JP2007275774A - 廃棄物最終処分場 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設コストの増大を招くことなく、浸出水の増大を防止できる廃棄物最終処分場を提案すること。
【解決手段】
埋立地2に3個の埋め立て領域21,22,23を形成し、1個の埋め立て領域21,22,23毎に廃棄物の埋め立てを行う。各埋め立て領域21,22,23に埋め立てを開始するとき、切り替え弁61,62,63を切り替えて排水管56,57,58を浸出水排水管81,82,83に接続して、埋め立てられた廃棄物10からの浸出水を浸出水処理設備に排出する。埋め立て領域21,22,23の埋め立てが完了すると、廃棄物10の表面にキャッピングシート11と覆土12を配置して、廃棄物への雨水の浸透を遮断して浸出水を実質的に零にする。従来のオープン型の廃棄物最終処分場と比較して、処理すべき浸出水の量を約3分の1に低減できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、廃棄物が埋め立てられる埋め立て設備を備えた廃棄物最終処分場に関する。
従来より、廃棄物最終処分場には、廃棄物が埋め立てられる埋立地を屋外に設けたオープン型の廃棄物最終処分場と、廃棄物が埋め立てられる埋め立てピットを建屋内に設けたクローズド型の廃棄物最終処分場とがある(例えば、特開2001−269639号公報、特開平10−305266号公報参照)。
上記オープン型の廃棄物最終処分場は、埋立地内への廃棄物の埋め立てが開始されてから、埋立地が廃棄物で満たされて閉鎖に至るまでの間、埋立地内の廃棄物が降雨に直接晒されて雨水が廃棄物に浸透する。廃棄物最終処分場の閉鎖後には、廃棄物の露出防止のために廃棄物の表面に覆土が設けられ、この覆土を介して廃棄物に雨水が浸透する。このように廃棄物に雨水を浸透させることにより、廃棄物から有害物質等を洗い出し、また、有機物の微生物分解を促して、いわゆるバイオリアクターとして機能するようにしている。しかしながら、上記従来のオープン型の廃棄物最終処分場は、埋立地内に降った略全ての雨水が廃棄物に浸透するので廃棄物からの浸出水が大量になり、この大量の浸出水を処理する大型の浸出水処理施設が必要となって、建設コストが高いという不都合がある。
一方、上記クローズド型の廃棄物最終処分場は、建屋でピットへの降雨を遮断した状態で、降雨量よりも大幅に少量、かつ、廃棄物の分解や安定化を図るのに十分な量の水をピット内の廃棄物に散布する。これにより、廃棄物からの浸出水量をオープン型におけるよりも少なくして、浸出水処理設備の小型化を可能にしている。しかしながら、クローズド型の廃棄物最終処分場は、建屋が必要であるので建設コストが嵩み、また、ピットの大型化が困難であるという不都合がある。
ところで、近年、廃棄物の減量を目的として、最終処分の前に廃棄物の焼却が行われるようになっている。廃棄物の焼却は、ダイオキシン類の発生や重金属の高濃度化を促進する。したがって、廃棄物最終処分場においては、焼却された廃棄物の受け入れに対応して、ダイオキシン類等の有害物質を含む浸出水の増大を防止する必要がある。
特開2001−269639号公報 特開平10−305266号公報
そこで、本発明の課題は、建設コストの増大を招くことなく、浸出水の増大を防止できる廃棄物最終処分場を提案することにある。
上記課題を解決するため、本発明の廃棄物最終処分場は、
区画構造で区画された複数の埋め立て領域を有し、この複数の埋め立て領域の数よりも少ない数の埋め立て領域に、同時に廃棄物が埋め立てられる埋め立て設備と、
上記複数の埋め立て領域に夫々接続され、各埋め立て領域から個別に排水を行う個別排水系統と、
下流側に雨水排水設備が接続された雨水排水系統と、
下流側に、上記廃棄物からの浸出水を処理する浸出水処理設備が接続された浸出水排水系統と、
上記個別排水系統を上記雨水排水系統又は上記浸出水排水系統に切り替えて接続する切り替え接続装置であって、上記埋め立て領域への廃棄物の埋め立てが開始される前は、この埋め立て領域に接続された上記個別排水系統を上記雨水排水系統に接続する一方、上記埋め立て領域への廃棄物の埋め立てが開始された後は、この埋め立て領域に接続された上記個別排水系統を上記浸出水排水系統に接続する切り替え接続装置と、
上記廃棄物の埋め立てが終了した埋め立て領域に設けられ、この埋め立て領域の廃棄物への雨水の流入を遮断する遮水構造と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記埋め立て設備の埋め立て領域に廃棄物の埋め立てが開始される前、この埋め立て領域に降った雨水は、廃棄物に浸透することなく上記個別排水系統に集められる。この個別排水系統は、上記切り替え接続装置によって、上記雨水排水系統に接続される。したがって、上記個別排水系統に集められた雨水は、上記浸出水処理設備に導かれることなく、上記雨水排水系統を介して雨水排水設備に導かれる。
一方、上記埋め立て領域に廃棄物の埋め立てが開始された後、この埋め立て領域に降った雨水が廃棄物に浸透し、この廃棄物からの浸出水が上記個別排水系統に集められる。この埋め立てが開始された後の埋め立て領域の個別排水系統は、上記切り替え接続装置によって、上記浸出水排水系統に接続される。したがって、上記廃棄物からの浸出水は、上記個別排水系統及び浸出水排水系統を介して浸出水処理設備に導かれる。
さらに、上記埋め立て領域への廃棄物の埋め立てが終了した後、上記遮水構造によって廃棄物への雨水の流入が遮断される。これにより、この埋め立て終了後の廃棄物から生じる浸出水の量は、廃棄物の埋め立て開始から終了までの間における浸出水の量よりも大幅に減少する。すなわち、廃棄物の埋め立てが終了した後の埋め立て領域から、個別排水系統及び浸出水排水系統を介して、埋め立て開始から終了までの間に導かれるよりも大幅に少ない量の浸出水が、浸出水処理設備に導かれる。
このように、各埋め立て領域の個別排水系統が切り替え接続装置によって雨水排水系統又は浸出水排水系統に切り替えられ、かつ、埋め立てが終了した後に遮水構造が設けられる条件の下、上記埋め立て設備は、複数の埋め立て領域の数よりも少ない数の埋め立て領域に、同時に廃棄物が埋め立てられる。したがって、本発明の廃棄物最終処分場は、従来のオープン型の廃棄物最終処分場のように埋立地内に降った略全ての雨水が廃棄物に浸透するよりも、上記埋め立て設備から排出される浸出水の量を、確実に少なくできる。その結果、従来のオープン型の廃棄物最終処分場におけるよりも、浸出水処理設備の規模を小さくできるから、廃棄物最終処分場の建設コストを低減できる。しかも、本発明の廃棄物最終処分場は、上記埋め立て設備を覆う建屋が不要であるので、従来のクローズド型の廃棄物最終処分場よりも建設コストを低減でき、また、埋め立て設備を容易に大型化できる。
また、本発明の廃棄物最終処分場は、焼却された廃棄物を処分する場合においても、ダイオキシン類や高濃度重金属等の有害物質を含んだ浸出水の発生量が、従来のオープン型の廃棄物最終処分場よりも少ない。したがって、ダイオキシン類等を除去すべく浸出水処理設備の高度化を行う場合、従来のオープン型の廃棄物最終処分場と比較して、上記浸出水処理設備の高度化に伴うコストアップを小額に抑えることができる。
なお、上記雨水排水設備とは、例えば雨水調整池のような雨水の排水のために設けられた設備に限られず、水路や河川等のように雨水を排水可能なものを広く含む。要は、上記雨水排水設備は、処理が行われていない雨水を受け入れ可能な設備であればよい。
一実施形態の廃棄物最終処分場は、上記遮水構造によって雨水の流入が遮断された廃棄物に、降雨量よりも小さい量の水を供給する給水系統を備える。
上記実施形態によれば、上記給水系統で降雨量よりも小さい量の水を廃棄物に供給することにより、浸出水処理設備への負担を大幅に増大することなく、上記廃棄物に対して分解の促進や有害物質の洗い流しを行うことができる。
一実施形態の廃棄物最終処分場は、上記遮水構造上の雨水を上記雨水排水設備に排出する補助排出系統を備える。
上記実施形態によれば、上記遮水構造上の雨水が、この遮水構造が設けられた埋め立て領域に隣接する他の埋め立て領域に流入することを防止できる。
本発明によれば、埋め立て設備が有する複数の埋め立て領域に、この複数の埋め立て領域の数よりも少ない数の埋め立て領域に同時に廃棄物を埋め立てると共に、各埋め立て領域の個別排水系統を切り替え接続装置によって雨水排水系統又は浸出水排水系統に切り替えて接続し、かつ、埋め立てが終了した埋め立て領域の廃棄物を遮水構造で覆うことにより、従来のオープン型の廃棄物最終処分場と比較して、廃棄物からの浸出水量を確実に低減できる。その結果、有害物質を含んだ浸出水の拡散を効果的に防止でき、また、浸出水処理設備を小型にできる。さらに、埋め立て設備を収容する建屋が不要であるので、建設コストを低減でき、また、埋め立て設備を容易に大型化できる。
以下、本発明の廃棄物最終処分場の実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の廃棄物最終処分場が備える埋め立て設備1を示した模式断面図である。この埋め立て設備1は、廃棄物が埋め立てられる埋立地2を有する。この埋立地2は、地表面を掘削してなる凹部の表面に、図示しない遮水体を被覆して形成されている。上記遮水体としては、例えばゴムや合成樹脂で形成されたシート等を用いることができる。上記埋立地2は、地表面の縁から内側に向かって下り勾配を有する傾斜面と、この傾斜面に連なる略水平の底面とを有する。上記埋立地2の底面に2つの小堰堤3,3を設け、この2つの小堰堤3によって、埋立地2内を3つの埋め立て領域21,22,23に区画している。
上記埋立地2の底面には、各埋め立て領域21,22,23に夫々配置されて水を集める枝状の集水管(図示せず)と、これらの集水管から各々水を受ける集水ピット51,52,53が設けられている。この集水ピット51,52,53が受けた水を、個別排水系統としての排水管56,57,58によって、埋め立て領域21,22,23の外に各々排出するようにしている。
上記排水管56,57,58の下流側には、切り替え装置としての切り替え弁61,62,63が夫々接続されている。この切り替え弁61,62,63は、上記排水管56,57,58を、雨水排水系統としての雨水排水管71,72,73、又は、浸出水排水系統としての浸出水排水管81,82,83に切り替えて接続するようになっている。上記雨水排水管71,72,73は、下流側が雨水排水設備としての雨水調整池に接続されている。この雨水調整池は、浸出水処理を行うことなく、流量の調整のみを行って雨水を河川等に放流する。なお、上記雨水排水管71,72,73は、雨水調整池を経由しないで河川に直接接続されていてもよい。この場合、河川が雨水排水設備に相当する。一方、上記浸出水排水管81,82,83は、下流側が、後述する浸出水処理設備8に接続されている。
上記埋立地2の周りの地表面に外周排水溝4を設け、この外周排水溝4を、図示しない排水管を介して上記雨水調整池に接続している。
図2は、上記浸出水排水管81,82,83の下流側に接続された浸出水処理設備8を示す模式図である。この浸出水処理設備8は凝集沈殿式の処理設備であり、主に、浸出水から除去すべき物質を析出させて沈殿させる凝集沈殿設備85と、この凝集沈殿設備85で析出及び沈殿された物質を濃縮して汚泥を生成する汚泥設備86とで構成されている。
上記浸出水処理設備8は、上記凝集沈殿設備85の上流側に、浸出水調整池101と原水槽102を有する。上記浸出水排水管81,82,83から導かれた浸出水は、上記浸出水調整池101によって流量及び水質が安定にされ、上記原水槽102を経て凝集沈殿設備85に導かれる。上記原水槽102には、上記浸出水調整池101からの浸出水と、浸出水処理設備8内で生じた余剰廃水とが導かれる。
上記凝集沈殿設備85は、上流側から順に、混和槽103と、凝集槽104と、凝集沈殿槽105と、中和水槽106と、処理水槽107とを有する。上記混和槽103は、上記原水槽102からの被処理水に、カルシウム除去剤、凝集剤及びpH調整剤を供給する。上記凝集槽104は、上記混和槽103からの被処理水に凝集助剤を供給する。上記凝集沈殿槽105は、上記凝集槽104からの被処理水を、槽の底面近傍に設けられて略鉛直向きの軸の周りに回転する回転円盤によって攪拌し、凝集物の沈殿を促進する。上記中和水槽106は、上記凝集沈殿槽105からの被処理水に中和剤を供給して、河川等に排出可能なpHにする。上記処理水槽107は、上記中和水槽106からの被処理水を一旦貯留して、被処理水の流量及び水質を安定させる。これらの各槽を有する凝集沈殿設備85の下流に放流槽108を有し、この放流槽108から、処理済の水を公共下水に排出するようにしている。
上記汚泥設備86は、汚泥濃縮槽110と汚泥貯留槽111を有する。上記汚泥濃縮槽110は、上記凝集沈殿設備85の凝集沈殿槽105から、高濃度の凝集物を含んだ汚泥が導かれる。この汚泥濃縮槽110の下部には、凝集物の沈降により、さらに高濃度の汚泥が生成される。この汚泥濃縮槽110の下部から、高濃度の汚泥を汚泥貯留槽111に導いて貯留する。一方、上記汚泥濃縮層110の上部の上澄み水は、上記原水槽102に戻す。上記汚泥貯留槽111内の凝集物を、汚泥脱水機113に送って水分を除去して脱水汚泥ケーキを生成する。この脱水汚泥ケーキを、ベルトコンベヤ114で搬送し、ホッパ115から運搬車両に移して処分場外に搬出するようにしている。
上記構成の廃棄物最終処分場は、以下のようにして廃棄物を処理する。
この廃棄物最終処分場は、埋め立て設備1が有する第1乃至第3の埋め立て領域21,22,23のうち、この埋め立て領域21,22,23の数である3個よりも少ない1個の埋め立て領域21,22,23毎に、廃棄物の埋め立てを行う。
上記埋め立て設備1に廃棄物の埋め立てを開始する前は、第1乃至第3の全ての埋め立て領域21,22,23について、切り替え弁61,62,63によって排水管56,57,58を雨水排水管71,72,73に接続する。これにより、上記各埋め立て領域21,22,23に降った雨水を、上記各排水管56,57,58から雨水排水管71,72,73を介して雨水調整池に排出する。
上記埋め立て設備1への廃棄物の埋め立ては、まず、第1の埋め立て領域21から開始する。この第1の埋め立て領域21への埋め立ての開始に先立ち、第1の切り替え弁61を切り替えて、第1の排水管56を第1の浸出水排水管81に接続する。これにより、第1の埋め立て領域21への埋め立てが開始された後、この第1の埋め立て領域21への降雨に伴って廃棄物から浸出した浸出水を、浸出水排水管81を介して浸出水処理設備8に排出する。一方、廃棄物が無い第2及び第3の埋め立て領域22,23については、この第2及び第3の埋め立て領域22,23に降った雨水を、各排水管57,58から雨水排水管72,73を介して雨水調整池に排出する。このように、上記浸出水処理設備8は、上記第1の埋め立て領域21のみから導かれる浸出水を処理すればよいので、従来のオープン型の廃棄物最終処分場において埋立地内の全ての降雨に対応する浸出水を処理する場合と比較して、処理すべき浸出水の量を約3分の1に抑えることができる。
上記第1の埋め立て領域21が廃棄物で満たされて埋め立てが完了すると、図3に示すように、廃棄物10の表面をキャッピングシート11で被覆し、このキャッピングシート11上に覆土12を配置する。このキャッピングシート11と覆土12が本発明の遮水構造に相当する。上記覆土12の表面部分には、覆土12上に降った雨水を排水する補助排出系統としての表面排水溝14を設け、この表面排水溝14を上記雨水調整池に接続する。上記キャッピングシート11は、埋立地2内の好気性が保てる透湿防水シートが好ましい。また、上記覆土12は、雨水を効率よく排水する点で、透水性が比較的低いものが好ましい。なお、上記キャッピングシート11に替えて、例えば樹脂性のシートやアスファルト等を用いてもよい。また、上記覆土12は必ずしも設けなくてもよい。要は、遮水構造は、廃棄物10への雨水の浸透が防止できれば、どのような材質及び構造を採用してもよい。
このように、上記第1の埋め立て領域21の廃棄物10の表面にキャッピングシート11及び覆土12を設けることにより、この廃棄物10への雨水の浸透を防止して、この第1の埋め立て領域21からの浸出水量を実質的に零にできる。また、上記表面排水溝14によって、上記覆土12上に降った雨水を、隣接する第2の埋め立て領域22に流出させることなく、埋立地2外に排出することができる。
なお、図3に示すように、上記廃棄物10の表面の近傍に、給水系統としての給水配管13を埋設するのが好ましい。この給水配管13の周面には貫通孔が設けられており、この貫通穴を介して、上記廃棄物10に、降雨量の例えば約5%の量の給水を行う。これにより、上記遮水構造が表面に設けられた廃棄物10に対して、有害物質の洗い出しや微生物分解を継続して行うことができる。すなわち、浸出水量を大幅に削減して浸出水処理設備8への負荷を抑えつつ、埋め立てが完了した第1の埋め立て領域21をバイオリアクターとして機能させることができる。
なお、上記第1の埋め立て領域21の埋め立てが完了して廃棄物上に遮水構造が配置された後においても、第1の切り替え弁61の切り替え状態を維持して、第1の排水管56を第1の浸出水排水管81に接続しておく。これにより、遮水構造が万一破損して廃棄物に雨水が浸透した場合や、給水配管13から少量の給水を行う場合、浸出水を浸出水処理設備8に排出可能にする。
上記第1の埋め立て領域21に遮水構造を配置した後、第2の埋め立て領域22に廃棄物の埋め立てを行う。この第2の埋め立て領域22への埋め立てを開始する前、第2の切り替え弁62を切り替えて、第2の排水管57を第2の浸出水排水管82に接続する。これにより、第2の埋め立て領域22への埋め立てが開始された後、この第2の埋め立て領域22への降雨に伴って廃棄物から浸出した浸出水を、浸出水排水管82を介して浸出水処理設備8に排出する。一方、上記第1の埋め立て領域21からの浸出水量は実質的に零(給水配管13によって廃棄物に給水を行う場合においても降雨量の約5%)であり、また、廃棄物が存在しない上記第3の埋め立て領域23に降った雨水は、排水管58から雨水排水管73を介して雨水調整池に排出される。したがって、上記第2の埋め立て領域22への廃棄物の埋め立てを行う間、浸出水処理設備8が処理すべき浸出水量を約3分の1に抑えることができる。
上記第2の埋め立て領域22が廃棄物10で満たされると、第1の埋め立て領域21と同様に、廃棄物10の表面にキャッピングシート11及び覆土12を配置し、この覆土12の表面部分に表面排水溝14を設ける(図4参照)。これにより、上記第2の埋め立て領域22からの浸出水量を実質的に零にし、また、上記表面排水溝14によって、上記覆土12上に降った雨水を埋立地2外に排出する。
なお、図4に示すように、上記廃棄物10の表面の近傍に給水配管13を配置し、この給水配管13によって廃棄物10に降雨量の約5%の水量の給水を行って、第2の埋め立て領域22にバイオリアクター機能を継続させるのが好ましい。また、上記給水配管13を配置するか否かにかかわらず、遮水構造を配置した後においても、第2の切り替え弁62の切り替え状態を維持して、第2の排水管57を第2の浸出水配水管82に接続する。
上記第2の埋め立て領域22に遮水構造を配置した後、第3の埋め立て領域23に廃棄物の埋め立てを行う。この第3の埋め立て領域23についても、第1及び第2の埋め立て領域21,22の場合と同様に、埋め立ての開始前に第3の切り替え弁63を切り替えて第3の排水管58を第3の浸出水排水管83に接続する。これにより、第3の埋め立て領域23への埋め立てを行う間、第3の埋め立て領域23からの浸出水を浸出水処理設備8に排出する。この間、上記第1及び第2の埋め立て領域21,22からの浸出水量は実質的に零(給水配管13によって廃棄物に給水を行う場合においても降雨量の約10%)であるので、上記第3の埋め立て領域23への廃棄物の埋め立てを行う間、浸出水処理設備8が処理すべき浸出水量を約3分の1に抑えることができる。
上記第3の埋め立て領域23が廃棄物10で満たされると、第1及び第2の埋め立て領域21,22と同様に、廃棄物10の表面にキャッピングシート11及び覆土12を配置し、この覆土12の表面部分に表面排水溝14を設ける(図5参照)。これにより、上記第3の埋め立て領域23からの浸出水量を実質的に零にし、また、上記表面排水溝14によって、上記覆土12上に降った雨水を埋立地2外に排出する。また、図5に示すように、上記廃棄物10の表面の近傍に給水配管13を配置し、この給水配管13によって廃棄物10に降雨量の約5%の水量の給水を行って、第2の埋め立て領域22にバイオリアクター機能を継続させるのが好ましい。また、上記給水配管13を配置するか否かにかかわらず、遮水構造を配置した後においても、第3の切り替え弁63の切り替え状態を維持して、第3の排水管58を第3の浸出水配水管83に接続する。これにより、全埋め立て領域21,22,23への埋め立てが完了した後においても、浸出水の処理を継続することができる。
以上のように、本実施形態の廃棄物最終処分場は、第1乃至第3の埋め立て領域21,22,23への全ての埋め立ての期間にわたって、浸出水の生成量を、従来のオープン型の廃棄物最終処分場と比較して約3分の1に低減できる。したがって、上記埋立地2と同じ容量の埋立地を有する従来のオープン型の廃棄物最終処分場と比較して、浸出水の拡散の虞を少なくできる。また、浸出水処理設備8の容量を従来の約3分の1に縮小することができて、廃棄物最終処分場の建設コストを低減できる。さらに、従来のクローズド型の廃棄物最終処分場のような建屋が不要であるので、廃棄物最終処分場の建設コストを効果的に低減できる。また、建屋が不要であるので、埋め立て設備1を容易に大型化できる。
上記実施形態において、埋立地2が有する3個の埋め立て領域21,22,23のうち、1個の埋め立て領域毎に埋め立てを行ったが、埋め立て領域21,22,23の数である3個よりも少ない2個毎に埋め立てを行ってもよい。この場合、浸出水処理設備8の容量を従来の約3分の2に縮小することができて、浸出水の拡散の虞を従来よりも少なくでき、また、廃棄物最終処分場の建設コストを低減できる。また、埋立地に設ける埋め立て領域の数は3個に限られず、2個以上のいくつであってもよい。
また、上記埋立地2は、地表面を掘削してなる凹部の表面に遮水体を被覆して形成したが、掘削面の表面にコンクリートを打設して埋立地を形成してもよい。また、地上にコンクリート槽を構築して埋め立てピットを形成し、この埋め立てピット内に廃棄物を埋め立ててもよい。
また、上記埋立地2の区画構造は、小堰堤3,3に限られず、壁体であってもよい。要は、複数の埋め立て領域の間で水が互いに流入することを防止して、各埋め立て領域の個別排水を可能にすれば、区画構造の形態は限定されない。
また、個別排水系統の下流側に接続される切替え装置は、切り替え弁61,62,63に限られず、例えば、枡の上流側に排水管56,57,58を接続すると共に、上記枡の下流側に雨水排水管71,72,73及び浸出水排水管81,82,83を接続し、上記枡の内側に設けた堰板によって、下流側の流出先を雨水排水管71,72,73又は浸出水排水管81,82,83に切り替えてもよい。
また、上記浸出水処理設備8は、凝集沈殿設備85と汚泥設備86を備える凝集沈殿式であったが、例えば電気透析等の脱塩処理や、逆浸透膜等を用いたダイオキシン類の除去処理を行ってもよい。また、有機物濃度を大幅に低減するために、生物処理を行ってもよい。
本発明は、埋め立てによって廃棄物の最終処理を行う廃棄物最終処分場に利用可能である。
図1は、本発明の実施形態の廃棄物最終処分場が備える埋め立て設備を示した模式断面図である。 図2は、浸出水処理設備を示す模式図である。 図3は、第1の埋め立て領域への埋め立てが完了した様子を示す模式断面図である。 図4は、第2の埋め立て領域への埋め立てが完了した様子を示す模式断面図である。 図5は、第3の埋め立て領域への埋め立てが完了した様子を示す模式断面図である。
符号の説明
1 埋め立て設備
2 埋立地
3 小堰堤
21,22,23 埋め立て領域
51,52,53 集水ピット
56,57,58 排水管
61,62,63 切り替え弁
71,72,73 雨水排水管
81,82,83 浸出水排水管

Claims (3)

  1. 区画構造(3)で区画された複数の埋め立て領域(21,22,23)を有し、この複数の埋め立て領域(21,22,23)の数よりも少ない数の埋め立て領域(21,22,23)に、同時に廃棄物(10)が埋め立てられる埋め立て設備(1)と、
    上記複数の埋め立て領域(21,22,23)に夫々接続され、各埋め立て領域(21,22,23)から個別に排水を行う個別排水系統(56,57,58)と、
    下流側に雨水排水設備が接続された雨水排水系統(71,72,73)と、
    下流側に、上記廃棄物(10)からの浸出水を処理する浸出水処理設備が接続された浸出水排水系統(81,82,83)と、
    上記個別排水系統(56,57,58)を上記雨水排水系統(71,72,73)又は上記浸出水排水系統(81,82,83)に切り替えて接続する切り替え接続装置(61,62,63)であって、上記埋め立て領域(21,22,23)への廃棄物(10)の埋め立てが開始される前は、この埋め立て領域(21,22,23)に接続された上記個別排水系統(56,57,58)を上記雨水排水系統(71,72,73)に接続する一方、上記埋め立て領域(21,22,23)への廃棄物(10)の埋め立てが開始された後は、この埋め立て領域(21,22,23)に接続された上記個別排水系統(56,57,58)を上記浸出水排水系統(81,82,83)に接続する切り替え接続装置(61,62,63)と、
    上記廃棄物(10)の埋め立てが終了した埋め立て領域(21,22,23)に設けられ、この埋め立て領域(21,22,23)の廃棄物(10)への雨水の流入を遮断する遮水構造(11,12)と
    を備えることを特徴とする廃棄物最終処分場。
  2. 請求項1に記載の廃棄物最終処分場において、
    上記遮水構造(11,12)によって雨水の流入が遮断された廃棄物(10)に、降雨量よりも小さい量の水を供給する給水系統(13)を備えることを特徴とする廃棄物最終処分場。
  3. 請求項1に記載の廃棄物最終処分場において、
    上記遮水構造(11,12)上の雨水を上記雨水排水設備に排出する補助排出系統(14)を備えることを特徴とする廃棄物最終処分場。
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