JP2007275231A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】重心設計の自由度が大きく、より大きく低重心化および深重心化させることが可能であり、かつ、耐久性と外観の美しさの双方を充分に保つことができる、低コストなゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】キャビティバック型のゴルフクラブヘッドにおいて、フェース面を備える板状のフェース板部と、フェース面と反対の側に設けられた、キャビティ部を囲むバック部とを備え、バック部は、ゴルフクラブヘッドのトップ部を少なくとも含む第1部分と、ゴルフクラブヘッドのソール部を少なくとも含む第2部分とで、第1部材に比べて第2部材の方の比重を大きくする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゴルフボールを打撃するためのゴルフクラブヘッドに関し、特に、キャビティバック型のアイアンゴルフクラブヘッドに関する。
従来から、キャビティバック型のアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、ゴルフボールの打撃特性を良くするために、ゴルフクラブヘッドの低重心化、深重心化が進められてきた。低重心化させたゴルフクラブヘッドの例として、例えば、下記特許文献1が挙げられる。下記特許文献1には、ヘッド本体の外側に比重の大きい材料を広い範囲で設けることができ、重心位置の設計自由度も大きくすることを目的としたゴルフクラブヘッドが記載されている。下記特許文献1記載のゴルフクラブヘッドでは、ソール部、バックフェース部、ソール部からバックフェースにわたる部分のいずれかに形成された開口部に、比重10以上でピッカーズ硬度110〜320の金属合金からなるウェイト部材をヘッド本体の表面に露出させて設けることで、上記目的を達成している。
特開2000−157653号公報
上記特許文献1のように、ゴルフクラブヘッドに設けられた開口部にウエイト部材を設けた場合、ゴルフクラブヘッドの構造が複雑となり、ゴルフクラブヘッドの成型・組み立て工程が煩雑となって、ゴルフクラブヘッドの製造コストも大きくなる。また、ゴルフクラブヘッドの強度を維持したまま開口部を設けるため、開口部の形状や構造には制限があり、この開口部に設けられるウエイト部材の形状や構造にも制限があった。このため、特許文献1記載のゴルフクラブヘッドでは、重心位置の設計の自由度もそれほど大きくはできなかった。また、開口部にウエイト部材を挿入しているので、開口部とウエイト部材とのガタツキが起きる虞もあり、ガタツキによる振動が発生する虞もあった。
このような問題点を解決するために、例えば図6(a)〜(d)に示すようなゴルフクラブヘッドが提案され、実用化されている。図6(a)は、ゴルフクラブヘッド100をフェース面の側から見た正面図であり、図6(b)は、ゴルフクラブヘッド100をバックフェースの側から見た背面図であり、(c)は、ゴルフクラブヘッド100を、バックフェースの側のトウ側寄りの方向から見た斜視図であり、また、(d)は、ゴルフクラブヘッド100を、バックフェースの側のヒール側寄りの方向から見た斜視図である。図6(a)〜(d)に示すゴルフクラブヘッド100は、比較的比重の低い材質からなるフェース体102と、フェース体102のバックフェースの側の周縁部に設けられて、ゴルフクラブヘッド100のキャビティ部の周囲を囲む、比較的比重の大きいバック体104とからなる。ゴルフクラブヘッド100では、このように、フェース体102の比重に比べて、バック体104の比重の方がより大きくなっている。かつ、一般的なゴルフクラブヘッドと同様、ゴルフクラブヘッド100でも、ゴルフクラブヘッドのトップ部の側に比べると、ゴルフクラブヘッドのソール部の側の方が大きくなっている。このため、ゴルフクラブヘッド100では、全体の重心が、比較的ソール部の側かつバック側に位置する。ゴルフクラブヘッド100では、このような構造によって、低重心化、深重心化を達成している。
しかし、図6に示すゴルフクラブヘッド100では、比較的比重の大きいバック体104が、ゴルフクラブヘッドのトップ側全体にも配置されている。このため、ゴルフクラブヘッドの低重心化および深重心化には限界があった。また、ゴルフクラブヘッドの強度を確保するには、フェース体102とバック体104とを溶接によって接合することが最も確実であるが、このように接合した場合、溶接部分に溶接ビードが生じていた。このため、フェース体102とバック体104とを溶接によって接合した場合は、ゴルフクラブヘッドの外観を美しく保つために、溶接ビードを研摩することが必要である。しかし、キャビティバック型のアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、フェース体102とバック体104とを溶接した場合、例えば、図6(c)、(d)に示す溶接線112などのキャビティ内面側に発生した溶接ビードは、略直角な壁面同士が当接した角部に位置することとなる。このため、グライダーなどの研摩具を当接させることすら難しく、研摩することは困難であった。このように、図6(a)〜(d)に示すようなゴルフクラブヘッドでは、耐久性と外観の美しさの双方を、充分な程度とすることは難しかった。本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであって、重心設計の自由度が大きく、より大きく低重心化および深重心化させることが可能であり、かつ、耐久性と外観の美しさの双方を充分に保つことができる、低コストなゴルフクラブヘッドを提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は、ゴルフボールを打撃するためのフェース面と反対の側にキャビティ部を有する、キャビティバック型のゴルフクラブヘッドであって、前記フェース面を備える板状のフェース板部と、前記フェース面と反対の側に設けられた、前記キャビティ部を囲むバック部とを備え、前記バック部は、前記ゴルフクラブヘッドのトップ部を少なくとも含む第1部分と、前記ゴルフクラブヘッドのソール部を少なくとも含む第2部分とでは、前記第1部分に比べて前記第2部分の方が比重が大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッドを提供する。
なお、前記フェース板部と前記第1部分とは、一体化された1つの部材からなることが好ましい。また、前記第1部分と前記第2部分とが、前記ゴルフクラブヘッドのトウ部、および前記ゴルフクラブヘッドのヒール部において、それぞれ接合されていることが好ましい。
また、前記第1部分の、前記第2部分との接合端面は、前記キャビティ部の外側に向く方向に傾斜しており、前記第2部分の、前記第1部分との接合端面は、前記キャビティ部の内側に向く方向に傾斜していることが好ましい。
また、前記第2部分は、前記フェース面と反対の側の端部に、前記キャビティ部の内側に向けて突出した突出部を有し、前記第2部分の前記第1部分との接合端面は、前記突出部の突出端面を含んで構成されていることことが好ましい。
また、前記第1部分は、比重が7.0以下の金属材料からなり、前記第1部分と前記第2部分とが、ろう付けまたは溶接によって接合されていることが好ましい。
また、前記第2部分は、比重が7.5以上の金属材料からなり、前記第1部分と前記第2部分とが、ろう付けまたは溶接によって接合されていることが好ましい。
本発明は、重心設計の自由度が大きく、より大きく低重心化および深重心化させることが可能であり、かつ、耐久性と外観の美しさの双方を充分に保つことができる、低コストなゴルフクラブヘッドを提供することができる。
以下、本発明のゴルフクラブヘッドについて、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
図1は、本発明のゴルフクラブヘッドの第1の実施形態の一例である、アイアンゴルフクラブヘッド10(以降、クラブヘッド10とする)について説明する図である。図1(a)は、ゴルフクラブヘッド10をフェース面の側からみた正面図である。(b)は、ゴルフクラブヘッド10をバックフェースの側から見た背面図である。(c)は、ゴルフクラブヘッド10を、バックフェースの側のトウ側寄りの方向から見た斜視図であり、また、(d)は、ゴルフクラブヘッド10を、バックフェースの側のヒール側寄りの方向から見た斜視図である。図1に示すゴルフクラブヘッド10は、ゴルフボールを打撃するためのフェース面12と反対の側にキャビティ部20を有する、キャビティバック型のゴルフクラブヘッドである。ゴルフクラブヘッド10は、第1部材30と、第2部材40と、2つの部材が接合されて構成されている。ゴルフクラブヘッド10は、フェース面12を備える板状のフェース板部14と、フェース面12と反対の側に設けられた、キャビティ部20を囲む肉厚のバック部16とを有する。なお、図2(a)〜(c)は、それぞれ、第1部材30および第2部材40について説明する図であり、(a)は、第1部材30をキャビティバックの側から見た図であり、(b)および(c)は、第1部材30と当接する側(フェース面の側)から見た第2部材40の斜視図である。
バック部16は、ゴルフクラブヘッド10のトップ側に対応する部分全体を少なくとも含む第1部分22と、ゴルフクラブヘッド10のソール側に対応する部分全体を少なくとも含む第2部分24とからなる。フェース板部12と第1部分22は、それぞれ第1部材30の一部である。第2部材40は、第1部材30に比べて比重が大きい材料で構成されている。第2部材40は、バック部16の第2部分24に対応する部分を構成する。
第1部材30からなる第1部分22は、ゴルフクラブヘッド10のトップ側全体から、ゴルフクラブヘッド10のトウ側およびヒール側のそれぞれの領域まで延在しており、かつ、第2部材40からなる第2部分24は、ゴルフクラブヘッド10のソール側全体から、ゴルフクラブヘッド10のトウ側およびヒール側のそれぞれの領域まで延在している。そして、第1部分22と第2部分24とは、ゴルフクラブヘッド20のトウ側に対応する部分、およびゴルフクラブヘッド10のヒール側に対応する部分で、溶接接合されている。
ゴルフクラブヘッド10では、トウ側およびヒール側において、ゴルフクラブヘッドのソール側は、比較的比重が大きい第2部材40からなり、ゴルフクラブヘッドのトップ側は、比較的比重が小さい第1部材30からなっている。このため、ゴルフクラブヘッド10では、従来のゴルフクラブヘッド(例えば、図6に示すゴルフクラブヘッド100)などと比較して、重心位置は比較的低くなっている。
図3(a)〜(d)は、本発明のゴルフクラブヘッドの第2の実施形態の一例である、アイアンゴルフクラブヘッド50(以降、クラブヘッド50とする)について説明する図である。図3(a)は、ゴルフクラブヘッド50をフェース面の側からみた正面図である。(b)は、ゴルフクラブヘッド50をバックフェースの側から見た背面図である。(c)は、ゴルフクラブヘッド50を、バックフェースの側のトウ側寄りの方向から見た斜視図であり、また、(d)は、ゴルフクラブヘッド50を、バックフェースの側のヒール側寄りの方向から見た斜視図である。図3に示すゴルフクラブヘッド50も、ゴルフボールを打撃するためのフェース面52と反対の側にキャビティ部60を有する、キャビティバック型のゴルフクラブヘッドである。
第1の実施形態のゴルフクラブヘッド10と同様に、第2の実施形態のゴルフクラブヘッド50も、第1部材70と、第2部材80と、2つの部材が接合されて構成されている。ゴルフクラブヘッド50は、フェース面52を備える板状のフェース板部54と、フェース面52と反対の側に設けられた、キャビティ部60を囲む肉厚のバック部56とを有する。なお、図4(a)〜(c)は、それぞれ、第1部材70および第2部材80について説明する図であり、(a)は、第1部材70をキャビティバックの側から見た図であり、(b)および(c)は、第1部材70と当接する側(フェース面の側)から見た第2部材80の斜視図である。
ゴルフクラブヘッド50のバック部56は、ゴルフクラブヘッド50のトップ側に対応する部分全体を少なくとも含む第1部分62と、ゴルフクラブヘッド50のソール側に対応する部分全体を少なくとも含む第2部分64とからなる。フェース板部52と第1部分62は、それぞれ第1部材70の一部である。第1部材70は、第2部材80に比べて比重が大きい材料で構成されている。第2部材80は、バック部56の第2部分64に対応する部分を構成する部材である。
第1部材70からなる第1部分62は、ゴルフクラブヘッド50のトップ側全体から、ゴルフクラブヘッド50のトウ側およびヒール側のそれぞれの領域まで延在しており、かつ、第2部材80からなる第2部分64は、ゴルフクラブヘッド50のソール側全体から、ゴルフクラブヘッド50のトウ側およびヒール側のそれぞれの領域まで延在している。そして、第1部分62と第2部分64とは、ゴルフクラブヘッド50のトウ側に対応する部分、およびゴルフクラブヘッド50のヒール側に対応する部分で、溶接接合されている。
図3(a)および図4(a)に示すように、第2の実施形態のゴルフクラブヘッドでは、第1部分62の、第2部分64との接合端面74が、キャビティ部60の外側に向く方向に傾斜している。そして第2部分64の、第1部分62との接合端面74が、キャビティ部60の内側に向く方向に傾斜している。また、第2部分64は、ゴルフクラブヘッド50のトウ部およびヒール部それぞれに対応する部分の、フェース面52の側と反対の側の端部に、キャビティ部40の内側に向けて突出した突出部68を有する。第2部分64の接合端面74は、突出部68の突出端面を含んで構成されている。
図5(a)〜(c)は、第2の実施形態のゴルフクラブヘッド50のトウ側部分を拡大して示す図である。図5(a)は、ゴルフクラブヘッド50のトウ側部分を、キャビティ部60の側から見た背面図である。図5(b)は、図5(a)に示す破線Aで切断したときの、ゴルフクラブヘッド50のトウ側部分の断面図である。図5(c)は、図5(a)に示す破線Bで切断したときの、ゴルフクラブヘッド50のトウ側部分の断面図である。図5(b)に示すように、ゴルフクラブヘッド50の第1部分62は、ゴルフクラブヘッドのトップ部の近くでは、キャビティ部60と反対の側の表面(接合端面72)全体が第2部分64と接合している。図5(c)に示すように、第1部分62は、ゴルフクラブヘッドのソール部の近くまで延在しており、ソール部の近くでは、第1部分62の接合端面72は、第2部分64の突出部68の突出端とのみ接合されている。ゴルフクラブヘッド50の、トウ側およびヒール側のソール部の近くにおける断面形状は、第2部材64のキャビティ部40の側の表面が、第1部材62の接合端面72に閉塞されている形態になっている。すなわち、第1部分62の接合端72は、ソール部の近くまで延在しており、ソール部の近傍では、第2部分64の突出部68の端面とのみ接合されている。
第1の実施形態のゴルフクラブヘッド10および第2の実施形態のゴルフクラブヘッド50ともに、比重が比較的軽い第1部材と比重が比較的重い第2部材とが、溶接接合されている。溶接の際、溶接部には溶接ビードが残ってしまう。このようなビードは、通常、グラインダなどの器具を用いて研摩される。例えば、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド10の場合、ゴルフクラブヘッドの外面側の接合線42(図1(c)参照)において発生する溶接ビードは、比較的簡単に除去することができる。しかし、ゴルフクラブヘッドのキャビティ部40の内面側には、グラインダなどの研摩器具を当てることが難しい、このため、キャビティ部40の内面側の接合線44(図1(d)参照)に発生する溶接ビードは、除去することが困難である。このようなキャビティ部に発生する溶接ビードは、ゴルフクラブヘッドの外観を損ねるものであった。
これに対し、第2の実施形態のゴルフクラブヘッドでは、第1部分62と第2部分64との接合線のうち、キャビティ部60の内側にある接合線(図5に破線の丸印で示す部分)は、第1部分62によって覆われている。このため、キャビティ部60の内側にある接合線(図5(c)に破線の丸印で示す部分)に、溶接ビードが発生したとしても、このような溶接ビードは視認されない。このため、第1部材70と第2部材80とを溶接によって強固に接合したとしても、溶接ビートが視覚的に確認されない、美しい外観のゴルフクラブを作製することができる。言うまでもないが、第1部分62と第2部分64との接合線のうち、キャビティ部60の外側にある接合線(図5に破線の四角印で示す部分)に発生した溶接ビードは、グラインダなどの研摩器具によって除去すればよい。
第1部材70は、比重が7.0以下の金属材料からなり、第1部材70と第2部材80とが、ろう付けまたは溶接によって接合されていることが好ましい。第2部材80は、比重が7.5以上の金属材料からなり、第1部材70と第2部材80とが、ろう付けまたは溶接によって接合されていることが好ましい。
本発明のゴルフクラブヘッドは、第1の実施形態および第2の実施形態ともに、比較的比重が高い第2部材がソール部の側に集中し、比較的比重が低い第1部材がトップ部の側に集中している。このため、重心位置が著しく低いゴルフクラブヘッドを作製することができる。以下、本願発明者が、本発明の効果を確認するために行なった確認実験の結果について記載する。まず、実験例1として、図6に示す従来のゴルフクラブヘッド100と同様の構成のゴルフヘッドを用意し、この実験例1のゴルフクラブヘッドと、略同一な寸法のゴルフクラブヘッドである、実験例2および実験例3のゴルフクラブヘッドをそれぞれ準備した。実験例2および3に示すゴルフクラブヘッドは、フェース板部の寸法、ソール部の寸法、トップ部の寸法などを、実験例1に示すゴルフクラブヘッドと略同一としている。実験例1に示すゴルフクラブヘッドは、上記第1の実施形態のゴルフクラブヘッドに対応するゴルフクラブヘッドである。実験例3に示すゴルフクラブヘッドは、上記第2の実施形態のゴルフクラブヘッドに対応するゴルフクラブヘッドである。
実験例1〜実験例3のゴルフクラブヘッドそれぞれについて、フェース部における重心高さ(FGH)を調べた結果、実験例1に示されるゴルフクラブヘッドのFGHは18.6mmであった。また、実験例2に示されるゴルフクラブヘッドのFGHは18.4mmであった。また、実験例3に示されるゴルフクラブヘッドのFGHは18.2mmであった。このように、実験例1〜実験例3に示す、それぞれ略同一形状の3つのゴルフクラブヘッドのうち、従来のゴルフクラブヘッドである実験例1のゴルフクラブヘッドに比べて、本発明のゴルフクラブヘッドである実験例2および実験例3に示すゴルフクラブヘッドの重心位置は、低くなっている。なお、実験例1に示すゴルフクラブヘッドでは、図6(c)の接合線112に対応する部分に溶接ビードが発生していた。また、実験例2に示すゴルフクラブヘッドでは、図1(d)の接合線44に対応する部分(キャビティ内面側の接合線)に溶接ビードが発生していた。これらのゴルフクラブヘッドに対して、実験例3に示すゴルフクラブヘッドでは、キャビティの内面側に発生する溶接ビードは、第1部材の延在部表面によって隠されており、溶接ビードを視認することはできなかった。実験例1〜実験例3のゴルフクラブヘッドのうち、実験例3のゴルフクラブヘッドは、最も外観のよいゴルフクラブヘッドであるといえる。
本発明によれば、このように、重心設計の自由度が大きく、より大きく低重心化および深重心化させることが可能であり、かつ、耐久性と外観の美しさの双方を充分に保つことができる、低コストなゴルフクラブヘッドを提供することができる。
以上、本発明のゴルフクラブヘッドについて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
(a)〜(d)は、本発明のゴルフクラブヘッドの第1の実施形態について説明する図であり、(a)は第1の実施形態のゴルフクラブヘッドをフェース面の側からみた正面図であり、(b)は第1の実施形態のゴルフクラブヘッドをバックフェースの側から見た背面図であり、(c)および(d)は第1の実施形態のゴルフクラブヘッドを、バックフェースの側から見た斜視図である。 (a)〜(c)は、第1の実施形態のゴルフクラブヘッドの、第1部材および第2部材について説明する図であり、(a)は第1部材をキャビティバックの側から見た背面図であり、(b)および(c)はフェース面の側から見た第2部材の斜視図である。 (a)〜(d)は、本発明のゴルフクラブヘッドの第2の実施形態について説明する図であり、(a)は第2の実施形態のゴルフクラブヘッドをフェース面の側からみた正面図であり、(b)は第2の実施形態のゴルフクラブヘッドをバックフェースの側から見た背面図であり、(c)および(d)は第2の実施形態のゴルフクラブヘッドを、バックフェースの側から見た斜視図である。 (a)〜(c)は、第2の実施形態のゴルフクラブヘッドの、第1部材および第2部材について説明する図であり、(a)は第1部材をキャビティバックの側から見た背面図であり、(b)および(c)はフェース面の側から見た第2部材の斜視図である。 (a)〜(c)は、第2の実施形態のゴルフクラブヘッドのトウ側部分を拡大して示す図であり、(a)は第2の実施形態のゴルフクラブヘッドのトウ側部分を、キャビティ部の側から見た背面図であり、(b)は、(a)に示す破線Aで切断したときの、第2の実施形態のゴルフクラブヘッドのトウ側部分の断面図であり、(c)は、(a)に示す破線Bで切断したときの、ゴルフクラブヘッドのトウ側部分の断面図である。 (a)〜(d)は、従来のゴルフクラブヘッドについて説明する図であり、(a)は従来のゴルフクラブヘッドをフェース面の側からみた正面図であり、(b)は従来のゴルフクラブヘッドをバックフェースの側から見た背面図であり、(c)および(d)は従来のゴルフクラブヘッドを、バックフェースの側から見た斜視図である。
符号の説明
12、52 フェース面
14、54 フェース板部
16 バック部
20、60 キャビティ部
22、62 第1部分
24、64 第2部分
30、70 第1部材
40、80 第2部材
68 突出部
74 接合端面
10、50、100 ゴルフクラブヘッド
102 フェース体
104 バック体

Claims (7)

  1. ゴルフボールを打撃するためのフェース面と反対の側にキャビティ部を有する、キャビティバック型のゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース面を備える板状のフェース板部と、
    前記フェース面と反対の側に設けられた、前記キャビティ部を囲むバック部とを備え、
    前記バック部は、前記ゴルフクラブヘッドのトップ部を少なくとも含む第1部分と、前記ゴルフクラブヘッドのソール部を少なくとも含む第2部分とを有し、前記第1部分に比べて前記第2部分の方が比重が大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記フェース板部と前記第1部分とは、一体化された1つの部材からなることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記第1部分と前記第2部分とは、前記ゴルフクラブヘッドのトウ部、および前記ゴルフクラブヘッドのヒール部において、それぞれ接合されていることを特徴とする請求項1または2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記第1部分の、前記第2部分との接合端面は、前記キャビティ部の外側に向く方向に傾斜しており、
    前記第2部分の、前記第1部分との接合端面は、前記キャビティ部の内側に向く方向に傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記第2部分は、前記フェース面と反対の側の端部に、前記キャビティ部の内側に向けて突出した突出部を有し、
    前記第2部分の前記第1部分との接合端面は、前記突出部の突出端面を含んで構成されていることを特徴とする請求項4記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記第1部分は、比重が7.0以下の金属材料からなり、前記第1部分と前記第2部分とが、ろう付けまたは溶接によって接合されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記第2部分は、比重が7.5以上の金属材料からなり、前記第1部分と前記第2部分とが、ろう付けまたは溶接によって接合されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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