JP2007277811A - 法面の処理方法 - Google Patents

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Minoru Maeda
穣 前田
Toshimasa Kamata
敏正 鎌田
Yukinori Koyama
幸則 小山
Kazuhide Nakaniwa
和秀 中庭
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Abstract

【課題】ひび割れによって美観を損なうことや、法面が崩落することがなく、効果的に法面の崩壊を防止することができる法面の処理方法を提供する。
【解決手段】法面11の崩壊を防止する法面の処理方法において、法面11に集水パイプ12を、その一端12aが法面11と同一面上に配されるように埋設した後、法面11に不織布13を敷設し、不織布13の表面、および、集水パイプ12の一端12aにプライマーを塗布して、このプライマーを乾燥した後、このプライマー上にポリウレア樹脂からなる止水剤14を塗布する。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路や鉄道に面する法面、造成地などの法面の崩壊を防止する法面の処理方法に関する。
道路や鉄道に面する法面、造成地などの法面は、トンネルの掘削によって生じた地山や、高速道路、ダム、および急傾斜地を中心に、切り土や盛り土によってできた傾斜面である。
この法面は、そのままでは、自然風化や豪雨などにより侵食や地滑りなどの法面崩壊が生じるため、法面を保護する必要がある。
従来、法面の崩壊を防止するために、主に、法面に直接セメントコンクリートを吹き付ける方法や、法面に金網を配設し、この金網の上にコンクリートを吹き付ける方法などが採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
コンクリートを吹き付ける方法では、法面の内部に浸透した水分を効率的に排出することが難しいため、その水分によってコンクリートにひび割れが発生し、美観上好ましくなかった。また、ひび割れからは草が生え易く、このように草が生えることにより、さらにひび割れが進行することがあるため、防草性が要求されていた。
また、コンクリートのひび割れが過度に大きくなると、コンクリートの崩落などの危険が生じるため、道路や鉄道に面する法面では、第三者への影響が懸念されていた。
特開2005−67938号公報
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、ひび割れによって美観を損なうことや、法面が崩落することがなく、効果的に法面の崩壊を防止することができる法面の処理方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に係る発明は、法面の崩壊を防止する法面の処理方法であって、前記法面に集水パイプを、該集水パイプの一端が前記法面と同一面上に配されるように埋設した後、前記法面に不織布を敷設し、前記不織布の表面、および、前記集水パイプの一端にプライマーを塗布して、該プライマーを乾燥した後、該プライマー上にポリウレア樹脂からなる止水剤を塗布することを特徴とする法面の処理方法である。
請求項2に係る発明は、前記ポリウレア樹脂からなる止水剤が、二液混合熱硬化型であることを特徴とする請求項1記載の法面の処理方法である。
本発明の法面の処理方法によれば、法面の内部に浸透した水分を集水パイプおよび不織布を介して、法面の外部に効率的に排出することができるので、この水分により止水剤にひび割れが生じることを防止することができる。したがって、止水剤のひび割れによって美観を損なうことや、止水剤が崩落することがなく、効果的に法面の崩壊を防止することができる。また、止水剤は、ひび割れし難く、かつ、法面に強固に定着しているので、法面の防草効果も発揮する。さらに、止水剤を、集水パイプの一端から、集水パイプの内部に僅かに掛かるように塗布すれば、アンカー効果により、止水剤を法面に強固に定着させることができる。
以下、本発明を実施した法面の処理方法について詳細に説明する。
図1は、本発明の法面の処理方法の一実施形態を示す概略断面図である。図2は、図1の破線で囲んだ領域Aを拡大した図である。
図1および図2中、符号11は法面、12は集水パイプ、13は不織布、14は止水剤、15は排水溝をそれぞれ示している。
この実施形態の法面の処理方法では、先ず、法面11に集水パイプ12を、この集水パイプ12の一端12aが法面11と同一面上に配されるように埋設する(集水パイプの埋設工程)。
集水パイプ12は、法面11の内部に浸透している水を外部に排出する役割、および、後述の止水剤14を法面11に定着させる役割を果たす。そのため、集水パイプ12を、法面11の内部に出来る限り深く埋設することが好ましい。
集水パイプ12としては、一般的に排水パイプなどに用いられるポリ塩化ビニルなどの樹脂からなり、水により腐食しないパイプが用いられる。
また、集水パイプ12の内径は、60mm程度であることが望ましい。さらに、集水パイプ12の長さ(法面11から、その内部に埋設される長さ)は、3m程度であることが望ましい。
次いで、法面11に不織布13を敷設する(不織布の敷設工程)。
この際、不織布13において、集水パイプ12の一端12aを覆う部分には適当な穴を設けて、集水パイプ12の一端12aを露出させる。また、予め法面11の下部末端に配設された排水溝15内に、不織布13の一端13aが入るように、不織布13を敷設する。
不織布13としては、ガラス繊維、アルミナ繊維などの無機繊維からなる不織布、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維からなる不織布などが用いられる。
次いで、不織布13の表面、および、集水パイプ12の一端12aにプライマーを塗布し、このプライマーを自然乾燥させる(プライマーの塗布、乾燥工程)。
プライマーとしては、エポキシ樹脂系プライマーなどが用いられる。また、プライマーの塗布方法としては、刷毛塗り、スプレー塗り、ロール刷毛塗りなどの種々の方法が用いられる。
次いで、乾燥したプライマーの上に、止水剤14を塗布し、止水剤14の強度が発現した時点で施工を完了する(止水剤の塗布工程)。
この際、図2に示すように、止水剤14を集水パイプ12の一端12aから、集水パイプ12の内部に僅かに掛かるように塗布する。このようにすれば、アンカー効果により、止水剤14を法面11に強固に定着させることができる。
止水剤14としては、ポリウレア樹脂からなるものが用いられる。ポリウレア樹脂とは、変性イソシアネートと特殊変性ポリエーテルアミンとの二成分からなるものであり、この二成分を混合させて、瞬時に化学反応硬化させて得られるものである。
このポリウレア樹脂からなる止水剤14の具体的なものとしては、米国、スペシャリティ・プロダクト・インク社製、商品名「ポリシールド」などが挙げられる。
この止水剤14は、上述の二成分を混合後、2秒〜60秒で硬化する速硬化性であり、湿度による硬化不良がなく、水分の多い下地でも表面に水滴が存在していなければ、塗布可能である。また、得られる樹脂膜の機械的強度、伸びが大きく、不織布13の動きにも追従でき、不織布13に対する接着性も高い。さらに、酸、アルカリ、オゾン、塩素などの薬品に対しても高い耐久性を示し、無溶剤系であり、塗布作業時に、作業者を有機溶媒蒸気に曝すことがなく、安全である。
この止水剤14の塗布は、変性イソシアネートと特殊変性ポリエーテルアミンとを別々にスプレーガンに加温状態で送り込み、スプレーガン内でこの二成分を混合し、直ちに吹き付ける方法が用いられる。
このようにして形成された止水剤14の厚みは、特に限定されないが、通常1mm〜5mm程度とされる。
この実施形態の法面の処理方法によれば、法面11の内部に浸透した水分を集水パイプ12および不織布13を介して、法面11の下部末端に設けられた排水溝15に効率的に排出することができるから、この水分により止水剤14にひび割れが生じることを防止することができる。また、止水剤14は、集水パイプ12の一端12aから、集水パイプ12の内部に僅かに掛かるように塗布されているから、アンカー効果により、止水剤14は法面11に強固に定着している。したがって、止水剤14のひび割れによって美観を損なうことや、止水剤14が崩落することがなく、効果的に法面11の崩壊を防止することができる。また、止水剤14は、ひび割れし難く、かつ、法面11に強固に定着しているので、法面11の防草効果も発揮する。
本発明の法面の処理方法の一実施形態を示す概略断面図である。 図1の破線で囲んだ領域Aを拡大した図である。
符号の説明
11・・・法面、12・・・集水パイプ、13・・・不織布、14・・・止水剤、15・・・排水溝。

Claims (2)

  1. 法面の崩壊を防止する法面の処理方法であって、
    前記法面に集水パイプを、該集水パイプの一端が前記法面と同一面上に配されるように埋設した後、前記法面に不織布を敷設し、前記不織布の表面、および、前記集水パイプの一端にプライマーを塗布して、該プライマーを乾燥した後、該プライマー上にポリウレア樹脂からなる止水剤を塗布することを特徴とする法面の処理方法。
  2. 前記ポリウレア樹脂からなる止水剤は、二液混合熱硬化型であることを特徴とする請求項1記載の法面の処理方法。

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