JP2007278489A - 蓄積物排除用カットカッター及び排水管の挿入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】災害地や防災地域における地すべり防止のため、排水用ボーリング穴に挿入された排水管内部の蓄積物を排除し、排水を助成することができる蓄積物排除用カットカッター及び排水管の挿入方法を提供する。
【解決手段】カット管1の一端にカッター2を有し、他の一端にカット管ナット3を固定する。操作ホース5の一端に接続ボルト4を固定し、接続ボルト4をカット管ナット3にねじ込んで接続し、さらにカット菅1の内部であって、カット管ナット3側に押し出し棒8を摺動自在に配置して使用する。さらに本発明の排水管の挿入方法は、水脈がある地層では横穴のある排水管を使用し、水脈がない地層では横穴のない排水管を挿入することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、災害地や防災地域における地すべり防止のため、排水用ボーリング穴に挿入された排水管内部の蓄積物を排除し、排水を助勢する蓄積物排除用カットカッター及び排水管の挿入方法に関する。
従来の災害地や防災地等における地すべり防止の為のボーリング工事では、図3の従来例図に示すように、山の斜面から水脈層(11)まで横穴のある排水管(10)を挿入した後に、木の根の毛根が成長した毛根蓄積物(12)が横穴のある排水管に侵入するなど予想できず、継続的排水が行なわれると思われていたため、工事後のパイプ内部の状況把握も行なわれていなかった。したがって排水管のメンテナンス工具もなかった。
従来の技術によれば、年月の経過と共に横穴のある排水管に木の根が水を求めて侵入し、毛根となって成長し、そこに土が蓄積し、排水量が減少して、やがて排水が止まってしまい、工事当初と同様に地滑りが起きやすくなっているといった課題があった。
さらに従来の災害地や防災地等におけるボーリング工事では、山の斜面から水脈まで全部横穴の有る排水管(10)を挿入しているため、その穴から木の根が侵入しやすく、排水量の減少を招いているといった課題があった。
尚、これらの排水の減少に危険を感じ、平成13年に排水管内の蓄積物を排除するワイヤーブラシ50mを試作し、排水管内のメンテナンス実行中に、ワイヤーブラシに付く毛根を確認したことから、平成17年4月に排水管内部の蓄積物を排除する工具であるカットカッターを発明試作し、排水管内で成長している毛根と蓄積物のカットに成功した。この調査結果は長野県安曇野市の旧明科町役場に「地すべり地域監視委員(平成16年4月に明科町役場より依頼)」として写真により報告している。
本発明の蓄積物排除用カットカッターは、カット菅(1)の一端にカッター(2)を有し、他の一端にカット管ナット(3)を固定したことを特徴とする。
又、操作ホース(5)の一端に接続ボルト(4)を固定し、接続ボルト(4)をカット管ナット(3)にねじ込んで接続したことを特徴とする。
さらには、カット管(1)の内部であって、カット菅ナット(3)側に底部押し出しカーソル管(7)を摺動自在に配置したことを特徴とする。
本発明の排水管の挿入方法は、水脈がある地層では横穴の有る排水管(10)を使用し、水脈がない地層では横穴の無い排水管(9)を挿入することを特徴とする。
本発明の蓄積物排除用カットカッターを用いれば、カット菅ナットに操作ホースの接続ボルトを接続し、底部押し出しカーソル管をカット管の底部に入れて、操作ホースを用いてカット菅を地滑り防止の為のボーリング穴に挿入し、排水管内の毛根や蓄積した土に対して強く突く、引くを繰り返すことで、排水管内の毛根や蓄積した土を取り出すことができるので、排水が助勢されるのである。
又、排水用エンビ管内部の現状をそのままカットしてくる為、その地域における地下の状況把握ができ、以降のメンテナンス周期の見積もりにも役に立つ。
本発明の排水管の挿入方法によれば、水脈層(11)までは横穴の無い排水管(9)を使用する為、木の根は水を求めてパイプ内に侵入出来ないため、毛根による排水管の詰まりがなくなるといった効果があり、今後の新工法として期待できるものである。
それに対して蓄積物排除用カットカッターは、既存の排水管の詰まりを解決するのに好適であり、年に1回程度、本発明の蓄積物排除用カットカッターの使用により毛根の成長防止を図ることにより、継続した排水を実験により確認している。
又、横穴のない排水管は、横穴のある排水管に比べ、市場価格でおよそ半分の価格であるため、水脈のない地層には横穴のない排水管を使用することにより材料費の節約になるといった効果を有するのである。
排水用ボーリングパイプの内部の蓄積物を蓄積物排除用カットカッターにより取り除くとともに、新しい工法の排水管の挿入方法を提案する。以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は蓄積物排除用カットカッターの使用状態図である。
本発明の蓄積物排除用カットカッターは、
(イ)カット菅(1)の一端に波山の刃を加工したカッター(2)を仕上げ、もう一方に カット菅ナット(3)をボルトナット(6)で固定する。
(ロ)ポリニクス2層管による操作ホース(5)の一端に接続ボルト(4)をボルトナッ ト(6)で固定し、カット菅ナット(3)にネジ込んで固定する。
(ハ)カット菅(1)の内部であって、カット菅ナット(3)側に底部押し出しカーソル 管(7)をカッター(2)側から挿入する。
(ニ)既存の排水管の入り口に蓄積物排除用カットカッターを挿入し、操作ホース(5) によって蓄積物を強く突き、引くの動作を繰り返し実行しながら約2メートル前進 させた後に、蓄積物排除用カットカッターを外に引き抜く。
(ホ)カット管ナット(3)を接続ボルト(4)を緩めてはずす。
(ヘ)カット菅(1)内に取り込んだ蓄積物をカット菅ナット(3)の穴から押し出し棒 (8)で底部押し出しカーソル管(7)を押して蓄積物を排出する。
(ト)以上の動作を繰り返して排水管内部の蓄積物を取り除く。
図2は排水管の挿入方法の説明図である。
水脈がある地層では横穴の有る排水管(10)を使用し、水脈がない地層では横穴の無い排水管(9)を挿入することにより、材料費の節約が図れる工法である。
山に生えている木の種類は様々であるが、それらの木の種類や山の地質により木の根がどのくらいの深さに至っているかは山の専門家であれば経験的におよその見当がつくものであり、排水管を埋める探さが決定すれば、その深さに木の根が到達して毛根が蓄積するかどうかは予測できるものである。
毛根が蓄積しないと予想される位置の排水管を横穴の有る排水管(10)とし、毛根が蓄積すると予想される位置の排水管を横穴の無い排水管(9)とすることは作業上容易であり、そのようにすることにより材料費の節約が図れるのである。
又、横穴の無い排水管(9)を用いることにより、排水管内に無用な土砂の流入を防ぐことができ、蓄積物排除用カットカッターの使用範囲が狭くなり、蓄積物を排除する作業が楽になるといった効果を得ることができる。
蓄積物排除用カットカッターの使用状態図 排水管の挿入方法の説明図 従来例図
符号の説明
1 カット菅
2 カッター
3 カット菅ナット
4 接続ボルト
5 操作ホース
6 ボルトナット
7 底部押し出しカーソル管
8 押し出し棒
9 横穴の無い排水管
10 横穴の有る排水管
11 水脈層
12 毛根蓄積物

Claims (4)

  1. カット管(1)の一端にカッター(2)を有し、他の一端にカット菅ナット(3)を固定したことを特徴とする蓄積物排除用カットカッター。
  2. 操作ホース(5)の一端に接続ボルト(4)を固定し、接続ボルト(4)をカット菅ナット(3)にねじ込んで接続することを特徴とする請求項1記載の蓄積物排除用カットカッター。
  3. カット菅(1)の内部であって、カット菅ナット(3)側に底部押し出しカーソル菅(7)を摺動自在に配置したことを特徴とする請求項1記載の蓄積物排除用カットカッター。
  4. 水脈がある地層では横穴の有る排水管(10)を使用し、水脈がない地層では横穴の無い排水管(9)を挿入することを特徴とする排水管の挿入方法。
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