をそれぞれの光軸AXに向けて集光するマイクロレンズアレイ基板31であって、マイクロレンズ36が、光軸AXに沿って3段重ねられた屈折面56〜58を有しており、屈折面56〜58は、光軸AXを中心とすると共に入射側に向かうにしたがって光軸AXに近接して配置され、屈折面56、57において光軸AXを含む断面の外周の少なくとも一部が曲線であり、屈折面56〜58の集光位置がそれぞれ異なる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学素子基板、液晶装置及びプロジェクタ並びに光学素子基板の製造方法に関する。
近年、プロジェクタはホームユースへの用途が拡大している。そのため、プロジェクタの空間光変調装置には、安価、長寿命かつ高い光利用効率で高コントラストな画像が得られることが望まれている。このような空間光変調装置としては、例えば液晶装置が用いられている。液晶装置には、その画像表示領域内に、データ線や走査線、容量線などの各種配線や、薄膜トランジスタや薄膜ダイオードなどの各種電子素子が設けられている。そのため、各画素において、画像表示に寄与する光が透過または反射できる領域は、各種配線や電子素子などの存在によって制限されてしまう。ここで、各画素の開口率は、各画素の領域と画像表示に寄与する光が透過または反射できる領域との比率、すなわち開口領域の面積比率で定義される。一般的に、液晶装置の開口率はほぼ70%程度である。また、液晶装置をほぼ平行光で照明するときは、全光量のうち各画素の開口率に応じた光量だけ利用でき、利用されない光が光量損失となる。
そこで、光量損失の低減を図るために、対向基板に設けられて液晶装置に入射した光を遮光膜の内側である画素の開口領域に集光させるマイクロレンズなどの集光素子が提供されている(例えば、特許文献1、2参照)。このマイクロレンズは、光源からの照明光を画素単位で開口領域に向けて集光する。そして、マイクロレンズで集光された照明光は、効率よく画素の開口領域を透過することができる。したがって、液晶装置にマイクロレンズを用いることで、遮光膜による光量損失が少なくなり、光利用効率の向上が図れる。
ここで、マイクロレンズとしては、一般に球面レンズや非球面レンズが用いられている。これらのレンズでは、レンズの外縁部に入射した光を画素開口の中央部に向けて出射させるため、レンズの外縁部の屈折角が中心部の屈折角と比較して大きくなっている。
特開2005−283621号公報 特開平5−150103号公報
しかしながら、上記従来のマイクロレンズにおいても、以下の課題が残されている。すなわち、液晶の画素の狭ピッチ化に伴って画素のサイズが小さくなっているが、従来のマイクロレンズを用いると、レンズの外縁部に入射した光を大きく屈折させるので、光が遮光膜によって遮光されることで光量損失が大きくなるという問題がある。また、マイクロレンズの集光位置が一箇所であるため、入射した光が画素開口の中央部に集中し、空間光変調装置の耐久性が低下するという問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、光利用効率を向上させると共に、空間光変調装置の耐久性を向上させることが可能な光学素子基板、液晶装置及びプロジェクタ並びに光学素子基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明にかかる光学素子基板は、平面状に配置された複数の集光素子を有し、該各集光素子が入射した光をそれぞれの光軸に向けて集光する光学素子基板であって、前記集光素子が、前記光軸に沿って少なくとも3つの集光領域を有し、前記集光領域は、前記光軸を中心とすると共に前記光の入射側に向かうにしたがって該光軸に近づくように配置され、前記光軸により近く配置された2つの前記集光領域は、前記光軸を含む断面の外周の少なくとも一部が曲線である屈折面を有しており、少なくとも1つの前記集光領域の集光位置が、他の集光領域の集光位置と異なることを特徴とする。
この発明では、少なくとも1つの集光位置が他と異なる集光領域を3つ以上設けることで、集光素子の外縁近傍に入射した光が過剰に屈折などされることを防止すると共に、光の集光位置が分散する。これにより、光学素子基板の出射側に遮光膜を配置した際の遮光膜による光量損失を低減できる。また、光学素子基板の出射側に設けられた照射対象に集光した光が集中することを避け、この照射対象が劣化することを抑制する。
すなわち、複数の集光領域が光軸を中心として配置されており、それぞれが独立した曲面形状を有しているので、集光領域のそれぞれで各集光領域に入射した光の集光位置を設定することが可能となる。このため、集光素子の外縁部に配置された集光領域は、集光素子の外縁近傍に入射した光を過剰に屈折などさせて光を遮光膜で遮光させることなく、光軸に向けて集光させることができる。したがって、光学素子基板の出射側に遮光膜を配置したときにおける遮光膜による光量損失を低減し、光利用効率が向上する。
また、照射対象の複数箇所に光を集光させるので、光が照射されることによる発熱などが分散されて照射対象における発熱などの影響が小さくなる。これにより、照射対象の長寿命化が図れる。ここで、複数の集光領域による集光位置は、光軸と平行な直線において異なっていても、光軸に垂直な面において異なっていてもよい。
また、本発明にかかる光学素子基板は、前記集光領域の少なくとも1つの集光位置が、他の集光領域の集光位置と平面視で異なることとしてもよい。
この発明では、複数の集光領域のうちの少なくとも1つを他の集光領域と光軸に垂直な面において異ならせることで、照射対象における発熱などの影響を効率よく低減できる。
また、本発明にかかる光学素子基板は、前記複数の集光領域のうち入射側の2つの前記屈折面を形成する前記曲線の曲率半径が、互いに等しいこととしてもよい。
この発明では、入射側の2つの集光領域の屈折面を形成する曲面部の曲率半径を等しくすることで、各集光領域の集光位置をより確実に異ならせることができる。これにより、集光素子に入射した光の集光位置を分散させ、局所的に光が集中することをより確実に防止することが可能となる。
また、本発明にかかる光学素子基板は、前記複数の集光領域のうち少なくとも1つに、集光位置がそれぞれ異なる複数の副集光領域が形成されていることが好ましい。
この発明では、集光領域に副集光領域を形成することで、この集光領域が複数の集光位置を有することになる。これにより、この集光領域に入射した光が複数の集光位置で集光し、局所的に光が集中することがより確実に回避される。
また、本発明にかかる液晶装置は、上記記載の光学素子基板と、前記集光素子のそれぞれと対応して設けられて画像を構成する複数の画素と、該複数の画素の間に設けられた遮光膜とを備えることを特徴とする。
この発明では、上述した光学素子基板を備えているので、遮光膜による光量損失が低減すると共に、集光した光が集中しない状態で照射対象である画素の開口領域に到達する。これにより、光利用効率が向上すると共に液晶装置の耐久性が向上し、液晶装置の長寿命化が図れる。
また、本発明にかかるプロジェクタは、上記記載の液晶装置を空間光変調装置として備えることを特徴とする。
この発明では、上述した液晶装置を備えているので、光利用効率や耐久性を向上させ、液晶装置の長寿命化が図れる。
また、本発明にかかる光学素子基板の製造方法は、上面に開口を有し、断面が少なくとも2段の階段形状の凹部を基板本体に形成する凹部形成工程と、前記凹部が形成された前記基板本体を、前記凹部の内周面を起点として等方的にエッチングする等方性エッチング工程とを備えることを特徴とする。
この発明では、少なくとも2段の階段形状の凹部を基板本体に形成し、この凹部の内周面であって凹部を形成する各段の縁部と凹部の開口縁部とを起点として等方的にエッチングすることで、曲面が容易に形成できる。このため、凹部を少なくとも2段の階段形状とすることで上述した少なくとも3段の集光領域を形成できるので、集光素子を容易に製造することができる。
また、本発明にかかる光学素子基板の製造方法は、前記凹部形成工程が、前記基板本体上にレジスト層を形成するレジスト層形成工程と、前記レジスト層に前記凹部と対応する形状のレジスト凹部を形成するパターニング工程と、前記レジスト凹部を前記基板本体に転写して前記凹部を形成する転写工程とを備えることが好ましい。
この発明では、レジスト層にレジスト凹部を形成し、これを基板本体に転写することによって凹部を形成するので、例えばHEBS(High Energy Beam Sensitive:高エネルギー位相敏感)マスクを用いたグレースケールリソグラフィ技術を用いることなく、容易に凹部を形成することができる。したがって、上述した集光領域を有する集光素子を容易かつ安価に製造することができる。
また、本発明にかかる光学素子基板の製造方法は、前記基板本体の表面に、該基板本体と前記等方性エッチング工程でのエッチングレートが異なるエッチング変化層が形成されていることとしてもよい。
この発明では、エッチング変化層を設けることで、集光領域の形状を適宜変更することができ、集光素子の設計の自由度が向上する。
以下、本発明による液晶装置及びプロジェクタ並びに光学素子基板の製造方法の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
[プロジェクタ]
まず、本実施形態のプロジェクタについて説明する。ここで、図1は、プロジェクタの概略構成図を示している。
プロジェクタ10は、図1に示すように、観察者側に設けられたスクリーン11に光を照射し、このスクリーン11で反射した光を観察する、いわゆる投影型のプロジェクタである。そして、プロジェクタ10は、光源12と、ダイクロイックミラー13、14と、空間光変調装置(液晶装置)15〜17と、導光手段18と、クロスダイクロイックプリズム19と、投射光学系20とを備えている。
光源12は、赤色光、緑色光及び青色光を含む光を供給する超高圧水銀ランプで構成されている。
ダイクロイックミラー13は、光源12からの赤色光を透過させると共に緑色光及び青色光を反射する構成となっている。また、ダイクロイックミラー14は、ダイクロイックミラー13で反射された緑色光及び青色光のうち青色光を透過させると共に緑色光を反射する構成となっている。このように、ダイクロイックミラー13、14は、光源12から出射した光を赤色光と緑色光と青色光とに分離する色分離光学系を構成する。
ここで、ダイクロイックミラー13と光源12との間には、インテグレータ21及び偏光変換素子22が光源12から順に配置されている。インテグレータ21は、光源12から照射された光の照度分布を均一化する構成となっている。また、偏光変換素子22は、光源12からの光を例えばS偏光のような特定の振動方向を有する偏光にする構成となっている。
空間光変調装置15は、ダイクロイックミラー13を透過して反射ミラー23で反射した赤色光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。そして、空間光変調装置15は、λ/2位相差板15a、第1偏光板15b、液晶パネル15c及び第2偏光板15dを備えている。ここで、空間光変調装置15に入射する赤色光は、ダイクロイックミラー13を透過しても光の偏光は変化しないことから、S偏光のままである。
λ/2位相差板15aは、空間光変調装置15に入射したS偏光をP偏光に変換する光学素子である。また、第1偏光板15bは、S偏光を遮断してP偏光を透過させる偏光板である。そして、液晶パネル15cは、P偏光を画像信号に応じた変調によってS偏光に変換する構成となっている。さらに、第2偏光板15dは、P偏光を遮断してS偏光を透過させる偏光板である。したがって、空間光変調装置15は、画像信号に応じて赤色光を変調し、S偏光の赤色光をクロスダイクロイックプリズム19に向けて出射する構成となっている。
なお、λ/2位相差板15a及び第1偏光板15bは、偏光を変換させない透光性のガラス板15eに接した状態で配置されている。これにより、λ/2位相差板15a及び第1偏光板15bが発熱によって歪むことを回避できる。
空間光変調装置16は、ダイクロイックミラー13で反射した後にダイクロイックミラー14で反射した緑色光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。そして、空間光変調装置16は、空間光変調装置15と同様に、第1偏光板16b、液晶パネル16c及び第2偏光板16dを備えている。ここで、空間光変調装置16に入射する緑色光は、ダイクロイックミラー13、14で反射されていることから、S偏光となっている。
第1偏光板16bは、P偏光を遮断してS偏光を透過させる偏光板である。また、液晶パネル16cは、S偏光を画像信号に応じた変調によってP偏光に変換する構成となっている。そして、第2偏光板16dは、S偏光を遮断してP偏光を透過させる偏光板である。したがって、空間光変調装置16は、画像信号に応じて緑色光を変調し、P偏光の緑色光をクロスダイクロイックプリズム19に向けて出射する構成となっている。
空間光変調装置17は、ダイクロイックミラー13で反射してダイクロイックミラー14を透過した後に導光手段18を経た青色光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。そして、空間光変調装置17は、空間光変調装置15、16と同様に、λ/2位相差板17a、第1偏光板17b、液晶パネル17c及び第2偏光板17dを備えている。ここで、空間光変調装置17に入射する青色光は、ダイクロイックミラー13で反射してダイクロイックミラー14を透過した後に導光手段18の後述する2つの反射ミラー25a、25bで反射することから、S偏光となっている。
λ/2位相差板17aは、空間光変調装置17に入射したS偏光をP偏光に変換する光学素子である。また、第1偏光板17bは、S偏光を遮断してP偏光を透過させる偏光板である。そして、液晶パネル17cは、P偏光を画像信号に応じた変調によってS偏光に変換する構成となっている。さらに、第2偏光板17dは、P偏光を遮断してS偏光を透過させる偏光板である。したがって、空間光変調装置17は、画像信号に応じて青色光を変調し、S偏光の青色光をクロスダイクロイックプリズム19に向けて出射する構成となっている。
なお、λ/2位相差板17a及び第1偏光板17bは、ガラス板17eに接した状態で配置されている。
導光手段18は、リレーレンズ24a、24b及び反射ミラー25a、25bを備えている。
リレーレンズ24a、24bは、青色光の光路が長いことによる光損失を防止するために設けられている。ここで、リレーレンズ24aは、ダイクロイックミラー14と反射ミラー25aとの間に配置されている。また、リレーレンズ24bは、反射ミラー25a、25bの間に配置されている。
反射ミラー25aは、ダイクロイックミラー14を透過してリレーレンズ24aから出射した青色光をリレーレンズ24bに向けて反射するように配置されている。また、反射ミラー25bは、リレーレンズ24bから出射した青色光を空間光変調装置17に向けて反射するように配置されている。
クロスダイクロイックプリズム19は、2つのダイクロイック膜19a、19bをX字型に直交配置した色合成光学系である。このダイクロイック膜19aは青色光を反射して緑色光を透過する膜であり、ダイクロイック膜19bは赤色光を反射して緑色光を透過する膜である。したがって、クロスダイクロイックプリズム19は、空間光変調装置15〜17のそれぞれで変調された赤色光と緑色光と青色光とを合成し、投射光学系20に向けて出射するように構成されている。
なお、空間光変調装置15、17からクロスダイクロイックプリズム19に入射する光は、S偏光となっている。また、空間光変調装置16からクロスダイクロイックプリズム19に入射する光は、P偏光となっている。このようにクロスダイクロイックプリズム19に入射する光の偏光を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム19において各空間光変調装置15〜17から出射した光を有効に合成できる。ここで、一般に、ダイクロイック膜19a、19bはS偏光の反射特性に優れている。このため、ダイクロイック膜19a、19bで反射される赤色光及び青色光をS偏光とし、ダイクロイック膜19a、19bを透過する緑色光をP偏光としている。
投射光学系20は、投影レンズ(図示略)を有しており、クロスダイクロイックプリズム19で合成された光をスクリーン11に投射するように構成されている。
[液晶パネル]
次に、本実施形態の液晶パネル15c〜17cについて説明する。なお、液晶パネル15c〜17cは、変調する光の波長領域が異なるだけであって、その基本的構成が同一である。したがって、以下、液晶パネル15cを代表例として説明する。ここで、図2は、液晶パネル15cの要部の斜視模式図である。
液晶パネル15cは、図2に示すように、赤色光の入射側から順に配置されたマイクロレンズアレイ基板(光学素子基板)31及びパネル本体部32を備えている。そして、液晶パネル15cは、マイクロレンズアレイ基板31の入射側及びパネル本体部32の出射側にそれぞれ防塵プレート33、34が配置されている。
マイクロレンズアレイ基板31は、例えばガラスなどの透光性材料で構成されており、パネル本体部32の後述する対向基板41に対して接着層35によって接着固定されている。そして、マイクロレンズアレイ基板31の上記対向基板41側の面には凹曲面が形成されており、この凹曲面内に接着層35を充填することで屈折光学素子であるマイクロレンズ(集光素子)36が形成されている。また、マイクロレンズアレイ基板31の入射面には、防塵プレート33が貼付されている。なお、マイクロレンズアレイ基板31としては、上述したガラスに限らず、石英やホウ珪酸ガラス、ソーダライムガラス(青板ガラス)、クラウンガラス(白板ガラス)など、他の透光性材料を用いてもよい。
1つのマイクロレンズ36は、1つの開口領域APに対応して設けられている。各マイクロレンズ36は、光源12から入射した光を対応する開口領域AP内、すなわち対応する照射対象である画素の中央側に向けて集光する集光素子として機能する。そして、液晶パネル15c全体では、複数の開口領域APに対応して複数のマイクロレンズ36がマトリクス状に配列されている。したがって、これらマトリクス状に配列された複数のマイクロレンズ36によって、マイクロレンズアレイが構成される。
また、マイクロレンズ36は、凹曲面において、ほぼ平行光線である入射光をマイクロレンズアレイ基板31と接着層35との屈折率差に応じて屈折させ、パネル本体部32の後述する遮光膜44の開口領域APを通過するように集光する構成となっている。このマイクロレンズ36の形状(すなわち、屈折面である凹曲面の形状)、マイクロレンズアレイ基板31の屈折率及び接着層35の屈折率は、屈折光が開口領域APを効率よく通過できるように適宜設定されている。ここで、マイクロレンズアレイ基板31の屈折率n1は、接着層35の屈折率n2よりも小さくなっている。
パネル本体部32は、互いに対向配置された対向基板41及びTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)基板42と、対向基板41及びTFT基板42の間に配置された液晶層43とを備えている。
対向基板41は、例えばガラスなどの透光性材料で構成されており、その出射側の表面には遮光膜44、透明電極45及び配向膜46などが形成されている。
遮光膜44は、マトリックス状に配置された複数の画素を仕切るように画素の境界領域(画素間)に格子状に設けられている。また、遮光膜44には、画素に対応する矩形の開口領域APが形成されている。
透明電極45は、例えばITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)膜などの透光性の導電材料によって構成されている。そして、配向膜46は、例えばポリイミド膜などの透光性の有機膜にラビング処理などの所定の配向処理を施すことで構成されている。
TFT基板42は、対向基板41と同様に、例えばガラスなどの透光性材料で構成されており、その入射側の表面にTFT形成層47及び配向膜48などが形成されている。また、TFT基板42の出射面には、防塵プレート34が貼付されている。
TFT形成層47は、TFT基板42上に部分的に形成された非晶質ポリシリコン膜または非晶質ポリシリコン膜を結晶化させたポリシリコン膜から形成されたTFTや、透明電極45と同様に透光性の導電材料によって構成された透明電極を備えている。
配向膜48は、配向膜46と同様に、透光性の有機膜にラビング処理などの所定の配向処理を施すことで構成されている。ここで、配向膜46、48は、互いの配向方向がほぼ直交するように形成されている。
液晶層43は、対向基板41とTFT基板42との間に封入されている。
[マイクロレンズ]
続いて、マイクロレンズ36の第1の実施形態について説明する。ここで、図3(a)はマイクロレンズ36の平面図、図3(b)は(a)のA−A矢視断面図である。なお、図3(a)、図3(b)において、マイクロレンズアレイ基板31の法線方向をZ軸方向とし、Z軸に垂直な方向をX軸方向及びY軸方向としている。また、X軸方向及びY軸方向は、それぞれ画像を構成する複数の画素50が平面状に配列する方向と一致している。
マイクロレンズ36は、図3(a)、(b)に示すように、光の入射側から順に重ねて配置された第1から第3レンズ部51〜53を有する。この第1から第3レンズ部51〜53は、それぞれ所定の曲率半径を有する球面または非球面レンズである。
第1レンズ部51は、図3(a)に示すように、光軸AXに垂直な平面(XY平面)における断面が円形となっている。また、第1レンズ部51は、図3(b)に示すように、光軸AXを含む断面の外周が、入射側の先端部に形成された平面部56aと曲面部56bとを有する屈折面56となっている。そして、この屈折面56が、第1レンズ部51における集光領域を形成する。
また、第1レンズ部51は、屈折面56に対して平行に入射した光を光軸AX上の点C1で集光するように形成されている。
第2レンズ部52は、図3(a)に示すように、XY平面における断面が円形となっており、第2レンズ部52の最外周部が矩形状の画素50の外周部にほぼ内接するように形成されている。また、第2レンズ部52は、図3(b)に示すように、光軸AXを含む断面の外周が、曲線である屈折面57となっている。この屈折面57は、入射側の一端が第1レンズ部51の屈折面56の一端と連続している。そして、この屈折面57が、第2レンズ部52における集光領域を形成する。ここで、第2レンズ部52の屈折面57を形成する曲線の曲率半径は、第1レンズ部51の屈折面56を形成する曲面部56bの曲率半径とほぼ同等となっている。
また、第2レンズ部52は、屈折面57に対して平行に入射した光を点C2、C3で集光するように形成されており、第1レンズ部51とは異なる集光位置となっている。
第3レンズ部53は、図3(a)に示すように、その外周部が画素50の形状に合わせた矩形状となっている。また、第3レンズ部53は、図3(b)に示すように、光軸AXを含む断面の外周が、曲線である屈折面58となっている。この屈折面58は、入射側の一端が第2レンズ部52の屈折面57の一端と連続している。そして、この屈折面58が、第3レンズ部53における集光領域を形成する。
また、第3レンズ部53は、屈折面58に対して平行に入射した光を点C4、C5で集光するように形成されており、第1及び第2レンズ部51、52とは異なる集光位置となっている。
また、これら第1から第3レンズ部51〜53の屈折面56〜58は、光軸AXを中心軸とした球面状またはこれに近似する非球面状となっており、同心状に配置されている。
[マイクロレンズアレイ基板の製造方法]
次に、以上のような構成のマイクロレンズアレイ基板31の製造方法について説明する。
最初に、凹部形成工程を行う。これは、レジスト層形成工程と、パターニング工程と、転写工程とを備える。
まず、レジスト層形成工程を行う。すなわち、例えばガラスなどの透光性材料で構成された基板本体61上に、厚さが5μm〜20μm程度のレジスト層62をスピンコート法やスプレーコート法、フィルム接着法などを用いて形成する(図4(a))。
そして、パターニング工程を行う。これは、一次から三次感光工程を有する。
最初に、一次感光工程を行う。まず、第1レンズ部51の平面部56aの外周と同様の形状の開口63aを有するマスク63を、レジスト層62の上に適宜の間隙をあけて配置する。そして、マスク63上から露光用の光を照射する(図4(b))。ここで、照射する光の強度は、レジスト層62のうち平面視でマスク63の開口63aと対応する領域がレジスト層62の厚さ方向にわたって露光される程度となっている。この一次感光工程により、図4(b)に示すように、レジスト層62のうち平面視でマスク63の開口63aと重なる領域が厚さ方向にわたって露光された円柱状の露光領域64(図4(b)におけるハッチング領域)が形成される。
次に、二次感光工程を行う。まず、一次感光工程と同様に、第1レンズ部51の最外周よりも小さいほぼ円形の開口65aを有するマスク65を配置する。そして、マスク65上から露光用の光を照射する(図4(c))。このとき、照射する光の強度は、レジスト層62のうち平面視でマスク65の開口65aと対応する領域がレジスト層62の厚さ方向の途中まで露光される程度となっている。この二次感光工程により、図4(c)に示すように、レジスト層62のうち平面視でマスク65の開口65aと重なる領域が厚さ方向の途中まで露光されて断面が2段の階段形状を有する露光領域66(図4(c)におけるハッチング領域)が形成される。
続いて、三次感光工程を行う。まず、一次及び二次感光工程と同様に、第2レンズ部52の最外周よりも小さいほぼ環状の開口67aを有するマスク67を配置する。ここで、このマスク67は、二次感光工程において露光される領域を被覆する形状となっている。そして、マスク67上から露光用の光を照射する(図4(d))。このとき、照射する光の強度は、レジスト層62のうち平面視でマスク67の開口67aと対応する領域が厚さ方向の途中であって、二次感光工程における露光の深さよりも浅く露光される程度となっている。この三次感光工程により、図4(d)に示すように、レジスト層62のうち平面視でマスク67の開口67aと対応する領域が厚さ方向の途中まで露光されて断面が3段の階段形状を有する露光領域68(図4(d)におけるハッチング領域)が形成される。
そして、一次から三次感光工程の後、現像液を用いてレジスト層62のうち露光された領域を現像して除去する。この現像によってレジスト層62にレジスト凹部62aが形成される(図5(a))。このレジスト凹部62aは、レジスト層62の上面に向かうにしたがってその外径が段階的に増大する断面階段形状となっている。
次に、転写工程を行う。すなわち、レジスト凹部62aが形成されたレジスト層62をマスクとして、例えばICP−RIE(Inductive Coupled Plasma-Reactive Ion Etching:誘導結合プラズマ−反射型イオンエッチング)法などのドライエッチング法を用いてレジスト凹部62aの形状を基板本体61に転写することで凹部70を形成する(図5(b))。このとき使用するエッチャントガスとしては、ガラスを化学的にエッチングするC(オクタフルオロシクロブテン)やCHF(トリフルオルメタン)などのフッ化物系ガスが挙げられる。また、Ar(アルゴン)ガスを添加することで、レジスト凹部62aの形状の深さを拡大して基板本体61に転写することができる。
ここで、直進性に優れるドライエッチング法を用いてレジスト層62をマスクとしたエッチングを行うので、レジスト凹部62aの形状と同様の形状を有する凹部70を基板本体61に容易に形成することができる。このようにして、基板本体61に凹部70を形成する。
この凹部70は、図5(b)に示すように、レジスト凹部62aと同様の形状であって、その断面が3段の階段形状を有しており、基板本体61の上面に向かうにしたがってその外径が段階的に増大する第1から第3段部70a〜70cからなる。
第1段部70aは、凹部70の最下段に形成されており、その外径が第1レンズ部51の平面部56aとほぼ同等となっている。また、第2段部70bは、第1段部70aの上段に形成されており、その外径が第1段部70aの外径よりも大きく第2レンズ部52の最外周よりも小さくなっている。そして、第3段部70cは、第2段部70bの上段に形成されており、その外径が第2段部70bの外径よりも大きく第3レンズ部53の最外周よりも小さくなっている。
続いて、等方性エッチング工程を行う。すなわち、凹部70が形成された基板本体61を、ウェットエッチング法を用いて凹部70を構成する第1から第3段部70a〜70cの縁部を起点とした等方性エッチングを行う(図5(c))。このとき使用するエッチャントとしては、ガラスをエッチングするHF(フッ酸)水溶液などのフッ化系エッチャントが挙げられる。
ここでは、基板本体61をエッチャントに浸沈すると、基板本体61が等方的にエッチングされることから、図5(c)に示すように、凹部70の第1段部70aの外縁(例えば、図5(c)に示す点P1、P2)を起点として放射状に基板本体61をエッチングする。同様に、凹部70の第2段部70bの外縁(例えば、図5(c)に示す点P3、P4)や第3段部70cの外縁(例えば、図5(c)に示す点P5、P6)を起点として放射状に基板本体61をエッチングする。この等方性エッチングによって、図5(c)に示すように、屈折面56〜58からなる凹曲面を有するマイクロレンズ36が形成される。以上のようにして、マイクロレンズアレイ基板31を製造する。
なお、基板本体61をエッチャントに浸沈すると、凹部70の内側面だけではなく基板本体61の上面からもエッチングされるが、基板本体61は図5(c)と同様の形状となる。また、等方性エッチングは、上述したエッチャントを用いるウェットエッチング法に限らず、上述と同様に、Cなどをエッチャントガスとして用い、プラズマ密度を下げたドライエッチング法によって行ってもよい。
このようにして製造したマイクロレンズアレイ基板31の凹曲面に接着剤を充填して接着層35を形成し、対向基板41を貼着する。そして、対向基板41の表面に遮光膜44、透明電極45及び配向膜46などを形成する。その後、表面にTFT形成層47及び配向膜48などが形成されたTFT基板42と対向基板41とで液晶層43を挟持し、これを封止する。このようにして液晶パネル15cを製造する。
[マイクロレンズの作用]
このようにして製造した液晶パネル15cのマイクロレンズ36のうち屈折面56に対して平行に入射した光は、図6(a)に示すように、例えば、屈折面56で屈折されて遮光膜44の内側の領域(開口領域AP)の点C1で集光する。また、屈折面57に対して平行に入射した光は、図6(a)に示すように、例えば、屈折面57で屈折されて遮光膜44の内側の領域(開口領域AP)の点C2、C3で集光する。そして、屈折面58に対して平行に入射した光は、図6(a)に示すように、例えば、屈折面58で屈折されて遮光膜44の内側の領域(開口領域AP)の点C4、C5で集光する。したがって、マイクロレンズ36の外縁部である屈折面58に光が入射しても、大きく屈折させることなく遮光膜44の内側の領域である開口領域APで集光させるので、遮光膜44で遮断されにくくなる。
ここで、液晶層43に入射する光量分布を、図6(a)、(b)に示す。また、従来の球面マイクロレンズアレイを設けた場合の光量分布を、図7(a)、(b)に示す。図6(a)、(b)に示すように、屈折面56によって集光されることで画素50の中央部における光線強度が大きくなるものの、屈折面57、58による集光位置が画素50の中央部から離間しているため、光線強度が高い領域が画素50の中央部を中心として同心円状に形成されることになる。
一方、従来の球面マイクロレンズは、図7(a)、(b)に示すように、画素50の中央部に集光させるため、画素50の中央部における光線強度が大きくなる。また、従来の球面マイクロレンズでは、図7(a)に示すように、外縁部に入射した光を大きく屈折させるので、遮光膜44の内側の領域である開口領域APを通過することなく遮光膜44によって遮光される光を多く生じる。このため、従来の球面マイクロレンズを有する空間光変調装置では、十分な表示品質が得られなくなる。
以上のように、本実施形態におけるマイクロレンズアレイ基板31、空間光変調装置15〜17及びプロジェクタ10並びにマイクロレンズアレイ基板31の製造方法によれば、第1から第3レンズ部51〜53を重ねることで、マイクロレンズ36の外縁近傍である屈折面58に入射した光が過剰に屈折されることを防止する。このため、マイクロレンズ36に入射した光を遮光膜44の内側の領域である開口領域APで集光することが可能となり、遮光膜44による光量損失を低減して高い光利用効率が得られる。したがって、画像の十分な表示品質が得られる。
また、各屈折面56〜58がそれぞれ異なる集光位置で入射した光を集光するので、画素50の中央部のみに光が集中することを防止する。これにより、空間光変調装置15〜17の耐久性が向上して長寿命化が図れる。
ここで、屈折面56、57を形成する曲面部の曲率半径を等しくすることで、各集光領域の集光位置をより確実に異ならせることができる。これにより、マイクロレンズ36に入射した光の集光位置を分散させ、局所的に光が集中することをより確実に防止できる。
また、本実施形態におけるマイクロレンズアレイ基板31の製造方法によれば、基板本体61に形成した凹部70を起点として等方的にエッチングすることで、屈折面56〜58の曲面形状を容易に形成できる。ここで、フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト層62にレジスト凹部62aを形成し、これを基板本体61に転写することで凹部70を形成しているので、容易に凹部70を形成することができる。したがって、マイクロレンズアレイ基板31を容易かつ安価に製造することができる。
なお、本実施形態において、屈折面56を形成する曲面部56bの曲率半径と屈折面57の曲率半径とをほぼ等しくしているが、それぞれ異なる曲率半径としてもよい。また、屈折面56〜58による集光位置は、光軸AXと平行な直線において異なっていても、光軸に垂直な面において異なっていてもよい。
[マイクロレンズの第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態におけるマイクロレンズについて、図面を用いて説明する。なお、本実施形態のマイクロレンズの基本的構成が第1の実施形態におけるマイクロレンズと同様であるため、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるマイクロレンズ100と第1の実施形態におけるマイクロレンズ36との異なる点は、図8(a)、(b)に示すように、マイクロレンズ100の第1レンズ部101の屈折面102を形成する平面部102aがマイクロレンズ36の第1レンズ部51の屈折面56を形成する平面部56aよりも大きい点である。
すなわち、第1から第3レンズ部101、52、53は、図8(a)、(b)に示すように、光軸AXを中心として同心円状に配置されている。そして、第1レンズ部101は、平面部56aよりも大きい形状の平面部102aと曲面部102bとで形成された屈折面102を有している。
本実施形態のマイクロレンズ100を有するマイクロレンズアレイにおいても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏する。
なお、本実施形態において、第1レンズ部101の屈折面102を形成する平面部102aを第1の実施形態における第1レンズ部51の屈折面56を形成する平面部56aと比較して大きくしているが、平面部56aと比較して小さくしてもよく、平面部102aを設けずに曲面部のみで第1レンズ部の屈折面を形成してもよい。
[マイクロレンズの第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態におけるマイクロレンズについて、図面を用いて説明する。なお、本実施形態のマイクロレンズの基本的構成が第1の実施形態におけるマイクロレンズと同様であるため、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるマイクロレンズ110と第1の実施形態におけるマイクロレンズ36との異なる点は、図9(a)、(b)に示すように、マイクロレンズ36の第1から第3レンズ部51〜53のXY平面における断面が円形となっているが、本実施形態におけるマイクロレンズ110では第1から第3レンズ部111〜113のXY平面における断面が楕円形となっている点である。
すなわち、第1から第3レンズ部111〜113は、図9(a)に示すように、光軸AXを中心として同心状に配置されており、第2レンズ部112の最外周部の長軸が画素50の外周部とほぼ接するように形成されている。また、第1から第3レンズ部111〜113は、図9(b)に示すように、それぞれ光軸AXを含む断面の外周が曲線である屈折面114〜116を有している。
本実施形態のマイクロレンズ110を有するマイクロレンズアレイにおいても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏する。
なお、本実施形態において、第2レンズ部112の最外周部の長軸を画素50の外周部とほぼ接するように形成しているが、第2レンズ部112の最外周部の長軸が画素50の外周部と接しない形状としてもよい。
[マイクロレンズの第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態におけるマイクロレンズについて、図面を用いて説明する。なお、本実施形態のマイクロレンズの基本的構成が第1の実施形態におけるマイクロレンズと同様であるため、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるマイクロレンズ120と第1の実施形態におけるマイクロレンズ36との異なる点は、マイクロレンズ36の第1から第3レンズ部51〜53のXY平面における断面がそれぞれ円形となっているが、図10(a)、(b)に示すように、本実施形態におけるマイクロレンズ120では第1から第3レンズ部121〜123のXY平面における断面がそれぞれほぼ矩形となっている点である。
すなわち、第1から第3レンズ部121〜123は、図10(a)に示すように、光軸AXを中心として同心状に配置されている。また、第1から第3レンズ部111〜113は、図10(b)に示すように、それぞれ光軸AXを含む断面の外周が曲線である屈折面124〜126を有している。
本実施形態のマイクロレンズ120を有するマイクロレンズアレイにおいても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏する。
なお、本実施形態において、第1から第3レンズ部121〜123のXY平面における断面をほぼ矩形としているが、矩形に限らず、三角形や五角形など他の多角形であってもよく、多角形に限らず他の形状であってもよい。
[マイクロレンズの第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態におけるマイクロレンズについて、図面を用いて説明する。なお、本実施形態のマイクロレンズの基本的構成が第1の実施形態におけるマイクロレンズと同様であるため、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるマイクロレンズ130と第1の実施形態におけるマイクロレンズ36との異なる点は、マイクロレンズ36は第1から第3レンズ部51〜53を有しているが、図11(a)、(b)に示すように、本実施形態におけるマイクロレンズ130は第1から第5レンズ部131〜135を有する点である。
すなわち、第1から第5レンズ部131〜135は、図11(a)に示すように、光軸AXを中心として同心状に配置されており、第4レンズ部134の最外周部が画素50の外周部とほぼ接するように形成されている。また、第1から第5レンズ部131〜135は、図11(b)に示すように、それぞれ光軸AXを含む断面の外周が曲線である屈折面141〜145を有している。
本実施形態のマイクロレンズ130を備えるマイクロレンズアレイにおいても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、より細かく集光領域を分割することで空間光変調装置の耐久性のさらなる向上が図れる。
なお、本実施形態において、第1から第5レンズ部131〜135を重ねているが、少なくともレンズ部を3段重ねた形状であればよく、4段や6段以上重ねた形状であってもよい。
[マイクロレンズの第6の実施形態]
次に、第6の実施形態におけるマイクロレンズについて、図面を用いて説明する。なお、本実施形態のマイクロレンズの基本的構成が第1の実施形態におけるマイクロレンズと同様であるため、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるマイクロレンズ150と第1の実施形態におけるマイクロレンズ150との異なる点は、マイクロレンズ36は第3レンズ部53の屈折面58が曲線であるが、マイクロレンズ150の第3レンズ部153が光軸AXを含む平面での断面において光の入射側の外周が直線となっている点である。
すなわち、第1から第3レンズ部151〜153は、図12(a)に示すように、光軸AXを中心として同心円状に配置されており、第2レンズ部152の最外周部が画素50の外周部とほぼ接するように形成されている。また、第1及び第2レンズ部151、152は、図12(b)に示すように、それぞれ光軸AXを含む断面の外周が曲線である屈折面154、155を有している。そして、第3レンズ部153は、光軸AXを含む断面の外周が直線である屈折面156を有している。
ここで、このマイクロレンズ150を有するマイクロレンズアレイ基板の製造方法について説明する。なお、本実施形態では、図13(a)に示すように、表面に基板本体161よりも等方性エッチング工程におけるエッチングレートが速いエッチング容易膜(エッチング変化層)162が形成された基板本体161を用いてマイクロレンズ150を製造する。このエッチング容易膜162は、例えば酸化膜やガラスに不純物を添加した材料によって構成されており、基板本体161を構成するガラスよりもフッ化系エッチャントに対するエッチングされやすい膜となっている。また、エッチング容易膜162は、基板本体161上に成膜することによって形成されている。
このような基板本体161を用いて、上述した第1の実施形態と同様に、レジスト層形成工程、パターニング工程及び転写工程を行う(図13(b))。これにより、基板本体161に凹部163が形成される。この凹部163は、図13(b)に示すように、その断面が2段の階段形状を有しており、基板本体161の上面に向かうにしたがってその外径が段階的に増大する第1及び第2段部163a、163bからなる。
第1段部163aは、凹部163の最下段に形成されており、その一辺が例えば0.8μm程度の正方形となっている。また、第2段部163bは、第1段部163aの上段に形成されており、その外径が第1段部163aよりも大きく第2レンズ部152の最外周よりも小さくなっている。
続いて、上述と同様に、等方性エッチング工程を行う。すなわち、凹部163が形成された基板本体161を、ウェットエッチング法を用いて凹部163を起点とした等方性エッチングを行う(図13(c))。
ここでは、基板本体161をエッチャントに浸沈すると、基板本体161は、第1段部163aの外縁を起点として放射状にエッチングされる。同様に、基板本体161は、第2段部163aの外縁を起点として放射状にエッチングされる。これにより、屈折面154、155が形成される。
また、エッチング容易膜162は、第2段部163bの縁部を起点としてエッチング容易膜162に沿ってエッチングされる。ここで、エッチング容易膜162は、基板本体161よりも速くエッチングされるので、エッチング容易膜162の下面にある基板本体161がエッチャントに対して露出する。そして、エッチング容易膜162がエッチングされることで露出した基板本体161が、露出した部分を起点として放射状にエッチングされる。このようにして、断面がほぼ直線状の曲面である屈折面156が形成される。この等方性エッチングによって、屈折面154〜156からなる凹曲面を有するマイクロレンズ150が形成される。以上のようにして、マイクロレンズアレイ基板を製造する。
本実施形態のマイクロレンズ150を備えるマイクロレンズアレイにおいても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏する。また、本実施形態のマイクロレンズ150を有するマイクロレンズアレイ基板の製造方法によれば、基板本体161上に基板本体161とエッチング速度の異なるエッチング容易膜162を形成することで、マイクロレンズ150の形状の自由度が向上する。
なお、本実施形態において、第3レンズ部153の屈折面156が光軸AXを含む断面において直線となっているが、直線に限らず、第1及び第2レンズ部151、152の屈折面154、155と比較して十分に大きな曲率半径を有する曲線など、他の形状であってもよい。
また、基板本体161の表面に基板本体161よりもエッチング速度の速いエッチング容易膜162を形成しているが、基板本体161とエッチング速度が異なる膜であればよく、基板本体161よりもエッチング速度の遅い膜を形成してもよい。
[マイクロレンズの第7の実施形態]
次に、第7の実施形態におけるマイクロレンズについて、図面を用いて説明する。なお、本実施形態のマイクロレンズの基本的構成が第1の実施形態におけるマイクロレンズと同様であるため、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるマイクロレンズ170と第1の実施形態におけるマイクロレンズ36との異なる点は、図14(a)、(b)に示すように、第2レンズ部172の屈折面175が複数の副屈折面175aを有している点である。
すなわち、第1から第3レンズ部171〜173は、図14(a)に示すように、光軸AXを中心として同心状に配置されており、第2レンズ部172の最外周部が画素50の外周部とほぼ接するように形成されている。また、第1から第3レンズ部171〜173は、図14(b)に示すように、それぞれ光軸AXを含む断面の外周が曲線である屈折面174〜176を有している。ここで、屈折面175は、それぞれ共通の曲率半径を有する複数(図14では8)の副屈折面175aを相互に結合した形状となっており、屈折面175が放射状に分割された状態となっている。これら副屈折面175aは、それぞれ独立した集光位置を有するように形成されている。
このような構成のマイクロレンズ170を有するマイクロレンズアレイ基板を用いた液晶パネルにおいて、液晶層43に入射する光量分布を図15に示す。図15に示すように、屈折面175に入射した光は、副屈折面175aのそれぞれで集光するため、光線強度が高い領域が画素50の中央部を中心として放射状に分散した状態で形成されることになる。
本実施形態のマイクロレンズ170を備えるマイクロレンズアレイにおいても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、屈折面175が複数の副屈折面175aを有することでこの屈折面175が複数の集光位置を有することになる。これにより、屈折面175に入射した光の集光位置を分散させて光が局所的に集中することをより確実に回避できる。したがって、液晶パネルの耐久性が向上し、長寿命化が図れる。
なお、本実施形態において、屈折面175を8つに分割して副屈折面175aを形成しているが、屈折面175の分割数は8に限られない。
[マイクロレンズの第8の実施形態]
次に、第8の実施形態におけるマイクロレンズについて、図面を用いて説明する。なお、本実施形態のマイクロレンズの基本的構成が第7の実施形態におけるマイクロレンズと同様であるため、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるマイクロレンズ180と第7の実施形態におけるマイクロレンズ170との異なる点は、第1から第3レンズ部181〜183の屈折面184〜186がそれぞれ副屈折面184a〜186aを有している点である。
すなわち、第1から第3レンズ部181〜183は、図16(a)に示すように、光軸AXを中心として同心状に配置されており、第2レンズ部182の最外周部が画素50の外周部とほぼ接するように形成されている。また、第1から第3レンズ部181〜183は、図16(b)に示すように、それぞれ光軸AXを含む断面の外周が曲線である屈折面184〜186を有している。ここで、屈折面184は、それぞれ共通の曲率半径を有する複数(図16では12)の副屈折面184aを相互に結合した形状となっており、屈折面184が放射状に分割された状態となっている。また、屈折面185、186は、屈折面184と同様に、それぞれ共通の曲率半径を有する複数(図16では12)の副屈折面185a、186aをそれぞれ相互に結合した形状となっており、屈折面185、186が放射状に分割された状態となっている。これら副屈折面184a、185a、186aは、それぞれ独立した集光位置を有するように形成されている。
本実施形態のマイクロレンズ180においても、上述した第7の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、屈折面184、186にも副屈折面184a、186aを形成したことで、屈折面184〜186に入射した光をより分散させるので、液晶パネルの耐久性をより向上させて長寿命化が図れる。
なお、本実施形態においても、上述した第7の実施形態と同様に、各屈折面184〜186の分割数は12に限られない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、マイクロレンズは、マイクロレンズの外縁近傍に入射した光が過剰に屈折などされることを防止すると共に光の集光位置が分散する形状であればよく、第1から第8の実施形態におけるマイクロレンズの形状を適宜組み合わせた形状など、他の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、マイクロレンズアレイ基板の製造工程において、レジスト層にレジスト凹部を形成してこれを基板本体に転写することで基板本体に凹部を形成しているが、基板本体に直接凹部を形成してもよい。
上記実施形態では、マイクロレンズアレイ基板の製造工程において、レジスト層を露光したレジスト凹部を形成する際、開口マスクを用いたフォトリソグラフィ技術を用いているが、フォトリソグラフィ技術に限らず、HEBSマスクを使用したグレースケールリソグラフィ技術を用いてもよい。
本発明の一実施形態におけるプロジェクタを示す概略構成図である。 図1の液晶パネルの一画素の構成を示す斜視図である。 マイクロレンズの第1の実施形態を示す平面図及び断面図である。 図2のマイクロレンズアレイ基板の製造工程を示す断面図である。 同じく、図2のマイクロレンズアレイ基板の製造工程を示す断面図である。 図3のマイクロレンズの作用及び光線強度分布を示す説明図である。 従来のマイクロレンズの作用及び光線強度分布を示す説明図である。 マイクロレンズの第2の実施形態を示す平面図及び断面図である。 マイクロレンズの第3の実施形態を示す平面図及び断面図である。 マイクロレンズの第4の実施形態を示す平面図及び断面図である。 マイクロレンズの第5の実施形態を示す平面図及び断面図である。 マイクロレンズの第6の実施形態を示す平面図及び断面図である。 図12のマイクロレンズの製造工程を示す断面図である。 マイクロレンズの第7の実施形態を示す平面図及び断面図である。 図14のマイクロレンズの光線強度分布を示す説明図である。 マイクロレンズの第8の実施形態を示す平面図及び断面図である。
符号の説明
10 プロジェクタ、15〜17 空間光変調装置(液晶装置)、31 マイクロレンズアレイ基板(光学素子基板)、36、100、110、120、130、150、170、180 マイクロレンズ(集光素子)、44 遮光膜、50 画素、51、101、111、121、131、151、171、181 第1レンズ部、52、112、122、132、152、172、182 第2レンズ部、53、113、123、133、153、173、183 第3レンズ部、56〜58、102、114〜116、124〜126、141〜145、154〜157、174〜177、184〜187 屈折面(集光領域)、61、161 基板本体、62 レジスト層、62a レジスト凹部、70、163 凹部、134 第4レンズ部、135 第5レンズ部、162 エッチング容易膜(エッチング変化層)、175a、184a〜186a 副屈折面、AX 光軸

Claims (9)

  1. 平面状に配置された複数の集光素子を有し、該各集光素子が入射した光をそれぞれの光軸に向けて集光する光学素子基板であって、
    前記集光素子が、前記光軸に沿って少なくとも3つの集光領域を有し、
    前記集光領域は、前記光軸を中心とすると共に前記光の入射側に向かうにしたがって該光軸に近づくように配置され、
    前記光軸により近く配置された2つの前記集光領域は、前記光軸を含む断面の外周の少なくとも一部が曲線である屈折面を有しており、
    少なくとも1つの前記集光領域の集光位置が、他の集光領域の集光位置と異なることを特徴とする光学素子基板。
  2. 前記集光領域の少なくとも1つの集光位置が、他の集光領域の集光位置と平面視で異なることを特徴とする請求項1に記載の光学素子基板。
  3. 前記複数の集光領域のうち入射側の2つの前記屈折面を形成する前記曲線の曲率半径が、互いに等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の光学素子基板。
  4. 前記複数の集光領域のうち少なくとも1つに、集光位置がそれぞれ異なる複数の副集光領域が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光学素子基板。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の光学素子基板と、
    前記複数の集光素子のそれぞれと対応して設けられて画像を構成する複数の画素と、
    前記光学素子基板と前記複数の画素の間に設けられた遮光膜とを備えることを特徴とする液晶装置。
  6. 請求項5に記載の液晶装置を空間光変調装置として備えることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 上面に開口を有し、断面が少なくとも2段の階段形状の凹部を基板本体に形成する凹部形成工程と、
    前記凹部が形成された前記基板本体を、前記凹部の内周面を起点として等方的にエッチングする等方性エッチング工程とを備えることを特徴とする光学素子基板の製造方法。
  8. 前記凹部形成工程が、前記基板本体上にレジスト層を形成するレジスト層形成工程と、
    前記レジスト層に前記凹部と対応する形状のレジスト凹部を形成するパターニング工程と、
    前記レジスト凹部を前記基板本体に転写して前記凹部を形成する転写工程とを備えることを特徴とする請求項7に記載の光学素子基板の製造方法。
  9. 前記基板本体の表面に、該基板本体と前記等方性エッチング工程でのエッチングレートが異なるエッチング変化層が形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の光学素子基板の製造方法。
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