JP2007278661A - 除霜装置付き冷却器と除霜装置付き冷却器を備えた冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス管ヒーターの熱を効率よく冷却器へ供給し、除霜効率を向上させる除霜装置付き冷却器を提供する。
【解決手段】冷却フィン23には、第1の切り欠き26と、第1の切り欠き26の上方に、第1の切り欠き26の水平方向の幅より水平方向の幅が長い第2の切り欠き33と、を設け、第1の切り欠き26にガラス管ヒーター24を挿入するとともに、第1の切り欠き26の折曲部31とガラス管28とを接触させ、第2の切り欠き33に反射板25を挿入するとともに、第2の切り欠き33の周縁と反射板25とを接触させたことにより、ガラス管ヒーター24の上面方向へは、反射板25を利用し、側面方向へは、冷却フィン23への熱伝導を利用し冷却器を除霜することが可能となり、除霜効率を向上できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、除霜装置を有する冷蔵庫等の冷却器及びこの冷却器を備えた冷蔵庫に関するものである。
従来の冷蔵庫の冷却器について説明する(例えば、特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された冷蔵庫の要部断面図である。
図9において、冷蔵庫は、最下部に冷凍室1、冷凍室1の前面に冷凍室扉2、冷凍室1の上方に冷蔵室3、冷蔵室3の前面に冷蔵室扉4、冷蔵庫本体の下部後方に冷却器5、冷却器5の下部に下方に開口する切り欠きに配置された除霜装置としてのガラス管ヒーター6、冷却器5の上部にファン7が設けられている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
冷却器5内を流通する冷媒により冷却器5が冷却され、ファン7の作動により冷凍室1及び冷蔵室3が冷却される。ここで、冷却器5で熱交換される空気は、冷凍室扉2や冷蔵室扉4の開閉により高温外気の流入や、冷凍室1や冷蔵室3の保存食品に含まれる水分の蒸発等により高湿化された空気であることから、その空気により低温である冷却器5に空気中の水分が霜となって着霜・堆積する。
霜の堆積量が増加するに従い冷却器5の表面と熱交換する空気との伝熱が阻害されると共に、通風抵抗となって風量が低下するために熱通過率が低下し冷却不足が発生する。
そこで、冷却不足となる前にガラス管ヒーター6に通電し、放射熱により冷却器5を暖め除霜する。
ガラス管ヒーター6を、冷却器5の下部に下方に開口する切り欠きに配置したことにより、ガラス管ヒーター6と冷却器5の距離が縮まり、除霜効率を向上させる。
一方、発明者らは更なる除霜効率を向上させるために、ガラス管ヒーターの熱を効率的に冷却器に伝える方法について、検討、実験を行った。
図10は、発明者らが検討した除霜装置付き冷却器の要部斜視図、図11は、発明者らが検討した除霜装置の斜視図である。
図10、図11において、冷却器8は、複数の冷却フィン10と冷却フィン10を貫通する冷媒管9とからなる。11は除霜装置としてのガラス管ヒーター、12はガラス管、13は板である。
具体的には、ガラス管12の外周上面に沿った形状の板13をガラス管12に装着した後、板13の外周上面を冷却フィン10の下端部に接触させることで、除霜装置付き冷却器を形成する。なお、板13は熱伝導率の高い材質であるアルミニウムである。
特開2002−5553号公報
しかしながら、上記従来の特許文献1に記載された構成では、ガラス管ヒーター6と冷却器5との距離を縮めて、除霜効率を向上させてはいるものの、ガラス管ヒーター6の放射熱により除霜するものであることから、除霜効率を更に向上させるには限界がある、という課題を有していた。
一方、発明者らの検討では、板13とガラス管12が接触している箇所は、熱は板13を通って冷却フィン10に伝わるが、板13とガラス管12とを、ガラス管12の長手方向に渡り、板13とガラス管12の間に隙間が生じることなく板13とガラス管12を配置させることは困難であり、部分的に板13とガラス管12との間に空気層が生じるため、この空気層に熱がこもるとともに、板13からガラス管12へ熱が反射する現象も生じ、効率的に熱を冷却フィン10に伝えることができず、除霜効率を向上させることができない、という課題を有していた。
更には、発明者らの検討では、冷凍サイクルに可燃性冷媒を使用した場合において、ガラス管12の表面温度を可燃性冷媒の発火温度以下に抑える手段としても考えたが、前記したように、板13とガラス管12の間に空気層が生じる部分があり、ガラス管12の表面の熱は空気層を通して板13へ放射した後、ガラス管12へ反射する為、ガラス管12の表面温度の大幅な低下は困難で、ガラス管13の表面温度を可燃性冷媒の発火温度以下に抑えることができない、という課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、除霜効率を向上させることができ、かつ、ガラス管ヒーターのガラス管の表面温度を可燃性冷媒の発火温度以下に低下させる除霜装置付き冷却器を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の除霜装置付き冷却器は、前記冷却フィンには、前記冷却フィンの一部に前記冷却フィンを折り曲げてなる折曲部と開放された開放部とでその周縁を形成された第1の切り欠きと、前記第1の切り欠きの上方に、前記第1の切り欠きの水平方向の幅より水平方向の幅が長い第2の切り欠きと、を設け、前記第1の切り欠きに前記ガラス管ヒーターを挿入するとともに、前記第1の切り欠きの前記折曲部と前記ガラス管とを接触させ、前記第2の切り欠きに前記反射板を挿入するとともに、前記第2の切り欠きの周縁と前記反射板とを接触させたものである。
これによって、開放部においては、放射熱の効果を妨げる部位は無い為、ガラス管ヒーターの放射熱により冷却器へ熱を効果的に供給するとともに、さらには、冷却フィンに設けた折曲部とガラス管が接触していることから、ヒーター線から与えられたガラス管の表面の熱は、熱伝導により直接冷却フィンの折曲部へ供給され、冷却器へ熱を効果的に供給することができ、さらには、ガラス管と反射板の間に空間を確保することにより、ガラス管と反射板の間の熱のこもりを低減でき、反射板を介して冷却器へ熱を効果的に供給することができる。
また、ガラス管表面の熱は、冷却フィンへ熱伝導するため、さらには、ガラス管と反射板の間に空間を確保することにより、ガラス管と反射板の間の熱のこもりを低減でき、ガラス管ヒーターのガラス管の上部の表面温度を低下させることができる。
本発明の除霜装置付き冷却器は、ガラス管ヒーターからの放射熱と、反射板を利用した冷却器への熱伝導と、ガラス管ヒーターから冷却フィンへの熱伝導とにより、冷却器へ熱を効果的に供給することができることから、除霜効率を向上させることができる。
また、可燃性冷媒を使用した場合においては、ガラス管表面の熱は、冷却フィンへ熱伝導するため、さらには、ガラス管と反射板の間に空間を確保することにより、ガラス管と反射板の間の熱のこもりを低減でき、ガラス管の上部の表面温度の上昇を抑えられる為、ヒーター線の熱容量を低下させることなく、ガラス管の表面温度を可燃性冷媒の発火温度以下に抑えることができる。
請求項1に記載の発明は、複数の冷却フィンと前記冷却フィンを貫通する冷媒管とからなる冷却器と、前記冷却器を除霜する除霜装置と、前記除霜装置の上方に反射板と、を備え、
前記除霜装置は、ガラス管と前記ガラス管内部に設置したヒーター線とからなるガラス管ヒーターとし、
前記冷却フィンには、前記冷却フィンの一部に前記冷却フィンを折り曲げてなる折曲部と開放された開放部とでその周縁を形成された第1の切り欠きと、前記第1の切り欠きの上方に、前記第1の切り欠きの水平方向の幅より水平方向の幅が長い第2の切り欠きと、を設け、
前記第1の切り欠きに前記ガラス管ヒーターを挿入するとともに、前記第1の切り欠きの前記折曲部と前記ガラス管とを接触させ、前記第2の切り欠きに前記反射板を挿入するとともに、前記第2の切り欠きの周縁と前記反射板とを接触させたことにより、開放部においては、放射熱の効果を妨げる部位は無い為、ガラス管ヒーターの放射熱により冷却器へ熱を効果的に供給するとともに、さらには、冷却フィンに設けた折曲部とガラス管が接触していることから、ヒーター線から与えられたガラス管の表面の熱は、熱伝導により直接冷却フィンの折曲部へ供給され、冷却器へ熱を効果的に供給することができ、さらには、ガラス管と反射板の間に空間を確保することにより、ガラス管と反射板の間の熱のこもりを低減でき、反射板を介して冷却器へ熱を効果的に供給することができ、除霜効率を向上させることができる。
また、ガラス管表面の熱は、冷却フィンへ熱伝導するため、さらには、ガラス管と反射板の間に空間を確保することにより、ガラス管と反射板の間の熱のこもりを低減でき、ガラス管の上部の表面温度の上昇を抑えられるため、ヒーター線の熱容量を低下させることなく、ガラス管ヒーターのガラス管の上部の表面温度を低下させることができ、ガラス管の表面温度を可燃性冷媒の発火温度以下に抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の切り欠きと前記第2の切り欠きとを連通させたことにより、ガラス管と反射板の間に充分な空間を確保することにより、ガラス管と反射板の間の熱のこもりをより低減でき、反射板を介して冷却器へ熱をより効果的に供給することができ、除霜効率をより向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2の切り欠きの周縁に折曲部を設け、前記第2の切り欠きの前記折曲部と前記反射板とを接触させたことにより、冷却フィンと反射板とが折曲部にて接触することで、反射板の熱が確実に冷却フィンに熱伝導により伝わるため、より効果的に冷却器を除霜することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記反射板と前記ガラス管の距離は、前記ガラス管の半径の20%以上とすることにより、反射板は、折り曲げ加工時や冷却フィンへの挿入時に生じるソリや曲がりなどが発生した場合においても、反射板とガラス管が接触する箇所が発生することは無く、除霜装置付き冷却器を組み立てることが可能となり、ガラス管ヒーターの熱は、ガラス管と反射板の間の空気層にこもるのを低減でき、反射板を介してより効果的に冷却器を除霜することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記反射板の最下端部は、前記ガラス管の円周の中心から前記ガラス管の半径の20%以上、上方に位置することにより、反射板を取り付けることによる、ガラス管表面温度の著しい上昇を抑えることができ、ガラス管ヒーターの熱は、ガラス管と反射板の間の空気層にこもるのを低減でき、反射板を介してより効果的に冷却器を除霜することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の切り欠きの上方に第3の切り欠きを設け、前記ガラス管ヒーター1つに対し、2つの反射板を設け、前記第2の切り欠きに前記一方の反射板を挿入し、前記第3の切り欠きに前記他方の反射板を挿入するとともに、前記一方の反射板と前記他方の反射板との間に、前記冷却器上部方向へ熱が流れるための隙間を設けたことにより、ガラス管ヒーターの熱を複数の箇所から冷却フィンに熱伝導により供給することにより、より効果的に冷却器を除霜することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記冷媒管内を流動する冷媒を可燃性冷媒としたことにより、ガラス管表面の熱は、冷却フィンへ熱伝導するため、さらには、ガラス管と反射板の間に空間を確保することにより、ガラス管と反射板の間の熱のこもりを低減でき、ガラス管の上部の表面温度の上昇を抑えられる為、ヒーター線の熱容量を低下させることなく、ガラス管の表面温度を可燃性冷媒の発火温度以下に抑えることができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における除霜装置付き冷却器の斜視図、図2は、同実施の形態における除霜装置付き冷却器を下面から見た斜視図、図3は、図1のA−A線断面図、図4は、同実施の形態における除霜装置の要部断面図、図5は、同実施の形態における冷却フィンの要部斜視図、図6は、同実施の形態における反射板の斜視図、図7は、同実施の形態における他の除霜装置付き冷却器の断面図、図8は、同実施の形態における他の除霜装置付き冷却器の斜視図である。
図1において、除霜装置付き冷却器は、複数の冷却フィン23と冷却フィン23を貫通する冷媒管22とからなる冷却器21と、冷却フィン23と接触する除霜装置としてのガラス管ヒーター24と、ガラス管ヒーター24の上方に位置する反射板25と、からなる。
冷媒管22には可燃性冷媒であるイソブタンが封入されている。
ガラス管ヒーター24は、金属抵抗体をコイル状に形成したヒーター線27と、ヒーター線27を覆うガラス管28と、ガラス管28の開口部を覆うキャップ29と、ヒーター線27に接続されたリード線30と、からなる。
冷却器21の冷却フィン23の下部の略中央には、下方に開口する第1の切り欠き26が設けられ、第1の切り欠き26の鉛直方向の周縁に設けた、第1の切り欠き26の折曲部31が設けられている。
また、第1の切り欠き26の上方に、第1の切り欠き26の水平方向の幅より水平方向の幅が長い、矩形形状をした第2の切り欠き33が設けられ、第2の切り欠きの周縁のうちの上辺には、第2の切り欠き33の折曲部32が設けられている。
また、第1の切り欠き26と第2の切り欠き33とは連通されており、第1の切り欠き26と第2の切り欠き33とをあわせた形状は、T字状となっている。
ここで、鉛直方向という表現を用いたが、その主旨は冷却器21の上下方向に沿って第1の切り欠き26の折曲部31が面状に延在しているという意味である。
反射板25は、第2の切り欠き33に挿入され、反射板25と第2の切り欠き33の折曲部32は接触している。
ガラス管ヒーター24は、第1の切り欠き26に挿入され、第1の切り欠き26の折曲部31とガラス管28は接触している。
ガラス管28の下側には、開放部34がある。
なお、ガラス管28は、外径が10.5mm、内径が8.5mmの円筒状であり、第1の切り欠き26の折曲部31は、冷却フィン1枚に対して2箇所の折曲部を設け、ガラス管28の設置方向において、ガラス管28の外周の両側面にて、第1の切り欠き26の折曲部31と冷却フィン23とが接触している。
なお、冷媒管22、冷却フィン23、反射板25は、熱伝導率の高い材質であるアルミニウムである。
このような除霜装置付き冷却器は、例えば以下のような方法で形成される。
まず、冷却フィン23に切り込みをプレス加工により設ける。このプレス加工は、冷却フィン23の外周形状を形成させる加工や冷媒管挿入用の長孔を形成させる加工と同時に行うと、工数を削減することができるため、望ましい。
なお、この切り込みを設ける加工方法は、レーザー加工等の方法をとっても構わない。
次に、第1の切り欠き26の折曲部31と、第2の切り欠き33の折曲部32の曲げ位置、及び曲げ角度を規定するための金型を用いてプレス加工により、第1の切り欠き26の折曲部31と第2の切り欠き33の折曲部32を形成させる。
なお、この曲げ加工方法は、曲げ治具を用いた加工方法をとっても構わない。
次に、一本の冷媒管を曲げ加工することにより形成させた冷媒管22を冷却フィン23の冷媒管挿入用の長孔に挿入し、密着させる。
次に、冷却フィン23の第2の切り欠き33に反射板25を挿入し、反射板25の上面と第2の切り欠き33の折曲部32を密着させる。
図6に示すように、反射板25は、斜め下方向に傾斜した反射板25の折曲部35を設けており、これは冷却器21に付着していた霜が除霜運転時にガラス管へ水滴となって落ちるのを防ぐ水切りの役目を果たしている。
反射板25の折曲部35により除霜運転時に高温となったガラス管28の表面に水滴が掛かりにくく、水滴が高温のガラスに落下したときに発生する異音が発生しにくい。
次に、冷却フィン23の第2の切り欠き33に挿入した反射板25の下方にガラス管ヒーター24を挿入し、ガラス管28と第1の切り欠き26の折曲部31を密着させることにより、除霜装置付き冷却器が形成される。
反射板25とガラス管ヒーター24は、それぞれ、第2の切り欠き33、第1の切り欠き26に挿入する構成としたが、反射板25のみを挿入するための孔を冷却フィン23の第1の切り欠き26の上部にプレス加工により設けても構わない。
また、反射板25は冷却フィンに固定する構成としたが、ガラス管ヒーター24のキャップ29に反射板25を固定する部位を設け、その部位にて反射板25を固定しても構わない。
なお、ガラス管ヒーター24及び反射板25を冷却フィン23の第1の切り欠き26、第2の切り欠き33に挿入する工程は、冷媒管22を冷却フィン23の冷媒管挿入用の長孔に挿入する工程の前に行っても構わない。
また、上記では、冷媒管は一本の冷媒管を曲げ加工する、いわゆるサーペンタイン状の冷媒管を用いたが、直管部と曲管部で構成されたいわゆるヘアピン管と、曲管部からなるリターンベンドとをろう付け等でつなぎ合わせることによって、冷媒管を形成してもよい。
その場合、ヘアピン管を冷却フィンに挿入した後、ヘアピン管の直管部の端部にリターンベンドを装着し、ろう付け等により、冷媒管を形成させる。
以上のように構成された除霜装置付き冷却器について、以下に作用を説明する。
着霜した冷却器21を除霜する際、リード線30からの通電によりヒーター線27が発熱し、ガラス管28へ熱が放射される。熱は、ガラス管28からさらに放射し冷却器21を除霜する。ヒーター線27から与えられたガラス管28の表面の熱は、冷却フィン23の第1の切り欠き26の折曲部31とガラス管28が接触していることから、熱伝導により第1の切り欠き26の折曲部31へ供給され、冷却フィン23を除霜する。
また、ガラス管28へ放射された熱において、ガラス管28の上面方向へ放射する熱の一部は、反射板25へ放射される。反射板25は、冷却フィン23の第1の切り欠き26の折曲部31と確実に接触していることから熱伝導により効果的に冷却フィン23を除霜する。
さらには、ガラス管28と反射板25の間に空間を確保することにより、ガラス管28と反射板25の間の熱のこもりを低減でき、反射板25を介して冷却器21へ熱を効果的に供給することができ、除霜効率を向上させることができる。
一方、ガラス管28の下面方向へ放射する熱は、開放部34を通り冷却器21の下方にあるドレンパン(図示せず)部分の除霜に効果的であり、除霜効率を向上させることができる。
反射板25とガラス管28の距離aは3mm、ガラス管28の円周の中心と反射板25の折曲部35の最下端部の距離bは4mmであり、ガラス管の半径は5.25mmである。
距離aは、反射板が折り曲げ加工時や冷却フィンへの挿入時にソリや曲がりなどが発生した場合においても、反射板とガラス管が接触する箇所が発生すること無く、除霜装置付き冷却器を組み立てることが可能となるように、ガラス管28の半径の20%以上に設定しており、また、距離bは反射板を取り付けることによる、ガラス管表面温度の著しい上昇を抑えることができるように、ガラス管半径の20%以上に設定している。よって、ガラス管28と反射板25の間の熱のこもりを低減でき、ガラス管ヒーター24の熱を効率よく除霜に利用することができる。従って、除霜効率が向上し、除霜時間を短縮できるので、冷蔵庫の消費電力を低減できる。
一方、可燃性冷媒であるイソブタンの発火温度は494℃あり、ガラス管28の表面温度は、発火温度より100℃低い394℃以下に設定し、安全性を確保する必要がある。
本実施の形態では、距離aはガラス管の半径の57%、距離bはガラス管半径の76%に設定している為、ガラス管28の表面温度は320℃となり、冷凍サイクルの冷媒に可燃性冷媒を用いた場合において、充分なガラス管表面温度の低減効果がある。したがって、可燃性冷媒が除霜手段の設置雰囲気に漏洩した環境下で除霜が行われた場合でも、可燃性冷媒の着火を防止する冷蔵庫とすることができる。
なお、本実施の形態では、反射板25は1個設けたが、図7に示すように、ガラス管ヒーター1本に対し、2つの反射板36、37を設け、一方の反射板36と他方の反射板37との間に、冷却器上部方向へ熱が流れる為の隙間38を設けてもよい。反射板36と反射板37を接触することなく、隙間38を設けて設置することにより、冷却器上部方向への放射による除霜効果を妨げることなく、反射板の総表面積が増加させることができ、その熱伝導による冷却器21への除霜効率は、さらに向上することができる。また、除霜装置への除霜運転時の冷却器からの水掛かりを防ぐために、図7に示すように反射板36と反射板37を傾斜し、配置することが望ましい。この場合、反射板36、37を水掛かり防止用の反射板の折曲部を設ける必要がなく、反射板を折曲加工する工数を削減することができる。
また、本実施の形態では、冷却器21の下部に反射板25とガラス管ヒーター24を挿入させたが、図8に示すように、冷却器の高さ方向の間の位置において、さらに反射板25とガラス管ヒーター24を挿入し、一つの冷却器に対して、2つの反射板と2つのガラス管ヒーターを挿入してもよい。
さらには、3本以上のガラス管ヒーターを挿入してもよい。
なお、本実施の形態では、冷却フィン23に対して、第1の切り欠き26の折曲部31を2箇所設けたが、必要に応じて、第1の切り欠き26の折曲部31は1箇所でもよい。
なお、本実施の形態では、冷媒管22、冷却フィン23は、熱伝導率の高い材質であるアルミニウムとしたが、冷媒管22、冷却フィン23の材質を銅としてもよい。
以上のように、本発明にかかる除霜装置付き冷却器は、ガラス管ヒーターの熱を効率よく冷却器へ供給することができるので、冷蔵庫、自販機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における除霜装置付き冷却器の斜視図 同実施の形態における除霜装置付き冷却器の下面から見た斜視図 図1のA−A線断面図 同実施の形態における除霜装置の要部断面図 同実施の形態における冷却フィンの要部斜視図 同実施の形態における反射板の斜視図 同実施の形態における他の除霜装置付き冷却器の断面図 同実施の形態における他の除霜装置付き冷却器の斜視図 従来の冷蔵庫の要部断面図 発明者らが検討した除霜装置付き冷却器の要部斜視図 発明者らが検討した除霜装置の斜視図
符号の説明
21 冷却器
22 冷媒管
23 冷却フィン
24 ガラス管ヒーター
25,36,37 反射板
26 第1の切り欠き
27 ヒーター線
28 ガラス管
29 キャップ
30 リード線
31 第1の切り欠きの折曲部
32 第2の切り欠きの折曲部
33 第2の切り欠き
34 開放部
35 反射板の折曲部
38 隙間

Claims (7)

  1. 複数の冷却フィンと前記冷却フィンを貫通する冷媒管とからなる冷却器と、前記冷却器を除霜する除霜装置と、前記除霜装置の上方に反射板と、を備え、
    前記除霜装置は、ガラス管と前記ガラス管内部に設置したヒーター線とからなるガラス管ヒーターとし、
    前記冷却フィンには、前記冷却フィンの一部に前記冷却フィンを折り曲げてなる折曲部と開放された開放部とでその周縁を形成された第1の切り欠きと、前記第1の切り欠きの上方に、前記第1の切り欠きの水平方向の幅より水平方向の幅が長い第2の切り欠きと、を設け、
    前記第1の切り欠きに前記ガラス管ヒーターを挿入するとともに、前記第1の切り欠きの前記折曲部と前記ガラス管とを接触させ、前記第2の切り欠きに前記反射板を挿入するとともに、前記第2の切り欠きの周縁と前記反射板とを接触させた除霜装置付き冷却器。
  2. 前記第1の切り欠きと前記第2の切り欠きとを連通させた請求項1に記載の除霜装置付き冷却器。
  3. 前記第2の切り欠きの周縁に折曲部を設け、前記第2の切り欠きの前記折曲部と前記反射板とを接触させた請求項1に記載の除霜装置付き冷却器。
  4. 前記反射板と前記ガラス管の距離は、前記ガラス管の半径の20%以上とすることを特徴とする請求項1に記載の除霜装置付き冷却器。
  5. 前記反射板の最下端部は、前記ガラス管の円周の中心から前記ガラス管の半径の20%以上、上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の除霜装置付き冷却器。
  6. 前記第1の切り欠きの上方に第3の切り欠きを設け、前記ガラス管ヒーター1つに対し、2つの反射板を設け、前記第2の切り欠きに前記一方の反射板を挿入し、前記第3の切り欠きに前記他方の反射板を挿入するとともに、前記一方の反射板と前記他方の反射板との間に、前記冷却器上部方向へ熱が流れるための隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載の除霜装置付き冷却器。
  7. 前記冷媒管内を流動する冷媒を可燃性冷媒としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の除霜装置付き冷却器を備えた冷蔵庫。
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