JP2007265365A - クーポン配信システム、管理サーバ、クーポン配信方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】店舗におけるサービスを消費者に提供するためのクーポンを効率的に配信する。
【解決手段】利用者が所持する携帯端末102へ店舗端末103−1〜103−nから利用者がサービスを受けるために配信されるクーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバ104にて、店舗端末103−1〜103−nが設置された店舗101−1〜101−nの業種と登録されたクーポンを利用することができる店舗101−1〜101−nの業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、クーポンとクーポンを携帯端末102に配信する店舗端末103−1〜103−nとが設定され、設定されたクーポンが、設定された店舗端末103−1〜103−nへ送信され、店舗端末103−1〜103−nに対してクーポンの配信方法が指示される。
【選択図】図1
【解決手段】利用者が所持する携帯端末102へ店舗端末103−1〜103−nから利用者がサービスを受けるために配信されるクーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバ104にて、店舗端末103−1〜103−nが設置された店舗101−1〜101−nの業種と登録されたクーポンを利用することができる店舗101−1〜101−nの業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、クーポンとクーポンを携帯端末102に配信する店舗端末103−1〜103−nとが設定され、設定されたクーポンが、設定された店舗端末103−1〜103−nへ送信され、店舗端末103−1〜103−nに対してクーポンの配信方法が指示される。
【選択図】図1
Description
本発明は、利用者がサービスを受けるためのクーポンを配信するクーポン配信システム、管理サーバ、クーポン配信方法及びプログラムに関する。
従来より、利用者がサービスを受けるためのクーポンを配信するクーポン配信システムにおいては、利用者が携帯電話やパソコンからクーポン事業者が運営するWebサイトにアクセスし、クーポンを取得することが一般的に行われている。この場合、利用者は利用したい店舗や購入したい商品を予め決めており、それに対するクーポンを自ら探し出し、取得することになる。それにより、利用者にとっては、店舗に立ち寄る前にクーポンを取得するための面倒な作業が必要になってしまうという問題点がある。また、店舗側にとっても、元々その店舗を利用したい、あるいは、その商品を購入したいと考えている利用者にしかクーポンを配信することができず、新規顧客の獲得にはあまり効果が得られないという問題がある。
そこで、利用者が予定していない店舗にも足を運ぶことを容易にするために、利用者が現在存在する位置に基づいて、その周辺に存在する店舗のクーポンを当該利用者が所持する携帯端末へ配信する方法が考えられている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2005−215849号公報
特開2006−018511号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された方法においては、店舗が利用者の近くにあるという位置関係のみで当該店舗におけるサービスを受けるためのクーポンが配信されるため、利用者の近くに存在する店舗すべてのクーポンが配信されてしまい、その結果、利用者の好みに合わない店舗からのクーポンの配信も行われることとなるため、非効率なクーポン配信になってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、店舗におけるサービスを利用者に提供するためのクーポンを効率的に配信することができるクーポン配信システム、管理サーバ、クーポン配信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
配信されるクーポンを利用してサービスを受ける利用者が所持する携帯端末と、前記クーポンを前記携帯端末へ配信する配信端末と、前記クーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバとを有してなるクーポン配信システムにおいて、
前記管理サーバは、前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示することを特徴とする。
配信されるクーポンを利用してサービスを受ける利用者が所持する携帯端末と、前記クーポンを前記携帯端末へ配信する配信端末と、前記クーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバとを有してなるクーポン配信システムにおいて、
前記管理サーバは、前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示することを特徴とする。
また、前記管理サーバは、前記クーポンが前記配信端末から配信されたクーポン配信実績と、前記配信端末から配信されたクーポンが前記携帯端末を所持する利用者によって利用されたクーポン利用実績とに基づいて、前記業種関連度を設定することを特徴とする。
また、利用者が所持する携帯端末へ配信端末から前記利用者がサービスを受けるために配信される目的で登録されたクーポンのクーポン情報を管理する管理サーバであって、
前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示する。
前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示する。
また、前記クーポンが前記配信端末から配信されたクーポン配信実績と、前記配信端末から配信されたクーポンが前記携帯端末を所持する利用者によって利用されたクーポン利用実績とに基づいて、前記業種関連度を設定することを特徴とする。
また、配信されるクーポンを利用してサービスを受ける利用者が所持する携帯端末と、前記クーポンを前記携帯端末へ配信する配信端末と、前記クーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバとを有してなるクーポン配信システムにおけるクーポン配信方法であって、
前記管理サーバが、前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示する処理を有する。
前記管理サーバが、前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示する処理を有する。
また、前記管理サーバが、前記クーポンが前記配信端末から配信されたクーポン配信実績と、前記配信端末から配信されたクーポンが前記携帯端末を所持する利用者によって利用されたクーポン利用実績とに基づいて、前記業種関連度を設定する処理を有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、利用者が所持する携帯端末へ配信端末から利用者がサービスを受けるために配信されるクーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバにて、配信端末が設置された店舗の業種と登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、配信端末に対してクーポンの配信方法が指示される。
これにより、利用者が立ち寄った店舗にて、当該店舗と業種関連度の高い業種の店舗、つまり、利用者が次に立ち寄る可能性の高い店舗において提供されるサービスに関するクーポンが配信されることとなる。そのため、利用者が立ち寄った店舗における顧客満足度の向上、及び利用者が次に立ち寄った店舗における新規顧客の獲得が実現できる。
以上説明したように本発明においては、利用者が所持する携帯端末へ配信端末から利用者がサービスを受けるために配信されるクーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバにて、配信端末が設置された店舗の業種と登録されたクーポンを利用することができる業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、配信端末に対してクーポンの配信方法を指示する構成としたため、店舗におけるサービスを利用者に提供するためのクーポンを効率的に配信することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のクーポン配信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、店舗101−1〜101−nと、携帯端末102と、店舗端末103−1〜103−nと、管理サーバ104と、ネットワーク105とから構成されている。店舗101−1〜101−nは、利用者にサービスを提供する店舗である。携帯端末102は、サービスを提供される利用者が所持する移動可能な端末である。店舗端末103−1〜103−nは、店舗101−1〜101−nにそれぞれ設置されたPOS端末機能を有する配信端末である。管理サーバ104は、店舗端末103−1〜103−nにネットワーク105を介して接続されたサーバである。なお、携帯端末102及び店舗端末103−1〜103−nには、IrDA赤外線通信や、非接触IC技術に用いられる機能等の近距離無線通信機能が設けられている。ここでは、携帯端末102は、非接触ICカード搭載の携帯端末であり、また、店舗端末103−1〜103−nは、非接触ICカードを制御することができるPOS端末であり、双方の間にて近距離無線通信が行われるものとする。
さらに、管理サーバ104には、送受信部141と、管理部142と、クーポンデータベース143と、関連情報データベース144と、配信店舗データベース145とが設けられている。送受信部141は、ネットワーク105を介して店舗101−1〜101−nとの間にてクーポン等の情報を送受信する。管理部142は、クーポンデータベース143と関連情報データベース144と配信店舗データベース145とを管理する。クーポンデータベース143は、店舗101−1〜101−nの店舗端末103−1〜103−nから利用者に配信されるクーポンのクーポン情報を登録し、格納する。関連情報データベース144は、クーポンデータベース143に格納されたクーポンを利用して受けることができるサービスを利用者に提供する店舗101−1〜101−nの業種間の業種関連度を格納する。配信店舗データベース145は、店舗101−1〜101−nを業種ごとに分類して格納する。なお、本発明において業種関連度とは、クーポンを配信する店舗端末が設置された配信店舗の業種と、当該クーポンを利用することができる利用店舗の業種との関連度であり、ある業種に属する店舗に立ち寄った後に、次にどの業種に属する店舗に立ち寄る可能性が高いかを示す値である。例えば、配信店舗と同じ業種の店舗に立ち寄った後に、次に利用店舗と同じ業種の店舗に立ち寄る確率であっても良い。
以下に、図1に示したクーポン配信システムにおけるクーポン配信方法について説明する。
図2は、図1に示したクーポン配信システムにおけるクーポン配信方法を説明するためのシーケンス図である。ここでは、携帯端末102を所持する利用者が店舗101−1に立ち寄り、その後店舗101−2に立ち寄る場合を例に挙げて説明する。
まず、管理サーバ104において初期設定が行われる。配信されるクーポンは、クーポンを配信したい店舗が管理サーバ104を運用するクーポン事業者に依頼をし、管理サーバ104のクーポンデータベース143に登録され、格納されている。管理サーバ104の管理部142によって、クーポンデータベース143に格納されている配信対象である複数のクーポン情報が、利用者が当該クーポンを利用してサービスを受けることができる店舗101−1〜101−nの業種ごとのカテゴリに分類される(ステップS1)。ここで、クーポン情報には、そのクーポンのサービス内容、そのクーポンが利用できる店舗101−1〜101−nの店舗情報、及びそのクーポンによってサービスを受けることができる期間等の情報が含まれる。
図3は、クーポンデータベース143において店舗101−1〜101−nの業種ごとのカテゴリに分類されたクーポン情報の一構成例を示す図である。
図3に示すように、クーポンを識別するための識別情報であるクーポンIDと、当該クーポンを利用することができる店舗101−1〜101−nを識別するための識別情報である利用可能店舗IDとが、対応付けられてクーポンデータベース143に格納されており、これらが店舗101−1〜101−nの業種によって分類されている。ここでは、例えば、クーポンIDが「1」であるクーポンを利用できる店舗の利用可能店舗IDは「A」であり、その店舗の業種はカラオケ店に分類される。また、クーポンIDが「2」であるクーポンを利用できる店舗の利用可能店舗IDは「B」であり、その店舗の業種は映画館に分類される。また、クーポンIDが「3」であるクーポンを利用できる店舗の利用可能店舗IDは「C」であり、その店舗の業種は居酒屋に分類される。また、クーポンそれぞれの利用可能時間が対応付けられていても良い。この利用可能時間は、例えば、クーポンを配信する際に、この利用可能時間を過ぎている場合、当該クーポンは配信されず、他のクーポンが配信されるためのものである。また、当該店舗101−1〜101−nの店舗位置情報が対応付けられていても良い。
また、クーポンを配信する店舗101−1〜101−nの配信元店舗情報が、当該店舗101−1〜101−nが属する業種ごとのカテゴリに分類される(ステップS2)。
図4は、配信店舗データベース145において店舗101−1〜101−nが属する業種ごとのカテゴリに分類された配信元店舗情報の一構成例を示す図である。
図4に示すように、配信元店舗を識別するための識別情報である配信元店舗IDと、その配信元店舗が属する業種とが、対応付けられて配信店舗データベース145に格納されている。さらに、当該配信元店舗IDを有する店舗101−1〜101−nにとって競合店舗となる店舗101−1〜101−nを識別するための識別情報である競合店舗IDが対応付けられていても良い。競合店舗IDが対応付けられて格納されることにより、例えば、クーポンの配信元店舗にとって競合店舗の情報を配信したくない場合は、この対応付けを参照することにより、当該競合店舗の情報を配信せずにすむこととなる。また、競合相手となる競合店舗IDの代わりに、当該店舗が競合する業種が格納されることにより、競合する業種に属する複数の店舗の情報を配信せずにすむこととなる。ここでは、例えば、配信元店舗IDが「D」である店舗が業種「居酒屋」に分類されており、競合店舗IDが「G」である店舗が対応付けられている。また、配信元店舗IDが「E」である店舗が業種「カラオケ店」に分類されており、競合店舗IDが「H」である店舗が対応付けられている。また、配信元店舗IDが「F」である店舗が業種「映画館」に分類されており、競合店舗IDが「I」である店舗が対応付けられている。また、それぞれに店舗101−1〜101−nの位置が店舗位置情報として対応付けられて格納されても良い。この店舗位置情報は、例えば、図3に示した店舗位置情報で示された店舗101−1〜101−nと図4に示した店舗位置情報で示された店舗101−1〜101−nとの間の距離が予め設定された距離以上離れている場合、当該クーポンは配信されず、他のクーポンが配信されるためのものである。
クーポン及び配信元店舗が業種ごとに分類されると、管理部142によって、クーポンを配信するクーポン配信元店舗が属する業種等のカテゴリと、利用者が当該クーポンを利用してサービスを受けることができるクーポン利用先店舗が属する業種等のカテゴリとの間の関連度、つまり業種関連度が設定され、設定された関連度が関連情報データベース144に格納される(ステップS3)。業種関連度については、例えば、「居酒屋」のカテゴリに含まれる店舗に立ち寄った後に「カラオケ店」のカテゴリに含まれる店舗に立ち寄る可能性が高いと考える場合、「居酒屋」→「カラオケ店」の関連度は高くなるものである。
図5は、関連情報データベース144に格納された関連情報の一構成例を示す図である。
図5に示すように関連情報は、クーポンを配信するクーポン配信元店舗が属する業種等のカテゴリであるクーポン配信元店舗業種と、利用者が当該クーポンを利用してサービスを受けることができるクーポン利用先店舗が属する業種等のカテゴリであるクーポン利用先店舗業種とが対応付けられて関連情報データベース144に格納されており、さらに、それぞれの業種関連度が対応付けられて格納されている。ここでは、例えば、クーポン配信元店舗業種「居酒屋」と、クーポン利用先店舗業種「カラオケ店」と、業種関連度「80%」とが対応付けられて格納されている。つまり、「居酒屋」に立ち寄り、次に「カラオケ店」に立ち寄る可能性が「80%」であることが格納されている。また、クーポン配信元店舗業種「居酒屋」と、クーポン利用先店舗業種「映画館」と、業種関連度「10%」とが対応付けられて格納されている。つまり、「居酒屋」に立ち寄り、次に「映画館」に立ち寄る可能性が「10%」であることが格納されている。また、クーポン配信元店舗業種「カラオケ店」と、クーポン利用先店舗業種「居酒屋」と、業種関連度「50%」とが対応付けられて格納されている。つまり、「カラオケ店」に立ち寄り、次に「居酒屋」に立ち寄る可能性が「50%」であることが格納されている。また、クーポン配信元店舗業種「カラオケ店」と、クーポン利用先店舗業種「映画館」と、業種関連度「30%」とが対応付けられて格納されている。つまり、「カラオケ店」に立ち寄り、次に「映画館」に立ち寄る可能性が「30%」であることが格納されている。また、クーポン配信元店舗業種「映画館」と、クーポン利用先店舗業種「居酒屋」と、業種関連度「60%」とが対応付けられて格納されている。つまり、「映画館」に立ち寄り、次に「居酒屋」に立ち寄る可能性が「60%」であることが格納されている。また、クーポン配信元店舗業種「映画館」と、クーポン利用先店舗業種「カラオケ店」と、業種関連度「50%」とが対応付けられて格納されている。つまり、「映画館」に立ち寄り、次に「カラオケ店」に立ち寄る可能性が「50%」であることが格納されている。この業種関連度は、例えば一般的な統計情報に基づいて予め定義された値としても良いし、すべての店舗端末103−1〜103−nにて、配信されたクーポンのクーポン配信実績と、利用されたクーポンのクーポン利用実績とに基づいて、管理部142にて設定されるものであっても良い。
その後、クーポンデータベース143に格納されているクーポン情報が、管理部142によって読み出され、クーポンの配信方法である配信ルールと読み出されたクーポン情報とが送受信部141によってネットワーク105を介して店舗端末101−1〜101−nへ送信される(ステップS4)。つまり、管理サーバ104から店舗端末101−1〜101−nに対して、クーポンの配信方法が指示されることとなる。この配信ルールとして、関連情報データベース144に格納された業種関連度が用いられる。この業種関連度が高ければ、そのクーポンの配信確率は高くなる。例えば、「居酒屋」→「カラオケ店」の関連度が高い場合、「居酒屋」において「カラオケ店」のクーポンなどの情報を配信するのが効果的だと考え、「居酒屋」カテゴリに属する配信元店舗IDが「D」である店舗が店舗101−1であるとすると、店舗101−1に対して、「カラオケ店」のクーポンを配信する確率を高くするような配信ルールが設定される。また、配信ルールには、配信するクーポンは配信元店舗から一定距離以内にある店舗のクーポンに限られる、また、競合する店舗のクーポンは配信しない等の条件が含まれるものであっても良い。また、業種関連度が管理サーバ104から店舗端末103−1〜103−nへ送信され、店舗端末103−1〜103−nにて受信された業種関連度に基づいて配信ルールが生成されるものであっても良い。
店舗101−1に送信されたクーポン情報及び配信ルールは、店舗101−1の店舗端末103−1にて受信され、店舗端末103−1内に保存される。
以上、店舗端末103−1〜103−nから、当該クーポンを利用してサービスを受けようとする利用者が所持する携帯端末102へ、クーポンを配信するための初期設定が完了する。
上記初期設定が完了した後、携帯端末102を所持する利用者が店舗101−1を利用した後、例えば、携帯端末102を用いた電子マネーで支払いが行われる場合、携帯端末102を店舗端末103−1に近づけると、携帯端末102と店舗端末103−1との間にて近距離無線通信が行われる(ステップS5)。この近距離無線通信では、店舗101−1の店舗端末103−1によって、携帯端末102に店舗101−1にて利用可能なクーポンが存在するかどうかが検索される。
店舗101−1にて利用可能なクーポンが存在する場合、当該クーポンに基づいて割り引き等のサービスが利用者に提供される。
また、店舗101−1にて利用可能なクーポンが存在しない場合は、電子マネーを用いて通常価格での支払いが行われる。また、同時に、店舗101−2にて利用可能なクーポンのクーポン情報と当該クーポン情報の配信元である店舗101−1の店舗情報とが店舗端末103−1から携帯端末102へ配信される(ステップS6)。店舗101−2は、カラオケ店とする。ここで、どのクーポン情報が携帯端末102へ配信されるかの設定は、店舗端末103−1に格納された配信ルールに従う。配信ルールは、配信元店舗ごとに異なり、管理サーバ104から送信されてネットワーク105を介して受信されたものである。つまり、業種関連度の高い情報に基づいて、「居酒屋」に立ち寄った利用者が、その後立ち寄る可能性の高い「カラオケ店」にて利用可能なクーポンのクーポン情報が、店舗端末103−1から携帯端末102へ配信される。また、店舗101−1の店舗端末103−1からクーポン情報が携帯端末102へ配信された後、クーポン情報が配信された実績であるクーポン配信実績情報が店舗端末103−1内に保存される(ステップS7)。ここで、クーポン配信実績情報には、配信先の携帯端末102を特定する情報、クーポン情報が配信された日時、及び配信されたクーポンの情報等が含まれる。
ステップS6にて、店舗101−2にて利用可能なクーポンのクーポン情報が店舗端末103−1から携帯端末102へ配信されると、配信されたクーポン情報が携帯端末102の画面上に表示される(ステップS8)。このとき、店舗端末103−1から配信されるクーポン情報には詳細な情報が含まれず、クーポン情報が受信された携帯端末102を所持する利用者が携帯端末102の画面上にクーポンを表示する場合、ネットワーク105を介して管理サーバ104からクーポンの詳細な情報が取得され、携帯端末102の画面上に表示されるものであっても良い。
その後、利用者は、店舗101−1にて配信され、携帯端末102の画面上に表示されたクーポンを確認し、当該クーポンが利用可能な店舗101−2を利用した後、例えば、携帯端末102を用いて電子マネーで支払いが行われる場合、携帯端末102を店舗端末103−2に近づけると、携帯端末102と店舗端末103−2との間にて近距離無線通信が行われる(ステップS9)。この近距離無線通信では、店舗101−2の店舗端末103−2によって、携帯端末102に店舗101−2にて利用可能なクーポンが存在するかどうかが検索される(ステップS10)。
店舗101−2にて利用可能なクーポンが存在する場合、店舗101−2にて利用可能なクーポンに基づいて割り引き等のサービスが利用者に提供される(ステップS11)。そして、利用されたクーポンのクーポン情報が携帯端末102から削除される(ステップS12)。さらに、店舗101−2の店舗端末103−2にて、クーポン利用後、クーポンが利用された実績であるクーポン利用実績情報が店舗端末103−2に保存される(ステップS13)。ここで、クーポン利用実績情報には、利用した携帯端末102を特定する情報、携帯端末102を所持する利用者によって当該クーポンが利用された日時、及び利用されたクーポンの情報等が含まれる。
一方、利用者が携帯端末102の画面上に表示された、店舗101−1から配信されたクーポンを確認し、そのクーポンに興味を示さずに当該クーポンが利用可能な店舗101−2を利用しない場合も考えられる。このときは、そのクーポンは店舗101−2にて利用されなかったため、クーポン利用実績情報は店舗端末103−2に保存されない。
その後、管理サーバ104によって、店舗端末103−1に保存されているクーポン配信実績情報と、店舗端末103−2に保存されているクーポン利用実績情報とが収集される(ステップS14)。これは、予め設定された一定周期で管理サーバ104によって店舗端末103−1〜103−2から収集されるものであっても良いし、また、予め設定された一定周期ごとに店舗端末103−1〜103−2から管理サーバ104へ送信されるものであっても良い。さらに、ステップS7にて店舗端末103−1にクーポン配信実績情報が保存された際に、保存されたクーポン配信実績情報が店舗端末103−1から管理サーバ104へ送信され、また、ステップS13にて店舗端末103−2にクーポン利用実績情報が保存された際に、保存されたクーポン利用実績情報が店舗端末103−2から管理サーバ104へ送信されるものであっても良い。
管理サーバ104にて収集されたクーポン配信実績情報及びクーポン利用実績情報は、管理部142によって関連情報データベース144に格納されている業種関連度に反映される(ステップS15)。つまり、どの店舗で配信されたクーポンが、どれくらいの時間経過後に、どの店舗にて利用されたかの情報が抽出され、業種関連度の値が更新される。例えば、「居酒屋」で配信され、「カラオケ店」にて利用されたクーポンの利用率が高い場合、「居酒屋」→「カラオケ店」の関連度がさらに高い値に更新される。さらに、配信から利用までの経過時間が短い場合、「居酒屋」→「カラオケ店」の関連度がさらに高い値に更新される。
以上、図2に示したシーケンス図を用いて説明したクーポン配信方法においては、店舗101−1がクーポンを携帯端末102へ配信する配信店舗であり、また、店舗101−2が当該クーポンを利用できる利用店舗として説明した。店舗101−1〜101−2と同様に、店舗101−3〜101−nは、配信店舗または利用店舗のどちらかであっても良いし、配信店舗及び利用店舗の双方を兼ねていても良い。
また、クーポン事業者が新たなクーポン配信の依頼を受け、新しいクーポンが追加されたり、また、新しい配信元店舗が追加された場合においても、上述した関連度を用いることにより、配信初期の段階から効果的な配信が期待できる。
以上説明したように、利用者が立ち寄った店舗にて、当該店舗と業種関連度の高い業種の店舗、つまり、利用者が次に立ち寄る可能性の高い店舗において提供されるサービスに関するクーポンが配信されることとなる。そのため、利用者が立ち寄った店舗における顧客満足度の向上、及び利用者が次に立ち寄った店舗における新規顧客の獲得が実現できる。
なお、本発明においては、管理サーバ104内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを管理サーバ104にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを管理サーバ104に読み込ませ、実行するものであっても良い。管理サーバ104にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、管理サーバ104に内蔵されたHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、例えば、管理部142にて読み込まれ、管理部142の制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。
101−1〜101−n 店舗
102 携帯端末
103−1〜103−n 店舗端末
104 管理サーバ
105 ネットワーク
141 送受信部
142 管理部
143 クーポンデータベース
144 関連情報データベース
145 配信店舗データベース
102 携帯端末
103−1〜103−n 店舗端末
104 管理サーバ
105 ネットワーク
141 送受信部
142 管理部
143 クーポンデータベース
144 関連情報データベース
145 配信店舗データベース
Claims (8)
- 配信されるクーポンを利用してサービスを受ける利用者が所持する携帯端末と、前記クーポンを前記携帯端末へ配信する配信端末と、前記クーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバとを有してなるクーポン配信システムにおいて、
前記管理サーバは、前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示することを特徴とするクーポン配信システム。 - 請求項1に記載のクーポン配信システムにおいて、
前記管理サーバは、前記クーポンが前記配信端末から配信されたクーポン配信実績と、前記配信端末から配信されたクーポンが前記携帯端末を所持する利用者によって利用されたクーポン利用実績とに基づいて、前記業種関連度を設定することを特徴とするクーポン配信システム。 - 利用者が所持する携帯端末へ配信端末から前記利用者がサービスを受けるために配信される目的で登録されたクーポンのクーポン情報を管理する管理サーバであって、
前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示する管理サーバ。 - 請求項3に記載の管理サーバにおいて、
前記クーポンが前記配信端末から配信されたクーポン配信実績と、前記配信端末から配信されたクーポンが前記携帯端末を所持する利用者によって利用されたクーポン利用実績とに基づいて、前記業種関連度を設定することを特徴とする管理サーバ。 - 配信されるクーポンを利用してサービスを受ける利用者が所持する携帯端末と、前記クーポンを前記携帯端末へ配信する配信端末と、前記クーポンのクーポン情報を登録し、管理する管理サーバとを有してなるクーポン配信システムにおけるクーポン配信方法であって、
前記管理サーバが、前記配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示する処理を有するクーポン配信方法。 - 請求項5に記載のクーポン配信方法において、
前記管理サーバが、前記クーポンが前記配信端末から配信されたクーポン配信実績と、前記配信端末から配信されたクーポンが前記携帯端末を所持する利用者によって利用されたクーポン利用実績とに基づいて、前記業種関連度を設定する処理を有することを特徴とするクーポン配信方法。 - 携帯端末を所持する利用者にサービスを提供するためのクーポンを配信する配信端末が設置された店舗の業種と前記登録されたクーポンを利用することができる店舗の業種とに基づいて設定された業種関連度に応じて、前記配信端末に対して前記クーポンの配信方法を指示する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記クーポンが前記配信端末から配信されたクーポン配信実績と、前記配信端末から配信されたクーポンが前記携帯端末を所持する利用者によって利用されたクーポン利用実績とに基づいて、前記業種関連度を設定する手順をコンピュータに実行させるためプログラム。
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