JP2007276425A - プリンタ及び印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリンタに印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮する。
【解決手段】 記録媒体に格納されている画像データの選択指示を入力するための選択手段と、前記選択指示によって前記画像データが選択されると、選択された前記画像データに対する印刷指示が入力される前に、選択された前記画像データを補正するためのソースデータを生成する補正準備手段と、前記ソースデータを保持する保持手段と、選択された前記画像データに対して前記印刷指示が入力されると、選択された前記画像データを、保持されている前記ソースデータを用いて補正することにより、補正画像データを生成する補正手段と、前記補正画像データに基づいて補正画像を印刷する印刷手段と、を備えるプリンタ。
【選択図】 図1
【解決手段】 記録媒体に格納されている画像データの選択指示を入力するための選択手段と、前記選択指示によって前記画像データが選択されると、選択された前記画像データに対する印刷指示が入力される前に、選択された前記画像データを補正するためのソースデータを生成する補正準備手段と、前記ソースデータを保持する保持手段と、選択された前記画像データに対して前記印刷指示が入力されると、選択された前記画像データを、保持されている前記ソースデータを用いて補正することにより、補正画像データを生成する補正手段と、前記補正画像データに基づいて補正画像を印刷する印刷手段と、を備えるプリンタ。
【選択図】 図1
Description
本発明はプリンタ及び印刷方法に関し、特に画像データを自動補正して印刷する一連の処理の高速化技術に関する。
従来、ディジタルカメラで生成された画像データを自動補正して印刷する技術が知られている。ホワイトバランス、コントラスト、明るさなどが適性でない画像データを自動補正するためには、補正対象の画像データの特徴量を解析によって導出する必要がある。画像データの特徴量を導出するための解析では膨大な数の画素を評価しなければならない。
しかし、従来のプリンタでは、印刷指示の入力をトリガとして対象画像データの解析を開始しており、しかもPC(Personal Computer)に比べて低速なプロセッサによって画像データを解析するため、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでに長い時間を要している。
しかし、従来のプリンタでは、印刷指示の入力をトリガとして対象画像データの解析を開始しており、しかもPC(Personal Computer)に比べて低速なプロセッサによって画像データを解析するため、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでに長い時間を要している。
本発明は上述の問題を解決するために創作されたものであって、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮できるプリンタ及び印刷方法の提供を目的とする。
(1)上記目的を達成するためのプリンタは、記録媒体に格納されている画像データの選択指示を入力するための選択手段と、前記選択指示によって前記画像データが選択されると、選択された前記画像データに対する印刷指示が入力される前に、選択された前記画像データを補正するためのソースデータを生成する補正準備手段と、前記ソースデータを保持する保持手段と、選択された前記画像データに対して前記印刷指示が入力されると、選択された前記画像データを、保持されている前記ソースデータを用いて補正することにより、補正画像データを生成する補正手段と、前記補正画像データに基づいて補正画像を印刷する印刷手段と、を備える。
ユーザによる指示の入力間隔はプロセッサの処理時間のスケールからすると非常に長い。このプリンタによると、印刷指示の入力前に入力される画像データの選択指示に応じて画像データを補正するためのソースデータを生成するため、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮することができる。
ユーザによる指示の入力間隔はプロセッサの処理時間のスケールからすると非常に長い。このプリンタによると、印刷指示の入力前に入力される画像データの選択指示に応じて画像データを補正するためのソースデータを生成するため、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮することができる。
(2)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記補正準備手段は、前記画像データが印刷候補として選択されると、選択された前記画像データに対する前記印刷指示が入力される前に、前記ソースデータの生成を開始してもよい。
このプリンタによると、印刷枚数の設定が0から1に変更されるなどして画像データが印刷候補として選択されると、印刷指示が入力されることによってその画像データが印刷対象として確定する前に、画像データを補正するためのソースデータを生成するため、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮することができる。
このプリンタによると、印刷枚数の設定が0から1に変更されるなどして画像データが印刷候補として選択されると、印刷指示が入力されることによってその画像データが印刷対象として確定する前に、画像データを補正するためのソースデータを生成するため、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮することができる。
(3)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記補正準備手段は、前記画像データが印刷候補として選択された後に前記印刷候補から除外されると、前記印刷候補から除外された前記画像データについて保持されている前記ソースデータを破棄してもよい。
このプリンタによると、ソースデータを保持するための記憶資源を効率よく利用することができる。
このプリンタによると、ソースデータを保持するための記憶資源を効率よく利用することができる。
(4)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記補正準備手段は、前記画像データが表示対象として選択されると、選択された前記画像データに対する前記印刷指示が入力される前に、前記ソースデータの生成を開始してもよい。
記録媒体に格納されている画像データを選択的に印刷するためのHMI(Human Machine Interface)では、一般に、画像データに対する表示対象としての選択指示、表示対象の画像データに対する印刷候補としての選択指示、印刷候補の画像データに対する印刷指示の順にユーザの指示を受け付ける。このプリンタによると、画像データが印刷候補として選択される前に、その画像データを補正するためのソースデータを生成するため、画像データが印刷候補として選択されてからその画像データに対する印刷指示が入力されるまでの期間が短い場合であっても、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮することができる。
記録媒体に格納されている画像データを選択的に印刷するためのHMI(Human Machine Interface)では、一般に、画像データに対する表示対象としての選択指示、表示対象の画像データに対する印刷候補としての選択指示、印刷候補の画像データに対する印刷指示の順にユーザの指示を受け付ける。このプリンタによると、画像データが印刷候補として選択される前に、その画像データを補正するためのソースデータを生成するため、画像データが印刷候補として選択されてからその画像データに対する印刷指示が入力されるまでの期間が短い場合であっても、印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間を短縮することができる。
(5)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記補正準備手段は、第一の前記画像データが前記表示対象として選択された後に前記印刷候補として選択されずに、第二の前記画像データが前記表示対象として選択されると、前記第一の画像データについて保持されている前記ソースデータを破棄してもよい。
このプリンタによると、ソースデータを保持するための記憶資源を効率よく利用することができる。
このプリンタによると、ソースデータを保持するための記憶資源を効率よく利用することができる。
(6)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記保持手段は、複数の前記ソースデータをそれぞれ対応する前記画像データに関連付けて保持し、前記補正手段は、前記印刷指示が入力されると、選択された複数の前記画像データのそれぞれを、対応する前記ソースデータを用いて順次補正することにより複数の補正画像データを生成してもよい。
このプリンタによると、複数の画像データに対して印刷指示が入力されてから、それら複数の画像データの印刷処理が完了するまでの期間を、印刷対象画像データの数が多いほど短縮することができる。
このプリンタによると、複数の画像データに対して印刷指示が入力されてから、それら複数の画像データの印刷処理が完了するまでの期間を、印刷対象画像データの数が多いほど短縮することができる。
(7)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記補正準備手段と前記補正手段とは、互いに異なるプロセッサで構成され、前記選択手段は、前記補正画像の印刷実行中に前記選択指示によって前記画像データが選択されると、前記補正画像の印刷実行中に、選択された前記画像データに対する前記印刷指示が入力される前に、前記ソースデータを生成してもよい。
このプリンタによると、印刷実行中であっても、次の印刷候補の画像データを補正するためのソースデータを生成することができるため、次の印刷候補の画像データについて印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間をも短縮することができる。
このプリンタによると、印刷実行中であっても、次の印刷候補の画像データを補正するためのソースデータを生成することができるため、次の印刷候補の画像データについて印刷指示が入力されてから補正画像データが生成され印刷準備が完了するまでの時間をも短縮することができる。
(8)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記ソースデータは、前記画像データをデコードし間引きすることによって生成される縮小画像データであってもよい。
(9)上記目的を達成するためのプリンタにおいて、前記ソースデータは、前記画像データの解析によって導出される統計値であってもよい。
(10)前記ソースデータは、前記画像データの解析によって導出される統計値に基づいて設定される補正制御パラメータであってもよい。
(11)前記ソースデータは、前記画像データを前記補正画像データに変換するための色変換テーブルであってもよい。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。また請求項に記載された方法の各動作の順序は、技術上の阻害要因がない限り、記載順に限定されるものではなく、どのような順番で実行されてもよく、また同時に実行されてもよい。
以下、複数の実施に基づいて本発明の実施の形態を説明する。各実施例において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付された他の実施例の構成要素と対応する。
[第一実施例]
・・プリンタのハードウェア構成
図2は、本発明を適用したプリンタ1の概略構成を示すブロック図である。プリンタ1は、リムーバブルメモリ2からJPEGなどの汎用フォーマットの写真画像データや生画像データを読み込み、自動で色補正された写真画像の印刷が可能な所謂スタンドアロン型プリンタである。
[第一実施例]
・・プリンタのハードウェア構成
図2は、本発明を適用したプリンタ1の概略構成を示すブロック図である。プリンタ1は、リムーバブルメモリ2からJPEGなどの汎用フォーマットの写真画像データや生画像データを読み込み、自動で色補正された写真画像の印刷が可能な所謂スタンドアロン型プリンタである。
外部IF(Inter Face)12は、ディジタルカメラ、PC、カメラ付携帯型電話端末等の外部システムと通信するためのUSBコントローラ、USBコネクタ等を備え、外部システムの記録媒体に格納されている汎用フォーマットの画像データや生画像データや印刷設定パラメータをプリンタ1に入力する。
リムーバブルメモリコントローラ(RMC)3は、図示しないコネクタを介して記録媒体としてのリムーバブルメモリ2に接続され、汎用フォーマットの画像データや生画像データをプリンタ1に入力する。
リムーバブルメモリコントローラ(RMC)3は、図示しないコネクタを介して記録媒体としてのリムーバブルメモリ2に接続され、汎用フォーマットの画像データや生画像データをプリンタ1に入力する。
画像処理PU(Processor Unit)5は、3次元の色変換テーブルを用いた色補正、シャープネス補正、分版処理、ハーフトーニング、インタレース処理等の印刷対象画像データから印刷データを生成するための処理を高速に実行するための専用プロセッサを構成している。
画像処理ユニット5の一部を構成している色変換ブロック6は、CPU4によって指定される元画像データに対しCPU4が生成した色変換テーブルを用いて画像データの色補正を実行することにより、色が自動補正された補正画像データを生成する。色変換ブロック6は補正手段に相当し、ワイヤードロジックで高速に動作するように構成されている。
保持手段としてのRAM10は、プログラムやプログラムの処理対象となるデータ、例えば元画像データや補正画像データや色変換テーブルが一時的に格納される揮発性の記憶媒体である。
画像処理ユニット5の一部を構成している色変換ブロック6は、CPU4によって指定される元画像データに対しCPU4が生成した色変換テーブルを用いて画像データの色補正を実行することにより、色が自動補正された補正画像データを生成する。色変換ブロック6は補正手段に相当し、ワイヤードロジックで高速に動作するように構成されている。
保持手段としてのRAM10は、プログラムやプログラムの処理対象となるデータ、例えば元画像データや補正画像データや色変換テーブルが一時的に格納される揮発性の記憶媒体である。
CPU4は、フラッシュメモリ11に格納されている制御プログラムを実行することにより、プリンタ1の各部を制御して印刷の実行を制御する。制御プログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からフラッシュメモリ11に転送してもよいし、遠隔地のサーバからネットワークを経由してフラッシュメモリ11に転送してもよい。
印刷手段としての印刷ユニット7は、印刷データに基づいてインクジェット方式で用紙に画像を形成するための記録ヘッド、記録ヘッドの往復移動機構、給排紙機構等を備える。尚、印刷方式は、インクジェット方式、レーザ方式、サーマル方式、ドットインパクト方式等のいかなる印刷方式でも採用し得る。
印刷手段としての印刷ユニット7は、印刷データに基づいてインクジェット方式で用紙に画像を形成するための記録ヘッド、記録ヘッドの往復移動機構、給排紙機構等を備える。尚、印刷方式は、インクジェット方式、レーザ方式、サーマル方式、ドットインパクト方式等のいかなる印刷方式でも採用し得る。
表示ユニット9は、メニューや印刷候補の画像を表示するためのLCD等のFPD(Flat Panel Display)、グラフィックコントローラ等を備える。
操作ユニット8は、ユーザのメニュー操作や画像データの選択指示や印刷指示などを受け付けるための各種のボタンを備えている。特定のモードで特定のボタンが押されると、そのモードに応じた各種の指示がプリンタ1に入力される。
操作ユニット8は、ユーザのメニュー操作や画像データの選択指示や印刷指示などを受け付けるための各種のボタンを備えている。特定のモードで特定のボタンが押されると、そのモードに応じた各種の指示がプリンタ1に入力される。
図3は、プリンタ1に備えられる操作パネル30の外観を示す平面図である。操作パネル30には、表示ユニット9のFDP31と操作ユニット8の各種のボタンとが設けられている。ボタン33、34、39、40はメニュー操作のための十字キーを構成している。ボタン37は、確認や決定の指示を入力するためのボタンである。ボタン41は、直前のメニューを呼び出すためのボタンである。ボタン32は補正設定メニューを呼び出すためのボタンである。ボタン35、38は、印刷設定枚数を増減させるためのボタンである。ボタン36は印刷指示を入力するためのボタンである。
・・プリンタのソフトウェア構成
図4はプリンタ1の制御プログラムの構成を示すブロック図である。
GUI(Graphical User Interface)モジュール45は、GUIを構成する画面画像データを生成し、画面画像データに基づいて画面画像をFPD31に表示させるためのプログラム部品である。またGUIモジュール45は操作ユニット8のボタンが押されると、ボタンが押された状態に応じた各種の指示を入力し、入力された指示に応じた要求を他のモジュールに通知する。GUIモジュール45は操作ユニット8を選択手段として機能させる。
図4はプリンタ1の制御プログラムの構成を示すブロック図である。
GUI(Graphical User Interface)モジュール45は、GUIを構成する画面画像データを生成し、画面画像データに基づいて画面画像をFPD31に表示させるためのプログラム部品である。またGUIモジュール45は操作ユニット8のボタンが押されると、ボタンが押された状態に応じた各種の指示を入力し、入力された指示に応じた要求を他のモジュールに通知する。GUIモジュール45は操作ユニット8を選択手段として機能させる。
解析モジュール46は、画像データを解析し、色補正のための3次元の色変換テーブルを解析結果に基づいて生成するためのプログラム部品である。解析モジュール46はCPU4を補正準備手段として機能させる。
印刷モジュール47は、画像データから補正画像データを生成し、補正画像データから印刷データを生成するためのプログラム部品である。印刷モジュール47は画像処理PU5を補正手段として機能させる。
印刷モジュール47は、画像データから補正画像データを生成し、補正画像データから印刷データを生成するためのプログラム部品である。印刷モジュール47は画像処理PU5を補正手段として機能させる。
・・プリンタの作動
以下、図1に示す画面遷移を追跡しながらプリンタ1の作動を説明する。プリンタ1は上述した制御プログラムをCPU4が実行することにより、以下のように作動する。
画面画像100は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データを印刷するためのモードにおいてFPD31に最初に表示される画像である。画面画像100はリムーバブルメモリ2に格納されている全ての画像データを印刷するモードと、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データを選択的に印刷するモードとをユーザに選択させるためのメニュー101を構成している。アイコン102、104、テキスト103、テキスト105は、操作パネル30に設けられたボタンと処理の対応関係を示している。
以下、図1に示す画面遷移を追跡しながらプリンタ1の作動を説明する。プリンタ1は上述した制御プログラムをCPU4が実行することにより、以下のように作動する。
画面画像100は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データを印刷するためのモードにおいてFPD31に最初に表示される画像である。画面画像100はリムーバブルメモリ2に格納されている全ての画像データを印刷するモードと、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データを選択的に印刷するモードとをユーザに選択させるためのメニュー101を構成している。アイコン102、104、テキスト103、テキスト105は、操作パネル30に設けられたボタンと処理の対応関係を示している。
リムーバブルメモリ2に格納されている画像データを選択的に印刷するモードが選択された状態でボタン37が押されると、画面画像106がFPD31に表示される。画面画像106は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データをユーザに案内する画像である。画面画像106の部分領域である画像109は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データに基づいて表示される。最初の表示対象となる画像データはファイル名やファイル作成日時に基づいて一意に選択される。印刷枚数108は、表示対象となっている画像データに対する印刷枚数の設定を示している。表示対象となる画像データが選択された時点では、その画像データに対する印刷枚数の設定は0である。すなわち、表示対象となる画像データが選択された時点では、その画像データは印刷候補の画像データとして選択されていない。
画面画像106、107、110、112、113は、それらの画像が表示されている状態で表示対象となっている画像データと設定されている印刷枚数とが異なるものの、いずれも、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データをユーザに案内するとともに、表示対象となっている画像データに対する印刷枚数の設定変更の指示と、表示対象の画像データの選択の指示と、補正設定の変更指示と、印刷指示とを受け付け可能な状態で表示される画像である。
・・・印刷枚数の設定変更の指示が入力される場合
印刷枚数の設定が0になっている状態、例えば画面画像106、110、113が表示されている状態においてボタン35が押されると、表示対象の画像データが印刷候補として選択され、表示対象の画像データに対する印刷枚数の設定が1に増加する。すなわち、印刷枚数の設定が0になっている状態においてボタン35が押されると、表示対象の画像データに対して印刷候補としての選択指示が入力され、その結果、表示対象の画像データが印刷候補として選択される。表示対象の画像データに対する印刷候補としての選択指示が入力され、表示対象の画像データが印刷候補として選択されると、GUIモジュール45から解析モジュール46に対して解析要求が通知され、選択された画像データの解析が開始される。尚、印刷枚数の設定が1以上であれば、表示対象の画像データは印刷候補として選択されているため、印刷枚数の設定が1以上であるときにボタン35が押されても、その結果入力されるのは表示対象の画像データに対する印刷候補としての選択指示ではない。したがって、印刷枚数の設定が1以上であるときに印刷枚数の設定が増加しても、GUIモジュール45から解析モジュール46に対して解析要求は通知されない。
印刷枚数の設定が0になっている状態、例えば画面画像106、110、113が表示されている状態においてボタン35が押されると、表示対象の画像データが印刷候補として選択され、表示対象の画像データに対する印刷枚数の設定が1に増加する。すなわち、印刷枚数の設定が0になっている状態においてボタン35が押されると、表示対象の画像データに対して印刷候補としての選択指示が入力され、その結果、表示対象の画像データが印刷候補として選択される。表示対象の画像データに対する印刷候補としての選択指示が入力され、表示対象の画像データが印刷候補として選択されると、GUIモジュール45から解析モジュール46に対して解析要求が通知され、選択された画像データの解析が開始される。尚、印刷枚数の設定が1以上であれば、表示対象の画像データは印刷候補として選択されているため、印刷枚数の設定が1以上であるときにボタン35が押されても、その結果入力されるのは表示対象の画像データに対する印刷候補としての選択指示ではない。したがって、印刷枚数の設定が1以上であるときに印刷枚数の設定が増加しても、GUIモジュール45から解析モジュール46に対して解析要求は通知されない。
図5は、印刷候補の画像データに対する補正準備処理と印刷対象の画像データに対する補正処理とを示すデータフロー図である。
印刷候補の選択指示の入力に応じて解析モジュール46に解析要求が通知されると、リムーバブルメモリ2に格納されている印刷候補の画像データ50がデコードされる(ステップS100)。具体的には例えば、JPEGフォーマットの画像データ50がデコードされ、画素毎にRGBの3チャネルの階調値を有する画像データ51が生成され、RAM10に格納される。
印刷候補の選択指示の入力に応じて解析モジュール46に解析要求が通知されると、リムーバブルメモリ2に格納されている印刷候補の画像データ50がデコードされる(ステップS100)。具体的には例えば、JPEGフォーマットの画像データ50がデコードされ、画素毎にRGBの3チャネルの階調値を有する画像データ51が生成され、RAM10に格納される。
次に、デコードされた画像データ51が間引きされ、画像データ51よりも解像度の低い、例えばVGAサイズの縮小画像データ52が生成され、RAM10に格納される(ステップS101)。このように印刷候補の画像データを間引きするのは、画像データの解析時間を短縮するためである。尚、デコードと間引きが同時に実行されてもよい。具体的には例えば、JPEGフォーマットの画像データ50のブロック毎に直流成分のみをデコードすれば、画像データをデコードしながら間引くことができる。
次に、縮小画像データ52に対する解析が実行される(ステップS102)。具体的には例えば、RGBの各チャネルの平均値が導出されたり、輝度成分の最大値、最小値及び平均値が導出されたり、人物の顔が表れている領域の有無や位置が判定されたり、人物の顔が表れている領域の色相成分が検出され、これらの解析の結果として得られる解析データ53がRAM10に格納される。
次に、解析データ53と補正設定とに基づいて補正制御パラメータ54が設定される(ステップS103)。補正制御パラメータ54は、例えばトーンカーブの予め決められた制御点を上下させる制御値である。補正設定は、補正の強度に関する設定である。具体的には、補正強度の初期設定に対して補正の強度を強めたり、弱めたりする制御値の値が補正設定である。したがって、解析データ53が同一であっても、補正設定が異なれば、異なる補正画像データを生成するための補正制御パラメータ54が設定される。
次に、印刷候補の画像データを補正するための色変換テーブル55が補正制御パラメータ54に基づいて生成され、RAM10に格納される。このとき、色変換テーブル55は印刷候補の画像データに関連付けてRAM10に格納され、他の印刷候補の画像データについて生成される他の色変換テーブルとは別の領域に保持される。
図6は、上述の補正準備処理とハードウェアの関係を説明するための模式図である。図6において、色変換テーブル21は解析要求に応じてRAM10に格納される色変換テーブルを表し、色変換テーブル23は色変換ブロック6によって利用される色変換テーブルを表している。本実施形態では、画像データを補正するための補正ソースデータである画像データ51、縮小画像データ52、解析データ53、補正制御パラメータ54及び色変換テーブル21を印刷候補の画像データ20に基づいて生成するのはCPU4であり、これらの補正ソースデータに基づいて印刷対象の画像データ22を補正し印刷データを生成するのは画像処理PU5である。したがってプリンタ1は、補正ソースデータの生成と画像データの補正又は印刷データの生成とを同時平行して実行することができる。すなわち、印刷候補の画像データに基づいて補正ソースデータを生成する上述の処理は、印刷が開始されてから完了するまでの間にも印刷速度を実質的に落とすことなく実行可能である。
尚、解析要求に応じてどのような補正ソースデータを印刷指示の入力前に生成しておくかは、RAM10の容量やプロセッサの構成によって最適化すべきである。例えば、解析要求に応じてデコードと間引きのみを行って縮小画像データ52を生成した時点で補正準備処理が終了してもよいし、解析要求に応じて解析データ53又は補正制御パラメータ54までを生成した時点で補正準備処理が終了してもよい。デコード直後の画像データ51、縮小画像データ52及び色変換テーブル55は比較的データサイズが大きいため、複数の印刷候補の画像データについて補正ソースデータを限られた容量のRAM10に保持しておくことや、解析データ53を生成するまでは縮小画像データの全画素を評価する必要があるため処理時間が長いことを考慮すると、解析データ53又は補正制御パラメータ54までを生成した時点で補正準備処理が終了することが合理的である。また、色変換テーブル55まで印刷指示の入力前に生成しておけば、専用プロセッサである画像処理PU5による補正と印刷データの生成が開始されるまでの時間が最小になることを考慮すれば、補正準備処理において色変換テーブル55まで生成しておくことが合理的である。
以上、補正準備処理について説明した。引き続き図1を参照しながらプリンタ1の作動について説明する。
印刷枚数が1以上に設定されている状態、例えば画面画像112が表示されている状態においてボタン38が押され、印刷枚数の設定が0に変更されると、表示対象の画像データは印刷候補から除外される。すると、GUIモジュール45は表示対象の画像データの補正ソースデータの破棄要求を解析モジュール46に通知する。破棄要求が通知されると、解析モジュール46は対応する補正ソースデータ、具体的には色変換テーブルが格納されているRAM10の領域を開放し、補正ソースデータを破棄する。このように本実施例では、印刷候補から除外された画像データの補正ソースデータが破棄されるため、印刷指示の入力前に補正ソースデータが生成されるとしても、RAM10の限られた容量が無駄に消費されることはない。
印刷枚数が1以上に設定されている状態、例えば画面画像112が表示されている状態においてボタン38が押され、印刷枚数の設定が0に変更されると、表示対象の画像データは印刷候補から除外される。すると、GUIモジュール45は表示対象の画像データの補正ソースデータの破棄要求を解析モジュール46に通知する。破棄要求が通知されると、解析モジュール46は対応する補正ソースデータ、具体的には色変換テーブルが格納されているRAM10の領域を開放し、補正ソースデータを破棄する。このように本実施例では、印刷候補から除外された画像データの補正ソースデータが破棄されるため、印刷指示の入力前に補正ソースデータが生成されるとしても、RAM10の限られた容量が無駄に消費されることはない。
・・・表示対象の画像データの選択の指示が入力される場合
表示対象の画像データの選択の指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データが案内されている状態、すなわち例えば画面画像106、107、110、112、113が表示されている状態でボタン33、39が押されると入力される。表示対象の画像データの選択の指示が入力されると、そのとき表示対象として選択されている画像データとは別の画像データが表示対象として選択される。指示に応じて選択される画像データは、例えばファイル名、ファイルの生成日時などの順序に応じて決まる。
表示対象の画像データの選択の指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データが案内されている状態、すなわち例えば画面画像106、107、110、112、113が表示されている状態でボタン33、39が押されると入力される。表示対象の画像データの選択の指示が入力されると、そのとき表示対象として選択されている画像データとは別の画像データが表示対象として選択される。指示に応じて選択される画像データは、例えばファイル名、ファイルの生成日時などの順序に応じて決まる。
・・・補正設定の変更指示が入力される場合
補正設定の変更指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データが案内されている状態、すなわち例えば図7に示す画面画像120が表示されている状態でボタン32が押されると入力される。補正設定の変更指示が入力されると、補正設定の項目を選択するためのメニュー123を構成する画面画像122がFPD31に表示される。補正設定の項目が選択されると、選択された項目について補正設定を案内する画面画像124がFPD31に表示される。例えば画面画像122のテキスト125は明るさを1段階明るく補正して印刷することを案内するものである。選択された項目について補正設定を案内する画面画像124が表示されている状態では、ボタン34、40、37などが押されると、選択された項目について補正設定が変更される。
補正設定の変更指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データが案内されている状態、すなわち例えば図7に示す画面画像120が表示されている状態でボタン32が押されると入力される。補正設定の変更指示が入力されると、補正設定の項目を選択するためのメニュー123を構成する画面画像122がFPD31に表示される。補正設定の項目が選択されると、選択された項目について補正設定を案内する画面画像124がFPD31に表示される。例えば画面画像122のテキスト125は明るさを1段階明るく補正して印刷することを案内するものである。選択された項目について補正設定を案内する画面画像124が表示されている状態では、ボタン34、40、37などが押されると、選択された項目について補正設定が変更される。
補正設定が変更されると、GUIモジュール45は表示対象の画像データの補正ソースデータの破棄要求と再解析要求を解析モジュールに通知する。破棄要求が通知されると、解析モジュール46は表示対象の画像データに対応する補正ソースデータ、具体的には対応する色変換テーブルが格納されているRAM10の領域を開放し、補正ソースデータを破棄する。再解析要求が通知されると、解析モジュール46は補正設定に基づいて表示対象の画像データについて補正ソースデータ、具体的には色変換テーブルを再生成する。本実施例では、印刷指示の入力前に補正ソースデータが生成されるとしても、このように補正ソースデータの利用可能性がなくなった時点で補正ソースデータが破棄されるため、RAM10の限られた容量が無駄に消費されることがない。
・・・印刷指示が入力される場合
印刷指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データが案内されている状態、すなわち例えば画面画像106、107、110、112、113が表示されている状態でボタン36が押されると入力され、それが受け付けられた状態で印刷候補になっている全ての画像データを印刷対象として確定し、印刷対象の画像データについて補正と印刷データの生成の開始を促す指示として入力される(図1及び図5参照)。すなわち、印刷指示が入力されると、それが受け付けられた状態で印刷候補になっている全ての画像データについて補正と印刷データ生成の処理が開始される。
印刷指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データが案内されている状態、すなわち例えば画面画像106、107、110、112、113が表示されている状態でボタン36が押されると入力され、それが受け付けられた状態で印刷候補になっている全ての画像データを印刷対象として確定し、印刷対象の画像データについて補正と印刷データの生成の開始を促す指示として入力される(図1及び図5参照)。すなわち、印刷指示が入力されると、それが受け付けられた状態で印刷候補になっている全ての画像データについて補正と印刷データ生成の処理が開始される。
印刷指示が入力されると、GUIモジュール45から印刷モジュール47に印刷要求が通知される。印刷要求が通知されると、印刷モジュール47を実行するCPU4によって、画像処理PU5でアクセス可能な領域に色変換テーブルが格納されるとともに、印刷対象の画像データがリムーバブルメモリ2から読み込まれてデコードされ、画像処理PU5に印刷対象の画像データの格納領域や画素数が設定され、CPU4から画像処理PU5に開始信号が画像処理PU5に出力される。
開始信号が入力されると、画像処理PU5はCPU4から独立して自律的に画像データの補正と印刷データの生成を実行する。具体的には図6に示すように、画像処理PU5は、印刷対象の画像データ22の注目画素の階調値を読み込み、読み込んだ階調値を色変換テーブル23内の対応するアドレスに変換し、色変換テーブル23内のそのアドレスに格納されている階調値を読み込み、読み込んだ階調値に基づいて補正された階調値を導出し、補正された階調値を補正画像データ24の注目画素の階調値としてRAM10に格納する一連の処理を繰り返し、補正画像データ24を生成する。さらに画像処理PU5は、補正画像データ24に対してシャープネス補正、分版処理(RGBからCMYK+αへの色空間変換)、ハーフトーニング、インタレース処理等を施すことにより印刷データ25を生成する。印刷ユニット7は、画像処理PU5によって生成される印刷データ25に基づいて作動し、用紙を搬送しながらインクを噴射することにより用紙に補正画像を印刷する。
1つの印刷対象画像データについて補正又は印刷が終了すると、画像処理PU5からCPU4に補正又は印刷の完了が通知される。補正又は印刷の完了が通知されると、CPU4は次の印刷対象の画像データに対応する色変換テーブルをRAM10の所定領域に格納し、次の印刷対象の画像データの格納領域や画素数を画像処理PU5に設定し、画像処理PU5に開始信号を出力する。
このように本実施形態のプリンタ1によると、印刷指示が入力されてから画像処理PU5による補正と印刷が開始されるまでに印刷対象の画像データを解析して補正ソースデータを生成する必要がないため、印刷指示が入力された直後に印刷対象の画像データの補正と印刷が開始される。また、本実施形態のプリンタ1によると、互いに独立して作動できるCPU4と画像処理PU5とを備えているため、ある画像データについて補正又は印刷の実行中に、補正又は印刷の実行速度を実質的に落とすことなく、別の画像データの補正準備処理を実行することができる。
[第二実施例]
図8は本発明の第二実施例を説明するための画面遷移図である。第二実施例は、画像データの補正準備処理が起動するタイミングが第一実施例と異なる。以下、第一実施例と共通する点については説明を省略しながら、第二実施例に特有の作動について説明する。
第二実施例では、表示対象の画像データの選択指示が入力されると、補正準備処理が起動する。表示対象の画像データの選択指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データをユーザに案内する画面画像106、107、110、112がFPD31に表示されている状態においてボタン33、39が押されると入力される。また、リムーバブルメモリ2に格納されている全ての画像データを印刷するモードと、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データを選択的に印刷するモードとをユーザに選択させるための画面画像100が表示されている状態でリムーバブルメモリ2に格納されている画像データを選択的に印刷するモードを選択する操作によっても、表示対象の画像データの選択指示が入力される。
図8は本発明の第二実施例を説明するための画面遷移図である。第二実施例は、画像データの補正準備処理が起動するタイミングが第一実施例と異なる。以下、第一実施例と共通する点については説明を省略しながら、第二実施例に特有の作動について説明する。
第二実施例では、表示対象の画像データの選択指示が入力されると、補正準備処理が起動する。表示対象の画像データの選択指示は、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データをユーザに案内する画面画像106、107、110、112がFPD31に表示されている状態においてボタン33、39が押されると入力される。また、リムーバブルメモリ2に格納されている全ての画像データを印刷するモードと、リムーバブルメモリ2に格納されている画像データを選択的に印刷するモードとをユーザに選択させるための画面画像100が表示されている状態でリムーバブルメモリ2に格納されている画像データを選択的に印刷するモードを選択する操作によっても、表示対象の画像データの選択指示が入力される。
表示対象の画像データの選択指示が入力されると、選択指示が入力される直前に表示対象であった画像データとは別の画像データが表示対象として新たに選択され、新たに表示対象として選択された画像データについての解析要求がGUIモジュール45から解析モジュール46に通知される。解析要求が通知されると、解析モジュール46は第一実施例において説明したように補正ソースデータを生成する。
すなわち、第二実施例では、画像データが印刷候補として選択される以前に補正ソースデータの生成を開始する。表示対象の画像データが印刷候補として選択されずに、別の画像データが表示対象として選択された場合には、印刷候補として選択されなかった画像データの補正ソースデータが破棄された後に、新たに表示対象として選択された画像データについて補正ソースデータが生成される。例えば、表示対象の画像データの印刷枚数が0に設定されており画面画像110が表示されている状態においてボタン33、39が押されると、画面画像110によって案内されていた表示対象の画像データの補正ソースデータが破棄される。
すなわち、第二実施例では、画像データが印刷候補として選択される以前に補正ソースデータの生成を開始する。表示対象の画像データが印刷候補として選択されずに、別の画像データが表示対象として選択された場合には、印刷候補として選択されなかった画像データの補正ソースデータが破棄された後に、新たに表示対象として選択された画像データについて補正ソースデータが生成される。例えば、表示対象の画像データの印刷枚数が0に設定されており画面画像110が表示されている状態においてボタン33、39が押されると、画面画像110によって案内されていた表示対象の画像データの補正ソースデータが破棄される。
本実施例のように、印刷候補として選択される前に画像データについて補正ソースデータを生成する場合、印刷候補として画像データを選択する指示の入力直後に印刷指示が入力される場合であっても、印刷指示の入力前に補正ソースデータを生成する時間的余裕が十分にあるため、印刷指示が入力されてから補正が開始されるまでの時間を短縮することができる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。例えば、本発明は、印刷、スキャン、複写の機能を有する所謂MFP(Multi Function Printer)にも適用できる。また、実施形態として説明されたGUIはあくまで例示であって、例示されたGUIの範囲に本発明の技術的範囲が限定されないことは当然である。また、互いに独立して作動する2つのプロセッサによって補正準備処理と補正処理とが実行される例を説明したが、1つのプロセッサで補正準備処理と補正処理とが実行されてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。例えば、本発明は、印刷、スキャン、複写の機能を有する所謂MFP(Multi Function Printer)にも適用できる。また、実施形態として説明されたGUIはあくまで例示であって、例示されたGUIの範囲に本発明の技術的範囲が限定されないことは当然である。また、互いに独立して作動する2つのプロセッサによって補正準備処理と補正処理とが実行される例を説明したが、1つのプロセッサで補正準備処理と補正処理とが実行されてもよい。
、1:プリンタ、2:リムーバブルメモリ(記録媒体)、5:画像処理ユニット(補正手段、印刷手段)、6:色変換ブロック(補正手段)、7:印刷ユニット(印刷手段)、8:操作ユニット(選択手段)、21、23:色変換テーブル(ソースデータ)、24:補正画像データ、25:印刷データ、52:縮小画像データ(ソースデータ)、53:解析データ(ソースデータ)、54:補正制御パラメータ(ソースデータ)、55:色変換テーブル(ソースデータ)
Claims (12)
- 記録媒体に格納されている画像データの選択指示を入力するための選択手段と、
前記選択指示によって前記画像データが選択されると、選択された前記画像データに対する印刷指示が入力される前に、選択された前記画像データを補正するためのソースデータを生成する補正準備手段と、
前記ソースデータを保持する保持手段と、
選択された前記画像データに対して前記印刷指示が入力されると、選択された前記画像データを、保持されている前記ソースデータを用いて補正することにより、補正画像データを生成する補正手段と、
前記補正画像データに基づいて補正画像を印刷する印刷手段と、
を備えるプリンタ。 - 前記補正準備手段は、前記画像データが印刷候補として選択されると、選択された前記画像データに対する前記印刷指示が入力される前に、前記ソースデータの生成を開始する、
請求項1に記載のプリンタ。 - 前記補正準備手段は、前記画像データが印刷候補として選択された後に前記印刷候補から除外されると、前記印刷候補から除外された前記画像データについて保持されている前記ソースデータを破棄する、
請求項2に記載のプリンタ。 - 前記補正準備手段は、前記画像データが表示対象として選択されると、選択された前記画像データに対する前記印刷指示が入力される前に、前記ソースデータの生成を開始する、
請求項1に記載のプリンタ。 - 前記補正準備手段は、第一の前記画像データが前記表示対象として選択された後に前記印刷候補として選択されずに、第二の前記画像データが前記表示対象として選択されると、前記第一の画像データについて保持されている前記ソースデータを破棄する、
請求項2に記載のプリンタ。 - 前記保持手段は、複数の前記画像データが選択されると、複数の前記ソースデータをそれぞれ対応する前記画像データに関連付けて保持し、
前記補正手段は、前記印刷指示が入力されると、選択された複数の前記画像データのそれぞれを、対応する前記ソースデータを用いて順次補正することにより複数の補正画像データを生成する、
請求項1から5のいずれか一項に記載のプリンタ。 - 前記補正準備手段と前記補正手段とは、互いに異なるプロセッサで構成され、
前記選択手段は、前記補正画像の印刷実行中に前記選択指示によって前記画像データが選択されると、前記補正画像の印刷実行中に、選択された前記画像データに対する前記印刷指示が入力される前に、前記ソースデータを生成する、
請求項6に記載のプリンタ。 - 前記ソースデータは、前記画像データをデコードし間引きすることによって生成される縮小画像データである、
請求項1から6のいずれか一項に記載のプリンタ。 - 前記ソースデータは、前記画像データの解析によって導出される統計値である、
請求項1から6のいずれか一項に記載のプリンタ。 - 前記ソースデータは、前記画像データの解析によって導出される統計値に基づいて設定される補正制御パラメータである、
請求項1から6のいずれか一項に記載のプリンタ。 - 前記ソースデータは、前記画像データを前記補正画像データに変換するための色変換テーブルである、
請求項1から7のいずれか一項に記載のプリンタ。 - 記録媒体に格納されている画像データの選択指示を入力し、
前記選択指示によって前記画像データが選択されると、選択された前記画像データに対する印刷指示が入力される前に、選択された前記画像データを補正するためのソースデータを生成し、
前記ソースデータを保持し、
選択された前記画像データに対して前記印刷指示が入力されると、選択された前記画像データを、保持されている前記ソースデータを用いて補正することにより補正画像データを生成し、
前記補正画像データに基づいて補正画像を印刷する、
ことを含む印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006109478A JP2007276425A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | プリンタ及び印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006109478A JP2007276425A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | プリンタ及び印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007276425A true JP2007276425A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38678389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006109478A Withdrawn JP2007276425A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | プリンタ及び印刷方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007276425A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010118062A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Nvidia Corp | ハイブリッドシステム構成を使用した画像処理 |
CN115079963A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-09-20 | 深圳达捷科技有限公司 | 一种喷印机的参数智能控制方法及系统 |
-
2006
- 2006-04-12 JP JP2006109478A patent/JP2007276425A/ja not_active Withdrawn
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