JP2014092600A - マイクロレンズアレイ基板の製造方法、マイクロレンズアレイ基板、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

マイクロレンズアレイ基板の製造方法、マイクロレンズアレイ基板、電気光学装置、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】開口領域が大きくても滑らかな曲面を有し所望のレンズ形状が得られるマイクロレンズアレイ基板の製造方法、マイクロレンズアレイ基板、およびこれを備えた電気光学装置、電子機器を提供する。
【解決手段】製造方法は、基板11上にマスク層71を形成する工程と、マスク層71に基板11の第1領域が露出する開口部71aを形成する工程と、基板11の第1領域とマスク層71とを覆うようにレジスト層73を形成する工程と、レジスト層73に第1領域を覆う領域を包含し、かつ、第1領域以上の大きさを有する第2領域を開口領域とする凹部12aを形成する工程と、異方性エッチングを施すことにより開口部71aを介して基板11に凹部12aに対応する凹部12bを形成する工程と、凹部12bが形成された基板11に開口部71aを介して等方性エッチングを施すことにより凹部12bを拡大して凹部12cを形成する工程とを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、マイクロレンズアレイ基板の製造方法、マイクロレンズアレイ基板、電気光学装置、および電子機器に関する。
電気光学装置として、例えば、プロジェクターの液晶ライトバルブとして用いられる液晶装置においては、高い光利用効率を実現することが求められている。そこで、液晶装置の素子基板および対向基板の少なくとも一方にマイクロレンズアレイ基板を備えることにより、液晶装置に入射した光を集光し、液晶装置の実質的な開口率の向上を図る構成が知られている。
マイクロレンズアレイ基板は、石英などからなる透明な基板の表面に凹部を複数形成し、凹部を埋め込むように基板と異なる屈折率を有するレンズ層を形成することで製造される。また、レンズ形状となる凹部は、例えば、基板上に設けられたマスク層に開口部を形成し、開口部を介して基板に等方性エッチングを行うことにより形成される。しかしながら、この方法では、レンズ形状として、開口部を中心とする球面形状の凹部は形成できるが、非球面形状など任意の形状の凹部を形成することは困難である。
そこで、任意の形状の凹部を形成する方法として、レジスト層に基となる凹部を形成して基板に転写し、ウエットエッチングにより転写した凹部を拡大してレンズ形状となる凹部を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、開口部を形成したマスク層上にレジスト層を形成し、レジスト層にマスク層の開口部よりも小さい開口領域でレンズ形状の基となる凹部(断面が、例えば階段形状)を形成する。そして、ドライエッチングを施すことによりレジスト層の凹部と略同一の凹部を基板に転写して形成した後、開口部を介して基板にウエットエッチングを施すことにより、その凹部を拡大することで基板に非球面形状などの任意のレンズ形状を形成することが可能であるとされている。
特開2007−101834号公報
特許文献1に記載の方法によれば、レジスト層に形成される凹部の開口領域はマスクの開口部よりも小さい。そのため、レジスト層をエッチングして基板に凹部を転写すると、転写された凹部とその周囲の基板上面とがマスクの開口部内に露出し、断面視では凹部の開口部と基板上面との角部が開口部内に形成される。マスク層の開口部を介して基板にウエットエッチングを施して凹部を拡大する際は、凹部のエッチングは開口部の平面的な中心から略放射状の方向に進むが、角部においては基板上面からの深さ方向と基板上面に沿った幅方向とで並行してエッチングが進むこととなる。その結果、ウエットエッチングにより拡大して得られたレンズ形状(凹部)に角部の影響が残ってしまい滑らかな曲面とならないことがあり得る。
また、ウエットエッチングでは、開口部の平面的な中心から略放射状の各方向に、略等量でエッチングが進む。そのため、非球面のレンズ形状を形成する場合、基となる凹部から最終的なレンズ形状となる凹部への拡大率が大きいほど、基となる凹部の深さ方向と幅方向とのアスペクト比をそのまま維持して拡大することは困難である。すなわち、基となる凹部を、所望の形状を相似的に縮小した形状としても、拡大して得られるレンズ形状は所望の形状とはならないこととなる。したがって、開口領域の大きなレンズ形状を非球面形状など任意の形状で形成する場合にも、滑らかな曲面を有し所望のレンズ形状が得られるマイクロレンズアレイ基板の製造方法が求められている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法は、基板上にマスク層を形成するマスク層形成工程と、前記マスク層に前記基板の第1領域が露出する開口部を形成する開口部形成工程と、前記基板の前記第1領域と前記マスク層とを覆うようにレジスト層を形成する工程と、前記レジスト層に、前記第1領域を覆う領域を包含し、かつ、前記第1領域以上の大きさを有する第2領域を開口領域とする第1凹部を形成する第1凹部形成工程と、前記レジスト層から異方性エッチングを施すことにより、前記開口部を介して、前記基板に前記第1領域を開口領域とし前記第1凹部に対応する第2凹部を形成する第2凹部形成工程と、前記第2凹部が形成された前記基板に、前記開口部を介して等方性エッチングを施すことにより、前記第2凹部を拡大して第3凹部を形成する第3凹部形成工程と、前記第3凹部を埋め込むようにレンズ層を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例の構成によれば、基板上に開口部を有するマスク層とレジスト層とを形成し、レジスト層にレンズ形状の基となる第1凹部を形成する。そして、異方性エッチングを施すことにより、マスク層の開口部を介して基板に第1凹部を転写して第2凹部を形成する。ここで、第1凹部の開口領域である第2領域は、基板の第1領域を包含し、かつ、第1領域以上の大きさを有しているので、第2凹部はマスク層の開口部と重なる第1領域を開口領域として形成される。そのため、マスク層の開口部内には基板上面が露出しないので、開口部を介して基板に等方性エッチングを施す際、基板上面からはエッチングが行われず、開口部の平面的な中心から略放射状に第2凹部のエッチングが進む。これにより、マスク層の開口部内に基板上面が露出する場合に比べて、第2凹部の開口部と基板上面との角部の影響のない滑らかな曲面を有する第3凹部(レンズ形状)を得ることができる。この結果、所望のレンズ形状と良好な光学特性とを備えたマイクロレンズを製造可能なマイクロレンズアレイ基板の製造方法を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、前記第1凹部形成工程において形成する前記第1凹部の形状を、前記第3凹部形成工程で施す前記等方性エッチングにおける深さ方向および幅方向のエッチングレートに基づいて決定することが好ましい。
本適用例の構成によれば、第1凹部の形状を、等方性エッチングにおける深さ方向および幅方向のエッチングレートに基づいて決定する。そのため、例えば、深さ方向および幅方向のエッチングレートが同一である場合、第1凹部の形状を第3凹部の相似形状とすることはできないが、所望のレンズ形状である第3凹部の各位置から開口領域の平面的な中心に向かって一定量を減じることで、第1凹部の形状を決定できる。これにより、容易に所望のレンズ形状を得ることが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、前記第2領域は、前記第1領域よりも大きいことが好ましい。
本適用例の構成によれば、レジスト層に形成する第1凹部の開口領域である第2領域は、マスク層の開口部の開口領域である基板の第1領域よりも大きい。そのため、レジスト層に第1凹部を形成する際にマスク層の開口部に対して平面的な位置ズレが生じた場合でも、第1凹部に対応して基板に第2凹部を形成する際に、開口部内に基板上面が露出しないようにすることが可能となる。これにより、第2凹部の開口部と基板上面との角部の影響のない滑らかな曲面を有する第3凹部を得ることが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、前記マスク層形成工程の前に、前記基板上に、前記等方性エッチングにおけるエッチングレートが前記基板とは異なる制御膜を形成する工程を含み、前記開口部形成工程では、前記制御膜における前記第1領域に平面視で重なる領域にも開口部を形成することが好ましい。
本適用例の構成によれば、基板とマスク層との間に制御膜を形成し、制御膜にもマスク層の開口部と重なる領域に開口部が形成される。等方性エッチングにおける制御膜のエッチングレートは基板のエッチングレートと異なるので、制御膜の開口部が拡大する量は凹部が深さ方向に拡大する量と異なる。制御膜の開口部が拡大すれば、それに伴って第2凹部も幅方向に拡大するので、これにより、第2凹部における幅方向と深さ方向とで単位時間当たりのエッチング量を異ならせることができる。また、基板のエッチングレートに対する制御膜のエッチングレートを適宜設定することで、第2凹部を拡大して第3凹部を形成する際の深さ方向のエッチングレートに対して幅方向のエッチングレートを調整することができる。
[適用例5]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、前記第1凹部形成工程において形成する前記第1凹部の形状を、前記等方性エッチングにおける前記基板のエッチングレートと前記制御膜のエッチングレートとの差に基づいて決定することが好ましい。
本適用例の構成によれば、第1凹部の形状を等方性エッチングにおける基板のエッチングレートと制御膜のエッチングレートとの差に基づいて決定するので、制御膜による幅方向のエッチングレートと深さ方向のエッチングレートとの比を、所望のレンズ形状である第3凹部の開口領域(幅)に対する深さのアスペクト比と対応させることで、基となる第1凹部の形状を第3凹部の形状の相似形とすることができる。
[適用例6]本適用例に係るマイクロレンズアレイ基板は、上記適用例のマイクロレンズアレイ基板の製造方法により製造されていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、所望のレンズ形状と良好な光学特性とを備えたマイクロレンズアレイ基板を提供できる。
[適用例7]本適用例に係る電気光学装置は、上記適用例のマイクロレンズアレイ基板を備えていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、所望のレンズ形状と良好な光学特性とを備えたマイクロレンズアレイ基板を備えているので、品質が高く明るい電気光学装置を提供することができる。
[適用例8]本適用例に係る電子機器は、上記適用例の電気光学装置を備えていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、品質が高く明るい電気光学装置を備えた電子機器を提供することができる。
第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法により製造されるマイクロレンズアレイ基板の構成を示す概略図。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。 第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 第3の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 電気光学装置としての液晶装置の構成を示す概略断面図。 電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図。 比較例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大、縮小、あるいは誇張して表示している。また、説明に必要な構成要素以外は図示を省略する場合がある。
なお、以下の形態において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
(第1の実施形態)
<マイクロレンズアレイ基板の製造方法>
第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法について、図1、図2、図3、および図4を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法により製造されるマイクロレンズアレイ基板の構成を示す概略図である。詳しくは、図1(a)はマイクロレンズアレイ基板の概略平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’線に沿った概略断面図である。図2、図3、および図4は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。なお、図2、図3、および図4では、A−A’線に沿った断面を示している。
図1(a)および(b)に示すように、本実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法により製造されるマイクロレンズアレイ基板10は、基板11とレンズ層13とを備えている。基板11は、上面11a側に形成された第3凹部としての凹部12cを有する。凹部12cは、例えば、上面11a側から底部に向かって同心円状に先細りとなる断面視で非球面の形状である。レンズ層13で凹部12cを埋め込むことにより、凸状のマイクロレンズMLが構成されている。
基板11の上面11aに平行な一方向をX方向とし、上面11aに平行であってX方向と直交する方向をY方向とする。また、X方向およびY方向と直交する基板11の厚さ方向をZ方向とする。X方向(Y方向)は凹部12cの幅方向であり、Z方向は凹部12cの深さ方向である。なお、本明細書では、図1(a)に示すように基板11を上面11aの法線方向(Z方向)から見ることを「平面視」といい、図1(b)に示すように基板11の断面をY方向から見ることを「断面視」という。
図1(a)に示すように、凹部12cの開口領域は、平面視で略円形である。凹部12cの開口領域の径をD2とし、凹部12cの深さをH2とする。凹部12cは、図1(a)に破線で示す第1領域を開口領域とする凹部12b(図3(d)参照)を拡大して形成される。この凹部12bの開口領域である第1領域の径をD1とする。
図1(a)では、マイクロレンズアレイ基板10が、後述する液晶装置1(図8参照)に設けられた場合の遮光層32の位置を斜線部で示している。遮光層32は、液晶装置1の画素Pを平面的に区画するように、例えば格子状に設けられている。画素Pは、例えば、略矩形状を有している。液晶装置1では、マイクロレンズMLは画素Pに対応して設けられている。
図1、図2、図3、および図4では、一つのマイクロレンズMLを示しているが、マイクロレンズアレイ基板10には、複数のマイクロレンズMLが、例えばマトリックス状などに配列されている。なお、隣り合うマイクロレンズML同士は、間隔を空けて配列されていてもよいし、互いに接するように配列されていてもよい。
以下に、マイクロレンズアレイ基板10の製造方法を説明する。まず、図2(a)に示すマスク層形成工程において、基板11上にマスク層71を形成する。基板11は、例えば、ガラスや石英などの光透過性を有する材料からなる平板である。マスク層71は、基板11の上面11a上に、例えば、多結晶シリコン部材を0.1μm〜1μm程度の厚さで積層させることにより形成できる。マスク層71は、蒸着又はスパッタによりクロム部材を積層させることで形成することとしてもよい。
次に、図2(b)に示す工程において、マスク層71上にレジスト層72を形成する。続いて、図2(c)に示す工程では、フォトリソグラフィ技術を用いて、レジスト層72をパターニングして、レジスト層72のうち、平面視で基板11の第1領域と重なる領域を除去する。これにより、レジスト層72に、基板11の第1領域と重なる開口部72aが形成される。開口部72aの径は、D1である。
続いて、図2(d)に示す開口部形成工程において、レジスト層72の開口部72aを介して、マスク層71のエッチングを行う。エッチングにより、マスク層71のうち、レジスト層72の開口部72a内に露出する領域、すなわち、平面視で基板11の第1領域と重なる領域が除去される。これにより、マスク層71に開口部71aが形成され、開口部71a内に基板11の上面11aが露出する。基板11のうち、開口部71a内に露出する領域が第1領域であると言い換えることもできる。
開口部形成工程におけるエッチング方法としては、多結晶シリコン層からなるマスク層71に対して、例えば、5%程度のフッ酸溶液によるウエットエッチングや、C48、C46、CHF3、CFx等のCF系ガスを用いたドライエッチングを用いることができる。マスク層71としてクロム膜を用いる場合は、例えば、10%程度の硝酸溶液によるウエットエッチングを用いることができる。
続いて、図3(a)に示す工程では、マスク層71と、開口部71a内に露出している基板11の第1領域とを覆うようにレジスト層73を形成する。レジスト層73の材料は特に限定されるものではなく、例えば、東京応化工業社製のOFPRシリーズや、クラリアント社製のAZシリーズ等を用いることができる。レジスト層73は、少なくとも後の工程で形成する凹部12aの深さH0よりも厚く形成する。
続いて、図3(b)および(c)に示す第1凹部形成工程において、レジスト層73に、第1凹部としての凹部12aを形成する。凹部12aは、最終的に得られる凹部12cの基となるものである。第1凹部形成工程では、図3(b)に示すように、凹部12aの形状に対応させて光の透過率を変化させたマスク74を用いて、レジスト層73の露光を行う。
マスク74としては、例えば、HEBSマスクなどのグレイスケールマスクを用いることができる。マスク74では、光透過領域74aにおいて光の透過率を異ならせることで階調が得られる。マスク74の光透過領域74aは、形成される凹部12aの形状に対応させて、同じ光透過率を持つ領域が略同心円状に位置するように形成されている。マスク74を介してレーザー光Lの照射を行うことにより、マスク74の光透過領域74aに対応して、レジスト層73に非球面形状の露光領域73aが形成される。
第1凹部形成工程におけるレジスト層73の露光には、凹部12aの形状に対応させて段階的に光透過領域の面積を異ならせた複数のマスクにより多段露光を用いることとしてもよい。また、クロムマスクに凹部12aの形状に対応させて微小開口面積分布を持たせた面積階調マスクを用いることとしてもよい。
図3(c)に示すように、レジスト層73に現像処理を施して露光領域73aを除去することにより、レジスト層73に非球面形状の凹部12aが形成される。凹部12aの開口領域は、マスク層71の開口部71a(基板11の第1領域)を覆う領域を包含し、かつ、開口部71a(基板11の第1領域)以上の大きさを有する。したがって、凹部12aの開口領域の径をD0とすると、D0≧D1である。本実施形態では、D0=D1であるものとする。また、凹部12aの深さをH0とする。
なお、凹部12aの形状、径D0、深さH0は、最終的に形成される凹部12cの形状、径D2、深さH2が得られるように、後述する第3凹部形成工程での等方性エッチングにおける深さ方向および幅方向のエッチングレートに基づいて決定される。
続いて、図3(d)に示す第2凹部形成工程において、基板11に、凹部12aに対応する第2凹部としての凹部12bを形成する。第2凹部形成工程では、図3(c)に示す凹部12aが形成されたレジスト層73から異方性エッチングを施す。そして、マスク層71の開口部71aを介して、基板11まで異方性エッチングを施すことにより、レジスト層73に形成された非球面形状の凹部12aを基板11に転写する。
異方性エッチングとしては、例えば、ドライエッチングを用いることができる。ドライエッチングとしては、例えば、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)を用いることができる。RIEは、RIE装置内でプラズマから生成されたイオンを加速して被エッチング物に衝撃させるものである。ドライエッチングとして、被エッチング物にバイアスを印加せずにプラズマより生成したラジカルによりエッチングを行うプラズマエッチングを用いることとしてもよい。
図3(d)に示す第2凹部形成工程により、レジスト層73が除去され、基板11に、平面視で開口部71aと重なる第1領域を開口領域とする凹部12bが形成される。凹部12bの開口領域の径はD1となる。凹部12bの深さをH1とすると、H0≧H1である。ドライエッチングにおけるレジスト層73と基板11との選択比を1:1とすれば、本実施形態では、D0=D1であるので、H0=H1となる。すなわち、凹部12bは、非球面形状の凹部12aと略同一の形状となる。
次に、図4(a)および(b)に示す第3凹部形成工程において、基板11に形成した凹部12bを拡大して第3凹部としての凹部12cを形成する。第3凹部形成工程では、図4(a)に示すように、凹部12bが形成された基板11に、マスク層71の開口部71aを介して等方性エッチングを施す。等方性エッチングとしては、例えば、25%フッ酸溶液に基板11を浸漬させるウエットエッチングを用いることができる。
第3凹部形成工程では、等方性エッチングを施すことにより、凹部12b内で開口部71aの平面的な中心から、図4(a)に矢印で示すように略放射状にエッチングが進む。凹部12bの深さ方向および幅方向を含む略放射状の各方向におけるエッチングレートは略同一であるので、凹部12bは略放射状の各方向において略等量で拡大される。図4(b)に示すように、第3凹部形成工程の結果、凹部12bの形状が拡大されて、開口領域の径がD2であり深さがH2である凹部12cが形成される。
このように、本実施形態では、第1凹部形成工程でレンズ形状の基となる凹部12aを形成し、第2凹部形成工程で凹部12aを基板11に転写して凹部12bを形成し、第3凹部形成工程で凹部12bを拡大して凹部12cを形成する。そのため、液晶装置1が大型化しマイクロレンズML(凹部12c)が大きな形状となっても、基となる凹部12aの形状を小さく抑えることができる。これにより、所望の凹部12cと同じ大きさの凹部12aを形成する場合に比べて、第1凹部形成工程におけるレジスト層73の厚さを薄くでき、マスク74も簡略化できる。この結果、マイクロレンズアレイ基板10の生産性を向上させることができる。
ところで、凹部12cは凹部12bが各方向に略等量で拡大されたものであるので、径D2と径D1との差は深さH2と深さH1との差と略同一となる。そのため、凹部12cの径D2に対する深さH2のアスペクト比(H2/D2)は、凹部12bの径D1に対する深さH1のアスペクト比(H1/D1)とは異なる。すなわち、凹部12cと凹部12bとは相似形状とはならない。
したがって、凹部12b(凹部12a)の形状を所望の凹部12cの形状を縮小した相似形に形成しても、第3凹部形成工程の結果所望の凹部12cを得ることは困難であり、凹部12bから凹部12cへの拡大率が大きいほど凹部12cにおけるアスペクト比(H2/D2)と凹部12bにおけるアスペクト比(H1/D1)との差異は大きくなる。
そこで、本実施形態では、上述した通り、第2凹部形成工程において形成される凹部12bの形状と径D1および深さH1と(第1凹部形成工程において形成される凹部12aの形状と径D0および深さH0と)は、最終的に形成される凹部12cの形状と径D2および深さH2とが得られるように、第3凹部形成工程で施す等方性エッチングにおける深さ方向および幅方向のエッチングレートに基づいて以下のように決定される。
等方性エッチングにおける深さ方向のエッチングレートと幅方向のエッチングレートとは略同一であるので、凹部12bの形状と径D1および深さH1とは、凹部12cの形状と径D2および深さH2とから幅方向および深さ方向を含む各方向に等量ずつ減じることで決定できる。そして、第1凹部形成工程において形成される凹部12aの形状と径D0および深さH0とは、凹部12bの形状と径D1および深さH1と同一で決定される。このようにすることで、凹部12cの形状が得られるので、等方性エッチングであっても非球面形状のマイクロレンズMLを所望の形状で形成することができる。
次に、図4(c)に示すように、基板11の上面11aからマスク層71を剥離する。続いて、図4(d)に示すように、光透過性を有し基板11とは異なる屈折率を有する無機材料を用いて、凹部12cを埋め込むようにレンズ層13を形成する。より具体的には、レンズ層13の屈折率は、基板11の屈折率よりも高い。このようなレンズ層13の無機材料としては、例えばSiON、Al23などが挙げられる。これにより、凹部12cにマイクロレンズMLが構成される。以上により、マイクロレンズアレイ基板10を製造することができる。
ここで、本実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法と従来のマイクロレンズアレイ基板の製造方法とを比較して説明する。図10は、比較例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。
特許文献1に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法によれば、レジスト層に形成される凹部の開口領域はマスクの開口部よりも小さい。したがって、図10(a)に示すように、基板11に凹部を転写してレジスト層を除去した状態で、凹部12bの開口領域の径D1はマスク層71の開口部71aの径D4よりも小さい。そのため、基板11に転写された凹部12bとその周囲を囲む基板11の上面11aとがマスク層71の開口部71a内に露出し、断面視では凹部12bの開口部と基板11の上面11aとの角部11cが開口部71a内に形成される。
図10(b)に示すように、マスク層71の開口部71aを介して基板11にウエットエッチングを施して凹部12bを拡大する際、凹部12b内では開口部71aの平面的な中心から略放射状の方向にエッチングが進むが、角部11cにおいては基板11の上面11aからの深さ方向(Z方向)と凹部12b内面からの幅方向(X方向)とで並行してエッチングが進むこととなる。その結果、図10(c)に示すように、ウエットエッチングにより凹部12bを拡大して得られた凹部12eに、矢印で示す角部11cの影響が残ってしまい滑らかな曲面とならないことがあり得る。
これに対して、本実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法では、凹部12aの開口領域である第2領域(径D0)は、基板11の第1領域(径D1)と同じ大きさを有しており、凹部12bはマスク層71の開口部71aと重なる第1領域を開口領域として形成される。すなわち、マスク層71の開口部71a内に基板11の上面11aが露出しないので、開口部71aを介して基板11に等方性エッチングを施す際、上面11aからはエッチングが行われず、凹部12b内で開口部71aの平面的な中心から略放射状にエッチングが進む。これにより、図10(a)に示す比較例のように第2領域が第1領域よりも小さい場合に比べて、基板11の角部11cの影響のない滑らかな曲面を有する凹部12cを得ることができる。この結果、所望のレンズ形状と良好な光学特性とを備えたマイクロレンズMLを製造可能なマイクロレンズアレイ基板の製造方法を提供することができる。
(第2の実施形態)
<マイクロレンズアレイ基板の製造方法>
次に、第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法について、図5および図6を参照して説明する。図5および図6は、第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。
第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法に対して、マスク層形成工程の前に、基板11上に制御膜を形成する工程を備えている点が異なるが、他の構成はほぼ同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2の実施形態では、図5(a)に示すように、マスク層形成工程の前に、基板11上に制御膜75を形成する。制御膜75は、例えば、SiO2などの酸化膜からなる。制御膜75は、等方性エッチングにおけるエッチングレートが基板11と異なる。本実施形態では、等方性エッチングにおいて、制御膜75のエッチングレートの方が基板11のエッチングレートよりも大きくなるようなエッチング液を用いる。
制御膜75を形成した後、所定の温度で制御膜75のアニールを行う。制御膜75のエッチングレートは、アニール時の温度により変化する。したがって、アニール時の温度を適宜設定することにより、制御膜75のエッチングレートを調整することができる。制御膜75のアニールを行った後、制御膜75上にマスク層71とレジスト層72とを積層して形成する。なお、図5(a)では、制御膜75上にレジスト層72まで形成された状態を示している。
続いて、図示を省略するが、レジスト層72をパターニングして、レジスト層72に開口部72aを形成する。そして、図5(b)に示す開口部形成工程において、レジスト層72の開口部72aを介して、マスク層71と制御膜75とのエッチングを行う。これにより、マスク層71に開口部71aが形成されるとともに、制御膜75に開口部75aが形成され、開口部71aおよび開口部75a内に基板11の上面11aが露出する。
続いて、図5(c)に示すように、レジスト層72を除去した後、開口部71aおよび開口部75a内に露出している基板11の第1領域とマスク層71とを覆うようにレジスト層73を形成する。そして、第1凹部形成工程により、レジスト層73に、径がD0で深さがH0の非球面形状の凹部12aを形成する。本実施形態でも、D0=D1であるものとする。
続いて、図5(d)に第2凹部形成工程において、マスク層71の開口部71aおよび制御膜75の開口部75aを介して異方性エッチングを施すことにより、レジスト層73に形成された凹部12aを基板11に転写して非球面形状の凹部12bを形成する。凹部12bの径はD1であり、深さはH1である。本実施形態でも、H0=H1であるものとする。
続いて、図6(a)および(b)に示す第3凹部形成工程では、マスク層71の開口部71aを介して等方性エッチングを施すことにより、基板11に形成した凹部12bを拡大して第3凹部としての凹部12dを形成する。ここで、第2実施形態では、基板11とマスク層71との間に、等方性エッチングにおけるエッチングレートが基板11と異なる制御膜75が設けられている。そして、等方性エッチングには、制御膜75の方が基板11よりもエッチングレートが大きくなるようなエッチング液(例えば、フッ酸溶液)を用いる。
したがって、図6(a)に示すように、第3凹部形成工程における制御膜75の単位時間当たりのエッチング量は基板11の単位時間当たりのエッチング量よりも多いので、制御膜75の開口部75aの拡大量は凹部12bの深さ方向の拡大量よりも多くなる。そうすると、開口部75aの拡大に伴って、凹部12bの幅方向(X方向)も拡大することとなり、凹部12bの幅方向(X方向)における単位時間当たりのエッチング量は、凹部12bの深さ方向(Z方向)における単位時間当たりのエッチング量よりも多くなる。
すなわち、凹部12bの等方性エッチングにおいて、深さ方向(Z方向)および幅方向(X方向)のエッチングに異方性を持たせることができる。また、制御膜75のエッチングレートをアニール時の温度設定により調整できるので、第3凹部形成工程において、深さ方向(Z方向)のエッチングレートに対して、幅方向(X方向)のエッチングレートを制御膜75により調整することができる。
図6(b)に示すように、第2の実施形態の第3凹部形成工程で得られる凹部12dの形状は、凹部12bの形状が同じであり等方性エッチングの条件が同じであっても、第1の実施形態の第3凹部形成工程で得られる凹部12cの形状とは異なったものとなる。第2の実施形態では、径D3と径D1との差は深さH3と深さH1との差よりも大きくなる。そのため、凹部12dの径D3に対する深さH3のアスペクト比(H3/D3)は、凹部12cの径D2に対する深さH2のアスペクト比(H2/D2)よりも小さくなる。
次に、図6(c)に示すように、基板11の上面11aからマスク層71および制御膜75を剥離する。続いて、図6(d)に示すように、凹部12dを埋め込むようにレンズ層13を形成する。これにより、凹部12dにマイクロレンズMLが構成される。
第2の実施形態においては、深さ方向(Z方向)のエッチングレートよりも幅方向(X方向)のエッチングレートの方が大きい。そのため、マイクロレンズMLのレンズ形状として、アスペクト比が小さく深さH3に対して径D3がより大きな凹部12dを形成する場合でも、幅方向と深さ方向とのエッチングレート(エッチング量)の差により、凹部12bのアスペクト比を大きくでき、深さH1に対して径D1を小さく抑えることができる。
また、第2の実施形態においては、深さ方向(Z方向)のエッチングレートに対して、幅方向(X方向)のエッチングレートを制御膜75により調整することができる。そのため、深さ方向(Z方向)のエッチングレートと幅方向(X方向)のエッチングレートとの比が、凹部12bのアスペクト比と同じになるように制御膜75のエッチングレートを設定することにより、第3凹部形成工程において非球面形状の凹部12bを相似的に拡大して凹部12dを得ることができる。換言すれば、マイクロレンズMLの所望のレンズ形状(凹部12d)のアスペクト比と同じになるように制御膜75のエッチングレートを設定することにより、凹部12b(すなわち、その基となる凹部12a)を凹部12dと同じアスペクト比を有する相似形状とすることができる。
(第3の実施形態)
<マイクロレンズアレイ基板の製造方法>
次に、第3の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法について、図7を参照して説明する。図7は、第3の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。
第3の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法に対して、第1凹部形成工程で形成する第1凹部の開口領域である第2領域が第1領域よりも大きい点が異なるが、他の構成はほぼ同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第3の実施形態では、図7(a)に示すように、第1凹部形成工程でレジスト層73に、第1凹部としての凹部14aを形成する。凹部14aの開口領域は、マスク層71の開口部71a(基板11の第1領域)を覆う領域を包含し、かつ、開口部71a(基板11の第1領域)よりも大きい。したがって、凹部14aの開口領域の径をD0とし凹部12aの深さをH0とすると、D0>D1でありH0>H1である。
続いて、第2凹部形成工程において、レジスト層73から異方性エッチングを施すことにより、基板11に、凹部14aに対応する第2凹部としての凹部14bを形成する。図7(b)には、第2凹部形成工程で深さがH0となるまでエッチングを行った場合の凹部14bの形状を実線で示している。この場合、凹部14bの開口部側に径がD1の円筒状の部分が形成される。なお、第2凹部形成工程において、凹部14bの開口部が開口部71aと略一致したところでエッチングを停止すれば、図7(b)に2点鎖線で示すように、開口部側に円筒状の部分がない凹部14bを形成することもできる。
ここで、図3(c)に示す第1実施形態の第1凹部形成工程において、レジスト層73に形成する凹部12aの位置がマスク層71の開口部71aの位置に対してずれてしまった場合を想定する。この場合、凹部12aの開口領域の径D0がマスク層71の開口部71aの径D1と同じであるので、第2凹部形成工程で凹部12bを形成すると、開口部71a内に基板11の上面11aが露出してしまう。したがって、断面視で凹部12bの開口部と基板11の上面11aとの角部が開口部71a内に形成されることとなるため、凹部12bを拡大して得られた凹部12cに角部の影響が残ってしまい滑らかな曲面とならないことがあり得る。
これに対して、第3の実施形態では、凹部14aの開口領域の径D0がマスク層71の開口部71aの径D1よりも大きく設定される。そのため、図7(a)に2点鎖線で示すように、仮に凹部14aの位置がマスク層71の開口部71aの位置に対して、基板11の上面11aに平行な方向にずれてしまったとしても、凹部14aが開口部71aを覆う範囲内にあれば開口部71a内に基板11の上面11aが露出することはない。
これにより、開口部71a内に凹部14bの開口部と基板11の上面11aとの角部が形成されないので、最終的に滑らかな曲面形状の凹部14c(図7(d)参照)を形成することができる。なお、図7(b)に示す凹部14bの開口部側の円筒状の部分は、隣り合う凹部14cが互いに接するまでウエットエッチングを施すことによりなくすことができる。
次に、図7(c)に示す第3凹部形成工程において、ウエットエッチングを施すことにより、基板11に形成した凹部14bを拡大して第3凹部としての凹部14cを形成する。そして、図7(d)に示すように、基板11の上面11aからマスク層71を剥離し、凹部14cを埋め込むようにレンズ層13を形成する。これにより、凹部14cにマイクロレンズMLが構成される。
<電気光学装置>
次に、上記の実施形態により得られたマイクロレンズアレイ基板10を備える電気光学装置を説明する。ここでは、電気光学装置として、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor;TFT)を画素のスイッチング素子として備えたアクティブマトリックス型の液晶装置を例に挙げて説明する。この液晶装置は、例えば、後述する投射型表示装置(プロジェクター)の光変調素子(液晶ライトバルブ)として好適に用いることができるものである。
図8は、電気光学装置としての液晶装置の構成を示す概略断面図である。図8に示すように、液晶装置1は、対向配置された素子基板20および対向基板30と、素子基板20と対向基板30との間に配置された液晶層40とを有する。
素子基板20は、基板21と、遮光層22と、絶縁層23と、TFT24と、絶縁層25と、遮光層26と、絶縁層27と、画素電極28と、配向膜29とを備えている。基板21は、例えばガラスや石英などの光透過性を有する材料からなる。遮光層22は、遮光層26および対向基板30の遮光層32に平面視で重なるように格子状に形成されている。遮光層22に囲まれた領域(開口部22a内)は、光が透過する領域となる。
絶縁層23は、基板21と遮光層22とを覆うように設けられている。絶縁層23は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。TFT24は、絶縁層23上に設けられている。TFT24は、画素電極28を駆動するスイッチング素子である。TFT24は、図示しない半導体層、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極で構成されている。ゲート電極に走査信号が印加されることによってTFT24がオン/オフ制御される。
絶縁層25は、絶縁層23とTFT24とを覆うように設けられている。絶縁層25は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。絶縁層25により、TFT24によって生ずる表面の凹凸が緩和される。絶縁層25上には、遮光層26が設けられている。そして、絶縁層25と遮光層26とを覆うように、無機材料からなる絶縁層27が設けられている。
画素電極28は、絶縁層27上に、画素Pに対応して設けられている。画素電極28は、遮光層22の開口部22aおよび遮光層26の開口部26aに平面視で重なる領域に配置されている。画素電極28は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜29は、画素電極28を覆うように設けられている。
対向基板30は、マイクロレンズアレイ基板10と、パス層36と、遮光層32と、保護層33と、共通電極34と、配向膜35とを備えている。マイクロレンズアレイ基板10は、凹部12cの開口部側が素子基板20に対向するように配置されている。
パス層36は、マイクロレンズアレイ基板10を覆うように設けられている。パス層36は、例えば、基板11とほぼ同じ屈折率を有する無機材料からなる。パス層36は、マイクロレンズアレイ基板10の表面を平坦化するとともに、マイクロレンズMLから遮光層22までの距離を所望の値に合わせる機能を有する。
遮光層32は、素子基板の遮光層22および遮光層26に平面視で重なるように格子状に形成されている。遮光層32に囲まれた領域(開口部32a内)は、光が透過する領域となる。保護層33は、パス層36と遮光層32とを覆うように設けられている。共通電極34は、保護層33を覆うように設けられている。共通電極34は、複数の画素Pに跨って形成されている。共通電極34は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜35は、共通電極34を覆うように設けられている。
液晶層40は、素子基板20側の配向膜29と対向基板30側の配向膜35との間に封入されている。液晶層40は、正または負の誘電異方性を有する液晶で構成されている。
液晶装置1では、光は、マイクロレンズMLを備える対向基板30(基板11)側から入射し、マイクロレンズMLによって集光される。例えば、基板11側から凸状のマイクロレンズMLに入射する光のうち、画素Pの平面的な中心を通過する光軸に沿って入射した入射光L1は、マイクロレンズMLをそのまま直進し、液晶層40を通過して素子基板20側に射出される。
入射光L1よりも外側の平面視で遮光層32と重なる領域からマイクロレンズMLの周縁部に入射した入射光L2は、仮にそのまま直進した場合、破線で示すように遮光層32で遮光されてしまうが、基板11とレンズ層13との間の光屈折率の差により、画素Pの平面的な中心側へ屈折する。液晶装置1では、このように直進した場合に遮光層32で遮光されてしまう入射光L2も、マイクロレンズMLの集光作用により遮光層32の開口部32a内に入射させて液晶層40を通過させることができる。この結果、素子基板20側から射出される光の量を多くできるので、光の利用効率を高めることができる。
<電子機器>
次に、上記の液晶装置1を備える電子機器について図9を参照して説明する。図9は、電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図である。
図9に示すように、電子機器としてのプロジェクター(投射型表示装置)100は、偏光照明装置110と、光分離素子としての2つのダイクロイックミラー104,105と、3つの反射ミラー106,107,108と、5つのリレーレンズ111,112,113,114,115と、3つの液晶ライトバルブ121,122,123と、光合成素子としてのクロスダイクロイックプリズム116と、投射レンズ117とを備えている。
偏光照明装置110は、例えば超高圧水銀灯やハロゲンランプなどの白色光源からなる光源としてのランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とを備えている。ランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とは、システム光軸Lに沿って配置されている。
ダイクロイックミラー104は、偏光照明装置110から射出された偏光光束のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)と青色光(B)とを透過させる。もう1つのダイクロイックミラー105は、ダイクロイックミラー104を透過した緑色光(G)を反射させ、青色光(B)を透過させる。
ダイクロイックミラー104で反射した赤色光(R)は、反射ミラー106で反射した後にリレーレンズ115を経由して液晶ライトバルブ121に入射する。ダイクロイックミラー105で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ114を経由して液晶ライトバルブ122に入射する。ダイクロイックミラー105を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ111,112,113と2つの反射ミラー107,108とで構成される導光系を経由して液晶ライトバルブ123に入射する。
光変調素子としての透過型の液晶ライトバルブ121,122,123は、クロスダイクロイックプリズム116の色光ごとの入射面に対してそれぞれ対向配置されている。液晶ライトバルブ121,122,123に入射した色光は、映像情報(映像信号)に基づいて変調され、クロスダイクロイックプリズム116に向けて射出される。
クロスダイクロイックプリズム116は、4つの直角プリズムが貼り合わされて構成されており、その内面には赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が合成される。合成された光は、投射光学系である投射レンズ117によってスクリーン130上に投射され、画像が拡大されて表示される。
液晶ライトバルブ121は、上述した各実施形態のマイクロレンズアレイ基板10を有する液晶装置1が適用されたものである。液晶ライトバルブ121は、色光の入射側と射出側とにおいてクロスニコルに配置された一対の偏光素子の間に隙間を置いて配置されている。他の液晶ライトバルブ122,123も同様である。
プロジェクター100の構成によれば、所望のレンズ形状と良好な光学特性とを備えたマイクロレンズアレイ基板10を有する液晶装置1を備えているので、品質が高く明るいプロジェクター100を提供することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上述した液晶装置1では、マイクロレンズアレイ基板10を対向基板30に備えていたが、本発明はこのような形態に限定されない。例えば、マイクロレンズアレイ基板10を素子基板20に備えた構成としてもよい。また、マイクロレンズアレイ基板10を素子基板20および対向基板30の双方に備えた構成としてもよい。
(変形例2)
上述した実施形態では、マイクロレンズML(基板11の凹部12c,12d,14c)が断面視で非球面形状の曲面形状を有していたが、本発明はこのような形態に限定されない。マイクロレンズMLが断面視で、例えばV字状など他の形状を有していてもよい。
(変形例3)
上述した液晶装置1を適用可能な電子機器は、プロジェクター100に限定されない。液晶装置1は、例えば、投射型のHUD(ヘッドアップディスプレイ)や直視型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、または電子ブック、パーソナルコンピューター、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型あるいはモニター直視型のビデオレコーダー、カーナビゲーションシステム、電子手帳、POSなどの情報端末機器の表示部として好適に用いることができる。
1…液晶装置(電気光学装置)、10…マイクロレンズアレイ基板、11…基板、11a…上面、12a,14a…凹部(第1凹部)、12b,14b…凹部(第2凹部)、12c,12e,14c…凹部(第3凹部)、13…レンズ層、71…マスク層、71a…開口部、73…レジスト層、75…制御膜、75a…開口部、100…プロジェクター(電子機器)、ML…マイクロレンズ。

Claims (8)

  1. 基板上にマスク層を形成するマスク層形成工程と、
    前記マスク層に前記基板の第1領域が露出する開口部を形成する開口部形成工程と、
    前記基板の前記第1領域と前記マスク層とを覆うようにレジスト層を形成する工程と、
    前記レジスト層に、前記第1領域を覆う領域を包含し、かつ、前記第1領域以上の大きさを有する第2領域を開口領域とする第1凹部を形成する第1凹部形成工程と、
    前記レジスト層から異方性エッチングを施すことにより、前記開口部を介して、前記基板に前記第1領域を開口領域とし前記第1凹部に対応する第2凹部を形成する第2凹部形成工程と、
    前記第2凹部が形成された前記基板に、前記開口部を介して等方性エッチングを施すことにより、前記第2凹部を拡大して第3凹部を形成する第3凹部形成工程と、
    前記第3凹部を埋め込むようにレンズ層を形成する工程と、を含むことを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  2. 請求項1に記載のマイクロレンズアレイアレイ基板の製造方法であって、
    前記第1凹部形成工程において形成する前記第1凹部の形状を、前記第3凹部形成工程で施す前記等方性エッチングにおける深さ方向および幅方向のエッチングレートに基づいて決定することを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のマイクロレンズアレイアレイ基板の製造方法であって、
    前記第2領域は、前記第1領域よりも大きいことを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、
    前記マスク層形成工程の前に、前記基板上に、前記等方性エッチングにおけるエッチングレートが前記基板とは異なる制御膜を形成する工程を含み、
    前記開口部形成工程では、前記制御膜における前記第1領域に平面視で重なる領域にも開口部を形成することを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  5. 請求項4に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、
    前記第1凹部形成工程において形成する前記第1凹部の形状を、前記等方性エッチングにおける前記基板のエッチングレートと前記制御膜のエッチングレートとの差に基づいて決定することを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法により製造されていることを特徴とするマイクロレンズアレイ基板。
  7. 請求項6に記載のマイクロレンズアレイ基板を備えていることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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