JP2007267181A - 高周波電力送信装置 - Google Patents

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昌宏 前田
Katsuhiko Kawashima
克彦 川島
Masatoshi Kamiya
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    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
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    • H03F1/565Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for using inductive elements

Abstract

【課題】広い周波数帯域において、高効率かつ低歪な高周波送信部を作製するための手段を提供する。
【解決手段】高周波電力トランジスタと、負荷整合回路105と、位相回路11と、アイソレータ141と、を具備し、任意の周波数fにおいて、前記負荷整合回路の出力端116から前記位相回路側を見たインピーダンスをR[f]+jX[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、X[L]<X[H]の関係を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話をはじめとする移動体通信の送信用に用いられる高周波電力増幅器に関するものである。
携帯電話機の小型・軽量・長時間通話を実現するために、バッテリーの小型化に加えて、電力消費量のウエイトが高い送信用電力増幅器の高効率化(省電力化)が重要とされている。携帯電話用の送信用電力増幅器はPAモジュールと呼ばれ、高周波特性と電力変換効率に優れるGaAs高周波トランジスタが主に用いられている。このGaAs電力トランジスタには大別して、電界効果型トランジスタ(以下、FETと記す。)とヘテロバイポーラトランジスタ(以下、HBTと記す。)がある。
(従来技術の例1)
GaAsHBTを用いた従来技術の例1の高周波電力増幅(PA)モジュールの概略図を図17に示す。以下、この図を参照しながら従来のGaAsPAモジュールを説明する。なお、以降、同じ要素には同一の部品番号を付与して説明を行う。(例えば特許文献1参照)
入力端子116から入力された高周波電力は入力整合回路103を通過して前段HBT101に入力される。入力整合回路103は、入力端子106から順に、シャントインダクタ107と直列コンデンサ108から構成されている。前段HBT101で増幅された高周波電力は、段間整合回路104を通過して後段HBT102に入力される。段間整合回路104は、前段HBT101から順に、シャントコンデンサ109と直列インダクタ110から構成されている。後段HBT102で増幅された高周波電力は、出力整合回路105を通過して、出力端子116から出力される。出力整合回路105は、後段HBT102から順に、マイクロストリップ線路111、シャントコンデンサ112と直列コンデンサ113から構成されている。マイクロストリップ線路111の特性インピーダンスは50Ωに設計されており、直列コンデンサ113は直流阻止のために用いられる。コレクタ電源端子117、118は、チョークコイル123、124を介して、それぞれ前段HBT101、後段HBT102のコレクタに接続されている。このチョークコイル123、124は、高周波電力がコレクタ電源端子117、118に漏れることを防止するために設けられている。前段HBT101、後段HBT102のベース端子には温度補償回路として機能するバイアス回路121−1、121−2が接続されている。バイアス回路121には、コントロール端子119−122が接続されている。
従来のPAモジュールの構造図を図18に示す。モジュール基板131は3層からなる樹脂基板(131−1、131−2、131−3)により構成されており、基板の誘電率はそれぞれ4.4である。最下層基板131―3の裏面には入力端子106、出力端子116、グランド端子130、および電源端子117、118、コントロール端子119−122が形成されている。最上層基板131―1の上面には金属配線132が形成されている。入力整合回路103、段間整合回路104、出力整合回路105は、金属配線132、チップコンデンサ135およびチップインダクタ136により形成される。貫通穴137の側壁には金属膜が形成されており、各層の基板131上に形成された金属配線が必要に応じて電気的に接続されている。最上層基板131−1の上面に形成されたグランド電極138上にはGaAsHBTチップ133が実装されている。ボンディングワイヤー134によりHBTチップ133と金属配線132を電気的に接続している。
ワイドバンドCDMA用の電力増幅器として、周波数1940MHz〜1960MHz、電源電圧3.5V、出力電力27dBmの条件において、−40dBc以下の隣接チャンネル漏洩電力(以下、単にACPRと記載する。)特性と、43%以上の電力変換効率(以下、単に効率と記載する。)が要望される。この特性を満足するためには、電力増幅器125において、後段HBT102から見た負荷インピーダンスZL(TR)を5Ωに設定することが好ましい。具体的には、図11において、マイクロストリップ線路111の長さを3.5mm、シャントコンデンサ112の容量を4.5pF、直列コンデンサ113の容量を100pFに設定すればよい。
電力増幅器125の出力端子116から見た負荷ZL(PA)を50Ωに終端した時、後段HBTの出力端から見た負荷ZL(TR)は、周波数1940MHz、1950MHz、1960MHzにおいて、それぞれ、5.1―j0.5Ω、5Ω、4.9+j0.5Ωである。Z0=5Ωで規格化したZL(TR)のVSWRは周波数1940―1960MHzにおいて、1.1以下となる。この負荷条件で増幅器125を評価した結果、周波数1940MHz〜1960MHz、電源電圧3.5V、出力電力27dBmにおいて、ACPR−42dBc、効率45%と良好な特性であった。
従来技術の例1における増幅器の特性一覧表を図19に示す。
一般に高周波デバイスでは、動作周波数(f)に対する周波数帯域(Δf)の比率Δf/fは、帯域の広さを表す指標であり、この値が大きくなると帯域内でのRF特性の平準化が難しい。電力増幅器の場合には、Δf/fが大きくなると、中心値から離れた周波数で、効率とACPR特性が低下する。従来技術の例1の場合には、Δf/f=1%と小さいので、動作帯域内でのRF特性の劣化は見られない。
(従来技術の例2)
携帯電話によるデータ通信の増加に伴い、通信チャネル数の増加が急務になっている。また、携帯電話を海外でも使用できるように、海外の周波数バンドにも対応できる携帯端末が商品化されている。このように、一つ携帯端末で複数の周波数帯が使用される、いわゆるマルチバンド化の傾向は、今後ますます加速するものと思われる。携帯電話のマルチバンド化において、端末の低コスト、小型を実現する有力な方法が、電力増幅器を複数の周波数帯で使用することである。たとえば、ワイドバンドCDMA端末において、電力増幅器を1.7GHz帯と1.9GHz帯の2つの周波数帯で共用して使用することが考えられる。1.7GHz帯の周波数レンジは、1750MHz〜1785MHzであり、1940MHz〜1960MHzと共用して使用するためには、1750MHz〜1960MHzで要望特性を満足する必要がある。以下、電力増幅器125を1750MHz〜1960MHzの周波数帯で動作させることについて言及する。
増幅器125は、1750MHz〜1960MHzの周波数帯域に対応するために、負荷整合回路105に若干の変更を行っており、具体的には、図17において、マイクロストリップ線路111の長さを3.6mm、シャントコンデンサ112の容量を4.7pFにしている。図13に、出力端子116から見た負荷ZL(PA)を50Ωに終端した場合における、ZL(TR)のスミスチャートを示す。帯域の中心周波数の1850MHzでは5―j0Ωであるが、周波数1960MHzでは4.6+j1.6Ω、周波数1750MHzでは5.6―j1.6Ωであり、周波数帯の拡大により、ZL(TR)の分散が拡大する。Z0=5Ωで規格化したZL(TR)のVSWRは、1750MHz〜1960MHzでは1.5以下である。
増幅器125の高周波電力特性を、電源電圧3.5V、出力電力27dBmの条件で評価した結果、中心周波1850MHzでは、ACPR特性−42dBc、効率45%であった。しかしながら、周波数が帯域の中心から離れるに従って特性の劣化が見られ、下限の周波数(1750MHz)ではACPR特性−39dBc、効率40%となり、他方、上限の周波数(1960MHz)ではACPR特性−37dBc、効率43%となった。
従来技術の例2における増幅器の特性一覧表を図20に示す。
本増幅器の場合には、Δf/f=10.5%と大きいので、帯域内(Δf=210MHz)でも中心値から離れた周波数で、効率とACPR特性が低下している。携帯電話に用いられている通常の電力増幅器では、Δf/fが5%以上になると、上下限の周波数で特性の劣化が見られる。
(従来技術の例3)
図21は従来技術の例3の無線通信機における高周波送信部のブロック図である。電力増幅器125から出力された送信波はアイソレータ141、デュープレクサ142を介して、アンテナ145から出力される。一方、アンテナから入力された受信波は、デュープレクサ142を介して、受信用IC143に入力される。アイソレータ141は、デュープレクサ142からアンテナ145間のインピーダンスが変化した際にも、増幅器125の出力端116からアイソレータ141を見たインピーダンスZL(PA)が変化しないように用いられている。
図22は従来のアイソレータの入力インピーダンスを示すスミスチャートである。図21において、増幅器125の出力端子116は直接にアイソレータ141の入力端子と接続されているので、アイソレータ141の入力インピーダンスがそのままZL(PA)となる。ZL(PA)は、周波数1750MHz、1850MHz、1960MHzにおいて、それぞれ、49+j7.8Ω、50Ω、49−j7.9Ωである。1750MHz〜1960MHzの周波数における入力インピーダンスのVSWRは1.5以下である。
このとき、後段HBT102の出力端から見たZL(TR)のスミスチャートを図23に示す。ZL(TR)は周波数1750MHz、1850MHz、1960MHzにおいて、それぞれ、6.2−j2.4Ω、5Ω、4.2+j2.2Ωである。Z0=5Ωで規格化したZtrのVSWRは周波数1750MHz〜1960MHzにおいて、2以下となる。従来技術の例2の場合と比較して、アイソレータ141を使用することにより、ZL(TR)のVSWRはが1.5以下から2以下に増加し、分散が大きくなる。この原因は、アイソレータ141の入力インピーダンスが周波数特性を持つことによる。この負荷条件において、増幅器125を電源電圧3.5V、出力電力27dBmで評価した結果、中心周波数1850MHzで、ACPR特性−42dBc、効率45%であった。しかしながら、帯域の中心から離れ周波数で特性の劣化が見られ、下限の周波数(1750MHz)ではACPR特性−37dBc、効率40%となり、上限の周波数(1960MHz)ではACPR特性−37dBc、効率43%となった。このように、Δf/f=10.5%と大きく、さらにアイソレータを使用することにより、インピーダンスの分散がさらに大きくなっているので、中心値から離れた周波で効率とACPR特性の低下がいっそう顕著になっている。
従来技術の例3における増幅器の特性一覧表を図24に示す。
以上説明したように、従来の高周波送信部において、動作する周波数の帯域が狭い場合(従来技術の例1)には、増幅器125は良好なACPR特性と効率を実願する。しかしながら、動作周波数帯域が広くなり、Δf/fが増加すると(従来技術の例2)、ZL(TR)の周波数分散が大きくなり、ACPR特性と効率が低下し要望の特性を満足できなくなる。さらに、増幅器の出力端にアイソレータを直接接続して使用する場合には(従来技術の例3)、ZL(TR)の分散はより拡大し、ACPR特性と効率の低下がさらに顕著となる。
特開平11−266130号公報
従来の高周波送信部において、動作周波数帯域が広くなり、Δf/fが増加すると(従来技術の例2)、ZL(TR)の周波数分散が大きくなり、ACPR特性と効率が低下し要望の特性を満足できなくなる。さらに、増幅器の出力端にアイソレータを直接接続して使用する場合には(従来技術の例3)、ZL(TR)の分散はより拡大し、ACPR特性と効率の低下がさらに顕著となる。
本発明は、前記課題に鑑み、広い周波数帯域において、高効率かつ低歪な高周波送信部を作製するための手段を提供することを目的とする。
本発明は、高周波電力の増幅を行うトランジスタと、前記トランジスタに電流を供給するバイアス回路を有する高周波電力増幅器において、
(1)高周波電力の増幅を行うトランジスタと、前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、前記負荷整合回路に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを所定の値に設定する位相回路と、前記位相回路に接続されており、動作周波数に対して所定のインピーダンスを有するアイソレータと、を具備し、任意の周波数fにおいて、前記負荷整合回路の出力端から前記位相回路側を見たインピーダンスをR[f]+jX[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、X[L]<X[H]の関係を満足することを特徴とする。
(2)前記(1)と同様の構成において、任意の動作周波数fにおいて前記負荷整合回路の出力端から前記アイソレータ側を見たインピーダンスをZ[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、Z[L]がスミスチャート上のキャパシティブ領域、Z[H]がスミスチャート上のインダクティブ領域にあることを特徴とする。
(3)前記(1)と同様の構成において、負荷整合回路と、位相回路と、が同一のパッケージ内に実装されていることを特徴とする。
本願発明により、ZL(PA)の周波数分散を縮小、または解消することにより、1750MHz〜1960MHzの全周波数において、電源電圧3.5V、出力電力27dBmの条件で、ACPR特性−42dBc、効率45%を実現した。従来の電力増幅器ではΔf/fが5%以上になると両端の周波数で特性に劣化が見られたが、本増幅器では、Δf/f=10.5%においても、全帯域で良好な特性を実現する。
また、本願発明により、携帯電話端末において、電力増幅器と位相回路を別々に設計する必要が無く、開発が容易となる。また、セットの製造工程において、電力増幅器と位相回路を個別に実装する必要が無いので実装部品数を低減することができる。
以下、本発明に係る高周波電力増幅器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の無線通信機における高周波送信部のブロック図である。図21に示した従来の高周波送信部のブロック図との違いは、増幅器125の出力側の端子116とアイソレータ141の入力側の端子16との間に位相回路11が接続されていることである。位相回路11は、入力側から、直列コンデンサ12、シャントインダクタ13、直列コンデンサ14により構成されている。コンデンサ12は1.9pF、インダクタ13は4.1nH、コンデンサ14は1.9pFである。このとき、端子16から端子116までの位相回転は周波数1850MHzにおいて、−170°(時計回りを正の回転とする。)である。
端子16からアイソレータ141を見たインピーダンスZL(Iso)は図22と同様であり、1750MHz〜1960MHzにおけるZL(Iso)のVSWRは1.5以下である。ZL[f]=R[f]+jX[f]とするとき、ZL(Iso)については、X[1750MHz]>X[1850MHz]>X[1960MHz]の関係となっている。また、ZL[1750MHz]はスミスチャート上のインダクティブ領域に存在しており、ZL[1960MHz]はキャパシティブ領域に存在している。
図2は、図1におけるZL(PA)のスミスチャートを示す。ZL(PA)は、周波数1750MHz、1850MHz、1960MHzにおいて、それぞれ、46.5―j7Ω、50Ω、52+j8.3Ωである。1750MHz〜1960MHzにおけるZL(PA)のVSWRは1.5以下である。位相回路11を使用することにより、ZL(PA)は、ZL(Iso)からスミスチャート上で−170°回転した関係にある。ZL[f]=R[f]+jX[f]とするとき、ZL(PA)については、X[1750MHz]<X[1850MHz]<X[1960MHz]となり、ZL(Iso)と逆の周波数特性になっている。ここで、X[f]はfの増加に伴って単調増加している。また、Z[1750MHz]はスミスチャート上のキャパシティブ領域に存在しており、Z[1960MHz]はインダクティブ領域に存在している。さらに、R[1750MHz]<R[1850MHz]<R[1960MHz]を満足しており、R[f]はfの増加に伴って単調増加している。また、Z[1750MHz]<50Ωであり、R[1960MHz]>50Ωである。
図3は、後段HBT102の出力端から見たZL(TR)のスミスチャートを示す。ZL(TR)は、それぞれの周波数において、5.3−j0.8Ω、5Ω、4.8+j0.8Ωである。Z0=5Ωで規格化したZL(TR)のVSWRは、周波数1750MHz〜1960MHzにおいて、1.2以下となる。従来技術の例3の場合では、ZL(TR)のVSWR=2の方が、ZL(Iso)のVSWR=1.5よりも大きくなる(分散が大きくなる)のに対し、本実施の形態では、逆に、ZL(TR)のVSWRの方が小さくなる(分散が小さくなる)という重要な特徴を有している。このように、位相回路11は、ZL(TR)のVSWRの分散を、ZL(Iso)のVSWRの分散よりも小さくする機能を有する。
図4に、ZL(PA)からZL(TR)へのインピーダンス変換のスミスチャートを示す。これを用いて、ZL(TR)の分散が低減される理由を説明する。図4において、シャントCによる変換およびMSLによる変換は、それぞれ、図1のシャントコンデンサ112およびマイクロストリップライン111による変換に相当する。図4において、シャントCによる変換は、アドミッタンス線に沿っての回転であり、変換量はjωCで現される(ω=2πf)。ここで周波数が高いほどこの変換量は大きくなるので、ZL(TR)の分散を小さくするためには、あらかじめZL(PA)の周波数特性おいて、周波数の高い側のアドミッタンス成分の値を大きくすることが好ましい。このためには、ZL[f]=R[f]+jX[f]において、使用周波数の下限をL、使用周波数の上限をHとするとき、ZL(PA)について、X[L]<X[H]の関係になるようにすれば良い。また同式において、X[L]を負の値、X[H]を正の値に選んでもこの関係が得られる。また、ZL[L]をスミスチャート上のキャパシタ領域、ZL[H]を同上のインダクタ領域に選んでもこの関係は満足される。
また、シャントCによるアドミッタンス線に沿った回転において、高い周波数の回転を外側のアドミッタンス円に沿って行うと、ZL(TR)の分散を小さくすることができる。このためには、あらかじめZL(PA)の周波数特性において、周波数の高い側の抵抗成分の値を大きくすることが好ましい。このためには、ZL[f]=R[f]+jX[f]の式において、使用周波数の下限をL、使用周波数の上限をHとするとき、ZL(PA)について、R[L]<R[H]の関係になるようにすれば良い。また同式において、R[L]を50より小さい値、R[H]を50より小さい値に選んでもこの関係が得られる。
この負荷条件で増幅器125を評価した。ZL(TR)のVSWRが1.2以下と小さくなることにより、上下限の周波数において特性の改善が見られた。電源電圧3.5V、出力電力27dBmの条件で、下限の周波数(1750MHz)ではACPR特性−41dBc、効率43%となり、上限の周波数(1960MHz)ではACPR特性−39dBc、効率44%となった。
実施の形態1における増幅器の特性一覧表を図5にまとめる。
本電力増幅器では、Δf/f=10.5%と使用帯域が広いにも関わらず、上下限の周波数(1750MHz、1960MHz)での特性を大幅に改善することが可能になった。また、周波数帯域を1790MHzから1910MHzのΔf=120MHzに限れば、電源電圧3.5V、出力電力27dBmの条件で、ACPR特性−42dBc、効率45%を全帯域で満足した。従来の電力増幅器ではΔf/fが5%以上になると両端の周波数で特性に劣化が見られたが、本増幅器では、Δf/f=6.1%においても、全帯域で良好な特性を実現した。
さらに詳細な検討を行った結果、実施の形態1の位相回路11では、位相回転を−90°以下に設定することで、上下限の周波数で特性の改善を確認した。位相回路11による回転を−90°に設定した際のZL(PA)のスミスチャートを図6に示す。
(実施の形態2)
図7は実施の形態2の無線通信機における高周波送信部のブロック図である。図1に示した実施の形態1の高周波送信部のブロック図との違いは、出力整合回路105内のコンデンサ113と位相回路11内のコンデンサ12の合成容量として出力整合回路23にコンデンサ22を使用して位相回路24内のコンデンサを省いていることである。この構成を採用することで、同等の性能を得ながら、コンデンサ部品を1つ削減することが可能になる。
(実施の形態3)
図8は実施の形態3の無線通信機における高周波送信部のブロック図である。図1に示した実施の形態1の高周波送信部のブロック図との違いは、位相回路11の代わりに、位相回路29を使用している点である。位相回路29は、入力側から、直列インダクタ26、シャントコンデンサ27、直列インダクタ28により構成されている。直列インダクタ26は5.6nH、シャントコンデンサ27は1.7pF、直列インダクタ28は5.6nHある。このとき、端子16から端子116までの位相回転は周波数1850MHzにおいて、スミスチャート上で+190°(時計回りを正の回転とする。)である。実施の形態3の構成においても、高周波送信部の特性として、実施の形態1と同様の効果が得られる。
さらに詳細な検討を行った結果、実施の形態3の位相回路29では、位相回転を90°以上に設定することで、上下限の周波数で特性の改善を確認した。位相回路29による回転を90°に設定した際のZL(PA)のスミスチャートを図9に示す。
(実施の形態4)
図10は実施の形態4の無線通信機における高周波送信部のブロック図である。図1に示した実施の形態1の高周波送信部のブロック図との違いは、位相回路11の代わりに、位相回路33を使用している点である。位相回路33は、入力側から、シャントコンデンサ30、直列インダクタ31、シャントコンデンサ32により構成されている。シャントコンデンサ30は1.9pF、直列インダクタ31は4.1nH、シャントコンデンサ32は1.9pFある。このとき、端子16から端子116までの位相回転は周波数1850MHzにおいて、スミスチャート上で+190°である。実施の形態4の構成においても、高周波送信部の特性として、実施の形態1と同様の効果が得られる。
(実施の形態5)
図11は従来のアイソレータ141と異なる特性を示す本発明のアイソレータの入力インピーダンスを示すスミスチャートである。図22に示した従来のアイソレータ141との違いは、1750MHz〜1960MHzの周波数における入力インピーダンスのVSWRが大きくなっていることあり、図22の従来のアイソレータが1.5以下であるのに対し、本発明のアイソレータは2以下であり、周波数に対するインピーダンスの分散が拡大している。図1に示した実施の形態1の高周波送信部のアイソレータ141に本発明のアイソレータを用いることを考える。コンデンサ12、インダクタ13、およびコンデンサ14の定数は実施の形態1と同一である。このとき、端子16から端子116までの位相回転は周波数1850MHzにおいて、−170°(時計回りを正の回転とする。)である。端子116から位相回路11側を見たインピーダンスZL(PA)のスミスチャートを図12に示す。ZL(PA)は、周波数1750MHz、1850MHz、1960MHzにおいて、それぞれ、43―j14Ω、50Ω、54+j16Ωである。このとき、後段HBT102の出力端から見たZL(TR)のスミスチャートを図13に示す。ZL(TR)は、それぞれの周波数においてすべて、ちょうど5Ωに集約される。Z0=5Ωで規格化したZL(TR)のVSWRは、周波数1750MHz〜1960MHzにおいて、最小の1となる。
この負荷条件で増幅器125を評価した。ZL(PA)の周波数分散をなくすことにより、1750MHz〜1960MHzの全周波数において、電源電圧3.5V、出力電力27dBmの条件で、ACPR特性−42dBc、効率45%を実現した。実施の形態5における増幅器の特性一覧表を図14にまとめる。
(実施の形態6)
図15は実施の形態6の無線通信機における高周波送信部のブロック図である。図7に示した実施の形態2の高周波送信部のブロック図との違いは、電力増幅器36が負荷整合回路23のみならず、位相回路24を有していることである。具体的には、同一のパッケージ内、あるいは同一の基板上に、GaAsHBTを形成したチップと、負荷整合回路23と、位相回路24が実装されている。点37からアイソレータ38側を見たインピータンスは、図11のインピーダンスと同様である。本実施の形態により、携帯電話端末において、電力増幅器と位相回路を別々に設計する必要が無く、開発が容易となる。また、セットの製造工程において、電力増幅器と位相回路を個別に実装する必要が無いので実装部品数を低減することができる。実施の形態5に示した本発明の高周波送信部と同じ効果を得ることができることは、言うまでもない。
(実施の形態7)
図16は実施の形態7の無線通信機における高周波送信部のブロック図である。図7に示した実施の形態2の高周波送信部のブロック図との違いは、アイソレータユニット42の中に、アイソレータ38と位相回路40が形成されていることである。具体的には、同一のパッケージ内、あるいは同一の基板上に、アイソレータ38と位相回路40が実装されている。点43からアイソレータユニット42を見たインピーダンスは、図12のインピーダンスと同様である。本実施の形態により、携帯電話端末の実装部品数を低減しながら、実施の形態5に示した本発明の高周波送信部と同じ効果を実現することができる。
また、特に位相回路40を使用しなくても、アイソレータそのもののインピーダンス特性を、図2もしくは図11で示す特性にすることで、広帯域性能に優れた高周波送信部を実現することができる。
以上の全ての実施の形態では、アイソレータを用いて特性改善の事例を示したが、アイソレータを用いない場合であっても、例えば、図1において、アイソレータ141の無い場合であっても、デュープレクサ142のインピーダンスを位相回路11によって同様に制御することにより、同様の効果を得ることができる。
また、以上の実施の形態では、1.7GHz帯と1.9GHz帯の電力増幅器の共用を検討したが、800MHz帯と900MHz帯にも応用展開できることは言うまでもない。
本発明にかかる高周波電力送信装置は、動作周波数帯域の広い、良好な隣接チャンネル漏洩電力(ACPR)特性及び電力変換効率を有する高周波電力送信装置を得ることができ、携帯電話をはじめとする移動体通信の送信装置に用いられる技術として有用である。
本発明の実施の形態1の無線通信機における高周波送信部のブロック図 本発明の実施の形態1のZL(PA)のスミスチャート 本発明の実施の形態1のZL(TR)のスミスチャート 本発明の実施の形態1のZL(PA)からZL(TR)へのインピーダンス変換図 本発明の実施の形態1における増幅器の特性一覧表を示す図 本発明の実施の形態1の最適化したZL(PA)のスミスチャート 本発明の実施の形態2の無線通信機における高周波送信部のブロック図 本発明の実施の形態3の無線通信機における高周波送信部のブロック図 本発明の実施の形態3のZL(PA)のスミスチャート 本発明の実施の形態4の無線通信機における高周波送信部のブロック図 本発明の実施の形態5のアイソレータの入力インピーダンスを示すスミスチャート 本発明の実施の形態5のZL(PA)のスミスチャート 本発明の実施の形態5のZL(TR)のスミスチャート 本発明の実施の形態5における増幅器の特性一覧表を示す図 本発明の実施の形態6の無線通信機における高周波送信部のブロック図 本発明の実施の形態7の無線通信機における高周波送信部のブロック図 GaAsHBTを用いた従来技術の例1のPAモジュールの概略図 従来技術の例1のPAモジュールの断面構造図 従来技術の例1における増幅器の特性一覧表を示す図 従来技術の例2における増幅器の特性一覧表を示す図 従来技術の例3の無線通信機における高周波送信部のブロック図 従来のアイソレータの入力インピーダンスのスミスチャート 従来技術の例3のZL(TR)のスミスチャート 従来技術の例3における増幅器の特性一覧表を示す図
符号の説明
11,24,29,33,40 位相回路
12,14,30,32,112,113 コンデンサ
13,26,28,31 インダクタ
23,105 出力整合回路
36,125 電力増幅器
38,141 アイソレータ
42 アイソレータユニット
101 前段HBT
102 後段HBT
103 入力整合回路
104 段間整合回路
111 マイクロストリップライン
142 デュープレクサ
143 受信用IC
145 アンテナ

Claims (20)

  1. 高周波電力の増幅を行うトランジスタと、
    前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、
    前記負荷整合回路に接続されており、上記動作周波数に対して所定のインピーダンスを有するアイソレータと、を具備し、
    任意の動作周波数fにおいて前記負荷整合回路の出力端から前記アイソレータ側を見たインピーダンスをR[f]+jX[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、X[L]<X[H]の関係を満足することを特徴とする高周波電力送信装置。
  2. 動作周波数の中心値をMとするとき、X[L]<X[M]<X[H]の関係を満足することを特徴とする請求項1記載の高周波電力送信装置。
  3. R[L]<R[H]の関係を満足することを特徴とする請求項1記載の高周波電力送信装置。
  4. 高周波電力の増幅を行うトランジスタと、
    前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、
    前記負荷整合回路に接続されており、上記動作周波数に対して所定のインピーダンスを有するアイソレータと、を具備し、
    任意の動作周波数fにおいて前記負荷整合回路の出力端から前記アイソレータ側を見たインピーダンスをZ[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、Z[L]がスミスチャート上のキャパシティブ領域、Z[H]がスミスチャート上のインダクティブ領域にあることを特徴とする高周波電力送信装置。
  5. 高周波電力の増幅を行うトランジスタと、
    前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、
    前記負荷整合回路に接続されており、上記動作周波数に対して所定のインピーダンスを有するアイソレータと、を具備し、
    前記トランジスタの出力端から出力側を見たインピーダンスのVSWRが、前記負荷整合回路の出力端から出力側を見たインピーダンスのVSWRよりも小さくなるように、前記アイソレータのインピーダンスが設定されていることを特徴とする高周波電力送信装置。
  6. 高周波電力の増幅を行うトランジスタと、
    前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、
    前記負荷整合回路に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを所定の値に変換する位相回路と、を具備し、
    任意の周波数fにおいて前記負荷整合回路の出力端から前記位相回路側を見たインピーダンスをR[f]+jX[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、X[L]<X[H]の関係になることを特徴とする高周波電力送信装置。
  7. 前記位相回路の出力端から高周波電力の出力側を見たインピーダンスをR1[f]+jX1[f]とするとき、X1[L]>X1[H]の関係を満足することを特徴とする請求項6記載の高周波電力送信装置。
  8. 動作周波数に対する前記位相回路による回転がー90°以下、または90°以上であることを特徴とする請求項6記載の高周波電力送信装置。
  9. 前記トランジスタと、前記負荷整合回路と、前記位相回路が同一パッケージ内に構成されていることを特徴とする請求項6記載の高周波電力送信装置。
  10. 動作周波数帯域をΔf、上記動作周波数の中心値をfMとするとき、Δf/fMが0.05以上であることを特徴とする請求項6記載の高周波電力送信装置。
  11. R[L]<R[H]の関係を満足することを特徴とする請求項6記載の高周波電力送信装置。
  12. 前記位相回路が直列キャパシタと並列インダクタにより構成されていることを特徴とする請求項6記載の高周波電力送信装置。
  13. 前記位相回路が直列インダクタと並列キャパシタにより構成されていることを特徴とする請求項6記載の高周波電力送信装置。
  14. 高周波電力の増幅を行うトランジスタと、
    前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、
    前記負荷整合回路に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを所定の値に変換する位相回路と、を具備し、
    任意の動作周波数fにおいて前記負荷整合回路の出力端から前記位相回路側を見たインピーダンスをZ[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、Z[L]がスミスチャート上のキャパシティブ領域、Z[H]がスミスチャート上のインダクティブ領域にあることを特徴とする高周波電力送信装置。
  15. 高周波電力の増幅を行うトランジスタと、
    前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、
    前記負荷整合回路に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを所定の値に変換する位相回路と、を具備し、
    前記トランジスタの出力端から出力側を見たインピーダンスのVSWRが、前記負荷整合回路の出力端から出力側を見たインピーダンスのVSWRよりも小さくなるように、前記位相回路が設定されていることを特徴とする高周波電力送信装置。
  16. 高周波電力の増幅を行うトランジスタと、
    前記トランジスタの出力側に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを変換する負荷整合回路と、
    前記負荷整合回路に接続されており、動作周波数に対するインピーダンスを所定の値に設定する位相回路と、
    前記位相回路に接続されており、動作周波数に対して所定のインピーダンスを有するアイソレータと、を具備し、
    任意の周波数fにおいて、前記負荷整合回路の出力端から前記位相回路側を見たインピーダンスをR[f]+jX[f]、動作周波数の下限値をL、上限値をHとするとき、X[L]<X[H]の関係を満足することを特徴とする高周波電力送信装置。
  17. 前記位相回路の出力端から前記アイソレータ側を見たインピーダンスをR2[f]+jX2[f]とするとき、X2[L]>X2[H]の関係を満足することを特徴とする請求項16記載の高周波電力送信装置。
  18. 前記位相回路と前記アイソレータが同一パッケージ内に構成されていることを特徴とする請求項16記載の高周波電力送信装置。
  19. 前記動作周波数が、1.7GHz帯と1.9GHz帯を含むことを特徴とする請求項16記載の高周波電力送信装置。
  20. 前記動作周波数が、800MHz帯と900MHz帯を含むことを特徴とする請求項16記載の高周波電力送信装置。
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