JP2007270113A - 含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法と連続乾燥および炭化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法とその装置の提供。
【解決手段】 炭化装置は、コンベアはスチールベルト1を回転させて移動させる駆動ローラ13と従動ローラ14で構成され、スチールベルト1aの上側平坦面に含水廃棄物100を供給する投入口2を設け、その後にスチールベルト1aの裏面に接して支えるすべり板3とスチールベルト1aの上に隙間をあけて成形ローラ4を設けて含水廃棄物100をシート101に成形する機構とし、スチールベルト1より大きい開口部6を設けた筒状の加熱室5を設け、スチールベルト1aは加熱室5の中を貫通して動き、加熱室5の中でスチールベルト1aの平坦面の上側でシート101と当らない隙間をあけてヒーター7を設け、加熱室5の中で加熱手段により加熱された加熱板8をスチールベルト1aの平坦面の裏面に接して設けると共に、駆動ローラ13と従動ローラ14と成形ローラ4を蒸気で加熱するものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水処理設備等で大量に発生する汚泥などの含水廃棄物を減量し、処理経費の削減を達成することのできる含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法とその装置に関するものである。
国のゴミ資源の有効利用の法律が施行されたことで、工場から持ち出す廃棄物の量を減らすことが法律で義務付けられた。排水処理施設の汚泥などの含水廃棄物の処理としていままでは埋め立てと焼却がおこなわれていたが、今後は環境保全配慮のためむずかしくなってきており、含水廃棄物を工場内で乾燥して重量をへらしてから肥料や燃料などとして再利用するようになってきた。従来からの乾燥方法は、含水廃棄物を加熱した乾燥ドラムに入れて攪拌粉砕し微紛にして乾燥することが行われてきた。また、乾燥後にさらに加熱して炭化処理をすることも行われてきた。
乾燥ドラムの攪拌粉砕手段は、構成部品が多く複雑な機構となり、騒音の発生源であった。乾燥物は微分が多く発生し、廃棄ガスとともに空中に飛散するので、排気設備にサイクロンやバグフィルターを設置する必要があり装置が複雑で大きくなり設置場所を広く必要とし、装置と維持費用が高価になる欠点があった。また、乾燥物や炭化物は微粉が多量に発生するため貯留や移送時にほこりになって飛び散りやすくまわりを汚す欠点があり、それを防ぐには造粒装置を設けて粒状に成形しなければならなかった。
特許公開2005−230740 特許公開2001−214168
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、乾燥物や炭化物が微粉になりにくく、排気設備にサイクロンやバグフィルターが不要な新しい含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法とその連続乾燥および炭化装置を提供することである。
上記問題点は下記の手段で解決できる。
すなわち、
1.薄く成形した含水廃棄物のシートを回転するスチールベルトの平坦面で搬送し、該シートが筒状の加熱室を加熱されながら通過して薄片状になり取り出されることを特徴とする含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
2.投入口からスチールベルトの平坦面に含水廃棄物を供給し、すべり板に支えられるスチールベルトの平坦面と成形ローラの隙間を通して含水廃棄物がシートに形成され、スチールベルトの進行方向で開口部を設けた筒状の加熱室をスチールベルトが貫通して動き、加熱室の中でシートを上からヒーターで加熱し、スチールベルトの裏面を加熱板で加熱して、シートから発生するガスを加熱室から排気させることを特徴とする上記1に記載の含水有機物の連続乾燥および炭化方法。
3.上記シートの厚さが1〜8mmであることを特徴とする上記1〜2のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
4.上記スチールベルトを回転させるコンベアのローラと成形ローラを蒸気で加熱することを特徴とする上記1〜3のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
5.上記加熱室の温度が300〜400℃の範囲であることを特徴とする上記1〜4のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
6.加熱室の排気口から上記ガスを排気ブロワで吸引して処理水槽に排気する上記1〜5のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
7.上記ガスで貯留設備を保温することを特徴とする、上記6に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
8.コンベアはスチールベルト1を回転させて移動させる駆動ローラ13と従動ローラ14で構成され、コンベアの上側のスチールベルト1aの平坦面に含水廃棄物100を供給するための投入口2を設け、その後にスチールベルト1aの裏面に接して支えるすべり板3とスチールベルト1aの上に隙間をあけて成形ローラ4を設けて含水廃棄物100をシート101に成形する機構とし、その後にスチールベルト1aの進行方向でスチールベルト1aより大きい開口部6を設けた筒状の加熱室5を設け、スチールベルト1aは加熱室5の中を貫通して動き、加熱室5の中でスチールベルト1aの平坦面の上側でシート101と当らない隙間をあけてヒーター7を設け、加熱室5の中で加熱手段により加熱された加熱板8をスチールベルト1aの平坦面の裏面に接して設け、加熱室5に排気口9を設け、駆動ローラ13と従動ローラ14と成形ローラ4を蒸気で加熱することを特徴とする含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
9.排水処理施設において、脱水機構10と貯留設備11の間に上記連続乾燥および炭化装置を配置して、脱水機構10から出た含水廃棄物100を、該連続乾燥および炭化装置で処理し処理物を貯留設備11に排出することを特徴とする上記8に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
10.シート101から発生するガスを加熱室5の排気口9から排気ブロワ12で吸引して冷却機構15で冷却して処理水槽16に排気する上記8〜9のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
11.上記ガスで貯留設備11を保温することを特徴とする、上記10に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
1.攪拌粉砕手段がないので、簡単な機構となり故障と騒音の発生が少ない。
2.乾燥物や炭化物が薄片状となって取り出され微粉が飛散しにくいのでサイクロンやバグフィルターなどの排気設備が不要である。
3.乾燥物や炭化物が薄片状になって排出されるので、排出時や貯留および移送時にほこりになって飛び散らずまわりを汚すことなく、取り扱いも簡単になり、造粒装置も必要としない。
4.含水廃棄物を攪拌粉砕せずにシート状に薄くすることで、シートの芯まで早く加熱でき蒸気やガスが放出されやすくなり効率よく乾燥および炭化することができる。
5.シートは、乾燥するにつれて収縮して平面全体にひびがはいり薄片状になり、ひびがはいるとシートの表面積が増し蒸気やガスが放出されやすく効率よく乾燥および炭化することができる。
6.スチールベルトのスピードを変えることで乾燥処理の乾燥率と炭化処理を切り替えることができる。
7.連続して乾燥および炭化の処理できる。
図面によって本発明を説明する。
図1は本発明の説明図であり、図2コンベア進行方向からみた加熱室の断面図である。
排水処理施設からでる有機質汚泥などの含水廃棄物100が、脱水機構10である遠心分離脱水機やフィルタープレスなどで90〜80%程度に脱水されて、移送コンベア17に上に排出されてから搬送されて投入口2に投入される。投入口2はコンベアの上側のスチールベルト1aの平坦面に設けられ、投入口2は含水廃棄物がスチールベルト1からはみ出さないようにコ字形状でスチールベルト1aの進行方向で開いており、底はなくスチールベルト1aの平坦面が見える。スチールベルト搬送機構であるコンベアはスチールベルト1を回転させて移動させ、投入口2に投入された含水廃棄物100はスチールベルト1aの平坦面に載せられて、スチールベルト1aと一緒に動いて移動する。
コンベアは、左右一対のローラにスチールベルト1を掛け、図1では右側のローラが回転速度を可変できる駆動モーター18とチェーンでむすばれた駆動ローラ13でスチールベルト1を回転させる。左側が従動ローラ14であり、駆動ローラ13と従動ローラ14の間隔を調整する図示されていない調整機構と、コンベア下側のスチールベルト1bに図示されていない蛇行防止機構を設ける。
投入口2の先に回転速度を可変できる駆動モーター19とチェーンでむすばれて回転する成形ローラ4が、スチールベルト1aと隙間を開けて設けられ、成形ローラ1の下には成形ローラ1の押圧に抗してスチールベルト1aの裏面に接して下から支えるすベり板3を設ける。スチールベルト1aの平坦面に載って移動する含水廃棄物100が成形ローラ4とスチールベルト1aの隙間に挟みこまれながらシート状に成形されてシート101になる。シート101は主に成形ローラ4の熱で付着面が乾き自重ではがれ落ちてスチールベルト1aに載る。成形ローラ4からはがれないシート101はスクレーパ20で掻き落とされる。成形ローラ4は上下動可能で、スチールベルト1との隙間を自在に調整できる機構で構成される。
コンベアの駆動ローラ13と従動ローラ14は蒸気で加熱されており、駆動ローラ13はシート101を乾燥処理するときは供給蒸気の温度(120〜150℃)で加熱して乾燥させ、コンベアのスピードを遅くしてシート101を炭化処理するときは供給蒸気の温度で炭化物を冷却する。従動ローラ14は、スチールベルト1を加熱して投入口2から入った含水廃棄物100を加熱する。成形ローラ4は蒸気で加熱されており、含水廃棄物101をシート状に成形しながら加熱して水分を蒸発させる。各ローラを加熱する蒸気は、回転ジョイントをつけたシャフトの一端から供給して、ドラム内に排出し結露したドレンはシャフトの他端から排出されスチームトラップをへて排水される。
成形ローラ4の後に、スチールベルト1aの進行方向でスチールベルト1よりおおきい開口部6を設けた断面が四角い筒状の加熱室5を設け、スチールベルト1aが移動できるように隙間をあけて加熱室5に貫通させる。加熱室5の中でスチールベルト1aの平坦面に載って移動するシート101と当らない隙間をあけて赤外線式などのヒーター7を、スチールベルト1の進行方向と垂直なるように多数柵状に取り付け、ヒーター7の端部と電線は加熱室8の外に出して取り付ける。加熱室5内に設けた温度センサーでヒーター7を制御して加熱室5内の温度を制御する。加熱室5の中で加熱手段により加熱された加熱板8をスチールベルト1aの平坦面の裏面に接して設け、スチールベルト1aは加熱板8の上を滑って移動する。加熱室の底はコンベアの下側のスチールベルト1bの平坦面よりも上に隙間をあけて形成し、スチールベルト1bは加熱室5の底の下を通って従動ローラ14に巻き込まれる。
スチールベルト1aに載って移動してきたシート101は、図1において加熱室5の入口側の開口部6aから加熱室5に入り、ヒーター7と加熱板8で加熱されて薄片状になり反対側の開口部6bから出て駆動ローラ13の上で取り出される。加熱室5の中のスチールベルト1aの裏面は加熱板8に触れて滑って加熱されながら移動し、裏面の熱が表面に伝わり載っているシート101を加熱する。加熱板8の熱源は一例として蒸気を通した配管を加熱板に取り付けて蒸気の熱を利用している。加熱板の熱源を蒸気にすることで加熱板8の温度を130〜150℃に保ち、加熱板やスチールベルト1aが高温になりすぎて劣化するのを防ぐので好ましい。熱を放出した蒸気はドレンになりスチームトラップをへて排水すればよく、加熱板8の熱源は、電気ヒーター、熱風、過熱蒸気なども考えられる。
シート101が加熱されるとはじめにガスとして蒸気が発生し、水分がなくなると熱分解した乾留ガスが発生する。加熱室5で発生したガスは、加熱室5の開口部6から吸い込まれる空気とともに排気口9から配管を通って排気ブロワ12に吸引され、貯留槽やホッパーなどの貯留設備11のジャケット21に入り貯留設備11を保温して配管を通って処理水槽16に、ガスや蒸気が途中で冷えたドレンとして排出される。
排気ブロワ12の吸気量は、処理量と乾燥処理か炭化処理かに応じて調整し、排気ブロワ12の吸気量を調整する方法の一例として排気ブロワ12の出口にゲート式バルブを風量調整機構22として設けた。他の方法として排気ブロワ12の回転数を調整する方法や風量調整用のバルブを排気ブロワ12の前につける方法も考えられる。乾燥処理の場合は、排気ブロワ12の前の配管に冷却機構15として、バルブをつけて空気量を調整できる空気取込口を設けて空気を取込みガスと混合して排気温度を下げるのが好ましい。また炭化処理をする場合は、冷却機構として冷却水供給ノズルを排気ブロワの前の配管に設けて冷却水を噴霧してガスの温度を下げて処理水槽に排出するのが好ましい。
シート101を乾燥するときは、スチールベルト1の動くスピードを早くして排気ブロワ12がガスを吸込む量と加熱室5の開口部6から吸い込む空気の量を多くして、加熱によりシート101から発生した蒸気を早く加熱室5から取り除くように運転する。有機物を含むシート101を炭化するときは、スチールベルト1の動くスピードを遅くして開口部6から吸い込む空気の量を少なくし、シート101から蒸発した蒸気がヒーター7で加熱されて300〜400℃に過熱蒸気になり加熱室内に充満して空気を遮断してシート101をほぼ無酸素加熱して炭化するように設定して運転する。加熱室5内の温度は300℃以下では炭化せず、400℃以上では加熱板8とスチールベルト1の強度が弱くなるので好ましくない。
シート101は、乾燥するにつれて収縮してシート平面全体に無作為にひびがはいり長さが1〜8cm程度の薄片状の乾燥物や炭化物として取り出され、トレイやホッパーなどの貯留設備11に貯める。乾燥物や炭化物はスチールベルト1に載って駆動ローラ13側に排出されるとき乾いてスチールベルト1から自然に剥がれ落ちるが、乾燥率を60%程度に下げた場合はスチールベルトに付着したままになるのでスクレーパで取り除かれる。
シート101の成形厚みは1〜8mm程度が好ましい。1mm未満ではシート101が成形ローラ4からはがれにくくなり、処理物が薄くなり壊れやすく微粉を発生するので好ましくない。8mmを超えると処理するのに時間がかかり内部に未乾燥や未炭化部分が残るので好ましくない。シート101の幅はスチールベルト1から外にはみ出ないようにスチールベルト1の平坦面の横幅よりも狭く成形されるのが好ましい。
排水処理施設において、凝集した排水から含水廃棄物をつくるフィルタープレスや遠心脱水機などの脱水機構10と処理物を貯留する貯留槽やホッパーやトレイなど貯留設備11の間に本案の含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置を配置して、脱水機構10から排出された含水廃棄物100を移送コンベア17で運び投入口2に投入する。含水廃棄物は連続して薄片状になって乾燥または炭化されて、貯留設備11に排出されて貯留されるので、脱水機構10から出る含水廃棄物100を一時的に貯留することなく、その場所で連続的に処理して貯留設備11に直接排出するので効率がよく一時的に貯留ための場所と設備を必要としない。移送コンベア17からの含水廃棄物100が多く、投入口2に含水廃棄物が山盛りにたまったことを検知する光電センサーなど検知手段を設けて、投入口2に含水廃棄物100が異常にたまったときは脱水機構10を停止して含水廃棄物100を供給するのを一時的に停止する手段を設けてもよい。前記含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置と貯留設備の間が離れて配置されるときは、乾燥物または炭化物を別途もうけた移送コンベアで貯留設備まで移送するのが好ましい。
加熱室5でシート101から発生したガスを、排気ブロワ12で吸引して冷却機構15で冷却して50〜150℃程度の温度にしたあと貯留設備11に熱交換のために設けたジャケット21に配管で導き、貯留設備11を保温したあとに処理水槽に排出すればガスの熱を有効利用できる。乾燥処理をする場合は、乾燥率を60%程度の薄片状にして貯留設備11にして貯留した場合は、処理物が薄片状で重なっても隙間が多いため24時間で乾燥率を40〜50%に上げることができる。炭化処理をしたときは、炭化物の温度が300℃〜350℃と高いので貯留設備11は冷却されて保存されることになり発火することもなく安全である。処理水槽16の受け入れ口がジャケット21の出口より高い位置にある場合は結露したドレンを用水ポンプで処理水槽の受け入れ口に汲み上げて排出することも考えられる。ジャケットの変わりに配管を貯留設備に巻きつけたり通したりしてもよい。
図1に記載した装置を使用して乾燥物を製造した。
含水廃棄物は、塗料の排水処理施設の汚泥を遠心脱水機で含水率80%にしたものを使用して、シートを4mmの厚さに成形した。スチールベルトの厚さは0.6mm、幅450mmの耐熱ステンレス製ベルトを使用した。加熱室の長さは3.5mでスチールベルトの速さは約15mm/秒で、加熱板を150℃の蒸気で加熱し、ヒーターを制御する温度を320℃に設定してスチールベルトに載った汚泥は約4分加熱されて排出された。10kgの含水廃棄物を投入して3.3kgの乾燥物が長さ2〜6cm厚さ2mm程度で無作為な薄片状に造粒されて得られた。乾燥物の角などが欠けて発生するわずかな微分は、加熱室でガスとともに排気されてしまい、取り出すときは微分の発生もなく粉塵による雰囲気汚染もないので、排気設備にサイクロンやバグフィルターは不要であった。設備費は従来設備の1/2程度で処理コストは従来の1/2程度であった。
また、図1に記載した装置を使用して炭化物を製造した。
含水廃棄物は、塗料の排水処理施設の汚泥を遠心脱水機で含水率80%にしたものを使用して、シートを3mmの厚さに成形した。スチールベルトの厚さは0.6mm、幅450mmの耐熱ステンレス製ベルトを使用した。加熱室の長さは3.5mでスチールベルトの速さは約30mm/分で、加熱板を150℃の蒸気で加熱し、ヒーターを制御する温度を380℃に設定してスチールベルトに載った汚泥は約12分加熱された。10kgの含水廃棄物を投入して1kgの乾燥物が長さ0.5〜5cmで厚さ1.5mm程度の無作為な薄片状に造粒されて得ちれた。炭化物の角などが欠けて発生するわずかな微分は、加熱室でガスとともに排気されてしまい、取り出すときは微分の発生もなく粉塵による雰囲気汚染もないので、排気設備にサイクロンやバグフィルターは不要であった。設備費は従来設備の1/3程度で処理コストは従来の1/2程度であった。
汚泥等の含水廃棄物を連続的に大量に乾燥および炭化できるので廃棄物処理業界で極めて有用な技術である。
本発明の説明図である。 コンベア進行方向からみた加熱室の断面図である。
符号の説明
1 スチールベルト
2 投入口
3 すべり板
4 成形ローラ
5 加熱室
6 開口部
7 ヒーター
8 加熱板
9 排気口
10 脱水機構
11 貯留設備
12 排気ブロワ
13 駆動ローラ
14 従動ローラ
15 冷却機構
16 処理水槽
17 移送コンベア
18 駆動モーター
19 駆動モーター
20 スクレーパ
21 ジャケット
22 風量調整機構
100 含水廃棄物
101 シート

Claims (11)

  1. 薄く成形した含水廃棄物のシートを回転するスチールベルトの平坦面で搬送し、該シートが筒状の加熱室を加熱されながら通過して薄片状になり取り出されることを特徴とする含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
  2. 投入口からスチールベルトの平坦面に含水廃棄物を供給し、すべり板に支えられるスチールベルトの平坦面と成形ローラの隙間を通して含水廃棄物がシートに成形され、スチールベルトの進行方向で開口部を設けた筒状の加熱室をスチールベルトが貫通して動き、加熱室の中でシートを上からヒーターで加熱し、スチールベルトの裏面を加熱板で加熱して、シートから発生するガスを加熱室から排気させることを特徴とする請求項1に記載の含水有機物の連続乾燥および炭化方法。
  3. 上記シートの厚さが1〜8mmであることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
  4. 上記スチールベルトを回転させるコンベアのローラと成形ローラを蒸気で加熱することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
  5. 上記加熱室の温度が300〜400℃の範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
  6. 上記加熱室の排気口からガスを排気ブロワで吸引して処理水槽に排気する請求項1〜5のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
  7. 上記ガスで貯留設備を保温することを特徴とする、請求項6に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化方法。
  8. コンベアはスチールベルト1を回転させて移動させる駆動ローラ13と従動ローラ14で構成され、コンベアの上側のスチールベルト1aの平坦面に含水廃棄物100を供給するための投入口2を設け、その後にスチールベルト1aの裏面に接して支えるすべり板3とスチールベルト1aの上に隙間をあけて成形ローラ4を設けて含水廃棄物100をシート101に成形する機構とし、その後にスチールベルト1aの進行方向でスチールベルト1より大きい開口部6を設けた筒状の加熱室5を設け、スチールベルト1aは加熱室5の中を貫通して動き、加熱室5の中でスチールベルト1aの平坦面の上側でシート101と当らない隙間をあけてヒーター7を設け、加熱室5の中で加熱手段により加熱された加熱板8をスチールベルト1aの平坦面の裏面に接して設け、加熱室5に排気口9を設け、駆動ローラ13と従動ローラ14と成形ローラ4を蒸気で加熱することを特徴とする含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
  9. 排水処理施設において、脱水機構10と貯留設備11の間に上記連続乾燥および炭化装置を配置して、脱水機構10から出た含水廃棄物100を、該連続乾燥および炭化装置で処理し処理物を貯留設備11に排出することを特徴とする請求項8に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
  10. シート101から発生するガスを加熱室5の排気口9から排気ブロワ12で吸引して冷却機構15で冷却して処理水槽16に排気する請求項8〜9のいずれか1項に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
  11. 上記ガスで貯留設備11を保温することを特徴とする、請求項10に記載の含水廃棄物の連続乾燥および炭化装置。
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