JP2007272102A - レンズ、レンズ装着構造及びセンサ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】煩雑な作業を伴うことなく、迅速に装着を行うことができるレンズを提供する。
【解決手段】レンズ1は、平面視において円形のレンズ本体2と、このレンズ本体2の周部に突設された3個の弾性突片3とを有し、ポリエチレン等の赤外線透過率の高い合成樹脂により一体成形されている。各弾性突片3は、レンズ本体2の周部において120°ずつ変位した位置に等間隔に配置され、基端部31と屈曲部32及び先端部33を一体的に有している。
【選択図】図1
【解決手段】レンズ1は、平面視において円形のレンズ本体2と、このレンズ本体2の周部に突設された3個の弾性突片3とを有し、ポリエチレン等の赤外線透過率の高い合成樹脂により一体成形されている。各弾性突片3は、レンズ本体2の周部において120°ずつ変位した位置に等間隔に配置され、基端部31と屈曲部32及び先端部33を一体的に有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、レンズ、このレンズを用いたレンズ装着構造及びセンサ装置に関するものである。
従来のレンズには、その周部に雄ねじが刻設されており、この雄ねじをレンズハウジング側の雌ねじに螺合させることにより、レンズをレンズハウジングに固定するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。また、ねじを用いることなく、レンズの周部に接着剤を塗布し、接着剤を介してレンズをレンズハウジングに固定することも行われている。
特開2005−352386公報
しかしながら、ねじによりレンズをレンズハウジングに固定する構造にあっては、レンズの回転作業が必要となり、作業が煩雑となってしまう。また、接着剤によりレンズをレンズハウジングに固定する構造にあっては、回転作業は不要となるものの、接着剤が固化するまでに時間を要し、迅速にレンズの装着を行うことができない。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、煩雑な作業を伴うことなく、迅速に装着を行うことができるレンズ、このレンズを用いたレンズ装着構造及びセンサ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係るレンズにあっては、レンズ本体と、このレンズ本体の周部に突設され弾性を有する弾性突片とからなることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係るレンズにあっては、前記レンズ本体と前記弾性突片とが、合成樹脂により一体に成形されたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係るレンズにあっては、前記合成樹脂が、ポリエチレン等の赤外線透過性を有する樹脂であることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係るレンズにあっては、前記弾性突片が、等間隔に複数個設けられたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係るレンズにあっては、前記レンズ本体と前記弾性突片とが、合成樹脂により一体に成形されたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係るレンズにあっては、前記合成樹脂が、ポリエチレン等の赤外線透過性を有する樹脂であることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係るレンズにあっては、前記弾性突片が、等間隔に複数個設けられたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係るレンズ装着構造にあっては、レンズを装着するための開口部を有し、この開口部に請求項1から4にいずれか記載のレンズを配置して、前記弾性突片の自由端部を前記開口部の内周面に弾接して固定したことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係るセンサ装置にあっては、レンズを装着するための開口部を有するハウジングを備え、前記開口部に請求項1から4にいずれか記載のレンズを配置して、前記弾性突片を前記開口部の内周面に弾接して固定し、前記ハウジング内に、前記レンズのレンズ本体により集光される光を検出する検出素子を配置してなる。
また、請求項6記載の発明に係るセンサ装置にあっては、レンズを装着するための開口部を有するハウジングを備え、前記開口部に請求項1から4にいずれか記載のレンズを配置して、前記弾性突片を前記開口部の内周面に弾接して固定し、前記ハウジング内に、前記レンズのレンズ本体により集光される光を検出する検出素子を配置してなる。
また、請求項7記載の発明に係るセンサ装置にあっては、前記ハウジング上に前記レンズを覆うフィルタが配置され、前記弾性突片は、更に前記レンズ本体を前記フィルタに密着させる弾性を備えることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明に係るセンサ装置にあっては、前記フィルタは、赤外線フィルタであり、前記検出素子は、前記赤外線フィルタを透過して前記レンズ本体により集光される赤外光を検出する赤外線検出素子であることを特徴とする。
また、請求項9記載の発明に係るセンサ装置にあっては、前記レンズ本体の光軸上に、前記検出素子の受光面を位置させたことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明に係るセンサ装置にあっては、前記フィルタは、赤外線フィルタであり、前記検出素子は、前記赤外線フィルタを透過して前記レンズ本体により集光される赤外光を検出する赤外線検出素子であることを特徴とする。
また、請求項9記載の発明に係るセンサ装置にあっては、前記レンズ本体の光軸上に、前記検出素子の受光面を位置させたことを特徴とする。
本発明に係るレンズ及びレンズ装着構造によれば、煩雑な作業を伴うことなく迅速に、装着対象となる開口部にレンズを装着することができる。
また、本発明に係るセンサ装置によれば、煩雑な作業を伴うことなく迅速に、ハウジングが有する開口部にレンズを装着することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1に示すように、レンズ1は、平面視において円形のレンズ本体2と、このレンズ本体2の周部に突設された3個の弾性突片3とを有し、ポリエチレン等の赤外線透過率の高い合成樹脂により一体成形されている。レンズ本体2は、上面が平面状であって、下面側が膨出した形状に成型されている。各弾性突片3は、レンズ本体2の周部において120°ずつ変位した位置に等間隔に配置されている。これら各弾性突片3は、基端部31と屈曲部32及び先端部33を一体的に有している。基端部31はレンズ本体2と結合され該レンズ本体2の上面に沿って半径方向に突出しており、屈曲部32は時計方向に屈曲するとともに下方に屈曲し、先端部33はレンズ本体2の下面よりもやや下方に位置している。
図2は、前記レンズ1を赤外線集光レンズとして用いる赤外線センサ及びその配置構造を示す図である。この赤外線センサが配置される腕時計の時計ケース4には、断面円形の組付穴41が形成されており、この組付穴41の開口縁部には第1の段部42とこの第1の段部42よりも大径の第2の段部43とが形成されている。
前記組付穴41内には、赤外線センサ5が配置されている。赤外線センサ5は、前記組付穴41内に収容されたアルミ製のセンサハウジング51を有している。このセンサハウジング51の内周部には、大径部52、この大径部52よりも小径の小径部53、及びこ小径部53よりも大径であって前記大径部52よりも小径の開口部54が形成されている。これにより、この開口部54の下部であって小径部53の上部には、水平方向に突出する棚部55が形成されている。
センサハウジング51の底面は、前記大径部52に嵌合されたステム56により閉鎖されている。このステム56は、センサハウジング51と中心軸を同一にする円盤状であり、このステム56の中心軸上には、赤外線検出素子6が固定されている。この赤外線検出素子6は、平面視において矩形であって、その上面には前記ステム56の中心軸上に位置する円形の受光面61が設けられている。
前記開口部54には、前記レンズ1が配置されている。レンズ1は、前記弾性突片3の屈曲部32を開口部54の内周面57に弾接させ、かつ、前記先端部33を前記棚部55に弾接させることにより、固定されている。また、前記第2の段部43上には、センサハウジング51よりも大径の赤外線フィルタ7が配置されており、この赤外線フィルタ7は前記第1の段部42に塗布された接着剤9により全周を時計ケース4に固定されている。そして、前記レンズ1のレンズ本体2は、前記弾性突片3の先端部33が前記棚部に弾接することにより、その反力によって、赤外線フィルタ7の下面に密着している。
したがって、レンズ1は3個の弾性突片3の屈曲部32が開口部54の内周面57に弾接することにより半径方向において位置決めされているとともに、3個の弾性突片3の先端部33が棚部55に弾接して、レンズ本体2が赤外線フィルタ7の下面に密接することにより、上下方向においても位置決めされて固定されている。そして、この固定状態において、レンズ1におけるレンズ本体2の光軸は、前記ステム56の中心軸と合致しており、よって、レンズ本体2の光軸は前記受光面61の中心軸とも合致している。
以上の構成に係る本実施の形態において、レンズ1を赤外線センサ5に実装するに際しては、ステム56が取り付けられ赤外線検出素子6が配置されたセンサハウジング51の開口部54に、各弾性突片3を収縮させた状態でレンズ1を配置した後、収縮を解除する。これにより、各弾性突片3の屈曲部32が開口部54の内周面57に弾接して、レンズ1は半径方向において位置決めされて開口部54に固定される。したがって、レンズ1のねじ固定する構造のように、煩雑な回転作業を伴うことはない。また、接着剤によりレンズを固定する構造のように、接着剤が固化するまでに時間を要することもなく、迅速にレンズ1の装着を行うことができる。
そして、レンズ1を装着したならば、このレンズ1が装着されたセンサハウジング51を時計ケース4の組付穴41に組み付けた後、接着剤9により赤外線フィルタ7を固定する。すると、3個の弾性突片3の先端部33が棚部55に弾接し、かつ、レンズ本体2が赤外線フィルタ7の下面に密接し、レンズ1は前述のように、上下方向においても位置決めされて固定されることとなる。
このようにして、時計ケース4に実装された赤外線センサ5にあっては、全周を接着剤9により第1の段部42に接着された赤外線フィルタ7により覆われていることから、防水性が損なわれることはなく、また、時計ケース4の組付穴41に関しても防水性を確保することができる。また、前述のように、レンズ本体2の光軸は、ステム56の中心軸と合致しており、よって、レンズ本体2の光軸は受光面61の中心軸とも合致している。したがって、レンズ本体2の焦点距離と、レンズ本体2から赤外線検出素子6の受光面61までの距離とを一致させることにより、測定視野角を最も絞り込んだ設定の放射温度計を実現することができる。これにより、視野角はレンズ本体2の中心から受光面61を見込む角度と比例する視野角設計が可能となる。
なお、本実施の形態においては、本発明に係るレンズを赤外線センサに用いた場合を示したが、これに限ることなく、スチルカメラやビデオカメラ等のレンズを有する各種機器に用いることができる。また、実施の形態においては、レンズ本体と弾性突片とを一体的に合成樹脂で成形するようにしたが、両者を別体に成形して、ガラス製のレンズ本体に樹脂製の弾性突片を接着するようにしてもよい。
1 レンズ
2 レンズ本体
3 弾性突片
4 時計ケース
5 赤外線センサ
6 赤外線検出素子
7 赤外線フィルタ
9 接着剤
31 基端部
32 屈曲部
33 先端部
41 組付穴
42 第1の段部
43 第2の段部
51 センサハウジング
54 開口部
55 棚部
56 ステム
57 内周面
61 受光面
2 レンズ本体
3 弾性突片
4 時計ケース
5 赤外線センサ
6 赤外線検出素子
7 赤外線フィルタ
9 接着剤
31 基端部
32 屈曲部
33 先端部
41 組付穴
42 第1の段部
43 第2の段部
51 センサハウジング
54 開口部
55 棚部
56 ステム
57 内周面
61 受光面
Claims (9)
- レンズ本体と、このレンズ本体の周部に突設され弾性を有する弾性突片とからなることを特徴とするレンズ。
- 前記レンズ本体と前記弾性突片とが、合成樹脂により一体に成形されたことを特徴とする請求項1記載のレンズ。
- 前記合成樹脂が、ポリエチレン等の赤外線透過性を有する樹脂であることを特徴とする請求項2記載のレンズ。
- 前記弾性突片が、等間隔に複数個設けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のレンズ。
- レンズを装着するための開口部を有し、この開口部に請求項1から4にいずれか記載のレンズを配置して、前記弾性突片の自由端部を前記開口部の内周面に弾接して固定したことを特徴とするレンズ装着構造。
- レンズを装着するための開口部を有するハウジングを備え、
前記開口部に請求項1から4にいずれか記載のレンズを配置して、前記弾性突片を前記開口部の内周面に弾接して固定し、
前記ハウジング内に、前記レンズのレンズ本体により集光される光を検出する検出素子を配置してなることを特徴とするセンサ装置。 - 前記ハウジング上に前記レンズを覆うフィルタが配置され、
前記弾性突片は、更に前記レンズ本体を前記フィルタに密着させる弾性を備えることを特徴とする請求項6記載のセンサ装置。 - 前記フィルタは、赤外線フィルタであり、
前記検出素子は、前記赤外線フィルタを透過して前記レンズ本体により集光される赤外光を検出する赤外線検出素子であることを特徴とする請求項7記載のセンサ装置。 - 前記レンズ本体の光軸上に、前記検出素子の受光面を位置させたことを特徴とする請求項6、7又は8記載のセンサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006100184A JP2007272102A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | レンズ、レンズ装着構造及びセンサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006100184A JP2007272102A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | レンズ、レンズ装着構造及びセンサ装置 |
Publications (1)
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Family
ID=38674926
Family Applications (1)
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JP2006100184A Pending JP2007272102A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | レンズ、レンズ装着構造及びセンサ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007272102A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002738A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Horiba Ltd | 放射温度計 |
CN102200623A (zh) * | 2011-06-20 | 2011-09-28 | 北京空间机电研究所 | 小口径微晶玻璃材料反射镜微应力装配柔性支撑方法 |
JP2019120843A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | カシオ計算機株式会社 | 光学装置、投影装置及び光学装置の製造方法 |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006100184A patent/JP2007272102A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102200623A (zh) * | 2011-06-20 | 2011-09-28 | 北京空间机电研究所 | 小口径微晶玻璃材料反射镜微应力装配柔性支撑方法 |
JP2019120843A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | カシオ計算機株式会社 | 光学装置、投影装置及び光学装置の製造方法 |
JP7169517B2 (ja) | 2018-01-10 | 2022-11-11 | カシオ計算機株式会社 | 光学装置、投影装置及び光学装置の製造方法 |
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