JP2007274093A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、利用者を退屈させることがない記録再生装置を提供する。
【解決手段】信号制御回路3は、記録された番組の再生の場合、制御部11から入力される制御信号に基づいて、再生中の時間が5分経過する都度、再生中のアナログ映像音声データから静止画像を生成して取得し、取得した静止画像を画像メモリ14に記録する。制御部11は、VTRインタフェイス回路4から入力されたコントロール信号を計数することにより、一旦再生された磁気テープの巻き戻し時又は早送り時における磁気テープの走行位置を検出する。制御部11は、磁気テープを巻き戻し又は早送りする場合、所定時間が経過する都度、画像メモリ14に記録した静止画像をモニタに表示するための制御信号を信号制御回路3へ出力する。
【選択図】図1
【解決手段】信号制御回路3は、記録された番組の再生の場合、制御部11から入力される制御信号に基づいて、再生中の時間が5分経過する都度、再生中のアナログ映像音声データから静止画像を生成して取得し、取得した静止画像を画像メモリ14に記録する。制御部11は、VTRインタフェイス回路4から入力されたコントロール信号を計数することにより、一旦再生された磁気テープの巻き戻し時又は早送り時における磁気テープの走行位置を検出する。制御部11は、磁気テープを巻き戻し又は早送りする場合、所定時間が経過する都度、画像メモリ14に記録した静止画像をモニタに表示するための制御信号を信号制御回路3へ出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、磁気テープに情報を記録するとともに、記録された情報を再生する記録再生装置に関し、特に磁気テープを巻き戻し中又は早送り中に静止画像を出力する記録再生装置に関する。
近年の技術進展により、ハード・ディスク・ドライブの記憶密度は増加し、映像・音声などの大容量の情報を記憶する記憶装置として、ビデオレコーダなどのAV機器にハード・ディスク・ドライブを内蔵するようになってきている。一方で、記録メディアとして、DVDが普及してきており、ビデオテープ、ハードディスク、DVDの3つの記録メディアを1台に集約したハードディスク・DVD・ビデオ一体型レコーダが製品化され、快適なビデオライフを実現することができるようになった。
ビデオテープ(磁気テープ)は、ランダムアクセスができないため、例えば、記録した映像音声(情報)を再生する場合、所要の箇所まで磁気テープを巻き戻すか又は早送りする必要があった。しかし、磁気テープを巻き戻す場合又は早送りする場合において、磁気テープに映像信号が記録されていない期間があるときは、ノイズ画面が表示されるため、鑑賞者には不快感を与える虞があった。そこで、磁気テープを巻き戻す場合又は早送りする場合に、磁気テープに映像信号が記録されていない期間中には、ミュート映像信号を出力することにより、ノイズ画面を鑑賞者に見せないビデオテープレコーダが提案されている(特許文献1参照)。
実開平2−50835号公報
しかしながら、特許文献1の例にあっては、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中は、ミュート映像が出力されるため、モニタ画面は青又は真っ黒となり、利用者は、退屈な時間を過ごさなければならなかった。また、記録されている番組のどの部分を巻き戻し中か又は早送り中かを知るためには、例えば、磁気テープの走行量をカウントするカウンタの値を予め利用者が記憶しておき、巻き戻し中又は早送り中のカウンタの値を見ながら推測する必要があり、利用者にとって利便性の向上が望まれていた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、再生中の情報から静止画像を取得して記憶しておき、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、該磁気テープの再生中に取得された静止画像を出力する出力手段を備えることにより、利用者を退屈させることがない記録再生装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、再生中の情報から取得した静止画像の取得箇所を特定し、磁気テープが巻き戻し又は早送りされる場合、特定された取得箇所が再生ヘッド付近を走行する時点で、該取得箇所で取得された静止画像を出力することにより、利用者が巻き戻し中又は早送り中の番組の所望の箇所を素早く選び出すことができ、利用者の利便性を向上させることができる記録再生装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、所定時間が経過する都度、再生中の情報から静止画像を取得することにより、磁気テープの走行量をカウントするカウンタを用いることなく、静止画像により番組の進行状況を把握することができ、さらに利用者の利便性を向上させることができる記録再生装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、磁気テープが再生済であるか否かを判定し、磁気テープが再生済でないと判定された場合、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、記憶された音楽データを再生する手段を備えることにより、静止画像を取得していない場合であっても利用者を退屈させることがない記録再生装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、磁気テープを再生する場合に、該磁気テープを識別する識別情報を該磁気テープに記録するとともに、前記識別情報と前記磁気テープから取得された静止画像とを関連付けて記憶しておき、磁気テープが装填された場合、磁気テープに記録された識別情報を読み取り、読み取った識別情報と記憶された識別情報とが一致するか否かを判定し、識別情報が一致する場合、一致した識別情報に関連付けて記憶された静止画像を出力する手段を備えることにより、利用者がどの磁気テープにどの番組が記録されているかを素早く見つけることができる記録再生装置を提供することにある。
本発明に係る記録再生装置は、磁気テープに情報を記録するとともに、記録された情報を再生する記録再生装置において、再生中の情報から静止画像を取得する取得手段と、該取得手段で取得された静止画像を記憶する記憶手段と、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、該磁気テープの再生中に取得された静止画像を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る記録再生装置は、磁気テープに記録された情報を再生するための再生ヘッドと、再生中の情報から取得した静止画像の取得箇所を特定する特定手段とを備え、前記出力手段は、磁気テープが巻き戻し又は早送りされる場合、前記取得箇所が前記再生ヘッド付近を走行する時点で、該取得箇所で取得された静止画像を出力するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る記録再生装置は、再生中の経過時間を計時する計時手段を備え、前記取得手段は、所定時間が経過する都度、静止画像を取得するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る記録再生装置は、音楽データを記憶する手段と、磁気テープが再生済であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段で磁気テープが再生済でないと判定された場合、該磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、記憶された音楽データを再生する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る記録再生装置は、磁気テープを再生する場合に、該磁気テープを識別する識別情報を該磁気テープに記録する手段と、前記識別情報と前記磁気テープの再生中に取得された静止画像とを関連付けて記憶する手段と、磁気テープが装填された場合、磁気テープに記録された識別情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読み取った識別情報と記憶された識別情報とが一致するか否かを判定する手段と、読み取った識別情報が記憶された識別情報と一致する場合、一致した識別情報に関連付けて記憶された静止画像を出力する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、磁気テープを再生する場合、再生中の情報から静止画像を取得し、取得した静止画像を記憶する。磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、該磁気テープの再生中に取得された静止画像を出力する。
本発明にあっては、磁気テープを再生する場合、特定手段は、再生中の情報から取得した静止画像の取得箇所を特定する。出力手段は、磁気テープが巻き戻し又は早送りされる場合、特定された取得箇所が再生ヘッド付近を走行する時点で、該取得箇所で取得された静止画像を出力する。
本発明にあっては、計時手段は、磁気テープが再生される場合、再生中の経過時間を計時する。取得手段は、所定時間(例えば、5分)が経過する都度、静止画像を取得する。これにより、例えば、番組の始まりから終わりまでの間、再生中の情報から5分おきに静止画像を取得する。
本発明にあっては、判定手段は、磁気テープが再生済であるか否かを判定する。磁気テープが再生済でないと判定された場合、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、記憶された音楽データを再生する。これにより、磁気テープが未だ再生されていないため、静止画像が取得されていない場合であっても、静止画像を出力する代わりに音楽データを再生する。
本発明にあっては、磁気テープを再生する場合に、該磁気テープを識別する識別情報を該磁気テープに記録する。また、磁気テープを再生する場合に、前記識別情報と前記磁気テープから取得された静止画像とを関連付けて記憶する。読取手段は、磁気テープが装填された場合、磁気テープに記録された識別情報を読み取る。読み取られた識別情報と記憶された識別情報とが一致するか否かを判定し、識別情報が一致する場合、一致した識別情報に関連付けて記憶された静止画像を出力する。これにより、一度再生された磁気テープを装填する場合、磁気テープに記録された番組を素早く見つけることができる。
本発明にあっては、再生中の情報から静止画像を取得して記憶しておき、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、該磁気テープの再生中に取得された静止画像を出力する出力手段を備えることにより、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中であっても、利用者を退屈させることがない。
本発明にあっては、再生中の情報から取得した静止画像の取得箇所を特定し、磁気テープが巻き戻し又は早送りされる場合、特定された取得箇所が再生ヘッド付近を走行する時点で、該取得箇所で取得された静止画像を出力することにより、利用者が巻き戻し中又は早送り中の番組の所望の箇所を素早く選び出すことができ、利用者の利便性を向上させることができる。
本発明にあっては、磁気テープを再生する場合、所定時間が経過する都度、再生中の情報から静止画像を取得することにより、磁気テープの走行量をカウントするカウンタを用いることなく、静止画像により番組の進行状況を把握することができ、さらに利用者の利便性を向上させることができる。
本発明にあっては、磁気テープが再生済であるか否かを判定し、磁気テープが再生済でないと判定された場合、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、記憶された音楽データを再生する手段を備えることにより、静止画像を取得していない場合であっても利用者を退屈させることがない。
本発明にあっては、磁気テープを再生する場合に、該磁気テープを識別する識別情報を該磁気テープに記録するとともに、前記識別情報と前記磁気テープから取得された静止画像とを関連付けて記憶しておき、磁気テープが装填された場合、磁気テープに記録された識別情報を読み取り、読み取った識別情報と記憶された識別情報とが一致するか否かを判定し、識別情報が一致する場合、一致した識別情報に関連付けて記憶された静止画像を出力する手段を備えることにより、利用者がどの磁気テープにどの番組が記録されているかを素早く見つけることができる。
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る記録再生装置100の構成を示すブロック図である。記録再生装置100は、チューナ1、映像音声処理部2、信号制御回路3、VTRインタフェイス回路4、ヘッド部5、テープ駆動部6、HDDインタフェイス回路7、HDD8、DVDインタフェイス回路9、DVDドライブ10、制御部11、操作部12、表示部13、画像メモリ14などを備えている。
チューナ1は、地上アナログ放送(VHF、UHF)及びBSアナログ放送の受信回路を備え、受信した信号を検波してアナログ映像信号及びアナログ音声信号を映像音声処理部2へ出力する。また、チューナ1は、受信した信号を検波してアナログ映像信号及びアナログ音声信号をモニタへ出力する。
映像音声処理部2は、番組(タイトル)の録画の場合、チューナ1から入力された地上アナログ放送(VHF、UHF)のアナログ映像信号及びアナログ音声信号をVHS方式のアナログ映像音声データに変換し、変換したアナログ映像音声データを信号制御回路3へ出力する。
また、映像音声処理部2は、映像ADC、音声ADC、映像信号符号化回路、音声信号符号化回路、信号合成回路などを備え、番組の録画の場合、チューナ1から入力された地上アナログ放送(VHF、UHF)及びBSアナログ放送のアナログ映像信号及びアナログ音声信号夫々をデジタル映像信号及びデジタル音声信号に変換し、変換したデジタル映像信号をMPEG2方式に基づいて符号化するとともに、変換したデジタル音声信号をドルビーデジタル(ドルビーは、ドルビーラボラトリーズの登録商標)、又はリニアPCMなどの方式に基づいて符号化し、符号化されたデジタル信号を合成してデジタル映像音声ストリームを形成し、形成したストリームを信号制御回路3へ出力する。
また、映像音声処理部2は、記録された番組の再生の場合、信号制御回路3から入力されたアナログ映像音声データをアナログ映像信号及びアナログ音声信号に分離し、分離したアナログ映像信号及びアナログ音声信号をモニタへ出力する。
また、映像音声処理部2は、映像DAC、音声DAC、映像信号復号化回路、音声信号復号化回路、信号分離回路などを備え、記録された番組の再生の場合、信号制御回路3から入力されたデジタル映像音声ストリームをデジタル映像信号及びデジタル音声信号に分離し、分離したデジタル信号をMPEG2方式、ドルビーデジタル(ドルビーは、ドルビーラボラトリーズの登録商標)、リニアPCMなどの方式に基づいて復号化し、復号化したデジタル映像信号及びデジタル音声信号夫々をアナログ映像信号及びアナログ音声信号に変換してモニタへ出力する。
信号制御回路3は、番組の録画の場合、映像音声処理部2から入力されたアナログ映像音声データをVTRインタフェイス回路4へ出力する。
また、信号制御回路3は、番組の録画の場合、映像音声処理部2から入力されたデジタル映像音声ストリームをHDDインタフェイス回路7又はDVDインタフェイス回路9へ出力する。
また、信号制御回路3は、記録された番組の再生の場合、VTRインタフェイス回路4を介して入力されたアナログ映像音声データを映像音声処理部2へ出力する。
また、信号制御回路3は、記録された番組の再生の場合、制御部11から入力される制御信号に基づいて、例えば、再生中の時間が5分経過する都度、再生中のアナログ映像音声データから静止画像を生成して取得し、取得した静止画像を画像メモリ14に記録(記憶)する。この場合、信号制御回路3は、取得した静止画像と、制御部11により特定される静止画像の取得タイミング(例えば、静止画像を取得した時点の磁気テープ上の位置)とを関連付けて記録する。
図2は画像メモリ14に記録された静止画像と磁気テープ上の位置との関連を示す説明図である。図に示すように、個々の磁気テープを識別するためのテープID毎に、その磁気テープに記録されている番組中の画像位置(すなわち、静止画像を取得した時点の磁気テープ上の位置)及び番組再生中に記録された画像(すなわち、取得された静止画像)を記録している。例えば、テープIDが「0001」の磁気テープに対しては、磁気テープのS1、S2、…、S5の各位置が再生された時点で取得された静止画像A1、A2、…、A5が関連付けて記録されている。また、テープIDが「0002」の磁気テープに対しては、磁気テープのS1、S2、…、S10の各位置が再生された時点で取得された静止画像B1、B2、…、B10が関連付けて記録(記憶)されている。
磁気テープの各位置S1、S2、…、S5は、次のように特定することができる。NTSC方式のテレビジョン信号では、フレーム周期が1/30秒となっており、磁気テープのコントロールトラックにはフレーム毎に1回の周期でコントロール信号が記録されている。後述するように、ヘッド部5は、磁気テープのコントロールトラックなどに記録されたコントロール信号を読み出し、読み出したコントロール信号を、VTRインタフェイス回路4を通じて制御部11へ出力する。制御部11は、磁気テープの番組の再生が開始された時点(すなわち、番組の始まりを示すインデックス信号を取得した時点)からコントロール信号を計数し、計数値が「9000」(1秒間で30回、5分では30×60×5回)増加する都度、信号制御回路3に対して制御信号を出力して、その時点で再生中の番組から静止画像を取得するように制御する。これにより、静止画像の取得箇所(番組中の画像位置)をS1、S2、…、S5として特定する。
磁気テープを巻き戻す場合又は早送りする場合は、制御部11は、番組中の画像位置S1、S2、…、S5に対応するコントロール信号の計数値が計数された時点に基づいて、静止画像が取得された時点の磁気テープ上の位置が巻き戻される時点又は早送りされる時点(すなわち、前記位置が後述するオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点)を特定する。
また、信号制御回路3は、制御部11から入力される制御信号に基づいて、例えば、磁気テープの巻き戻し時に、静止画像が取得された時点の磁気テープ上の位置が巻き戻される時点(すなわち、前記位置が後述するオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点)に、その静止画像をアナログ映像信号に変換し、変換したアナログ映像信号を映像音声処理部2を通じてモニタへ出力する。
例えば、図2のテープIDが「0001」の磁気テープを再生後、磁気テープを巻き戻す場合、磁気テープのS5の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S5に対応する静止画像A5をモニタに表示する。以下、同様な動作を繰り返し、磁気テープのS2の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S2に対応する静止画像A2をモニタに表示し、磁気テープのS1の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッドを通過する時点で、S1に対応する静止画像A1をモニタに表示する。
これにより、再生中の番組から取得した静止画像の磁気テープ上の取得箇所を特定し、特定された取得箇所が巻き戻しされる時点で、該取得箇所で取得された静止画像をモニタに表示することにより、巻き戻し中の番組の所望の箇所を素早く選び出すことができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、信号制御回路3は、制御部11から入力される制御信号に基づいて、例えば、磁気テープの早送り時に、静止画像が取得された時点の磁気テープ上の位置が早送りされる時点(すなわち、前記位置が後述するオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点)に、その静止画像をアナログ映像信号に変換し、変換したアナログ映像信号を映像音声処理部2を通じてモニタへ出力する。
例えば、図2のテープIDが「0001」の磁気テープを巻き戻した後、磁気テープを早送りする場合、磁気テープのS1の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S1に対応する静止画像A1をモニタに表示する。また、磁気テープのS2の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S2に対応する静止画像A2をモニタに表示する。以下、同様な動作を繰り返し、磁気テープのS5の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S5に対応する静止画像A5をモニタに表示する。
これにより、再生中の番組から取得した静止画像の磁気テープ上の取得箇所を特定し、特定された取得箇所が早送りされる時点で、該取得箇所で取得された静止画像をモニタに表示することにより、早送り中の番組の所望の箇所を素早く選び出すことができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、信号制御回路3は、記録された番組の再生の場合、HDDインタフェイス回路7又はDVDインタフェイス回路9を介して入力されたデジタル映像音声ストリームを映像音声処理部2へ出力する。
VTRインタフェイス回路4は、番組の録画の場合、ヘッド部5を通じて信号制御回路3から入力されたアナログ映像音声データを磁気テープに記録する。
また、VTRインタフェイス回路4は、記録された番組の再生の場合、ヘッド部5を通じて磁気テープに記録されたアナログ映像音声データを読み出し、読み出したアナログ映像音声データを信号制御回路3へ出力する。
また、VTRインタフェイス回路4は、制御部11の制御のもと、記録された番組の再生の場合、磁気テープの所定の位置に磁気テープを識別するためのテープIDを書き込む。書き込むテープIDは、例えば、再生時の日時又は再生時の日時を符号化したデータなどを用いることができる。なお、磁気テープにテープIDがすでに記録されている場合、VTRインタフェイス回路4は、記録されているテープIDを新しいテープIDで書き換える。
また、VTRインタフェイス回路4は、ヘッド部5から入力されたコントロール信号を制御部11へ出力する。
ヘッド部5は、オーディオヘッド、ビデオヘッドなどの再生ヘッド及び記録ヘッド、コントロールヘッドなどを備え、VTRインタフェイス回路4から出力されたアナログ映像音声データを磁気テープに記録するとともに、磁気テープに記録されたアナログ映像音声データを読み出し、読み出したアナログ映像音声データをVTRインタフェイス回路4へ出力する。
ヘッド部5は、磁気テープのコントロールトラックなどに記録されたコントロール信号を読み出し、読み出したコントロール信号をVTRインタフェイス回路4へ出力する。
テープ駆動部6は、キャプスタンモータなどのモータを備え、VTRインタフェイス回路4から入力される駆動信号に基づいて、再生時又は録画時に所定の速度で磁気テープを走行駆動させるとともに、巻き戻し時又は早送り時に所定の高速度で磁気テープを走行駆動させる。なお、巻き戻し時又は早送り時に所定の高速度で磁気テープを走行駆動させる場合、オーディオヘッド及びビデオヘッドは磁気テープから十分な距離離隔するようにしてある。これにより、磁気テープの巻き戻し時又は早送り時には、番組の再生が行われないが、高速度で巻き戻し又は早送りを行うことができる。
HDDインタフェイス回路7は、番組の録画の場合、信号制御回路3から入力されたデジタル映像音声ストリームを、例えば、ATAPI(AT Attachment with Packet Interface)などのHDDインタフェイス信号(例えば、HDD物理フォーマットの信号)に変換し、変換したデータをHDD8へ書き込む。
また、HDDインタフェイス回路7は、記録された番組の再生の場合、HDD8に記録されたデータを再生した再生信号をデジタル映像音声ストリームに変換し、変換したデジタル映像音声ストリームを信号制御回路3へ出力する。
DVDインタフェイス回路9は、番組の録画の場合、信号制御回路3から入力されたデジタル映像音声ストリームを、例えば、ATAPIなどのDVDインタフェイス信号(例えば、DVD物理フォーマットの信号)に変換し、変換したデータをDVDドライブ10に装填されたDVD又はCD(不図示)へ書き込む。
また、DVDインタフェイス回路9は、記録された番組の再生の場合、DVD又はCDに記録されたデータを再生した再生信号をデジタル映像音声ストリームに変換し、変換したデジタル映像音声ストリームを信号制御回路3へ出力する。
制御部11は、メモリを備え、磁気テープの再生時、録画時、巻き戻し時、早送り時などにおいて、所定の制御信号を信号制御回路3、VTRインタフェイス回路4、HDDインタフェイス回路7、DVDインタフェイス回路9へ出力することにより、磁気テープの再生、録画、巻き戻し、早送りの各処理を制御する。
また、制御部11は、VTRインタフェイス回路4から入力されたコントロール信号を計数することにより、磁気テープの再生時、巻き戻し時、早送り時における磁気テープの走行位置(又は走行量)を検出する。制御部11は、磁気テープを巻き戻し、又は早送りする場合、所定時間が経過する都度、画像メモリ14に記録した静止画像を出力(モニタに表示)するための制御信号を信号制御回路3へ出力する。なお、巻き戻し又は早送りする場合の所定時間とは、再生時の所定時間(例えば、5分)が経過する都度、静止画像が取得された磁気テープ上の位置が、巻き戻し時にオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過した後に次の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過するまでの時間に相当する。
また、制御部11は、磁気テープが装置に装填された場合、装填された磁気テープに記録されたテープIDを読み取るように制御信号をVTRインタフェイス回路4へ出力し、VTRインタフェイス回路4を通じて入力されたテープIDが、画像メモリ14に記録されたテープIDと一致するか否かを判定する。制御部11は、テープIDが一致する場合、一致したテープIDに関連付けて記録された静止画像を出力(モニタに表示)するように制御信号を信号制御回路3へ出力する。
また、制御部11は、磁気テープが装置に装填され、再生処理が行われた場合、再生処理が実施されたことを示すフラグをメモリに記録する。制御部11は、巻き戻し処理又は早送り処理を行う際に、フラグを参照することにより、巻き戻し処理又は早送り処理が行われる磁気テープがすでに再生処理されたか否かを判定する。
また、制御部11は、前記フラグを参照することにより、巻き戻し又は早送り処理を行う磁気テープが未だ再生処理がなされていないと判定した場合、HDD8又はDVDドライブ10に装填されたDVD若しくはCDに記録された音楽データの有無を判定するための制御信号をHDDインタフェイス回路7又はDVDインタフェイス回路9へ出力する。HDDインタフェイス回路7又はDVDインタフェイス回路9が、音楽データが記録されていることを示す信号を制御部11へ出力した場合、制御部11は、その音楽データを再生(例えば、モニタのスピーカへ出力)するように制御信号をHDDインタフェイス回路7又はDVDインタフェイス回路9へ出力する。
操作部12は、録画、再生、巻き戻し、早送りなどの操作を受け付けるための操作ボタンを備え、各操作ボタンが操作された場合に、操作を示す信号を制御部11へ出力する。
表示部13は、液晶表示パネルを備え、操作部12又はリモコン(不図示)における操作に応じて、録画、再生、巻き戻し、早送りなどの動作状態を表示する。
次に本発明の記録再生装置の動作について説明する。図3は磁気テープの再生時の動作の例を示すタイムチャートである。図3に示すように、磁気テープに録画された番組(映像音声)を再生する場合、制御部11は、磁気テープに記録されたコントロール信号を読み取ることにより、再生中の経過時間を計時する。制御部11は、再生の始まり(番組の始まりを示すインデックス信号の取得時点)から所定時間(例えば、5分)が経過する都度、その時点で再生された番組の静止画像を取得し、取得した静止画像を画像メモリ14に記録させる。例えば、再生の始まりから5分経過した時点(磁気テープ上の位置S1)で、静止画像A1を取得して記録させる。以下、同様に、5分経過する都度(磁気テープ上の位置S2、S3、S4、S5で)静止画像A2、A3、A4、A5を取得して記録させる。再生時間T1が経過した時点で番組が終わり、再生処理は停止される。
図4は磁気テープの巻き戻し時の動作の例を示すタイムチャートである。図4に示すように、制御部11は、番組の終わりまで再生された磁気テープを巻き戻す場合、磁気テープに記録されたコントロール信号を読み取ることにより、巻き戻し中の磁気テープの位置を検出する。制御部11は、巻き戻しの始まりから磁気テープ上の位置S5がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S5に対応する静止画像A5をモニタに表示させる。制御部11は、巻き戻し中の磁気テープの位置S4がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S4に対応する静止画像A4をモニタに表示させる。この時点で表示中の静止画像はA5からA4に切り替えられる。以下、同様に、制御部11は、巻き戻し中の磁気テープの位置S3、S2、S1がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、静止画像A3、A2、A1をモニタに表示させる。巻き戻し時間T2が経過した時点で巻き戻しが終了する。
図5は磁気テープの早送り時の動作の例を示すタイムチャートである。図5に示すように、制御部11は、番組の始まりまで巻き戻された磁気テープを早送りする場合、磁気テープに記録されたコントロール信号を読み取ることにより、早送り中の磁気テープの位置を検出する。制御部11は、早送りの始まりから磁気テープ上の位置S1がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S1に対応する静止画像A1をモニタに表示させる。制御部11は、早送り中の磁気テープの位置S2がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、S2に対応する静止画像A2をモニタに表示させる。この時点で表示中の静止画像はA1からA2に切り替えられる。以下、同様に、制御部11は、早送り中の磁気テープの位置S3、S4、S5がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過する時点で、静止画像A3、A4、A5をモニタに表示させる。早送り時間T3が経過した時点で早送りが終了する。
図6は磁気テープが装填された場合にモニタに表示される画面の例を示す説明図である。図6に示すように、磁気テープが装填された場合、ヘッド部5を通じて磁気テープのテープIDが読み取られ、読み取られたテープIDが画像メモリ14に記録されたテープIDと一致する場合、一致するテープIDに関連付けて記録された静止画像のうち任意の静止画像(例えば、番組の始まりに最も近い静止画像)をモニタに表示する。これにより、利用者がどの磁気テープにどの番組が記録されているかを素早く見つけることができる。
図7は磁気テープが装填された場合の処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、装填された磁気テープにテープIDがあるか否かを判定する(S11)。テープIDがある場合(S11でYES)、制御部11はテープIDを読み取り、読み取ったテープIDが画像メモリ14に記録されたテープIDと一致するか否かを判定する(S13)。
テープIDが一致する場合(S13でYES)、制御部11は、一致したテープIDに関連付けて記録された画像(静止画像)を表示し(S14)、処理を終了する。ステップS11でテープIDがない場合(S11でNO)、制御部11は、処理を終了する。また、ステップS13でテープIDが一致しない場合(S13でNO)、制御部11は、処理を終了する。この処理が行われた後、磁気テープの再生処理、巻き戻し処理、早送り処理が行われる。
図8は磁気テープの再生処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、再生操作の有無を判定し(S21)、再生操作がない場合(S21でNO)、ステップS21の処理を続け、再生操作があるまで待機する。
再生操作がある場合(S21でYES)、制御部11は、テープIDを磁気テープに書込み(S22)、番組の再生を行う(S23)。制御部11は、VTRインタフェイス回路4から出力されるコントロール信号を計数し(S24)、所定時間(例えば、5分)が経過したか否かを判定する(S25)。所定時間が経過していない場合(S25でNO)、制御部11は、ステップS25の処理を続け、所定時間が経過するまで待機する。
所定時間が経過した場合(S25でYES)、制御部11は、その時点で再生中の番組の画像(静止画像)を記録する(S26)。制御部11は、再生処理が終了したか否かを判定し(S27)、再生処理が終了していない場合(S27でNO)、ステップS24以降の処理を続ける。再生処理が終了した場合(S27でYES)、制御部11は、処理を終了する。
図9は磁気テープの巻き戻し処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、巻き戻し操作の有無を判定し(S31)、巻き戻し操作がない場合(S31でNO)、ステップS31の処理を続け、巻き戻し操作があるまで待機する。
巻き戻し操作がある場合(S31でYES)、制御部11は、テープ(磁気テープ)がすでに再生済であるか否かを判定し(S32)、再生済である場合(S32でYES)、磁気テープの巻き戻しを行う(S33)。
制御部11は、VTRインタフェイス回路4から出力されるコントロール信号を計数し(S34)、所定時間が経過したか否かを判定する(S35)。所定時間が経過していない場合(S35でNO)、制御部11は、ステップS35の処理を続け、所定時間が経過するまで待機する。所定時間が経過した場合(S35でYES)、制御部11は、巻き戻し時点(すなわち、所定時間が経過した時点でオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過した磁気テープ上の位置)の画像(静止画像)を読み出し(S36)、読み出した画像(静止画像)を表示する(S37)。
制御部11は、巻き戻し処理が終了したか否かを判定し(S38)、巻き戻し処理が終了していない場合(S38でNO)、ステップS34以降の処理を続ける。巻き戻し処理が終了した場合(S38でYES)、制御部11は、処理を終了する。
一方、ステップS32で、テープが再生済でない場合(S32でNO)、制御部11は、音楽データがHDD8又はDVDドライブ10に装填されたDVD若しくはCDにあるか否かを判定し(S39)、音楽データがある場合(S39でYES)、音楽データを再生し(S40)、磁気テープの巻き戻しを行う(S41)。
制御部11は、巻き戻し処理が終了したか否かを判定し(S42)、巻き戻し処理が終了していない場合(S42でNO)、ステップS41以降の処理を続ける。巻き戻し処理が終了した場合(S42でYES)、制御部11は、処理を終了する。一方、音楽データがない場合(S39でNO)、制御部11は、ステップS41以降の処理を行なう。
図10は磁気テープの早送り処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、早送り操作の有無を判定し(S51)、早送り操作がない場合(S51でNO)、ステップS51の処理を続け、早送り操作があるまで待機する。
早送り操作がある場合(S51でYES)、制御部11は、テープ(磁気テープ)がすでに再生済であるか否かを判定し(S52)、再生済である場合(S52でYES)、磁気テープの早送りを行う(S53)。
制御部11は、VTRインタフェイス回路4から出力されるコントロール信号を計数し(S54)、所定時間が経過したか否かを判定する(S55)。なお、早送り処理でいう所定時間とは、再生時の所定時間(例えば、5分)が経過する都度、静止画像が取得された磁気テープ上のある位置が、早送り時にオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過した後に次の位置がオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過するまでの時間に相当する。
所定時間が経過していない場合(S55でNO)、制御部11は、ステップS55の処理を続け、所定時間が経過するまで待機する。所定時間が経過した場合(S55でYES)、制御部11は、早送り時点(すなわち、所定時間が経過した時点でオーディオヘッド又はビデオヘッド付近を通過した磁気テープ上の位置)の画像(静止画像)を読み出し(S56)、読み出した画像(静止画像)を表示する(S57)。
制御部11は、早送り処理が終了したか否かを判定し(S58)、早送り処理が終了していない場合(S58でNO)、ステップS54以降の処理を続ける。早送り処理が終了した場合(S58でYES)、制御部11は、処理を終了する。
一方、ステップS52で、テープが再生済でない場合(S52でNO)、制御部11は、音楽データがHDD8又はDVDドライブ10に装填されたDVD若しくはCDにあるか否かを判定し(S59)、音楽データがある場合(S59でYES)、音楽データを再生し(S60)、磁気テープの早送りを行う(S61)。
制御部11は、早送り処理が終了したか否かを判定し(S62)、早送り処理が終了していない場合(S62でNO)、ステップS61以降の処理を続ける。早送り処理が終了した場合(S62でYES)、制御部11は、処理を終了する。一方、音楽データがない場合(S59でNO)、制御部11は、ステップS61以降の処理を行なう。
以上説明したように、本発明にあっては、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中であっても、磁気テープの再生中の番組から取得した静止画像を出力(表示)させるので、利用者を退屈させることがない。また、利用者が巻き戻し中又は早送り中の番組の所望の箇所を素早く選び出すことができるとともに、静止画像により番組の進行状況を把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。また、静止画像を取得していない場合であっても、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、記憶された音楽データを再生することにより、利用者を退屈させることがない。さらに、磁気テープを装填する場合、利用者がどの磁気テープにどの番組が記録されているかを素早く見つけることができる。
上述の実施の形態においては、記録再生装置100は、HDDとDVDドライブとを備える構成であったが、これに限定されるものではなく、BD(ブルーレイディスク)、HD−DVDなどを備えるものであってもよい。また、磁気テープは、VHS方式に限定されるものではなく、S−VHSなどの他のアナログ記録方式でもよく、また、デジタル記録方式のものであってもよい。
上述の実施の形態においては、静止画像を取得するための所定時間を5分として説明したが、これに限定されるものではなく、2分、3分、4分、10分など他の時間を用いることもできる。
上述の実施の形態においては、テープIDに1つの番組を対応させた例で説明したが、1つの磁気テープに複数の番組が録画されている場合でも、本発明を適用することができる。例えば、磁気テープを装置に装填した場合、装填した磁気テープに3つの番組が録画されているときには、夫々の番組の静止画像、すなわち3つの静止画像をモニタに表示させる構成にしてもよい。
上述の実施の形態では、音楽データが、HDD又はDVDドライブに装填されたDVD若しくはCDに記録されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、半導体メモリなどに音楽データが記録される構成であってもよい。また、上述の実施の形態では、静止画像を画像メモリ14に記録する構成であったが、これに限定されるものではなく、HDD8又は他の記録媒体に記録するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、静止画像が取得されていない場合に、巻き戻し又は早送り処理を行うときに、音楽データを再生する構成であったが、これに限定されるものではなく、他の画像(静止画像又は動画像)をモニタに表示させる構成であってもよい。また、画像の表示と音楽データの再生を同時に行う構成であってもよい。
上述の実施の形態において、再生処理を行った磁気テープを装置から取り出す場合、1つの番組に対して1つの静止画像(例えば、番組の始まりに近いシーン)のみを記録しておき、他の静止画像を消去する構成にすることもできる。
上述の実施の形態においては、巻き戻し時又は早送り時に静止画像を連続して表示させる構成であったが、これに限定されるものではなく、2つの静止画像の間に静止画像を表示させないインターバルを設ける構成であってもよい。
上述の実施の形態では、地上アナログ放送(VHF、UHF)及びBSアナログ放送を受信する場合について説明したが、受信する放送は、これに限定されるものではなく、本発明は、デジタル記録方式の磁気テープを用いることにより、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送、地上デジタル放送を受信する場合にも適用することができる。
上述の実施の形態では、磁気テープの再生中に静止画像を取得する構成であったが、静止画像に限定されるものではなく、再生中の番組を所定の時間だけ動画として記録しておき、磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に記録した動画を表示するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、再生中の番組からの静止画像の取得タイミング、巻き戻し時又は早送り時の静止画像の出力(表示)タイミングをコントロール信号を計数することにより特定する構成であったが、これに限定されるものではなく、他の構成でも実現することができる。例えば、番組の始まりと終わりを示すインデックス信号、磁気テープの再生速度、巻き戻し速度、早送り速度を予め定めておき、番組の始まりを示すインデックス信号の取得時点から所定時間の経過の都度、静止画像を取得し、巻き戻し時又は早送り時には、番組の始まり又は終わりを示すインデックス信号の取得時点と、再生速度に対する巻き戻し速度又は早送り速度の比率とに基づいて、静止画像の取得時点を逆算して出力(表示)するようにすることもできる。
1 チューナ
2 映像音声処理部
3 信号制御回路
4 VTRインタフェイス回路
5 ヘッド部
6 テープ駆動部
7 HDDインタフェイス回路
8 HDD
9 DVDインタフェイス回路
10 DVDドライブ
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 画像メモリ
2 映像音声処理部
3 信号制御回路
4 VTRインタフェイス回路
5 ヘッド部
6 テープ駆動部
7 HDDインタフェイス回路
8 HDD
9 DVDインタフェイス回路
10 DVDドライブ
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 画像メモリ
Claims (5)
- 磁気テープに情報を記録するとともに、記録された情報を再生する記録再生装置において、
再生中の情報から静止画像を取得する取得手段と、
該取得手段で取得された静止画像を記憶する記憶手段と、
磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、該磁気テープの再生中に取得された静止画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする記録再生装置。 - 磁気テープに記録された情報を再生するための再生ヘッドと、
再生中の情報から取得した静止画像の取得箇所を特定する特定手段と
を備え、
前記出力手段は、
磁気テープが巻き戻し又は早送りされる場合、前記取得箇所が前記再生ヘッド付近を走行する時点で、該取得箇所で取得された静止画像を出力するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 再生中の経過時間を計時する計時手段を備え、
前記取得手段は、
所定時間が経過する都度、静止画像を取得するように構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録再生装置。 - 音楽データを記憶する手段と、
磁気テープが再生済であるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段で磁気テープが再生済でないと判定された場合、該磁気テープの巻き戻し中又は早送り中に、記憶された音楽データを再生する手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の記録再生装置。 - 磁気テープを再生する場合に、該磁気テープを識別する識別情報を該磁気テープに記録する手段と、
前記識別情報と前記磁気テープの再生中に取得された静止画像とを関連付けて記憶する手段と、
磁気テープが装填された場合、磁気テープに記録された識別情報を読み取る読取手段と、
該読取手段で読み取った識別情報と記憶された識別情報とが一致するか否かを判定する手段と、
読み取った識別情報が記憶された識別情報と一致する場合、一致した識別情報に関連付けて記憶された静止画像を出力する手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006094381A JP2007274093A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006094381A JP2007274093A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007274093A true JP2007274093A (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38676474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006094381A Pending JP2007274093A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007274093A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62291272A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-18 | Sharp Corp | 早送り再生装置 |
JP2001057668A (ja) * | 2000-01-01 | 2001-02-27 | Sanyo Electric Co Ltd | 記録再生装置 |
JP2005354412A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Canon Inc | 画像処理装置及び制御装置 |
-
2006
- 2006-03-30 JP JP2006094381A patent/JP2007274093A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62291272A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-18 | Sharp Corp | 早送り再生装置 |
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JP2005354412A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Canon Inc | 画像処理装置及び制御装置 |
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