JP2007266906A - 移動体通信の電界品質監視システム及びその監視方法 - Google Patents

移動体通信の電界品質監視システム及びその監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動体通信システムにおける電界品質の測定を好適に行うことが可能な移動体通信の電界品質監視システムを提供する。
【解決手段】 移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置S、移動体通信のカバー領域に配置され、監視制御装置Sからの指令に応じて電界品質に関する測定を行い、測定結果を監視制御装置Sに送信する測定機Aとを備える。測定機Aは、電界品質に関する測定結果を一時的に保存するメモリA1を備え、該メモリA1に保存された測定結果を、監視制御装置Sにより指令されたタイミングで該監視制御装置Sに送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体通信の電界品質監視システム及びその監視方法に関する。
移動体通信システムにおいて、基地局がカバーしている広範囲なカバー領域の電界品質及びネットワークの安定運用は、通信品質並びに通信キャパシティと密接な関係がある。このため、電界品質の監視制御は重要な課題となっている。
しかしながら、電界品質の監視制御は、各オペレータにとって膨大な費用が発生するため、定時的には行われていない。
従来、電界品質の監視制御は、例えば、各メーカより新規開発された携帯端末装置が市場に投入される前に、該携帯端末装置の通信品質を確認するため、フィールドテストを実施する際、そのフィールドテストと並行して行われていた。
電界品質の監視制御としては、例えば、ネットワーク側の電界品質の測定、基地局の送信パワー調整、基地局アンテナの指向性調整、並びに、それらに関連するパラメータの適切性の確認及び必要に応じた調整が行われる。
従来採られていたこの監視方法は、新規開発された携帯端末装置を携行し限定された特定のルートを走行しながら、携帯端末装置それぞれの品質を測定し、確認する方法である。
本発明に関連する先行技術文献としては、特許文献1がある。特許文献1には、無線基地局或いは端末装置に接続された無線装置により上下回線それぞれの回線品質を測定する技術が開示されている。
特開2002−084237号公報
しかしながら、従来の方法では、特定ルートを走行しながら行うため、基地局がカバーしているカバー領域における一部の場所でしか電界品質の監視が行われないという問題があった。
また、従来の方法では、全ての領域において、気候の変化、物理的反射波の変化(例えば新しい高層ビルが建てられることによる変化)、特定場所に行事が行われるときの通信量の急激増加などのネットワークの不安定動作などの瞬時的な電界品質の変動に対応することができず、定期的に電界品質を収集し、各地の電界を調整する必要性が生じてきた。
フィールドテストおいて、電界品質と電界分布とが適正であることの確証は、測定対象となる携帯端末装置の測定品質に依存するため、携帯端末装置の測定品質がよくない場合、電界品質の測定結果並びに、電界分布の測定結果の精度が低下し、測定値そのものの誤差も大きくなるという問題点がある。
また、フィールドテスト自体は定期的に実施されないため、たとえば、新しい測定結果を古い測定結果と比較する場合、フィールドテストが実施された日時の天気変化などにより比較結果が左右されやすいなどの問題点もある。
または、フィールドテストを実施する場合、正常に動いている通信トラフィックへの影響を与える可能性があるので、それを最低限するために、測定の実施或いは測定結果を報告するタイミングも考慮する必要がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、移動体通信システムにおける電界品質の測定を好適に行うことが可能な移動体通信の電界品質監視システム及びその監視方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電界品質監視システムは、移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置と、移動体通信のカバー領域に配置され、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行い、その測定結果を前記監視制御装置に送信する測定機と、を備えることを特徴としている。
本発明の電界品質監視システムにおいては、前記監視制御装置は、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを前記測定機に指令する一方で、前記測定機は、電界品質に関する測定結果を一時的に保存するメモリを備え、該メモリに保存された測定結果を、前記監視制御装置により指令されたタイミングで該監視制御装置に送信することが好ましい。
本発明の電界品質監視システムにおいては、前記監視制御装置は、通信トラフィック状態に応じて、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを決定し、該タイミングを前記測定機に指令することが好ましい。
本発明の電界品質監視システムにおいては、前記監視制御装置は、前記測定機に対する指令を基地局を介して前記測定機に送信し、前記基地局は、前記監視制御装置から前記測定機への指令に関する情報を、下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化して前記測定機に送信することが好ましい。
本発明の電界品質監視システムにおいては、前記測定機は、電界品質に関する複数種類の測定を実行可能に構成され、複数種類の測定のうち前記監視制御装置により指定された測定を実行することが好ましい。
本発明の監視制御装置は、移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置と、移動体通信のカバー領域に配置され、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行い、その測定結果を前記監視制御装置に送信する測定機と、を備える移動体通信の電界品質監視システムにおける前記監視制御装置であって、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを前記測定機に指令するように構成されていることを特徴としている。
本発明の監視制御装置においては、通信トラフィック状態に応じて、前記測定結果を前記測定機から当該監視制御装置に送信すべきタイミングを決定し、該タイミングを前記測定機に指令するように構成されていることが好ましい。
本発明の基地局は、本発明の移動体通信の電界品質監視システムにおける前記基地局であって、前記監視制御装置から前記測定機への指令に関する情報を、下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化する時間多重化手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の測定機は、移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置と、移動体通信のカバー領域に配置され、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行い、その測定結果を前記監視制御装置に送信する測定機と、を備える移動体通信の電界品質監視システムにおける前記測定機であって、電界品質に関する測定結果を一時的に保存するメモリを備え、該メモリに保存された測定結果を、前記監視制御装置により指令されたタイミングで該監視制御装置に送信するように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の測定機は、本発明の移動体通信の電界品質監視システムにおける前記測定機であって、下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化された指令に関する情報を、該下り送信キャリア電波より分離させる分離手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の移動体通信の電界品質監視方法は、移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置が、移動体通信のカバー領域に配置された測定機に対し、移動体通信の電界品質に関する測定を実行させる指令を送信する第1の過程と、前記測定機が、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行う第2の過程と、前記測定機が、電界品質に関する測定により得られた測定結果を前記監視制御装置に送信する第3の過程と、を備えることを特徴としている。
本発明の移動体通信の電界品質監視方法においては、前記第1の過程により送信される指令には、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングの指令が含まれ、前記測定機は、電界品質に関する測定結果を一時的に保存し、該メモリに保存された測定結果を、前記監視制御装置により指令されたタイミングで該監視制御装置に送信することが好ましい。
本発明の移動体通信の電界品質監視方法においては、前記監視制御装置は、通信トラフィック状態に応じて、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを決定し、該タイミングを前記測定機に指令することが好ましい。
本発明の移動体通信の電界品質監視方法においては、前記監視制御装置は、前記測定機に対する指令を基地局を介して前記測定機に送信するものであり、前記基地局は、前記監視制御装置から前記測定機への指令に関する情報を、下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化して前記測定機に送信することが好ましい。
本発明によれば、移動体通信システムのカバー領域において、容易に電界品質の測定データを収集できるため、各地点の電界の最適化、及びネットワークの保守を容易に行うことができる。気候の変化、反射波の変化、或いは、特定場所に行事が行われるときの通信量の急激な変動などより電界が悪化されるとき、測定により得られたデータに基づき電界を即時に調整することも可能になる。また、基地局による電力の送信故障が発生した場合も素早く発見もできる。
よって、電界品質及び電界分布を常に把握し、ネットワークの安定運用を可能とすることができる。
また、測定実施するタイミング、または測定結果を報告するタイミングが自由に設定できるので、通信トラフィック量が大きいときには測定実施或いは測定報告を避けることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る移動体通信の電界品質監視システム100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電界品質監視システム100は、基地局B、制御局D及び監視制御センター(監視制御装置)Sにより構成されたネットワークNと、このネットワークNの制御下で電界品質の測定を含む処理を行うテスター(測定機)Aと、を備えて構成されている。
基地局BはPICHデータを生成するPICHデータ生成部(時間多重化手段)B0を備え、テスターAに対する指令情報を、共通チャンネルであるPICH上で伝送する。
制御局Dは監視制御センターSからの指令情報を、基地局Bを含む下属の基地局群に転送する。
監視制御センターSは指令情報を出すとともに、テスターAにより収集及び報告された電界品質情報を管理する。
テスターAはネットワークNに属する基地局Bがカバーしているカバー領域に設置され、監視制御センターSからの指令情報に従い、該テスターAの設置領域における電界品質の測定などの処理を行う。
テスターAは、PICH上で伝送される指令情報をPICH上から分離するPICHデータ分離処理部(分離手段)A0と、測定した電界品質に関するデータ(測定結果のデータ)を記憶するメモリA1と、を備える。
図2は基地局Bがカバーしているカバー領域におけるテスターAの配置(分布)の一例を示す平面図である。
図2に示すように、基地局Bがカバーしているカバー領域内には、複数のテスターAが、例えば、マトリクス状に等間隔に配置されている。
図3はPICHの詳細を示す図である。
図3に示すように、PICHは例えば1ラジオフレーム(10ms)の情報量が300ビットで構成される。
既存の移動体通信システムでは、ページングインディケータ情報として、全300ビットのうちの288ビット(b0〜b287)が既に使用されている。
残り12ビット(b288〜b299)は従来は未使用(空き領域)のままであり、本実施形態では、この従来未使用の12ビットを指令情報領域として、監視制御センターSからの指令情報の伝送に用いる。
このように、従来未使用であったPICHの12ビットを活用するのは、既存の移動体通信システムの変更や負荷を最小限に抑えることを目的としている。
次に、動作を説明する。
ネットワークNの監視制御センターSから発せられる指令情報は、制御局Dを介して、基地局Bが送信する下り送信キャリア電波に乗ってセル内に送出される。指令信号の送出は、常時(例えば、10ms毎に)行われる。
ここで、本実施形態の場合、基地局BのPICHデータ生成部B0は、従来PICHにおける従来未使用の12ビットの領域に、指令情報を時間多重化する処理を行う。
基地局Bは、このようにして生成されたPICHデータを、下り送信キャリア電波として該基地局Bがカバーしているカバー領域に伝送する。
テスターAは、基地局Bからの下り送信キャリア電波を常時(例えば、10ms毎に)受信する。
テスターAのPICHデータ分離処理部A0は、基地局Bから受信した下り送信キャリア電波(本実施形態の場合、PICH)から、指令情報として用いられている12ビット分を分離する。
そして、テスターAは、そのPICHデータ分離処理部A0により分離された指令情報に従って電界品質の測定などの処理を実施し、測定結果をメモリA1に保存する。
また、テスターAは、ネットワークN側より指示されたタイミングで上り送信キャリア電波を通して、メモリA1に保存されている電界品質の測定結果をネットワークN側に送信(報告)する。
ネットワークNの監視制御センターSは、各地に配置されたテスターAから基地局B及び制御局Dを介して受けた測定結果を定期的に或いはリアルタイムに監視(分析)する。これにより、各基地局Bがカバーしている領域内の電波電界の分布やその変化などを常時或いは定期的に把握することが可能になる。
特に、天気気候による電界品質の瞬時的変化、高層ビル建設による環境変更に伴う電界品質の変化などのネットワーク安定運用の妨げがあった場合でも、常時、電界品質及び電界分布の再調整(最適化)を直ちに行うことができ、長期にわたるネットワークNの安定運用が可能となる。
次に、図4乃至図6を参照して、より詳しい動作の説明を行う。
図4はPICH上の指令情報領域(12ビット分)の内容の一例を示す図である。
図4に示すように、PICH上の12ビット指令内容のうち、ビット11にはテスターAの動作状態、ビット4〜ビット0にはテスターAが実施する測定の種類、ビット10〜ビット5には、テスターAが測定を行った後にネットワークN側に報告するタイミングが記述される。
テスターAは、ビット11(図4における一番左側のビット)の内容(“1”か“0”か)に応じて、測定動作を一切行わない“Idle状態”と、測定動作が可能な“Normal状態”と、に状態変化する。
すなわち、ネットワークN側から受ける指令情報内のビット11が“0”であれば、テスターAは“Idle状態”となり、測定動作は一切行わない。テスターAのバッテリ使用時間を長くさせるため、通常は“Idle状態”となる。
また、ネットワークN側から受ける指令情報内のビット11が“0”から“1”に変わると、テスターAは“Normal状態”に遷移する。
また、“Normal状態”に遷移するとともに、テスターAは、ビット4〜ビット0の値を識別し、実施すべき測定の内容を確認する。
テスターAは、具体的には、例えば、図4に示すように、ビット4〜ビット0の値が“00001”であればRSCP、EcN、RSSI値の測定を実施し、ビット4〜ビット0の値が“00010”であれば連続送信受信を実施して接続率を測定し、ビット4〜ビット0の値が“00011”であればBLER ERRORを測定し、ビット4〜ビット0の値が“00100”であればCall setup timeを測定する。
また、測定終了後は、テスターAは、測定結果をメモリA1に一旦保存する。
更に、テスターAは、ビット10〜ビット5において指示された報告タイミングでメモリA1から測定結果を読み出して、該測定結果をネットワークN側に送信する。
テスターAは、具体的には、例えば、図4に示すように、ビット10〜ビット5の値が“000000”であれば即時に測定結果を送信し、ビット10〜ビット5の値が“000001”であれば10ms後に送信し、ビット10〜ビット5の値が“000010”であれば100ms後に送信し、ビット10〜ビット5の値が“000011”であれば1s後に送信し、ビット10〜ビット5の値が“000100”であれば10s後に送信し、ビット10〜ビット5の値が“000101”であれば100s後に送信し、ビット10〜ビット5の値が“000110”であれば1000s後に送信するという具合に、メモリA1から読み出した測定結果の送信(報告)を行う。
なお、テスターAが測定結果を送信する上り送信キャリア電波は、例えば、共通チャネルのPRACHである。
図5は監視制御センターSの動作を示すフローチャートである。
監視制御センターSは、制御局D及び基地局Bを介して、テスターAに対して測定指示を送信する。
ここで、本実施形態では、例えば、監視制御センターSにおけるオペレータの操作に従って、各種の測定を定期的に実行する定期測定モードと、必要に応じて測定の組み合わせを変更して実行する特殊測定モードと、のうちの何れかの測定モードを実行することができるようになっている。
図5に示すように、監視制御センターSは、先ず、特殊測定モードの実行要求の有無を判定する(ステップA01)。
特殊測定要求がなければ(ステップA01のNo)、定期測定モードに入り、スケジュール通りにそれぞれの測定を指示を定期的に送信する(ステップA02−A09)。
ここで、監視制御センターSは、N個の測定項目と1対1で対応するN個の測定指示出力タイミング計時タイマー(第1〜第Nの測定指示出力タイミング計時タイマー)を備えている。
監視制御センターSは、各測定指示出力タイミング計時タイマーを常時監視(ステップA02、A03、A04、A05)し、各測定指示出力タイミング計時タイマーによる計時が満了するたびに、各測定指示出力タイミング計時タイマーと対応する測定の指示を送信する。
ここで、監視制御センターSは実の通信トラフィック状態を常に把握し、通信量のことを考慮して測定結果を報告するタイミングを決定し、そのタイミングに応じて各測定指示出力タイミング計時タイマーのタイマー値(計時が満了する時間)を設定する。
第1の測定指示出力タイミング計時タイマーが満了すると(ステップA02のYes)、監視制御センターSは電界(RSCP、EcN、RSSI)測定実施を制御局D、基地局Bを通してテスターAに指示し、その後第1の測定指示出力タイミング計時タイマーをクリアし該第1の測定指示出力タイミング計時タイマーによる計時を再開させる(ステップA06)。
同様に、第2の測定指示出力タイミング計時タイマーが満了すると(ステップA03のYes)、連続送信受信による接続率の測定実施をテスターAに指示し、その後第2の測定指示出力タイミング計時タイマーをクリアし該第2の測定指示出力タイミング計時タイマーによる計時を再開させる(ステップA07)。
同様に、第3の測定指示出力タイミング計時タイマーが満了すると(ステップA04のYes)、BLER ERROR測定の実施をテスターAに指示し、その後第3の測定指示出力タイミング計時タイマーをクリアし該第3の測定指示出力タイミング計時タイマーによる計時を再開させる(ステップA08)。
同様に、第4の測定指示出力タイミング計時タイマーが満了すると(ステップA05のYes)、CALL Setup Time測定の実施をテスターAに指示し、その後第4の測定指示出力タイミング計時タイマーをクリアし該第4の測定指示出力タイミング計時タイマーによる計時を再開させる(ステップA09)。
このように、定期測定モードの場合には、監視制御センターSはテスターAに対して定期的に測定指示を送出する。
一方、特殊測定要求がある場合は(ステップA01のYes)、特殊測定モードに入る。
特殊測定モードでは、例えば、要求された測定項目に電界(SCP、EcN、RSSI)の測定が含まれている場合(ステップA10のYes)、監視制御センターSは該当する測定指令をテスターAに送信する(ステップA14)。
同様に、要求された測定項目に連続送信受信による接続率の測定が含まれている場合(ステップA11のYes)、監視制御センターSは該当する測定指令をテスターAに送信する(ステップA15)。
同様に、要求された測定項目にBLER ERROR測定が含まれている場合(ステップA12のYes)、監視制御センターSは該当する測定指令をテスターAに送信する(ステップA16)。
同様に、要求された測定項目にCALL Setup Time測定が含まれている場合(ステップA13のYes)、監視制御センターSは該当する測定指令をテスターAに送信する(ステップA17)。
なお、監視制御センターSは、特殊測定モードにおいてテスターAに対して測定指示を送信する際(ステップA14〜A17など)には、実の通信トラフィック状態に応じた報告タイミング(測定結果の報告タイミング)を指示する情報(基地局BのPICHデータ生成部B0により生成されるPICHデータの指令情報領域におけるビット10〜5に反映される情報)も送信する。
図6はテスターAの動作を示すフローチャートである。
テスターAはN個の測定項目と1対1で対応する第1〜第Nの測定報告タイミング計時タイマーを備えている。
テスターAは、各測定報告タイミング計時タイマーを常時監視(ステップB01)し、何れかの測定報告タイミング計時タイマーによる計時が満了する(ステップB01のYes)たびに、計時が満了した測定報告タイミング計時タイマーと対応する測定結果をメモリA1より読み出してネットワークN側に送信(報告)し(ステップB02)、計時が満了した測定報告タイミング計時タイマーをクリアする(ステップB03)。
何れの測定報告タイミング計時タイマーによる計時も満了しない(ステップB01のNo)間は、常時受信されるPICHの指令情報領域のビット11をチェックする(ステップB04)。
ビット11が“0”の場合(ステップB05のNo)、新規測定指示がないことを意味するので、テスターAは“Idle状態”を継続し、ステップB01からの処理を繰り返す。
他方、ビット11が“1”の場合(ステップB05のYes)、テスターAは“Normal状態”に移行し、ビット4〜ビット0の内容を確認(ステップB06)した上で、要求された測定を実施する。
具体的には、例えば、ビット4〜0が“00001”であれば(ステップB07のYes)、電界(RSCP、EcN、RSSI値)の測定要求であるので、該測定を実施する(ステップB06)。
同様に、例えば、ビット4〜0が“00010”であれば(ステップB09のYes)、連続送信受信による接続率の測定要求であるので、該測定を実施する(ステップB10)。
同様に、例えば、ビット4〜0が“00011”であれば(ステップB11のYes)、BLER ERRORの測定要求であるので、該測定を実施する(ステップB12)。
なお、ビット4〜ビット0が“00000”である場合は、テスターAは“Normal状態”にいながら何も測定動作を行わない。
また、テスターAは、要求された各測定を行った後は、その測定結果をメモリA1に保存する(ステップB13)。
続いて、テスターAは、PICHの指令情報領域のビット10〜ビット5の内容を確認し、該ビット10〜5により指定されたタイミングで測定結果をネットワークN側に送信するために、新たにメモリA1に保存された測定結果と対応する測定報告タイミング計時タイマーのタイマー値をセットし、該測定報告タイミング計時タイマーによる計時を開始する(ステップB14)。ここで、例えば、ビット10〜5の値が“000000”であれば該当する測定報告タイミング計時タイマーのタイマー値を0sにセットし、同様に、ビット10〜5の値が“000001”であれば該当する測定報告タイミング計時タイマーのタイマー値を10msにセットし、ビット10〜5の値が“000010”であれば該当する測定報告タイミング計時タイマーのタイマー値を100msにセットし、ビット10〜5の値が“000011”であれば該当する測定報告タイミング計時タイマーのタイマー値を1sにセットし、ビット10〜5の値が“000100”であれば該当する測定報告タイミング計時タイマーのタイマー値を10sにセットし、ビット10〜5の値が“000110”であれば該当する測定報告タイミング計時タイマーのタイマー値を1000sにセットする。
その後、先に説明したステップB01−B03の動作を行うことにより、ネットワークN側から指定されたタイミングで該当する測定結果をネットワークN側に送信されることになる。
以上のような実施形態によれば、電界品質の測定データを周期的或いはリアルタイムに収集できるため、各地点の電界の最適化及びネットワークの保守を容易に行うことが可能になる。気候の変化、反射波の変化、或いは、特定場所で行事が行われるときの通信量の急激な変動などより電界が悪化されるときに、測定により得られたデータに基づき電界を即時に調整することも可能になる。
また、定期的な測定実施することにより、新しい測定結果を古い測定結果と比較することもできるため、結果が実施日時の天気変化などの影響を受けにくいようにできる。
また、基地局による電力の送信故障が発生した場合に素早く発見することもできる。
また、測定実施するタイミングや測定結果を報告するタイミングを自由に設定できるので、通信トラフィック量が大きいときには測定実施或いは測定報告を避けることが可能となる。
このように、電界品質及び電界分布を常に把握し、ネットワークの安定運用を可能とすることができる。
また、共通チャンネルのPICHの未使用ビット部分を利用することにより、現行の移動体通信システムの運用に負荷を与えないようにできる。
なお、上記の実施形態では、下り送信キャリア電波が共通チャンネルのPICHである例を説明したが、他のチャンネルの電波を用いても良い。例えば共通チャンネルのSCCPCH(FACH)や、SCCPCH(PCH)や、個別チャンネルのDPDCHであっても良い。
実施形態に係る移動体通信の電界品質監視システムの構成を示すブロック図である。 基地局がカバーしているカバー領域におけるテスターの配置(分布)の一例を示す平面図である。 PICHの詳細を示す図である。 PICH上の指令情報領域の内容の一例を示す図である。 監視制御センターの動作を示すフローチャートである。 テスターの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
A テスター(測定機)
A1 メモリ
A0 PICHデータ分離処理部(分離手段)
S 監視制御センター(監視制御装置)
B 基地局
B0 PICHデータ生成部(時間多重化手段)
100 電界品質管理システム

Claims (14)

  1. 移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置と、
    移動体通信のカバー領域に配置され、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行い、その測定結果を前記監視制御装置に送信する測定機と、
    を備えることを特徴とする移動体通信の電界品質監視システム。
  2. 前記監視制御装置は、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを前記測定機に指令する一方で、
    前記測定機は、電界品質に関する測定結果を一時的に保存するメモリを備え、該メモリに保存された測定結果を、前記監視制御装置により指令されたタイミングで該監視制御装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信の電界品質監視システム。
  3. 前記監視制御装置は、通信トラフィック状態に応じて、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを決定し、該タイミングを前記測定機に指令することを特徴とする請求項2に記載の移動体通信の電界品質監視システム。
  4. 前記監視制御装置は、前記測定機に対する指令を基地局を介して前記測定機に送信し、
    前記基地局は、前記監視制御装置から前記測定機への指令に関する情報を、下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化して前記測定機に送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の移動体通信の電界品質監視システム。
  5. 前記測定機は、電界品質に関する複数種類の測定を実行可能に構成され、複数種類の測定のうち前記監視制御装置により指定された測定を実行することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の移動体通信の電界品質監視システム。
  6. 移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置と、
    移動体通信のカバー領域に配置され、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行い、その測定結果を前記監視制御装置に送信する測定機と、
    を備える移動体通信の電界品質監視システムにおける前記監視制御装置であって、
    前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを前記測定機に指令するように構成されていることを特徴とする監視制御装置。
  7. 通信トラフィック状態に応じて、前記測定結果を前記測定機から当該監視制御装置に送信すべきタイミングを決定し、該タイミングを前記測定機に指令するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の監視制御装置。
  8. 請求項4に記載の移動体通信の電界品質監視システムにおける前記基地局であって、
    前記監視制御装置から前記測定機への指令に関する情報を、下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化する時間多重化手段を備えることを特徴とする基地局。
  9. 移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置と、
    移動体通信のカバー領域に配置され、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行い、その測定結果を前記監視制御装置に送信する測定機と、
    を備える移動体通信の電界品質監視システムにおける前記測定機であって、
    電界品質に関する測定結果を一時的に保存するメモリを備え、該メモリに保存された測定結果を、前記監視制御装置により指令されたタイミングで該監視制御装置に送信するように構成されていることを特徴とする測定機。
  10. 請求項4に記載の移動体通信の電界品質監視システムにおける前記測定機であって、
    下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化された指令に関する情報を、該下り送信キャリア電波より分離させる分離手段を備えることを特徴とする測定機。
  11. 移動体通信の電界品質に関する監視を行う監視制御装置が、移動体通信のカバー領域に配置された測定機に対し、移動体通信の電界品質に関する測定を実行させる指令を送信する第1の過程と、
    前記測定機が、前記監視制御装置からの指令に応じて電界品質に関する測定を行う第2の過程と、
    前記測定機が、電界品質に関する測定により得られた測定結果を前記監視制御装置に送信する第3の過程と、
    を備えることを特徴とする移動体通信の電界品質監視方法。
  12. 前記第1の過程により送信される指令には、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングの指令が含まれ、
    前記測定機は、電界品質に関する測定結果を一時的に保存し、該メモリに保存された測定結果を、前記監視制御装置により指令されたタイミングで該監視制御装置に送信することを特徴とする請求項11に記載の移動体通信の電界品質監視方法。
  13. 前記監視制御装置は、通信トラフィック状態に応じて、前記測定結果を前記測定機から該監視制御装置に送信すべきタイミングを決定し、該タイミングを前記測定機に指令することを特徴とする請求項12に記載の移動体通信の電界品質監視方法。
  14. 前記監視制御装置は、前記測定機に対する指令を基地局を介して前記測定機に送信するものであり、
    前記基地局は、前記監視制御装置から前記測定機への指令に関する情報を、下り送信キャリア電波の空き領域に時間多重化して前記測定機に送信することを特徴とする請求項11乃至13の何れか一項に記載の移動体通信の電界品質監視方法。
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