JP2007278910A - 検査方法及び検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に精度よく半導体装置の半田接合部に生じるボイドを検査可能な検査方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の電流電圧特性のうち、半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための測定電流Im(Im1)と、その領域以外の電圧領域にある電圧を測定する測定電流Im(Im2)を設定して、Im1の測定電流Im及びIm2の測定電流Imにより発熱前後で電圧測定を行い、電圧測定結果をもとに、Im1の測定電流Imを用いた場合の発熱前後の電圧変化分ΔVF21及びIm2の測定電流Imを用いた場合の発熱前後の電圧変化分ΔVF22を算出し、電圧変化分ΔVF22を基準とした電圧変化分ΔVF21の大きさにより、ボイドの大きさを評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は検査方法及び検査装置に関し、特に半田による接合部を有した半導体装置を検査する検査方法及び検査装置に関する。
例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの発熱が大きい半導体素子を用いた半導体装置では、半導体チップを半田により銅板などのヒートシンクに接合することで放熱性を促進することが一般的に行われている。
ところが、このような半導体チップとヒートシンクを接合する半田に、気泡などによるボイドが発生し、放熱性を悪化する問題がある。
図9は、ボイドがある場合とない場合の半導体装置の断面と半導体チップの表面温度を模式的に示す図である。
ここでは、半導体チップ50を、半田51を用いて銅板などのヒートシンク52に接合した場合について示している。図9(A)のように、半田51にボイドがない場合、半導体チップ50の表面温度はほぼ均一となる。しかし、図9(B)のように半田51にボイド53が存在する場合、放熱特性が悪化し、半導体チップ50において、ボイド53の上部に部分的な温度上昇が発生する問題があった。そのため、ボイドを精度よく検出することが必要となっている。
従来のボイドの検査方法には、熱抵抗方法、X線法、超音波探傷法などがある。
熱抵抗法は、図9(B)のような、ボイドによる部分的な温度上昇を、発熱前後の半導体装置の電流電圧特性から検出して、ボイドの有無を判定する方法である。
X線法は、X線を照射し、ボイド部分の透過が大きいことを利用して、映像に濃淡をつけてボイドの存在を面積で判断する手法である(例えば特許文献1参照。)。
超音波探傷法は、超音波を照射し、ボイド部分の反射を捉えて、映像化し、ボイドの面積を直接捉える手法である。
これらのうち、熱抵抗法は測定時間が短く、量産用に適している。以下、熱抵抗法を用いた従来のボイドの検査方法を説明する。
熱抵抗法では、図9で示したような半導体チップ50上に電極を形成し、その電極とヒートシンク52との間に電流を流して、電流電圧特性を測定する。その後、一定時間、大電流を流して発熱させたのち、再び電流電圧特性を測定する。発熱前後の電圧変化分ΔVは、以下の式で表される。
ΔV=W×Rth×K (1)
ここで、Wは発熱時の電力(W)、Rthは熱抵抗(℃/W)、Kは温度係数(V/℃)である。
図10は、ボイドがない場合の半導体装置の等価回路と、発熱前後の電流電圧特性を示す図である。
ここでは簡単のため、半導体チップ50の半導体素子を、ダイオード60を用いて等価的に表した回路について示している。等価回路は、ダイオード60と動作抵抗61が直列に接続された回路となる(図10(A))。なお、このような等価回路を用いた熱抵抗法を、ΔVF法と呼ぶ。
測定電流Imを可変して上記の等価回路の電流電圧特性を測定すると、発熱前の電流電圧の特性線VF1は、ボイドがない場合、発熱後には式(1)に従ってΔVF1だけ低下するように平行にシフトして特性線VF2となる。つまりダイオード60のオン電圧が低くなる(図10(B))。
図11は、ボイドがある場合の半導体装置の発熱後の等価回路と、発熱前後の電流電圧特性を示す図である。
例えば、図9(B)で示したようなボイド53がある場合、発熱時には、半導体チップ50中で部分的な温度上昇が発生する。このとき、等価回路は、ボイド53がない半田51上の半導体素子を等価的に示したダイオード60aと動作抵抗61aによる直列回路と、ボイド53上の半導体素子を等価的に示したダイオード60bと動作抵抗61bによる直列回路とが、並列に接続された回路となる(図11(A))。この等価回路では、ボイド53上の半導体素子の部分的な温度上昇により、ダイオード60bのオン電圧はダイオード60aよりも低くなる。
これにより、発熱後の電流電圧特性は、図11(B)に示すように、発熱前の電流電圧の特性線VF1を平行にマイナス方向にシフトしたボイドなしの特性線VF2と、ボイド部分の特性線VF3とを合成した特性線VF4となる。
上記のようなボイドの有無による発熱後の電流電圧特性の違いを利用して、ボイドの検出が行われる。
例えば、測定電流Imを、特性線VF4の折れ点P1よりも大きいImaに設定し、発熱前の電圧VF1aと発熱後の電圧VF4aを測定し、電圧変化分ΔVF2aを算出する。この電圧変化分ΔVF2aが、ボイドなしの時の、発熱前と発熱後と電圧変化分ΔVF1よりも大きければボイドがあると判定する。そして、電圧変化分ΔVF2aと、電圧変化分ΔVF1との差が大きいほど、ボイドが大きいと判断する。
また、ボイドの検出精度を上げるため、測定電流Imを、ボイドによる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための値、具体的には特性線VF4の折れ点P1よりも小さい、Imbに設定する場合もあった。そして、同様に、発熱前の電圧VF1bと発熱後の電圧VF4bを測定し、電圧変化分ΔVF2bを算出する。この電圧変化分ΔVF2bが、電圧変化分ΔVF1よりも大きければボイドがあると判定する。測定電流Imの大きさをImbにすることで、ボイドがある場合には、電圧変化分ΔVF2bと電圧変化分ΔV1との差が顕著になり、ボイドの検出精度を上げることができる。
図12は、従来のボイド検出の測定タイミングを示す図である。
ここでは、図11(B)における電圧変化分ΔVF2aを算出するときの測定タイミングを示している。まず時刻t1において、Imaの測定電流Imを等価回路に流し、発熱前の電圧VF1aを測定する。その後、時刻t2において、測定電流Imを遮断して代わりに大電流(以下パワー電流IFという。)を流し、電圧VFPを印加して所定時間発熱させる。時刻t3には、パワー電流IFを遮断し、再びImaの測定電流Imを等価回路に流し、発熱後の電圧VF4aを測定し、電圧VF1aと電圧VF4aの電圧変化分ΔVF2aを算出する。その後、前述したように、ボイドなしの場合の電圧変化分ΔVF1と電圧変化分ΔVF2aとを比較することで、ボイドの有無及び大きさを評価する。
特開2001−330567号公報
しかし、従来のボイドの検査方法では、以下のような問題があった。
半導体チップにおける半導体素子の温度係数は、ウェハ内、ウェハごと、またはロットごとにばらつく場合がある。温度係数がばらつくと、式(1)からわかるようにΔVもばらつく。また、半田の厚さのばらつきによっても、ΔVはばらつく。
図13は、温度係数などのばらつきがある場合の電流電圧特性を示す図である。
例えば、温度係数が小さい場合や、半田の厚さが標準より薄い場合、温度係数や半田の厚さが標準のものと同じ条件で発熱させても、電流電圧特性は、特性線VF5のようになり、温度係数や半田の厚さが標準の特性線VF4よりもシフト量が小さくなる。このとき、測定によって得られる発熱後の電圧VF5aと、発熱前の電圧VF1bとの電圧変化分ΔVF3は、ボイドがあるにも拘らず、温度係数が標準のときのボイドなし時の電圧変化分ΔVF1(ボイド有無の判定基準)よりも小さくなる。つまり、ボイドの検出が不可能になってしまうという問題があった。
そのため、測定のたびに温度係数を測定して、温度係数が標準の特性に一致するように補正をすることも考えられるが、多数のサンプルを測定する場合には実用的ではないという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、簡単に精度よくボイドを検査可能な検査方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、簡単に精度よくボイドを検査可能な検査装置を提供することである。
本発明では上記問題を解決するために、半田による接合部を有した半導体装置を検査する検査方法において、前記半導体装置の電流電圧特性のうち、前記半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための第1の測定電流と、前記領域以外の電圧領域にある電圧を測定する第2の測定電流を設定して、前記第1の測定電流及び前記第2の測定電流により発熱前後で電圧測定を行い、電圧測定結果をもとに、前記第1の測定電流を用いた場合の発熱前後の第1の電圧変化分及び前記第2の測定電流を用いた場合の発熱前後の第2の電圧変化分を算出し、前記第2の電圧変化分を基準とした前記第1の電圧変化分の大きさにより、前記ボイドの大きさを評価することを特徴とする検査方法が提供される。
上記の方法によれば、半導体装置の電流電圧特性のうち、半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための第1の測定電流と、その領域以外の電圧領域にある電圧を測定する第2の測定電流が設定され、第1の測定電流及び第2の測定電流により発熱前後で電圧測定が行われ、電圧測定結果をもとに、第1の測定電流を用いた場合の発熱前後の第1の電圧変化分及び第2の測定電流を用いた場合の発熱前後の第2の電圧変化分が算出され、第2の電圧変化分を基準とした第1の電圧変化分の大きさにより、ボイドの大きさが評価される。
また、半田による接合部を有した半導体装置を検査する検査装置において、前記半導体装置の電流電圧特性のうち、前記半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための第1の測定電流と、前記領域以外の電圧領域にある電圧を測定する第2の測定電流を設定して、前記第1の測定電流及び前記第2の測定電流により発熱前後で電圧測定を行う測定部と、電圧測定結果をもとに、前記第1の測定電流を用いた場合の発熱前後の第1の電圧変化分及び前記第2の測定電流を用いた場合の発熱前後の第2の電圧変化分を算出し、前記第2の電圧変化分を基準とした前記第1の電圧変化分の大きさにより、前記ボイドの大きさを評価する演算処理部と、を有することを特徴とする検査装置が提供される。
上記の装置によれば、測定部は、半導体装置の電流電圧特性のうち、半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための第1の測定電流と、その領域以外の電圧領域にある電圧を測定する第2の測定電流を設定して、第1の測定電流及び第2の測定電流により発熱前後で電圧測定を行い、演算処理部は、電圧測定結果をもとに、第1の測定電流を用いた場合の発熱前後の第1の電圧変化分及び第2の測定電流を用いた場合の発熱前後の第2の電圧変化分を算出し、第2の電圧変化分を基準とした第1の電圧変化分の大きさにより、ボイドの大きさを評価する。
本発明は、半導体装置の電流電圧特性のうち、半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための第1の測定電流と、その領域以外の電圧領域にある電圧を測定する第2の測定電流を設定して、第1の測定電流及び第2の測定電流により発熱前後で電圧測定を行い、演算処理部は、電圧測定結果をもとに、第1の測定電流を用いた場合の発熱前後の第1の電圧変化分及び第2の測定電流を用いた場合の発熱前後の第2の電圧変化分を算出し、第2の電圧変化分を基準とした第1の電圧変化分の大きさにより、ボイドの大きさを評価するので、温度係数などのばらつきによらず、簡単に精度よくボイドを検査できるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の検査方法を説明する図である。
また、図2は、半導体装置の電流電圧特性を測定する測定回路と、測定対象の半導体装置の等価回路を示す図である。
まず図2から説明する。熱抵抗法を用いたボイドの検査に用いる測定回路は、図2(A)で示すように、測定対象の半導体装置1に対して測定電流Imを供給する定電流源2と、測定電流Imを流したときの半導体装置1の電圧を測定する電圧計3と、半導体装置1にパワー電流IFを流して発熱させるための定電流源4と、パワー電流IFの供給、非供給を切り替えるスイッチ5を有している。
測定対象の半導体装置1は、例えば、半導体チップ11を、半田12を用いて銅板などのヒートシンク13に接合した構造を有している。このような半導体装置1の電流電圧特性を測定するため、半導体チップ11の上部には、蒸着によりアルミニウムなどからなる電極(図示せず)が形成されており、測定端子n1と接続されている。また、ヒートシンク13は、測定端子n2に接続されており、電圧計3は、測定端子n1、n2間の電圧を測定する。
なお、以下では、熱抵抗法のうち、半導体装置1の等価回路として、図2(B)のようにダイオード20と動作抵抗21を直列に接続した回路モデルを用いるΔVF法を用いた検査方法について説明する。
図1には、発熱前の半導体装置1の電流電圧特性を示す特性線VF1と、発熱後の半導体装置1の電流電圧特性を示す3つの特性線VF2、VF3、VF4を示している。
発熱後の電流電圧特性のうち、特性線VF2はボイドがない場合の電流電圧特性を示し、式(1)に従って、電圧変化分ΔVF1だけ特性線VF1がシフトしたものである。また、特性線VF3はボイドが生じた半田12上の半導体チップ11の電流電圧特性を示している。半田12中にボイドが存在する場合には、半導体装置1の電流電圧特性は、特性線VF2、VF3を合成した特性線VF4のようになる。
図3は、本実施の形態の検査方法の測定タイミングを示す図である。
本実施の形態の検査方法では、まず、スイッチ5をオフの状態にしておき、測定電流Imを半導体装置1に流し、そのときの測定端子n1、n2間の電圧を電圧計3にて測定する。本実施の形態では、2つの大きさの測定電流Imを用いる。ここでは、始めに、発熱後、ボイドによる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための大きさの測定電流Imを流す。具体的には特性線VF4の折れ点P1よりも小さい値、Im1の大きさの測定電流Imを流す。そして、電圧計3にて測定端子n1、n2間の電圧を測定すると、発熱前は、図1のように、電流電圧特性は特性線VF1に従うので、電圧VF11が得られる(時刻t1〜t2)。
次に、発熱後の特性線VF4の折れ点P1の電圧より大きい電圧を測定するために設定されたIm2の大きさの測定電流Imを流す。そして、同様に電圧計3にて測定端子n1、n2間の電圧を測定すると電圧VF12が得られる(時刻t2〜t3)。
その後、スイッチ5をオンし、パワー電流IFを、半導体装置1を発熱させるのに十分な期間、半導体装置1に流す。なお、このとき測定端子n1、n2間には電圧VFPが印加されている(時刻t3〜t4)。
所定期間が過ぎると再びスイッチ5をオフし、例えば、再び定電流源2にてIm2の大きさの測定電流Imを流し、電圧計3にて測定端子n1、n2間の電圧を測定する。発熱後の半導体装置1の電流電圧特性は特性線VF4に従うので、電圧VF42が測定される(時刻t4〜t5)。
続いて、Im1の大きさの測定電流Imを流し、同様に測定端子n1、n2間の電圧を測定する。このとき、半田12にボイドが生じている場合には、ボイドによる電圧低下領域(折れ点P1より小さい領域)の電圧VF41が測定される(時刻t5〜t6)。
なお、Im1、Im2の電流を流す順序については、発熱前及び発熱後ともどちらを先にしてもよい。
また、本実施の形態の検査方法において、電流電圧特性の測定タイミングは、以下のようにしてもよい。
図4は、測定タイミングの他の例を示す図である。
ここでは、2回のパワー電流IFの供給で、発熱前後の各電圧を測定している。まず、測定電流ImをIm1に設定して、発熱前の電圧VF11を測定する(時刻t10〜t11)。その後、パワー電流IFを流して半導体装置1を発熱させる(時刻t11〜t12)。その後、パワー電流IFの供給を停止して、再び測定電流ImをIm1に設定して、発熱後の電圧VF41を測定する(時刻t12〜t13)。その後半導体装置1を冷まし、今度は測定電流ImをIm2に設定して、発熱前の電圧VF12を測定する(時刻t14〜t15)。次に、再び、パワー電流IFを流して半導体装置1を発熱させる(時刻t15〜t16)。その後、パワー電流IFの供給を停止して、再び測定電流ImをIm2に設定して、発熱後の電圧VF42を測定する(時刻t16〜t17)。
但し、パワー電流IFを供給する定電流源4の精度が問題になる場合には、図3で示したように1回のパワー電流IFの供給で測定するのが望ましい。1回のパワー電流IFの供給で発熱前後の電流電圧特性を測定することによって、定電流源4の精度を考慮しなくてよくなるので、安価な測定装置で済むからである。
以上のようにして測定した電圧をもとに、ボイド検査のための演算処理を行う。測定電流ImがIm1のときに、電圧計3で測定された電圧の発熱前後の変化分、すなわち、電圧変化分ΔVF21=VF11−VF41を算出する。同様に、測定電流ImがIm2のときの電圧の発熱前後の変化分、すなわち、電圧変化分ΔVF22=VF12−VF42を算出する。
ここで、得られた電圧変化分ΔVF22は、発熱前の電流電圧特性の特性線VF1と発熱後のボイドなしの特性線VF2との電圧変化分ΔVF1とほぼ等しい。そのため、この電圧変化分ΔVF22を基準とした電圧変化分ΔVF21の大きさにより、ボイドの大きさを評価することができる。具体的には、電圧変化分ΔVF21−電圧変化分ΔVF22が大きいほどボイドが大きいと判断することができる。なお、ボイドが複数ある場合には、その合計の大きさが見積もられる。また、電圧変化分ΔVF21と電圧変化分ΔVF22の差分を求める代わりに、電圧変化分ΔVF21を電圧変化分ΔVF22で割ることで、電圧変化分ΔVF22に対する電圧変化分ΔVF21の比を求め、それをボイドの大きさの指標としてもよい。
ところで、半導体装置1の温度係数は、ウェハ内、ウェハごと、またはロットごとにばらつく場合がある。温度係数がばらつくと、式(1)からわかるように電圧変化分ΔVもばらつく。また、半田の厚さのばらつきによっても、電圧変化分ΔVはばらつく。
図5は、温度係数などのばらつきがある場合の電流電圧特性を示す図である。
ここでは、前述の特性線VF4が温度係数や半田の厚さが標準の場合の、電流電圧特性であるとしている。温度係数が小さい場合や、半田の厚さが標準より薄い場合、標準のものと同じ条件で発熱させても、電流電圧特性は、特性線VF4よりもシフト量の小さい特性線VF5で示されるようになる。このような場合、従来では、測定電流ImがIm1の大きさのときの発熱前後の電圧変化分ΔVF31は、ボイドの有無の判定基準となる電圧変化分ΔVF1よりも小さくなり、ボイドの検出が不可能になってしまうという問題があった。
しかし、本実施の形態の検査方法によれば、Im1、Im2の2つの測定電流Imで発熱前後の電圧を測定し、Im2のときの発熱前後の電圧変化分ΔVF32を基準として、Im1のときの発熱前後の電圧変化分ΔVF31の大きさによりボイドの大きさを評価するので、小さいボイドが発生している場合にも、温度係数のばらつきに関係なく簡単に精度よくボイドを検査可能である。
次に、本実施の形態の検査方法を行う検査装置を簡単に説明する。
図6は、検査装置の概略のブロック図である。
検査装置30は、測定部31と、演算処理部32を有する。
測定部31は、前述したような2つの測定電流Imの設定などを行い、図2(A)で示したような測定回路にて、半導体装置1の発熱前後での電圧(例えば、電圧VF11、VF12、VF41、VF42(図1参照))を測定する。
演算処理部32は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、測定部31で測定された電圧を入力して、例えば、図1で示したような発熱前後の電圧変化分ΔVF21、ΔVF22を算出する(ステップS1)。さらに、算出された電圧変化分ΔVF22を基準とした電圧変化分ΔVF21の大きさから、ボイドの大きさを評価する(ステップS2)。
このような測定部31、演算処理部32の処理内容は、プログラムとして例えば図示しないROM(Read Only Memory)などに記録されており、CPUの制御のもと、取り出され、図示しないRAM(Random Access Memory)などで展開されて実行される。
上記のような検査装置によれば、Im1、Im2の2つの測定電流Imで発熱前後の電圧を測定し、Im2のときの発熱前後の電圧変化分ΔVF22を基準として、Im1のときの発熱前後の電圧変化分ΔVF21の大きさによりボイドの大きさを評価するので、小さいボイドが発生している場合にも、温度係数のばらつきに関係なく簡単に精度よくボイドを検査可能である。
なお、上記では図2(B)で示したように、熱抵抗法のうち、ダイオード20を用いた等価回路にて、発熱前後の電圧の変化分を測定するΔVF法を用いた場合について説明したがこれに限定されない。例えば、MOSFET(Metallic Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)のゲート電圧を飽和させて、ドレイン端子及びソース端子を図2(A)の測定端子n1、n2間に接続することで、ダイオード20と同様に機能させることができる。
また、IGBTやバイポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ間の電圧の発熱前後での電圧変化分ΔVceを算出するΔVce法を用いてもよい。
図7は、ΔVce法を用いる場合の測定回路の例である。
なお、図2(A)と同じ構成要素については、同一符号としている。
図のように、測定端子n1、n2間にIGBT41を接続している。また、ゲートには、ゲート電圧Vgsatを入力して飽和させている。これにより、コレクタ−エミッタ間の電圧Vceは、図1で示した電流電圧特性と同様の特性を示し、前述した本実施の形態の検査方法を適用可能となる。バイポーラトランジスタについても同様である(但し、ベース電圧を飽和させる。)。
他にも、IGBTのゲート−エミッタ間の電圧の発熱前後での電圧変化分ΔVgeを算出するΔVge法を用いてもよい。
図8は、ΔVge法を用いる場合の測定回路の例である。
なお、図2(A)と同じ構成要素については、同一符号としている。
図のように、IGBT45のゲート−エミッタ間に電圧計3を接続し、コレクタ−エミッタ間を流れる前述したような2つの大きさの測定電流Imで、発熱前後での電圧Vgeを測定する。但し、電圧Vgeの測定時に、コレクタ−エミッタ間の電圧Vceを一定にするために、コレクタの情報を、バッファ46を介してゲート−エミッタ間に接続した電圧調整回路47に送り、ゲート電圧を調整する。
なお、設定する測定電流Imは、図1で示した電圧VFを電圧Vgeに置き換えて、半田に存在するボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧Vgeを測定するための電流と、それ以外の領域(図1の折れ点P1より大きい電圧領域に対応)の電圧Vgeを測定するための電流に設定する。このような2つの測定電流Imで、発熱前後での電圧Vgeを測定して、それぞれの測定電流Imにおける電圧Vgの変化分を算出することで、その2つの変化分の差や比から、ΔVF法を用いた場合と同様に、小さいボイドが発生している場合にも、温度係数のばらつきに関係なく簡単に精度よくボイドを検査可能である。
なお、図8で、IGBT45の代わりにMOSFETを用いて、ソース−ドレイン間に測定電流Imを流し、ゲート−ソース間の発熱前後での電圧変化分ΔVgsを算出するΔVgs法や、IGBT45の代わりにバイポーラトランジスタを用いて、コレクタエミッタ間に測定電流Imを流し、ベース−エミッタ間の発熱前後での電圧変化分ΔVbeを算出するΔVbe法を用いた場合にも、ΔVge法と同様に本実施の形態の検査方法を適用可能である。
本実施の形態の検査方法を説明する図である。 半導体装置の電流電圧特性を測定する測定回路と、測定対象の半導体装置の等価回路を示す図である。 本実施の形態の検査方法の測定タイミングを示す図である。 測定タイミングの他の例を示す図である。 温度係数などのばらつきがある場合の電流電圧特性を示す図である。 検査装置の概略のブロック図である。 ΔVce法を用いる場合の測定回路の例である。 ΔVge法を用いる場合の測定回路の例である。 ボイドがある場合とない場合の半導体装置の断面と半導体チップの表面温度を模式的に示す図である。 ボイドがない場合の半導体装置の等価回路と、発熱前後の電流電圧特性を示す図である。 ボイドがある場合の半導体装置の発熱後の等価回路と、発熱前後の電流電圧特性を示す図である。 従来のボイド検出の測定タイミングを示す図である。 温度係数などのばらつきがある場合の電流電圧特性を示す図である。
符号の説明
1 半導体装置
2、4 定電流源
3 電圧計
5 スイッチ
11 半導体チップ
12 半田
13 ヒートシンク
20 ダイオード
21 動作抵抗
n1、n2 測定端子

Claims (10)

  1. 半田による接合部を有した半導体装置を検査する検査方法において、
    前記半導体装置の電流電圧特性のうち、前記半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための第1の測定電流と、前記領域以外の電圧領域にある電圧を測定する第2の測定電流を設定して、前記第1の測定電流及び前記第2の測定電流により発熱前後で電圧測定を行い、
    電圧測定結果をもとに、前記第1の測定電流を用いた場合の発熱前後の第1の電圧変化分及び前記第2の測定電流を用いた場合の発熱前後の第2の電圧変化分を算出し、
    前記第2の電圧変化分を基準とした前記第1の電圧変化分の大きさにより、前記ボイドの大きさを評価することを特徴とする検査方法。
  2. 前記第1の電圧変化分と前記第2の電圧変化分との差により前記ボイドの大きさを評価することを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  3. 前記第1の電圧変化分と前記第2の電圧変化分の比により前記ボイドの大きさを評価することを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  4. 前記電流電圧特性は、前記半導体装置を等価的に表したダイオードの電流電圧特性であることを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  5. 前記電流電圧特性は、前記半導体装置を等価的に表したMOSFETのドレイン−ソース間の電流電圧特性であることを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  6. 前記電流電圧特性は、前記半導体装置を等価的に表したIGBTまたはバイポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ間の電流電圧特性であることを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  7. 前記電流電圧特性は、前記半導体装置を等価的に表したIGBTの、コレクタ−エミッタ間に流れる電流と、ゲート−エミッタ間電圧との電流電圧特性であることを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  8. 前記電流電圧特性は、前記半導体装置を等価的に表したバイポーラトランジスタの、コレクタ−エミッタ間に流れる電流と、ベース−エミッタ間電圧との電流電圧特性であることを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  9. 前記電流電圧特性は、前記半導体装置を等価的に表したMOSFETの、ソース−ドレイン間に流れる電流と、ゲート−ソース間電圧との電流電圧特性であることを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  10. 半田による接合部を有した半導体装置を検査する検査装置において、
    前記半導体装置の電流電圧特性のうち、前記半田のボイドに起因して生じる部分的な温度上昇による電圧低下を示す領域の電圧を測定するための第1の測定電流と、前記領域以外の電圧領域にある電圧を測定する第2の測定電流を設定して、前記第1の測定電流及び前記第2の測定電流により発熱前後で電圧測定を行う測定部と、
    電圧測定結果をもとに、前記第1の測定電流を用いた場合の発熱前後の第1の電圧変化分及び前記第2の測定電流を用いた場合の発熱前後の第2の電圧変化分を算出し、前記第2の電圧変化分を基準とした前記第1の電圧変化分の大きさにより、前記ボイドの大きさを評価する演算処理部と、
    を有することを特徴とする検査装置。
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