JP2007276513A - 電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の車載装置を起動させる電源制御装置では、イグニションスイッチがオンされる前にコンピュータを起動させるための電源として、主電源とは異なる補助バッテリを別途設ける必要があり、部品点数が多くなっていた。
【解決手段】 バッテリ電源11と、メイン制御回路12と、ドアの開閉または解錠に伴い、前記メイン制御回路12を起動させるための起動信号を発生する起動回路13と、前記起動回路13から出力される起動信号に基づき、バッテリ電源11とメイン制御回路12とを接続する第1の電源スイッチSW1と、前記第1の電源スイッチSW1によりバッテリ電源11とメイン制御回路12とが接続された後に、メイン制御回路12からの出力信号に基づいて、該バッテリ電源11とメイン制御回路12とを接続する第2の電源スイッチSW2とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イグニッションスイッチをオンする前に、車両制御用のコンピュータを起動可能とする電源制御装置の構成に関する。
一般的に、車両に搭載される電気制御式のブレーキシステムやカーナビゲーション装置等といった車載装置においては、これらの車載装置の動作を制御するためのコンピュータの起動に、ある程度の時間(例えば数十秒)を要する。
従って、ユーザーがイグニッションスイッチをオンしたときにコンピュータの起動を開始するように構成した場合、車両に乗り込んだユーザーは、イグニッションスイッチをオンしてからコンピュータの起動が完了するまで長時間待つ必要があるため、ユーザーにとってストレスの原因となる場合があった。
そこで、ユーザーが車両へ乗り込む際に、車載装置が初期起動を行っている間の待ち時間を減少させる電源制御装置が考案されている。
例えば、特許文献1に示す電源制御装置においては、車両のドアが解錠されたことを開錠検知手段が検知したことに対応して、補助バッテリからコンピュータに対する電力供給を開始して当該コンピュータを起動させ、補助バッテリによる電力供給がされている間に、イグニションスイッチがオフからオンへ切り変えられた旨をイグニションキー検知手段が検知すると、電源切り替え手段が、補助バッテリからの電力供給を停止するとともに、主電源によるコンピュータへの電力供給を開始するように構成している。
特開2004−161263号公報
前述の特許文献1に示す技術のように、車両のドアの鍵が開けられたときに補助バッテリを用いて車載装置のコンピュータを起動させ、イグニションスイッチがオンされるとコンピュータへの電源供給源を主電源に切り換えることで、車載装置の初期起動時における待ち時間を減少させて、車両へ乗り込んだユーザーのストレスを低減することが可能となっている。
しかし、特許文献1に示す技術では、コンピュータを起動させるための電源として、主電源とは異なる補助バッテリを別途設ける必要があり、部品点数が多くなっていた。
また、車載装置の初期起動時に、主電源とコンピュータとを接続するイグニションスイッチのオンオフ動作のチェックを行うことができなかったので、例えば、イグニションスイッチのオン状態での固着や、コンピュータの制御回路の誤動作等の発生により、コンピュータへの電源供給をオフすることができなくなって、車載装置の動作を停止することができず、主電源のバッテリ上がりを誘発する原因となるおそれがあった。
上記課題を解決する電源制御装置は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載のごとく、電源と、メイン制御回路部と、ドアの開閉または解錠に伴い、前記メイン制御回路部を起動させるための起動信号を発生する起動回路部と、前記起動回路部から出力される起動信号に基づき、電源とメイン制御回路部とを接続する第1の電源スイッチと、前記第1の電源スイッチにより電源とメイン制御回路部とが接続された後に、メイン制御回路部からの出力信号に基づいて、該電源とメイン制御回路部とを接続する第2の電源スイッチとを備える。
これにより、このように、車両のドアの開閉や解錠に伴って第1の電源スイッチをオンして保持することで、車両のユーザーがイグニッションスイッチをオンする前に、車載装置を起動することができ、ユーザーが車両へ乗りこむ際の、車載装置の初期起動時における待ち時間を減らすことができ、ユーザーのストレスを低減することができる。
特に、車載装置を初期起動させる際、第1の電源スイッチをオンするために、メイン電源とは別の補助電源を設ける必要がないので、部品点数の削減を図ることができる。
また、請求項2記載のごとく、前記メイン制御回路部は、前記第1の電源スイッチおよび第2の電源スイッチの少なくとも一方の電源スイッチがオンした状態で、他方の電源スイッチの動作チェックを行う。
これにより、少なくとも他方の電源スイッチがオン状態で固着してオフできなくなる等の異常事態の発生を予防することができる。
また、請求項3記載のごとく、前記電源制御回路は、さらに前記メイン制御回路部の動作を監視する監視回路部を備え、前記監視回路部によりメイン制御回路部の動作異常を検出すると、第1の電源スイッチと第2の電源スイッチとの何れか、または両方をオフする。
これにより、該制御回路部の動作に異常が生じたとき等に、迅速かつ確実に第1の電源スイッチと第2の電源スイッチとの何れか、または両方をオフすることができ、メイン制御回路から電源を遮断することができなくなるといった事態を回避することができる。
本発明によれば、第1の電源スイッチをオンするために、メイン電源とは別の補助電源を設けることが必要でないので、部品点数の削減を図りつつ、ユーザーが車両へ乗りこむ際の、車載装置の初期起動時における待ち時間を減らすことができ、ユーザーのストレスを低減することができる。
本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる電源制御装置1は、車両に搭載される電気制御式のブレーキシステムやカーナビゲーション装置等といった車載装置の制御回路部の起動を行うものであり、バッテリ電源11と、メイン制御回路12と、車両のドアの開閉に伴い、前記メイン制御回路12の起動信号を発生する起動回路13と、前記起動回路13から出力される起動信号に基づき、バッテリ電源11とメイン制御回路12とを接続する第1の電源スイッチSW1と、前記第1の電源スイッチSW1によりバッテリ電源11とメイン制御回路12とが接続された後に、メイン制御回路12からの出力信号に基づいて、該バッテリ電源11とメイン制御回路12とを接続する第2の電源スイッチSW2とを備えている。
前記メイン制御回路12は、第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2を介してバッテリ電源11と接続される電源回路12aと、車載装置の動作を制御する制御回路12bと、車載装置を駆動するための駆動回路12cとを備えている。
また、前記起動回路13は、該起動回路13に入力されるドアの開閉信号を検出する開閉信号検出器13aと、ドアの開閉信号を検出して前記第1の電源スイッチSW1をオンした際に、該第1の電源スイッチSW1のオン状態を保持する保持回路13bとを備えている。
また、電源制御装置1は、メイン制御回路12の動作を監視するための監視回路14を備えており、該監視回路14は、制御回路12b等が正常に動作しているかの監視を行う制御監視部14aと、第1の電源スイッチSW1を通じて電源回路12aに入力される電源電圧および第2の電源スイッチSW2を通じて電源回路12aに入力される電源電圧を監視する電圧監視部14bとを備えている。
このように構成される電源制御装置1は、次のように起動および動作を行う。
図2に示すように、まず、電源制御装置1においては、車両のドアの開閉があったか否かの判定がなされ、ドアが開閉されるとドア開閉信号が起動回路13に入力され、開閉信号検出器13aにより検出される(S01)。この場合、ドア開閉信号は、ドアが開いたとき、閉じたとき、開いた後に閉じるといった一連の動作があったとき、またはドアが解錠されたとき等に出力されるようにしている。
開閉信号検出器13aがドア開閉信号を検出すると、第1の電源スイッチSW1がオンされ、起動回路13の保持回路13bにより該第1の電源スイッチSW1のオン状態が保持される(S02)。
第1の電源スイッチSW1がオンすることでメイン制御回路12が起動し、該メイン制御回路12の制御回路により、第2の電源スイッチSW2が正常に動作するか否かの確認が行われる(S03)。
この第2の電源スイッチSW2の動作確認は、制御回路12bにより第2の電源スイッチSW2をオンオフ動作させているときの、該第2の電源スイッチSW2の下流側の電圧値を、前記監視回路14における電圧監視部14bにより監視することで行われ、オンオフ動作に対応して電圧変化が見られる(例えば、第2の電源スイッチSW2がオンすると監視電圧がバッテリ電源11の電圧まで上昇し、第2の電源スイッチSW2がオフすると監視電圧が0V付近まで低下する)場合に、第2の電源スイッチSW2が正常動作していると判断する。
また、メイン制御回路12の起動時には、監視回路14の制御監視部14aにより、メイン制御回路12の制御回路12bが正常に動作しているかどうかを監視している(S03)。
前記制御回路12bの監視、および第2の電源スイッチSW2の動作確認の結果、制御回路12bおよび第2の電源スイッチSW2が正常に動作していた場合は、該第2の電源スイッチSW2をオンして、そのオン状態を保持する(S04)。
この第2の電源スイッチSW2のオン動作は、第2の電源スイッチSW2をオンすることを許可する旨の信号が監視回路14から出力されている状態で、第2の電源スイッチSW2をオン動作させるための制御信号を制御回路12bから出力することで行われる。
一方、電源制御装置1においては、前記ステップS03にて、第2の電源スイッチSW2および制御回路12bの少なくとも何れか一方が正常に動作しなければ異常であると判断して、第1の電源スイッチSW1の保持状態を解除する解除信号を監視回路14から保持回路13bに出力し、該第1の電源スイッチSW1をオフする(S11)。
この場合、異常が発生したことを示すアラームを監視回路14等から出力するように構成することも可能である。
第2の電源スイッチSW2をオンした後は、監視回路14の制御監視部14aにて、メイン制御回路12の制御回路12bが正常に動作しているかを常時監視し(S05)、制御回路12bが正常に動作していれば、所定処理終了後に前記解除信号を監視回路14または制御回路12bから保持回路13bに出力して、第1の電源スイッチSW1をオフし、第2の電源スイッチSW2のみを通じてバッテリ電源11からメイン制御回路12への電源供給を行う(S06)。
第1の電源スイッチSW1をオフした際には、監視回路14の電圧監視部14b等により、該第1の電源スイッチSW1が確実にオフされているかどうかの確認を行う。
また、第1の電源スイッチSW1をオフして第2の電源スイッチSW2のみを通じての電源供給が可能となったときに、第1の電源スイッチSW1をオンオフ動作させて、第2の電源スイッチSW2の動作確認の場合と同様に、該第1の電源スイッチSW1が正常に動作するか否かの確認を行うこともできる。
また、ステップS05にて、制御回路12bの動作に異常があった場合には、第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2の両方をオフして、メイン制御回路12が起動する前の初期状態へ戻る(S12)。
前述のように、ステップS06にて第1の電源スイッチSW1をオフし、第2の電源スイッチSW2のみでの電源供給を行うようになった時点で、電源制御装置1により制御される車載装置の起動処理が終了し、次にユーザーによりイグニッションスイッチがオンされて、車載装置の通常動作が行われる。
その後、ユーザーによりイグニッションスイッチがオフされると、イグニッションスイッチがオフされてから所定時間が経過した後に、メイン制御回路12の全ての制御を終了して、第2の電源スイッチSW2をオフする(S07)。
以上のように、電源制御装置1においては、第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2の制御は、次の表1に示すように行われている。
Figure 2007276513
つまり、まず第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2の両方がオフとなっている電源制御回路1のオフ時に、開閉信号検出器13aがドア開閉信号を検出すると、第1の電源スイッチSW1がオンされる(この時点では第2の電源スイッチSW2はオフのまま)。
次に、電源制御回路1の起動途中におけるプリチェック時には、第1の電源スイッチSW1のオン状態が継続されるとともに、第2の電源スイッチSW2のオンオフ動作を繰り返し行い、動作確認を行う。
その後、第2の電源スイッチSW2の動作確認等、プリチェックが終了すると、第1の電源スイッチSW1は制御回路12bまたは監視回路14からの解除信号を受けてオフされ、第2の電源スイッチSW2はオンされて、そのオン状態が確定される。
また、監視回路14により制御回路12bの異常が検知された場合には、その制御の内容に応じて、第2の電源スイッチSW2がオン制御またはオフ制御される。
このように、車両のドアの開閉や解錠に伴って第1の電源スイッチSW1をオンして保持することで、車両のユーザーがイグニッションスイッチをオンする前に、電源制御回路1(メイン制御回路12)を起動することができ、ユーザーが車両へ乗りこむ際の、車載装置の初期起動時における待ち時間を減らすことができ、ユーザーのストレスを低減することができる。
また、第1の電源スイッチSW1をオンするために、メイン電源となるバッテリ電源11とは別の補助電源を設ける必要がないので、部品点数の削減を図ることができる。
また、メイン制御回路12は、並列に設けられた第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2によりバッテリ電源11と接続可能であるので、第1の電源スイッチSW1をオンしてメイン制御回路12への電源供給を確保している間に、第2の電源スイッチSW2の動作チェックを行うことが可能であり、該第2の電源スイッチSW2が固着してオフできなくなる等の異常事態の発生を予防することができる。
また、第2の電源スイッチSW2は、イグニッションスイッチによらずメイン制御回路12の制御回路12bから出力される制御信号によりオンされるため、イグニッションスイッチから独立した電源系を確保することができる。
さらに、メイン制御回路12の制御回路12bから解除信号を出力して、第1の電源スイッチSW1のオン保持を解除するようにしているので、例えば、タイマー等を用いてオン保持を解除するように構成した場合のように、第2の電源スイッチSW2のオンが確定していないプリチェック時に、誤って第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2の両方を同時にオフしてしまう、といったことを防止できる。
また、車載装置の起動・制御や第1の電源スイッチSW1のオン保持解除を行うメイン制御回路12の制御回路12bを監視回路14により監視しておくことで、該制御回路12bの動作に異常が生じたとき等に、迅速かつ確実に第1の電源スイッチSW1をオフすることができ、メイン制御回路12から電源を遮断することができなくなる事態を回避することができる。
また、前記電源制御回路1においては、図3に示すように、メイン制御回路12における駆動回路12cへの電源供給を、第2の電源スイッチSW2のみから行うように構成することもできる。
つまり、図1に示した前記電源制御回路1のメイン制御回路12に、電源回路12aに加えて電源回路12dを設け、該電源回路12dを駆動回路12cおよび第2の電源スイッチSW2に接続している。なお、制御回路12bには、図1の場合と同様に、第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2の両方が接続されている。
このように構成することで、例えば駆動回路12cにて消費する電流が大きい場合には、第2の電源スイッチSW2のみを大電流用のスイッチとして、第1の電源スイッチSW1に小さなスイッチを用いることが可能となり、電源制御回路1の小型化および低コスト化を図ることが可能となる。
また、図4に示す電源制御回路1は、メイン制御回路12に一つの電源回路12aのみを設けつつ、駆動回路12cへの電源供給を、第2の電源スイッチSW2のみから行うように構成している。
つまり、第1の電源スイッチSW1と電源回路12aとをダイオードD1を介して接続するとともに、第2の電源スイッチSW2と電源回路12aとをダイオードD2を介してし、さらに第2の電源スイッチSW2とダイオードD2との間に駆動回路12cを接続した構成となっている。
なお、ダイオードD1およびダイオードD2は、それぞれ第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2から電源回路12a側へ電流が流れる方向に接続されている。
このように構成することで、図4に示した電源制御回路1に比べて電源回路を一つ省略しつつ、駆動回路12cへの電源供給を第2の電源スイッチSW2のみから行うように構成することが可能となる。
また、図5に示すように、電源制御回路1においては、第2の電源スイッチSW2を、駆動回路12cへの電源供給専用に用いることもできる。
つまり、第2の電源スイッチSW2は、電源回路12dを介して駆動回路12cのみに接続されている。
このように構成することで、電源制御回路1に異常が生じたときに第2の電源スイッチSW2をオフして駆動回路12cへの電源のみを遮断した状態で異常処理を行うことが可能となる。
また、駆動回路12cから生じるノイズが大きくて、制御回路12bに影響を与える可能性が有る場合には、本例のように構成することで、駆動回路12cに対して個別にノイズ対策を施すことができる。
ただし、本例の電源制御回路1では、制御回路12bへの電源供給ラインが第1の電源スイッチSW1のみとなっているため、該第1の電源スイッチSW1をメイン制御回路12の起動中に常にオンさせておく必要がある。
また、電源制御回路1においては、図6に示す電源制御回路1のように、第1の電源スイッチSW1および第2の電源スイッチSW2に加えて、電源回路12aにイグニッションスイッチIGを接続して、該イグニッションスイッチIG通じてでもメイン制御回路12への電源供給を行うことができるように構成することができる。
さらに、図7に示すように、電源制御回路1においては、第1の電源スイッチSW1のオン操作を、ドア開閉信号以外の信号に基づいて行うことができるように構成することもできる。
つまり、図7に示す電源制御回路1は、ドア開閉信号の入力により第1の電源スイッチSW1をオンおよび保持する起動回路13に加えて、ドア開閉信号以外の起動信号の入力により第1の電源スイッチSW1をオンおよび保持する起動回路15を設けている。起動回路13と起動回路15とは同様の構成となっており、第1の電源スイッチSW1は起動回路13および起動回路15の何れかによりオンされる。
起動回路15に入力されるドア開閉信号以外の起動信号としては、例えば、車両のブレーキペダルまたはアクセルペダルがオンされた旨の信号や、ユーザーに携帯されたスマートエントリーシステムのスマートキーから出力される信号等、車両へ乗車する意思または車両を運転する意思があると判断できる信号を用いることができる。
また、前記電源制御回路1は、図8に示すように構成することもできる。
図8に示す電源制御回路1は、バッテリ電源11と、メイン制御回路12と、起動回路13と、ドア開閉信号が入力され、ドアが開いているときにオンする起動スイッチSW3と、起動スイッチSW3がオンされることにより起動回路13に電源供給するスイッチング素子16と、起動回路13によりオンされる第1の電源スイッチSW1とを備えている。
本例の電源制御回路1においては、車両のドア開かれるとドア開閉信号が起動スイッチSW3に入力されて、該起動スイッチSW3がオンされる。起動スイッチSW3のオンによりスイッチング素子16がオンされ、ハイアクティブとなった起動信号Siが起動回路13に入力される。
起動回路13においては、入力された起動信号Siの立ち上がりを開閉信号検出器13aにて検出するとともに、保持回路13bにより第1電源スイッチSW1をオンして保持する。
起動開始時には、保持回路13bはダイオードDaを通じて供給される起動信号Siにより駆動されるが、該保持回路13bにより第1の電源スイッチSW1がオン・保持された後は、バッテリ電源11からの電源が第1の電源スイッチSW1およびダイオードDbを通じて供給されるようになるため、起動信号Siがローアクティブとなっても、保持回路13bはバッテリ電源11により駆動することが可能となっている。
このように、電源スイッチSW1がオン保持されると、バッテリ電源11から第1の電源スイッチSW1を通じて保持回路13bに電源供給がなされるので、制御回路12bから保持回路13bに対して解除信号が出力されるまでの間は、メイン制御回路12の電源系が確保されることとなる。
次に、メイン制御回路12を立ち下げるときには、制御回路12bから保持回路13bに対して解除信号を出力して、第1の電源スイッチSW1をオフさせ、メイン制御回路12への電源供給を停止する。
保持回路13bに対する解除信号が出力されたときに車両のドアが開いていれば、スイッチング素子16がオン状態にあって保持回路13bにハイアクティブな起動信号Siが供給されるため、該保持回路13bにより第1の電源スイッチSW1のオフ状態が保持される。これにより、メイン制御回路12bでは電流は消費されず、起動回路13のみに暗電流が流れることとなり、メイン制御回路12bがオンされているときに比べて暗電流を減少することができる。
また、保持回路13bに対する解除信号が出力されたときに車両のドアが閉じていれば、保持回路13bにも電源供給はなされないので、起動回路13もオフするため、電源制御装置1に流れる暗電流がなくなる。
なお、メイン制御回路12bが停止している状態で、車両のドアが再度開閉操作されると、該メイン制御回路12bは前述の起動時の場合と同様に起動する。
このように、本例の電源制御装置1は、バッテリ電源11だけで起動することができ、イグニッションスイッチとは独立した電源系に構成されているとともに、暗電流の低い起動回路に構成されている。
次に、図8に示した起動回路13の詳細について説明する。
図9に示すように、起動回路13においては、起動信号Siの立ち上がりを検出する開閉信号検出器13aを、起動信号Si、およびディレイにより遅延された起動信号Siを反転した信号が入力されるアンド回路にて構成し、該開閉信号検出器13aの前段にヒステリシス付きの入力コンパレータ13cが接続されており、前記保持回路13bはRS−フリップフロップにて構成されている。
そして、起動信号Siがハイアクティブになると入力コンパレータ13c、開閉信号検出器13a、および保持回路13bに電圧が印加され、保持回路13bに出力が“Hi”となって、第1の電源スイッチSW1がオンされる。
また、解除信号が保持回路13bに入力されると、ダイオードDaを通じての保持回路13bへの電源入力が遮断されるまでの間(起動信号Siがローアクティブとなるまで)、該保持回路13bからの出力は“Lo”を保持することとなり、第1の電源スイッチSW1のオフ状態を保持することが可能となっている。
なお、図9に示す電源制御装置1における起動信号Siの入力ラインでは、入力コンパレータ13cおよび開閉信号検出器13aの後段にダイオードDaを配置しているため、該入力コンパレータ13cおよび開閉信号検出器13aは起動信号Siのみから電源供給を受けている。
しかし、電源制御装置1は、図10に示すように、起動信号Siの入力ラインにおいて、入力コンパレータ13cおよび開閉信号検出器13aの前段にダイオードDaを配置して、該入力コンパレータ13cおよび開閉信号検出器13aが起動信号Siおよびバッテリ電源11の両方から電源供給を受けるように構成することもできる。
この場合の各回路の動作も、図8に示した場合と同様である。
また、図11に示すように、電源制御装置1は、図8に示した構成に対して、第1の電源スイッチSW1と並列に第2の電源スイッチSW2およびイグニッションスイッチIGをさらに設けた構成とすることもできる。
この場合は、例えば第1の電源スイッチSW1がオンされた後、さらに第2の電源スイッチSW2またはイグニッションスイッチIGがオンされると、該第1の電源スイッチSW1がオフされるように構成することができる。
また、第1の電源スイッチSW1をオフするために保持回路13bへ解除信号を出力するタイミングは、タイマー18などを用いた簡易的な構成の回路により設定してもよい。
電源制御装置を示す回路図である。 電源制御装置の初期起動時のフローを示す図である。 電源制御装置の第2の実施形態を示す回路図である。 電源制御装置の第3の実施形態を示す回路図である。 電源制御装置の第4の実施形態を示す回路図である。 電源制御装置の第5の実施形態を示す回路図である。 電源制御装置の第6の実施形態を示す回路図である。 電源制御装置の第7の実施形態を示す回路図である。 図8における電源制御装置の起動回路を示す回路図である。 図8における電源制御装置の起動回路の第2の実施形態を示す回路図である。 電源制御装置の第8の実施形態を示す回路図である。
符号の説明
1 電源制御装置
11 バッテリ電源
12 メイン制御回路
12a 電源回路
12b 制御回路
12c 駆動回路
13 起動回路
13a 開閉信号検出器
13b 保持回路
14 監視回路
14a 制御監視部
14b 電圧監視部

Claims (3)

  1. 電源と、
    メイン制御回路部と、
    ドアの開閉または解錠に伴い、前記メイン制御回路部を起動させるための起動信号を発生する起動回路部と、
    前記起動回路部から出力される起動信号に基づき、電源とメイン制御回路部とを接続する第1の電源スイッチと、
    前記第1の電源スイッチにより電源とメイン制御回路部とが接続された後に、メイン制御回路部からの出力信号に基づいて、該電源とメイン制御回路部とを接続する第2の電源スイッチとを
    備えることを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記メイン制御回路部は、前記第1の電源スイッチおよび第2の電源スイッチの少なくとも一方の電源スイッチがオンした状態で、他方の電源スイッチの動作チェックを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記電源制御回路は、さらに前記メイン制御回路部の動作を監視する監視回路部を備え、
    前記監視回路部によりメイン制御回路部の動作異常を検出すると、第1の電源スイッチと第2の電源スイッチとの何れか、または両方をオフする
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源制御装置。

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