JPH11136823A - 送電線の位置計測方法及びそのシステム - Google Patents

送電線の位置計測方法及びそのシステム

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JPH11136823A
JPH11136823A JP29291497A JP29291497A JPH11136823A JP H11136823 A JPH11136823 A JP H11136823A JP 29291497 A JP29291497 A JP 29291497A JP 29291497 A JP29291497 A JP 29291497A JP H11136823 A JPH11136823 A JP H11136823A
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transmission line
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position measurement
measuring
station
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JP29291497A
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Inventor
Kenichi Otani
健一 大谷
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂れ下がりや振動等によって変化する送電線
の位置を精度良く計測する。 【解決手段】 鉄塔10,11,12間に架設された送
電線13の所定位置に複数のGPS方式を利用した位置
計測用の測定局20a〜20d,21a〜21d,22
a,22bを設置し、各測定局で人工衛星から測位のた
めの情報及び特定位置に配置された基地局30から位置
補正情報をそれぞれ受信し、これら情報に基づいて自装
置の位置を計測して、直接もしくは中継局40,41を
介して間接に基地局に送出し、基地局は、入力する各測
定局からの位置情報に基づいて送電線13の弛度を求
め、弛度に応じて送電線の通電電流の制御を行うことに
よって送電線位置を監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄塔間に架設さ
れ、垂れ下がりや振動等によって変化する送電線の位置
を計測して監視する送電線の位置計測方法及びそのシス
テムに関する。
【0002】
【関連する背景技術】従来、この種の装置には、例えば
特開平8−233568号公報に示すように、走行距離
計と傾斜計を搭載した走行装置を送電線上を走行させ
て、走行距離と傾きから送電線の弛度を測定するものが
あった。上記装置は、鉄塔に送電線を架設する作業の際
に、上記送電線上を走行して弛度を測定するものであ
り、送電線の弛度調整用に用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置
は、鉄塔に架設される送電線上を走行させなければなら
ないので、例えば上記送電線に雪の付着した場合や風等
によって上記送電線が振動している場合には、走行が不
可能となり、走行距離や傾きが測定できず、上記架空送
電線に常時設置されて、垂れ下がりや振動等によって変
化する送電線の位置を計測するものには適していないと
いう問題点があった。
【0004】また、その他に送電線の画像解析や導体温
度の表面温度計測によって、上記送電線の位置を測定す
る方法も検討されているが、いずれも測定精度が低いと
いう問題点があった。本発明は、上記問題点に鑑みなさ
れたもので、垂れ下がりや振動等によって変化する送電
線の位置を精度良く計測できる送電線の位置計測方法及
びそのシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、鉄塔間に架設された送電線の所定位置
に複数の位置計測装置を設置し、該各位置計測装置で人
工衛星から測位のための情報をそれぞれ受信し、該測位
のための情報に基づいて自装置の位置を計測して監視装
置に送出し、該監視装置は、入力する前記各位置計測装
置からの位置情報に基づいて前記送電線の弛度を求め、
該弛度に応じて該送電線の通電電流の制御を行うことに
よって送電線位置を監視する。
【0006】すなわち、送電線に設置された測定局から
なる各位置計測装置は、例えば送電線の垂れ下がった中
心位置に設置されるとともに、D(Differential)−汎
地球測位システム(Global Positioning System:以
下、「GPS」という)、RTK(Real Time Kinemati
c)−GPS方式の受信機を有し、人工衛星からの測位
情報に基づいて中心位置を測定し、基地局からなる監視
装置は、各測定局に計測された位置情報の出力要求を行
い、入力するこの計測値より弛度を計算し、送電線の弛
みが木々や建物等の地上構成物に悪影響を及ぼす限界弛
度を越えないように上記弛みの原因となる送電線の通電
電流の制御を行う。
【0007】また、位置精度1m以下を実現するために
は、特定位置に配置された基地局は、自装置内に設けた
GPS受信機で人工衛星から測位のための情報を受信
し、この測位情報に基づいて測位のための位置補正情報
を計測して送出し、測定局は、人工衛星からの測位のた
めの情報と基地局からの位置補正情報に基づいて自装置
の位置を測定することが好ましい。
【0008】また、送電線は、雪等が付着して強風にさ
らされると、上下に振動するギャロッピング等が生じて
相間短絡に至るので、監視装置は、この入力する位置計
測装置の位置情報に基づいて送電線のギャロップ等の異
常振動を検知することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る送電線の位置計測方
法を用いた位置計測システムを図1乃至図9の図面に基
づいて説明する。図1は、本発明の位置計測システムの
第1実施例の構成を示す構成図である。図において、各
鉄塔10間、鉄塔10,11間及び鉄塔10,12の間
には、例えば50万Vの一相が4導体からなる三相の送
電線が架設されており、この送電線のうちでもっとも低
い一相の送電線13の垂れ下がり中心位置には、4導体
を固定する多導体用スペーサが設けられている(図示せ
ず)。このスペーサ上では、導体内側の電界が零に近い
ので、本実施例では、このスペーサ上に測定局20a〜
20d,21a〜21d,22a〜22bをそれぞれ設
置させることによって、送電線の電界による後述するG
PS受信機等の機器への影響を防いでいる。また、緯
度、経度及び標高が予め認識されている既知の位置に
は、基地局30が設置され、さらに基地局30近傍の鉄
塔のうちで無線通信の距離が長すぎる所定間隔、例えば
基地局30から2km及び4km離れた鉄塔11,12
には中継局40,41が設置されている。
【0010】測定局20a〜20d,21a〜21d,
22a〜22bは、例えば基地局30からの距離等に応
じてそれぞれ3組のグループを構成しており、各グルー
プ毎に基地局30との間で、異なる通信周波数によるチ
ャネル設定がなされている。また、測定局20a〜20
dと基地局30とは、無線通信方式により直接的に情報
の伝送を行っており、測定局21a〜21d,22a〜
22bと基地局30とは、中継局40,41を介した無
線通信方式により間接的に情報の伝送を行っている。
【0011】測定局20a〜20d,21a〜21d,
22a〜22bは、以下に示すようにそれぞれ同様に構
成されている。上記測定局の計測部は、上記スペーサ上
に設置された筐体内に設けられ、図2に示すように、例
えばL1帯の電波のC/AコードとPコード及びL2帯の
電波のPコードを利用して、測位精度が標準偏差値で1
mmのRTK−GPS受信機23と、8ビットワンボー
ドマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)
24と、特定小電力無線装置であるテレメータ25とか
ら構成されている。
【0012】また、上記測定局の電源部は、図3に示す
ように、送電線13に取り付けられて送電線の通電電流
により交流起電力を生じさせる変流器26と、この交流
起電力から所望の5Vと12Vの直流電圧を得て、5V
電源をテレメータ25に、また5V電源と12V電源を
スイッチ28を介してマイコン24及びGPS受信機2
3に給電するコンバータ27と、テレメータ25のオン
/オフ端子によって切り替え制御されるスイッチ28と
から構成されている。
【0013】テレメータ25は、自局の属するグループ
に設定されたチャネルで基地局30から直接もしくは中
継局40,41を介して、自局宛てのデータ信号(自局
の認識番号が付加されたデータ信号)を受信しており、
上記データ信号をマイコン24に出力するとともに、オ
ン/オフ端子からGPS受信機23とマイコン24の電
源を制御するオン/オフ信号を出力している。このデー
タ信号には、測位のための位置補正情報(データ情報)
であるRTK情報が含まれるものと、テレメータ25へ
の制御信号、GPS受信機23の制御信号等が含まれも
のの2種類がある。また、テレメータ25は、マイコン
24から入力する自局の位置情報(位置データ)及び自
局の認識番号を含むデータ信号を基地局30に直接もし
くは中継局を介して間接的に送信している。なお、各測
定局のテレメータは、例えば時分割で上記データ信号の
送信を行っている。
【0014】マイコン24は、テレメータ25からの上
記データ信号が入力すると、データ情報(RTK情報)
や制御情報(制御信号)をGPS受信機23に出力する
とともに、後述するGPS受信機23からの位置データ
を内部に貯蔵している。そして、マイコン24は、基地
局30からの制御信号によって、例えば20秒毎にアク
セスされた時に、貯蔵された20組の各位置データをテ
レメータ25へ出力している。
【0015】GPS受信機23は、マイコン24からの
RTK情報を取り込み、例えば図示しない人工衛星から
受信した測定データと上記RTK情報とに基づいて、測
定局の位置を測定し、その位置データをマイコンに1秒
毎に出力している。なお、実施例の測定局では、GPS
受信機は、1秒毎に測定した測定データである緯度、経
度、標高、時間等のデータを取り込んでいるが、本発明
はこれに限らず、例えば監視されている測定局の位置デ
ータが所定閾値を越えた場合等には、基地局から制御信
号を送り、指定された測定局のGPS受信機を設定し直
し,例えば0.5秒毎に測定データを取り込むようにす
ることも可能である。また、GPS受信機の伝送速度が
許す範囲で取り込むデータ量を調整することも可能であ
る。
【0016】また、測定局のマイコンは、GPS受信機
で測定された位置データを測定時間と合わせて貯蔵し、
基地局から制御信号による要求があった時に、上記位置
データを基地局に送信しているが、本発明はこれに限ら
ず、基地局からの要求の有無にかかわらず、上記位置デ
ータを所定タイミングで送信することも可能である。ま
た、測定局の電源部では、変流器で発生した交流をコン
バータで所望の直流電圧に変換しているので、送電線の
通電電流に変流器の起電力が比例するが、例えば送電線
の弛度測定の場合には、通電電流が増大したときが問題
となり、例え通電電流が設定よりも小さくて、十分な起
電力が得られずに位置測定ができなかったとしても実害
はない。むしろ、上記電源部では、永続的に電力が供給
されるので、測定局のGPS受信機及びマイコンが誤動
作して暴走した場合、これを止めるためにリセット機能
を設ける必要がある。
【0017】そこで、本発明では、基地局からの制御信
号によって、測定局のテレメータに内蔵された、又は外
部に直結された論理ユニットから構成されるオン/オフ
信号端子からオン/オフ信号を出力させて、GPS受信
機及びマイコンを停止又は再稼動させることにより、G
PS受信機及びマイコンをリセットでき、これによって
上記GPS受信機及びマイコンの暴走対策が可能とな
る。
【0018】また、本発明では、マイコンに自装置及び
GPS受信機の暴走診断機能を持たせて、これらをリセ
ットするように設定することも可能である。この他に、
測定局のテレメータが暴走した場合にも、これを止める
ための手段を設ける必要がある。そこで、本発明では、
測定局に独立のタイマ回路を設け、所定時間毎(例えば
1日に1回程度)に、テレメータ、GPS受信機及びマ
イコンからなる測定局全体を一時停止させることで、テ
レメータもリセットでき、これによって上記テレメータ
の暴走対策が可能となる。
【0019】また、このようにタイマ回路を設けた場合
には、タイマ回路自体も暴走する場合がある。そこで、
本発明では、このタイマ回路も、テレメータに内蔵され
た、又は外部に直結された論理ユニットにより構成され
るオン/オフ信号端子からの出力によって、停止又は再
稼動させるように構成すれば、上記測定局の各機器とタ
イマに対する2重の暴走対策が可能となる。
【0020】さらに、このタイマ回路は、マイコンに兼
ねさせることもできる。この場合、タイマ回路付きマイ
コンが暴走した時は、上記のマイコンの暴走時と同様
に、テレメータに内蔵された、又は外部に直結された論
理ユニットにより構成されるオン/オフ信号端子からの
出力により、停止又は再稼動させることができる。ま
た、所定時間毎に、測定局全体を一時停止させる場合に
は、マイコンの給電を停止できないが、ソフトウェア上
のリセットは可能である。また、上記マイコンをリセッ
トしない場合でも、テレメータさえリセットすれば、つ
まりテレメータに内蔵された、又は外部に直結された論
理ユニットさえリセットできれば、測定局内のその他の
装置は上記テレメータでリセットできるので、測定局内
の全ての装置をリセットすることが可能になる。
【0021】中継局40,41は、以下に示すようにそ
れぞれ同様の構成からなる。上記中継局のデータ中継部
は、図4に示すように、アンテナを長くして受信感度を
高めた受信用テレメータ42と、マイコン43と、特定
小電力無線装置である送信用テレメータ44とから構成
されている。また、上記中継局の電源部は、図5に示す
ように、例えば17V、30Wの起電力を生じさせる太
陽電池45と、12V、28Ahの容量にシール型鉛電
池46と、太陽電池45及びシール型鉛電池46の充放
電を制御しながら電力を出力する充電制御器47と、上
記電力から5Vの直流電圧を得て、5V電源を受信用テ
レメータ42に、また5V電源をスイッチ49を介して
マイコン43、送信用テレメータ44に給電するコンバ
ータ48と、受信用テレメータ42のオン/オフ端子に
よって切り替え制御されるスイッチ49とから構成され
ている。
【0022】テレメータ42は、設定されたチャネルで
基地局30から送信されたデータ信号(自局の認識番号
が付加されたデータ信号)を受信しており、上記データ
信号をマイコン43に出力するとともに、オン/オフ端
子からマイコン43と送信用テレメータ44の電源を制
御するオン/オフ信号を出力している。また、テレメー
タ42は、上記設定チャネルで各測定局21a〜21d
又は22a〜22bからのデータ信号を受信しており、
上記データ信号をマイコン43に出力している。
【0023】マイコン43は、基地局30からのRTK
情報を再構成させたデータ信号、又は測定局の認識番
号、テレメータ制御信号及びGPS受信機制御信号を再
構成させたデータ信号を作成して、送信用テレメータ4
4に出力している。また、マイコン43は、測定局21
a〜21d又は22a〜22bからの上記各測定局の認
識番号を含んだデータ信号をデータ処理して、送信用テ
レメータ44に出力している。
【0024】テレメータ44は、上記入力するデータ信
号を設定チャネルによって各測定局又は基地局に送信し
ている。基地局30は、図6に示すように、L1帯の電
波のC/AコードとPコード及びL2帯の電波のPコー
ドを利用して、測位精度が標準偏差値で1mmのRTK
−GPS受信機である比較用の基準GPS受信機31
と、ホストコンピュータ32と、特定小電力無線装置で
ある送信用テレメータ33と、アンテナを長くして受信
感度を高めた受信用テレメータ34とから構成されてい
る。
【0025】基準GPS受信機31は、予め設定された
自局の緯度、経度、標高、時間の補正用データを記憶
し、人工衛星からの計測した測定データと上記補正用デ
ータに基づいて位置補正のためのRTK情報を作成し
て、上記RTK情報をホストコンピュータ32に出力し
ている。ホストコンピュータ32は、システム内の各測
定局の認識番号及び各中継局の認識番号を記憶してい
る。そして、ホストコンピュータ32は、基準GPS受
信機31に制御信号を出力するとともに、基準GPS受
信機31からのRTK情報からなるデータ信号、又は各
測定局の認識番号、テレメータ制御信号及びGPS受信
機制御信号と、各中継局の認識番号及びテレメータ制御
信号とを統合したデータ信号を送信用テレメータ33に
出力している。
【0026】なお、本実施例のシステムでは、例えば送
電線の位置測定に必要のない期間が予め設定されてお
り、ホストコンピュータ32は、上記期間を定めたGP
S受信機制御信号を含むデータ信号を測定局に送信し、
GPS受信機による位置測定の動作を中断させている。
また、例えば、送電通電量が多い、真夏の朝9時から夜
8時までの時間帯は、密なる位置測定が必要な時間帯で
あり、それ以外の時間帯は、粗なる位置測定でよい時間
帯である。
【0027】そこで、本実施例のシステムでは、密なる
位置測定が必要な時間帯を中継局の連続稼動とし、それ
以外の時間帯を中継局の間欠稼動として予め設定する。
この際、ホストコンピュータ32は、送信用テレメータ
33を制御し、上記時間帯を定めた中継局のテレメータ
制御信号を含むデータ信号を設定チャネルで中継局に送
信させ、上記中継局の受信用テレメータ42におけるス
イッチ49の制御によってマイコン43及び送信用テレ
メータ44への給電を連続にしたり、間欠にすることで
中継局の稼動を連続又は例えば10分毎に1分の間隔に
間欠制御しており、夜間や暗い天候下における鉛電池で
の稼動時間を長くすることが可能になる。
【0028】このように、基地局は、間欠稼動間隔を指
定でき、さらに各測定局からの位置データに対する閾値
を予め設定しておき、上記位置データと閾値を比較して
監視することにより、連続稼動へ移行するように又はさ
らに間欠稼動間隔を短くするように、中継局のテレメー
タ制御信号を定めて中継局に送信することも可能であ
る。
【0029】さらに、基地局は、各測定局からの位置デ
ータを監視し、上記位置データが測定局のマイコンやG
PS受信機の誤動作暴走により異常を示した場合には、
上記マイコンやGPS受信機の電源を落としてリセット
するように、測定局のテレメータ制御信号を定めて測定
局に送信することも可能である。この制御信号により、
テレメータ25は、スイッチ28をオフ状態に切り替え
制御し、マイコン24とGPS受信機23の電源を落と
すことが可能となる。
【0030】また、ホストコンピュータ32は、電話回
線35と接続されており、各測定局からの位置データに
基づき、送電線13の弛度を計算して表示するととも
に、上記弛度が木々や建物等の地上構成物に悪影響を及
ぼす限界弛度を越えないように、電話回線35を介して
例えば図示しない発送電所に送電線の通電電流制御のた
めの指示を行う。
【0031】送信用テレメータ33は、ホストコンピュ
ータ32からの上記位置補正用のRTK情報からなるデ
ータ信号を同報通信方式で、また各種制御信号を含むデ
ータ信号を1:1通信方式で各測定局20a〜20d及
び中継局40,41に送信している。また、受信用テレ
メータ34は、各測定局20a〜20d及び中継局4
0,41からのデータ信号を受信し、上記データ信号を
ホストコンピュータ32に出力している。なお、受信用
テレメータ34で受信されるデータ信号には、各測定局
20a〜20d,21a〜21d,22a〜22bの認
識番号と、各測定局の位置を示す位置データが格納され
ている。
【0032】上記位置計測システムにおいて、まず基地
局30では、ホストコンピュータ32が送信用テレメー
タ33を1:N(Nは、測定局20a〜20d及び中継
局40,41の数)の同報通信に設定し、基準GPS受
信機31で得られたRTK情報を各測定局20a〜20
d及び各中継局40,41に送信する。中継局40,4
1では、基地局30より送信されたRTK情報を受信用
テレメータ42で受けてマイコン43でデータ処理を行
い、送信用テレメータ44から各測定局21a〜21
d,22a,22bに送信する。
【0033】各測定局20a〜20d,21a〜21
d,22a,22bでは、テレメータ25でRTK情報
を、基地局30から直接もしくは中継局40,41を介
して間接に受信し、上記RTK情報をマイコン24を介
してGPS受信機23に出力する。GPS受信機23
は、これら信号を受け取ると、1秒毎に測定した測定デ
ータとRTK情報に基づいて、自局の位置を示す位置デ
ータをマイコン24に出力する。マイコン24は、この
位置データを貯蔵する。
【0034】次に、基地局30では、送信用テレメータ
33を1:1通信に設定し、まずテレメータ25から各
測定局20a〜20dに対して予め設定されたチャネル
で直接、各測定局の認識番号を送り出し、測定局テレメ
ータとの接続処理を行った後に、測定局のGPS受信機
制御信号やマイコン及びGPSのオン/オフ制御信号を
ホストコンピュータ32で統合し、データ信号として送
信用テレメータ33を介して各測定局20a〜20dに
送信する。
【0035】各測定局20a〜20dでは、テレメータ
25で基地局30から自局宛ての上記データ信号を受信
すると、テレメータ25は、上記オン/オフ制御信号が
含まれているかどうか判断し、含まれている場合には、
上記オン/オフ制御信号をGPS受信機23及びマイコ
ン24に出力して、これら機器をリセットする。これ
は、これら機器が暴走した場合に用いられる。また、上
記オン/オフ制御信号が含まれていない場合には、上記
データ信号をマイコン24に出力する。
【0036】マイコン24では、上記データ信号が入力
すると、その中にGPS受信機制御信号が含まれている
かどうか判断し、含まれている場合には、上記制御信号
をGPS受信機23に出力し、動作設定を変更させる。
また、上記制御信号が含まれていない場合には、マイコ
ン24は、テレメータ25を送信モードに設定し、貯蔵
していた20組の各位置データをテレメータ25へ出力
する。各測定局に対する基地局からのデータ信号による
アクセスは、例えば20秒毎に行われる。テレメータ2
5は、上記各位置データを設定チャネルで基地局30へ
送信する。
【0037】基地局30は、上記オン/オフ制御信号を
送った測定局以外の測定局から上記位置データを受信し
ており、測定局20a〜20dからの位置データの受信
が終了すると、チャネルを切り替えて中継局40又は4
1との中継局テレメータ接続処理を行った後に、各測定
局21a〜21d又は22a,22bの認識番号、測定
局テレメータ制御信号、GPS受信機制御信号、マイコ
ン及びGPSのオン/オフ制御信号をホストコンピュー
タ32で統合し、データ信号として送信用テレメータ3
3を介して各中継局40,41毎に送信する。
【0038】中継局40,41では、基地局30より送
信されたデータ信号を受信用テレメータ42で受け、上
記データ信号中の測定局の認識番号及びテレメータ制御
信号をマイコン43でデータ処理し、テレメータ25か
ら各測定局21a〜21d又は22a,22bに対して
予め設定されたチャネルで各測定局の認識番号を送り出
し、測定局テレメータとの接続処理を行った後に、測定
局のGPS受信機制御信号やマイコン及びGPSのオン
/オフ制御信号をマイコン43で再構成し、データ信号
として送信用テレメータ44を介して各測定局21a〜
21d又は22a,22bに送信する。
【0039】各測定局21a〜21d又は22a,22
bでは、測定局20a〜20dの上記動作と同様の動作
を行い、設定チャネルでテレメータ25から位置データ
を中継局へ送信する。中継局40,41では、上記オン
/オフ制御信号を送った測定局以外の測定局から上記位
置データを受信しており、同じグループの測定局からの
位置データの受信が終了すると、各測定局の位置データ
の集合化を行って基地局30へ送信する。
【0040】基地局30は、測定局20a〜20d、中
継局40,41からの位置データの受信が終了すると、
各測定局からの位置データに基づき、送電線13の弛度
を計算して表示するとともに、上記弛度が限界弛度を越
えないように送電線の通電電流制御のための指示を電話
回線を介して発送電所に行う。このように、本実施例で
は、GPS受信機を有する測定局を鉄塔間の送電線の垂
れ下がった中心位置に設置して、上記測定局を用いて送
電線の特定場所(中心位置)の位置検出を行うので、上
記計測された測定局の位置情報に基づいて送電線の弛度
を計算でき、例えば夏場等の需要ピーク時に送電線の送
電電流量を、送電線の下に茂る木々、近辺の建築物、道
路構造物に危害を与えたり、電磁波障害の原因にならな
い範囲で最大に設定できる。
【0041】また、本実施例では、複数の送電線に設置
された測定局の特定位置を計測し、そのデータを基地局
に送信できるので、基地局による送電線系統全域の集中
管理が可能となる。また、本実施例では、複数の位置で
計測された位置情報は、集中管理のための基地局に順次
伝送されるが、例えば各測定局からの上記位置情報の伝
送頻度よりも、測定頻度の方が高い場合でも、測定した
位置情報を貯蔵し、要求がなされた時に一度に伝送する
ことが可能になるので、頻度の高い測定が実現できる。
【0042】また、本実施例では、必要に応じてGPS
受信機等のデバイスを休止させることができるもので、
その手段として測定位置の設備を測定局として予め認識
番号を付けて、基地局から特定の測定局を指定して制御
するように実行するため、送電線が出すコロナノイズに
よるデバイスの暴走のリセットにも使用することができ
る。
【0043】さらに、本実施例では、位置情報、制御信
号等の中継を行う中継局の電源が太陽電池と2次電池
(鉛電池)で構成されている時に、中継局を連続稼動か
ら間欠稼動に切り替えることが可能となるので、蓄えら
れた電気量の使用をセーブすることができる。なお、本
実施例では、測定局を送電線13の垂れ下がり中心位置
に設置したが、本発明はこれに限らず、例えば測定局を
鉄塔間の送電線の異常振動であるギャロッピングの腹に
相当する場所に少なくとも1つ設置すれば、ギャロッピ
ング振動の度合いが検出できる。このように、送電線の
任意の位置に測定局を設置すれば、そこでの位置と時間
のデータを測定でき、ギャロッピング等の送電線の振動
現象が観測、解析できるので、その振動現象に対する以
後の対策を講じることが可能となる。
【0044】また、本実施例では、基地局と中継局間の
無線通信をテレメータによって行ったが、本発明はこれ
に限らず、出力レベルが高い小エリア簡易無線機を使用
して行うことも可能であり、この場合には送電線の位置
測定エリアが広がるとともに、見晴らしの悪い送電線に
設置された測定局に対しても、上記小エリア簡易無線機
を介して通信することで十分な伝送機能が得られ、基地
局は多数の測定局から位置データを採取することができ
る。
【0045】また、本実施例では、各グループ毎に異な
る通信周波数によるチャネル設定がなされていて、上記
チャネルを切り替えて各グループから位置データを収集
しているが、本発明はこれに限らず、中継局にも測定局
と同様に認識番号を設定し、上記中継局及び測定局の認
識番号を付加したデータ信号を、基地局と測定局間で直
接又は中継局を介して間接に送受信させることによって
も、各グループから位置データを収集することが可能に
なる。なお、この場合には、直接通信する基地局と測定
局間には中継局が存在しないが、見かけ上の中継局の認
識番号を設定してデータ信号の通信を行うものとする。
この場合には、認識番号を中継局と測定局で多層構造と
することにより、基地局と中継局及び中継局と測定局で
無線局の親子関係が生じ、認識番号をこの局番に置き換
えて処理でき、認識番号の判読装置を無線機が所有する
既存の機能で代替えでき、安価な装置構成が可能とな
る。
【0046】また、基地局と測定局間の距離が遠距離の
場合、又は見晴らしが悪い場合には、中継局を複数介在
させてデータ通信を行うことも可能である。ただし、本
発明の位置計測システムでは、データ通信の時間遅れが
好ましくないので、基地局と測定局間のデータ中継は2
回ほどにするのが好ましい。また、本発明の位置計測シ
ステムでは、基地局と中継局間を光ファイバで接続し
て、光伝送方式によって位置データの伝送を行うことも
可能である。この場合には、例えば図7の第2実施例に
示すように、上記システムを鉄塔間に一相が4導体から
なる三相の送電線13と光ファイバ複合架空地線(OP
GW)14とが架設されたエリアに用いるものとし、O
PGW14から光ファイバ15,16を分岐させ、それ
ら光ファイバに基地局30と中継局40,41を接続さ
せて位置データの伝送を可能にする点が第1実施例と異
なる。
【0047】基地局30は、図8に示すように、測定局
20a〜20dとは送受信用のテレメータ35によって
位置データの伝送を行い、中継局40,41とはOPG
W14からジョイントボックス内の光カプラ37を用い
て分岐した光ファイバ15を介して位置データの中継を
行う光通信機36を有している。中継局40,41のデ
ータ中継部は、図9に示すように、測定局21a〜21
d,22a,22bとは送受信用のテレメータ50によ
って位置データの伝送を行い、基地局30とはOPGW
14からジョイントボックス内の光カプラ52を用いて
分岐した光ファイバ16を介して位置データの中継を行
う光通信機51を有している。
【0048】このように、本実施例では、光通信方式を
用いて測定局で得られた位置データを鉄塔に架設されて
いる既存のOPGWを介して伝送することが可能とな
る。また、本発明では、測定局は変流器と通信手段を所
有しているため、送電線の短絡や落雷による地絡事故等
で発生する異常電流を、上記変流器で検出してADコン
バータを介してマイコンに伝達してデータ処理すること
も可能であり、上記短絡や地絡事故の事故検出データ
を、本発明に係る位置データとともに基地局へ送信する
ことも可能になる。この場合、同相の多導体の全ての電
流変動を測定するためには、全ての導体に変流器を取り
付けるので、測定局の電源としてはこれら全ての変流器
の全電力を利用することができる。
【0049】さらに、これら実施例では、データ信号の
通信には、特定小電力無線機を用い、遠距離の場合には
中継局を介在させ、上記中継局と基地局間のデータ信号
の通信には、特定小電力無線機、小エリア簡易無線機又
はOPGWによる光ファイバ伝送を用いるので、無線電
波の使用に対して行政当局への許可申請等の煩雑な業務
が回避できるという効果もある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、鉄塔
間に架設された送電線の位置を測定する送電線の位置計
測方法において、前記送電線の所定位置に複数の位置計
測装置を設置し、該各位置計測装置で人工衛星から測位
のための情報をそれぞれ受信し、該測位のための情報に
基づいて自装置の位置を計測して監視装置に送出し、該
監視装置は、入力する前記各位置計測装置からの情報に
基づいて前記送電線の弛度を求め、該弛度に応じて該送
電線の通電電流の制御を行うことによって送電線位置を
監視するので、垂れ下がりによって変化する送電線の位
置を精度良く計測できる。
【0051】また、監視装置は、特定位置に配置され、
前記測位のための位置補正情報を送出し、前記位置計測
装置は、前記測位のための情報と前記位置補正情報に基
づいて自装置の位置を測定するので、さらに精度良く送
電線の位置を計測できる。また、監視装置は、前記入力
する位置計測装置の位置情報に基づいて前記送電線のギ
ャロップを検知するので、振動によって変化する送電線
の位置を精度良く計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置計測システムの第1実施例の構成
を示す構成図である。
【図2】図1に示した測定局の計測部の構成を示す構成
図である。
【図3】同じく電源部の構成を示す構成図である。
【図4】図1に示した中継局の計測部の構成を示す構成
図である。
【図5】同じく電源部の構成を示す構成図である。
【図6】図1に示した基地局の構成を示す構成図であ
る。
【図7】本発明の位置計測システムの第2実施例の構成
を示す構成図である。
【図8】図7に示した基地局の構成を示す構成図であ
る。
【図9】図7に示した中継局の構成を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10,11,12 鉄塔 13 送電線 14 光ファイバ複合架空地線 15,16 光ファイバ 20a〜20d,21a〜21d,22a,22b 測
定局 30 基地局 40,41 中継局 23 GPS受信機 24,43 マイコン 25,33〜35,42,44,50 テレメータ 31 基準GPS受信機 32 ホストコンピュータ 36,51 光通信機 37,52 光カプラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔間に架設された送電線の位置を測定
    する送電線の位置計測方法において、 前記送電線の所定位置に複数の位置計測装置を設置し、
    該各位置計測装置で人工衛星から測位のための情報をそ
    れぞれ受信し、該測位のための情報に基づいて自装置の
    位置を計測して監視装置に送出し、 該監視装置は、入力する前記各位置計測装置からの情報
    によって前記送電線の位置を監視することを特徴とする
    送電線の位置計測方法。
  2. 【請求項2】 前記監視装置は、特定位置に配置され、
    前記測位のための位置補正情報を送出し、 前記位置計測装置は、前記測位のための情報と前記位置
    補正情報に基づいて自装置の位置を測定することを特徴
    とする請求項1に記載の送電線の位置計測方法。
  3. 【請求項3】 前記監視装置は、前記入力する位置計測
    装置の位置情報に基づいて前記送電線の弛度を求め、該
    弛度に応じて前記送電線の通電電流の制御を行うことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の送電線の位置計測方
    法。
  4. 【請求項4】 前記監視装置は、前記入力する位置計測
    装置の位置情報に基づいて前記送電線の異常振動を検知
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の送電線の位置計測方法。
  5. 【請求項5】 鉄塔間に架設された送電線の位置を測定
    する送電線の位置計測システムにおいて、 人工衛星から測位のための情報を受信する汎地球測位シ
    ステムの受信機と、 該受信機を有するとともに、前記送電線の所定位置にそ
    れぞれ設置され、前記受信した測位のための情報に基づ
    いて自装置の位置を計測する複数の位置計測装置と、 前記各位置計測装置に前記計測された位置情報の出力要
    求を行うとともに、入力する該位置情報によって前記送
    電線の位置を監視する監視装置とを備えたことを特徴と
    する送電線の位置計測システム。
  6. 【請求項6】 前記位置計測システムは、前記位置計測
    装置及び前記監視装置との間で情報の中継を行う中継装
    置を備えたことを特徴とする請求項5に記載の送電線の
    位置計測システム。
  7. 【請求項7】 前記位置計測装置と中継装置間の情報中
    継は、無線通信方式を用い、前記監視装置と中継装置間
    の情報中継は、無線通信方式又は光伝送路を介した光伝
    送方式を用いることを特徴とする請求項6に記載の送電
    線の位置計測システム。
  8. 【請求項8】 前記光伝送方式を用いた前記監視装置と
    中継装置間の情報中継は、鉄塔間に架設された光ファイ
    バ架空地線を介して行われることを特徴とする請求項7
    に記載の送電線の位置計測システム。
  9. 【請求項9】 前記位置計測装置は、予め設定された時
    間帯では連続的に自装置の位置計測を行い、該時間帯以
    外の時間帯では予め指定された周期で間欠的に前記位置
    計測を行うとともに、計測した自装置の位置が予め設定
    した値を越えたかどうか判断する判断手段を有し、該間
    欠的な位置計測時に、前記計測した位置が予め設定した
    値を越えると、前記連続的な位置計測に移行することを
    特徴とする請求項5に記載の送電線の位置計測システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記監視装置は、特定位置に配置され
    るとともに、汎地球測位システムの受信機を有し、該受
    信機で人工衛星から測位のための情報を受信し、該測位
    のための情報に基づいて位置補正情報を計測し、 前記位置計測装置は、前記測位のための情報と前記位置
    補正情報に基づいて自装置の位置を測定することを特徴
    とする請求項5又は9に記載の送電線の位置計測システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記監視装置は、前記位置計測装置の
    位置情報に基づいて前記送電線の弛度を求め、該弛度に
    応じて前記送電線の通電電流の制御を行うことを特徴と
    する請求項5又は10に記載の送電線の位置計測システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記監視装置は、前記位置計測装置の
    位置情報に基づいて前記送電線の異常振動を検知するこ
    とを特徴とする請求項5,10又は11に記載の送電線
    の位置計測システム。
  13. 【請求項13】 前記監視装置は、前記位置計測装置の
    異常動作を検出する検出手段と、該検出結果に応じて該
    位置計測装置の動作を制御する制御手段を有することを
    特徴とする請求項5,10乃至12のいずれかに記載の
    送電線の位置計測システム。
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