JP2007266657A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】小面積の撮像素子が搭載された撮影装置でありながら銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのと同様のボケ味のある画像を得ることができる撮影装置を提供する。
【解決手段】背景ぼかし画像生成モードが選択されたら、ズームレンズを広角位置に配置して液晶パネル10_30a上にスルー画を表示するともにフレームガイド(符号A、B)を表示する。レリーズボタンが押されたら図3(a)に示す撮影画像を得る。そして内部の画像信号処理回路10_44でその撮影画像から主要被写体(符号A)を切り出し、撮影画像中の、主要被写体を除く背景のうちの一部領域(符号B)を切り出してその撮影画像全域と同一の面積に拡大するとともにぼかし処理を施すことにより拡大ぼかし背景を生成する。画像信号処理回路10_44で上記主要被写体と上記拡大ぼかし背景とを合成することによりボケ味のある画像を得る(図3(c))。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影光学系で撮像素子に被写体を結像させて被写体を表わす画像データを生成する撮影装置に関する。
従来より銀塩カメラによる撮影においてフォーカスレンズを動かしながら多重露光を行なうことによりわざとぼかした、味わいのある画像(以下ボケ味という)をフィルム上に得る技術が提案されている(例えば特許文献1参照)
また最近では、デジタルカメラに画像信号処理回路が配備されていることを利用して焦点位置をずらしながら連続的に撮影(連写)を行なってその画像信号処理部で連写により得た画像を合成することによってボケ味のある画像を得ようというものもある(例えば特許文献2参照)。
さらに最近ではデジタル露光を行なう焼付け装置がラボに配備されていることを活用して印画紙にネガの画像を焼き付けるときにその秋付け装置でぼかし処理などを画像に施すことによってボケ味のある画像を得ようというものもある(例えば特許文献3参照)。
ところで、従来の銀塩カメラに望遠レンズを装着して主要被写体を遠方の背景とともに撮影したときに主要被写体よりも十分に遠方にある背景が主要被写体の近くに在る様に感じられるとともにその背景に上記ボケ味のある撮影画像が得られる。
しかしながら、デジタルカメラに望遠レンズを装着して主要被写体を撮影したとしても背景がぼけずにすべてにピントのあった画像が得られてしまう傾向がある。
これはレンズの有効径に対して銀塩カメラの感光材料として用いられる普通の35mmフィルムの感光面のサイズが24mm×36mmもあるのに対して、デジタルカメラが備える撮像素子の感光面のサイズが1/1.7型のもので7.69mm×5.77mm、また2/3型のもので8.8mm×6.6mm、さらに一眼レフのAPS−Cのものでも22.16mm×16.62mmと小さいために起こる。もしもデジタルカメラ等が備える撮像素子の感光面のサイズをフィルムサイズと同じぐらいまで大きくすることができれば、上記問題は解決されるが、そうするとデジタルカメラが大型化してしまう。
特開平5−0313060号公報 特開2003−209727号公報 特開平10−0233919号公報
本発明は、上記事情に鑑み、小面積の撮像素子が搭載された撮影装置でありながら銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのと同様のボケ味のある画像を得ることができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、撮影光学系で撮像素子に被写体を結像させて該被写体を表わす画像を生成する撮影装置において、
撮影画像から主要被写体を切り出す切出手段と、
上記撮影画像中の、上記主要被写体を除く背景のうちの一部領域を切り出してその撮影画像全域と同一面積に拡大するとともにぼかし処理を施すことにより拡大ぼかし背景を生成する背景処理手段と、
上記切出手段で切り出された主要被写体と前記背景処理手段で得られた拡大ぼかし背景とを合成することにより、上記撮影画像よりも背景がぼけた背景ぼかし画像を生成する画像合成手段とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の撮影装置によれば、上記切出手段によって上記撮影画像から主要被写体が切り出され、また上記背景処理手段によって上記撮影画像中の、上記主要被写体を除く背景のうちの一部領域が切り出され切り出された画像が撮影画像全域と同一面積に拡大される。
さらに上記切出手段によって切り出された主要被写体と上記背景処理手段によって撮影画像全域と同一面積に拡大された画像とが上記画像合成手段によって合成され主要被写体の十分に遠方にあるはずの背景が主要被写体の近くに在る様に感じられるとともに背景にボケ味のある撮影画像が得られる。つまり、銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのとほぼ同等の画像が得られる。
以上説明した様に小面積の撮像素子が搭載された撮影装置でありながら銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのと同様のボケ味のある画像を得ることができる撮影装置が実現する。
ここで、この撮影装置は、焦点距離可変の撮影光学系を備えたものであり、上記拡大ぼかし背景を生成する背景ぼかし画像生成モードを有するものであって、
上記背景ぼかし画像生成モードは、上記撮影光学系が所定の広角側にあるときの撮影画像について、上記切出手段、上記背景処理手段、および上記画像合成手段を作用させるものであることが好ましい。
上記撮影光学系が望遠側にあればあるほど画角が狭くなって場合によっては上記切出手段による背景の一部の領域の切り出しが行い難くなる。また、前述した様に銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したときには背景と主要被写体との遠近があまりなくなって背景が被写体の近くに在る様に感じられるので、上記撮影光学系の画角を広角にし撮影してから上記背景の一部の領域を拡大してぼかした方がより望遠で撮影したのに近い画像が得られる。
ここで撮影指示前に被写体の動画像を表示するスルー画表示手段を有し、上記スルー画表示手段は、
被写体の動画とともに主要被写体の配置位置および上記背景処理手段により切り出される一部領域を示すフレームガイドを表示するものであることが好ましい。
そうすると、撮影者によって銀塩カメラで撮影したのと同じフレーミングになる様に主要被写体と背景の一部との双方の位置決めが行なわれてから撮影が行なわれる。
以上、説明したように、小面積の撮像素子が搭載された撮影装置でありながら銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのと同様のボケ味のある画像を得ることができる撮影装置が実現する。
以下、本発明の実施形態であるデジタルカメラを説明する。
図1は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラ10を前面斜め上から見た外観斜視図である。図1(a)には、デジタルカメラ10の正面を斜め上から見た図が示されており、図1(b)にはデジタルカメラ10の背面を斜め上から見た図が示されている。
この図1(a),(b)に示すデジタルカメラ10は、撮影光学系により撮像素子上に被写体像を形成し、レリーズボタンの押下に応じて記録用の画像信号を生成する撮影装置である。
図1(a)に示すデジタルカメラ10の前面中央部には、光学ズームレンズである撮影レンズ10_1aを内部に備えたズーム鏡胴10_1が備えられている。そのズーム鏡胴の上方には、被写界輝度が暗い場合にフラッシュ光を被写体に向けて照射するためのフラッシュ発光窓10_2と、フラッシュ発光窓10_2を通して被写体に向けて放たれたフラッシュ光の光量を調節するためのフラッシュ調光センサ10_3が設けられている。
このフラッシュ調光センサ10_3は、フラッシュ光をフラッシュ発光窓10_2を通して被写体に向けて照射したときに被写体にあたって被写体から反射して戻ってくるフラッシュ光を受光するものであって、このフラッシュ調光センサ10_3により受光している光量が時間の経過とともに多くなっていって所定の値になったらフラッシュ光の照射を自動的に停止させる制御がデジタルカメラ内部の制御部で行なわれるようになっている。またその調光センサ10_3の隣には背面側にある光学式ファインダ接眼窓(後述する)と対となる光学式ファインダ対物窓10_4が設けられている。
また、デジタルカメラ上面には、レリーズボタン10_11が配備されている。
また、図1(b)に示すように、デジタルカメラ10の背面上部には、光学式ファインダ接眼窓10_12と、撮影準備完了等に点灯したり撮影中に点滅したりするファインダランプ10_13と、撮影モードと再生モードを切り換えるモードスイッチ10_14と、押下することにより広角側(ワイド側)にズームアップしたり押下することにより望遠側(テレ側)にズームアップするズームボタン10_15などが配備されている。
また、上記ズームボタン10_15の下側には、メニュー/OKボタン10_16と、DISPボタン10_17と、BACKボタン10_18とが備えられている。このメニュー/OKボタン10_16は、撮影時や再生時における各種のメニューを表示したり、選択されたメニューを決定するためのボタンである。このメニュー/OKボタン10_16が押され選択メニューが表示されてその選択メニューの中から例えば撮影モードが選択されると、背景ぼかし画像生成モードというモードが選択項目のひとつとして表示される様になっている。その背景ぼかし画像生成モードは上記課題を解決するためのものであって、このモードが選択されてこのデジタルカメラで撮影が行なわれると銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのと同じボケ味のある画像が得られる。詳細は後述するが、その背景ぼかし画像生成モードが選択されたときには、図1(b)に示す様に主要被写体の配置(符号A)とぼかし処理を施す領域を背景のどの部分にするかを示すフレームガイド(符号B)が液晶パネル10_30a上に表示される様になっている。
また上記DISPボタン10_17は、ボタン横の液晶パネル10_30aに表示された画面の状態を切り換えるためのボタンであり、例えば撮影時に液晶パネル10_30aの表示をオン,オフしたり、再生時に文字表示をオン,オフしたりする。またBACKボタン10_18は、MENU/OKボタン10_16等による操作状態を1つ前に戻したり取り消したりするためのボタンとなる。
図2は、図1に示すデジタルカメラ10の回路構成を示すブロック図である。
画像信号の流れに沿って回路構成を説明する。図2には電源が投入されたときにモードスイッチ10_14が撮影モード側に切り換えられていると、スルー画が液晶パネル10_30a上に表示されシャッタチャンスにレリーズボタン10_11が押下されて撮影が行なわれるデジタルカメラ10が例として掲げられている。
まずはスルー画の表示に係る画像信号の流れに関与する回路構成を説明する。
図2には撮影レンズの中のズームレンズ10_1a1とフォーカスレンズ10_1a2とが図示されている。これらのレンズを含む撮影レンズ10_1aにより後段の撮像素子(ここではCCD固体撮像素子が用いられているので以降CCDという)に被写体光を結像させてそのCCD10_41に被写体光を表わす画像信号の生成を行なわせている。
以降、CCD10_41にどのように画像信号を生成させ、またどのように生成した画像信号を後段の回路へと伝達していくかを説明していく。
まず、電源が投入されモードスイッチ10_14(図1参照)が撮影モード側にあったときに液晶パネル10_30a上に表示されるスルー画を表わす画像信号の流れを説明する。
CCD10_41にスルー画用の画像信号の生成を行なわせるにあたっては、後述するCPU10_47の制御の下に図示しないタイミングジェネレータに露光開始信号および露光終了信号を所定の周期で繰り返しCCD10_41に供給させることによりCCD10_41にスルー画を表わす画像信号の生成を所定の周期ごとに行なわせている。このタイミングジェネレータ(図示せず)からの露光終了信号に応じてCCD10_41での露光を終了させた後、ほぼ同時に露光を終了させた、スルー画を表わす画像信号(以降RGB信号)をCCD10_41から出力させている。
このようにしてA/D変換回路10_42にスルー画用のRGB信号が出力されてきたら、A/D変換回路10_42によりアナログのRGB信号がデジタルのRGB信号に変換されて、後段の画像入力コントローラ10_43によりバスライン10_100に導かれる。
この画像入力コントローラ10_43によりバスライン10_100に導かれた、スルー画用のデジタルのRGB信号は画像信号処理回路10_44に供給され、この画像信号処理回路10_44でデジタルのRGB信号からデジタルのYC信号に変換される。なおこの画像信号処理部10_44では、画像全体をぼかすぼかし処理や2つの画像を合成する合成処理なども行なわれる。上記背景ぼかし画像生成モードが指定されたときには上記画像信号処理部でぼかし処理や拡大処理や合成処理等が行われる。
その画像信号処理回路10_44で変換されたYC信号がLCD表示部10_46に供給され、LCD表示部の制御の下にLCD10_30が備える液晶パネル10_30a上にYC信号に基づく画像が表示される。このYC信号は、所定の周期ごとにCCD10_41で生成されるものであるから、液晶パネル10_30a上には所定の周期ごとにYC信号に基づく画像が切り換えられて表示されるようになる。このようにしておくと液晶パネル10_30a上に撮影レンズ10_1aが向けられた方向の被写体がそのままスルー画として表示される。つまり、光学ファインダを覗かずに液晶パネル10_30aをファインダ代わりに視認する様にしてもシャッタチャンスにレリーズボタン10_11を押下することにより撮影が行なえる。
また、本実施形態のデジタルカメラ10にはフレームガイドを表示するためのOSD10_31が配備されている。上記背景ぼかし画像生成モードが選択されたときにはスルー画とともにOSD10_31によって図1(b)に示すフレームガイドが液晶パネル10_30a上に表示される。
次にレリーズボタン10_11の押下操作に応じた撮影処理に係る画像信号の流れを説明する。
本実施形態の撮影装置が備えるレリーズボタン10_11は、半押し操作、全押し操作という2つの操作態様を有するものであり、それらの操作態様に応じた2つの接点10_11A,10_11Bをそれぞれ有していてそれらの接点それぞれがCPU10_47の入力ポートに接続されている。このレリーズボタン10_11の操作が開始されと一方のスイッチ10_11Bが離れることにより、CPU10_47によって半押し状態が検知され、他方のスイッチ10_11Aが接続されて全押しされたことがCPU10_47によって検知される。
この実施形態のデジタルカメラ10では、レリーズボタン10_11の押下操作が開始されたときに第1の接点10_11Bが開放状態になったことを受けてCPU10_47がAE検出回路10_50に指示して露出調節を行なわせるとともにAF検出回路10_51に指示してピント調節を行なわせて露出設定およびピント設定を全押しに備えていち早く行なわせるようにしている。
上記AE検出回路10_50には露出設定に必要な輝度の検出を行なわせていて、このAE検出回路10_50での検出結果に応じてフラッシュ発光装置10_60にフラッシュ光の発光を行なわせたり、図示しない絞りの開口径を調節したりしている。またAF検出回路10_51には、CPU10_47の制御の下にモータドライバ10_49に指示してフォーカスレンズ10_1a2を最至近点から最遠点まで移動させているときの、途中の複数の位置それぞれで被写体コントラストの検出を行なわせて各位置で検出された被写体コントラストのピークを合焦点とするような処理を行なわせている。なお、図2には発明とは直接関係がないので図1に示した調光センサ10_3が図示されていない。
このようにしてレリーズボタン10_11の半押し時に露出設定とピント調節が終了した後、レリーズボタン10_11が全押しされたら半押し時の露出とピントでCCD10_41に被写体光を結像させて図示しないタイミングジェネレータからシャッタスピードに応じた露光開始信号、露光終了信号を順次供給させ、その露光終了信号に応じてCCD10_41にRGB信号をA/D変換回路10_42へ向けて出力させる。そうしたらそのA/D変換回路10_42でデジタル信号に変換されたRGB信号が画像入力コントローラ10_43によりバスライン10_100に導かれる。
このバスライン10_100に導かれたRGB信号は一旦メモリ(SDRAM)10_52にすべて記憶され、その後、メモリ10_52から読み出されて画像信号処理回路10_44に供給される。この画像信号処理回路10_44によってRGB信号がYC信号に変換され、変換されたYC信号が今度は圧縮処理回路10_45に供給され、圧縮処理回路10_45でJPEG圧縮される。そのJPEG圧縮されたYC信号がメディアコントローラ10_53を介して記録メディア10_54に記録される。
本実施形態のデジタルカメラ10においては、この様にして撮影により得られた画像データが記録メディア10_54に記録される。
ここで、上記背景ぼかし画像生成モードが選択されたときの撮影処理を説明する。
上記背景ぼかし画像生成モードが選択されたらCPU10_47は、LCD制御部10_46に指示してスルー画を表示させるとともにOSD10_31に指示してLCD制御部10_46の制御の下に図1(b)に示すフレームガイドを液晶パネル10_30上に表示させる。そして図1(b)に示すフレームガイドに沿って主要被写体が配置され、さらに背景とする領域が定められた後、レリーズボタン10_11が押されたら、フォーカスレンズ10_1a2をピント位置に配置してクロックジェネレータ(不図示)に指示して露光開始信号をCCD10_41に供給させ所定のシャッタ秒時後に露光終了信号をCCD10_41に供給させて画像信号を出力させる。出力させた画像信号が後段の画像信号入力コントローラ10_42によってバス10_100側に導かれさらにその撮影画像を表わす画像信号がメモリ10_52に一旦記憶される。CCD10_41から出力された画像信号がメモリ10_52に記憶されたら今度はCPU10_47によりメモリ10_52から撮影画像を表わす画像信号が読み出されてバス10_100を経由して画像信号処理回路10_44へと供給される。
ここで画像信号処理回路10_44でメモリ10_52から読み出された撮影画像から空間周波数の中の高周波成分の検出によるエッジ検出が行なわれて主要被写体の切り出しが行なわれる。この切り出しが行なわれた主要被写体が画像信号処理回路10_44内のメモリ(不図示)に一旦記憶される。なお、この切り出しは、例えば画像信号処理回路10_44が内蔵するフレームメモリから所定の領域の画像信号のみを読み出すことにより行なわれる。
またCPU10_47は、OSD10_31に、液晶パネル10_30上に表示させているフレームガイド(図1(b)に示す符号Bのところ)の領域の画像を切り出す様に画像信号処理回路10_44に指示(フレームガイド符号Bの部分の領域を表わす座標を通知する)を与える。その指示を受けて画像信号処理回路10_44では、その領域の画像を切り出し切り出した画像を撮影画像全域と同一面積に拡大する処理を行なうとともに拡大した画像全体のぼかし処理を行なって拡大ぼかし背景を生成する。
さらに画像信号処理回路10_44によって切り出された主要被写体と上記拡大ぼかし背景とが合成され合成された画像が記録メディアに記録される。
本実施形態においては、上記画像信号処理回路10_44が、本発明にいう切出手段にあたり、また本発明にいう背景処理手段にもあたり、さらに本発明にいう画像生成手段にもあたる。
こうして、小面積の撮像素子が搭載された撮影装置でありながら銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのと同様のボケ味のある画像を得ることができる撮影装置が実現する。
図3は、本発明にいう切出手段でもあり、背景処理手段もであり、画像合成手段でもある画像信号処理回路の処理を説明する図である。
図3(a)には、図1(b)に示した液晶パネル10_30aに表示されているフレームガイド(符号Aと符号Bで示す部分)が示されており、図3(b)には、主要被写体(符号A部)を除く背景のうちの一部領域(符号B部)が切り出されて撮影画像全域と同一の画像に拡大されるときの状態が示されている。さらに、図3(c)には主要被写体Aと拡大ぼかし背景Bとが合成されたときの状態が示されている。
図3(a)に示す主要被写体(符号A部)を除く背景のうちの一部領域(符号B部)が画像信号処理回路内の切出手段によって切り出されてまた画像信号処理回路内の背景処理手段によって図3(b)に示す様に撮影画像領域と同一面積に拡大され、さらにぼかし処理が施された後、図3(c)に示す様にピントのあった主要被写体が図3(b)に示す画像と画像信号処理回路内の画像生成手段によって合成されることによって銀塩カメラに望遠レンズが装着されて撮影されたのと同じボケ味のある画像が得られる。
以上説明した様に小面積の撮像素子が搭載された撮影装置でありながら銀塩カメラに望遠レンズを装着して撮影したのと同様のボケ味のある画像を得ることができる撮影装置が実現する。
なお、本実施形態では、デジタルカメラを例に挙げたが、小面積の撮像素子が搭載された撮影装置であればどのような撮影装置例えばビデオカメラ等にも適用される。
本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラの外観を示す斜視図である。 図1に示すデジタルカメラ10の回路構成を示すブロック図である。 本発明にいう切出手段でもあり、また背景手段でもあり、さらに画像合成手段でもある画像信号処理回路の処理内容を説明する図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
10_11 レリーズボタン
10_30 LCD
10_30a 液晶パネル
10_31 OSD
10_44 画像信号処理回路
10_47 CPU

Claims (3)

  1. 撮影光学系で撮像素子に被写体を結像させて該被写体を表わす画像を生成する撮影装置において、
    撮影画像から主要被写体を切り出す切出手段と、
    前記撮影画像中の、前記主要被写体を除く背景のうちの一部領域を切り出して該撮影画像全域と同一面積に拡大するとともにぼかし処理を施すことにより拡大ぼかし背景を生成する背景処理手段と、
    前記切出手段で切り出された主要被写体と前記背景処理手段で得られた拡大ぼかし背景とを合成することにより、前記撮影画像よりも背景がぼけた背景ぼかし画像を生成する画像合成手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. この撮影装置は、焦点距離可変の撮影光学系を備えたものであり、前記拡大ぼかし背景を生成する背景ぼかし画像生成モードを有するものであって、
    前記背景ぼかし画像生成モードは、前記撮影光学系が所定の広角側にあるときの撮影画像について、前記切出手段、前記背景処理手段、および前記画像合成手段を作用させるものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 撮影指示前に被写体の動画像を表示するスルー画表示手段を有し、前記スルー画表示手段は、被写体の動画とともに主要被写体の配置位置および前記背景処理手段により切り出される一部領域を示すフレームガイドを表示するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
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