JP2007270335A - コランダム積層体の製造方法、および、コランダム積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、スプレー装置により、金属酸化物膜成膜性を有するアルミニウム含有化合物が溶解された酸化アルミニウム膜形成用溶液を霧化し、霧化された上記酸化アルミニウム膜形成用溶液を、酸化アルミニウム膜形成温度以上の温度まで加熱した基材に接触させることにより、上記基材上に酸化アルミニウム膜を形成する酸化アルミニウム膜形成工程と、上記酸化アルミニウム膜形成工程により、上記基材上に形成された酸化アルミニウム膜をコランダム結晶化温度以上に加熱することにより、上記酸化アルミニウム膜をコランダム結晶からなるコランダム層とする結晶化工程と、を有することを特徴とする、コランダム積層体の製造方法を提供することにより上記課題を解決するものである。
【選択図】図1
Description
性から各分野で求められている。なかでも従来ルビーやサファイアに代表される宝飾品を構成するものとして広く知られるコランダム結晶は、その優れた硬度および装飾性等から種々の応用展開が期待されており、例えば、基材上にコランダム結晶を付与することにより、基材表面の硬質化や、基材の装飾性向上等、コランダム結晶を基材の表面改質手段として用いる方法が期待されている。
また、上記(1)の火炎溶融法、および上記(4)の成形後焼結する方法においても、基材上にコランダム結晶を成長させることは困難である。
一方、(2)のフラックス法では、坩堝の壁面にコランダム結晶が偶発的に成長する場合が想定できるものの、所望の部分に均一に形成することは不可能であるという問題があった。
上記酸化アルミニウム膜形成工程により、上記基材上に形成された酸化アルミニウム膜をコランダム結晶化温度以上に加熱することにより、上記酸化アルミニウム膜をコランダム結晶からなるコランダム層とする結晶化工程と、を有することを特徴とする、コランダム積層体の製造方法を提供する。
まず、本発明のコランダム積層体の製造方法について説明する。本発明のコランダム積層体の製造方法は、その工程により2態様に分けることができる。したがって、以下、各態様に分けて、本発明のコランダム積層体の製造方法について説明する。
本発明における第1態様のコランダム積層体について説明する。第1態様のコランダム積層体の製造方法は、スプレー装置により、金属酸化物膜成膜性を有するアルミニウム含有化合物が溶解された酸化アルミニウム膜形成用溶液を霧化し、霧化された上記酸化アルミニウム膜形成用溶液を、酸化アルミニウム膜形成温度以上の温度まで加熱された基材に接触させることにより、上記基材上に酸化アルミニウム膜を形成する酸化アルミニウム膜形成工程と、
上記酸化アルミニウム膜形成工程により、上記基材上に形成された酸化アルミニウム膜をコランダム結晶化温度以上に加熱することにより、上記酸化アルミニウム膜をコランダム結晶からなるコランダム層とする結晶化工程と、を有することを特徴とするものである。
本態様のコランダム積層体の製造方法によれば、上記酸化アルミニウム膜形成工程により基材上に形成された酸化アルミニウム膜を、上記結晶化工程によりコランダム結晶化することにより、基材上に直接コランダム結晶を形成することができるため、基材上にコランダム結晶からなるコランダム層が形成されたコランダム積層体を容易に製造することができる。
まず、本態様における酸化アルミニウム膜形成工程について説明する。本態様における酸化アルミニウム膜形成工程は、スプレー装置により、金属酸化物膜成膜性を有するアルミニウム含有化合物が溶解された酸化アルミニウム膜形成用溶液を霧化し、霧化された上記酸化アルミニウム膜形成用溶液を、酸化アルミニウム膜形成温度以上の温度まで加熱された基材に接触させることにより、上記基材上に酸化アルミニウム膜を形成する工程である。
本工程に用いられる酸化アルミニウム膜形成用溶液について説明する。本工程に用いられる酸化アルミニウム膜形成用溶液は、金属酸化物膜成膜性を有するアルミニウム含有化合物が溶解されたものであり、少なくとも上記アルミニウム含有化合物と、これを溶解する溶媒とを含むものである。なかでも、本工程においては上記酸化アルミニウム膜形成用溶液が、少なくとも酸化剤または還元剤の少なくとも一方を含有することが好ましい。上記酸化アルミニウム膜形成用溶液が少なくとも酸化剤または還元剤の少なくとも一方を含有することにより、より低い温度で酸化アルミニウム膜を形成することができるからである。また、基材の加熱温度を低下させることができることから、霧化された酸化アルミニウム膜形成用溶液が、基材に到達する前に酸化され酸化アルミニウム微粒子となることを防止でき、透明性等の高い酸化アルミニウム膜を形成することができるからである。
以下、本工程に用いられる酸化アルミニウム膜形成用溶液の各構成について説明する。
上記酸化アルミニウム膜形成用溶液に用いられるアルミニウム含有化合物について説明する。上記アルミニウム含有化合物は、後述する酸化アルミニウム膜形成温度以上に加熱された基材と接触することにより、酸化アルミニウム膜を形成するものである。
ここで、本発明において、「金属酸化物膜成膜性」を有するアルミニウム含有化合物とは、以下に示す試験において所定の基準を満たす酸化アルミニウム膜を与えるアルミニウム含有化合物をいう。すなわち、対象となる1種類のアルミニウム含有化合物、および、溶媒からなる酸化アルミニウム膜形成用溶液を用意し、この酸化アルミニウム膜形成用溶液0.1mol/Lを超音波ネプライザー等を用いて粒径0.5μm〜20μm程度の液滴とし、酸化アルミニウム膜形成温度以上の温度まで加熱した基材と1時間接触させることにより、基材上に酸化アルミニウム膜を形成する。
その後、得られた酸化アルミニウム膜を常温まで冷却し、1cm2程度の酸化アルミニウム膜の領域を圧力0.2Pa程度でウエス等を用いて拭う試験を行う。
その結果、剥離を生じない強度を有する酸化アルミニウム膜を与えるアルミニウム含有化合物を、本発明における「金属酸化物膜成膜性」を有するアルミニウム含有化合物とする。したがって、例えば、得られる酸化アルミニウム膜が粉体である場合等は、ウエス等で拭った際に容易に剥離するため、「金属酸化物膜成膜性」を有するアルミニウム含有化合物には該当しない。
なお、上記基材としては、実際に酸化アルミニウム膜を形成する際に用いられるものを使用するものとする。
ここで、上記「アルミニウム錯体」とは、アルミニウムイオンに対して無機物または有機物が配位したもの、あるいは、分子中にアルミニウム−炭素結合を有する、いわゆる有機アルミニウム化合物を含むものである。
一方、アルミニウム含有化合物がアルミニウム錯体である場合は、通常、0.001mol/L〜10mol/Lの範囲内であることが好ましく、なかでも0.01mol/L〜1mol/Lの範囲内であることが好ましい。濃度が上記範囲以下であると、酸化アルミニウム膜成膜に時間がかかり、工業的に好適でない可能性があり、濃度が上記範囲以上であると、均一な膜厚の酸化アルミニウム膜を得ることができない可能性があるからである。
本工程に用いられる溶媒は、上述したアルミニウム含有化合物を溶解することができるものであれば、特に限定されるものではない。このような溶媒としては、アルミニウム含有化合物がアルミニウム塩の場合、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、プロパノール、ブタノール等の総炭素数が5以下の低級アルコール、トルエン、およびこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
また、アルミニウム含有化合物がアルミニウム錯体の場合、例えば、水、上述した低級アルコール、トルエン、およびこれらの混合溶媒を挙げることができる。
また、本工程においては、上記溶媒を組み合わせて使用しても良く、例えば、水への溶解性は低いが有機溶媒への溶解性は高いアルミニウム含有化合物と、有機溶媒への溶解性は低いが水への溶解性が高い還元剤とを使用する場合は、水と有機溶媒とを混合することにより両者を溶解させ、均一な酸化アルミニウム膜形成用溶液とすることができる。
本工程に用いられる酸化剤は、上述したアルミニウム含有化合物が溶解してなるアルミニウムイオンの酸化を促進する働きを有するものである。アルミニウムイオンの価数を変化させることにより、酸化アルミニウム膜を形成しやすい環境とすることができ、従来の方法に比べ、より低い基材加熱温度で酸化アルミニウム膜を得ることができる。
本工程に用いられる還元剤は、分解反応により電子を放出し、水の電気分解によって水酸化物イオンを発生させ、酸化アルミニウム膜形成用溶液のpHを上げる働きを有するものである。酸化アルミニウム膜形成用溶液のpHが上昇することで酸化アルミニウム膜を形成しやすい環境とすることができ、従来の方法に比べ、より低い基材加熱温度で金属酸化物膜を得ることができる。
上記酸化アルミニウム膜形成用溶液には、着色用金属化合物を含有させても良い。本工程に用いられる上記着色用金属化合物は、本工程により形成された酸化アルミニウム膜を後述する結晶化工程によりコランダム結晶からなるコランダム層とした際に、上記コランダム結晶を着色させるものである。上記酸化アルミニウム膜形成用溶液にこのような着色用金属化合物が含まれることにより、本態様において製造されるコランダム積層体の意匠性を向上することができるという利点を有するため、本態様により製造されるコランダム積層体の用途等により、必要に応じてこのような着色用金属化合物を用いることが好ましい。
また、本工程に用いられる酸化アルミニウム膜形成用溶液は、セラミックス微粒子、および界面活性剤等の添加剤を含有していても良い。
なお、上記セラミックス微粒子の含有量は、使用する部材の特徴に合わせて適宜選択されることが好ましい。
次に、本工程に用いられる基材について説明する。本工程に用いられる基材は、本工程において上記酸化アルミニウム膜形成用溶液と接触されることにより、酸化アルミニウム膜が形成されるものである。
次に、本工程に用いられるスプレー装置について説明する。本工程に用いられるスプレー装置は、少なくとも上述した酸化アルミニウム膜形成用溶液を霧化する機能を有するものである。
本工程においては、酸化アルミニウム膜形成温度以上に加温された基材に、スプレー装置により霧化された上記酸化アルミニウム膜形成用溶液を接触させることにより、酸化アルミニウム膜を形成する。以下、本工程における基材と、酸化アルミニウム膜形成用溶液との接触方法について説明する。
一方、酸化アルミニウム膜形成用溶液に酸化剤および/または還元剤を加える場合は、通常、150℃〜400℃の範囲内であることが好ましく、なかでも、200℃〜400℃の範囲内であることが好ましい。
また、上記裏面加熱方法は、実施が容易であるという利点を有する。
さらに、上記両側加熱方法は、基材の両側の熱膨張率の差を低減することができるため、加熱時の基材の変形を防止することができるという利点を有する。
ここで、上記対流加熱方式とは、空気やガスまたは液体等を媒体とし、これらの媒体を加熱して基材に接触させることにより基材を加熱する方式である。
また、上記伝導加熱方式とは、媒体を介さずに熱源を直接基材に接触させ、上記熱源からの熱伝導により基材を加熱する方式である。
さらに、上記輻射加熱方式とは、分子振動を誘起する電磁波を基材に照射することにより加熱する方式である。
本工程においては、上記酸化アルミニウム膜形成用溶液を基材と接触させる際に、上記酸化アルミニウム膜形成用溶液の組成を経時変化させても良い。例えば、上記酸化アルミニウム膜形成溶液中の着色用金属化合物の種類を経時で変化させることにより、厚み方向や、面方向で着色が連続的に変化したコランダム結晶を形成できる酸化アルミニウム膜を得ることができる。
次に、本態様のコランダム積層体の製造方法における結晶化工程について説明する。本工程は、上記酸化アルミニウム膜形成工程により、上記基材上に形成された酸化アルミニウム膜をコランダム結晶化温度以上に加熱することにより、上記酸化アルミニウム膜をコランダム結晶からなるコランダム層とする工程である。すなわち、上記酸化アルミニウム膜形成工程により基材上に形成される酸化アルミニウム膜は、通常、アモルファス状態となっているため、本工程は、これをコランダム結晶化温度以上に加熱することにより、酸化アルミニウム膜をアモルファス状態からコランダム結晶状態とするものである。
次に、本態様のコランダム積層体の製造方法により製造されるコランダム積層体について説明する。本態様のコランダム積層体の製造方法により製造されるコランダム積層体は、基材と、上記基材上に形成されたコランダム結晶からなるコランダム層とを有するものである。
本態様のコランダム積層体の製造方法により製造されるコランダム積層体の具体的態様については、後述する「B.コランダム積層体」においてその一例を説明するため、ここでの説明は省略する。
次に、本発明の第2態様のコランダム積層体の製造方法について説明する。第2態様のコランダム積層体の製造方法は、スプレー装置により、金属酸化物膜成膜性を有するアルミニウム含有化合物が溶解された酸化アルミニウム膜形成用溶液を霧化し、霧化された上記酸化アルミニウム膜形成用溶液を、コランダム結晶化温度以上に加熱された基材と接触させることにより、上記基材上にコランダム結晶からなるコランダム層を形成することを特徴とするものである。
本態様のコランダム積層体の製造方法により製造されるコランダム積層体の具体的態様については、後述する「B.コランダム積層体」においてその一例を説明するため、ここでの説明は省略する。
次に、本発明のコランダム積層体について説明する。本発明のコランダム積層体は、基材と、上記基材上に形成され、コランダム結晶からなるコランダム層とを有するものである。
まず、本発明の第1態様のコランダム積層体について説明する。第1態様のコランダム積層体は、基材と、上記基材上に形成され、コランダム結晶からなるコランダム層と、を有するコランダム積層体であって、上記コランダム結晶が柱状構造を有することを特徴とするものである。
本態様におけるコランダム層について説明する。本態様におけるコランダム層は、柱状構造を有するコランダム結晶からなるものである。
なお、上記コランダム層の厚みは、上記走査型電子顕微鏡または上記透過型電子顕微鏡で測定することにより求めることができる。
本態様のコランダム積層体は、例えば、シリコン・オン・サファイア(SOS)基板として好適に用いることができる。
次に、本発明の第2態様のコランダム積層体について説明する。本態様のコランダム積層体は、基材と、上記基材上に形成され、コランダム結晶からなるコランダム層と、を有するコランダム積層体であって、上記コランダム層の厚みが10nm〜20μmの範囲内であることを特徴とするものである。
本態様におけるコランダム層について説明する。本態様におけるコランダム層は、コランダム結晶からなるものであり、厚みが10nm〜20μmの範囲内であることを特徴とするものである。
なお、コランダム層の厚みは、例えば上記「B−1:第1態様のコランダム層」の項において説明した方法により測定することができる。
ここで、上記「柱状構造」および、上記コランダム結晶が柱状構造を有することを確認する方法については、上記「B−1:第1態様のコランダム積層体」の項において説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、このようなコランダム結晶の形状を評価する方法は、上記「B−1:第1態様のコランダム積層体」の項に記載した方法と同様であるため、ここでの説明は省略する。
上記金属元素およびドーピングの態様については、上記「B−1:第1態様のコランダム積層体」の項において説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
本態様のコランダム積層体の用途は、上記「B−1:第1態様のコランダム積層体」の項において説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
シリコンウェハ板(50mm×50mm、厚さ0.7mm)を基材とした。まず、アルミニウムアセチルアセトナート0.1mol/L、コバルトアセチルアセトナート0.0005mol/Lとなるように溶液(溶媒はエタノール15%、トルエン85%)を1L調整し、酸化アルミニウム膜形成用溶液を得た。
本実施例においては、シリコンウェハ板(50mm×50mm、厚さ0.7mm)を基材とした。まず、アルミニウムアセチルアセトナート0.1mol/L、コバルトアセチルアセトナート0.0005mol/Lとなるように溶液(溶媒はエタノール15%、トルエン85%)を1L調整し、酸化アルミニウム膜形成用溶液を得た。
2 … 金属酸化物膜形成用溶液
3 … 基材
4 … 酸化アルミニウム膜
5 … コランダム層
6〜8 … ローラー
10 … コランダム積層体
Claims (9)
- スプレー装置により、金属酸化物膜成膜性を有するアルミニウム含有化合物が溶解された酸化アルミニウム膜形成用溶液を霧化し、霧化された前記酸化アルミニウム膜形成用溶液を、酸化アルミニウム膜形成温度以上の温度まで加熱された基材に接触させることにより、前記基材上に酸化アルミニウム膜を形成する酸化アルミニウム膜形成工程と、
前記酸化アルミニウム膜形成工程により、前記基材上に形成された酸化アルミニウム膜をコランダム結晶化温度以上に加熱することにより、前記酸化アルミニウム膜をコランダム結晶からなるコランダム層とする結晶化工程と、を有することを特徴とする、コランダム積層体の製造方法。 - スプレー装置により、金属酸化物膜成膜性を有するアルミニウム含有化合物が溶解された酸化アルミニウム膜形成用溶液を霧化し、霧化された前記酸化アルミニウム膜形成用溶液を、コランダム結晶化温度以上に加熱された基材と接触させることにより、前記基材上にコランダム結晶からなるコランダム層を形成することを特徴とする、コランダム積層体の製造方法。
- 前記アルミニウム含有化合物がアルミニウム有機錯体であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコランダム積層体の製造方法。
- 前記酸化アルミニウム膜形成用溶液が、前記コランダム結晶を着色する着色用金属化合物を含有することを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載のコランダム積層体の製造方法。
- 前記着色用金属化合物が、Mg、Si、Ca、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Y、Zr、Ag、In、Sn、Ce、Sm、Pb、La、Hf、Sc、Gd、Cr、Ta、Ga、Sr、Nb、Mo、Pd、Sb、Te、Ba、および、Wからなる群から選択される少なくとも一つの金属元素を有するものであることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載のコランダム積層体の製造方法。
- 基材と、前記基材上に形成され、コランダム結晶からなるコランダム層と、を有するコランダム積層体であって、
前記コランダム結晶が柱状構造を有することを特徴とする、コランダム積層体。 - 基材と、前記基材上に形成され、コランダム結晶からなるコランダム層と、を有するコランダム積層体であって、
前記コランダム層の厚みが10nm〜20μmの範囲内であることを特徴とする、コランダム積層体。 - 前記コランダム結晶が柱状構造を有することを特徴とする、請求項7に記載のコランダム積層体。
- 前記コランダム結晶が、Mg、Si、Ca、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Y、Zr、Ag、In、Sn、Ce、Sm、Pb、La、Hf、Sc、Gd、Cr、Ta、Cr、Ga、Sr、Nb、Mo、Pd、Sb、Te、Ba、および、Wからなる群から選択される少なくとも一つの金属元素を含有することを特徴とする、請求項6から請求項8までのいずれかの請求項に記載のコランダム積層体。
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