JP2007271232A - ガスコンロ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ガスコンロの従来のイメージを一新すべく、斬新なデザインのガスコンロを提供する。
【解決手段】 コンロ1の上面の長辺と平行な線状に相互に対向する2本の円筒状のバーナ2a、2b、火力調整を行うツマミ形状の第1操作部3、及び着火領域の変更を行うスライド式レバー形状の第2操作部4及び第2操作部5を備える。両バーナは直線状に複数の炎孔が配置されて形成されており、操作者によって第2操作部4又は第2操作部5が操作されることで、バーナ2a又は2bの炎孔の露出領域が変更され、これによって被加熱領域2の着火領域が変更される。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンロ1の上面の長辺と平行な線状に相互に対向する2本の円筒状のバーナ2a、2b、火力調整を行うツマミ形状の第1操作部3、及び着火領域の変更を行うスライド式レバー形状の第2操作部4及び第2操作部5を備える。両バーナは直線状に複数の炎孔が配置されて形成されており、操作者によって第2操作部4又は第2操作部5が操作されることで、バーナ2a又は2bの炎孔の露出領域が変更され、これによって被加熱領域2の着火領域が変更される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、キッチンや卓上等で利用可能なガスコンロに関する。
キッチンや卓上等で利用されるガスコンロは、従来より多種多様なものが商品化されている(例えば非特許文献1参照)。
「ガス調理機器総合カタログ」、大阪瓦斯株式会社、2002年、p.26
非特許文献1に記載の従来構成のガスコンロの構成を図7に示す。図7に示されるガスコンロ90は、燃料となる都市ガスが供給されて火炎を噴出するバーナ91と、火炎の点火及び出力の調整を行う操作ツマミ(以下、「操作部」と称する)92と、鍋等の被加熱容器を載置するための五徳93とを備える。
図7に示されるように、従来構成のガスコンロ90は、中央に火炎を噴出するための炎孔が円環状に配列されたバーナ91を有し、周囲に五徳93を備える構成であり、そのデザインが画一的であった。又、バーナ91の大きさは固定されているため、予め数種類の大きさのバーナ91を備えて鍋の大小に合わせて使い分けが可能に構成されたガスコンロも商品化されている。
又、鍋等を載置するための五徳93が存在するために、表面の凹凸が避けられず、ガスコンロの手入れや運搬には不便な形状であった。
本発明は上記の問題点に鑑み、表面の凹凸を少なくすることで手入れや運搬が容易なガスコンロを提供することを目的とする。更には、本発明は、ガスコンロの従来のイメージを一新すべく、斬新なデザインのガスコンロを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るガスコンロは、複数の炎孔が一又は複数の線状に配置されたバーナと、前記バーナに供給される燃料ガスの流量を調整する火力調整部と、前記バーナ及び前記火力調整部を収容する筐体と、前記筐体の外部に設けられ、前記火力調整部に対して火力調整を操作する第1操作部と、前記筐体の外部に設けられ、前記バーナから火炎の発生する着火領域の変更を操作する第2操作部と、を備えることを第1の特徴とする。
上記第1の特徴構成によれば、バーナの形状を従来の円形から線状に変更することができ、ガスコンロのデザインの一新を図ることができる。又、バーナの着火領域を調整することができるため、加熱を行いたい部分についてのみ着火させることでガス使用量の節約効果が期待できる。更に、鍋のサイズに合わせてバーナの着火領域を調整することができるため、従来構成のバーナのようにサイズに合わせて複数種類のバーナを予め備える必要がない。
又、本発明に係るガスコンロは、上記第1の特徴構成に加えて、前記第2操作部が操作されることで、変更された前記着火領域に位置する前記炎孔が露出して着火可能状態となることを第2の特徴とする。
上記第2の特徴構成によれば、予め炎孔を遮蔽しておくとともに、第2操作部の操作に応じて一部の炎孔を露出させることで炎孔から燃料ガスを吐出可能にすることで、新たに炎孔が露出された箇所が着火可能状態となる。これによって第2操作部の操作に応じてバーナの着火領域を調整することができる。
尚、このとき、バーナに配置された炎孔の間隔は、炎孔から噴出された火炎が、隣接する炎孔から吐出される燃料ガスに自然引火可能な間隔であれば良く、例えば略1cm程度とすることができる。
又、本発明に係るガスコンロは、上記第2の特徴構成に加えて、前記バーナが、前記第2操作部によって前記着火領域の変更操作が不可能な第1領域と、前記第1領域に隣接するとともに前記第2操作部によって前記着火領域の変更操作が可能な第2領域と、で構成され、前記第2操作部の操作状態に拘らず、前記第1領域に位置する前記炎孔は常に露出していることを第3の特徴とする。
上記第3の特徴構成によれば、予め常に炎孔が露出している第1領域を備えることで、第2操作部の操作内容によって全ての炎孔が遮蔽されるという事態を避けることができる。
又、本発明に係るガスコンロは、上記第2又は第3の特徴構成に加えて、前記炎孔を遮蔽する遮蔽部材を備え、前記第2操作部が操作されることで、前記遮蔽部材が、指定された前記着火領域に位置する前記炎孔から退避して当該炎孔が露出することを第4の特徴とする。
上記第4の特徴構成によれば、第2操作部の操作によって遮蔽部材を移動させることで、露出状態の炎孔を遮蔽し、或いは遮蔽状態にある炎孔を露出させることができ、これによって着火領域を変更することができる。
又、本発明に係るガスコンロは、上記第2〜第4の何れか一の特徴構成に加えて、前記バーナが円筒形状で形成されるとともに、前記バーナと同軸状に構成された円筒形状の前記遮蔽部材が前記バーナを内包するように構成されることで前記炎孔を遮蔽自在に構成され、前記第2操作部の操作状態に応じて、前記遮蔽部材が前記バーナの円筒軸方向に移動することで前記バーナを内包する領域が変化し、前記炎孔の露出状態が変化することを第5の特徴とする。
上記第5の特徴構成によれば、遮蔽部材がバーナの円筒軸方向に移動することで、円筒軸方向に順次、露出状態の炎孔を遮蔽し、或いは遮蔽状態にある炎孔を露出させることができる。このとき、第2操作部をスライド式のレバーで構成することで、当該スライド方向と遮蔽部材の移動方向を一致させることができるため、操作内容が直感的で分かりやすくなる。
本発明に係るガスコンロによれば、バーナの形状を従来の円形から線状に変更することができ、ガスコンロのデザインの一新を図ることができる。又、コンロ上に突起を設けることで従来構成には必要であった五徳が不要となり、この結果、表面が一体化され略フラットなガスコンロを実現することができる。
以下において、本発明に係るガスコンロ(以下、適宜「本発明コンロ」と略称する)の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明コンロの概略構成図である。図1に示される本発明コンロ1は、コンロ上面の長辺と平行に2本の円筒状のバーナ2a、2bを備えるとともに、火力調整を行うための回転式の第1操作部3と、着火領域の変更を行うためのスライド式の第2操作部4、5を備える。又、本発明コンロ1の筐体前面1aには、スリット6、7が設けられており、第2操作部4がスリット6内を、第2操作部5がスリット7内を、夫々、左右に移動可能に構成される。
バーナ2a、2bは、直線状に複数の炎孔が配置されるとともに、相互に対向しており、両バーナの各炎孔から内側に向けて火炎が噴出して内炎式バーナを構成する(図1における両バーナに挟まれた領域2を以下では「被加熱領域2」と称する)。各バーナ2a、及び2bには、ガス取入口(不図示)から流入する燃料ガス(例えば都市ガス)がガス流路(不図示)を介して供給される。又、本発明コンロ1は、点火を行うための高電圧発生装置及びバッテリー(電池等)を内部に備える。
又、後述するように、両バーナ2a、2bは、配列された炎孔が常時露出している領域(以下、「第1領域」と称する)と、炎孔の露出と遮蔽とを変更可能な領域(以下、「第2領域」と称する)とで構成される。操作者は第2操作部4、又は第2操作部5を操作することで、この第2領域における炎孔の露出領域(又は遮蔽領域)を変更することができる。尚、これらの炎孔は、略1cm間隔で配置されている。
炎孔が遮蔽されている場合、当該炎孔からは燃料ガスが外部に吐出されず燃焼されないため、当該箇所では火炎が発生しない。即ち、炎孔の露出領域を変更することは、バーナ2の着火領域を変更することと同義であり、以下では、炎孔の露出領域を変更することを「着火領域の変更」と記載する。
図1において、第2操作部4が領域Rにおける着火領域の変更操作を行うための操作手段であり、第2操作部5が領域Lにおける着火領域の変更操作を行うための操作手段である。又、バーナ2の中央部に位置する領域Cは、第2操作部4、又は第2操作部5の何れの操作部においても着火領域の変更操作を行うことのできない領域であり、常に当該領域内に存する炎孔は露出されている。即ち、領域Cが上記第1領域に該当し、領域R及び領域Lが上記第2領域に該当する。
第2操作部4が最も領域C寄りに位置しているとき(即ち、スリット6内の最左端に位置しているとき)、領域Rに存する全ての炎孔が遮蔽されており、操作者によって第2操作部4が領域Cから離れる方向(右方)に移動されることによって、その移動度に応じて領域Rに存する炎孔が、領域C側に位置する炎孔から順次露出状態となる。同様に、第2操作部5が最も領域C寄りに位置しているとき(即ち、スリット7内の最右端に位置しているとき)、領域Lに存する全ての炎孔が遮蔽されており、操作者によって第2操作部5が領域Cから離れる方向(左方)に移動されることによって、その移動度に応じて領域Lに存する炎孔が、領域C側に位置する炎孔から順次露出状態となる。
従って、図1に示される状態、即ち第2操作部4が最左端に位置し、第2操作部5が最右端に位置する状態においては、領域R及び領域Lに存する炎孔は全て遮蔽されており、炎孔が露出状態であるのは第1領域である領域Cのみである。この状態において、操作者が第1操作部3を回転させて着火操作を行うと、高電圧発生装置が通電してスパークが発生し、当該スパークが供給される都市ガスに引火することでバーナ2a、2bが着火する。この着火によって発生する火炎は、炎孔が露出状態である領域C内のみから噴出し、他の領域R及び領域Lからは噴出しない。操作者は、更に第1操作部を操作することで、領域Cから着火される炎の火力調整を行うことができる。
このような状態の下で、例えば操作者が第2操作部4を右方に移動させると、その移動長に応じて領域Rに存する炎孔が領域C側に位置する炎孔から順次露出状態となるため、当該露出された炎孔からは燃料ガスが吐出されるとともに、領域C内の炎孔から噴出する火炎が当該燃料ガスに引火することで、新たに露出状態となった炎孔が着火状態となる。上述したように略1cm間隔で炎孔が配置されることで、着火状態にある炎孔からの炎が隣接する炎孔から吐出される燃料ガスに自然と引火可能に構成されている。即ち、炎孔の配置間隔は、炎孔から噴出する火炎が、隣接する炎孔から吐出される燃料ガスに自然引火可能な間隔であれば良く、1cmに限られるものではない。
又、第2操作部4が最左端以外の位置に存在する場合に、逆に操作者が第2操作部4を左方に移動させると、その移動長に応じて領域Rに存する炎孔が領域Cの外側に位置する炎孔から順次遮蔽状態となるため、当該炎孔からは燃料ガスが吐出不能となり、当該炎孔からは火炎が噴出されない。
即ち、操作者によって第2操作部4が右方に移動されることで領域Rにおける着火領域が拡大され、逆に第2操作部4が左方に移動されることで領域Rにおける着火領域が縮小される。
同様に、操作者によって第2操作部5が左方に移動されることで領域Lにおける着火領域が拡大され、逆に第2操作部5が右方に移動されることで領域Lにおける着火領域が縮小される。
図2及び図3は本発明コンロ1の内部を側面から見た概略断面図であり、図2は第2操作部4の位置における領域Rの断面図、図3は第1操作部3の位置における領域Cの断面図である。
後述するように、各バーナ2a、2bは円筒形状で構成され、同軸状に形成される円筒形状の遮蔽部材によって内包されている。この遮蔽部材は、第2操作部4或いは第2操作部5の操作に伴って円筒軸方向、即ち図1における左右方向に移動可能であり、遮蔽部材が移動することでバーナ2a、2bが備える炎孔の露出状態と遮蔽状態とが変更される。尚、上述したように、領域R及び領域Lは炎孔の露出と遮蔽とを変更可能な第2領域であるため、当該領域においてはバーナ2a、2bが上記遮蔽部材に内包される一方、領域Cは炎孔が常時露出している第1領域であるため、当該領域ではバーナ2a、2bは遮蔽部材によって被覆されていない。
図2に示されるように、第2操作部4はレール8上に設置されたスライド式レバー4cと一体となって接続されており、第2操作部4を左右に移動させることで当該レバー4cがレール8上を左右に移動可能に構成されている。又、スライド式レバー4cから分岐した分岐レバー4a、4bによって各バーナ2a、2bを被覆する遮蔽部材41と連絡されている。即ち、第2操作部4が操作されて左右方向に移動すると、スライド式レバー4cがレール8上を左右に移動するとともに、このレバー4cと連結された分岐レバー4aが移動することでバーナ2aを被覆する遮蔽部材41を移動させ、分岐レバー4bが移動することでバーナ2bを被覆する遮蔽部材41を移動させる。
尚、コンロ1上部には、所定の間隔で突起9がバーナ2a及び2bの外部位置にバーナ2a及び2bが形成する線と平行に備えられており、コンロ1上に鍋等を載置する際に当該突起9と鍋の底部を接触させることによって、バーナ2との距離を一定に保つことで必要な空気を炎孔に流入可能状態を維持しつつ、安定に設置可能な形状となっている。
又、図3に示されるように、ガス取入口10は第1操作部3に対して反対側に位置しており、このガス取入口10より燃料ガスがガス流路11に流入される。ガス流路11は、ガス流路11a、11bへと分岐され、流入された燃料ガスはガス流路11aを介してガスバーナ2aに供給され、ガス流路11bを介してガスバーナ2bに供給される。又、ガス流路11の途中には弁構造を有する火力調整部12が備えられ、第1操作部3の操作によって火力調整部12の開度が調整されることでガスバーナ2a、2bに供給されるガス流量が調整される。尚、上述のように、当該領域Cは上記第1領域であるため、図2にし示される領域Rの断面図と異なり、バーナ2a、2bには遮蔽部材が被覆されておらず、又、レール8及びスライド式レバー4を備えていない。即ち、図2における分岐レバー4a、4bの可動範囲内にガス流路11a、11bは存在しないため、分岐レバー4a、4bはガス流路11a、11bと交錯することなく領域R内を自在に移動可能に構成される。領域Lについても同様である。
図4はガスバーナ2aの構造を示す概略図である。尚、ガスバーナ2bも2aと同様の構成であるため、以下では代表してガスバーナ2aについてのみ説明を行う。図4(a)に示されるように、ガスバーナ2aは円筒形状で構成されるとともに、外部に同軸状に形成された円筒形状の遮蔽部材41〜44、51〜54を有し、各遮蔽部材41〜44、及び51〜54は夫々が蛇腹形状を形成している。
遮蔽部材41〜44、及び遮蔽部材51〜54によってバーナ2aが被覆されることで、被覆箇所に存する炎孔が被加熱領域2から遮蔽される。尚、各遮蔽部材はコンロ1の外側に位置するほど口径が大きくなるように構成されており、内側に位置する遮蔽部材41〜43、51〜53は夫々一つ外側の遮蔽部材42〜44、52〜54に内接して収容可能に構成されている。
例えば図4(a)の状態の下で操作者によって第2操作部4が右方に移動されると、第2操作部の移動に伴って遮蔽部材41が右方に移動して一部が遮蔽部材42内に収容される。遮蔽部材41の移動によって一部の炎孔21が露出状態となり、これによって着火領域が拡大される。
更に第2操作部4が右方に移動されると、遮蔽部材41が完全に遮蔽部材42内に収容された後、遮蔽部材42が内部の遮蔽部材41とともに右方へ移動する。以下、同様に、遮蔽部材41を内部に有する遮蔽部材42が遮蔽部材43内に収容され、遮蔽部材42及び遮蔽部材41を内部に有する遮蔽部材43が遮蔽部材44内に収容される。第2操作部5が左方に移動された場合についても同様である。
このようにして全ての遮蔽部材が両側に移動されると(図4(b))、バーナ2aが有する炎孔の露出状態が最大となり、着火領域が最大となる。このとき、上述したように最も外側に位置する遮蔽部材(44、54)には、夫々他の全ての遮蔽部材(41〜43、51〜53)が内部に収容される。尚、バーナ2aが備える遮蔽部材の数は図4に示される数に限られない。
このように構成されることで、バーナの形状を、炎孔が円環状に配列された従来の円環形状から炎孔が直線状に配列された直線形状に変更することができ、ガスコンロのデザインの一新を図ることができる。又、バーナ2の外側にバーナ2が形成する線に沿って平行に備えられる突起9上に鍋等が安定的に載置可能であるため、従来構成のガスコンロに必要であった五徳が不要となり、凹凸が少なく表面が一体で形成された略フラットなガスコンロを実現できる。これによって使用後の手入れが容易になる。又、この突起9がコンロ内部に収容可能に構成されていれば更に好ましい。この場合、使用時のみコンロ表面上に突出させるとともに不使用時には内部に収容させておくことで、不使用時には完全に表面をフラットにすることができる。
又、レバー形状で構成される第2操作部4、5を左右に動かすことで着火領域が左右に拡大或いは縮小し、その移動距離がバーナの着火領域に対応する構成であるため、操作内容が直感的で分かりやすい。
又、本発明の構成によれば、バーナの着火領域を調整することができるため、加熱を行いたい部分についてのみ着火させることでガス使用量の節約効果が期待できる。更に、鍋のサイズに合わせてバーナの着火領域を調整することができるため、従来構成のバーナのようにサイズに合わせて複数種類のバーナを予め備える必要がない。
又、上記のように、表面をフラットにすることができるため、例えば図5に示されるようにコンロ上面に熱伝導率の高い鉄板等を載置することで間接加熱が可能となる。即ち、バーナ2上部に載置された鍋35は、バーナ2から着火される炎によって直接的に加熱される一方、鉄板33上に載置された鍋34は鉄板33を介して間接的に加熱が行われる。このように直接加熱部と間接加熱部を設けることができるため、当該コンロを活用することで調理の幅を広げることができる。
更に、本発明の構成によれば、表面をフラットにすることができるため、図6に示されるように本発明コンロ1を2つの筐体31及び32で構成するとともに、一方の筐体32の一部分が他方の筐体31内に収容可能に構成することが可能である。
即ち、利用されていない場合には、図6(a)に示されるように筐体31内に筐体32を収容することで、コンロ1をコンパクトにすることができるため、縦置き、横置きの何れの収納も可能であり、収納性が増すとともに携帯にも便利である。又、コンロ1を利用する場合には、図6(b)に示されるように筐体32を筐体31から引き出して被加熱領域2を露出させれば良い。
<他の実施形態>
以下に他の実施形態について説明を行う。
以下に他の実施形態について説明を行う。
〈1〉 上記実施形態では、バーナ形状をコンロの一辺と平行な直線状であるものとしたが、この形状に限られるものではなく、例えば、対角線に沿って斜めに構成されるものとしても良い。このように従来構成の円形状のガスコンロと比較して、形状の点でバリエーションを広げることができる。
又、図1では、向かい合う2本の直線状にバーナが構成されるものとしたが、コンロが備えるバーナのライン数は2本に限られるものではなく、1本のみから構成されていても構わないし、3本以上の直線状のバーナを備えても構わない。
更に、上述の実施形態では、バーナ形状を直線状としたが、直線状に限られず他の線状形成でも構わない。例えば、丸みを帯びた曲線状に炎孔が配列されることバーナが構成されるものとしても構わない。
〈2〉 上記実施形態では、バーナ2の中央部分に着火領域が変更不能な第1領域(C)を備え、第1領域の両側に着火領域の変更可能な第2領域(R、L)を備える構成であったが、第1領域をコンロの端部に有する構成であっても構わない。この場合は、第1領域に隣接して備えられる第2領域が1箇所で構成されるため、第2操作部を一つだけ備える構成であれば良い。又、そもそも第1領域を備えない構成であっても構わない。この場合は、第2操作部を操作することによって、全てのバーナ領域内において着火領域の変更を行うことができる。
〈3〉 本発明コンロ1は、燃料として都市ガスに限定されるものではなく、カセットコンロから供給される燃料ガス(例えばLPG)を利用するものであっても構わない。
〈4〉 上記実施形態では、バーナを包含する遮蔽部材が同軸上に蛇腹構造を構成するものとして説明を行ったが、この構造に限られるものではない。例えば、一層構造の遮蔽部材がバーナと同軸上にバーナを包含するように構成され、この遮蔽部材が同軸方向に移動することで炎孔の露出領域が変更されるものとしても構わないし、遮蔽部材が同軸方向を回転軸として回転することで炎孔の露出領域が変更されるものとしても構わない。このとき、前者の場合は移動後の遮蔽部材を収納する収納領域がコンロ内部に備えられており、後者の場合は遮蔽部材にバーナ位置に応じて大きさが同軸方向に変化する開口部が設けられるものとして良い。
〈5〉 上記実施形態では、着火領域の変更操作をスライド式レバーの操作によって行うものとしたが、例えばタッチパネルや操作子等の電気的な操作によって着火領域の変更操作が可能に構成されるものとしても構わない。この場合、入力された電気的操作内容を、炎孔の露出或いは遮蔽という機械的動作内容に変換可能な制御手段を内部に備える構成であるものとして良い。
1: 本発明に係るガスコンロ
1a: ガスコンロ前面
2: 被加熱領域
2a、2b: ガスバーナ
3: 第1操作部
4、5: 第2操作部
4c: スライド式レバー
4a、4b: 分岐レバー
6、7: スリット
8: レール
9: 突起
10: ガス取入口
11、11a、11b: ガス流路
12: 火力調整部
21: 炎孔
31、32: 筐体
33: 鉄板
34、35: 鍋
41〜44: 遮蔽部材
51〜54: 遮蔽部材
90: 従来構成のガスコンロ
91: 従来構成のガスコンロが備えるバーナ
92: 従来構成のガスコンロが備える操作部
93: 従来構成のガスコンロが備える五徳
1a: ガスコンロ前面
2: 被加熱領域
2a、2b: ガスバーナ
3: 第1操作部
4、5: 第2操作部
4c: スライド式レバー
4a、4b: 分岐レバー
6、7: スリット
8: レール
9: 突起
10: ガス取入口
11、11a、11b: ガス流路
12: 火力調整部
21: 炎孔
31、32: 筐体
33: 鉄板
34、35: 鍋
41〜44: 遮蔽部材
51〜54: 遮蔽部材
90: 従来構成のガスコンロ
91: 従来構成のガスコンロが備えるバーナ
92: 従来構成のガスコンロが備える操作部
93: 従来構成のガスコンロが備える五徳
Claims (5)
- 複数の炎孔が一又は複数の線状に配置されたバーナと、
前記バーナに供給される燃料ガスの流量を調整する火力調整部と、
前記バーナ及び前記火力調整部を収容する筐体と、
前記筐体の外部に設けられ、前記火力調整部に対して火力調整を操作する第1操作部と、
前記筐体の外部に設けられ、前記バーナから火炎の発生する着火領域の変更を操作する第2操作部と、を備えることを特徴とするガスコンロ。 - 前記第2操作部が操作されることで、変更された前記着火領域に位置する前記炎孔が露出して着火可能状態となることを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ。
- 前記バーナが、前記第2操作部によって前記着火領域の変更操作が不可能な第1領域と、前記第1領域に隣接するとともに前記第2操作部によって前記着火領域の変更操作が可能な第2領域と、で構成され、
前記第2操作部の操作状態に拘らず、前記第1領域に位置する前記炎孔は常に露出していることを特徴とする請求項2に記載のガスコンロ。 - 前記炎孔を遮蔽する遮蔽部材を備え、
前記第2操作部が操作されることで、前記遮蔽部材が、指定された前記着火領域に位置する前記炎孔から退避して当該炎孔が露出することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のガスコンロ。 - 前記バーナが円筒形状で形成されるとともに、前記バーナと同軸状に構成された円筒形状の前記遮蔽部材が前記バーナを内包するように構成されることで前記炎孔を遮蔽自在に構成され、
前記第2操作部の操作状態に応じて、前記遮蔽部材が前記バーナの円筒軸方向に移動することで前記バーナを内包する領域が変化し、前記炎孔の露出状態が変化することを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1項に記載のガスコンロ。
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