JP2007275824A - 循環路洗浄方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体使用機器の循環路内の洗浄を効果的かつ強力に行うことができる循環路洗浄方法及び装置を提供する。
【解決手段】循環路7a内を一方向(矢印a方向)に流れている流体70を逆方向(矢印b方向)に流れるように切り換え、この切り換え時に、循環炉7a内を一方向に流れる流体と循環路7a内を逆方向に流れる流体とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより循環路7a内全体を洗浄する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、内部に循環路を備えた流体使用機器における循環路を洗浄するため循環路洗浄方法及び装置に関する。
水や油等の流体の循環路を備えた流体使用機器は、冷却水の循環路を備えた金型や各種の熱交換器等多岐にわたり、これら流体使用機器では、流体の入口から出口に向けて流体が循環されている。
しかし、この流体使用機器にあっては、流体使用機器内での流体の流れ方向が入口から出口に向けて一方向のみとなっていたために、循環路内における継手の段差部分や他の屈曲部分においてスケール等の不純物が付着し、これが堆積されて循環路を狭くする等の問題点があった。
この問題点を解決するために、例えば、図11に示す循環路における水の流通方向を正方向と逆方向に切換える水流切換装置が提案されている(特許文献1参照)。
図11に示す水流切換装置101は、弁本体(図示せず)に、水の供給源107にポンプ108を介して連続する入口102と、水の排出先(濾過器109を介して水の供給源107に戻る)に連続する出口103と、これら入口102及び出口103に連通し且つ水使用機器106の循環路106aに連続する第1出入口104及び第2出入口105とを備えている。
そして、入口102と第1出入口104との間には第1開閉弁131が設けられ、第1出入口104と出口103との間には第2開閉弁132が設けられ、入口102と第2出入口105との間には第3開閉弁133が設けられ、さらに第2出入口105と出口103との間には第4開閉弁134が設けられている。
ここで、第1開閉弁131及び第4開閉弁134と、第2開閉弁132及び第3開閉弁133との開閉は相互に逆位相となっており、且つ各開閉弁131〜134の開閉動作は同期されている。かかる逆位相での開閉動作は、開閉切換機構140によってなされるようになっている。
しかして、供給源107から水流切換装置101の入口102に入った水は、第1開閉弁131と第4開閉弁134とが開き、且つ第2開閉弁132と第3開閉弁133とが閉じているときには、正流モードとなり、第1出入口104から出て水使用機器106の循環路106a内を矢印a方向に循環して第2出入口105に入り、出口103から出て濾過器109を経て供給源107に至る。一方、これとは逆に、第1開閉弁131と第4開閉弁134とが閉じ、且つ第2開閉弁132と第3開閉弁133とが開いているときには、逆流モードとなり、供給源107から水流切換装置101の入口102に入った水は、第2出入口105から出て水使用機器106の循環路106a内を矢印b方向に循環して第1出入口104に入り、出口103から出て濾過器109を経て供給源107に至る。
従って、開閉切換機構140による各開閉弁の切り換えによって水使用機器106の循環路106a内での循環方向が逆転するようになっている。これにより、水使用機器106の循環路106a内に堆積したスケール等の不純物は逆方向の水流によって除去されて外部へ排出され、循環路106a内の狭窄や閉鎖を防止することができる。即ち、水使用機器106の循環路106a内を逆方向の水流によって洗浄しているのである。
また、図11に示す水流切換装置101の他に、例えば、図12乃至図14に示す水流切換装置も知られている(特許文献2参照)。
図12乃至図14に示す水流切換装置201は、弁本体211に、ポンプ(図示せず)水、油等の流体の供給源(図示せず)に連続する入口202と、流体の排出先に連続する出口203と、入口202及び出口203のそれぞれから延びる第1横孔212及び第2横孔213と、第1横孔212及び第2横孔213間を連通する第1縦孔214及び第2縦孔215と、第1縦孔214に連通されて入口202及び出口203に連通し且つ流体使用機器(図示せず)の循環路に連続する第1出入口204と、第2縦孔215に連通されて入口202及び出口203に連通し且つ流体使用機器の循環路に連続する第2出入口205とを備えている。
そして、入口202と第1出入口204との間には、第1開閉弁231が設けられ、第1出入口204と出口203との間には、第2開閉弁232が設けられ、入口202と第2出入口205との間には、第3開閉弁233が設けられ、さらに第2出入口205と出口203との間には、第4開閉弁234が設けられている。
ここで、第1開閉弁231及び第2開閉弁232は、第1縦孔214内を昇降する第1昇降軸221に固定され、第1昇降軸221が上昇すると、第1開閉弁231が第1縦孔214を開くとともに第2開閉弁232が第1縦孔214を閉じ、第1昇降軸221が下降すると、第1開閉弁231が第1縦孔214を閉じるとともに第2開閉弁232が第1縦孔214を開くようになっている。一方、第3開閉弁233及び第4開閉弁234は、第2縦孔215内を昇降する第2昇降軸222に固定され、第2昇降軸222が上昇すると、第3開閉弁233が第2縦孔215を開くとともに第4開閉弁234が第2縦孔215を閉じ、第2昇降軸222が下降すると、第3開閉弁233が第2縦孔215を閉じるとともに第4開閉弁234が第2縦孔215を開くようになっている。
そして、第1開閉弁231及び第4開閉弁234と、第2開閉弁232と第3開閉弁233との開閉が逆位相となるように、第1昇降軸221の昇降と第2昇降軸222の昇降とが開閉切換機構により逆位相に制御されるようになっている。この開閉切換機構は、弁本体211の上面であって第1昇降軸221と第2昇降軸222との間に立設された支軸223と、支軸223の上端に回動可能に取付けられ、一端に第1昇降軸221の上端を遊嵌状態で取付けるとともに、支軸223を挟んで第1昇降軸221と反対側に第2昇降軸222の上端を遊嵌状態で取付けたリンク224と、リンク224の前記反対側の端部にピストン241の上端を回動可能に取付けたエアシリンダ240とにより構成されている。図12乃至図14において、符号242は、ピストン241を常時下方に付勢する圧縮ばねである。
このように構成された水流切換装置201の作用について説明すると、先ず、図12に示すように、エアシリンダ240のピストン241が下方に位置するときには、第1昇降軸221が上昇し、第2昇降軸222が下降し、正流モードを構成する。この正流モード時にあっては、第1開閉弁231及び第4開閉弁234が開き、第2開閉弁232及び第3開閉弁233が閉じ、流体の供給源から入口202に入った流体は、第1出入口204から流出して流体使用機器の循環路を一方向に循環し、第2出入口205に入って出口203から流出先に流出する。
また、図13に示すように、エアシリンダ240のピストン241が中間位置に位置するときには、第1開閉弁231、第2開閉弁232、第3開閉弁233及び第4開閉弁234が昇降方向において入口202及び出口203間の中心に位置し、リークモードを構成する。このリークモード時にあっては、第1〜第4開閉弁231〜234が半分程度開いた状態となり、流体の供給源から入口202に入った流体は、水流切換装置201を通過して出口203から流出先に流出する。これにより、流体抵抗がなくなり、流体使用機器への流体による衝撃を緩和できるとともに、入口202に連続するポンプへの負荷を低減することができる。
さらに、図14に示すように、エアシリンダ240のピストン241が上方に位置するときには、第1昇降軸221が下降し、第2昇降軸222が上昇し、逆流モードを構成する。この逆流モード時にあっては、第1開閉弁231及び第4開閉弁234が閉じ、第2開閉弁232及び第3開閉弁233が開き、流体の供給源から入口202に入った流体は、第2出入口205から流出して流体使用機器の循環路を正流モード時とは逆方向に循環し、第1出入口204に入って出口203から流出先に流出する。このように、流体使用機器の循環路内に流体が正逆方向に切り換わるため、循環路内に堆積したスケール等の不純物を円滑に排出することができる。
実公平6−7234号公報 特開2002−14144号公報
しかしながら、これら従来の水流切換装置101、201にあっては、以下の問題点があった。
即ち、いずれの水流切換装置101、201にあっても、流体使用機器の循環路内における流体の流れ方向を正逆方向に切り換えることにより、循環路内における継手の段差部分や他の屈曲部分において堆積したスケール等の不純物を排出しているが、未だにその洗浄効果が小さく、循環路内に堆積したスケール等の不純物を排除しきれない場合があった。
従って、本発明は、この問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、流体使用機器の循環路内の洗浄を効果的かつ強力に行うことができる循環路洗浄方法及び装置を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係る循環路洗浄方法は、流体使用機器の循環路内を洗浄する循環路洗浄方法であって、前記循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換え、この切り換え時に、前記循環炉内を一方向に流れる流体と前記循環路内を逆方向に流れる流体とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより前記循環路内全体を洗浄することを特徴としている。
また、本発明のうち請求項2に係る循環路洗浄方法は、請求項1記載の循環路洗浄方法において、前記循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換える速度を調整することを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項3に係る循環路洗浄方法は、請求項1又は2記載の循環路洗浄方法において、前記循環路内を一方向に流れている流体を脈動させることを特徴としている。
加えて、本発明のうち請求項4に係る循環路洗浄方法は、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の循環路洗浄方法において、前記循環路内を逆方向に流れる流体を脈動させることを特徴としている。
また、本発明のうち請求項5に係る循環路洗浄装置は、流体使用機器の循環路内を洗浄する循環路洗浄装置であって、前記循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換える流体流通方向切換手段と、該流体流通方向切換手段に接続され、前記流体流通方向切換手段による流体の切換速度を調整する切換速度調整手段とを具備することを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項6に係る循環路洗浄装置は、請求項5記載の循環路洗浄装置において、前記循環路内を一方向に流れている流体を脈動させる脈動発生手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明のうち請求項7に係る循環路洗浄装置は、請求項5又は6記載の循環路洗浄装置において、前記循環路内を逆方向に流れる流体を脈動させる脈動発生手段を備えたことを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係る循環路洗浄方法によれば、循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換え、この切り換え時に、循環炉内を一方向に流れる流体と循環路内を逆方向に流れる流体とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより循環路内全体を洗浄するので、流体使用機器の循環路内の洗浄を効果的かつ強力に行うことができる。
また、本発明のうち請求項2に係る循環路洗浄方法によれば、請求項1記載の循環路洗浄方法において、前記循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換える速度を調整する。これにより、循環炉内を一方向に流れる流体と循環路内を逆方向に流れる流体との衝突により発生するキャビテーションのエネルギーの大きさを調整することができ、循環路内の洗浄力を調整することができる。
更に、本発明のうち請求項3に係る循環路洗浄方法によれば、請求項1又は2記載の循環路洗浄方法において、前記循環路内を一方向に流れている流体を脈動させるので、この脈動時に一方向に流れている流体にキャビテーションを発生させて循環路内全体を洗浄することができ、循環路内の洗浄をより効果的かつ強力に行うことができる。
また、本発明のうち請求項4に係る循環路洗浄方法によれば、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の循環路洗浄方法において、前記循環路内を逆方向に流れる流体を脈動させるので、この脈動時に逆方向に流れている流体にキャビテーションを発生させて循環路内全体を洗浄することができ、循環路内の洗浄をより一層効果的かつ強力に行うことができる。
更に、本発明のうち請求項5に係る循環路洗浄装置によれば、循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換える流体流通方向切換手段と、流体流通方向切換手段に接続され、流体流通方向切換手段による流体の切換速度を調整する切換速度調整手段とを具備しているので、流体流通方向切換手段による流れ方向の切り換え時に、切換速度調整手段によって流体流通方向切換手段による流体の切換速度を所定の速度以上に調整すると、循環炉内を一方向に流れる流体と循環路内を逆方向に流れる流体とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより循環路内全体を洗浄できる。そして、切換速度調整手段による切換速度の調整によって、循環路内を一方向に流れる流体と循環路内を逆方向に流れる流体との衝突により発生するキャビテーションのエネルギーの大きさを調整することができ、循環路内の洗浄力を調整することができる。
また、本発明のうち請求項6に係る循環路洗浄装置によれば、請求項5記載の循環路洗浄装置において、前記循環路内を一方向に流れている流体を脈動させる脈動発生手段を備えたので、この脈動時に一方向に流れている流体にキャビテーションを発生させて循環路内全体を洗浄することができ、循環路内の洗浄をより効果的かつ強力に行うことができる。
更に、本発明のうち請求項7に係る循環路洗浄装置によれば、請求項5又は6記載の循環路洗浄装置において、前記循環路内を逆方向に流れる流体を脈動させる脈動発生手段を備えたので、この脈動時に逆方向に流れている流体にキャビテーションを発生させて循環路内全体を洗浄することができ、循環路内の洗浄をより一層効果的かつ強力に行うことができる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る循環路洗浄装置の概略図である。図2は、正流モード時の流体の流れを説明するための循環路洗浄装置の模式図である。図3は、リークモード時の流体の流れを説明するための循環路洗浄装置の模式図である。図4は、逆流モード時の流体の流れを説明するための循環路洗浄装置の模式図である。図5は、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示すグラフである。図6は、循環路内を流れる流体の様子を示し、(A)は正流モード時の流体の流れる様子、(B)は切換時の流れの様子、(C)は逆流モード時の流体の流れる様子をそれぞれ示す説明図である。
図1において、循環路洗浄装置1は、流体使用機器7の循環路7a内を洗浄するものであり、循環路7a内を矢印aで示す一方向(正流モード時)に流れている流体を矢印bで示す逆方向(逆流モード時)に流れるように切り換える流体流通方向切換装置(流体流通方向切換手段)2を備えている。
この流体流通方向切換装置2は、図1乃至図4に示すように、一体部材で構成されたステンレス鋳鋼製の弁本体11に、ポンプ9を介して水、油等の流体の供給源8に連続する入口3と、流体の流出先(濾過器10を介して流体の供給源8に戻る)に連続する出口4と、入口3及び出口4のそれぞれから延びる第1横孔12及び第2横孔13と、第1横孔12及び第2横孔13間を連通する第1縦孔14及び第2縦孔15と、第1縦孔14に連通されて入口3及び出口4に連通し且つ流体使用機器7の循環路7aに連続する第1出入口5と、第2縦孔15に連通されて入口3及び出口4に連通し且つ流体使用機器7の循環路7aに連続する第2出入口6とを備えている。
そして、入口3と第1出入口5との間には第1開閉弁31が設けられ、第1出入口5と出口4との間には第2開閉弁32が設けられ、入口3と第2出入口6との間には第3開閉弁33が設けられ、さらに第2出入口6と出口4との間には第4開閉弁34が設けられている。
ここで、第1開閉弁31及び第2開閉弁32は、第1縦孔14内を昇降する第1昇降軸21に固定され、第1昇降軸21が上昇すると、第1開閉弁31が第1縦孔14を開くとともに第2開閉弁32が第1縦孔14を閉じ、第1昇降軸21が下降すると、第1開閉弁31が第1縦孔14を閉じるとともに第2開閉弁32が第1縦孔14を開くようになっている。
一方、第3開閉弁33及び第4開閉弁34は、第2縦孔15内を昇降する第2昇降軸22に固定され、第2昇降軸22が上昇すると、第3開閉弁33が第2縦孔15を開くとともに第4開閉弁34が第2縦孔15を閉じ、第2昇降軸22が下降すると、第3開閉弁33が第2縦孔15を閉じるとともに第4開閉弁34が第2縦孔15を開くようになっている。
そして、第1開閉弁31及び第4開閉弁34と、第2開閉弁32と第3開閉弁33との開閉が逆位相となるように、第1昇降軸21の昇降と第2昇降軸22の昇降とが開閉切換機構40により逆位相に制御されるようになっている。
この開閉切換機構40は、図2乃至図4に示すように、弁本体11の上面であって第1昇降軸21と第2昇降軸22との間に立設された支軸23と、支軸23の上端に回動可能に取付けられ、一端に第1昇降軸21の上端を遊嵌状態で取付けるとともに、支軸23を挟んで第1昇降軸21と反対側に第2昇降軸22の上端を遊嵌状態で取付けたリンク24と、リンク24の前記反対側の端部にピストン42の上端を回動可能に取付けたエアシリンダ41とにより構成されている。図2乃至図4において、符号43は、ピストン42を常時下方に付勢する圧縮ばねである。
そして、開閉切換機構40のピストン42には、ピストン42の上下動、即ち第1昇降軸21の昇降と第2昇降軸22の昇降の切換速度を調整する切換速度調整装置50が接続されている。切換速度調整装置50によって第1昇降軸21の昇降と第2昇降軸22の昇降の切換速度を調整すると、一方向に流れている流体を逆方向に流れる流体に切り換える際の流体の切換速度を調整することになり、この切換速度調整装置50が請求項5にいう「切換速度調整手段」を構成することになる。
また、ポンプ9と入口3との間の導管には、循環路7a内を一方向及び逆方向に流れる流体を脈動させる脈動発生装置60が接続されている。この脈動発生装置60による流体の脈動については、後に詳述する。
次に、図1乃至図6を参照して、循環路洗浄装置1による循環路7a内の洗浄方法について説明する。
先ず、図2に示すように、エアシリンダ41のピストン42が下方に位置するときには、第1開閉弁31及び第2開閉弁32を固定した第1昇降軸21が上昇すると共に第3開閉弁33及び第4開閉弁34を固定した第2昇降軸22が下降し、正流モードを構成している。この正流モード時にあっては、第1開閉弁31及び第4開閉弁34が開き、第2開閉弁32及び第3開閉弁33が閉じ、図1に示すように、流体の供給源8から流体流通方向切換装置2の入口3に入った流体は、第1出入口5から流出して流体使用機器7の循環路7aを矢印aで示す一方向に循環し、流体流通方向切換装置2の第2出入口6に入って出口4から流出先に流出する。
この正流モード時においては、先ず、図6(A)のAの状態に示すように、流体70が高速で勢いよく循環路7a内に送り込まれ、汚れ71にぶつかる。そして、流体70は汚れ71の隙間72に入り込む。このAの状態では、図5のAの状態に示すように、循環路7a内の所定ポイント(汚れ71の付近)の流体70の圧力は通常圧のP1となっている。
次いで、脈動発生装置60が作動し、ポンプ9と入口3との間の導管内を流れる流体70を所定量だけ吸引し、循環路7a内の流体70の圧力を短時間の間に大きく減圧する。この状態を、「脈動後退時」という。図5のBの状態が、この減圧された状態を示し、循環路7a内の所定ポイントにおいて流体70の圧力はP1よりかなり低いP2となる。このBの状態では、図6(A)のBの状態のように、圧力の低い流体70の部分が伝播してきて非常に短い時間(1/ 1000秒程度)内に流体70に含まれる水蒸気と空気の粒が膨張して気泡73ができる。
そして、一旦減圧された流体70は元の圧力P1に戻ろうとし、結果的に図5のCの状態に示すように、流体70は所定ポイントにおいて元の通常の圧力P1を少しだけ超えて圧力P3にまで増圧される。すると、図6(A)のCの状態に示すように、圧力の高い流体70の部分が伝播してきた際に気泡73がつぶれて圧力集中が起こる。
このように、高速で流れる流体中の圧力の低い部分が気化して非常に短い時間(1/ 1000秒程度)内に小さな蒸気の気泡が生まれ、また非常に短い時間で気泡が消滅する現象を「キャビテーション」という。また、流体の圧力が一旦大きく減圧され、また元の圧力に対して少しだけ増圧され、その現象を繰り返すことを「脈動」という。
そして、図5のDの状態に示すように、流体70の所定ポイントの圧力は通常の圧力P1にまで戻る。このとき、図6(A)のDの状態に示すように、圧力集中したことによって衝撃波74が放射状に発生し、その力で汚れ71を循環路7aの壁面から剥離する。
次いで、脈動発生装置60が作動して一旦吸引した所定量の流体をポンプ9と入口3との間の導管内に排出し、循環路7a内の流体70の圧力を増圧する。この状態を、「脈動前進時」という。図5のEの状態が、この増圧された状態を示し、循環路7a内の所定ポイントにおいて流体70の圧力は通常の圧力P1より高いP4となる。そして、所定時間後に流体70の圧力は自然に減圧されて図5のFに示す状態となり、循環路7a内の所定ポイントにおいて流体70の圧力は通常の圧力P1に戻る。
なお、圧力の低い流体70の部分が伝播してきできる気泡73は、循環路7aの全体にわたって音速と同等の速度で伝播し、キャビテーションによって循環路7aの全体にわたって洗浄がなされる。また、正流モード時における流体70の脈動は、1回だけでなはく、繰り返し行なわれる。
次に、正流モード時から開閉切換機構40が作動し、図3に示すように、エアシリンダ41のピストン42が中間位置に位置すると、第1開閉弁31及び第2開閉弁32を固定した第1昇降軸21が図2に示した状態から下降すると共に第3開閉弁33及び第4開閉弁34を固定した第2昇降軸22が上昇し、第1開閉弁31、第2開閉弁32、第3開閉弁33、及び第4開閉弁34が昇降方向において入口3及び出口4間の中心に位置し、リークモードを構成する。このリークモード時にあっては、第1〜第4開閉弁31,32,33,34が半分程度開いた状態、即ち入口3、出口4、第1出入口5、及び第2出入口6が相互に連通した状態となり、流体の供給源8から流体流通方向切換装置2の入口3に入った流体は、流体流通方向切換装置2を通過して出口6から流出先に流出する。これにより、流体抵抗がなくなり、流体使用機器への流体による衝撃を緩和することができる。また、入口3に連続するポンプ9にも大きな負荷をかけることはない。
さらに、リークモード時から開閉切換機構40が作動し、図4に示すように、エアシリンダ41のピストン42が上方に位置すると、第1開閉弁31及び第2開閉弁32を固定した第2昇降軸21が図3に示す状態から更に下降すると共に第3開閉弁33及び第4開閉弁34を固定した第2昇降軸22が上昇し、逆流モードを構成する。この逆流モード時にあっては、第1開閉弁31及び第4開閉弁34が閉じ、第2開閉弁32及び第3開閉弁33が開き、流体の供給源8から流体流通方向切換装置2の入口3に入った流体は、第2出入口6から流出して流体使用機器7の循環路7aを矢印bで示す逆方向に循環し、流体流通方向切換装置2の第1出入口5に入って出口4から流出先に流出する。
ここで、正流モード時から逆流モード時までの開閉弁切換機構40による第1昇降軸21の昇降と第2昇降軸22の昇降の切換速度を、切換速度調整装置50によって所定の速度以上に調整すると、循環炉7a内を矢印aで示す一方向に流れている流体を循環路7a内を矢印bで示す逆方向に流れる流体に切り換える際の流体の切換速度が所定速度以上となり、一方向に流れる流体と逆方向に流れる流体とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより循環路7a内全体を効果的かつ強力に洗浄できることになる。以下、この現象について説明する。
この流体の流通方向の切換時、即ち、循環炉7a内を矢印aで示す一方向に流れている流体を循環路7a内を矢印bで示す逆方向に流れる流体に切り換える際の流体の切換速度を所定速度以上としたときには、リークモード時の後において、図6(B)に示すように、循環炉7a内を矢印aで示す一方向に流れる流体70の正流頭部70aと循環路7a内を矢印bで示す逆方向に流れる流体70の逆流頭部70bとが衝突してキャビテーションが発生する。即ち、流体70の正流頭部70aと流体70の逆流頭部70bとの衝突部75付近の循環路7a内の所定ポイントおける流体70の圧力が通常状態である図5のFの状態から短時間の間に図5のGの状態となって通常の圧力P1よりも大きなP5に増圧される。そして、この循環路7a内の所定ポイントおける逆方向に流れる流体70の逆流頭部70b付近の圧力は短時間の間に図5のHの状態となって通常の圧力P1よりもかなり低いP6に減圧される。このHの状態では、非常に短い時間(1/ 1000秒程度)内に流体70に含まれる水蒸気と空気の粒が膨張して気泡(図示せず)ができる。
そして、一旦減圧された逆方向に流れる流体70は元の通常の圧力P1に戻ろうとし、結果的に図5のIの状態に示すように、逆方向に流れる流体70は循環路7a内の所定ポイントにおいて元の通常の圧力P1を少しだけ超えて圧力P7にまで増圧される。すると、逆方向に流れる流体70の圧力の高い部分が伝播してきた際に気泡がつぶれて圧力集中が起こる。これにより、キャビテーションが発生する。
そして、図5のJの状態に示すように、逆方向に流れる流体70の循環路7a内の所定ポイントの圧力はP1にまで戻る。このとき、圧力集中したことによって衝撃波が放射状に発生し、その力で循環路7aの壁面に付着した汚れをこの壁面から剥離する。
そして、逆方向に流れる流体70の逆流頭部70b付近にできる気泡は、循環路7aの全体にわたって音速と同等の速度で伝播し、気泡の発生とその気泡が消滅するキャビテーションによって循環路7aの全体にわたって洗浄がなされるのである。
なお、循環路7a内を一方向に流れる流体70と循環路7a内を逆方向に流れる流体70との衝突により発生するキャビテーションのエネルギーの大きさが大きければ大きいほど、衝撃波の力が大きくなり、循環路7aの洗浄力が大きくなることがわかっている。一方、キャビテーションのエネルギーの大きさが大きすぎると、循環路7aの壁面に対しての損傷が大きくなってしまうという問題がある。従って、循環路7a内を一方向に流れる流体70と循環路7a内を逆方向に流れる流体70との衝突により発生するキャビテーションのエネルギーの大きさを調整できることが好ましい。
ここで、循環路7a内を一方向に流れる流体70と循環路7a内を逆方向に流れる流体70との衝突により発生するキャビテーションのエネルギーの大きさは、図5においてGの状態の圧力P5とHの状態の圧力P6との差に依存し、その差圧が大きいほどキャビテーションのエネルギーは大きくなることがわかっている。そして、圧力P5と圧力P6との差圧は、流体70の圧力が通常圧P1からP5に増圧するときの立ち上がり速度が速いほど、大きくなることがわかっている。流体70の圧力が通常圧P1からP5に増圧するときの立ち上がり速度は、循環炉7a内を矢印aで示す一方向に流れている流体を循環路7a内を矢印bで示す逆方向に流れる流体に切り換える際の流体の切換速度に依存し、その流体の切換速度が速ければ速いほど、前記立ち上がり速度は速くなる。従って、切換速度調整装置50によって正流モード時から逆流モード時までの開閉切換機構40による第1昇降軸21の昇降と第2昇降軸22の昇降の切換速度を調整することにより、循環路7a内を一方向に流れる流体70と循環路7a内を逆方向に流れる流体70との衝突により発生するキャビテーションのエネルギーの大きさを調整することができる。これにより、本実施形態にあっては、循環路7a内の洗浄力を調整し、循環路7aの壁面に対しての損傷を最小限に抑制するようにしている。
このように、循環路7a内を一方向に流れている流体70を逆方向に流れるように切り換え、この切り換え時に、循環炉7a内を一方向に流れる流体70と循環路内7aを逆方向に流れる流体70とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより循環路7a内全体を洗浄した後は、前述した逆流モードになる。
この逆流モード時にあっては、図6(C)のJの状態に示すように、流体70が高速で勢いよく循環路7a内を流れ、残存している汚れ71に対して正流モード時とは逆方向からぶつかる。そして、流体70は汚れ71の隙間72に入り込む。このJの状態では、図5のJの状態に示すように、循環路7a内の所定ポイント(汚れ71の付近)の流体70の圧力は通常圧のP1となっている。
次いで、脈動発生装置60が作動し、逆流モード時にあっても流体70を脈動させる。即ち、脈動発生装置60が作動し、ポンプ9と入口3との間の導管内を流れる流体70を所定量だけ吸引し、循環路7a内の流体70の圧力を短時間の間に大きく減圧する。図5のKの状態が、この減圧された状態を示し、循環路7a内の所定ポイントにおいて流体70の圧力はP1より低いP2となる。このKの状態では、図6(C)のKの状態のように、圧力の低い流体70の部分が伝播してきて非常に短い時間(1/ 1000秒程度)内に流体70に含まれる水蒸気と空気の粒が膨張して気泡73ができる。
そして、一旦減圧された流体70は元の通常の圧力P1に戻ろうとし、結果的に図5のLの状態に示すように、流体70は所定ポイントにおいて元の通常の圧力P1を少しだけ超えて圧力P3にまで増圧される。すると、図6(C)のLの状態に示すように、圧力の高い流体70の部分が伝播してきた際に気泡73がつぶれて圧力集中が起こる。
そして、図5のMの状態に示すように、流体70の所定ポイントの通常の圧力はP1にまで戻る。このとき、図6(C)のMの状態に示すように、圧力集中したことによって衝撃波74が放射状に発生し、その力で残存している汚れ71を循環路7aの壁面から剥離する。流れが逆転する際に、必ず乱流になるため、剥離された汚れが浮き上がり、流体70の流れに沿って洗い流されていく。
次いで、脈動発生装置60が作動して一旦吸引した所定量の流体をポンプ9と入口3との間の導管内に排出する。
なお、圧力の低い流体70の部分が伝播してきできる気泡73は、循環路7aの全体にわたって音速と同等の速度で伝播し、キャビテーションによって循環路7aの全体にわたって洗浄がなされる。また、逆流モード時における流体70の脈動も、1回だけでなはく、繰り返し行なわれる。
以上の正流モード、リークモード、逆流モードを繰り返して循環路7aの洗浄が行われるのである。
なお、言うまでもないが、逆流モード時から正流モード時までの開閉弁切換機構40による第1昇降軸21の昇降と第2昇降軸22の昇降の切換速度を、切換速度調整装置50によって所定の速度以上に調整すると、循環炉7a内を矢印bで示す逆方向に流れている流体を循環路7a内を矢印aで示す正方向に流れる流体に切り換える際の流体の切換速度が所定速度以上となり、逆方向に流れる流体と正方向に流れる流体とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより循環路7a内全体を効果的かつ強力に洗浄できることになる。
本実施形態にあっては、循環路7a内を矢印aで示す一方向に流れている流体70を矢印bで示す逆方向に流れるように切り換え、この切り換え時に、循環炉7a内を一方向に流れる流体70と循環路7a内を逆方向に流れる流体70とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより循環路7a内全体を洗浄するので、流体使用機器7の循環路7a内の洗浄を効果的かつ強力に行うことができる。
また、本実施形態にあっては、循環路7a内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換える速度を調整するようにしているので、循環炉7a内を一方向に流れる流体70と循環路7a内を逆方向に流れる流体70との衝突により発生するキャビテーションのエネルギーの大きさを調整することができ、循環路7a内の洗浄力を調整することができる。
更に、本実施形態にあっては、循環路7a内を一方向に流れている流体70を脈動させるので、この脈動時に一方向に流れている流体70にキャビテーションを発生させて循環路70a内全体を洗浄することができ、循環路70a内の洗浄をより効果的かつ強力に行うことができる。
また、本実施形態にあっては、循環路7a内を逆方向に流れる流体70を脈動させるので、この脈動時に逆方向に流れている流体70にキャビテーションを発生させて循環路7a内全体を洗浄することができ、循環路7a内の洗浄をより一層効果的かつ強力に行うことができる。
以上、本実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、循環路7a内を一方向に流れている流体70を必ずしも脈動させなくてもよい。また、循環路7a内を逆方向に流れている流体70を必ずしも脈動させなくてもよい。 また、脈動発生装置60をポンプ9と入口3との間の導管に接続して、循環路7a内を一方向及び逆方向に流れる流体70を脈動させるようにしているが、一方向に流れる流体70を脈動させる脈動発生装置と、逆方向に流れる流体70を脈動させる脈動発生装置とをそれぞれ別個に設けてもよい。
図1乃至図4に示す循環路洗浄装置を用いて、正流モードから逆流モードへの切換、逆流モードから正流モードへの切換、脈動前進、正流モードから逆流モードへの切換、逆流モードから正流モードへの切換、正流モードから逆流モードへの切換、脈動後退を行った。この際に、流体の流れの切換速度を「すごくはやい」場合と、「はやい」場合と、「ふつう」の場合と、「ゆっくり」の場合に変化させ、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を調査した。図7に流体の流れの切換速度が「すごくはやい」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示し、図8に流体の流れの切換速度が「はやい」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示し、図9に流体の流れの切換速度が「ふつう」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示し、図10に流体の流れの切換速度が「ゆっくり」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示す。
図7及び図8からわかるように、流体の流れの切換速度が「すごくはやい」場合及び「はやい」場合には、圧力の立ち上がり速度が速く、流体の流れの切換時における流体の差圧が大きい。このため、流体の流れの切換速度が「すごくはやい」場合及び「はやい」場合には、流体の流れを切り換えた際に、流体の衝突により発生するキャビテーションのエネルギーが大きいことがわかる。
一方、図9及び図10からわかるように、流体の流れの切換速度が「ふつう」場合及び「ゆっくり」場合には、圧力の立ち上がり速度が遅く、流体の流れの切換時における流体の差圧が小さい。このため、流体の流れの切換速度が「ふつう」場合及び「ゆっくり」場合には、流体の流れを切り換えた際に、流体の衝突により発生するキャビテーションのエネルギーが小さいことがわかる。但し、キャビテーションのエネルギーは小さいが、キャビテーションが発生していないわけではない。
本発明に係る循環路洗浄装置の概略図である。 正流モード時の流体の流れを説明するための循環路洗浄装置の模式図である。 リークモード時の流体の流れを説明するための循環路洗浄装置の模式図である。 逆流モード時の流体の流れを説明するための循環路洗浄装置の模式図である。 循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示すグラフである。 循環路内を流れる流体の様子を示し、(A)は正流モード時の流体の流れる様子、(B)は切換時の流れの様子、(C)は逆流モード時の流体の流れる様子をそれぞれ示す説明図である。 実施例において、流体の流れの切換速度が「すごくはやい」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示すグラフである。 実施例において、流体の流れの切換速度が「はやい」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示すグラフである。 実施例において、流体の流れの切換速度が「ふつう」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示すグラフである。 実施例において、流体の流れの切換速度が「ゆっくり」場合の、循環路内の所定ポイントにおける流体の圧力と時間との関係を示すグラフである。 従来例の水流切換装置の概略図である。 正流モード時の流体の流れを説明するための水流切換装置の模式図である。 リークモード時の流体の流れを説明するための水流切換装置の模式図である。 逆流モード時の流体の流れを説明するための水流切換装置の模式図である。
符号の説明
1 循環路洗浄装置
2 流体流通方向切換装置
3 入口
4 出口
5 第1出入口
6 第2出入口
7 流体使用機器
7a 循環路
8 流体の供給源
9 ポンプ
10 濾過器
11 弁本体
12 第1横孔
13 第2横孔
14 第1縦孔
15 第2縦孔
21 第1昇降軸
22 第2昇降軸
23 支軸
31 第1開閉弁
32 第2開閉弁
33 第3開閉弁
34 第4開閉弁
40 開閉弁開閉機構
41 エアシリンダ
42 ピストン
43 圧縮ばね
50 切換速度調整装置
70 流体
70a 正流頭部
70b 逆流頭部
71 汚れ
72 隙間
73 気泡
74 衝撃波
75 衝突部

Claims (7)

  1. 流体使用機器の循環路内を洗浄する循環路洗浄方法であって、
    前記循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換え、この切り換え時に、前記循環炉内を一方向に流れる流体と前記循環路内を逆方向に流れる流体とを衝突させてキャビテーションを発生させ、このキャビテーションにより前記循環路内全体を洗浄することを特徴とする循環路洗浄方法。
  2. 前記循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換える速度を調整することを特徴とする請求項1記載の循環路洗浄方法。
  3. 前記循環路内を一方向に流れている流体を脈動させることを特徴とする請求項1又は2記載の循環路洗浄方法。
  4. 前記循環路内を逆方向に流れる流体を脈動させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の循環路洗浄方法。
  5. 流体使用機器の循環路内を洗浄する循環路洗浄装置であって、
    前記循環路内を一方向に流れている流体を逆方向に流れるように切り換える流体流通方向切換手段と、
    該流体流通方向切換手段に接続され、前記流体流通方向切換手段による流体の切換速度を調整する切換速度調整手段とを具備することを特徴とする循環路洗浄装置。
  6. 前記循環路内を一方向に流れている流体を脈動させる脈動発生手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の循環路洗浄装置。
  7. 前記循環路内を逆方向に流れる流体を脈動させる脈動発生手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6記載の循環路洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011230106A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Yoshihiro Mano 管路の洗浄方法
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CN114345849A (zh) * 2022-01-07 2022-04-15 西部新锆核材料科技有限公司 一种管路清洗装置及清洗方法

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