JP2007275845A - 粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法 - Google Patents

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Satoru Tejima
悟 手島
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Abstract

【課題】 粒状微生物汚泥をより早く生成可能な粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法を提供する。
【解決手段】 粒状微生物汚泥生成装置1は、流入ラインL3を通して流入する有機排水を好気性の微生物汚泥G1によって好気性処理すると共に、微生物汚泥を粒状化させて粒状微生物汚泥G2を生成するための生物処理槽7と、生物処理槽7に流入する前の有機排水に含まれる第1有機物より微生物汚泥G1によって生物分解され易い第2有機物を生物処理槽7に供給する有機物供給手段5とを備える。第1有機物及び第2有機物は微生物汚泥に対して栄養素であり、有機物供給手段によって生物処理槽内により生物分解され易い第2有機物が供給されるので、微生物汚泥に含まれる微生物は容易に栄養素を摂取できる。そのため、生物処理槽内おいて微生物汚泥が粒状化し易く、結果として、粒状微生物汚泥が早く生成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、好気性の微生物汚泥から粒状微生物汚泥を生成する粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法に関するものである。
有機排水を処理する生物学的処理方法として活性汚泥法が知られている。活性汚泥法では、好気性の活性汚泥である微生物汚泥を利用して有機排水をいわゆる曝気槽である生物処理槽内に導入し、有機排水中の有機物を分解せしめる。従って、処理性能は、生物処理槽内に存在する微生物汚泥の量に依存する。この生物処理槽内の微生物汚泥の量を保つために、従来では、生物処理槽の後段に沈殿池を設け、生物処理槽から流出した微生物汚泥を沈降分離して、流出した汚泥を生物処理槽に返送している。
しかしながら、微生物汚泥の沈降速度は小さいため、大きな沈殿池が必要となり、設備の建設費が高くなるという問題がある。また、都市部では敷地に制約がある傾向にあり、上記のように大きな沈殿池を要する場合には、既設の処理能力を増強したくても増設が困難であるという問題がある。
このような問題を解決する方法の一つとして、微生物汚泥を粒状(グラニュール)にして排水処理に活用することが知られている。これまで、好気性の微生物汚泥では、粒状微生物汚泥を形成することは困難と考えられていたが、近年、例えば、回分式活性汚泥法などを利用して、微生物汚泥を粒状化したグラニュール汚泥(粒状微生物汚泥)を形成する方法がある(特許文献1〜3参照)。
国際公開第98/37027号パンフレット 特表2005−517532号公報 特開平5−261385号公報
ところで、我が国における下水などの有機排水ではBOD濃度が低く、また、BOD濃度が変動し易い傾向にある。更に、有機排水処理の初期段階では微生物汚泥が粒状化していないため、原水としての有機排水中の有機物(第1有機物)を微生物汚泥が生物分解しにくい。そのため、微生物汚泥に対して過負荷状態を維持できず、微生物汚泥を粒状化させて粒状微生物汚泥を形成するのに時間を要していた。
そこで、本発明は、粒状微生物汚泥をより早く且つ安定に生成可能な粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法を提供することを目的としている。
本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置は、流入ラインを通して流入する有機排水を好気性の微生物汚泥によって好気性処理すると共に、微生物汚泥を粒状化させて粒状微生物汚泥を生成するための生物処理槽と、生物処理槽に流入する前の有機排水に含まれる第1有機物より微生物汚泥によって生物分解され易い第2有機物を生物処理槽に供給する有機物供給手段と、を備えることを特徴とする。
第1有機物及び第2有機物は微生物汚泥に対して栄養素であり、上記構成では、第1有機物よりも生物分解され易い第2有機物が有機物供給手段によって生物処理槽内に供給されるので、微生物汚泥に含まれる微生物は容易に栄養素を摂取できることになる。そのため、生物処理槽内において微生物汚泥が粒状化し易く、結果として、粒状微生物汚泥が早く且つ安定して生成される。
また、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置では、有機物供給手段は、第1有機物の少なくとも一部を発酵させて第2有機物を生成する発酵槽と、発酵槽で生成された第2有機物を生物処理槽に供給する供給ラインと、を備えることが好ましい。
この構成では、発酵槽内において第1有機物の少なくとも一部を発酵させて第2有機物を生成しているため、有機排水の好気性処理をより効率的に実施できることになる。
本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置では、上記供給ラインと流入ラインとが接続されていることが好適である。これにより、流入ラインを流れている有機排水と第2有機物とが混合され、第2有機物を含む有機排水が生物処理槽に流入することになる。
更に、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置では、生物処理槽から排出された処理水から固形物を分離する固液分離手段と、固液分離手段で分離された固形物を生物処理槽に返送する返送ラインと、を備えることが好適である。
上記処理水は、生物処理槽内において好気性処理された有機排水であり、固液分離手段によって分離された固形物には処理水と一緒に生物処理槽から流出した微生物汚泥が含まれる。よって、固形物が返送ラインを通して生物処理槽に返送されることで、微生物汚泥が生物処理槽内に返送される。これにより、生物処理槽内において微生物汚泥同士の会合が生じる確率が高くなり、微生物汚泥が粒状化し易く、結果として、粒状微生物汚泥がより早く且つ安定して生成される。
また、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置では、上記返送ラインと流入ラインとが接続されていることが好適である。
返送ラインと流入ラインとが接続されているので、固形物及び有機排水はそれらが生物処理槽内に入る前に混合される。そのため、微生物汚泥を含む固形物が確実に高濃度の有機排水に接することになる。このように固形物が高濃度の有機排水に接することで、固形物に含まれている粒状化して粒径の大きくなってきた微生物汚泥においても、その内部に浸透する基質(第1有機物や第2有機物)の量が増える。そのため、微生物汚泥が増殖し易く、結果として、より早く粒状微生物汚泥を生成することが可能である。
また、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置では、返送ラインと流入ラインとを接続しており、有機排水及び固形物のうち一方を他方に分散させながら混合する混合手段を更に備えることが好ましい。これにより、固形物と有機排水とが混合されやすく、より多くの固形物が高濃度の有機排水に接することになる。
また、本発明に係る粒状微生物汚泥生成方法は、有機排水を好気性処理するための微生物汚泥を粒状化して粒状微生物汚泥を生成する粒状微生物汚泥生成方法であって、流入ラインを通して生物処理槽に流入した有機排水を、生物処理槽内において好気性の微生物汚泥によって好気性処理する処理工程と、その処理工程で好気性性処理される前の有機排水に含まれる第1有機物より微生物汚泥によって生物分解され易い第2有機物を生物処理槽に供給する有機物供給工程と、を備えることを特徴とする。
この場合には、処理工程において、有機排水が好気性処理されながら、生物処理槽内において微生物汚泥が粒状化して粒状微生物汚泥が生成される。そして、第1有機物よりも生物分解され易い第2有機物が有機物供給工程によって生物処理槽内に供給されるので、微生物汚泥に含まれる微生物は容易に栄養素を摂取できることになる。そのため、生物処理槽内において微生物汚泥が粒状化し易く、結果として、粒状微生物汚泥が早く且つ安定に生成される。
また、本発明に係る粒状微生物汚泥生成方法における有機物供給工程では、第1有機物の少なくとも一部を発酵させて第2有機物を生成し、生成された第2有機物を生物処理槽に供給することが好ましい。この場合には、第1有機物の少なくとも一部を発酵させて第2有機物を生成しているため、有機排水の好気性処理をより効率的に実施できることになる。
更に、本発明に係る粒状微生物汚泥生成方法では、第2有機物を流入ラインを流れる有機排水に添加して、第2有機物が添加された有機排水を生物処理槽に流入させることによって第2有機物を生物処理槽に供給することが好適である。これにより第2有機物を確実に生物処理槽に供給できる。
更にまた、本発明に係る粒状微生物汚泥生成方法では、上記生物処理槽から排出された処理水から固形物を分離する固液分離工程と、固液分離工程で分離された固形物を生物処理槽に返送ラインによって返送する返送工程と、を更に備えることが好ましい。
上記処理水は、処理工程において好気性処理された有機排水であり、固液分離手段によって分離された固形物には処理水と一緒に生物処理槽から流出した微生物汚泥が含まれる。よって、返送工程によって、固形物が返送ラインを通して生物処理槽に返送されることで、微生物汚泥が生物処理槽内に返送される。これにより、生物処理槽内において微生物汚泥同士の会合が生じる確率が高くなり、微生物汚泥が粒状化し易く、結果として、粒状微生物汚泥がより早く且つ安定に生成される。
また、本発明に係る粒状微生物汚泥生成方法では、返送ラインと流入ラインとが接続されていることが好ましい。
返送ラインと流入ラインとが接続されているので、固形物及び有機排水は、それらが生物処理槽内に入る前に混合される。そのため、微生物汚泥を含む固形物が確実に高濃度の有機排水に接することになる。そして、このように固形物が高濃度の有機排水に接することで、固形物に含まれている粒状化して粒径の大きくなってきた微生物汚泥においても、その内部に浸透する有機排水中の基質(有機物)の量が増える。そのため、微生物汚泥が増殖し易く、結果として、より早く且つ安定に粒状微生物汚泥を生成することが可能である。
また、本発明に係る粒状微生物汚泥生成方法では、返送ラインと流入ラインとは、有機排水及び固形物のうち一方を他方に分散させながら混合する混合手段を介して接続されていることが好適である。これにより、固形物と有機排水とが混合されやすく、より多くの固形物が高濃度の有機排水に接する。
本発明の粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法によれば、粒状微生物汚泥をより早く且つ安定に生成することが可能である。
以下、図面を参照して本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法の実施形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置の一実施形態の構成を示す概略図である。粒状微生物汚泥生成装置(以下、「汚泥生成装置」とも称す)1は、連続式の活性汚泥法を実施して、例えば、食品工場や下水処理施設から排出され、有機物を含んでいる排水である有機排水を好気性処理するための排水処理装置である。汚泥生成装置1は、上記連続式活性汚泥法を実施しながらその初期段階で粒状微生物汚泥を生成する。図1では、粒状微生物汚泥が一部生成された状態を示している。なお、粒状微生物汚泥とは、好気性の微生物汚泥が粒状化したいわゆる好気性グラニュール汚泥である。
以下の説明では、微生物汚泥及び粒状微生物汚泥を含めて活性汚泥とも称す。また、食品工場や下水処理施設から排出されラインL1を通して汚泥生成装置1に導入される原水としての有機排水に含まれる有機物には、例えば、有機酸等の低分子の有機物(以下、「第2有機物」と称す)や、その第2有機物よりも高分子の有機物(以下、「第1有機物」と称す)が含まれている。第2有機物としての有機酸等は、第1有機物より低分子であることから、微生物汚泥によって生物分解され易いものである。なお、「有機酸」とは、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の低分子量の酸のことである。
汚泥生成装置1は、沈殿池3、有機酸生成装置(有機物供給手段)5、生物処理槽7、及び固液分離槽9を備えている。沈殿池3は、ラインL1から流入される原水としての有機排水中の固形物である生汚泥Sを重力により沈殿させて分離する分離槽である。沈殿池3は、沈殿させた生汚泥SをラインL2から排出し、上澄液(分離された有機排水)をライン(流入ライン)L3から排出するようになっている。沈殿池3に流入した原水としての有機排水中の有機物(第1有機物及び第2有機物)のうち沈降した有機物は生汚泥Sに含まれた状態でラインL2を通して沈殿池3から排出され、沈降しなかった有機物は上澄液に含まれた状態でラインL3を通して沈殿池3から排出される。そして、ラインL2からの生汚泥Sは有機酸生成装置5へ導入され、ラインL3から排出された上澄液としての有機排水は生物処理槽7に導入されるようになっている。
有機酸生成装置5は発酵槽11とライン(供給ライン)L4とを備えており、ラインL4はラインL3に接続されている。
発酵槽11は、生汚泥Sを発酵処理して発酵汚泥を生成する槽であり、発酵汚泥をラインL4から排出するようになっている。発酵槽11はラインL2から導入した生汚泥S中の第1有機物を酸生成菌によってより低分子の第2有機物としての有機酸に分解する。よって、ラインL4から排出される発酵汚泥には第2有機物が含まれていることになる。なお、発酵槽11は、槽11内のpHを調整するpH調整手段としての調整剤添加装置を備えていてもよく、また、発酵槽11は、発酵を促進するための攪拌機、ポンプ、ブロアを備えていてもよい。
生物処理槽7は、活性汚泥Gを収容しており、ラインL3を通して流入する有機排水を曝気しながら活性汚泥Gによって好気性処理するための曝気槽である。また、生物処理槽7は、微生物汚泥G1を粒状化させて粒状微生物汚泥G2を生成するための槽としても機能している。粒状微生物汚泥G2は、微生物汚泥G1同士が物理的に会合し、集まった微生物汚泥G1中の微生物が成長・増殖して粒状化することによって生成される。
生物処理槽7の下部には、ブロア13に接続された複数のノズル15が設けられており、ブロア13から送風された空気がノズル15から生物処理槽23内に散気される。生物処理槽7内で好気性処理された有機排水である処理水Wは、ラインL5によって排出され固液分離槽9に導入されるようになっている。
固液分離槽9は、ラインL5を通して導入された処理水Wに含まれる固形物(固体成分)を沈降させて固液分離する。固形物には、生物処理槽7から流出した微生物汚泥G1や粒状微生物汚泥G2が含まれている。固液分離槽9において、固液分離されて得られた上澄液(分離された処理水W)はラインL6によって排出され、固液分離された固形物は、汚泥生成装置1の一部を構成するライン(返送ライン)L7を通して排出される。
ラインL7は、ラインL3とラインL4との接続部より下流側(生物処理槽7側)に接続されている。これにより、固液分離槽9からの固形物は、有機排水に混合された後に生物処理槽7に導入される。なお、図1に示すように、ラインL7の一部は分岐されており、固液分離槽9内に沈降した固形物の一部が余剰汚泥として排出されるようになっている。
次に、汚泥生成装置1を利用した粒状微生物汚泥G2の生成方法について説明する。粒状微生物汚泥G2は、汚泥生成装置1による有機排水の好気性処理(排水処理)の初期段階で生成される。
先ず、ラインL1を通して原水としての有機排水が沈殿池3に流入すると、沈殿池3では、原水としての有機排水中の固体成分が沈殿し、上澄液(分離された有機排水)と沈殿物(生汚泥S)とが分離される。分離された有機排水はラインL3を介して生物処理槽7へ導入される。
沈殿池3で沈殿した生汚泥Sのうち所定の量の生汚泥SがラインL2から排出され、発酵槽11に投入される。発酵槽11内において、投入された生汚泥Sが発酵処理されて発酵汚泥となる。この際、生汚泥S中の第1有機物が酸生成菌によって分解されて第2有機物が生成される。よって、発酵汚泥中には、第1有機物が分解されてなる第2有機物(有機酸)が含まれることになる。そして、発酵汚泥がラインL4を通して発酵槽11から排出される。ラインL4を通して排出された発酵汚泥は、ラインL3を流れる有機排水と混合された後、生物処理槽7内に流入する(有機物供給工程)。
生物処理槽7内に流入した発酵汚泥を含む有機排水は、活性汚泥Gによって好気性処理される(処理工程)。有機排水の好気性処理によって得られた処理水Wは、ラインL5を通じて固液分離槽9に流入し、固液分離される(固液分離工程)。そして、固液分離槽9において分離された処理水Wとしての上澄液はラインL6から排出され、沈降した固形物はライン(返送ライン)L7を通して排出される。ラインL7を通して排出された固形物の一部は余剰汚泥として系外に排出され、他の部分は返送汚泥としてラインL3に投入されることによって発酵汚泥を含む有機排水と混合された後に生物処理槽7に導入される(返送工程)。
固液分離槽9で沈降した固形物には、生物処理槽7から流出した微生物汚泥G1が含まれているため、ライン(返送ライン)L7を通じて固形物を生物処理槽7に返送することによって、生物処理槽7内に微生物汚泥G1が返送されている。このように生物処理槽7内から流出した微生物汚泥G1がラインL7を通して生物処理槽7に返送されるため、生物処理槽7内で微生物汚泥G1同士の会合が生じ易く、結果として、微生物汚泥G1の粒状化が促進されて粒状微生物汚泥G2が早く生成されることになる。
また、上記方法では、原水としての有機排水に含まれる第1有機物を、生物処理槽7の前段において第2有機物である有機酸に分解した後、その第2有機物をラインL3を流れる有機排水中に添加することによって生物処理槽7に導入していることが重要である。第2有機物は、第1有機物より低分子であることから、第1有機物より微生物汚泥G1によって生物分解されやすい。そのため、上記汚泥生成装置1及びそれを利用した粒状微生物汚泥の生成方法では、生物分解されやすい第2有機物を、原水としての有機排水に含まれる第2有機物の濃度より高濃度の状態で生物処理槽7に供給できていることになる。
生物分解されにくい又は生物分解に時間を要する第1有機物が生物処理槽7に投入されても、微生物汚泥G1に対する負荷への寄与が小さい。また、我が国では、原水としての有機排水のBOD濃度は低く、また変動し易いため、従来のように原水としての有機排水を生物処理槽7に流入させることで主に第1有機物を生物処理槽7に供給する場合には、安定して粒状微生物汚泥G2を生成することが困難である。
これに対して、汚泥生成装置1及びそれを利用した粒状微生物汚泥生成方法では、前述したように生物分解され易い第2有機物を、原水としての有機排水中の濃度よりも高濃度の状態で(言い換えればより多く)生物処理槽7に供給できているため、原水としての有機排水のBOD濃度の変動の影響を受けにくくなっており、また、汚泥生成装置1を過負荷状態を維持しながら運転可能となっている。よって、微生物汚泥G1内の微生物の増殖・成長が促進され、結果として、一層早く且つ安定して粒状微生物汚泥G2が生成される。
ところで、微生物汚泥G1が自己造粒して粒状化し粒径が大きくなってくると、栄養素としての有機物(第1有機物や第2有機物)等が、粒径の大きくなった微生物汚泥G1の内部まで浸透しにくくなる傾向にある。
これに対して、汚泥生成装置1では、ライン(流入ライン)L3とライン(返送ライン)L7とを接続しているので、生物処理槽7に流入する前の有機排水に固形物が混合される。そのため、固形物に含まれる活性汚泥Gは高濃度の有機排水に接することになる。その結果、活性汚泥Gに含まれており粒状化しつつある微生物汚泥G1の内部まで、微生物汚泥G1によって第1有機物や窒素、リン及び第2有機物(有機酸等)等が浸透する。また、固液分離槽9で固液分離される際に、微生物汚泥G1は飢餓状態になっているので、その後に、有機排水に接することで、微生物汚泥G1が栄養素としての基質(第1有機物及び第2有機物等)を摂取し易い。そのため、微生物汚泥G1に含まれる微生物がその周囲に細胞外ポリマーをより多く発現でき、結果として、微生物汚泥G1の自己造粒が促進され、粒状微生物汚泥G2の生成速度を向上することができている。
更に、前述したように微生物汚泥G1の粒状化が促進され、汚泥生成装置1内に粒状微生物汚泥G2が増えてくると、固液分離槽9における固形物の沈降速度が速くなる。そのため、汚泥生成装置1では固液分離槽9を小さくすることが可能であり、汚泥生成装置1の小型化を図れる。その結果として、例えば、汚泥生成装置1の製造コストの低減も可能となっている。
また、固液分離槽9での固形物の沈降速度が速くなることで固形物が濃縮されやすく、返送される固形物の量も多くなる。これによって、汚泥生成装置1内に活性汚泥Gを多く維持できるので、汚泥生成装置1によって有機排水を効率的に好気性処理できる。従って、汚泥生成装置1で粒状微生物汚泥G2の生成と一緒に実施されている有機排水の好気性処理のランニングコストが低減される。
更に、前述したように、ラインL3とラインL7とを有機排水が生物処理槽7に流入する前に接続していることでも、微生物汚泥G1の粒状化を更に促進でき、汚泥生成装置1の処理能力の向上が図れるため、例えば、既設の排水処理装置の処理能力を容易に向上させることが可能である。
なお、例えば、図2に示す汚泥生成装置17のように、ライン(流入ライン)L3とライン(返送ライン)L7とを、混合手段19によって接続することは好ましい。混合手段19は、ラインL3上に設けられており、有機排水を固形物中に分散させながら混合することで固形物を有機排水に添加する。混合手段19は、例えば、エジェクターやラインミキサーである。この場合、ラインL3を流れる有機排水中にラインL7を流れる固形物中が攪拌され分散された状態で添加されるので、より多くの固形物が高濃度の有機排水に接することになる。その結果、粒径が大きくなってきた微生物汚泥G1中の微生物が基質を一層確実に摂取できるので、粒状微生物汚泥G2がより早く生成される。
図1及び図2に示した汚泥生成装置1,17では、ラインL7がラインL3に接続されているとしたが、ラインL3とラインL7とが接続されていればよいので、ラインL3がラインL7に接続されていてもよい。また、汚泥生成装置1,17内により多くの微生物汚泥G1及び粒状微生物汚泥G2を維持するために、固液分離槽9及びライン(返送ライン)L7を備えていることが好ましいが、固液分離槽9及びラインL7は備えていなくてもよい。この場合でも、第2有機物を生物処理槽7内に添加することで、より早く且つ安定に粒状微生物汚泥G2を生成できる。また、固液分離槽9及びライン(返送ライン)L7を備えていない場合には、例えば、後述するような回分式(バッチ式)の活性汚泥法を適用することで、粒状微生物汚泥G2を早く且つ安定に生成しながら効率良く有機排水の好気性処理を実施することが可能である。
(第2の実施形態)
図3は、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置の第2の実施形態の構成を概略的に示す構成図である。粒状微生物汚泥生成装置(以下、「汚泥生成装置」とも称す)21は、いわゆる回分式活性汚泥法を実施するための生物処理槽23を備えている点で、第1の実施形態の汚泥生成装置1の構成と主に相違する。汚泥生成装置21は、第1の実施形態の場合と同様に、排水処理装置でもある。汚泥生成装置21の構成について上記相違点を中心にして説明する。
汚泥生成装置21において、生物処理槽23の前段の構成は、第1の実施形態の構成とほぼ同様である。すなわち、汚泥生成装置21は、生物処理槽23の前段に、沈殿池3、有機酸生成装置(有機物供給手段)5を備えている。沈殿池3は、ラインL1から流入される原水としての有機排水中の固体成分である生汚泥Sを沈殿させる。生汚泥Sに、第1有機物が含まれていることは第1の実施形態と同様である。沈殿池3は、沈殿させた生汚泥SをラインL2から排出し、上澄液としての有機排水をライン(流入ライン)L3から排出する。
有機酸生成装置5は発酵槽11とライン(供給ライン)L4とを備えており、発酵槽11は、ラインL2を通して流入した生汚泥Sを発酵処理して発酵汚泥を生成する。発酵汚泥中には、第1の実施形態と同様に、生汚泥S中の第1有機物が酸生成菌によって分解されてなる第2有機物としての有機酸が含まれている。本実施形態においても「有機酸」とは、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の低分子量の酸をいう。発酵槽11は、第2有機物を含む発酵汚泥をラインL4を通して排出する。ラインL4はラインL3に接続されており、ラインL4を通して排出された発酵汚泥は、ラインL3を流れる有機排水に混合された後、生物処理槽23に導入される。ラインL3には、バルブV1が設けられており、バルブV1の開閉によって生物処理槽23への有機排水の流入を制御できるようになっている。
次に、図4〜図7を利用して生物処理槽23の構成について説明する。
生物処理槽23は、活性汚泥Gを収容しており、回分式活性汚泥法によって有機排水を好気性処理するための曝気槽である。また、生物処理槽23は、微生物汚泥G1同士が物理的に会合し、集まった微生物汚泥G1中の微生物が成長・増殖して粒状化することによって粒状微生物汚泥G2を生成するための槽としても機能している。図4〜図7は、回分式活性汚泥法における基本周期(後述)を少なくとも1回実施し、活性汚泥G上に処理水Wの一部が上澄液として残っている状態を示している。また、活性汚泥Gのハッチングは、微生物汚泥G1や粒状微生物汚泥G2が沈殿し堆積した状態を示すものである。
生物処理槽23の下部にはラインL3に接続された流入口25が設けられており、流入口25からラインL3を通して有機排水が導入される。また、生物処理槽23は、有機排水の好気性処理で得られる処理水Wを排出する2つの排出口27,29を有する。各排出口27,29には、処理水Wを排出するためのラインL8,L9が接続されており、各ラインL8,L9にはバルブV2,V3が設けられている。
排出口27と排出口29とは異なる高さに配置されている。排出口27,29のうち低い方の排出口29は、後述する静置工程S3(図8参照)で沈降した活性汚泥Gからなる堆積層よりも高ければよいが、活性汚泥Gが高濃度の有機排水に接するようにする観点からより低い方が好ましい。また、流入口25は、排出口29より下方であって、静置工程S3で沈降し堆積した活性汚泥Gに有機排水が直接流入する位置に配置されている。なお、排出口27は設けなくてもよい。
また、生物処理槽23内には内筒31が配置されており、内筒31の下部には生物処理槽23内を曝気するための散気手段として散気球33が設けられている。散気球33には、ブロア13が接続されており、ブロア13からの空気が散気球33に送風されることで生物処理槽23内に散気される。散気量は、2Nl/minや、4Nl/minが例示される。内筒31を設け、その下部に散気球33を配置することで、生物処理槽23内を有機排水が循環するので活性汚泥Gがより攪拌される。なお、内筒31は生物処理槽23に設けられていなくてもよい。また、散気手段は散気球33に限定されず、例えば、第1の実施形態と同様に、ノズル等を利用してもよい。
次に、汚泥生成装置21を利用して粒状微生物汚泥G2を生成する方法について説明する。本実施形態の粒状微生物汚泥生成方法は、図8に示すように、流入工程S1、処理工程S2、静置工程S3及び排出工程S4からなる基本周期を繰り返すことで有機排水を好気性処理する回分式活性汚泥法であり、その初期段階で、微生物汚泥G1から粒状微生物汚泥G2の生成が生成される。なお、流入工程S1、処理工程S2、静置工程S3及び排出工程S4の典型的な時間としては、例えば、流入工程S1は3分、処理工程S2は171分、静置工程S3は3分、排出工程S4は3分である。以下、基本周期の各工程について説明する。
流入工程S1では、図4に示すように、バルブV1を開くことによって、活性汚泥Gを有する生物処理槽23内に流入口25を通して有機排水を流入せしめる。生物処理槽23の前段には、第1の実施形態の場合と同様に、沈殿池3及び有機酸生成装置5が設けられているので、ラインL3を通して生物処理槽23内に流入する有機排水には、第1の実施形態の場合と同様に、原水としての有機排水中の第2有機物の量よりもより多くの第2有機物が含まれている。ここで、流入ラインL3を通して生物処理槽23に流入する有機排水中の第2有機物濃度が、汚泥生成装置21に流入する原水としての有機排水中の第2有機物の濃度より高濃度になることについて簡単に説明する。
図3に示したように、原水としての有機排水がラインL1を通して沈殿池3に流入すると、流入した有機排水中の第1有機物等の固体成分が沈殿し、上澄液(分離された有機排水)と沈殿物(生汚泥S)とが分離される。分離された有機排水はラインL3によって排出される。
沈殿池3で沈殿した生汚泥Sのうち一部がラインL2から排出され、発酵槽11に投入される。発酵槽11内において、投入された生汚泥Sが発酵処理され発酵汚泥となる。この際、生汚泥S中の第1有機物が発酵処理され第2有機物となるため、発酵汚泥中には第2有機物が含まれることになる。そして、発酵汚泥がラインL4を通して排出され、ラインL3を流れる有機排水に添加される。これにより、発酵汚泥が添加された後の有機排水中の第2有機物の濃度は、ラインL1を流れる有機排水中の第2有機物の濃度より高くなることになる。
よって、バルブV1を開いてラインL3及び流入口を通して有機排水を生物処理槽23内に導入することで、生物処理槽23内にはより多くの第2有機物を含む有機排水が導入され、結果として、生物処理槽23内に高濃度な第2有機物が供給される(流入工程、有機物供給工程)。このように有機排水が流入口25から流入するとき、有機排水は、生物処理槽23の下部に沈降した活性汚泥Gに直接流入する。なお、活性汚泥Gには、微生物汚泥G1及びそれが粒状化した粒状微生物汚泥G2が含まれるとしているが、汚泥生成装置21の立ち上げ時では、生物処理槽23内の活性汚泥Gには、微生物汚泥G1のみが含まれるとしてもよい。
上記流入工程S1に続く処理工程S2では、図5に示すように、ブロア13を駆動して散気球33に空気を送り、散気球33から散気せしめて有機排水を曝気する。この処理工程S2を実施するときにはバルブV1は閉じておく。
処理工程S2の後の静置工程S3では、図6に示すように、ブロア13を停止して曝気を止めて静置する。これにより、有機排水が好気性処理されて得られた処理水Wに浮遊する固形物(活性汚泥G)が沈降し、処理水Wと活性汚泥Gとが固液分離される。すなわち、静置工程S3は、処理水Wを固液分離する固液分離工程に対応する。続いて、排出工程S4では、図7に示すように、バルブV2,V3を開いて、固液分離された後の上澄液である処理水Wを排出口27,29から排出する。
そして、上記流入工程S1、処理工程S2、静置工程S3及び排出工程S4からなる基本周期を繰り返す。このように基本周期を繰り返すことで、処理工程S2で曝気された際に、微生物汚泥G1が自己造粒して粒径の大きな粒状微生物汚泥G2が生成される。
上記方法では、第1の実施形態の場合と同様に、原水としての有機排水に含まれる第1有機物を、生物処理槽23の前段において第2有機物である有機酸に分解した後、その第2有機物を、ラインL4及びラインL3を通して生物処理槽23に供給している。
第2有機物は第1有機物より低分子であるため、第1有機物より微生物汚泥G1によって生物分解されやすい。このように生物分解されやすい第2有機物を生物処理槽7により高濃度の状態で供給していることで、第1の実施形態の場合と同様に、原水としての有機排水のBOD濃度の変動の影響を受けにくくなっており、汚泥生成装置21を過負荷状態を維持しながら運転できるようになっている。その結果、微生物汚泥G1内の微生物の増殖・成長が促進され、結果として、一層早く粒状微生物汚泥G2を安定して生成できる。
また、回分式活性汚泥法では、生物処理槽23に有機排水が断続的に投入されることから、微生物汚泥G1には、有機排水に含有されている栄養素としての基質(第1有機物及び第2有機物)が付与されている状態(飽食状態)と付与されていない状態(飢餓状態)とが繰り返し与えられることになる。このように、飢餓状態を経た後に飽食状態となることで、微生物汚泥G1がより多くの栄養素を摂取するので、細胞外ポリマーが形成され易く、微生物汚泥G1が自己造粒し易くなっている。
更に、流入工程S1において、静置工程S3及び排出工程S4を経て排出口29より下側に沈降した固形物に有機排水が直接流入するので、第1の実施形態の場合と同様に、固形物は高濃度の有機排水に接することになる。その結果、固形物に含まれており粒状化しつつある微生物汚泥G1の内部にも有機排水に含まれる基質(第1有機物及び第2有機物等)が確実に浸透する。
これにより、粒径の大きな微生物汚泥G1の内部の微生物汚泥G1でも細胞外ポリマーが発現し易くなり、微生物汚泥G1の粒状化が更に促進される。よって、粒状微生物汚泥G2の生成速度が向上する。その結果、従来より早く粒状微生物汚泥G2を生成可能である。
また、微生物汚泥G1の粒状化が促進できると、固液分離槽9における固形物の沈降速度が速くなり、静置工程S3においてより多くの固形物が沈降する。そのため、固形物の濃縮率が向上し、汚泥生成装置21内に活性汚泥Gをより多く維できるため、有機排水をより効率的に好気性処理できる。よって、汚泥生成装置21で粒状微生物汚泥G2を生成・維持しながら実施される有機排水の好気性処理のランニングコストが低減される。更に、生物処理槽23に沈降した固形物に有機排水を直接流入させることは、流入口25の位置を調整することで容易に実現可能である。このように、流入口25の位置調整によっても汚泥生成装置21の処理能力の向上が更に図れるため、例えば、既設の排水処理装置の処理能力を容易に向上させることが可能である。
また、回分式活性汚泥法の初期段階で速やかに粒状微生物汚泥を形成できると、有機排水の処理効率が高まることから、効率的に有機排水を好気性処理できる。
なお、生物処理槽23の下部に沈降した固形物に確実に有機排水を流入せしめる観点から、生物処理槽23の底面23aに流入口25を設けることは好ましい。また、汚泥生成装置21では、バルブV1〜V3を利用して、生物処理槽23への有機排水の流入、及び生物処理槽23からの処理水Wの排出を制御しているがバルブV1〜V3の代わりにポンプを利用してもよいし、流入口25や排出口27,29を開閉制御可能なものとしてもよい。
以上、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法の実施形態について説明したが、本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置及び粒状微生物汚泥生成方法は上記実施形態に限定されない。
例えば、ラインL7を移送される固形物は、ラインL7を通じてラインL3とラインL4との接続部より下流側に投入されるとしたが、生物処理槽7より前段に返送することによって、結果として、生物処理槽7に返送されるようになっていればよい。例えば、ラインL3とラインL4との接続部より上流側にラインL7が接続されていてもよいし、ラインL4から発酵槽11に直接投入されていてもよい。発酵槽11に固形物が投入される場合には、発酵槽11で生成される発酵汚泥の一部として生物処理槽7に返送されることになる。また、固形物は、生物処理槽7に直接投入されるようになっていてもよい。
更にまた、これまでの説明では、原水としての有機排水中の第1有機物を一部取り出して発酵処理することによって第2有機物を生成し、生物処理槽7,23に供給しているが、生物処理槽7,23へ第2有機物を供給できていればよい。
例えば、連続式の活性汚泥法を利用して排水処理を実施しながら粒状微生物汚泥を生成する場合には、図9に示すような粒状微生物汚泥生成装置35の構成とすることも可能である。汚泥生成装置35の構成は、第2有機物を収容している有機物供給槽37とライン(供給ライン)L4とからなる有機物供給手段39を備える点で、図1に示した汚泥生成装置1の構成と主に相違する。汚泥生成装置35では、沈殿池3で沈殿した生汚泥SはラインL2を通して系外に排出される。そのため、沈殿池3に流入する有機排水中の第1有機物が上澄液と一緒にラインL3から排出されるように、沈殿池3の大きさや有機排水の滞留時間等が調整されている。汚泥生成装置35を利用した粒状微生物汚泥生成方法では、有機物供給槽37内に予め準備しておいた第2有機物をラインL4を通して生物処理槽7に供給する。
汚泥生成装置35においても、ラインL7で返送される固形物は、例えば、有機物供給槽37や生物処理槽7に供給することも可能であるし、生物処理槽7の前段に返送して、結果として、生物処理槽7に返送されるようにすることも可能である。
また、回分式活性汚泥法を利用して排水処理を実施しながら粒状微生物汚泥を生成する場合には、図10に示した粒状微生物汚泥生成装置41とすることも可能である。汚泥生成装置41も、図9に示した有機物供給槽37とラインL4とからなる有機物供給手段39を備える点で、図3に示した汚泥生成装置21の構成と主に相違する。なお、汚泥生成装置41においても、沈殿池3に流入する有機排水中の第1有機物が上澄液と一緒にラインL3から排出されるように、沈殿池3の大きさや有機排水の滞留時間等が調整されている。
汚泥生成装置41を利用して粒状微生物汚泥を生成する場合には、図8に示した回分式活性汚泥法の基本周期において、流入工程S1と処理工程S2との間に、有機物供給槽37に収容された第2有機物を、ラインL4を通して生物処理槽23に供給する有機物供給工程を更に備えていればよい。なお、この有機物供給工程は、処理工程S2と同時に、すなわち、好気性処理を実施しているときに実施することも可能である。
また、固液分離手段9は、固液分離槽9としたが、処理水から固形物を分離できれば特に限定されず、遠心分離器なども使用可能である。更に、第2の実施形態では、流入口25は、生物処理槽23の下部に設けられているとしたが、生物処理槽23内に有機排水を流入できるように設けられていればよい。
更にまた、本発明に係る粒状生物汚泥生成装置の実施形態としては、例えば、図11に示すような構成を有する粒状微生物汚泥生成装置43とすることもできる。図11に示した汚泥生成装置43は、ラインL4とラインL7とが接続されている点で、図1に示した汚泥生成装置1の構成と主に相違する。この場合には、ラインL4で移送される発酵汚泥とラインL7で移送される固形物とが混合された後に、ラインL3を流れる有機排水に投入されて生物処理槽7に導入されることになる。発酵汚泥は濃度が高いため、発酵汚泥中に固形物を投入することで、ラインL7で移送される固形物中に含まれている微生物汚泥G1や粒状微生物汚泥G2がより多くの有機物に接し易くなっていることから高負荷を実現可能であり、結果として、一層早く且つ安定に粒状微生物汚泥G2を生成できる。
なお、図12に示す汚泥生成装置45のように、ラインL4とラインL7とを混合手段19を介して接続することは、図2に示した汚泥生成装置17を利用して説明した理由と同様の理由によって好ましい。図11及び図12において、ラインL4にラインL7を接続してもよいことは、ラインL3とラインL7との接続の場合と同様である。
更に、本発明に係る粒状生物汚泥生成装置の実施形態としては、例えば、図13に示すような構成を有する粒状微生物汚泥生成装置47とすることもできる。汚泥生成装置47の構成は、有機物添加手段39が有する有機物供給槽37内の第2有機物をラインL4を通してラインL7に添加するようになっている点で、図9に示した汚泥生成装置35の構成と主に相違する。第2有機物をラインL7によって移送される固形物中に直接添加するので、固形物中の微生物汚泥G1及び粒状微生物汚泥G2がより多くの第2有機物と接することになる。その結果、図11及び図12に示した汚泥生成装置43,45で説明した場合と同様に、高負荷を実現可能であるため、一層早く且つ安定に粒状微生物汚泥G2を生成できる。なお、汚泥生成装置47においても、ラインL4とラインL7とを混合手段19を介して接続してもよい。
更にまた、本発明に係る粒状生物汚泥生成装置の実施形態としては、例えば、図14に示すような構成を有する粒状微生物汚泥生成装置49とすることも可能である。汚泥生成装置49の構成は、生物処理槽23が流入口25より下側に流入口51を更に有しており、流入口51にラインL4が接続されている点で、図3に示した粒状微生物汚泥生成装置21の構成と主に相違する。汚泥生成装置49では、ラインL4にはバルブV4が設けられており、バルブV4を開くことによって生物処理槽23内に発酵槽11からの発酵汚泥を導入できるようになっている。
汚泥生成装置49を利用した粒状微生物汚泥G2の生成方法では、バルブV4を開いて発酵汚泥を生物処理槽23に導入することで生物処理槽23内に第2有機物を供給した後に(有機物供給工程)、バルブV1を開いてライン(流入ライン)L3から有機排水を生物処理槽23に導入する(流入工程S1)。この流入工程S1以降の工程は、汚泥生成装置21を利用する場合と同様である。この場合、発酵槽11からの発酵汚泥を生物処理槽23に沈降した固形物(微生物汚泥G1及び粒状微生物汚泥G2)内に投入できることになるので、微生物汚泥G1及び粒状微生物汚泥G2に対して更に高負荷を実現できることになる。その結果、微生物汚泥G1及び粒状微生物汚泥G2中の微生物がより多くの第2有機物を摂取できるので、一層早く且つ安定に粒状微生物汚泥G2を生成できる。
汚泥生成装置49のように、有機排水の流入用の流入口25と発酵汚泥の流入用の流入口51とを設ける場合には、図15に示す粒状微生物汚泥生成装置53のように、流入口25は、排出工程S4を経た後の処理水Wの液面よりも高い位置に設けられていることが好ましい。この汚泥生成装置53を利用した粒状微生物汚泥G2を生成する方法は、汚泥生成装置49の場合と同様であり、発酵汚泥を生物処理槽23に投入した後に、有機排水を生物処理槽23内に導入する。この際、液面よりも高い位置から有機排水が流入するため、発酵汚泥と固形物の混ぜ合わせが抑制されて高負荷な状態をより長く保つことが可能であり、結果として、一層早く且つ安定に粒状微生物汚泥G2を生成できる。
なお、これまでの説明では、ラインL1を流れる原水ととしての有機排水は沈殿池3に流入されるとしたが、沈殿池3を設けずに、ラインL1を流れる原水としての有機排水を直接発酵槽11に流入させてもよい。この場合には、発酵槽11内で有機排水を発酵処理して第2有機物(有機酸)を含む発酵液とする。そして、発酵槽11に接続されたラインL4を通して発酵液としての有機排水を生物処理槽7,23に導入する。この場合には、ラインL4が生物処理槽7,23に有機排水を流入させるためのラインL3として機能していることになる。
更にまた、有機物供給手段5は、発酵槽11とライン(供給ライン)L4とから構成されているとしたが、例えば、発酵槽11の後段に固液分離槽等の固液分離手段を更に設け、発酵槽11の発酵汚泥を固液分離手段で固液分離した後に、上澄液としての発酵液を固液分離手段からラインL4を通して生物処理槽7,23に供給するようにしてもよい。この固液分離手段により、発酵汚泥を固形成分である濃縮汚泥と、有機酸を含む発酵液とに分離することができるため、相対的により高濃度の第2有機物を生物処理槽7,23に供給できることになる。なお、ラインL4を通して生物処理槽7,23に供給する方法は、これまで説明した有機物供給手段5の場合と同様である。
更に、第2有機物は、原水としての有機排水に含まれる第1有機物のうちの少なくとも一部を発酵処理して得られる有機酸としたが、第1有機物より微生物汚泥G1に含まれる微生物によって生物分解されやすいものであればよい。
本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置の一実施形態の構成を示す概略図である。 図1に示した粒状微生物汚泥生成装置の他の実施形態の構成を示す概略図である。 本発明に係る粒状微生物汚泥生成装置の他の実施形態の構成を示す概略図である。 流入工程での生物処理槽の状態を示す図である。 処理工程での生物処理槽の状態を示す図である。 静置工程での生物処理槽の状態を示す図である。 排出工程での生物処理槽の状態を示す図である。 回分式活性汚泥法の基本周期を示すフローチャートである。 図1に示した粒状微生物汚泥生成装置の更に他の実施形態の構成を示す概略図である。 図3に示した粒状微生物汚泥生成装置の他の実施形態の構成を示す概略図である。 図1に示した粒状微生物汚泥生成装置の更に他の実施形態の構成を示す概略図である。 図11に示した粒状微生物汚泥生成装置の他の実施形態の構成を示す概略図である。 図9に示した粒状微生物汚泥生成装置の他の実施形態の構成を示す概略図である。 図3に示した粒状微生物汚泥生成装置の他の実施形態の構成を示す概略図である。 図14に示した粒状微生物汚泥生成装置の他の実施形態の構成を示す概略図である。
符号の説明
1,17,21,35,41〜49,53…粒状微生物汚泥生成装置、5…有機酸生成装置(有機物供給手段)、7,23…生物処理槽、9…固液分離槽(固液分離手段)、11…発酵槽、19…混合手段、25…流入口、27,29…排出口、37…有機物供給槽、39…有機物供給手段、G1…微生物汚泥、G2…粒状微生物汚泥、L3…ライン(流入ライン)、L4…ライン(供給ライン)、L7…ライン(返送ライン)、W…処理水。

Claims (12)

  1. 流入ラインを通して流入する有機排水を好気性の微生物汚泥によって好気性処理すると共に、前記微生物汚泥を粒状化させて粒状微生物汚泥を生成するための生物処理槽と、
    前記生物処理槽に流入する前の前記有機排水に含まれる第1有機物より前記微生物汚泥によって生物分解され易い第2有機物を前記生物処理槽に供給する有機物供給手段と、
    を備えることを特徴とする粒状微生物汚泥生成装置。
  2. 前記有機物供給手段は、
    前記第1有機物の少なくとも一部を発酵させて前記第2有機物を生成する発酵槽と、
    前記発酵槽で生成された前記第2有機物を前記生物処理槽に供給する供給ラインと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の粒状微生物汚泥生成装置。
  3. 前記供給ラインと前記流入ラインとが接続されていることを特徴とする請求項2に記載の粒状微生物汚泥生成装置。
  4. 前記生物処理槽から排出された処理水から固形物を分離する固液分離手段と、
    前記固液分離手段で分離された前記固形物を前記生物処理槽に返送する返送ラインと、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の粒状微生物汚泥生成装置。
  5. 前記返送ラインと前記流入ラインとが接続されていることを特徴とする請求項4に記載の粒状微生物汚泥生成装置。
  6. 前記返送ラインと前記流入ラインとを接続しており、前記有機排水及び前記固形物のうち一方を他方に分散させながら混合する混合手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の粒状微生物汚泥生成装置。
  7. 有機排水を好気性処理するための微生物汚泥を粒状化して粒状微生物汚泥を生成する粒状微生物汚泥生成方法であって、
    流入ラインを通して生物処理槽に流入した前記有機排水を、前記生物処理槽内において前記好気性の前記微生物汚泥によって好気性処理する処理工程と、
    前記処理工程で前記好気性処理される前の前記有機排水に含まれる第1有機物より前記微生物汚泥によって生物分解され易い第2有機物を前記生物処理槽に供給する有機物供給工程と、
    を備えることを特徴とする粒状微生物汚泥生成方法。
  8. 前記有機物供給工程では、前記第1有機物の少なくとも一部を発酵させて前記第2有機物を生成し、生成された前記第2有機物を前記生物処理槽に供給することを特徴とする請求項7記載の粒状微生物汚泥生成方法。
  9. 前記第2有機物を前記流入ラインを流れる前記有機排水に添加して、前記第2有機物が添加された前記有機排水を前記生物処理槽に流入させることによって前記第2有機物を前記生物処理槽に供給することを特徴とする請求項8に記載の粒状微生物汚泥生成方法。
  10. 前記生物処理槽から排出された処理水から固形物を分離する固液分離工程と、
    前記固液分離工程で分離された前記固形物を前記生物処理槽に返送ラインによって返送する返送工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の粒状微生物汚泥生成方法。
  11. 前記返送ラインと前記流入ラインとが接続されていることを特徴とする請求項10に記載の粒状微生物汚泥生成方法。
  12. 前記返送ラインと前記流入ラインとは、前記有機排水及び前記固形物のうち一方を他方に分散させながら混合する混合手段を介して接続されていることを特徴とする請求項11に記載の粒状微生物汚泥生成方法。

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