JP2006270650A - 画像処理装置及び画像処理方法、画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置により形成される画像をシミュレートすることによって、地肌除去処理の効果を確認できるとともに、必要に応じて地肌除去処理のための設定を変更可能にした画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】 設定部1は、ユーザからの画像形成条件の一つとして、地肌除去処理における除去量を設定可能である。シミュレーション部2では、設定部1で設定された除去量に従った地肌除去処理を含む各種の画像処理を行い、画像形成装置で画像を形成したときに得られる画像をシミュレートしたシミュレーション画像を生成し、元画像と並べて表示部3に表示する。所望の画像が得られるまで画像形成条件の設定を行うことができる。設定された画像形成条件は画像形成装置へ送られ、画像形成装置において、除去量に従った地肌除去処理を含む、画像形成条件での画像形成処理を行い、所望の画像を形成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置により形成される画像をシミュレートする画像処理技術に関するものであり、特に、地肌除去処理をシミュレートする画像処理技術に関するものである。
従来より、複写機や複合機などにおいて、原稿上の画像を読み取って用紙等に画像を形成する際には、地肌除去処理が行われる。一般に原稿上の画像を読み取ったとき、原稿の用紙にも色または濃度が存在するため、そのまま画像を形成すると、原稿の用紙の色または薄墨色が全体に形成されてしまう。地肌除去処理は、原稿の用紙の色または濃度を除去して、画像を形成する際に原稿の用紙の色等が全体に形成されるのを防ぐための処理である。
この地肌除去処理としては、従来より大きく2種類の方式が提案されている。第1の方式は、複写を行う際に、原稿を一旦読取走査(プレスキャン)して背景(地肌)の濃度を特定しておき、再度、原稿を読取走査して地肌除去処理を行うものである。例えば特許文献1などで採用している方式である。この第1の方式では、地肌除去処理のためにプレスキャンを行う必要があり、生産性が低下するという問題がある。
第2の方式は、原稿の読取走査時に、原稿の先端部の数mm程度の読取画像をもとに地肌の濃度を特定し、その地肌濃度に従って原稿全体の地肌除去処理を行うものである。例えば特許文献2などで採用している方式である。この第2の方式では、1回の読取走査で済むため、第1の方式のような生産性の低下は発生しない。
しかし、第2の方式では原稿の先端部で地肌濃度を決定するため、原稿全体がある程度均一の地肌濃度であれば問題はないが、そうでない場合には適正な地肌除去処理を行うことができない。例えば原稿に黒枠などの装飾が施された原稿では、先端部において適正な地肌濃度を決定できない場合がある。このように、第2の方式では適正な地肌除去処理を保証できないという問題があった。
また、いずれの方式を用いた場合でも、従来の複写機や複合機などでは、複写動作を起動した後に、地肌濃度の決定、地肌除去処理、画像の形成という一連の動作が、その装置において自動的に実行される。そのため、例えば地肌濃度を濃く決定し、地肌以外の部分まで除去されてしまったり、あるいは逆に地肌濃度を薄く決定し、地肌除去が十分行われずに画像全体が黄ばんだり薄墨がかかったようになるなど、ユーザが所望する画像が得られない場合があった。
特許第3134292号公報 特開平5−219376号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、画像形成装置により形成される画像をシミュレートすることによって、地肌除去処理の効果を確認できるとともに、必要に応じて地肌除去処理のための設定を変更可能にした画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とするものである。また、そのような画像処理装置の機能または画像処理方法をコンピュータによって実現するための画像処理プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置により形成される画像をシミュレートする画像処理装置及び画像処理方法であって、各種の画像形成条件の設定を行うとともに、地肌除去処理の除去量の設定も行い、あるいは画像を表示手段に表示して地肌除去処理を行うもととなる地肌領域の指定を行って除去量を設定し、設定された除去量に従った地肌除去処理を含めた画像形成条件に従った画像処理を行って、改めてシミュレーション画像を生成し、表示することを特徴とするものである。例えば元の画像とシミュレーション画像を並べて表示すれば、両者を対比することによって、地肌除去処理を含む画像形成条件の変更による効果を画面上で確認することができる。確認後は、その画像形成条件を画像形成指示として、画像形成装置に対して画像を形成させることができる。
なお、設定された地肌除去処理の除去量を既定値として保存しておき、その後、シミュレーション時に除去量が設定されなかったときに、保存している除去量の既定値を設定するように構成することができる。また、シミュレーション時に設定された画像形成条件を、画像形成装置の既定値として設定する機能を有していてもよい。
また本発明は、上述の画像形成装置の機能あるいは本発明の画像形成方法をコンピュータで実行する画像処理プログラムとして構成することができる。
本発明によれば、設定した除去量による画像形成時の地肌除去効果を予め確認することができるので、ミスコピーなどを減らすことができ、所望の画像を形成させることができる。また、地肌領域を指定することによって、例えば原稿の地色が均一でない場合や、黒枠が施された原稿などの場合でも、正確に地肌除去処理を行うことができ、簡単に所望の画像を形成することができるという効果がある。
また、設定した除去量を保存しておくことにより、同様の原稿についての設定を簡略化することができる。さらに、画像形成装置への設定を行う機能によって、同様の原稿についてはシミュレーションを行うことなく良好な画像を形成させることができるようになるという効果がある。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、1は設定部、2はシミュレーション部、3は表示部である。設定部1は、ユーザからの画像形成条件の設定を受け付ける。この画像形成条件として、この第1の実施の形態では、地肌除去処理における除去量を手動で設定可能である。地肌除去処理における除去量の他の画像形成条件としては、例えば、濃度や色合いの調整、原稿モードの設定、倍率、その他ネガポジ反転やNアップなどの応用機能の設定などがある。
設定された除去量を含む画像形成条件は、シミュレーション部2に渡されてシミュレーション画像の生成に使用される。また、シミュレーション部2が生成したシミュレーション画像が所望の画像であるときには、その時点で設定されている画像形成条件を画像形成装置に対して画像形成指示として送信し、画像形成装置に画像を形成させることができる。また、その画像形成条件を既定値として保持しておく機能を設け、ユーザからの指示によりそのときの画像形成条件のすべてあるいは一部、例えば地肌除去処理における除去量を、既定値として保持しておき、その後のシミュレーション時には新たな設定が行われなければ既定値を使用するように構成することができる。これによって、以後の設定の手間を省くことができる。さらに、設定された画像形成条件は、画像形成装置の設定値として設定し、以後はシミュレーションによる確認を行わなくても、現在の画像形成条件で画像が形成されるようにすることも可能である。
シミュレーション部2は、設定部1によって設定された画像形成条件に従って前記画像形成装置で形成したときの画像を示すシミュレーション画像を生成して前記表示手段に表示させる。特に、シミュレーション画像を生成する際には、設定されている地肌除去処理の除去量に従って、画像に対して地肌除去処理を行う。
表示部3は、少なくともシミュレーション部2で生成されたシミュレーション画像を表示することができる。このシミュレーション画像とともに、処理前の画像を並べて表示することもでき、両者を対比することによって画像処理の効果を確認することができる。なお、設定部1によって地肌除去処理における除去量を含む各種の画像形成条件を設定する際にも、この表示部3を用いながら行うことができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態を実現する一構成例の説明図である。図中、11はコンピュータ、12はディスプレイ、13はキーボード、14はマウス、21はCPU、22はROM、23はRAM、24は入出力ポート、25はバス、26は外部記憶装置、27は通信制御部である。コンピュータ11は、CPU21、ROM22、RAM23及び入出力ポート24が、データバス、制御バス、アドレスバス等から成るバス25を介して互いに接続されて構成されている。また入出力ポート24には、各種の入出力機器として、CRT又はLCDから成るディスプレイ12、キーボード13、マウス14、外部記憶装置26、外部機器との通信を行う通信制御部27が各々接続されている。なお、ディスプレイ12は図1に示す表示部3に対応し、キーボード13及びマウス14は図1における設定部1の一部として機能する。また、設定部1におけるキーボード13やマウス14などを用いた設定処理や、シミュレーション部2の処理などは画像処理プログラムとして構成することができ、この画像処理プログラムは外部記憶装置26に格納されて適宜RAM23に読み込まれ、あるいはROM22に格納され、CPU21によってRAM23あるいはROM22上のプログラムが実行されて本発明の画像処理装置の機能または画像処理方法が実行される。さらに、設定部1における画像形成装置との通信は、通信制御部27により実現される。
図3は、本発明の第1の実施の形態を利用するシステム構成の一例の説明図である。図中、31は画像処理装置、32は画像読取形成装置、33はネットワークである。本発明の画像処理装置31は、例えば図2に示したコンピュータ及びその周辺装置などのシステムで構成することができ、ここでは通信制御部27により画像読取形成装置32とネットワーク33を介して通信可能に接続されている。画像読取形成装置32は、例えばネットワーク通信機能を有する複写機や複合機などであり、原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置としての機能と、用紙等に画像を形成する画像形成装置としての機能を有している。
このようなシステム構成において、画像読取形成装置32で読み取った画像を画像処理装置31に転送し、画像読取形成装置32の画像形成機能により形成したときの画像を画像処理装置31においてシミュレーションする。そして、シミュレーションされた画像が所望のものであれば、画像処理装置31に対して画像の形成を指示することによって、画像処理装置31はシミュレーション時の画像形成条件を画像読取形成装置32へ送る。画像読取形成装置32では、画像処理装置31から送られてきた画像形成条件に従って画像を形成する。これによって、ミスコピーや不所望の画像形成結果の出力を防止し、所望の画像形成結果を得ることができる。
また画像読取形成装置32は、画像処理装置31からの指示に従って、同じく画像処理装置31から受け取った画像形成条件を既定値として設定し、以後はシミュレーションした結果をそのまま反映した画像形成を可能にすることもできる。
なお、図3に示したシステム構成に限らず、例えば画像読取装置と画像形成装置が別体としてネットワーク33に接続されている構成や、画像処理装置31に画像読取装置及び画像形成装置が接続された構成など、様々なシステム構成において本発明の画像処理装置を利用することが可能である。
図4は、本発明の第1の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは図3に示したシステム構成において本発明の画像処理装置を用いるものとして説明する。ユーザは、画像読取形成装置32において形成される画像のシミュレートを希望する場合には、画像読取形成装置32に対してその旨を指示する。そして、画像読取形成装置32で原稿上の画像を読み取る。この読み取った画像は、そのまま、あるいはシミュレーション画像を生成するために十分な程度まで解像度を低下させた画像を生成して、画像処理装置31へ送る。このとき、必要に応じて圧縮してもよい。なお、読み取った画像は画像読取形成装置32において、例えばジョブIDや画像IDなどを付して保存しておくことができる。この場合、画像処理装置31へ画像を転送する際に、ジョブIDや画像IDなどを付加して送るとよい。また、複数人で画像読取形成装置32を利用している場合には、画像の転送先を指定したり、あるいは予め登録されているユーザIDなどを指定して転送先を特定するとよい。
画像読取形成装置32からシミュレートすべき画像が送られてくると、S41において、送られてきた画像を受け取る。そしてS42において、この例では受け取ったシミュレーション前の画像を元画像として表示部3に表示する。なお、この元画像の表示は行わなくてもよい。
S43において、シミュレーション部2は、S41で受け取った画像に対して画像形成条件の既定値を用いて画像処理を施し、画像読取形成装置32の画像形成機能によって形成したときの画像をシミュレートしたシミュレーション画像を生成して表示部3に表示する。これによって、ユーザは画像読取形成装置32で形成される画像を確認することができる。なお、例えばS42で表示したシミュレーション前の元画像とシミュレーション画像とを並べて表示することによって、画像処理による効果を確認できるようにするとよい。
S44において、ユーザはS43で表示されたシミュレーション画像を参照し、必要に応じて画像形成条件の設定を行う。図5は、画像形成条件の設定画面の一例の説明図である。図中、61は元画像表示領域、62はシミュレーション画像表示領域、63は画像形成条件設定領域、64は地肌除去量設定項目、65は再表示ボタン、66は既定値設定ボタン、67は条件確定ボタン、68は条件確定登録ボタンである。元画像表示領域61には、S41で元画像が表示されている。またシミュレーション画像表示領域62には、S43でシミュレーション画像が表示されている。
画像形成条件設定領域63には、この例では濃度、倍率、色合い、原稿モード、ネガポジ反転、Nアップなどの画像形成条件の設定項目が表示されており、さらに、設定可能な画像形成条件の一つとして地肌除去量設定項目64がある。画像形成条件設定領域63に表示されているそれぞれの設定項目は、初期状態として予め設定されている既定値を提示するように構成することができる。なお、ユーザは、シミュレーション画像表示領域62に表示されたシミュレーション画像が所望のものであれば、画像形成条件設定領域63に表示された画像形成条件を変更する必要はない。シミュレーション結果が不所望のものである場合に、必要な設定項目について変更すればよい。
地肌除去量設定項目64は、この例では地肌除去処理を行わない「0」から最大の除去量を示す「5」までの6段階のうちから、地肌除去処理における除去量を設定することができる。図5に示す例では、黒三角で示すスライダを移動させることによって、除去量を設定することができる。図6は、地肌除去処理の除去量と地肌除去処理後の画像の一例の概念図である。なお、図6においては図示の都合上、色や濃度を、ハッチングを異ならせることによって区別している。除去量が「0」の場合には、図6(A)に示すように地肌部分については元画像のままとなり、原稿の地肌の色あるいは濃度が現れている。除去量を「1」から「5」へ増やしてゆくと、次第に原稿の地肌の色や濃度が除去されて薄くなり、図6(B)から図6(C)に示す画像へと変化してゆくことになる。ユーザは、所望の画像が形成されるように除去量を設定すればよい。
ここでは地肌除去処理の除去量を、地肌除去処理を行わない場合を含めて6段階のうちから選択する例を示した。しかし本発明はこの例に限られるものではなく、何段階であってもよい。また、設定方法も図5に示した方法に限られるものではなく、公知の任意の方法により設定することができる。
再表示ボタン65は、必要に応じて変更した画像形成条件に従って、シミュレーション画像の再生成及び再表示を行うことを指示するためのボタンである。既定値設定ボタン66は、現在設定している画像形成条件をシミュレーション時の既定値として設定するためのボタンである。条件確定ボタン67は、画像形成条件の設定を終了して、当該画像形成条件による画像の形成を指示するためのボタンである。条件確定登録ボタン68は、画像形成条件の設定を終了して、当該画像形成条件による画像の形成を指示するとともに、その画像形成条件を画像読取形成装置32に設定登録するためのボタンである。
図4に戻り、S45,S47,S49,S51では、図5に示した各ボタンが操作されたか否かの判定を行う。S45において、ユーザが再表示ボタン65を操作したか否かを判定する。再表示ボタン65が操作された場合には、S46において、シミュレーション部2はその時点で設定されている画像形成条件に従って、S41で受け取った画像に対して画像処理を施し、シミュレーション画像を生成して表示部3(図5におけるシミュレーション画像表示領域62)に表示する。これによって、ユーザは変更された画像形成条件により画像読取形成装置32で形成される画像を確認することができる。新たなシミュレーション画像の表示後、S44へ戻って再度の画像形成条件の変更などを行うことができる。
S47では、既定値設定ボタン66が操作されたか否かを判定し、既定値設定ボタン66が操作された場合には、S48において、現在設定されている画像形成条件をシミュレーション時の既定値として設定保持する。これによって、次回以降にシミュレーション画像を最初に生成する際に、設定した現在の画像形成条件に従って生成、表示させることができ、画像形成条件の変更操作を軽減することができる。そしてS44へ戻る。
S49では、条件確定ボタン67が操作されたか否かを判定する。条件確定ボタン67が操作された場合には、S50において、画像形成条件の設定を終了し、そのときの画像形成条件による画像の形成を画像読取形成装置32に対して画像形成指示として出力する。このとき、S41で画像とともに受け取ったジョブIDや画像IDなどを付加して出力することによって、形成すべき画像を特定することができる。この画像形成指示により指示された画像形成条件に従って、画像読取形成装置32は画像を形成する。
S51では、条件確定登録ボタン68が操作されたか否かを判定する。この条件確定登録ボタン68が操作された場合には、S52において、条件確定ボタン67が操作された場合と同様に、画像読取形成装置32に対して、そのときの画像形成条件による画像の形成を画像形成指示として出力するが、それとともに、画像形成条件を設定登録することを画像読取形成装置32に対して指示する。これによって、現在設定した画像形成条件によって、以後はシミュレーションを行わなくても画像読取形成装置32によって同条件で画像を形成することができるようになる。
S50またはS52において出力される画像形成条件に従って、画像読取形成装置32で画像を形成することによって、シミュレーション画像で確認した画像を画像読取形成装置32で形成することができる。このとき、地肌除去処理についても、シミュレーション時に設定した地肌除去処理の除去量が適用され、良好な画像を得ることができる。例えば原稿に黒枠が存在する場合などのように、従来の自動的な地肌除去処理では良好な地肌除去処理が行えなかった場合でも、シミュレーション時に画像を確認しながら手動で地肌除去処理の除去量を設定することができるので、良好に地肌除去処理が施された画像を形成することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態では地肌除去処理の除去量を設定する代わりに、画像中の除去したい地肌領域を指示することによって、その指示された地肌領域の画像から除去量を設定するものである。なお、この第2の実施の形態における構成や動作、利用システムなどは上述の第1の実施の形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態における地肌除去処理の一例の概念図である。なお、図7においても図示の都合上、色や濃度の違いについてハッチングを異ならせて示している。この例では図7(A)に示すように元画像と、シミュレーション部2で生成したシミュレーション画像とを並べて表示部3に表示している。図7(B)は元画像を示しており、ユーザは、元画像が表示された画面上で地肌領域を指示することができる。図7(B)では破線の矩形により、指示された地肌領域を示している。なお、指定する地肌領域は矩形に限られるものではなく、例えば任意の形状の領域でもよく、また、複数の領域を指定できるようにしてもよい。
設定部1は、ユーザが指示した地肌領域の画像をもとに、その地肌領域の色や濃度を除去するように、地肌除去処理の除去量を設定する。シミュレーション部2は、設定部1で設定した除去量に従って、シミュレーション画像を生成して表示部3に表示させる。これによって、図7(C)に示すように、良好に地肌の色や濃度が除去された画像が表示される。この時点で所望の画像が得られていれば、そのまま画像読取形成装置32による画像の形成を指示すればよい。地肌の色や濃度の除去が不十分であれば、再度、地肌領域の指示からやり直せばよい。
例えば、原稿に黒枠が存在していたり、あるいは原稿の地色が不均一であったり、あるいは読み取り時の機械的特性などに起因して画像中の地肌部分が不均一になっている場合などでは、従来の先端部分での地肌検出及び地肌除去処理では所望の結果が得られないことがある。しかし、この第2の実施の形態においては、ユーザが適当と考えられる地肌領域を自由に指定することができるので、良好な地肌除去処理を行うことができる。例えば黒枠や文字、絵柄などの存在しない領域を地肌領域として指定すればよく、また地肌が不均一な場合でも、ある程度平均的な領域を地肌領域として指定すればよい。
地肌領域の指定によって設定した除去量を用いて生成したシミュレーション画像が所望のものであった場合には、例えば図5で示した条件確定ボタン66の操作などによって画像の形成を指示すれば、設定された除去量が画像読取形成装置32に渡され、その除去量に従った地肌除去処理が施されて画像が形成される。これによって、良好に地肌除去処理が施された所望の画像を得ることができる。
なお、上述の第1の実施の形態と同様の機能の実現及び変形を行うことができる。例えば除去量の既定値としての設定保存や、画像読取形成装置32に対する除去量の登録などの機能を有していてもよい。また、この第2の実施の形態における指定された地肌領域から除去量を設定する方法と、第1の実施の形態における手動で除去量を設定する方法を組み合わせ、地肌領域から算出される除去量とともに、手動で設定された除去量の段階を加味して、画像形成条件としての除去量を設定するように構成することもできる。
また、図2でも説明したように、本願発明はハードウェアで構成するほか、コンピュータが実行可能な画像処理プログラムとして構成し、そのプログラムをコンピュータが読み出して実行することにより本発明の機能を実現するように構成することができる。この場合の画像処理プログラムは、コンピュータが読取可能な記憶媒体に格納されて提供されるほか、ネットワークなどの通信手段を通じて提供されてもよい。
本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態を実現する一構成例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態を利用するシステム構成の一例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。 画像形成条件の設定画面の一例の説明図である。 地肌除去処理の除去量と地肌除去処理後の画像の一例の概念図である。 本発明の第2の実施の形態における地肌除去処理の一例の概念図である。
符号の説明
1…設定部、2…シミュレーション部、3…表示部、11…コンピュータ、12…ディスプレイ、13…キーボード、14…マウス、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…入出力ポート、25…バス、26…外部記憶装置、27…通信制御部、31…画像処理装置、32…画像読取形成装置、33…ネットワーク、61…元画像表示領域、62…シミュレーション画像表示領域、63…画像形成条件設定領域、64…地肌除去量設定項目、65…再表示ボタン、66…既定値設定ボタン、67…条件確定ボタン、68…条件確定登録ボタン。

Claims (13)

  1. 画像形成装置により形成される画像をシミュレートする画像処理装置において、画像を表示する表示手段と、画像形成条件を設定する設定手段と、該設定手段によって設定された画像形成条件に従って前記画像形成装置で形成したときの画像を示すシミュレーション画像を生成して前記表示手段に表示させるシミュレーション手段を有し、前記設定手段は、地肌除去処理における除去量を設定可能であり、前記シミュレーション手段は、前記設定手段で設定された地肌除去処理の除去量に従って地肌除去処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像形成装置により形成される画像をシミュレートする画像処理装置において、画像を表示する表示手段と、画像形成条件を設定する設定手段と、該設定手段によって設定された画像形成条件に従って前記画像形成装置で形成したときの画像を示すシミュレーション画像を生成して前記表示手段に表示させるシミュレーション手段を有し、前記設定手段は、前記表示手段に画像が表示されている状態で該画像における地肌領域の設定を受け、前記シミュレーション手段は、前記設定手段で設定された地肌領域の画像をもとに除去量を設定し、該除去量に従って地肌除去処理を行って前記シミュレーション画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記表示手段には、前記シミュレーション手段で生成された前記シミュレーション画像とシミュレーション手段による処理前の画像とが並べて表示されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記設定手段は、設定された地肌除去処理における除去量を既定値として保存する機能を有しており、前記除去量または前記地肌領域が設定されなかったときには保存している既定値の除去量を設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記除去量を含む前記画像形成条件を前記画像形成装置に対して画像形成指示として出力することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記設定手段は、前記画像形成条件を前記画像形成装置の既定値として設定する機能を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 画像形成装置により形成される画像をシミュレートした画像を表示手段に表示する画像処理方法において、地肌除去処理における除去量を含む画像形成条件が設定手段によって設定され、前記除去量をもとにした地肌除去処理を含む前記画像形成条件に従った画像処理を行って、前記画像形成装置で形成されたときの画像を示すシミュレーション画像を生成し、前記表示手段に表示させることを特徴とする画像処理方法。
  8. 画像形成装置により形成される画像をシミュレートした画像を表示手段に表示する画像処理方法において、前記表示手段に画像を表示し、該画像中の地肌領域を設定手段によって設定されるとともにそのほかの画像形成条件が設定され、前記地肌領域の画像をもとに地肌除去処理時の除去量を設定し、該除去量に従った地肌除去処理を含む前記画像形成条件に従った画像処理を行って、前記画像形成装置で形成されたときの画像を示すシミュレーション画像を生成し、前記表示手段に表示させることを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記表示手段に、生成された前記シミュレーション画像と該シミュレーション画像の処理前の画像とを並べて表示することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像処理方法。
  10. さらに、設定された地肌除去処理における除去量を既定値として保存する機能を有しており、前記除去量または前記地肌領域が設定されなかったときには保存している既定値の除去量を設定することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  11. さらに、前記画像形成条件を前記画像形成装置に対して画像形成指示として出力し、画像形成装置に画像を形成させることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  12. さらに、前記画像形成条件を前記画像形成装置の既定値として設定する機能を有していることを特徴とする請求項7ないし請求項11のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  13. 画像形成装置により形成される画像をシミュレートした画像を表示手段に表示する画像処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、請求項7ないし請求項12のいずれか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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