JP2007274945A - 健康食品用梅エキス - Google Patents

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Abstract

【課題】梅を利用した健康食品、特に、体内で発生して細胞破壊、老化や疾病の元凶となる活性酸素(フリーラジカル)を効果的に捕促し、老化や疾病を防ぐことができる健康食品用の梅エキスを提供する。
【解決手段】天然梅及び/又は栽培梅を酸化還元電位がマイナス値を示す還元性の塩を用いて所定期間を漬け込むことにより得られる抽出エキスから成ることを特徴とする健康食品用梅エキス。
【選択図】なし

Description

本発明は、梅を利用した健康食品、特に、体内で発生して細胞破壊、老化や疾病の元凶となる活性酸素(フリーラジカル)を効果的に捕促し、老化や疾病を防ぐことができる健康食品用の梅エキスに関する。
従来より梅を利用した各種の健康食品が提案されている。
しかしながら、特に老化や疾病の元凶である体内で発生する活性酸素(フリーラジカル)に注目し、その捕促効果を倍化して健康増進を図るというアプローチを取った梅関連の健食(健康食品)は提案されていない。
当業界において、チベット産の天然岩塩が普通の塩(合成塩など)と相違して還元力を有することに着目し、この岩塩を利用したアルカリ性の健食が提案されている(特許文献1参照)。これは前記岩塩を単純に粉砕加工したものであり、実際の使用に際してはそのまま口に食したり水に溶解させて使用するものである。なお、この健食にはフリーラジカルの捕促効果があるとされている。
特開2003−199540。
本発明は、梅自身にフリーラジカル捕促能を有する成分が含まれているとともに健康増進に資するほかの成分も豊富に含有されていることに注目し、梅と前記還元力のある特定の塩を利用した健康食品を提供しようとするものである。
特に、本発明は、梅の有用成分を抽出する抽出媒体として還元力のある特定の塩、より具体的には酸化還元電位( ORP /Oxidation−Reduction Potential)測定計で大きなマイナス値を示す還元性の塩を利用し、梅と該抽出媒体の両者の共同により、フリーラジカル捕促効果に優れる成分とともに健康増進に資する他の有用な成分を豊富に含有する健康食品用の梅エキス(梅酢)を提供しようとするものである。
本発明を概説すれば、本発明は、天然梅及び/又は栽培梅を酸化還元電位がマイナス値を示す還元性の塩を用いて所定期間を漬け込むことにより得られる抽出エキスから成る健康食品用還元力のある梅エキスに関するものである。
本発明の梅エキスは、梅と抽出媒体である特定の還元力のある塩との共同作用により、両者に含まれるフリーラジカル捕促に資する成分及び健康増進に資する有効成分が、抽出エキス中に効率的に抽出移行し、これら成分を豊富に含有する。従って、本発明の梅エキスは、老化防止や疾病予防など健康増進用食品として極めて有用なものである。
以下、本発明の技術的構成及び実施態様について詳しく説明する。
まず、本発明の梅エキスの製造に使用される梅について説明する。
本発明において使用される梅は、天然梅であっても栽培梅であってもよく、また両者の混合物であってもよい。梅は、一般的には梅園から5月末〜6月末に収穫される。
本発明において梅は、収穫後、酸化が進んで変質しない前に前記特定の還元力のある塩(以下、特定塩ともいう。)により漬け込まれなければならない。本発明において一応の目安としては、梅は収穫後、6時間以内に特定塩により漬け込まれるべきである。
前記した梅の酸化による劣化や変質を防止するために、梅を収穫後、迅速に特定塩に漬け込むという方法は、通常の梅漬け(梅干し作り)とは大きく異なるものである。
前記した通常の梅漬け(梅干し作り)の場合、生産者(農家)が収穫した梅は、一般的にはいったん集荷場に集められて大、中、小、不良品等に選別され、翌日市場に出荷される。
市場においては翌日、競(せり)にかけられ、競り落とされた梅は、その日の夕方又は翌日、店頭または加工業者に引き渡される。引き渡された梅は水洗いし、灰汁抜きといって一晩水に漬け込まれる。
このような工程を経て、ようやく梅漬け処理が行われるが、収穫してから早くて3日、普通は1週間程度経過して梅漬け処理がなされる。
このような実際の梅漬け処理までに長期間を要する方式では、収穫された梅は新鮮どころか酸化が進み、熟した梅に変質してしまう。一般の梅漬け(梅干し)は、前記した酸化変質が進行した梅を用いて製造されているということができる。
本発明の梅エキスの製造においては、梅は収穫したその日のうちに、選果した梅を水洗い、水切りし、ここで通常の梅漬け込みのように水で一晩灰汁抜き工程を行わずに、還元力をもった特定塩にまぶしながら、一段一段ならべながら漬け込み、梅を収穫してから少なくとも6時間以内で漬け込みが終了するようにすべきである。6時間が経過すると、梅が酸化劣化し、梅の中に含まれる有用な健康増進成分が劣化するため好ましくない。
一般の梅漬け込みと違う点は、1日のうちに収穫→水洗→水切→漬け込みを完了させることが重要である。また、塩は自然塩でなくヒマラヤ岩塩などの還元力をもった特定の塩であって、これを微細化〜超微細化したものを用いる。これらの要件は、梅の成分が変質、劣化しないよいにし、健康増進成分を多く抽出するためである。
即ち、梅果実に含まれている抗酸化性の成分SOD(スパーオキシドジムスターゼ)抗酸化酵素、抗酸化ビタミンC,フェノール性抗酸化物質などが破壊されないように1日の工程で漬け込むことが重要である。
梅果実による脂質酸化抑制効果を得るために、梅は早期に収穫し、例えば、宮崎県の西諸地方では5月末〜6月末に収穫し、その日のうちに漬け込むことが重要である。
梅核(仁)内のアミグダリン成分は、梅実が熟すにつれて低下する。例えば、早期に収穫し即漬け込んだ場合、アミグダリンの含有量は3.0〜3.3%であるが、収穫後3〜5日経過して漬け込んだものからは検出は確認できない。
一般の梅は、前記したように梅干し作りの作業工程を考えているため、熟してから収穫し、市場出荷、仲買人通しを仲介し、梅漬けするのは収穫してから1週間後、漬けて梅酢が満ちあがるのに10日間、合計17日経過するため有効成分の変質、劣化は避けられない。
本発明の梅エキスの製造において、使用する前記還元力のある特定塩の使用割合は、梅の重量に対して15〜20%(梅1kgに対して150g〜200g)が好ましい。
また、本発明の梅エキスの製造において、漬け込み期間は2カ月〜6カ月を見れば十分である。
ここで、梅に含まれる健康増進に資する有用成分について説明する。
梅の果肉、果皮にはクエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの有機酸が豊富に含まれている。また、活性酸素(フリーラジカル)を消去するリオニレシノールという物質も含まれている。
更にまた、梅の核(タネ)の中に仁があり、この仁にアミクダリン(ビタミンB17)や青酸配糖体が含まれている。
これら成分の含有量は、収穫時の状態で例えばクエン酸約8.0%、リンゴ酸6.9%、アミクダリン3.2%である。
前記クエン酸は、疲労回復、健康増進に重要な作用をする。特に生体にとって重要かつ必須の金属ミネラル成分(カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、リン等)が体内に取り込まれたあと、クエン酸はこれらミネラル成分が酸素に触れて酸化劣化する前にキレート作用により包み込み、安定化を図るという特性がある。
なお、本発明の梅エキスは、詳しくは後述するが、前記した金属ミネラル成分は還元力のある特定塩から供給されて豊富に含有されているという特徴がある。
また、クエン酸は、そのキレート作用により体内に発生した活性酸素(フリーラジカル)を直接攻撃し、効率的にフリーラジカルを捕促する。
更に、クエン酸などの有機酸(クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸など)は防腐、殺菌など食中毒菌の増殖を抑える上で有用なものである。
疲労のもとになる乳酸は、ピルビン酸が代謝できずに残ったものであり、乳酸が筋肉内にたまると筋肉が硬化して肩こり、首筋の凝り、神経痛、リウマチ、五十肩などが引き起こされる。
また、血液中に乳酸がたまると細胞が老化し、動脈硬化症、高血圧症などの原因となる。
周知のように乳酸を糖質に代謝するのが「クエン酸回路」であり、このクエン酸回路により乳酸はエネルギーに変換されて疲労回復が図られる。
本発明の梅エキスは、梅からのクエン酸や還元力のある特定塩からのミネラル補給によりクエン酸回路を強力なものとし、体力、活力、抵抗力の増強を図ることができ、また弱アルカリ性であることから血液の流れを良くし健康増進に資することができる。
梅の核の中にある仁に含まれるアミクダリン(青酸配糖体)は、酵素のエムルミンや果肉中のエムルミンにより分解されるが、分解されずに残ったアミクダリンは、細胞の新陳代謝機能を高め、各種の疾病、特に食道、胃、腸の癌(ガン)を予防する効果がある。本来、青酸配糖体は毒性であるが、まさに毒が毒を制して薬となり、前記した効能を発揮するとともに鎮痛効果も持っている。
本発明の梅エキスの製造において、天然梅及び/又は栽培梅は、紫蘇の葉の中に含まれる有効成分を利用するために、還元力のある特定塩のもとでの抽出時に紫蘇と共に漬け込まれてもよいものである。例えば、梅抽出作業を所定期間行い、次いで2〜3日間、天日干しを行い、その後、所定期間、紫蘇漬けを行えばよい。
紫蘇は中国の薬草の古書に紫(むらさき)蘇(いきかえる)と記述されており、食中毒をおこし瀕死の人に紫蘇を食べさせたところ生き返ったといういわれが伝えられている。
紫蘇にはβ−カロチンが大量に含まれている。β−カロチンは体内に入るとビタミンAに変化し殺菌や防腐作用、免疫力を高める作用があり、また、アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギーの抑制や症状の緩和作用がある。
紫蘇は、前記β−カロチンのほかに、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛など、更にはナイアミン、アントシアン系色素、ペリルアルデヒド(香分)、リモネンピネンなどの有用成分を含んでいる。
本発明の梅エキスの製造において、特定塩のもとで梅や紫蘇に含まれる有効成分を十分に抽出するために、例えば最初の2〜3ヶ月を梅のみを抽出処理し、後半の数ヶ月を紫蘇を漬け込み、梅と紫蘇の両者の抽出処理を行えばよい。この場合、還元力のある特定塩の使用割合を15〜20重量%として抽出期間は、6カ月程度を目安とすればよい。
次に、本発明の梅エキスの製造に使用される還元力のある特定塩、即ち、酸化還元電位(ORP)がマイナス値を示す還元性の塩について説明する。
本発明の梅エキスの製造に使用される還元力のある特定塩の典型例は、天然産の紅塩(ヒマラヤ産天然岩塩、チベット産天然岩塩)である。
前記紅塩は、ヒマラヤ山脈が海底から隆起するとき、高温のマグマで焼けながら数億年かけて生成されたものであるとされている。
即ち、前記紅塩は、マグマの温度は1100℃から1200℃であり、長い時間をかけて天然塩の中に含まれていた有機化合物、酸素や窒素などの非金属化合物の多くが気化し、無機質の化合物の塩になったものといわれている。また、塩の中に含まれている微量元素、即ち、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛、リン、マンガン、イオウ、フッ素、ケイ素、塩素が長い年月、高い温度と高い圧力によって焼かれたことにより、還元作用をもたらす電子を保有したといわれている。この還元力に関する実証データについては後述する。
なお、前記紅塩には、元素分析によりストロンチウム、バリウム、コバルトの存在も確認されており、これらは胃腸病、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍に効果がある。
その他、還元力のある特定塩としては、海水から製塩した塩を数回(例えば5回以上)釜の中で1200〜1300℃の高熱で焼く「高温熱焼法」により製造したものがある。
更にまた、還元力のある特定塩としては、韓国で作られている竹塩がある。この竹塩は、3000年前から製造されているといわれる塩であり、例えば、自然塩を竹の中に詰め込みこれを炉で焼き、次いで、焼いた塩を粉末にし、再び竹の中に詰め込んで焼き、この工程を繰返すことにより(例えば9回)有害物質や有機物質を気化させ、前記した紅塩と同じような還元力を持った塩としたものである。
本発明の梅エキスの製造に使用される還元力のある紅塩(ヒマラヤ岩塩)は、酸化還元電位(ORP;Oxiation−Reduction Potential)測定器(ORPメーター)で測定すると、マイナス値を示し、具体的には−200mV〜−500mVのマイナス値を示し、これが強い還元力を保持したものであることがわかる。
因みに、他の塩水溶液のORP値は次の通りである。韓国の竹塩−218mV、国内の自然塩で沖縄産+350mV、四国産+380mV、化学精製塩+280mV、輸入天然塩(中国産)+715mV、輸入岩塩(アンデス産)+670mVである。
なお、参考のために各地の水道水のORP値を示すと、次の通りである。宮崎県野尻町+680mV、宮崎県宮崎市+713mV、東京都品川区+678mV、大阪市中央区+750mV、北海道札幌市西区+617mV、福岡県飯塚市+535mV、大分県天領水+270mVである。
前記紅塩100g中の主な成分と含有量は、次の通りである。Na(38〜39g)、Cl(60〜61g)、S(0.3g)、K(160mg)、Fe(30mg)、P(8mg)、Ca(4mg)、F(1.5mg)、Mg(0.5mg)、Si(100ppm)、Zn(280μg)、Mn(170μg)、Cu(80μg)。
また、前記紅塩1gを100ccの水に溶解させたときのpH値は約10前後であり、アルカリ性を示す。因みに、本発明により製造される梅エキス(梅酢)のpHは約2.5前後である。
本発明の梅エキスは、製造後の一定期間は酸化還元電位(ORP)として高いマイナス値、即ち、高い還元性を有するが、その後は酸化還元電位(ORP)が減衰する傾向にある。
本発明の梅エキスは、酸化還元電位(ORP)の値が減衰しても有効であるが、還元性を有するうちに服用することが好ましい。そのために、酸化還元電位(ORP)の値が高いマイナス値を保つように梅エキスの保管などに配慮すべきである。
本発明の梅エキスの利用法としては、水で希釈して(例えば、水1リットルに対して梅エキス20ml)健康飲用水として飲用したり、野菜サラダ、刺身、焼物などのドレッシングとして使用したり、あるいは納豆のタレ(醤油の代替)として使用したり、所望の利用形態で利用すればよい。
本発明の梅エキスは、還元力があるため抗酸化作用の優れ、また胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腹痛、下痢、急性腸炎、食欲不振、ノドなどの炎症防止、に有効である。
本発明の梅エキスの摂取量(服用量)は、使用者の病弱体質,健康状態などを勘案して、所望に決定すればよい。例えば、1日当たり正味20〜30mlを摂取(服用)するようにし、これを6カ月間、続ければよい。
以下、本発明を実施態様により更に詳しく説明する。
(1).プラスチック製のタル(上直径50cm、下直径40cm)を用いて、収穫直後の天然梅30kgと紅塩(ヒマラヤ岩塩)4.5〜6.0kgを交互にしきつめ、梅エキスがあがった時点で重石を30kgから15kgにかえて、室温下、3ヵ月間、漬け込んだ。
(2).前記のようにして製造した梅エキスのORP値は−280mVであり、その成分組成は、100g当たり次の通りである。
クエン酸2.09g、リンゴ酸1.95g、リオニレシノール0.085g(このリオニレシノール成分は活性酸素を消去する特性がある)、βカロチン0.084g;ミネラル成分としてカルシュウム1.13mg、カリウム1.01mg、マグネシュウム0.31mg、鉄1.28mg、銅0.008mg、リン0.71mg、亜鉛125μg、マンガン98μg、塩素イオン757mg、フッ素0.097mg、である。
(3).作用効果:
前記のようにして製造した梅エキス(以下、梅白酢ともいう。)を摂取したときの効果は次の通りである。

1).コレステロール値の高い被験者5人に、1日30ml(正味)、1カ月間水で希釈したものを飲ませたところ、5人のコレステロール平均値は、飲用前が総コレステロール231mg/dlが飲用後では182mg/dl、Hbコレステロール値が飲用前で38mg/dlが飲用後では57.2mg/dl、中性脂肪(TG)が飲用前で150mg/dlが飲用後では78mg/dlになった。
2).梅白酢には強力な殺菌作用がある。これを実証するために、風邪をひいた被験者7人に梅白酢でうがいをしてもらったところ、全員に人が喉の痛みがなくなり、声もでるようになり、風邪をこじらせることなく完治した。そのほか、気管支喘息、気管支炎によいことも確認された。
3).梅白酢で納豆を練ると最高の泡立ちの納豆ができ、かつ納豆独特の臭みが取れて味がまろやかになる。平均年齢が53歳の被験者8人に50日間、梅白酢入り納豆を食べてもらったところ、全員に疲れがなくなり、血圧も下がり、また全員に精力増強感と便秘の解消が確認された。
これは、ヒマラヤ岩塩に含まれているイオウ成分がタンパクしつの吸収に有効であり、梅に含まれているクエン酸が疲労回復に有効であり、梅白酢と納豆が血管を拡張し、血流をよくし血圧を下げることが大きく作用していると考えられる。
4).梅白酢は、森林作業員の疲労回復、塩分補給、夏ばて防止に有効である。夏季、造林地において下草刈りをする被験者13人に梅白酢の水割り飲料水を飲んでもらったところ、塩分補給、喉の渇き防止に有効であり、疲れを感じず体調もよく、夏季にもかかわらず食欲もでて夏ばて防止に有効であると評価された。
(1).実施例1と同様にして3カ月梅を漬け込んだ後、梅を取り出して天日干した梅30kgに紫蘇3kg(アク抜きする前のもの)を紅塩1kgに交互に敷き詰め(5〜6段)、30kgの重石ヲノセテ、タルに梅白酢が満たされるまで漬け込み、次いで、重石を15kgにかえて、室温下3カ月間、漬け込んだ。
(2).前記のようにして製造された梅及び紫蘇エキス(以下、エキスの色が紫蘇により赤いため、梅赤酢ともいう。)のORP値は−298mであり、その成分組成葉100g当たり、次の通りである(単位はgである)。
クエン酸1.95、リンゴ酸1.35、リオニレシノール0.0865である。なお、前記リオニレシノーは活性酸素を除去する作用があり、クエン酸やカロチンは強力な抗酸化力、抗高コレステロール作用がある。
(3).作用効果:
前記のようにして製造された梅及び紫蘇エキス(梅赤酢)の作用効果を調べた。
1).胃酸過多症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を患っている被験者6人にたいして、梅赤酢を1日50mgを1日量として3カ月間飲用してもらった。その結果、全員、病状がよくなり、内4人は完治した。また、全員の人が通じがよくなり、毎日、快適な生活が送られるようになったと報告している。なお、ヒマラヤ紅塩の産地であるチベットでは、胃、腸薬としてヒマラヤ紅塩が多用されていることから、本発明の梅及び紫蘇エキス(梅赤酢)の安全性が間接的に証明されているということができる。
2).扁桃炎、気管支炎、音声障害を患っている男性5人(平均年齢31歳)に、梅赤酢で毎日1日数回(約10〜15回)うがいをしてもらうとともに最後に梅赤酢を飲み込んでもらう試験を行った。扁桃炎は完治とはいえないが症状が軽くなり、また気管支炎、音声障害はほとんど完治している。試験期間は継続中であり、現在、4カ月目に入っている。
3).アトピー性皮膚炎の人3人に、4カ月間、1日50mlの梅赤酢を水で希釈して飲用してもらったところ、症状がかなり改善された。なお、ヒマラヤ紅塩だけを食用または浴用として使用すると、アトピーが改善するという事例が報告されている。










Claims (5)

  1. 天然梅及び/又は栽培梅を酸化還元電位がマイナス値を示す還元性の塩を用いて所定期間を漬け込むことにより得られる抽出エキスから成ることを特徴とする健康食品用梅エキス。
  2. 天然梅及び/又は栽培梅が、紫蘇とともに漬け込まれるものである請求項1に記載の健康食品用梅エキス。
  3. 酸化還元電位がマイナス値を示す還元性の塩が、酸化還元電位が−200mV〜−500mVの天然産の紅塩(ヒマラヤ岩塩)である請求項1に記載の健康食品用梅エキス。
  4. 天然梅及び/又は栽培梅の重量に対して酸化還元電位がマイナスを示す還元性の塩の使用割合が、15〜20%である請求項1に記載の健康食品用梅エキス。
  5. 天然梅及び/又は栽培梅が、収穫後、少なくとも6時間以内に酸化還元電位がマイナス値を示す還元性の塩に漬け込まれるものである請求項1に記載の健康食品用梅エキス。

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