JP2007277303A - 塗装面用洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた洗浄力を有する塗装面用洗浄剤を提供すること。
【解決手段】塗装面用洗浄剤として、プロピレングリコールエーテル(1)と、アニオン性界面活性剤と、アルカリ性化合物とを含有させる。そのため、本発明の塗装面用洗浄剤によれば、優れた洗浄力を有し、塗装面に付着する汚れを、確実に除去することができる。その結果、自動車などの車両において、洗浄後の仕上がりが良好な塗装面を供することができる。
Figure 2007277303

【選択図】なし

Description

本発明は、塗装面用洗浄剤、詳しくは、自動車などの車両の塗装面の洗浄に用いられる塗装面用洗浄剤に関する。
従来より、自動車など車両の塗装面においては、洗浄剤を用いて、塗装面を洗浄することにより、その塗装面に付着する汚れを除去している。
このような洗浄剤として、例えば、芳香族単環化合物、下記一般式(10)で示されるグリコールエーテル化合物、下記一般式(11)で示されるエチレングリコール系化合物、および、アルカリ金属水酸化物を含有する洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
Figure 2007277303

(一般式(10)中、R11は、炭素数1〜8の炭化水素基、jは1〜8の整数である。)
Figure 2007277303

(一般式(11)中、mは1〜8の整数である。)
特開平9−263792号公報
しかし、特許文献1に記載される洗浄剤組成物では、グリコールエーテル化合物(10)およびエチレングリコール系化合物(11)を含有するため、洗浄力が十分でないという不具合がある。
本発明の目的は、優れた洗浄力を有する塗装面用洗浄剤を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の塗装面用洗浄剤は、下記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルと、アニオン性界面活性剤と、アルカリ性化合物とを含有していることを特徴としている。
Figure 2007277303
(一般式(1)中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基、アセチル基、または、フェニル基を示す。Rは、水素原子、メチル基、または、アセチル基を示す。nは、1〜3の整数を示す。)
また、本発明の塗装面用洗浄剤では、前記プロピレングリコールエーテルは、水100gに対する溶解度が、20g以下であることが好適である。
また、本発明の塗装面用洗浄剤では、前記アニオン性界面活性剤が、スルホコハク酸系化合物であることが好適である。
また、本発明の塗装面用洗浄剤では、さらに、水を含有していることが好適である。
また、本発明の塗装面用洗浄剤では、さらに、増粘剤を含有していることが好適である。
また、本発明の塗装面用洗浄剤では、さらに、仕上げ剤を含有していることが好適である。
本発明の塗装面用洗浄剤は、プロピレングリコールエーテルと、アニオン性界面活性剤と、アルカリ性化合物とを含有している。そのため、本発明の塗装面用洗浄剤によれば、優れた洗浄力を有し、塗装面に付着する汚れを、確実に除去することができる。
その結果、自動車などの車両において、洗浄後の仕上がりが良好な塗装面を供することができる。
本発明の塗装面用洗浄剤は、下記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルと、アニオン性界面活性剤と、アルカリ性化合物とを含有している。
Figure 2007277303
(一般式(1)中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基、アセチル基、または、フェニル基を示す。Rは、水素原子、メチル基、または、アセチル基を示す。nは、1〜3の整数を示す。)
上記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルにおいて、Rは、例えば、炭素数1〜4のアルキル基、アセチル基、または、フェニル基である。
における炭素数1〜4のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基などが挙げられる。好ましくは、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基が挙げられる。
これらRのうち、好ましくは、炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
上記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルにおいて、Rは、例えば、水素原子、メチル基、または、アセチル基である。
これらRのうち、好ましくは、水素原子が挙げられる。
上記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルにおいて、nは、例えば、1〜3の整数である。
上記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルとしては、市販品を用いることができ、例えば、ダワノールPシリーズ(ダウ・ケミカル日本(株)製)が挙げられる。
これらプロピレングリコールエーテルのうち、好ましくは、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル(ダワノールDPnP)、プロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールPnB)、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールDPnB)、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールTPnB)が挙げられる。
また、上記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルは、水100gに対する溶解度が、例えば、20g以下、好ましくは、3〜10gである。溶解度が、上記範囲より高い場合には、塗装面用洗浄剤の洗浄力が低下する場合があり、また、臭気が強く、使用者に影響を及ぼす場合がある。
上記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルは、単独または併用して用いられる。
また、一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルに、炭素数が1〜3の低級アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール(IPA)など)などを、必要により併用して用いることもできる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウムなどのラウリル硫酸系化合物、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのドデシルベンゼンスルホン酸系化合物、例えば、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンラウリル硫酸系化合物、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸系化合物、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウムなどのポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸系化合物、例えば、スルホコハク酸系化合物などが挙げられる。好ましくは、スルホコハク酸系化合物が挙げられる。
スルホコハク酸系化合物としては、例えば、ビスアルキルスルホコハク酸とカチオンとの塩などが挙げられる。
ビスアルキルスルホコハク酸におけるアルキル基としては、例えば、炭素数1〜10の直鎖または分岐のアルキル基であって、より具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、n−へプチル基、n−オクチル基、2−エチルへキシル基、イソオクチル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基などが挙げられる。好ましくは、2−エチルへキシル基やn−オクチル基などが挙げられる。
スルホコハクサン系化合物を形成するカチオンとしては、例えば、カリウムイオン、ナトリウムイオンなどの無機カチオン、例えば、アンモニウムイオンや、1級アミン、2級アミンまたは3級アミンのカチオンなどの有機カチオンなどが挙げられる。好ましくは、カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオンが挙げられる。
これらスルホコハク酸系化合物としては、市販品を用いることができ、例えば、日本油脂(株)のカタログ(1998年10月版、第30頁)に記載されている陰イオン界面活性剤・ラピゾールシリーズや、特殊スルホサクシネート・リカコールシリーズ(東邦理化(株)製)などが挙げられる。
これらスルホコハク酸系化合物のうち、好ましくは、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムが挙げられる。
これらアニオン性界面活性剤は、単独または併用して用いられる。
アルカリ性化合物としては、例えば、無機アルカリ化合物、アミン化合物などが挙げられる。
無機アルカリ化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどアルカリ金属の水酸化物、例えば、炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属の炭酸塩などが挙げられる。
アミン化合物としては、例えば、アンモニア(NH、沸点(気圧101.3kPaにおける沸点。以下、単に、沸点という。)−33.35℃)、例えば、モノエタノールアミン(MEA、沸点171℃)、ジエタノールアミン(DEA、沸点269.1℃)、トリエタノールアミン(TEA、沸点360℃)などのアルカノールアミン類、例えば、モルホリン(Mo、沸点128.3℃)などが挙げられる。
これらアルカリ性化合物のうち、好ましくは、仕上がり時間の観点から、アミン化合物が挙げられ、また、このようなアミン化合物のうち、好ましくは、アンモニアよりも臭気の弱いモルホリン、モノエタノールアミンが挙げられる。
アルカリ性化合物の沸点は、特に制限されず、例えば、250℃以下、好ましくは、180℃以下、通常、100℃以上である。アルカリ性化合物の沸点が、上記範囲より高い場合には、洗浄後において、塗装面用洗浄剤が塗装面に残存しやすく、仕上がり時間が遅くなる場合がある。
これらアルカリ性化合物は、単独または併用して用いられる。
このようなアルカリ性化合物を配合すれば、洗浄後の塗装面から塗装面用洗浄剤が素早く消失するという、優れた仕上がり早さを有する塗装面用洗浄剤を得ることができる。
また、このようなアルカリ性化合物を配合することにより、塗装面用洗浄剤のpHを、人体に影響を及ぼさない範囲(例えば、pH9.5〜10.5程度の弱アルカリ性)で、適宜調節することができる。
また、本発明の塗装面用洗浄剤には、水および増粘剤を配合することもできる。
増粘剤としては、例えば、ポリアクリル酸系化合物、澱粉類、デキストリン、アルギン酸ソーダ、カゼイン、ゼラチン、ベントナイトタラガム、グアガム、キサンタンガム、ローストガム、ポリビニルアルコール、セルロース類(例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロースあるいはヒドロキシセルロースなど)などが挙げられる。好ましくは、キサンタンガムが挙げられる。
これら増粘剤は、単独または併用して用いられる。
このような増粘剤を配合することにより、例えば、トリガースプレーなどを用いた噴霧により、塗装面用洗浄剤を塗装面に塗布する場合に、噴霧された塗装面用洗浄剤の粒が、飛沫となり飛び散って使用者に接触することを防止して、均一な霧状として塗装面用洗浄剤を噴霧することができる。また、塗布後における塗装面用洗浄剤の塗装面への定着性の向上を図ることもできる。
また、本発明の塗装面用洗浄剤には、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、仕上げ剤、金属封鎖剤、防腐剤など、塗装面用洗浄剤に用いられる公知の添加剤を添加することもできる。
仕上げ剤としては、例えば、シリコーン系、動物性油脂系または植物性油脂系の、水溶液またはエマルションなどが挙げられ、好ましくは、シリコーン系エマルション(例えば、シリコーンオイルエマルション)が挙げられる。
このような仕上げ剤を添加することにより、塗装面用洗浄剤の仕上がり早さの向上を図ることができる。
金属封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、または、これらのナトリウムなどの金属塩が挙げられ、好ましくは、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA−2Na)が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、窒素系有機化合物が挙げられ、このような窒素系有機化合物としては、市販されているものが用いられ、より具体的には、防腐剤OBシリーズ((株)パーマケム・アジア製)などが挙げられる。
これら添加剤は、適宜、単独または併用して用いられる。
本発明の塗装面用洗浄剤において、これら各成分(プロピレングリコールエーテル、必要により配合される低級アルコール、アニオン性界面活性剤、アルカリ性化合物、必要により配合される水、必要により配合される増粘剤、および、必要により添加される添加剤)の配合割合は、プロピレングリコールエーテル100重量部に対して、必要により配合される低級アルコールが、0〜4000重量部、好ましくは、300〜1500重量部、アニオン性界面活性剤が、例えば、10〜1000重量部、好ましくは、10〜200重量部、アルカリ性化合物が、例えば、200重量部以下、好ましくは、1〜50重量部、必要により配合される水が、例えば、400〜20000重量部、好ましくは、1500〜9000重量部、必要により配合される増粘剤が、例えば、0〜100重量部、好ましくは、3〜50重量部、必要により添加される添加剤において、仕上げ剤が、例えば、0〜1000重量部、好ましくは、10〜500重量部、金属封鎖剤が、例えば、0.05〜100重量部、好ましくは、1〜50重量部、防腐剤が、例えば、0.05〜200重量部、好ましくは、1〜100重量部である。
そして、本発明の塗装面用洗浄剤は、上記した各成分を配合し、公知の方法により混合して、溶解または分散することにより、調製することができる。
そして、本発明の塗装面用洗浄剤を使用するには、例えば、汚れが付着している自動車などの車両の塗装面に、この塗装面用洗浄剤を、トリガースプレーにより噴霧する方法など、公知の方法により塗布して、布やスポンジなどで塗装面の汚れを拭き取ることにより、塗装面を洗浄する。
また、例えば、この塗装面用洗浄剤を、まず、布やスポンジなどに含浸させて、次いで、この塗装面用洗浄剤が含浸された布やスポンジなどにより、自動車などの車両の塗装面の汚れを、拭き取ることにより、塗装面を洗浄することもできる。
そして、本発明の塗装面用洗浄剤は、上記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルと、アニオン性界面活性剤と、アルカリ性化合物とを含有している。
そのため、本発明の塗装面用洗浄剤は、優れた洗浄力を有し、塗装面に付着する汚れを、確実に除去することができる。また、洗浄後の塗装面において、本発明の塗装面用洗浄剤を素早く消失させることができる。
その結果、自動車などの車両において、仕上がり早さに優れ、かつ、洗浄後の仕上がりが良好な塗装面を供することができる。
なお、通常の塗装面用洗浄剤では、塗装面用洗浄剤を用いて塗装面を拭き取った後、水洗する必要があるが、本発明の塗装面用洗浄剤では、塗装面を拭き取った後、水洗する必要がない。そのため、簡易な方法で、本発明の塗装面用洗浄剤を用いて、塗装面を洗浄することができる。
実施例1
ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールDPnB、溶解度5(g/水100g)、ダウ・ケミカル日本(株)製)3重量部およびイソプロピルアルコール(トクヤマ(株)製)10重量部と、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム(ラピゾールA−80、日本油脂(株)製)1重量部と、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(金属封鎖剤、EDTA−2Na、キレストB、キレスト(株)製)0.2重量部と、窒素系有機化合物(防腐剤、パーマケムOB−2、パーマケム・アジア(株)製)0.1重量部と、モノエタノールアミン(MEA、90重量%水溶液、(株)日本触媒製)0.33重量部と、水85.37重量部とを配合して、混合して溶解することにより、塗装面用洗浄剤を得た。
実施例2
さらに、キサンタンガム(増粘剤、ケルザンAR、三晶(株)製)0.1重量部とを用い、水85.37重量部に代えて、水85.27重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
実施例3
さらに、キサンタンガム(増粘剤、ケルザンAR、三晶(株)製)0.1重量部と、シリコーンオイルエマルション(仕上げ剤、KM−893、信越化学工業(株)製)3重量部とを用い、水85.37重量部に代えて、水82.27重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
実施例4
ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム(ラピゾールA−80、日本油脂(株)製)1重量部に代えて、オレイン酸カリウム(FR−14、花王(株)製)1重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
実施例5
モノエタノールアミン(MEA、90重量%水溶液、(株)日本触媒製)0.33重量部に代えて、水酸化ナトリウム(東京応化(株)製)0.033重量部を用い、さらに、キサンタンガム(増粘剤、ケルザンAR、三晶(株)製)0.1重量部とを用い、水85.37重量部に代えて、水85.567重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
比較例1
ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールDPnB、溶解度5(g/水100g)、ダウ・ケミカル日本(株)製)3重量部に代えて、トリエチレングリコール(エチレングリコールエーテル、溶解度∞(g/水100g)、(株)日本触媒製)3重量部を用い、モノエタノールアミン(MEA、90重量%水溶液、(株)日本触媒製)用いなかった以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
比較例2
ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールDPnB、溶解度5(g/水100g)、ダウ・ケミカル日本(株)製)を用いず、モノエタノールアミン(MEA、90重量%水溶液、(株)日本触媒製)を用いず、水85.37重量部に代えて、水88.70重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
比較例3
ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム(ラピゾールA−80、日本油脂(株)製)1重量部に代えて、アルキルグルコシド(ノニオン性界面活性剤、プランタケア2000UP、コグニス・ジャパン(株)製)1重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
比較例4
モノエタノールアミン(MEA、90重量%水溶液、(株)日本触媒製)を用いず、水85.37重量部に代えて、水85.70重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
比較例5
ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールDPnB、溶解度5(g/水100g)、ダウ・ケミカル日本(株)製)3重量部に代えて、プロピレングリコールメチルエーテル(ダワノールPM、溶解度∞(g/水100g)、ダウ・ケミカル日本(株)製)3重量部を用い、モノエタノールアミン(MEA、90重量%水溶液、(株)日本触媒製)を用いず、水85.37重量部に代えて、水85.70重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装面用洗浄剤を得た。
(評価)
1) 洗浄性
各実施例および各比較例の塗装面用洗浄剤を、汚れが付着している自動車の塗装面に、トリガースプレーにより塗布し、次いで、その塗装面の汚れを布で拭き取ることにより、洗浄した。次いで、洗浄後の塗装面の汚れを、目視により観察した。その結果を、表1に示す。
2) 仕上がり早さ
上記1)の洗浄性の評価において、洗浄後における、塗装面上に残存する塗装面用洗浄剤が、塗装面から消失するまでの時間を計測することにより、仕上がり早さを評価した。その結果を、表1に示す。
3) 垂直面における付着性
各実施例および各比較例の塗装面用洗浄剤を、垂直となるように設けられている自動車の塗装面に、トリガースプレーにより塗布して、塗布された塗装面用洗浄剤を目視により観察した。その結果を、表1に示す。
4) 臭い
各実施例および各比較例の塗装面用洗浄剤の臭いを、官能テストにより評価した。その結果を、表1に示す。
Figure 2007277303
なお、表1において、「洗浄性」の欄中、
◎は、汚れが残らなかった
○は、ほとんど汚れが残らなかった
△は、わずかに汚れが残った
×は、汚れが残ったことを示し、
「仕上がり早さ」の欄中、
◎は、洗浄後、直ちに、塗装面用洗浄剤が消失した
○は、洗浄後、5秒未満の間に、塗装面用洗浄剤が消失した
△は、洗浄後、5秒以上10秒未満の間に、塗装面用洗浄剤が消失した
×は、洗浄後、10秒以上経過しても、塗装面用洗浄剤が残存したことを示し、
「垂直面における付着性」の欄中、
◎は、塗装面用洗浄剤が、わずかしか液だれしなかった
△は、塗装面用洗浄剤の約半分が、液だれしたことを示し、
「臭い」の欄中、
○は、臭気を感じなかった
△は、わずかな臭気を感じたことを示す。

Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で示されるプロピレングリコールエーテルと、アニオン性界面活性剤と、アルカリ性化合物とを含有していることを特徴とする、塗装面用洗浄剤。
    Figure 2007277303
    (一般式(1)中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基、アセチル基、または、フェニル基を示す。Rは、水素原子、メチル基、または、アセチル基を示す。nは、1〜3の整数を示す。)
  2. 前記プロピレングリコールエーテルは、水100gに対する溶解度が、20g以下であることを特徴とする、請求項1に記載の塗装面用洗浄剤。
  3. 前記アニオン性界面活性剤が、スルホコハク酸系化合物であることを特徴とする、請求項1または2に記載の塗装面用洗浄剤。
  4. さらに、水を含有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の塗装面用洗浄剤。
  5. さらに、増粘剤を含有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の塗装面用洗浄剤。
  6. さらに、仕上げ剤を含有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の塗装面用洗浄剤。
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