JP2007267251A - コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、およびコンテンツ再生用プログラム - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、およびコンテンツ再生用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 再生状態の異なる複数の再生制御のうちの1つを用いたコンテンツの再生中に新たな再生制御による再生が要求されたときに、迅速に処理を切り替えることが可能なコンテンツ再生装置、方法、およびコンテンツ再生用プログラムを提供する。
【解決手段】 コンテンツの再生が実行されているコンテンツ再生装置10において、実行中の再生制御を識別する実行制御IDを保持する制御ID保持部211、221、231と、実行中の再生制御とは異なる再生制御による再生が要求されたときはこの要求された再生制御の要求制御IDと実行制御IDとが異なるか否かを判定する制御要求確認部212、222、232と、要求制御IDと実行制御IDが異なるときは終了/初期化要求を生成する各モジュールに設けられた終了/初期化部213、223、233とを有し、各モジュールで終了/初期化を行い要求された再生制御に切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力されたコンテンツの再生を行うコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、およびコンテンツ再生用プログラムに関する。
従来、音楽、静止画、または動画などの各種デジタルコンテンツを再生するため、多くの再生用ソフトウェアや専用DSP(Digital Signal Processor)などの再生用ハードウェアが普及している。
これらの再生用ソフトウェアや再生用ハードウェアを用いてコンテンツを再生するときは、再生処理の指示を出す制御機能と、制御機能からの指示を取得して再生処理を実行する再生機能とが非同期に並列して動作している。
制御機能と再生機能とが非同期に動作することにより、制御機能の処理に遅延が起こらなくなる。
制御機能と再生機能とが非同期に動作する再生方法として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1の技術を用いてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置について図7を参照して説明する。
図7においてコンテンツ再生装置50は、リモコンなどのユーザインタフェース20と、コンテンツを格納しているハードディスク(HDD)などの外部の入力装置30と、モニタやスピーカなどの出力装置40とに有線または無線で接続されている。
コンテンツ再生装置50は、再生処理を制御する制御部100と、制御部100の制御により再生処理を実行する再生部200とを備える。制御部100と再生部200とは異なるタスクで非同期に動作することにより、それぞれが遅延なく処理が行われる。
制御部100は、ユーザにより操作されたユーザインタフェース20からコンテンツの通常再生、停止、早送り、巻戻し、一時停止、再開などの再生制御による再生指示を受信する受信部110と、受信したこれらの再生制御による再生指示を実行するための制御要求を生成する制御要求部120とを有する。
再生部200は、制御要求部120から制御要求を取得する制御要求確認部201と、制御要求確認部201で取得した制御要求に従って入力装置30からコンテンツデータを読み出すデータ読出モジュール202と、データ読出モジュール202で読み出されたコンテンツデータを解析するデータ解析モジュール203と、データ解析モジュール203で解析されたコンテンツデータを出力装置40に出力するデータ出力モジュール204と、制御要求確認部201で現在実行中の制御と異なる制御要求が取得されたときに実行中の処理を終了させ各モジュールの初期化を行うための終了/初期化要求を生成する終了/初期化部205とを有する。
このコンテンツ再生装置50の動作の一例として、コンテンツの通常再生処理の読出し処理が実行されている状態で、ユーザにより早送りの指示が行われたときのコンテンツ再生装置50の動作について図7および図8を参照して説明する。
コンテンツデータは、図7の破線矢印で示すように、データ読出モジュール202により入力装置30からコンテンツデータが読み出され、データ解析モジュール203でデータが解析された後、データ出力モジュール204から出力装置40に出力されることによりデータ再生処理が行われている。
このとき、膨大なコンテンツデータを各モジュール202、203、204が一度に処理しようとすると再生部200の内部に非常に大きな記憶領域が必要になってしまうため、コンテンツデータが入力装置30から少量ずつ読み出されて各モジュール202、203、204で処理が行われている。
また、制御要求確認部201には、現在、通常再生処理が実行中であることが記憶されている。
上述のデータ再生処理と同期をとって、制御要求を取得したときに切り替え処理を行うための制御要求処理ループが再生部200で動作している。
制御要求処理ループでは、図8に示すように、まず制御要求確認部201で現在実行中の制御と異なる新たな制御要求が取得されているか否かが確認される(S51)。
新たな制御要求が取得されていなければ、現在実行中の通常再生処理を続行してデータ読出モジュール202で入力装置30からコンテンツデータが読み出される(S52)。
ここでは、このデータ読出モジュール202でコンテンツデータの読出し中にユーザの操作によりユーザインタフェース20からコンテンツ再生装置50にコンテンツの早送りの指示が送信され、この指示がコンテンツ再生装置50の制御部100の受信部110で受信される。
受信部110で早送りの指示が受信されると、制御要求部120で早送り制御要求が生成され、再生部200に送出される。
再生部200では、制御要求確認部201で制御要求部120から送出された早送り制御要求が取得され保持される。
一方、データ読出モジュール202で読み出されたコンテンツデータはデータ解析モジュール203によるデータ解析処理、およびデータ出力モジュール204によるデータ出力処理が施され(S53、S54)、出力装置40に出力される。
制御要求処理ループは、さらに通常再生処理を続行するためにステップS51に戻る(S55の「NO」)。
ステップS51に戻り、再度制御要求確認部201で現在実行中の制御と異なる新たな制御要求が取得されているか否か確認され、ここでは新たな制御要求である早送り制御要求が取得されて保持されているため(S51の「YES」)、全モジュールの終了/初期化要求が終了/初期化部205で生成される(S56)。
終了/初期化要求は各モジュール202、203、204に順に送出され、それぞれ実行中の制御が終了されモジュールの初期化が行われる(S57、S58、S59)。初期化後、早送り制御によるデータ読出し処理が開始され、続いてデータ解析処理およびデータ出力処理が行われる(S52、S53、S54)。
この制御要求処理ループは、再生処理が終了されるまで繰り返される(S55)。
以上のように処理が行われることにより、実行中の制御とは異なる新たな制御の要求に対応して処理を切り替えることができる。
特開平9−83842号公報
しかし、上記の特許文献1の技術を用いたコンテンツ再生装置50では、各モジュール202、203、または204のいずれかにおいて処理を実行しているときに制御部100から新たな制御要求が送信されると、データ再生処理により読出したコンテンツデータを出力して制御要求確認部201での確認処理に移るまで再生部200でこの新たな制御要求を確認することができない。
そのため、制御部100で制御要求が送信されてから再生部200でこの制御要求が確認されるまでに遅延時間が生じるという問題があった。
この遅延時間について、図9を参照して説明する。
図9は、コンテンツ再生装置50の制御部100および再生部200の動作の関係を時間経過とともに示す説明図である。
図9に示すように、データ読出モジュール202においてデータ読出処理202aの実行中に新たな制御要求120aが制御部100から再生部200に送出されると、制御要求120aは、データ読出処理202a、データ解析処理203aおよびデータ出力処理204aの終了後に、制御要求確認処理201bで確認される。そして、実行されていた制御が終了されて各モジュールが初期化され、新たな制御要求120aに基づく処理がデータ読出処理202b、データ処理解析203b、データ出力処理204bで実行される。
ここで、制御要求120aが再生部200に送出されてから実行されるまでに、遅延時間TL5が発生する。
さらに、このデータ解析処理203bの実行中に新たな制御要求120bが制御部100から再生部200に送出されると、制御要求120bは、データ解析処理203bおよびデータ出力処理204bの終了後に、制御要求確認処理201cで確認される。そして、実行されていた制御要求120aに基づく処理が終了されて各モジュールが初期化され、新たな制御要求120bに基づく処理がデータ読出処理202c、データ処理解析処理203c以降で実行される。
ここで、制御要求120bが再生部200に送出されてから実行されるまでに、遅延時間TL6が発生する。
このようにコンテンツ再生装置50では、制御要求が再生部200に送出されてから実行されるまでに最大で再生部200の内部モジュール202、203、および204すべての処理時間分の遅延が発生し、制御要求に対する再生部200の応答速度を著しく悪化させるという問題があった。
また、再生に必要な処理が複雑になりモジュール数が増加すると、遅延時間がさらに長くなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、再生状態の異なる複数の再生制御のうちの1つを用いたコンテンツの再生中にユーザにより新たな再生制御による再生が要求されたときに、この新たな再生制御による再生の要求に対応して迅速に処理を切り替えることが可能なコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、およびコンテンツ再生用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のコンテンツ再生装置(10)は、外部から再生制御指示信号が入力されてこの再生制御指示に基づくコンテンツの再生処理を実行させるための再生制御要求を生成する制御手段(100)と、この生成された再生制御要求に基づく再生制御によりコンテンツの再生処理を実行する複数の機能モジュール(210、220、230)からなる再生手段とを備えて非同期に動作させるコンテンツ再生装置(10)において、制御手段(100)は、生成された再生制御要求の内容を識別するための要求制御IDを更に生成し、再生手段の各機能モジュール(210、220、230)は、現在実行している再生処理の再生制御を識別する実行制御IDを保持する制御ID保持手段(211、221、231)と、制御手段(100)で再生制御要求および要求制御IDが生成されると、これら生成された再生制御要求および要求制御IDを取得し、この取得された要求制御IDと保持された実行制御IDとが同一か否かを判定する制御要求確認手段(212、222、232)と、この制御要求確認手段(212、222、232)において要求制御IDと実行制御IDとが同一でないと判定された場合に、実行されている再生処理の再生制御の終了/初期化要求を生成する終了/初期化手段(213、223、233)と、制御要求確認手段(212、222、232)において要求制御IDが取得されていない場合、又は制御要求確認手段(212、222、232)において要求制御IDが取得されて且つこの要求制御IDと実行制御IDとが同一であると判定された場合のいずれかにおいて、実行されている再生処理を続行させる一方、終了/初期化手段(213、223、233)において終了/初期化要求が生成された場合に制御要求確認手段(212、222、232)で取得された再生制御要求に基づく再生制御による再生処理に切り替えるために実行されている再生処理を初期化する機能処理手段(214、224、234)とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載のコンテンツ再生方法は、外部から再生制御指示信号が入力されてこの再生制御指示に基づくコンテンツの再生処理を実行させるための再生制御要求を生成する制御ステップ(100)と、この生成された再生制御要求に基づく再生制御によりコンテンツの再生処理を実行する複数の処理機能ステップ(210、220、230)からなる再生ステップとを有して非同期に動作させるコンテンツ再生装置(10)のコンテンツ再生方法において、制御ステップ(100)は、生成された再生制御要求の内容を識別するための要求制御IDを更に生成する一方、再生ステップの各処理機能ステップ(210、220、230)は、現在実行している再生処理の再生制御を識別する実行制御IDを保持する制御ID保持ステップ(211、221、231)と、制御ステップ(100)で再生制御要求および要求制御IDが生成されると、これら生成された再生制御要求および要求制御IDを取得し、この取得された要求制御IDと保持された実行制御IDとが同一か否かを判定する制御要求確認ステップ(212、222、232)と、この制御要求確認ステップ(212、222、232)において要求制御IDと実行制御IDとが同一でないと判定された場合に、実行されている再生処理の再生制御の終了/初期化要求を生成する終了/初期化ステップ(213、223、233)と、制御要求確認ステップ(212、222、232)において要求制御IDが取得されていない場合、又は制御要求確認ステップ(212、222、232)において要求制御IDが取得されて且つこの要求制御IDと実行制御IDとが同一であると判定された場合のいずれかにおいて、実行されている再生処理を続行させる一方、終了/初期化ステップ(213、223、233)において終了/初期化要求が生成された場合に制御要求確認ステップ(212、222、232)で取得された再生制御要求に基づく再生制御による再生処理に切り替えるために実行されている再生処理を初期化する機能処理ステップ(214、224、234)とを有したことを特徴とする。
また、請求項3に記載のコンテンツ再生用プログラムは、再生制御指示信号が入力されるとこの再生制御指示に基づくコンテンツの再生処理を実行させるための再生制御要求とこの再生制御要求の内容を識別するための要求制御IDとを生成する制御機能(100)と、この生成された再生制御要求に基づく再生制御によりコンテンツの再生処理を実行する複数の処理機能(210、220、230)からなる再生機能とを有して非同期にコンピュータに実行させるコンテンツ再生用プログラムであって、再生機能の各処理機能(210、220、230)は、現在実行している再生処理の再生制御を識別する実行制御IDを保持する制御ID保持機能(211、221、231)と、制御機能(100)で再生制御要求および要求制御IDが生成されると、これら生成された再生制御要求および要求制御IDを取得し、この取得された要求制御IDと保持された実行制御IDとが同一か否かを判定する制御要求確認機能(212、222、232)と、この制御要求確認機能(212、222、232)において要求制御IDと実行制御IDとが同一でないと判定された場合に、実行されている再生処理の再生制御の終了/初期化要求を生成する終了/初期化機能(213、223、233)と、制御要求確認機能(212、222、232)において要求制御IDが取得されていない場合、又は制御要求確認機能(212、222、232)において要求制御IDが取得されて且つこの要求制御IDと実行制御IDとが同一であると判定された場合のいずれかにおいて、実行されている再生処理を続行させる一方、終了/初期化機能(213、223、233)において終了/初期化要求が生成された場合に制御要求確認機能(212、222、232)で取得された再生制御要求に基づく再生制御による再生処理に切り替えるために実行されている再生処理を初期化する機能処理機能(214、224、234)とを有したことを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、およびコンテンツ再生用プログラムによれば、再生状態の異なる複数の再生制御のうちの1つを用いたコンテンツの再生中にユーザにより新たな制御が要求されたときに、この新たな再生制御による要求に対応して迅速に処理を切り替えることが可能になる。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるコンテンツ再生装置の構成〉
本発明の第1実施形態によるコンテンツ再生装置の構成を、図1を参照して説明する。
本実施形態によるコンテンツ再生装置10は、リモコンなどのユーザインタフェース20と、動画、静止画、音声などのコンテンツデータを入力する入力装置30と、再生処理されたコンテンツデータを出力する出力装置40とに有線または無線で接続されている。
この入力装置30としては、コンテンツデータを格納しているハードディスク(HDD)やDVD−ROM、CD−ROMなどの記憶媒体、SDカードなどの揮発性メモリ、またはネットワーク経由でコンテンツデータを受信可能な媒体や装置などを使用することが可能である。
また、出力装置40としては、モニタやスピーカなどの映像出力や音声出力が可能な装置、または、処理されたデータを記録および送信するための入力装置30と同様の媒体や装置などを使用することが可能である。
コンテンツ再生装置10は、再生処理を制御する制御部100と、制御部100の制御により再生処理を実行する再生部200とを備える。制御部100と再生部200とは異なるタスクで非同期に動作することにより、それぞれが遅延なく処理が行われる。
制御部100は、ユーザにより操作されたユーザインタフェース20からコンテンツの通常再生、停止、早送り、巻戻し、一時停止、再開などの再生制御による再生制御指示信号を受信する受信部110と、受信したこれらの再生制御による再生指示を実行するための制御要求とこの制御要求の通常再生、停止、早送り、巻戻し、一時停止、再開などの再生制御内容をコンテンツごとに識別する要求制御IDとを生成する制御要求部120とを有する。
再生部200は、データ読出モジュール210と、データ解析モジュール220と、データ出力モジュール230とを有する。
データ読出モジュール210は、現在実行中の処理の制御IDである実行制御IDを保持する制御ID保持部211と、制御部100の制御要求部120から要求制御IDを取得して制御ID保持部211に保持されている実行制御IDと同一か否かを判定する制御要求確認部212と、制御要求確認部212で要求制御IDと保持されている実行制御IDとが異なると判定されたときに終了/初期化要求を生成する終了/初期化部213と、制御要求確認部212で取得された制御要求に基づいて入力装置30からコンテンツデータを読み出す読出処理部214とを有する。
また、データ解析モジュール220は、データ読出モジュール210の構成と同様の機能を有する制御ID保持部221、制御要求確認部222、および終了/初期化部223と、データ読出しモジュール210で読み出されたコンテンツデータを解析する解析処理部224とを有する。
また、データ出力モジュール230は、データ読出モジュール210およびデータ解析モジュール220の構成と同様の機能を有する制御ID保持部231、制御要求確認部232、および終了/初期化部233と、データ解析モジュール220で解析されたコンテンツデータを出力装置40に出力する出力処理部234とを有する。
〈第1実施形態によるコンテンツ再生装置の動作〉
本実施形態によるコンテンツ再生装置10の動作を説明する。
このコンテンツ再生装置10の動作の一例として、図7および図8で説明した従来のコンテンツ再生装置50の例と同様に、コンテンツの通常再生処理の読出し処理が実行されている状態で、ユーザにより早送りの指示が行われたときの動作について図1および図2を参照して説明する。
コンテンツデータは、図1の破線矢印で示すように、データ読出モジュール210の読出処理部214により入力装置30から読み出され、データ解析モジュール220の解析処理部224でデータが解析された後、データ出力モジュール230の出力処理部234から出力装置40に出力されることによりデータ再生処理が行われている。
このとき、図7の従来のコンテンツ再生装置50と同様に、コンテンツデータは入力装置30から少量ずつ読み出されて処理が行われている。
また、通常再生処理の実行中であるため、各モジュールの制御ID保持部211、221、および231には、実行中の制御IDである通常再生制御IDが保持されている。
上述のデータ再生処理と同期をとって、制御要求を取得したときに切り替え処理を行うための制御要求処理ループが再生部200で動作している。
制御要求処理ループでは、図2に示すように、まずデータ読出モジュール210の制御要求確認部212において、制御ID保持部211に保持されている実行制御IDと異なる要求制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定される(S1)。
ここでは、制御ID保持部211に保持されている実行制御IDと異なる要求制御IDは制御要求部120から取得されていないと判定され、通常再生処理を続行するために読出処理部214において入力装置からのデータ読出し処理が行われる(S2)。
また、処理中の制御IDが制御ID保持部211に保持される(S3)。ここでは通常再生処理が続行されているので制御ID保持部211に保持される制御IDは変わらない。
読出処理部214でデータ読出し処理が行われている間に、ユーザの操作によりユーザインタフェース20からコンテンツ再生装置10にコンテンツの早送りの指示が送信されると、この指示がコンテンツ再生装置10の制御部100の受信部110で受信される。
受信部110で早送りの指示が受信されると、制御要求部120で早送り制御要求および早送り制御の制御IDである早送り制御IDが生成され、再生部200に送出される。
再生部200では、各モジュール210、220、230の制御要求確認部212、222、232でそれぞれ制御要求部120から送出された早送り制御要求および早送り制御IDが取得される。
各モジュール210、220、230の制御要求確認部212、222、232でそれぞれ早送り制御要求および早送り制御IDが取得された状態で、コンテンツデータの読出し処理が終了し、データ解析モジュール220に処理が移る。
データ解析モジュール220では、まず制御要求確認部222において制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定される(S4)。
ここでは、制御要求部120から早送り制御IDが取得されているため、この制御IDが制御ID保持部221に保持されている制御IDである通常再生制御IDとは異なると判定され(S4の「YES」)、終了/初期化部223で終了/初期化要求が生成される(S5)。
生成された終了/初期化要求は解析処理部224に送出され、解析処理部224で実行されていた通常再生処理は終了され初期化される(S6)。
さらに、制御要求確認部222で取得された新たな制御IDである早送り制御IDが、制御ID保持部211に保持される(S7)。
次に、データ出力モジュール230においても、データ解析モジュール220における処理と同様に制御要求確認部232における制御IDの判定(S8)、終了/初期化部233における終了/初期化要求の生成(S9)が行われる。
生成された終了/初期化要求は出力処理部234に送出され、出力処理部234で実行されていた通常再生制御は終了され初期化される(S10)。
さらに、データ解析モジュール220における処理と同様に、制御要求確認部232で取得された新たな制御IDである早送り制御IDが、制御ID保持部231に保持される(S11)。
ここで、再生処理を終了する指示がなければステップS1に戻り(S12の「NO」)、処理が続行される。
データ読出しモジュール210に戻ると、制御要求確認部212において、制御ID保持部211に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定され(S1)、ここで早送り制御IDが取得されていることが確認されて制御ID保持部221に保持されている通常再生制御IDとは異なると判定される(S1の「YES」)。
ステップS1において、制御要求部120から取得した制御IDと制御ID保持部221に保持されている制御IDとが異なると判定されると、終了/初期化部213で終了/初期化要求が生成される(S13)。
生成された終了/初期化要求は読出処理部214に送出され、読出処理部214で実行されていた通常再生制御は終了され初期化される(S14)。
読出処理部214が初期化されると、新たな制御要求である早送り制御によるデータ読出し処理が読出処理部214で開始されてコンテンツデータが入力装置30から取得される(S2)とともに、新たな制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部231に保持される(S3)。
次にデータ解析モジュール220に処理が移り、制御要求確認部222において制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定される(S4)。
ここでは制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDは制御要求部120から取得されていないと判定され(S4の「NO」)、早送り制御によるデータ解析処理が続行され(S15)、処理中の制御IDが制御ID保持部211に保持される(S7)。
また、データ出力モジュール230においても、制御ID保持部231に保持されている制御IDと異なる制御IDは制御要求部120から取得されていないと判定され(S8の「NO」)、早送り制御によるデータ出力処理が続行され(S16)、処理中の制御IDが制御ID保持部211に保持される(S11)。
この制御要求処理ループは、再生処理が終了されるまで繰り返される(S12)。
以上のように処理が行われたときに、制御部100から制御要求が送信されてから再生部200でこの制御要求を確認するまでに発生する遅延時間について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、データ読出モジュール210の読出処理部214においてデータ読出処理214aの実行中に制御要求120aが制御部100から再生部200に送出されると、制御要求120aは各モジュール210、220、230の制御要求確認部212、222、232で取得される。
取得された制御要求120aは、まずデータ読出モジュール210の次に実行されるデータ解析モジュール220の制御要求確認部222で制御要求確認処理222aにおいて確認される。
制御要求確認処理222aで制御要求120aが確認されることにより、終了/初期化部223において終了/初期化要求が生成され、データ解析処理224aが行われず直ちに終了され解析処理部224の初期化される。
次に実行されるデータ出力モジュール230の制御要求確認処理232aにおいても制御要求120aが確認され、終了/初期化部233において終了/初期化要求が生成され、データ出力処理234aが行われず直ちに終了され出力処理部234が初期化される。
また次に実行されるデータ読出モジュール210の制御要求確認処理212bにおいても制御要求120aが確認され、終了/初期化部213終了/初期化要求が生成されて読出処理部214の初期化が行われるとともに、制御要求120aに基づいて入力装置30からコンテンツデータの読出しが開始される。
ここで、制御要求120aが再生部200に送出されてから確認されるまでに発生する遅延時間は、図3に示す遅延時間TL1である。
続いてデータ解析モジュール220においても、制御要求120aに基づいて制御要求確認処理222bおよびデータ解析処理224bが実行される。
このデータ解析処理224bの実行中に制御要求120bが制御部100から再生部200に送出されると、制御要求120bは各モジュール210、220、230の制御要求確認部212、222、232で取得される。
取得された制御要求120bは、データ解析モジュール220の次に実行されるデータ出力モジュール230の制御要求確認部232で制御要求確認処理232bにおいて確認される。
制御要求確認処理232bで制御要求120bが確認されることにより、終了/初期化部233において終了/初期化要求が生成され、データ出力処理234bが終了され出力処理部234が初期化される。
次に実行されるデータ読出モジュール210の制御要求確認処理212cにおいても制御要求120bが確認され、終了/初期化部213終了/初期化要求が生成されて読出処理部214の初期化が行われるとともに、制御要求120bに基づいて入力装置30からコンテンツデータの読出しが開始される。
ここで、制御要求120bが再生部200に送出されてから確認されるまでに発生する遅延時間は、図3に示す遅延時間TL2である。
このように各モジュール210、220、230で制御要求確認および終了/初期化要求の生成を行うように構成したことで、従来発生していた図9の遅延時間TL5が図3の遅延時間TL1に削減され、図9の遅延時間TL6が図3の遅延時間TL2に削減される。
以上の第1実施形態によれば、各モジュールに制御要求確認部および終了/初期化部を設けることにより、再生状態の異なる複数の再生制御のうちの1つを用いたコンテンツの再生処理中に新たな再生制御による再生指示を受信したときに、各モジュールは他のモジュールに依存することなく迅速に現在実行している処理を終了し初期化を行うため、制御要求が再生部に送出されてから確認されるまでの遅延時間TLを大幅に削減し、制御要求に対する応答時間を短縮することができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるコンテンツ再生装置の構成〉
本発明の第2実施形態によるコンテンツ再生装置の構成を、図4を参照して説明する。
本実施形態によるコンテンツ再生装置11は、各モジュール210、220、230にデータID比較部215、225、235を有する他は第1実施形態の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
データID比較部215、225、235は、各モジュールにおける処理の実行中に制御部100の制御要求部120から新たな制御IDが送信されたときにこの新たな制御IDを取得するとともに、実行順序が1つ前のモジュールで実行された制御IDであるデータIDを取得し、この制御IDとデータIDとを比較して同一か否かを判定する。判定の結果、この制御IDとデータIDとが異なるときは、実行中の処理データを破棄させる。
〈第2実施形態によるコンテンツ再生装置の動作〉
本実施形態によるコンテンツ再生装置11の動作を説明する。
このコンテンツ再生装置10の動作の一例として、第1実施例と同様に、コンテンツの通常再生処理が実行されている状態で、ユーザにより早送りの指示が行われたときの動作について図4および図5を参照して説明する。
コンテンツデータは、図4の破線矢印で示すように、データ読出モジュール210の読出処理部214により入力装置30からコンテンツデータが読み出され、データ解析モジュール220の解析処理部224でデータが解析された後、データ出力モジュール230の出力処理部234から出力装置40に出力されることによりデータ再生処理が行われている。
このとき、図1および図7のコンテンツ再生装置10、50と同様に、コンテンツデータは入力装置30から少量ずつ読み出されて処理が行われている。
また、通常再生処理の実行中であるため、各モジュールの制御ID保持部211、221、および231には、通常再生制御IDが保持されている。
上述のデータ再生処理と同期をとって、制御要求を取得したときに切り替え処理を行うための制御要求処理ループが再生部200で動作している。
制御要求処理ループでは、図5に示すように、まずデータ読出モジュール210の制御要求確認部212において、制御ID保持部211に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定される(S21)。
ここでは、制御ID保持部211に保持されている制御IDと異なる制御IDは制御要求部120から取得されていないと判定され、通常再生処理を続行するために読出処理部214において入力装置からのデータ読出し処理が開始される(S22)。
また、データ読出モジュール210のデータID比較部215では、実行順序が1つ前のモジュールであるデータ出力モジュール230から実行された制御の制御IDをデータIDとして取得されている。ここでは、通常再生制御IDがデータIDとしてデータ出力モジュール230から取得されている。
データ読出し処理が開始されると、データID比較部215において取得されているデータIDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されるか否かがデータ読出し処理終了まで監視される(S23、S24)。
読出処理部214でデータ読出し処理が行われている間に、ユーザの操作によりユーザインタフェース20からコンテンツ再生装置10にコンテンツの早送りの指示が送信されると、この指示がコンテンツ再生装置10の制御部100の受信部110で受信される。
受信部110で早送りの指示が受信されると、制御要求部120で早送り制御要求および早送り制御の制御IDである早送り制御IDが生成され、再生部200に送出される。
再生部200では、各モジュール210、220、230の制御要求確認部212、222、232、および、データID比較部215、225、235でそれぞれ制御要求部120から送出された早送り制御要求および早送り制御IDが取得される。
データID比較部215で早送り制御要求IDが取得されると、データ出力モジュール230から取得されているデータIDである通常再生制御IDと異なる制御IDが取得されたと判定され(S23の「YES」)、終了/初期化部213で終了/初期化要求が生成される(S25)。
生成された終了/初期化要求は読出処理部214に送出され、読出処理部214で実行されていた通常再生処理のデータは破棄され初期化される(S26)。
ステップS26において読出処理部214が初期化されると、新たな制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部211に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ解析モジュール220へ送出され(S27)、データ解析モジュール220に処理が移る。
データ解析モジュール220では、まず制御要求確認部222において制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定される(S28)。
ここでは、制御要求部120から早送り制御IDが取得されているため、この制御IDが制御ID保持部221に保持されている制御IDである通常再生制御IDとは異なると判定され(S28の「YES」)、終了/初期化部223で終了/初期化要求が生成される(S29)。
生成された終了/初期化要求は解析処理部224に送出され、解析処理部224で実行されていた通常再生処理は終了され初期化される(S30)。
ステップS30において解析処理部224が初期化されると、新たな制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部221に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ出力モジュール230へ送出され(S31)、データ出力モジュール230に処理が移る。
次に、データ出力モジュール230においても、データ解析モジュール220における処理と同様に制御要求確認部232における制御IDの判定(S32)、終了/初期化部233における終了/初期化要求の生成(S33)が行われる。
生成された終了/初期化要求は出力処理部234に送出され、出力処理部234で実行されていた通常再生制御は終了され初期化される(S34)。
さらに、データ解析モジュール220における処理と同様に、新たな制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部231に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ読出しモジュール210へ送出され(S35)、再生処理を終了する指示がなければステップS21に戻り(S36の「NO」)、データ読出しモジュール210に処理が移る。
データ読出しモジュール210に戻ると、制御要求確認部212において、制御ID保持部211に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定され(S21)、ここで早送り制御IDが取得されていることが確認されて制御ID保持部221に保持されている通常再生制御IDとは異なると判定される(S21の「YES」)。
ステップS1において、制御要求部120から取得した制御IDと制御ID保持部221に保持されている制御IDとが異なると判定されると、終了/初期化部213で終了/初期化要求が生成される(S37)。
生成された終了/初期化要求は読出処理部214に送出され、読出処理部214で実行されていた通常再生制御は終了され初期化される(S38)。
読出処理部214が初期化されると、新たな制御要求である早送り制御によるデータ読出し処理が読出処理部214で開始されてコンテンツデータが入力装置30から取得される(S22)。
データ読出し処理が開始されると、データID比較部215において取得されているデータIDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されるか否かがデータ読出し処理終了まで監視される(S23、S24)。
データ読出し処理中に、データID比較部215で取得されているデータIDと異なる制御IDが取得されなかったときは(S24の「YES」)、処理中の制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部211に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ解析モジュール220へ送出され(S27)、データ解析モジュール220に処理が移る。
次にデータ解析モジュール220に処理が移り、制御要求確認部222において制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定される(S28)。
ここでは制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDは制御要求部120から取得されていないと判定され(S28の「NO」)、早送り制御によるデータ解析処理が続行される(S39)。
データ解析処理が開始されると、データID比較部225において取得されているデータIDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されるか否かがデータ解析処理終了まで監視される(S40、S41)。
データ解析処理中に、データID比較部225で取得されているデータIDと異なる制御IDが取得されなかったときは(S41の「YES」)、処理中の制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部221に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ出力モジュール230へ送出され(S31)、データ出力モジュール230に処理が移る。
また、ステップS40において、データ解析処理中にデータID比較部225で取得されているデータIDと異なる制御IDが取得されたときは(S40の「YES」)、終了/初期化部213で終了/初期化要求が生成され(S42)、解析処理部224で実行されていた処理のデータは破棄され初期化される(S43)。
ステップS43において解析処理部224が初期化されると、新たな制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部221に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ出力モジュール230へ送出され(S31)、データ出力モジュール230に処理が移る。
次にデータ出力モジュール230に処理が移り、制御要求確認部232において制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されているか否かが判定される(S32)。
ここでは制御ID保持部221に保持されている制御IDと異なる制御IDは制御要求部120から取得されていないと判定され(S32の「NO」)、早送り制御によるデータ出力処理が続行される(S44)。
データ出力処理が開始されると、データID比較部235において取得されているデータIDと異なる制御IDが制御要求部120から取得されるか否かがデータ出力処理終了まで監視される(S45、S46)。
データ出力処理中に、データID比較部235で取得されているデータIDと異なる制御IDが取得されなかったときは(S46の「YES」)、処理中の制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部231に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ読出モジュール210へ送出され(S35)、再生処理を終了する指示がなければステップS21に戻り(S36の「NO」)、データ読出しモジュール210に処理が移る。
また、ステップS46において、データ出力処理中にデータID比較部235で取得されているデータIDと異なる制御IDが取得されたときは(S45の「YES」)、終了/初期化部213で終了/初期化要求が生成され(S47)、出力処理部234で実行されていた処理のデータは破棄され初期化される(S48)。
ステップS48において出力処理部234が初期化されると、新たな制御IDである早送り制御IDが制御ID保持部231に保持されるとともに、この早送り制御IDがデータIDとして実行順序が次のデータ読出しモジュール210へ送出され(S35)、再生処理を終了する指示がなければステップS21に戻り(S36の「NO」)、データ読出しモジュール210に処理が移る。
以上のように処理が行われたときの、制御部100から制御要求が送信されてから再生部200でこの制御要求を確認するまでに発生する遅延時間について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、データ読出モジュール210の読出処理部214においてデータ読出処理214aの実行中に制御要求120aが制御部100から再生部200に送出されると、制御要求120aは各モジュール210、220、230の制御要求確認部212、222、232、およびデータID比較部215、225、235で取得される。
データ読出モジュール210のデータID比較部215では、制御要求120aが確認されることにより終了/初期化部213において終了/初期化要求が生成され、処理中のデータ読出し処理のデータが破棄され初期化される。
次に実行されるデータ解析モジュール220の制御要求確認処理222aにおいても制御要求120aが確認され、終了/初期化部223において終了/初期化要求が生成され、データ解析処理224aが行われず直ちに終了され解析処理部224が初期化される。
次に実行されるデータ出力モジュール230の制御要求確認処理232aにおいても制御要求120aが確認され、終了/初期化部233において終了/初期化要求が生成され、データ出力処理234aが行われず直ちに終了され出力処理部234が初期化される。
また次に実行されるデータ読出モジュール210の制御要求確認処理212bにおいても制御要求120aが確認され、終了/初期化部213終了/初期化要求が生成されて読出処理部214の初期化が行われるとともに、制御要求120aに基づいて入力装置30からコンテンツデータの読出しが開始される。
ここで、制御要求120aが再生部200に送出されてから確認されるまでに発生する遅延時間は、図6に示す遅延時間TL3である。
続いてデータ解析モジュール220においても、制御要求120aに基づいて制御要求確認処理222bおよびデータ解析処理224bが実行される。
このデータ解析処理224bの実行中に制御要求120bが制御部100から再生部200に送出されると、制御要求120bは各モジュール210、220、230の制御要求確認部212、222、232、およびデータID比較部215、225、235で取得される。
データ解析モジュール220のデータID比較部225では、制御要求120aが確認されることにより終了/初期化部223において終了/初期化要求が生成され、処理中のデータ解析処理のデータが破棄され初期化される。
次に実行されるデータ出力モジュール230の制御要求確認処理232aにおいても制御要求120bが確認され、終了/初期化部233において終了/初期化要求が生成され、データ出力処理234bが行われず直ちに終了され出力処理部234が初期化される。
また次に実行されるデータ読出モジュール210の制御要求確認処理212cにおいても制御要求120bが確認され、終了/初期化部213終了/初期化要求が生成されて読出処理部214の初期化が行われるとともに、制御要求120bに基づいて入力装置30からコンテンツデータの読出しが開始される。
ここで、制御要求120bが再生部200に送出されてから確認されるまでに発生する遅延時間は、図6に示す遅延時間TL4である。
このように各モジュール210、220、230で制御要求確認および終了/初期化要求の生成を行うように構成したことで、発生する遅延時間はさらに削減される。
以上の第2実施形態によれば、各モジュールに制御要求確認部および終了/初期化部に加えてデータID比較部を設けることにより、再生状態の異なる複数の再生制御のうちの1つを用いた再生処理中に新たな再生制御による再生指示を受信したときに各モジュールは処理中のデータを直ちに破棄して初期化を行うため、制御要求が再生部に送出されてから確認されるまでの遅延時間TLを大幅に削減し、制御要求に対する応答時間を短縮することができる。
実際には、制御要求を確認するための制御要求IDとデータIDとの比較は瞬時に行われるため、図6において発生する遅延時間はTL3およびTL4はほとんど0に等しい。
また、第1実施形態および第2実施形態においては処理モジュールを読出し、解析、出力の3つの場合で説明したがこれには限定されず、より多くのモジュールを用いて高度な制御を行うように構成してもよい。モジュールの数が多い程、装置全体として短縮できる遅延時間が多くなり、より大きな効果を得ることができる。
また、本実施形態の制御要求部と、複数の機能機能モジュールとをプログラム化してコンピュータに組み込むことにより、当該コンピュータをコンテンツ再生装置として機能させるコンテンツ再生用プログラムを構築することも可能である。
本発明の第1実施形態によるコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ再生装置の再生部におけるデータ再生処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ再生装置の制御部および再生部の動作の関係を時間経過とともに示す説明図である。 本発明の第2実施形態によるコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態によるコンテンツ再生装置の再生部におけるデータ再生処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるコンテンツ再生装置の制御部および再生部の動作の関係を時間経過とともに示す説明図である。 従来のコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。 従来のコンテンツ再生装置の再生部におけるデータ再生処理の動作を示すフローチャートである。 従来のコンテンツ再生装置の制御部および再生部の動作の関係を時間経過とともに示す説明図である。
符号の説明
10…コンテンツ再生装置
11…コンテンツ再生装置
20…ユーザインタフェース
30…入力装置
40…出力装置
100…制御部
110…受信部
120…制御要求部
200…再生部
210…データ読出モジュール
211…制御ID保持部
212…制御要求確認部
213…終了/初期化部
214…読出処理部
215…データID比較部
220…データ解析モジュール
221…制御ID保持部
222…制御要求確認部
223…終了/初期化部
224…解析処理部
225…データID比較部
230…データ出力モジュール
231…制御ID保持部
232…制御要求確認部
233…終了/初期化部
234…出力処理部
235…データID比較部

Claims (3)

  1. 外部から再生制御指示信号が入力されてこの再生制御指示に基づくコンテンツの再生処理を実行させるための再生制御要求を生成する制御手段と、この生成された再生制御要求に基づく再生制御により前記コンテンツの再生処理を実行する複数の機能モジュールからなる再生手段とを備えて非同期に動作させるコンテンツ再生装置において、
    前記制御手段は、前記生成された再生制御要求の内容を識別するための要求制御IDを更に生成し、
    前記再生手段の各機能モジュールは、
    現在実行している再生処理の再生制御を識別する実行制御IDを保持する制御ID保持手段と、
    前記制御手段で前記再生制御要求および前記要求制御IDが生成されると、これら生成された再生制御要求および要求制御IDを取得し、この取得された要求制御IDと前記保持された実行制御IDとが同一か否かを判定する制御要求確認手段と、
    この制御要求確認手段において前記要求制御IDと前記実行制御IDとが同一でないと判定された場合に、前記実行されている再生処理の再生制御の終了/初期化要求を生成する終了/初期化手段と、
    前記制御要求確認手段において前記要求制御IDが取得されていない場合、又は前記制御要求確認手段において前記要求制御IDが取得されて且つこの要求制御IDと前記実行制御IDとが同一であると判定された場合のいずれかにおいて、前記実行されている再生処理を続行させる一方、前記終了/初期化手段において終了/初期化要求が生成された場合に前記制御要求確認手段で取得された再生制御要求に基づく再生制御による再生処理に切り替えるために前記実行されている再生処理を初期化する機能処理手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 外部から再生制御指示信号が入力されてこの再生制御指示に基づくコンテンツの再生処理を実行させるための再生制御要求を生成する制御ステップと、この生成された再生制御要求に基づく再生制御により前記コンテンツの再生処理を実行する複数の処理機能ステップからなる再生ステップとを有して非同期に動作させるコンテンツ再生装置のコンテンツ再生方法において、
    前記制御ステップは、前記生成された再生制御要求の内容を識別するための要求制御IDを更に生成する一方、
    前記再生ステップの各処理機能ステップは、
    現在実行している再生処理の再生制御を識別する実行制御IDを保持する制御ID保持ステップと、
    前記制御ステップで前記再生制御要求および前記要求制御IDが生成されると、これら生成された再生制御要求および要求制御IDを取得し、この取得された要求制御IDと前記保持された実行制御IDとが同一か否かを判定する制御要求確認ステップと、
    この制御要求確認ステップにおいて前記要求制御IDと前記実行制御IDとが同一でないと判定された場合に、前記実行されている再生処理の再生制御の終了/初期化要求を生成する終了/初期化ステップと、
    前記制御要求確認ステップにおいて前記要求制御IDが取得されていない場合、又は前記制御要求確認ステップにおいて前記要求制御IDが取得されて且つこの要求制御IDと前記実行制御IDとが同一であると判定された場合のいずれかにおいて、前記実行されている再生処理を続行させる一方、前記終了/初期化ステップにおいて終了/初期化要求が生成された場合に前記制御要求確認ステップで取得された再生制御要求に基づく再生制御による再生処理に切り替えるために前記実行されている再生処理を初期化する機能処理ステップと、
    を有したことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  3. 再生制御指示信号が入力されるとこの再生制御指示に基づくコンテンツの再生処理を実行させるための再生制御要求とこの再生制御要求の内容を識別するための要求制御IDとを生成する制御機能と、この生成された再生制御要求に基づく再生制御により前記コンテンツの再生処理を実行する複数の処理機能からなる再生機能とを有して非同期にコンピュータに実行させるコンテンツ再生用プログラムであって、
    前記再生機能の各処理機能は、
    現在実行している再生処理の再生制御を識別する実行制御IDを保持する制御ID保持機能と、
    前記制御機能で前記再生制御要求および前記要求制御IDが生成されると、これら生成された再生制御要求および要求制御IDを取得し、この取得された要求制御IDと前記保持された実行制御IDとが同一か否かを判定する制御要求確認機能と、
    この制御要求確認機能において前記要求制御IDと前記実行制御IDとが同一でないと判定された場合に、前記実行されている再生処理の再生制御の終了/初期化要求を生成する終了/初期化機能と、
    前記制御要求確認機能において前記要求制御IDが取得されていない場合、又は前記制御要求確認機能において前記要求制御IDが取得されて且つこの要求制御IDと前記実行制御IDとが同一であると判定された場合のいずれかにおいて、前記実行されている再生処理を続行させる一方、前記終了/初期化機能において終了/初期化要求が生成された場合に前記制御要求確認機能で取得された再生制御要求に基づく再生制御による再生処理に切り替えるために前記実行されている再生処理を初期化する機能処理機能と、
    を有したコンテンツ再生用プログラム。

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