JP2007271831A - 光接続構造およびそれを用いた光電気モジュール、並びに光導波路ユニット - Google Patents

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Abstract


【課題】 結合損失を抑えることができる光接続構造、光電気モジュール、光導波路ユニットおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 第1フェルールの第1光導波路6aのコア層10aの断面における外縁の内側で、且つ第1フェルールの第2光導波路6bのコア層10bの断面における外縁の外側に、外縁が位置する円形が存在するように、第1光導波路6aのコア層10aの断面を、前記第2光導波路6bのコア層の断面よりも大きく成す。
【選択図】 図6

Description

本発明は、光コネクタ等の光接続構造、光電気モジュール、光導波路ユニットに関し、光導波路と光ファイバとを接続する技術に関する。
ブロードバンドの普及は目覚しく、それに伴い増大するデータを処理するルータの大容量化も進んでいる。現行の電気伝送を使用した装置実装では、ラインカードからの信号が集中するスイッチボードのコネクタ端子数ネックおよびバックボード内の伝送速度の限界から、大容量ルータの実現には光実装が必須となっている。このような状況から、光信号を送受する光モジュール、光信号を伝達する光配線板、光モジュールと光配線板および光配線板間を電気的にかつ機械的に接続する光コネクタなどの光実装部品の開発が進められている(たとえば特許文献1参照)。
光実装部品のうち光コネクタは、大略的には、コア層および該コア層を被覆するクラッド層を有する光ファイバと、コア層および該コア層を被覆するクラッド層を有する光導波路と、を備え、両者のコア層の端部同士を接続した構成を有している。このうち、光ファイバは、断面が円形状を有しているのが一般的である。また、光導波路のコア層は、断面が矩形状に形成されているのが一般的である。
特開2004−62064号公報
このように、光コネクタを構成する光ファイバのコア層は円形状、光導波路のコア層は矩形状を成しており、両者の断面形状は異なるため、光ファイバおよび光導波路のコア層同士を接続すると、当該接続部で光の結合損失が発生する。それ故、かかる接続部における光の結合損失を小さく抑えることが可能な光コネクタが求められている。
本発明の目的は、光の結合損失を抑えることができる光コネクタおよび光電気モジュール、光導波路ユニットを提供することである。
本発明は、第1光ファイバと、
前記第1光ファイバに接続され、該第1光ファイバから伝達される光が入射される第1光導波路と、を備え、
前記第1光ファイバと前記第1光導波路との接続部において、前記第1光ファイバのコア層は、その断面の外縁が前記第1光導波路のコア層の断面の外縁の内側に配設されていることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、前記光接続構造において、
第2光ファイバと、
前記第2光ファイバに接続され、該第2光ファイバに出射される光を伝達するための第2光導波路と、を更に備え、
前記第2光ファイバと前記第2光導波路との接続部において、前記第2光導波路のコア層は、その断面の外縁が前記第2光ファイバのコア層の断面の外縁の内側に配設されていることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、前記光接続構造において、
前記第1光ファイバおよび第2光ファイバが同一の光ファイバコネクタに収容され、
前記第1光導波路および第2光導波路が同一の光導波路コネクタに収容されていることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、前記光接続構造において、
前記第1光導波路および第2光導波路が一体化されていることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、前記光接続構造において、
前記第1および第2光ファイバのコア層の図心、並びに、前記第1および第2光導波路のコア層の図心がそれぞれ略一直線上に位置していることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、前記光接続構造において、
前記第1光ファイバと前記第1光導波路との接続部における前記第1光ファイバのコア層の外縁は、前記第1光導波路のコア層の外縁に対して内接していることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、前記光接続構造において、
前記第2光ファイバと前記第2光導波路との接続部における前記第2光ファイバのコア層の外縁は、前記第2光導波路のコア層の外縁に対して外接していることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、前記光接続構造において、
前記第1光ファイバおよび前記第2光ファイバのコア層の断面積は略等しく、
前記第1光導波路のコア層は、前記第2光導波路のコア層よりも断面積が大きいことを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、光ファイバと、
前記光ファイバに接続され、該光ファイバに出射される光を伝達するための光導波路と、を備え、
前記光ファイバと前記光導波路との接続部において、前記光導波路のコア層は、その断面の外縁が前記光ファイバのコア層の断面の外縁の内側に配設されていることを特徴とする光接続構造である。
また本発明は、第1光導波路と、第2光導波路と、を有する光導波路ユニットにおいて、
前記第1光導波路のコア層の断面における外縁の内側で、且つ前記第2光導波路のコア層の断面における外縁の外側に、外縁が位置する円形が存在するように、前記第1光導波路のコア層の断面を、前記第2光導波路のコア層の断面よりも大きく成したことを特徴とする光導波路ユニットである。
また本発明は、前記光導波路ユニットにおいて、
前記第1光導波路および第2光導波路が一体化されていることを特徴とする光導波路ユニットである。
また本発明は、前記光導波路ユニットにおいて、
前記第1光導波路および前記第2光導波路が同一の光導波路コネクタに収容されていることを特徴とする光導波路ユニットである。
また本発明は、前記光導波路ユニットにおいて、
前記第1光導波路および前記第2光導波路のコア層の断面は矩形状を成しており、
前記第1光導波路のコア層について、第1方向に平行な辺の長さをLw1、第1方向に直交する第2方向に平行な辺の長さをLh1、
前記第2光導波路のコア層について、前記第1方向に平行な辺の長さをLw2、前記第2方向に平行な辺の長さをLh2、
前記円形について、直径をφ、と定義すると、
Lw1≧φ、Lh1≧φ、Lw2≦φ/√2、Lh2≦φ/√2
の全ての関係式を満足することを特徴とする光導波路ユニットである。
また本発明は、前記光導波路ユニットにおいて、
前記第1光導波路および前記第2光導波路のコア層の断面が正方形状を成しており、
前記第1光導波路のコア層の辺の長さをLw1、前記第2光導波路のコア層の辺の長さをLw2、と定義すると、
Lw1/Lw2≧√2
の関係式を満足することを特徴とする光導波路ユニットである。
また本発明は、前記光導波路ユニットにおいて、
前記第1光導波路のコア層の図心および前記第2光導波路のコア層の図心が略一直線上に位置していることを特徴とする光導波路ユニットである。
また本発明は、前記光接続構造と、
前記光接続構造によって伝達された光を電気入力信号に変換する第1光電変換部材と、
前記変換された電気入力信号に基づいて処理を行なう電気回路と、
前記電気回路の処理によって出力される電気出力信号を光に変換し、該変換した光を前記光接続構造に伝達する第2光電変換部材と、を備えた光電気モジュールである。
本発明によれば、第1光ファイバと、該第1光ファイバから伝達される光が入射される第1光導波路との接続部において、前記第1光ファイバのコア層は、その断面の外縁が前記第1光導波路のコア層の断面における外縁の内側に配設されていることから、第1光ファイバを伝播する光の大部分が前記接続部より漏れることなく前記第1光導波路に良好に伝達されることとなる。それ故、第1光ファイバと第1光導波路との接続部における光の結合損失が良好に防止される。
また、本発明によれば、第2光ファイバと、該第2光ファイバに出射される光を伝達するための第2光導波路との接続部において、前記第2光導波路のコア層は、その断面の外縁が前記第2光ファイバのコア層の断面における外縁の内側に配設されていることから、第2光導波路を伝播する光の大部分が前記接続部より漏れることなく前記第2光ファイバに良好に伝達されることとなる。それ故、第2光ファイバと第2光導波路との接続部における光の結合損失が良好に防止される。
以上の結果、前記第1光ファイバと前記第1光導波路、並びに上記第2光ファイバと前記第2光導波路を組み合わせた光接続構造を実現することにより、第1光ファイバ→第1光導波路、および第2光導波路→第2光ファイバの双方向の光通信を、光の結合損失を極めて小さく抑えた状態で行なうことができるという相乗効果を有する。
更に、本発明によれば、前記第1および第2光ファイバを同一の光ファイバコネクタに、前記第1および第2光導波路を同一の光導波路コネクタに、それぞれ収容することにより、上述の光接続構造を単一の光コネクタで実現でき、部品点数を削減することが可能となる。また第1および第2光導波路を一体化することにより、更に光接続構造の構成を簡素化できる。
また、前記第1および第2光ファイバのコア層の図心、並びに、前記第1および第2光導波路のコア層の図心がそれぞれ略一直線上に位置していれば、第1および第2光ファイバの高さ位置、第1および第2光導波路の高さ位置を略揃えることができる。その結果、第1光ファイバと第1光導波路との接続と、第2光ファイバと第2光導波路との接続が容易になり、本発明の光接続構造を有する光コネクタの生産性が向上する。
また、本発明によれば、第1光ファイバのコア層の外縁を第1光導波路のコア層の外縁に対して内接させるように第1光導波路の大きさを調整することにより、必要以上に第1光導波路を大きくする必要がなくなる。その結果、第1光導波路の生産性を向上させることができる利点がある。
また、本発明によれば、第2光ファイバのコア層の外縁を第2光導波路のコア層の外縁に対して外接させることにより、必要以上に第2光導波路を小さくする必要がなくなり、第2光ファイバのコア層と第2光導波路のコア層との位置合わせが容易となる。
なお、第1光ファイバと第2光ファイバ、並びに、第1光導波路と第2光導波路のそれぞれのコア層の断面積の大小関係については、全てのコア層の断面積を異ならせるようにしても良いが、前記第1および前記第2光ファイバのコア層の断面積は略等しく、前記第1光導波路のコア層の断面積は、前記第2光導波路のコア層の断面積よりも大きくなるようにすれば、光ファイバを複数種類準備する必要がなくなり、上述の光接続構造を備えた光コネクタの生産性が更に向上する。
第1および第2光ファイバのコア層の断面積を略揃える場合、光導波路のコア層の断面の外縁よりも外側に外縁が位置する円形が存在するように、前記第1光導波路のコア層の断面を、前記第2光導波路のコア層の断面よりも大きく成しておけば良く、これによって、前記第1光ファイバのコア層は、その断面の外縁が前記第1光導波路のコア層の断面における外縁の内側に、前記第2光導波路のコア層は、その断面の外縁が前記第2光ファイバのコア層の断面における外縁の内側に、それぞれ配置されることとなる。なお、上記円形を、光ファイバのコア層の断面に置き換えて考えると分かり易い。
ここで、第1光導波路のコア層の断面形状(矩形状)について、直交する2辺の長さをそれぞれLw1、Lh1と定義し、第2光導波路のコア層の断面形状(矩形状)について、直交する2辺の長さをそれぞれLw2、Lh2と定義し、前記円形について、直径をφ、と定義すると、
Lw1≧φ、Lh1≧φ、Lw2≦φ/√2、Lh2≦φ/√2
の全ての関係式を満足する第1および第2光導波路を準備すれば、光ファイバに接続した場合に光の結合損失の少ない光接続構造を実現できる。
また、第1および第2光導波路のコア層の断面形状が正方形状の場合、前記第1光導波路のコア層の辺の長さをLw1、前記第2光導波路のコアの辺の長さをLw2、と定義すると、
Lw1/Lw2≧√2
の関係式を満足する第1および第2光導波路を準備すれば、光ファイバのコア層の断面積を適切に調整することにより、光の結合損失の少ない光接続構造を実現できる。
そして、以上のような光結合損失の少ない光接続構造を組み込んで光電気モジュールを構成することにより、従来よりも正確な情報が光コネクタによって入力されることによって、ドライバーIC等の電気回路によって従来よりも正確な処理を行い、処理した情報が光コネクタによって従来よりも正確に外部へ伝達されることとなる。したがって、例えば、光電気モジュールを、高い精度、正確な処理が要求される装置(例えば、スーパコンピュータ、ワークステーション、サーバー等のコンピュータ機器やルーター等の通信接続装置)に組み込むことにより、かかる装置の性能を大幅に向上させることが可能となる。
(第1の実施形態)
本実施形態においては、本発明に係る光接続構造を単一の光コネクタで実現している。
<光コネクタ1の全体構造>
図1は、光ファイバコネクタに光導波路コネクタが接続された状態を表す斜視図である。
本実施形態に係る光コネクタ1は、大略的に、光導波路コネクタとしての第1フェルール2と、光ファイバコネクタとしての第2フェルール3と、第1フェルール2と第2フェルール3との双方に挿入される一対のガイドピン4a、4bと、を含んで構成されており、これら第1および第2フェルール2,3が着脱可能な状態で互いに端面同士を接続されている。
なお、ガイドピンの長手方向をx方向、ガイドピンの配列方向をy方向、xおよびy方向に直交する方向(フェルールの厚み方向)をz方向とそれぞれ定義する。
<第1および第2フェルールの構造>
<<第1フェルールの構造>>
図2は、光コネクタ1の平面図であり、図2(a)は光ファイバコネクタ(第2フェルール)に光導波路コネクタ(第1フェルール)が接続された状態を表す平面図、図2(b)は光ファイバコネクタ(第2フェルール)に対し光導波路コネクタ(第1フェルール)を離脱した状態を表す平面図である。図3は、光導波路コネクタ(第1フェルール)の要部を表す端面図(図2のIII−III線端面図)である。図4は、光導波路コネクタを分解して表す端面図であり、図4(a)は固定部材7の端面図、図4(b)は光導波路体6の端面図、図4(c)はフェルール本体5の端面図である。
第1フェルール2は、凹部12および一対のガイド孔5a、5bを有するフェルール本体5と、フェルール本体5の凹部12に嵌合される第1および第2光導波路6a、6bと、該第1および第2光導波路6a、6bをフェルール本体5に対して固定するための固定部材7とを有している。
フェルール本体5は、たとえば、エポキシ樹脂、PPS(PPS:Polyphenylene
sulfied)樹脂などの合成樹脂に、シリカ粒子等の無機質粒子を含有させた材料から成る。
図4(c)に示すように、フェルール本体5は、yz断面において凹状となるように形成され、そのy方向の両端部には、後述する第1フェルール2の第1および第2光導波路6a、6bと第2フェルール3の光ファイバ8、9との位置決めを行うための一対のガイドピン4a、4bが挿入されるガイド孔5a,5bが形成されている。各ガイド孔5a,5bは、x方向に沿って設けられている。なお、ガイド孔5a、5bはフェルール本体5を貫通するように形成しても良い。この場合、フェルール本体5を射出成形法によって形成する際に加工精度が向上するという効果がある。
また、フェルール本体5の凹部12に嵌合される第1および第2光導波路6a、6bは、図4(b)に示すように、それぞれ多数のコア層10a、10bと、各コア層10a、10bを被覆するクラッド層11a、11bと、クラッド層11a、11bの主面に被着され、補強材として機能する銅箔からなる金属層14a、14bとを有しており、第1光導波路6aおよび第2光導波路6bの端面同士を密着させるように併設されている。クラッド層11a、11bは多層構造を有する(不図示)。
なお、コア層10a、10bはクラッド層11a、11bよりも屈折率の小さな材料により形成される。例えば、コア層10a、10bとしては、通常、エポキシ樹脂やアクリル樹脂、シリコン系樹脂、石英等の材料が用いられる。一方、クラッド層11a、11bとしては、通常、コア層10aと同種の材料であって、原材料を構成する複数の成分の調合比を変更して屈折率を変更した材料が用いられる。
第1光導波路6aのコア層10aには、第2フェルール3の第1光ファイバ8より伝達される光が入射する。第2光導波路6bのコア層10bには、第2フェルール3の第2光ファイバ9に伝達される光が入射する。
第1光導波路6aのコア層10aは、後に詳述するが、第2光導波路6bのコア層10bよりも断面積が大きく設定されている。
第1光導波路6aのコア層10aは略一定間隔のピッチδ1(隣接するコア層10a同士の図心の間隔)で配列されている。また、第2光導波路6bのコア層10bは略一定間隔のピッチδ2(隣接するコア層10b同士の図心の間隔)で配列されている。コア層10aのピッチδ1とコア層10bのピッチδ2とは略等しく設定することが好ましい(例えば、|δ1−δ2|≦1μmを満足することが好ましい。)。このように設定することで、後述する第2フェルールに配列される第1および第2光ファイバのピッチを略一定間隔にすることができ、第2フェルールの生産性、ひいては光コネクタの生産性が向上する。なお、第1光導波路6aと第2光導波路6bの境界部分においては、コア層10aとコア層10bが隣接することとなるが、コア層10aとコア層10bとの間のピッチδ3をδ1およびδ2と略等しく設定することが好ましい(|δ3−δ1|≦1μmおよび|δ3−δ2|≦1μmを同時に満足することが好ましい。)。
一方、図4(a)に示すように、固定部材7は、フェルール本体5の凹部12に嵌合された第1および第2光導波路6a、6bの嵌合状態を保持するものであり、フェルール本体5と同様のエポキシ樹脂、PPS樹脂などの合成樹脂に、シリカ粒子を充填した材料から成る。固定部材7は、平面視矩形状に形成され、x方向に見て凸形状となるように形成されている。
<<第2フェルールの構造>>
図5は、光ファイバコネクタ(第2フェルール)の要部を表す端面図(図2のV−V線端面図)である。
第2フェルール3は、たとえばエポキシ樹脂、PPS樹脂などの合成樹脂に、シリカ粒子等の無機質粒子を含有させた材料により直方体状に形成され、第1および第2光ファイバ8,9が挿入される多数のファイバ孔と、一対のガイドピン4a、4bが挿入されるガイド孔3a、3bが設けられる。
ファイバ孔に挿入される第1および第2光ファイバ8,9は、その長手方向がx方向に平行に配置されている。具体的には、第1光導波路6aに対応する第1光ファイバ8同士が隣接し、且つ第2光導波路6bに対応する第2光ファイバ9同士が隣接するように配列されている。第1光ファイバ8は、第1光導波路6aに伝達される光を伝播する機能を有する。また、第2光ファイバ9は、第2光導波路6bから入射された光を伝播する機能を有する。
第1光ファイバ8は、第1光導波路6aのコア層10aに対応させてy方向にδ1のピッチで配列される。また、第2光ファイバ9は、第2光導波路6bのコア層10bに対応させてy方向にδ2のピッチで配列される。また、第1光ファイバ8の配列と第2光ファイバ9の配列との境界部においては、第1光ファイバ8と第2光ファイバ9とがδ3のピッチで配置されることになる。
第1および第2光ファイバ8,9は、断面円形状のコア層8a、9aを、コア層8a、9aよりも屈折率の小さい材料からなるクラッド層8b、9bで被覆した構成を有し、全反射の原理によって光が外部に可能な限り漏れないようにしている。
光ファイバは、主に短距離通信の用途として用いられるマルチモードの場合、現在のところ、クラッド層の直径が125μm、該クラッド層で覆われた内部のコア層の直径50μm〜62.5μmと規格化されている。また、長距離通信の用途として用いられるシングルモードの場合、クラッド層の直径が125μm、該クラッド層で覆われた内部のコア層の直径10μmと規格化されている。
本実施形態においては、第1光ファイバ8と第2光ファイバ9とは同じ直径のものを使用することとした。これによって、第2フェルール3の生産性が複雑化することを良好に防止している。なお、第1光ファイバ8と第2光ファイバ9とを異なる直径としても良いが、この場合、第2フェルール3を複数(例えば2個)に分割し、第1分割体に第1光ファイバを、第2分割体に第2光ファイバをそれぞれ配置するようにし、各分割体を併設して第2フェルール3を構成するようにすることが好ましい。
<<第1フェルールおよび第2フェルールの接続部の詳細>>
図6は、本発明の実施形態に係る光コネクタを表す斜視図であり、図6(a)は第1光導波路と光ファイバのコア層との関係を表す斜視図、図6(b)は第2光導波路と光ファイバのコア層との関係を表す斜視図である。
第1光導波路6aのコア層10aは、図6(a)に示すように、第1光ファイバ8のコア層8aに接続される。一方、第2光導波路6bのコア層10bは、図6(b)に示すように、第2光ファイバ9のコア層9aに接続される。
第1光ファイバ8と第1光導波路6aとの接続部においては、第1光ファイバ8のコア層8aの断面における外縁が第1光導波路6aのコア層10aの断面における外縁の内側に配設されるように、第2光ファイバ9と第2光導波路6bとの接続部においては、第2光導波路6bのコア層10bの断面における外縁が第2光ファイバ9のコア層9aの断面における外縁の内側に配設されるように、第1および第2光導波路6a、6bのコア層10a、10bの断面積の大きさが設定されている。
具体的には、コア層10a、10bの断面形状が略矩形状を成している場合、第1光導波路6aのコア層10aについて、y方向の長さをLw1、z方向の長さをLh1、第2光導波路6bのコア層10bについて、y方向の長さをLw2、z方向の長さをLh2、第1および第2光ファイバ8、9のコア層8a、9aの直径をφ、とそれぞれ定義する。このとき、本実施形態においては、Lw1≧φ、Lh1≧φ、Lw2≦φ/√2、Lh2≦φ/√2の式を同時に満足している。
したがって、第1光ファイバ8→第1光導波路6aの順に光が伝達される第1光ファイバ8と第1光導波路6aとの接続部において、第1光ファイバ8を伝播する光の大部分が前記接続部より漏れることなく前記第1光導波路6aに良好に伝達されることとなる。それ故、前記接続部における光の結合損失が良好に防止される。
また第2光導波路6b→第2光ファイバ9の順に光が伝達される第2光ファイバ9と第2光導波路6bとの接続部において、第2光導波路6bを伝播する光の大部分が前記接続部より漏れることなく前記第2光ファイバ9に良好に伝達されることとなる。それ故、前記接続部における光の結合損失が良好に防止される。
以上の結果、第1光ファイバ8と第1光導波路6a、並びに第2光ファイバ9と第2光導波路6bを組み合わせて光コネクタを実現することにより、光コネクタ内における双方向の光通信を、光の結合損失を極めて小さく抑えた状態で行なうことができるという相乗効果を有する。
なお、第1および第2光導波路6a、6bのコア層10a、10bの断面形状が正方形状の場合、第1光導波路6aのコア層10aの辺の長さをLw1、第2光導波路6bのコア10bの辺の長さをLw2、と定義すると、Lw1/Lw2≧√2の関係式を満足する第1および第2光導波路6a、6bを準備すれば、第1および第2光ファイバ8,9のコア層8a、9aの直径φを何らかの値に調整することにより、光の結合損失の少ない光コネクタを実現できる。
また、本実施形態においては、第1および第2光ファイバ8,9を第2フェルール3に、第1および第2光導波路6a、6bを第1フェルール2に、それぞれ収容したことから、双方向の光通信を単一の光コネクタで実現でき、部品点数を削減することが可能となる。
また、第1光ファイバ8および第2光ファイバ9のコア層の図心、並びに、第1光導波路6aのコア層10aおよび第2光導波路6bのコア層10bの図心がそれぞれ略一直線上に位置していれば、第1および第2光ファイバ8,9の高さ位置、第1および第2光導波路6a、6bのコア層10a、10bの高さ位置を略揃えることができる。その結果、第1光ファイバ8と第1光導波路6aとの接続と、第2光ファイバ9と第2光導波路6bとの接続が容易になり、生産性が向上する。なお、第1および第2光導波路6a、6bのコア層10a、10bは、断面積が互いに異なるため、両者の高さ位置を略揃えるためには、第1および第2光導波路6a、6bのクラッド層11a、11bの厚みや金属層14a、14bの厚みを調整することにより行なう。
また、第1光ファイバ8のコア層8aの外縁を第1光導波路6aのコア層10aの外縁に対して内接させるように第1光導波路6aのコア層10aの大きさを調整(Lw1=φ、Lh1=φ)すれば、必要以上に第1光導波路6aのコア層10aを大きくする必要がなくなる。その結果、第1光導波路6aの生産性を向上させることができる利点がある。
また、第2光ファイバ9のコア層9aの外縁を第2光導波路6aのコア層10aの外縁に対して外接させるように第2光導波路6bのコア層10bの大きさを調整(Lw2=φ、Lh2=φ)すれば、必要以上に第2光導波路6aのコア層10bを小さくする必要がなくなり、第2光ファイバ9のコア層9aと第2光導波路6bのコア層10bとの位置合わせが容易となる。
<光コネクタの製造方法>
図7は、光コネクタ1の製造方法を段階的に表すフローチャートである。本実施形態の光コネクタの製造方法は、大略的に、第1フェルール2を製造する工程(A)と、第2フェルール3を製造する工程(B)と、第1フェルール2と第2フェルール3とを接続する工程(C)と、から成っている。なお、工程(A)及び工程(B)の順番は入れ替わっても良いことは勿論である。
(A)第1フェルールの製造工程
図8は、第1フェルールの製造方法を段階的に表すフローチャートである。
(ステップa1)まず、フェルール本体5と、第1および第2光導波路6a、6b、固定部材7をそれぞれ形成する。
フェルール本体5および固定部材7は、従来周知の射出成形法によって形成される。一方、第1および第2光導波路6a、6bは、本実施形態のようにコア層10a、10bの断面積がそれぞれ異なる場合、コア層10a、10bの厚みおよびクラッド層11a、11bの厚みがそれぞれ異なるため、製作にあたっては、工夫が必要である。印刷法を用いて第1および第2光導波路6a、6bを製作する場合、銅箔から成る金属層14の一部に、まず、コア層10a、クラッド層11aを従来周知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて第1光導波路6aに相当する部分を形成した後、上記金属層14の残部に、コア層10b、クラッド層11bを従来周知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて第2光導波路6bに相当する部分を形成することにより、金属層14を共通化して第1および第2光導波路6a、6bを製作する。または、金属層14を共通化せずに印刷法によって形成する場合、第1および第2光導波路6a、6bでそれぞれ別体の金属層14a、14bとし、各光導波路6a、6bを従来周知のフォトリソグラフィ技術、エッチング技術を用いて製作し、両者の端面をエポキシ樹脂やアクリル樹脂等の接着剤によって接着することにより形成しても良い。また、第1および第2光導波路6a、6bを一体化するように形成する場合、従来周知の金型を用いた方法によって形成する。
(ステップa2)続いて、ステップa1において製作されたフェルール本体5の凹部12に接着剤を介して光導波路6a、6bを嵌合した上、凹部12に固定部材7の凸部7aを嵌合させることにより、固定部材7で光導波路6a、6bを押圧し、光導波路6a、6bの位置を固定することにより、第1フェルール2が完成する。
(B)第2フェルールの製造工程
本実施形態における第2フェルール3は、第1および第2光ファイバ8,9は同じ直径のものを用いているため、従来周知のフォトリソグラフィ法、金型またはゴム型等を用いたスタンプ法等を用いて製作される。なお、第1、第2光ファイバ8、9の直径を異ならせる場合、第2フェルール3は、第1光ファイバ8を収容する第1分割体と、第2光ファイバ9を収容する第2分割体とをそれぞれ従来周知のスタンプ法等を用いて形成し、両分割体を接着剤で固定することにより製作される。
(C)第1フェルールと第2フェルールとの接続工程
上記工程においてそれぞれ製作された第1、第2フェルール2,3に関して、接続部に対応する端面を、予め研磨機などの加工機を用いて平面研磨して平滑度を上げ、洗浄する。その後、第1フェルール2と第2フェルール3との接続部間に、たとえば屈折率整合材を介して接続することにより光コネクタが完成する。なお、前記屈折率整合材は、第1および第2光ファイバ8,9のコア層8a,9aと、第1および第2光導波路体6a、6bのコア層10a、10bと、略等しい屈折率(またはコア層8a、9aとコア層10a、10bとの間の屈折率)を有する透光性の整合材であり、この屈折率整合材を前記接続端部間に介在させることで、第1および第2光ファイバ8,9の端面および光導波路6a、6bの端面での光反射を一層低減することができる。
<光電気モジュールの構造>
図9は、上述の光コネクタ1を用いて構成された光電気モジュールを概略表す断面図である。
図9に示す光モジュールは、基板19と、基板19上に光導波路が載置される光コネクタ1と、光コネクタ1の光導波路に接続され、光を反射するミラー手段15と、ミラー手段15によって反射された光を受光し、受光した光を電気信号に変換する受光素子16(第1光電変換部材に相当)と、受光素子16によって変換された電気信号が入力され、該入力された電気信号に基づいて処理を行なうドライバーIC22(電気回路に相当)と、該ドライバーIC22の処理によって出力される電気信号が入力され、該入力された電気信号に基づいて電気を光に変換する発光素子17と、を備えた構成を有している。
ミラー手段15は、第1および第2光導波路6a、6bの端部近傍に傾斜面を設け、該傾斜面に対して金、アルミニウム、チタン、クロム等の光を反射させる金属材料を被着させて構成されている。なお、第1および第2光導波路6a、6bの端面を傾斜させる方法としては、金型で成形する方法、ダイヤモンド工具等で加工する方法がある。また金属材料は、蒸着法等によって被着される。なお、ミラー手段15で反射した光を受光素子16に伝達するため、あるいは、発光素子17からの光をミラー手段15に伝達するため、第1及び第2光導波路6a、6bの金属層14は、ミラー手段15の形成領域近傍(光の通過領域)において除去されている。
受光素子16としては、例えば、フォトダイオードが用いられ、光導波路6aによって伝達される光を受光する。また発光素子17としては、VCSEL等の面発光の半導体レーザや、端面発光のレーザダイオード等が用いられ、光導波路6bに向かって光を発光する。なお、受光素子16および発光素子17は、光導波路6a、6bの位置に対応するように直線状に配列されている。
このような構成を有する光電気モジュールを構成することにより、従来よりも正確な情報が光コネクタによって入力されることによって、ドライバーIC22等の電気回路によって従来よりも正確な処理を行い、処理した情報が光コネクタによって従来よりも正確に外部へ伝達されることとなる。したがって、例えば、光電気モジュールを、高い精度、正確な処理が要求される装置(例えば、スーパコンピュータ、ワークステーション、サーバー等のコンピュータ機器やルーター等の通信接続装置)に組み込むことにより、かかる装置の性能を大幅に向上させることが可能となる。
なお、本実施形態において、受光素子16によって変換された電気信号を増幅するためのレシーバーを基板19上に搭載するようにしても構わない。また、電気信号に基づいて処理を行うCPU等の演算処理装置を電気回路として基板19上に搭載するようにしても構わない。また、ドライバーIC22やレシーバーに供給される電源電圧を安定させるためにコンデンサを設けても良い。
(第2の実施形態)
<光コネクタの説明>
図10は、本発明の第2実施形態に係る一対の光コネクタ1a、1bを示す斜視図である。
第1の実施形態においては、第1光導波路6aと第2光導波路6bを同一のフェルールに収容したが、本実施形態においては、各光導波路6a、6bを別体のフェルール2a、2bにそれぞれ収容する。その結果、第2フェルール3についても各々別体のフェルール3a、3bとなっており、双方向の光通信を行なう光接続構造は、一対の光コネクタ1a、1bによって実現されることとなる。その他の構成の基本構成については、第1実施形態とほぼ同様である。
本実施形態は、第1実施形態に比較して、部品点数は多くなるものの、各光導波路6a、6bを収容するフェルールを製造する際に従来周知の方法により簡単に製作できる点で利点があるが、基本的には、本実施形態に係る一対の光コネクタは、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することは勿論である。
<光電気モジュールの説明>
また、図11は、図10の光コネクタ1a、1bを搭載した光電気モジュールを示す平面図である。また図12は、図11の光電気モジュールの断面図である。本実施形態に係る光電気モジュールは、基板19と、該基板19に実装されるドライバーIC22およびコンデンサー20と、発光素子17と、光コネクタ1bと、前記基板19に実装されるレシーバー21と、受光素子18と、光コネクタ1aと、を備えた構成を有する。図12においては、フェルールに対する、第1および第2光導波路6a,6b、光ファイバの比率を実際のものより拡大して表している。
本実施形態においては、第1光導波路6aと第2光導波路6bを別体のフェルール2a、2bに収容している関係上、第1実施形態とは異なり、基板19上に一対の光コネクタ1a、1bが間隔を空けて配置され、光コネクタ1aに対応する位置に、ミラー手段15aおよび受光素子18が、光コネクタ1bに対応する位置に、ミラー手段15bおよび発光素子17が位置している。ミラー手段15aは、第1光導波路6aからの光を受光素子18に向けて反射する。またミラー手段15bは、発光素子17の光を第2光導波路6bに向けて反射する。その他の構成要素は、基本的に第1実施形態の光電気モジュールと同様である。かかる構成の光電気モジュールにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏する上に、生産性の観点からは、第1実施形態よりも優れているという利点も有する。
第2フェルール(ファイバコネクタ)に第1フェルール(光導波路コネクタ)が接続された光コネクタ1の斜視図である。 図1の光コネクタ1の平面図である。 第1フェルール(光導波路コネクタ)の要部を表す側面図(図2のIII−III線端面図)である。 第1フェルール(光導波路コネクタ)を分解して表す側面図であり、図4(a)は固定部材7の側面図、図4(b)は光導波路6a、6bの側面図、図4(c)はフェルール本体5の側面図である。 第2フェルール(光ファイバコネクタ)の要部を表す端面図(図2のV−V線端面図)である。 本発明の第1実施形態に係る光コネクタを表す斜視図であり、図6(a)は第1光導波路と第1光ファイバのコア層との関係を表す斜視図、図6(b)は第2光導波路と第2光ファイバのコア層との関係を表す斜視図である。 光コネクタ1の製造方法を段階的に表すフローチャートである。 第1フェルール(光導波路コネクタ)の製造方法を段階的に表すフローチャートである。 図1に示す光コネクタ1を搭載した光電気モジュールを表す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る一対の光コネクタ1a、1bを示す斜視図である。 図10の光コネクタ1a、1bを搭載した光電気モジュールを示す平面図である。 図11の光電気モジュールの断面図である。
符号の説明
1 光コネクタ
2 第1フェルール
3 第2フェルール
5 フェルール本体
6a 第1光導波路
6b 第2光導波路
7 固定部材
8 第1光ファイバ
8a コア層(第1光ファイバ)
8b クラッド層(第1光ファイバ)
9 第2光ファイバ
9a コア層(第2光ファイバ)
9b クラッド層(第2光ファイバ)
10a コア層(第1光導波路)
10b コア層(第2光導波路)
14、14a、14b 金属層
15 ミラー手段
16、18 受光素子
17 発光素子
19 基板
20 コンデンサー
21 レシーバー
22 ドライバーIC

Claims (16)

  1. 第1光ファイバと、
    前記第1光ファイバに接続され、該第1光ファイバから伝達される光が入射される第1光導波路と、を備え、
    前記第1光ファイバと前記第1光導波路との接続部において、前記第1光ファイバのコア層は、その断面の外縁が前記第1光導波路のコア層の断面の外縁の内側に配設されていることを特徴とする光接続構造。
  2. 請求項1に記載の光接続構造において、
    第2光ファイバと、
    前記第2光ファイバに接続され、該第2光ファイバに出射される光を伝達するための第2光導波路と、を更に備え、
    前記第2光ファイバと前記第2光導波路との接続部において、前記第2光導波路のコア層は、その断面の外縁が前記第2光ファイバのコア層の断面の外縁の内側に配設されていることを特徴とする光接続構造。
  3. 請求項2に記載の光接続構造において、
    前記第1光ファイバおよび第2光ファイバが同一の光ファイバコネクタに収容され、
    前記第1光導波路および第2光導波路が同一の光導波路コネクタに収容されていることを特徴とする光接続構造。
  4. 請求項3に記載の光接続構造において、
    前記第1光導波路および第2光導波路が一体化されていることを特徴とする光接続構造。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の光接続構造において、
    前記第1および第2光ファイバのコア層の図心、並びに、前記第1および第2光導波路のコア層の図心がそれぞれ略一直線上に位置していることを特徴とする光接続構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光接続構造において、
    前記第1光ファイバと前記第1光導波路との接続部における前記第1光ファイバのコア層の外縁は、前記第1光導波路のコア層の外縁に対して内接していることを特徴とする光接続構造。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の光接続構造において、
    前記第2光ファイバと前記第2光導波路との接続部における前記第2光ファイバのコア層の外縁は、前記第2光導波路のコア層の外縁に対して外接していることを特徴とする光接続構造。
  8. 請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の光接続構造において、
    前記第1光ファイバおよび前記第2光ファイバのコア層の断面積は略等しく、
    前記第1光導波路のコア層は、前記第2光導波路のコア層よりも断面積が大きいことを特徴とする光接続構造。
  9. 光ファイバと、
    前記光ファイバに接続され、該光ファイバに出射される光を伝達するための光導波路と、を備え、
    前記光ファイバと前記光導波路との接続部において、前記光導波路のコア層は、その断面の外縁が前記光ファイバのコア層の断面の外縁の内側に配設されていることを特徴とする光接続構造。
  10. 第1光導波路と、第2光導波路と、を有する光導波路ユニットにおいて、
    前記第1光導波路のコア層の断面における外縁の内側で、且つ前記第2光導波路のコア層の断面における外縁の外側に、外縁が位置する円形が存在するように、前記第1光導波路のコア層の断面を、前記第2光導波路のコア層の断面よりも大きく成したことを特徴とする光導波路ユニット。
  11. 請求項10に記載の光導波路ユニットにおいて、
    前記第1光導波路および第2光導波路が一体化されていることを特徴とする光導波路ユニット。
  12. 請求項10または請求項11に記載の光導波路ユニットにおいて、
    前記第1光導波路および前記第2光導波路が同一の光導波路コネクタに収容されていることを特徴とする光導波路ユニット。
  13. 請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の光導波路ユニットにおいて、
    前記第1光導波路および前記第2光導波路のコア層の断面は矩形状を成しており、
    前記第1光導波路のコア層について、第1方向に平行な辺の長さをLw1、第1方向に直交する第2方向に平行な辺の長さをLh1、
    前記第2光導波路のコア層について、前記第1方向に平行な辺の長さをLw2、前記第2方向に平行な辺の長さをLh2、
    前記円形について、直径をφ、と定義すると、
    Lw1≧φ、Lh1≧φ、Lw2≦φ/√2、Lh2≦φ/√2
    の全ての関係式を満足することを特徴とする光導波路ユニット。
  14. 請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の光導波路ユニットにおいて、
    前記第1光導波路および前記第2光導波路のコア層の断面が正方形状を成しており、
    前記第1光導波路のコア層の辺の長さをLw1、前記第2光導波路のコア層の辺の長さをLw2、と定義すると、
    Lw1/Lw2≧√2
    の関係式を満足することを特徴とする光導波路ユニット。
  15. 請求項10乃至請求項14のいずれかに記載の光導波路ユニットにおいて、
    前記第1光導波路のコア層の図心および前記第2光導波路のコア層の図心が略一直線上に位置していることを特徴とする光導波路ユニット。
  16. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の光接続構造と、
    前記光接続構造によって伝達された光を電気入力信号に変換する第1光電変換部材と、
    前記変換された電気入力信号に基づいて処理を行なう電気回路と、
    前記電気回路の処理によって出力される電気出力信号を光に変換し、該変換した光を前記光接続構造に伝達する第2光電変換部材と、を備えた光電気モジュール。
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