JP2007268630A - ロール研磨装置およびロール研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール表面に凝着したり、固着したりした異物を効率的に除去できるロール研磨装置およびロール研磨方法の提供。
【解決手段】軸線の周りに回転するロールの表面に当接しつつ回転して前記ロールの表面を研磨する研磨ヘッドと、前記研磨ヘッドを回転駆動する研磨ヘッド回転駆動手段と、前記研磨ヘッドを所定の押付け圧で前記ロールの表面に押圧する研磨ヘッド押圧手段と、前記研磨ヘッドを前記ロールの軸線方向に沿って移動させる研磨ヘッド移動手段とを備えるロール研磨装置、前記ロール研磨装置で実施されるロール研磨方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール研磨装置およびロール研磨方法に係り、特に、平版印刷版の支持体に使用される支持体ウェブを搬送するパスロール、および前記支持体ウェブに当接して前記支持体ウェブを接地するアースロールの表面に凝着したアルミニウム滓やアルミニウム屑、および前処理工程により発生したスケール(水酸化カルシウム、シリケート化合物)のような異物を、前記パスロールやアースロールの表面を傷つけることなく、効果的に除去できるロール研磨装置およびロール研磨方法に関する。
平版印刷版の支持体に使用される支持体ウェブとしては、片面または両面を粗面化したアルミニウムウェブが使用される。
このアルミニウムウェブを搬送するパスロールや、接地したケーシング、および前記パスロールとアルミニウムウェブとの間でスパークが生じるのを防止するために前記アルミニウムウェブを接地するアースロールには金属ロールが一般的に使用されている。
しかしながら、前記アルミニウムウェブによってアルミニウム滓やスケールなどの異物が外部から持ち込まれてパスロールやアースロールなどのロールに付着すると、ロールの表面に付着した異物がロール表面に凝着したり、固着したりし、これがアルミニウムウェブにキズを生じさせていた。
ロール表面に強固に付着した異物は、通常のウェスを接触させるだけの研磨機では除去するのが困難である。また、ウェスのロールへの押付け圧を高くすれば異物は除去できるが、ロールの回転抵抗が大幅に増大する上に、前記ウェスとの摩擦によってロールの表面に新たにキズが生じるという問題もある。
したがって、異物がロールの表面に凝着したり、固着したりしたときは、ライン全体を一旦停止して前記ロールを直接研磨するしか方法がなかった。
これまで使用されてきたロール表面の付着物除去装置としては、ロールの全長よりも幅の狭いドクター刃の刃先をロールの表面に当接させつつ、ロールの長さ方向に移動させ、同時にロールを回転させるロール外周面付着物除去装置がある(特許文献1〜3)。
実開昭52−168469号公報(実願昭51−077158号全文明細書) 特開2000−178642号公報 特開平7−241269号公報
しかしながら、ロールの表面に凝着したり、固着したりした異物は、回転するロールの表面にドクター刃を接触させた程度では効率的には除去できない。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、ロール表面に凝着したり、固着したりしたアルミニウム滓やスケールなどの異物を効率的に除去できるロール研磨装置およびロール研磨方法の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、軸線の周りに回転するロールの表面に当接しつつ回転して前記ロールの表面を研磨する研磨ヘッドと、前記研磨ヘッドを回転駆動する研磨ヘッド回転駆動手段と、前記研磨ヘッドを所定の押付け圧で前記ロールの表面に押圧する研磨ヘッド押圧手段と、前記研磨ヘッドを前記ロールの軸線方向に沿って移動させる研磨ヘッド移動手段とを備えてなることを特徴とするロール研磨装置に関する。
前記ロール研磨装置においては、回転する研磨ヘッドを、軸線周りに回転するロールの表面に所定の押付け圧で押圧して接触させ、同時に前記研磨ヘッドをロールに沿って平行に移動させるから、研磨ヘッドをロールの表面に強い力で押圧しなくても、ロール表面に凝着したり、固着したりした異物を効率よく除去できる。また、ロール表面に新たなキズが生じることもない。
また、ロールを回転させたままロール表面を研磨できるから、ロール表面の異物を除去するためにラインを一時停止する必要がない。
なお、前記研磨ヘッドとしてはウェス、またはエメリー紙のような紙ヤスリを固定した円盤が好適に使用される。
請求項2に記載の発明は、前記研磨ヘッドに隣接して配設され、前記研磨ヘッド移動手段によって前記研磨ヘッドと一体的に前記ロールの軸線方向に沿って移動するとともに、前記研磨ヘッドでロールの表面を研磨して生じる粉塵を吸引する吸引手段を有する請求項1に記載のロール研磨装置に関する。
前記ロール研磨装置においては、研磨ヘッドに隣接して吸引手段が配設されているから、前記研磨ヘッドでロールの表面の異物を研磨して生じる粉塵は、前記吸引手段で多たちに吸引、除去されるから、前記粉塵がロール表面に残存して前記ロールに接触するウェブにキズを生じさせることがない。
請求項3に記載の発明は、前記研磨ヘッド移動手段が、前記ロールの近傍において前記ロールの軸線方向に延在する案内部材と、前記案内部材上を移動する移動子と、前記移動子を前記案内部材に沿って移動させる移動子往復動手段とを備え、前記研磨ヘッドは、前記研磨ヘッドを回転可能に支持する研磨ヘッド支持部材を介して前記移動子に支持されてなる請求項1または2に記載のロール研磨装置に関する。
前記ロール研磨装置においては、研磨ヘッドは、ロールの軸線に対して平行に配設された案内部材に沿って移動する移動子に研磨ヘッド支持部材によって回転可能に支持されているから、前記移動子往復動手段によって前記ロールの表面に対して平行に移動する。
請求項4に記載の発明は、前記研磨ヘッド押圧手段は、前記案内部材の長手方向に沿った回転軸の周りに前記案内部材を回動させて前記研磨ヘッドを前記ロールに押圧する案内部材回動手段である請求項3に記載のロール研磨装置に関する。
前記ロール研磨装置においては、前記案内部材回動手段によって案内部材が前記ロールに向かう方向に回動することにより、研磨ヘッドがロール表面に押圧される。
したがって、前記移動子または研磨ヘッド支持部材に研磨ヘッドを押圧するためのエアシリンダや油圧シリンダ、ボール螺子機構などを設ける必要がないから、研磨ヘッドおよびその周辺を軽量化できる。
請求項5に記載の発明は、前記研磨ヘッド押圧手段が、前記移動子または前記研磨ヘッド支持部材に設けられた研磨ヘッド押圧装置である請求項3に記載のロール研磨装置に関する。
前記ロール研磨装置においては、研磨ヘッドは、前記移動子または前記研磨ヘッド支持部材に設けられた研磨ヘッド押圧装置によってロール表面に押圧されるから、研磨ヘッドをロール表面に押圧するのに案内部材を回動させる必要がない。
したがって、案内部材回動手段が不要になるから、案内部材の周囲をコンパクトに構成できる。
請求項6に記載の発明は、前記研磨ヘッド回転駆動手段が、回転動力源と、前記回転動力源からの回転力を前記研磨ヘッドに伝達する回転力伝達手段とを備える請求項1〜5の何れか1項に記載のロール研磨装置に関する。
前記ロール研磨装置においては、回転動力源と研磨ヘッドとを分離して設けることができ、研磨ヘッドの近傍に回転動力源を配設する必要がない。したがって、研磨ヘッド周辺を大幅に軽量化できる。
請求項7に記載の発明は、前記回転力伝達手段がフレキシブルシャフトである請求項6に記載のロール研磨装置に関する。
前記ロール研磨装置においては、前記研磨ヘッドは、前記フレキシブルシャフトによってモータなどの回転動力源に結合されている。したがって、前記回転動力源からの回転力は前記フレキシブルシャフトを介して前記研磨ヘッドに伝達され、前記研磨ヘッドが回転する。
請求項8に記載の発明は、前記研磨ヘッド回転駆動手段はエアモータであり、前記研磨ヘッドは前記エアモータに軸着されてなる請求項1〜5の何れか1項に記載のロール研磨装置に関する。
エアモータは、外部の空気源から供給された圧縮空気によって回転駆動されるモータであり、軽量である上、高速回転も可能である。
したがって、研磨ヘッド周辺が軽量化される上、ロール表面の異物を効果的に除去できる。
請求項9に記載の発明は、前記ロールが、平版印刷版の支持体に使用される支持体ウェブを搬送するパスロール、および前記支持体ウェブに当接して前記支持体ウェブを接地するアースロールの何れかである請求項1〜7の何れか1項に記載のロール研磨装置に関する。
支持体ウェブには、アルミニウムウェブの粗面化の際に生じるアルミニウム滓やロールとの擦れで生じたアルミニウム屑、前処理工程で発生したスケール、およびスリット工程でスリットされた際に生じるアルミニウム屑が表面に付着した状態で搬送されることがあり、前期支持体ウェブに当接するパスロールやアースロールにこれらのアルミニウム滓やアルミニウム屑が付着することがある。そして、前記パスロールやアースロールにアルミニウム滓やアルミニウム屑が付着すると、これらのアルミニウム滓やアルミニウム屑は、支持体ウェブによって前記パスロールやアースロールの表面に押圧されてロール表面に凝着したり、固着したりする。
しかしながら、前記ロール研磨装置によれば、請求項1のところで説明した理由により、ロール表面に凝着したり、固着したりしたアルミニウム滓やアルミニウム屑、および前処理工程で発生したスケールを効果的に除去できる。
請求項10に記載の発明は、ロールを軸線の周りに回転させつつ、研磨ヘッドを、前記ロールの表面に所定の押付け圧で当接させて回転させ、同時に前記研磨ヘッドを前記ロールの軸線方向に沿って移動させて前記ロールの表面を研磨するロール研磨方法に関する。
請求項1のところで説明した理由により、前記ロール研磨方法によればロールの表面に凝着したり、固着したりした異物を効率的に除去できる。
請求項11に記載の発明は、前記ロールが、平版印刷版の支持体に使用される支持体ウェブを搬送するパスロール、および前記支持体ウェブに当接して前記支持体ウェブを接地するアースロールの何れかである請求項10に記載のロール研磨方法に関する。
請求項9のところで説明した理由により、前記ロール研磨方法によれば、ロール表面に凝着したり、固着したりしたアルミニウム滓やアルミニウム屑、および前処理工程で発生したスケールを効果的に除去できる。
以上説明したように本発明によれば、ロール表面に凝着したり、固着したりしたアルミニウム滓などの異物を効率的に除去できるロール研磨装置およびロール研磨方法が提供される。
1.実施形態1
実施形態1に係るロール研磨装置10は、図1および図2に示すように、支持体ウェブWを送るパスロールRの表面に当接しつつ回転してパスロールRの表面を研磨する研磨ヘッド12と、研磨ヘッド12が軸着されるとともに、研磨ヘッド12を回転させるエアモータ14と、研磨ヘッド12を取り囲むようにエアモータ14に固定された環状の吸引ヘッド16と、エアモータ14を上下方向に案内する垂直案内装置18と、エアモータ14をパスロールRの長手方向に沿って案内する水平案内装置20とを備えている。エアモータ14および吸引ヘッド16は、本発明のロール研磨装置における研磨ヘッド回転駆動手段および吸引手段に夫々相当する。そして、パスロールRは、本発明のロール研磨装置で研磨されるロールの一例である。
パスロールRとしては、たとえば直径が100〜500mm、面長が2400mmであり、SKTM鋼から形成された芯金の表面に銅や硬質クロム処理を施したものが使用される。
研磨ヘッド12は、パスロールRにおける支持体ウェブWが巻き掛けられる側、即ち図1および図2における下側とは反対の側、換言すれば上側に当接するように垂直案内装置18によって押圧される。
研磨ヘッド12は、パスロールRに当接する側の面が、パスロールの表面を研磨したり、前記表面の汚れを払拭したりするのに好適な面であり、反対の面においてエアモータ14に装着できる円盤であればとくに制限はなく、具体的にはパスロールRに当接する側の面にウェスやエメリー紙を装着した円盤が使用される。研磨ヘッド12を回転させる研磨ヘッド回転駆動手段としては、エアモータ14のほか、外部に設けられた回転動力源である電気モータまたはエアモータによって回転する回転軸を有する研磨ヘッドが挙げられる。前記電気モータまたはエアモータの回転を研磨ヘッドの回転軸に伝達する回転力伝達手段としては、たとえば回転動力ケーブルが挙げられる。
垂直案内装置18は、図1および図2に示すように、エアモータ14が固定された移動ブロック18Aと、移動ブロック18Aを垂直方向に案内する垂直案内レール18Bと、一端が垂直案内レール18Bの上端に、他端が移動ブロック18Aに固定され、移動ブロック18Aを上下方向に移動させるエアシリンダ18Cとを備える。垂直案内装置18は、本発明のロール研磨装置における研磨ヘッド押圧手段に相当し、垂直案内レール18Bおよび移動ブロック18Aは、研磨ヘッド支持部材の一例であり、エアシリンダ18Cは、前記研磨ヘッド押圧装置に相当する。
水平案内装置20は、水平に、しかもパスロールRの軸線に対して平行に延在する水平案内レール20Bと、水平案内レール20Bに摺動可能に係合する移動ブロック20Aとを備える。移動ブロック20Aには、垂直案内装置18の備える垂直案内レール18Bが垂直方向に固定されている。水平案内レール20Bに対して平行にボール螺子20Cが配設され、移動ブロック20Aはボール螺子20Cに螺合している。したがって、ボール螺子20Cがモータ(図示せず。)によって回転すると、移動ブロック20Aも水平案内レール20Bに沿って移動する。水平案内レール20B、移動ブロック20A、およびボール螺子20Cは、夫々本発明のロール研磨装置における案内部材、移動子、および移動子往復動手段に相当する。
以下、ロール研磨装置10の作用について説明する。
パスロールRの表面を研磨するときは、図2に示すように、支持体ウェブWを搬送方向aに沿って搬送してパスロールRを矢印bの方向に回転させつつ、ボール螺子20Cを回転させて移動ブロック20Aを水平案内レール20Bに沿って移動させ、研磨ヘッド12をパスロールRの末端部または中央部の上方に位置させる。
研磨ヘッド12をパスロールRの末端部または中央部の上方に位置させたら、エアモータ14に空気を供給して研磨ヘッド12を回転させると同時に、エアシリンダ18Cを伸張させ、移動ブロック18Aを垂直案内レール18Bに沿って降下させる。これにより、研磨ヘッド12もエアモータ14で回転した状態で、回転するパスロールRの表面に向かって降下する。
研磨ヘッド12がパスロールRの表面に所定の押付け圧で押圧されたら、ボール螺子20Cを回転させて移動ブロック20Aを水平案内レール20Bに沿って往復動させ、研磨ヘッド12をエアモータ14で回転させつつパスロールRの一端から他端までを往復動させる。同時に吸引ヘッド16を作動させ、研磨ヘッド12でパスロールRの表面を研磨して生じる粉塵を吸引する。
実施形態1のロール研磨装置10においては、ラインを運転した状態で、パスロールRの一端と他端との間をパスロールRの軸線に沿って研磨ヘッド12を往復動させると同時に、エアモータ14で回転させて研磨する。
これにより、パスロールRは回転状態で表面が研磨されるから、表面全体が均等に研磨される。また、パスロールRの表面に凝集、固着したアルミニウム滓やアルミニウム屑、および前処理工程で発生したスケールなどの異物は効率的に除去される。
また、パスロールRの表面に凝集、固着した異物を除去するときに生じる研磨滓や粉塵は、発生と同時に吸引ヘッド16で吸引除去されるから、パスロールRの表面に異物に起因するキズを生じさせることはない。
更に、エアシリンダ18Cによって研磨ヘッド12をパスロールRの表面に押圧する押付け圧は最小限でよいから、研磨時においてパスロールRの回転トルクを特に増加させる必要はない。
加えて、エアシリンダ18Cを収縮させて移動ブロック18Aを上昇させ、研磨ヘッド12をパスロールRの表面から離間させることにより、研磨ヘッド12に装着されたウェスやエメリー紙を容易に交換できる。
2.実施形態2
実施形態2に係るロール研磨装置11は、図3および図4に示すように、パスロールRに対して平行に設けられた円筒状の円筒案内部材30と、円筒案内部材30の内部を走行する移動ブロック32と、円筒案内部材30を両端部において支承する案内レール支承部38と、円筒案内部材30を軸線周りに回動させる1対のエアシリンダ40と、円筒案内部材30上の案内レール支承部38に隣接する位置に固定され、エアシリンダ40の伸縮を円筒案内部材30に伝達して円筒案内部材30を軸線周りに回動させる伸縮力伝達部材36とを備える。移動ブロック32の両端部には、夫々円周方向に沿って等間隔に4個づつロール32Aが設けられ、ロール32Aによって円筒案内部材30の内側を案内される。円筒案内部材30の軸線上にはモータ(図示せず。)で回転するボール螺子42が設けられ、移動ブロック32は軸線上においてボール螺子42と螺合している。円筒案内部材30、移動ブロック32、およびボール螺子42は本発明のロール研磨装置における研磨移動手段に相当し、特に円筒案内部材30は案内部材に、移動ブロック32は移動子に、ボール螺子42は移動子往復動手段に相当する。また、エアシリンダ40は、本発明のロール研磨装置における研磨ヘッド押圧手段、中でも案内部材回動手段に相当する。
移動ブロック32の側面には、支持腕34が設けられ、支持腕34の先端に研磨ヘッド12を回転駆動するエアモータ14が固定されている。エアモータ14には、研磨ヘッド12を囲むように吸引ヘッド16が設けられている。支持腕34は、本発明のロール研磨装置における支持部材に相当する。
円筒案内部材30には、長手方向に沿って全長に亘ってスリット30Aが設けられ、支持腕34はスリット30AからパスロールRに向かって突出している。また、円筒案内部材30においては、スリット30Aの上縁からレール31が外側に向かって突出するとともに、支持腕34には、レール31上を転動するコロ33が設けられている。
ロール研磨装置11は、以上の点を除いて実施形態1に係るロール研磨装置10と同様である。
以下、ロール研磨装置11の作用について説明する。
パスロールRの表面を研磨するときは、図4に示すように、支持体ウェブWを搬送方向aに沿って搬送してパスロールRを矢印bの方向に回転させつつ、ボール螺子42を回転させて移動ブロック32を、円筒案内部材30の内側を移動させ、研磨ヘッド12をパスロールRの末端部または中央部の上方に位置させる。
次に、エアシリンダ40を収縮させ、円筒案内部材30を図4における矢印cの方向に回動される。これにより、移動ブロック32および支持腕34も円筒案内部材30とともに矢印cの方向に回動し、研磨ヘッド12をパスロールRの表面に押圧する。
研磨ヘッド12がパスロールRの表面に所定の押付け圧で押圧されたら、ボール螺子42を回転させて移動ブロック32を円筒案内部材30に沿って往復動させ、研磨ヘッド12を、エアモータ14で回転させつつパスロールRの一端から他端までを往復動させる。同時に吸引ヘッド16を作動させ、研磨ヘッド12でパスロールRの表面を研磨して生じる粉塵を吸引する。
実施形態2に係るロール研磨装置11は、支持腕34とエアモータとの間に、実施形態1のロール研磨装置における垂直案内装置18のような研磨ヘッド押圧手段を設ける必要がないから、実施形態1のロール研磨装置の備える特長に加えて、エアモータ14の周囲の構成をより簡略化できるという特長も有している。
以上、本発明のロール研磨装置をパスロールの研磨に適用した例について説明したが、前記ロール研磨装置は、アースロールの研磨にも適用できることは勿論である。
図1は、実施形態1に係るロール研磨装置の全体的な構成を示す正面図である。 図2は、実施形態1に係るロール研磨装置の構成を示す端面図である。 図3は、実施形態2に係るロール研磨装置の全体的な構成を示す正面図である。 図4は、実施形態2に係るロール研磨装置を図3における左側から見た構成を示す部分断面図である。
符号の説明
10 ロール研磨装置
11 ロール研磨装置
12 研磨ヘッド
14 エアモータ
16 吸引ヘッド
18 垂直案内装置
18A 移動ブロック
18B 垂直案内レール
18C エアシリンダ
20 水平案内装置
20A 移動ブロック
20B 水平案内レール
20C ボール螺子
30 円筒案内部材
30A スリット
31 レール
32A ロール
32 移動ブロック
33 コロ
34 支持腕
36 伸縮力伝達部材
38 案内レール支承部
40 エアシリンダ
42 ボール螺子

Claims (11)

  1. 軸線の周りに回転するロールの表面に当接しつつ回転して前記ロールの表面を研磨する研磨ヘッドと、
    前記研磨ヘッドを回転駆動する研磨ヘッド回転駆動手段と、
    前記研磨ヘッドを所定の押付け圧で前記ロールの表面に押圧する研磨ヘッド押圧手段と、
    前記研磨ヘッドを前記ロールの軸線方向に沿って移動させる研磨ヘッド移動手段と
    を備えてなることを特徴とするロール研磨装置。
  2. 前記研磨ヘッドに隣接して配設され、前記研磨ヘッド移動手段によって前記研磨ヘッドと一体的に前記ロールの軸線方向に沿って移動するとともに、前記研磨ヘッドでロールの表面を研磨して生じる粉塵を吸引する吸引手段を有する請求項1に記載のロール研磨装置。
  3. 前記研磨ヘッド移動手段は、前記ロールの近傍において前記ロールの軸線方向に延在する案内部材と、前記案内部材上を移動する移動子と、前記移動子を前記案内部材に沿って移動させる移動子往復動手段とを備え、
    前記研磨ヘッドは、前記研磨ヘッドを回転可能に支持する研磨ヘッド支持部材を介して前記移動子に支持されてなる請求項1または2に記載のロール研磨装置。
  4. 前記研磨ヘッド押圧手段は、前記案内部材の長手方向に沿った回転軸の周りに前記案内部材を回動させて前記研磨ヘッドを前記ロールに押圧する案内部材回動手段である請求項3に記載のロール研磨装置。
  5. 前記研磨ヘッド押圧手段は、前記移動子または前記研磨ヘッド支持部材に設けられた研磨ヘッド押圧装置を備える請求項3に記載のロール研磨装置。
  6. 前記研磨ヘッド回転駆動手段は、回転動力源と、前記回転動力源からの回転力を前記研磨ヘッドに伝達する回転力伝達手段とを備える請求項1〜5の何れか1項に記載のロール研磨装置。
  7. 前記回転力伝達手段はフレキシブルシャフトである請求項6に記載のロール研磨装置。
  8. 前記研磨ヘッド回転駆動手段はエアモータであり、前記研磨ヘッドは前記エアモータに軸着されてなる請求項1〜5の何れか1項に記載のロール研磨装置。
  9. 前記ロールは、平版印刷版の支持体に使用される支持体ウェブを搬送するパスロール、および前記支持体ウェブに当接して前記支持体ウェブを接地するアースロールの何れかである請求項1〜8の何れか1項に記載のロール研磨装置。
  10. ロールを軸線の周りに回転させつつ、研磨ヘッドを、前記ロールの表面に所定の押付け圧で当接させて回転させ、同時に前記研磨ヘッドを前記ロールの軸線方向に沿って移動させて前記ロールの表面を研磨するロール研磨方法。
  11. 前記ロールは、平版印刷版の支持体に使用される支持体ウェブを搬送するパスロール、および前記支持体ウェブに当接して前記支持体ウェブを接地するアースロールの何れかである請求項10に記載のロール研磨方法。
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