JP2007265311A - 取引先管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの取引先の取引先データをユーザが複数の業務システムに個々に登録しなくても済むようにする。
【解決手段】複数の業務システムとユーザの各取引先とを管理する取引先管理システムを備える。取引先管理システムは、取引先データと業務システムIDとを取引先毎に記憶する取引先記憶部と、業務システムIDと一以上のデータ項目とを業務システム毎に記憶する業務記憶部と、或る取引先に関するデータ値が取引先記憶部に登録される場合、該或る取引先に対応した業務システムIDに対応するデータ項目を業務記憶部から特定し、そのデータ項目が、前記登録されるデータ値のデータ項目であれば、その業務システムIDに対応する業務システムに、上記登録されるデータ値を送信する情報反映部とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】複数の業務システムとユーザの各取引先とを管理する取引先管理システムを備える。取引先管理システムは、取引先データと業務システムIDとを取引先毎に記憶する取引先記憶部と、業務システムIDと一以上のデータ項目とを業務システム毎に記憶する業務記憶部と、或る取引先に関するデータ値が取引先記憶部に登録される場合、該或る取引先に対応した業務システムIDに対応するデータ項目を業務記憶部から特定し、そのデータ項目が、前記登録されるデータ値のデータ項目であれば、その業務システムIDに対応する業務システムに、上記登録されるデータ値を送信する情報反映部とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の業務システムの各々にユーザの取引先に関するデータを登録するための技術に関する。
例えば、ユーザが、自分が利用している複数の業務システムに、自分の取引先に関するデータ(以下、取引先データ)を登録することで、それら複数の業務システムの各々に、自分の取引先について、その登録された取引先データを用いた所定の業務を実行させることができる(例えば非特許文献1)。業務システムは、一又は複数のコンピュータマシン(例えばサーバマシン)であることもあれば、コンピュータマシンに搭載されているコンピュータプログラムであることもある。上記の非特許文献1を例に採れば、ポストトレード業務を実行するシステム、決済照合業務を実行するシステム、保振決済業務を実行するシステムは、それぞれ業務システムである。
上記の種類のシステムにおいて、ユーザは、例えば、業務の一つとして口座の残高を定期的にチェックする機能を有した業務システムに、自分の取引先の口座を登録すれば、その業務システムに、その取引先の口座を定期的にチェックさせることができる。なお、この種のシステムにおいて、「ユーザ」とは、業務システムの利用者であり、例えば、金融機関が相当する。「取引先」とは、他のユーザである場合もあれば、業務システムを利用していない者である場合もある。
2003年1月号 ITソリューションフロンティア(第18頁〜第19頁) "STPを実現するホールセール証券システム「I-STAR」"(特に、第19頁左欄の下から2行目の「STP基盤」以降の記載)
以下、従来の上記の種類のシステムの課題を説明するために、まず、そのシステムの一例について、図1を参照して説明する。
各ユーザ毎のユーザサイト20と、複数の業務システム30とが、通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。ユーザサイト20には、例えば、通信ネットワーク21が配備されており、各ユーザ端末23が、一以上のユーザシステム22に取引先データを登録できるようになっている。また、ユーザ端末23或いはユーザシステム22からの出力された取引先データを、通信部24を介して業務システム30に送信できるようになっている。一方、各業務システム30は、ユーザサイト20から取引先データを受ける通信部34や、受けた取引先データを記憶する取引先データ記憶部35や、受けた取引先データを取引先データ記憶部35に記憶させたり該記憶部35に記憶されている取引先データを用いて所定の業務を実行する業務処理部33を備える。
さて、以上のようなシステムでは、例えば、以下の第一と第二の課題がある。
第一の課題として、一つの取引先データを複数の業務システムで利用させたい場合には、複数の業務システムに個々に取引先データを登録しなければいけないという課題がある。具体的には、複数の業務システムが全く同じ取引先データを必要とする場合にも、同じ取引先データを個々の業務システムに登録しなければならない。また、取引先データは、複数のデータ項目にそれぞれ対応した複数のデータ値で構成されており、各業務システム毎に、必要とするデータ項目が違っている場合があり、そのような場合には、どの業務システムではどのデータ項目のデータ値が必要とされているかに応じて登録を行わなければいけない。また、どの取引先データを、複数の業務システムのうちのどの業務システムに登録する必要があるのかも把握しなければならない。このように、業務システムに取引先データを登録する作業は負担が大きく、故に、ユーザ側では、データ登録のために多くの人員を割く必要が生じる。
上記の第一の課題に関連して、登録された取引先データが複数の業務システムで同一であるとしても、それら複数の業務システムの全てに正しく取引先データが登録されるとは限らないという課題も生じる。取引先データの登録は、人間による手作業で行われることがあり、故に、入力ミスが発生する可能性があるためである。
また、上記の第一の課題に関連して、複数の業務システムの各々が独自の認証情報(例えばユーザIDやパスワード)を必要とし、正当な認証情報を受けて初めて取引先データの登録を許可するようになっている場合、ユーザ側で、各業務システムに取引先データを登録するために、各業務システム別に、認証情報を管理しなければならないという課題も生じる。
第二の課題として、取引先データの登録についての改変が業務システムで生じた場合に、ユーザ側でもその改変に対応するための措置を行う必要が生じてしまうという課題がある。具体的には、例えば、図1において、ユーザシステムAと業務システムX1の両方に取引先データが登録されて初めて取引可能となる場合、業務システムX1が所定の付加情報を必要とするように改変されると、以前まで送信していた種類の情報に加えて今後その所定の付加情報を更に送信するようにユーザシステムAを改変する必要が出る。このような措置は、業務システムX1を利用する全てのユーザ側で個々に行う必要があるので、面倒である。
以上のような課題を解決すると共に、ユーザの多様なニーズをできるだけ満足させられるようにすることが好ましい。
従って、本発明の第一の目的は、一つの取引先データをユーザが複数の業務システムに個々に登録しなくても済むようにすることにある。
本発明の第二の目的は、ユーザの入力ミスによって誤った取引先データが業務システムに登録されてしまう可能性を低減することにある。
本発明の第三の目的は、複数の業務システムの各々の認証情報をユーザが管理しなくても済むようにすることにある。
本発明の第四の目的は、取引先データの登録についての改変が業務システムで生じても、ユーザ側でその改変に対応するための措置をとることを不要とすることにある。
本発明の第五の目的は、ユーザの多様なニーズをできるだけ満足させられるようにする点にある。
本発明の他の目的は、後の説明から明らかになるであろう。
本発明に従う取引先管理システムは、ユーザの取引先と、その取引先に関するデータ値を受信して登録し該データ値を用いて所定の業務を実行する複数の業務システムと、ユーザの各取引先とを管理するシステムであって、取引先記憶部と、業務記憶部と、情報反映部とを備える。取引先記憶部は、複数のデータ値を含んだ取引先データと、一以上の業務システムのIDとを、ユーザの取引先毎に記憶する。業務記憶部は、業務システムのIDと、該業務システムで必要される一以上のデータ項目とを、業務システム毎に記憶する。情報反映部は、或る取引先のデータ値が前記取引先記憶部に登録される場合、該或る取引先に対応した業務システムIDに対応するデータ項目を前記業務記憶部から特定し、そのデータ項目が、前記登録されるデータ値のデータ項目であれば、その業務システムIDに対応する業務システムに、前記登録されるデータ値を送信する。
本発明によれば、或る取引先のデータ値が登録される場合には、そのデータ値が、その或る取引先に対応付けられた業務システムで必要とされるデータ項目のデータ値であれば、その業務システムにそのデータ値が送信される。これにより、一つの取引先の取引先データをユーザが複数の業務システムに個々に登録しなくても済む。また、ユーザの一つの取引先についての入力作業は一度で良いので、ユーザの入力ミスによって誤った取引先データが業務システムに登録されてしまう可能性を低減することができる。また、取引先データの登録についての改変が業務システムで生じても、取引先管理システムにおいて、その改変に応じた措置をとれば良いので、各ユーザ側でその改変に対応するための措置をとることを不要とすることができる。
本発明の第一の実施態様では、業務システムが、認証情報を受信し、該認証情報が正当であると判断した場合に、受信したデータ値を登録するようになっている場合において、前記業務記憶部は、その業務システムのIDと共にその業務システム用の認証情報を記憶する。前記情報反映部は、前記或る取引先に対応した業務システムIDに対応する認証情報を前記業務記憶部から特定した場合には、該特定された認証情報を、該業務システムIDに対応する業務システムに送信する。
これにより、複数の業務システムの各々の認証情報をユーザが管理しなくても済むようにすることができる。
本発明の第二の実施態様では、ユーザシステムと業務システムの両方に、同一の取引先について同一のデータ値が登録される必要があり、該ユーザシステムが、送信されて来たデータ値を登録するようになっている場合において、前記取引先記憶部が、各取引先毎に、共通取引先IDと、その取引先のデータ値が登録される必要のある複数のユーザシステムのIDと、各ユーザシステム毎に固有の取引先IDとを記憶する。前記情報反映部が、或るユーザシステムから、或る取引先のデータ値と、該或るユーザシステムに固有の取引先IDとを受け、該固有の取引先IDに対応する共通取引先IDを前記取引先記憶部から特定し、該特定された共通取引先IDに対応するデータ値を、前記受けたデータ値に更新し、且つ、該共通取引先IDに対応する別のユーザシステムのIDと、該IDに固有の別の取引先IDとを、前記取引先記憶部から特定し、前記特定されたIDに対応する別のユーザシステムに、更新後のデータ値と、前記別の取引先IDとを送信する。
これにより、複数のユーザシステムのうちの一つのユーザシステムで、そのユーザシステムで固有の取引先IDに対応したデータ値が更新された場合、そのユーザシステムからその固有の取引先IDと共に更新後のデータ値が取引管理システムに送信されるようになっていれば、取引先管理システムで管理されているデータ値も、他のユーザシステムで管理されているデータ値も、その更新後のデータ値に更新することができる。
本発明の第三の実施態様では、前記取引先記憶部が、各取引先毎に、前記取引先データとは異なるユーザ所望の種類のデータを記憶するフリースペースの記憶域を備えている。
これにより、ユーザは、そのフリースペースの記憶域に所望の種類のデータを登録することで、各取引先毎にそのデータを関連付けておくことができるので、ユーザの多様なニーズをできるだけを満足させられることが期待できる。
上述した各種記憶部は、メモリ或いはハードディスク等の物理的な記憶資源上の記憶域とすることができる。情報反映部は、ハードウェア(例えば回路)、コンピュータプログラム、或いはそれらの組み合わせ(例えば、コンピュータプログラムを読み込んで実行する一又は複数のCPU)によって実現することもできる。各コンピュータプログラムは、コンピュータマシンに備えられる記憶資源(例えばメモリ)から読み込むことができる。その記憶資源には、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体を介してインストールすることもできるし、インターネットやLAN等の通信ネットワークを介してダウンロードすることもできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、上記の記載と同様に、取引先データは、複数のデータ項目にそれぞれ対応した複数のデータ値で構成されたデータである。データ項目とは、取引先の名称や口座番号などのカテゴリを意味し、データ値とは、データ項目に対応した値であり、例えば、データ項目が「口座番号」であれば「1111111」がデータ値となる。
図2は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。
この実施形態では、送信されて来たデータ値を登録し該データ値を用いて所定の業務を実行する複数の業務システム30とユーザの各取引先とを管理する取引先管理システム10が構築されている。取引先管理システム10が、各取引先毎に取引先データと業務システムIDとを管理している。また、取引先管理システム10が、各業務システムID毎に、必要とされるデータ項目を管理している。取引先管理システム10は、或る取引先のデータ値が更新された場合には、その取引先に関するデータ値を記憶している業務システムのIDを特定し、該業務システムIDに対応したデータ項目を特定し、更新されたデータ値が、該特定されたデータ項目に対応するデータ値であれば、上記特定された業務システムIDに対応する業務システム30に、そのデータ値を送信する。これにより、その業務システム30は、自分が管理しているデータ値を、受信したデータ値に更新し、更新後のデータ値を用いて業務を実行することができる。例えば、その業務システム30が、業務の一つとして口座の残高を定期的にチェックする機能を有した業務システムである場合には、口座番号のデータ値の更新が済んだならば、以後、チェック先を、更新後のデータ値が表す口座番号の口座とすることができる。
なお、「ユーザ」とは、取引先管理システム10の利用者であり、例えば、金融機関が相当する。「取引先」とは、他のユーザである場合もあれば、取引先管理システム10のユーザではない別の者である場合もある。「送信先」とは、更新後のデータ値の送信先を意味し、具体的には、業務システムである。
各ユーザサイト20には、ユーザ端末23、ユーザシステム22及び通信部24が備えられている。ユーザ端末23は、例えば、パーソナルコンピュータ等の計算機である。ユーザシステム22は、ユーザサイト20においてデータ値を登録し、該データ値を用いて所定の業務を実行するシステムである。ユーザシステム22は、一又は複数のコンピュータマシンであっても良いし、コンピュータマシンに搭載されるコンピュータプログラムであってもよい。通信部24は、通信ネットワーク50を介して情報を送受信することができるコンピュータモジュールである。
この実施形態に係るシステムには、複数の業務システム30と、ユーザの各取引先とを管理する取引先管理システム10が備えられる。本実施形態に係る取引先管理システム10は、一つのコンピュータシステム上に仮想的に設けられたシステムであり、一ユーザに一システムとすることができる。
取引先管理システム10は、取引先管理テーブル15、更新履歴テーブル14、送信先管理テーブル16、通信部12、データ修正部13及びデータ送信部11を備える。通信部12は、ユーザサイト20の通信部24や、業務システム30の通信部34との間で情報を送受信する。データ修正部13は、通信部12が受信したデータ値を取引先管理テーブル15に追加又は上書きする。データ送信部11は、取引先管理テーブル15に登録されるデータ値を通信部12を介して送信する。通信部12、24、34、データ修正部13及びデータ送信部11は、例えば、図示しないCPUに読み込まれて実行されるコンピュータプログラムとすることができる。
図3Aは、取引先管理テーブル15の構成例を示す。
取引先管理テーブル15は、各取引先を管理するためのテーブルである。取引先管理テーブル15には、各取引先毎に、取引先管理番号、取引先データ、業務システムID及びフリースペースが設けられている。なお、以下の説明では、取引先管理テーブル15の一行を「レコード」と称する(これは、他のテーブル14及び16についても同様である)。ただし、データ値は、レコードに記録される全ての値が該当するわけではなく、前述したように、取引先データの構成要素のみが該当する。
取引先管理番号とは、取引先管理システム10において各取引先に一意に割り振られるIDである。
取引先データとは、取引先に関するデータであり、業務システム30に送信され得る複数のデータ値で構成された情報である。複数のデータ値のデータ項目として、例えば、更新区分、反映日、会社名称、電話番号及びFAX番号などがある。これら複数のデータ値のうちのなるべく多くが、取引先について公開されている情報が格納されたデータベースから読み込まれて自動的に登録され、そうできないデータ値が、手で入力されても良い。
業務システムIDとは、業務システムの識別子であり、ユーザ端末23或いはユーザシステム22から、各取引先別に入力される。
フリースペースとは、ユーザ所望の種類のデータを登録することができる記憶域である。フリースペースには、例えば、取引先との契約書のイメージデータへのパス名(例えばURL)を登録することができる。そのパス名を用いて、ユーザは、イメージデータをダウンロードすることができる。また、一つの取引先管理番号に対応したフリースペースには、その取引先管理番号に対応付けられている各業務システムID毎に、その業務システムの使用権限を有するユーザシステムのID(例えば「USA」)を登録することもできる。また、フリースペースには、そのユーザシステムのID毎に、そのユーザシステムに固有の取引先管理番号(例えば「001」)も登録することができる。
図3Bは、更新履歴テーブル14の構成例を示す。
更新履歴テーブル14には、取引先管理テーブル15の更新履歴が登録される。具体的には、例えば、更新履歴テーブル14には、取引先管理テーブル15のデータ値が更新された場合に、その更新後のデータ値を含んだ、取引先管理テーブル15の一レコードと同じ内容が登録される。
図3Cは、送信先管理テーブル16の構成例を示す。
送信先管理テーブル16は、取引先管理テーブル15に更新されるデータ値の送信先、換言すれば、業務システムを管理するためのテーブルである。具体的には、例えば、送信先管理テーブル16には、各業務システム毎に、業務システムID、管理データ項目、ユーザID及びパスワードが登録される。管理データ項目とは、業務システムで必要とされるデータ項目である。管理データ項目を参照することにより、取引先管理テーブル15に登録される取引先データのうちのどのデータ値が必要なのかを特定することができる。ユーザID及びパスワードは、業務システムにデータ値を登録するために必要な認証情報の一種である。
本実施形態において、取引先データの変更を、ある範囲で一括修正したいときは、ユーザ端末23もしくはユーザシステム22から取引先管理テーブル15を修正すれば良い。
以下、図3Aの一行目のレコードにおけるデータ項目E「電話番号」及びデータ項目F「FAX番号」が修正される場合を例に採り、本実施形態で行われる処理の流れを説明する。
ユーザ端末23或いはユーザシステム22は、取引先管理番号0231465と、データ項目E「電話番号」及びデータ項目F「FAX番号」についての更新後のデータ値「03-9999-9999」及び「03-9999-9998」とを、通信部24を介して取引先管理システム10に送信する。取引先管理システム10の通信部12が、それらの情報を受信する。データ修正部13は、受信した取引先管理番号「0231465」に一致する取引先管理番号を取引先管理テーブル15から検索し、一致する取引先管理番号が見つからなければ、受信したデータ値を新規に登録し、見つかれば、受信したデータ値「03-9999-9999」及び「03-9999-9998」を、見つかった取引先管理番号が記録されているレコードにおける、データ項目E及びFの欄にそれぞれ上書きする。その際、データ修正部13は、更新区分として「修正」と登録し、反映日として、その上書きを行った日を登録することができる(更新された箇所を、図3Aにおいて、太線枠で示す)。
次に、データ修正部13は、受信した取引先管理番号「0231465」に一致する取引先管理番号を更新履歴テーブル14から検索する。データ修正部13は、一致する取引先管理番号が見つからなければ、取引先管理テーブル15における更新後のレコードと同内容の情報を更新履歴テーブル14に記録し、更新区分を「新規」とする。一方、一致する取引先管理番号が見つかれば、データ修正部13は、見つかった番号のあるレコードでの更新区分を「修正取消」に変更し、かつ、取引先管理テーブル15における更新後のレコードと同内容の情報を更新履歴テーブル14に記録し、更新区分を「修正」とする(更新された箇所を、図3Bにおいて、太線枠で示す)。
次に、データ送信部11が、受信した取引先管理番号「0231465」に対応する業務システムID「X1」,「X2」を取引先管理テーブル15から特定し、且つ、特定した業務システムID「X1」,「X2」に対応する管理データ項目、ユーザID及びパスワードを送信先管理テーブル16からそれぞれ特定する。そして、データ送信部11は、業務システムX1、X2に対し、特定されたユーザID及びパスワードを送信し、それによりログインが許可された場合に、更新後のデータ値のうち、管理データ項目に該当するデータ項目のデータ値を送信する。具体的には、例えば、取引先管理番号「0231465」について更新されたデータ値のデータ項目がE及びFであるため、業務システムX1には、データ項目Eに対応した更新後のデータ値「03-9999-9999」を送信し、業務システムX2には、データ項目Fに対応した更新後のデータ値「03-9999-9998」を送信する。業務システムX1は、取引先データ記憶部35において、○△証券の従前のデータ項目「電話番号」のデータ値「03-1111-3333」を、更新後のデータ値「03-9999-9999」に更新する。同様に、業務システムX2は、取引先データ記憶部35において、○△証券の従前のデータ項目「FAX番号」のデータ値「03-1111-3332」を、更新後のデータ値「03-9999-9998」に更新する。
以上が、本実施形態で行われる処理の流れである。
なお、その流れにおいて、ユーザシステムIDが「USA」であるユーザシステムUSAにおいて、○△証券についてのデータ項目E及びFのデータ値が、「03-9999-9999」及び「03-9999-9998」にそれぞれ更新された場合、取引先管理システム10は、ユーザシステムUSAから、更新後のデータ値「03-9999-9999」及び「03-9999-9998」と共に、○△証券についてのユーザシステムUSAでの固有の取引先管理番号「001」を受ける。データ修正部13は、ユーザシステムID「USA」及び取引先管理番号「001」に対応する共通の取引先管理番号「0231465」を特定し、その取引先管理番号「0231465」に対応する、データ項目E及びFのデータ値を、それぞれ、「03-9999-9999」及び「03-9999-9998」に更新する。データ送信部11は、共通の取引先管理番号「0231465」に対応する別のユーザシステムID及びそのユーザシステムにおける固有の取引先管理番号として、「USB」及び「B02」をそれぞれ特定した場合、更新後のデータ値「03-9999-9999」及び「03-9999-9998」を、取引先管理番号「B02」と共に、そのユーザシステムUSBに送信する。これにより、複数のユーザシステムUSA、USBのうちのいずれかのユーザシステムUSAで、そのユーザシステムUSAで固有の取引先管理番号「001」に対応したデータ値が更新された場合、そのユーザシステムUSAからその固有の取引先管理番号「001」と共に更新後のデータ値が取引管理システム10に送信されるようになっていれば、取引先管理システム10で管理されているデータ値も、他のユーザシステムUSBで管理されているデータ値も、その更新後のデータ値に更新することができる。
以上、本実施形態によれば、或る取引先のデータ値が登録される場合には、そのデータ値が、その或る取引先に関するデータ値を記憶している業務システムで必要とされるデータ項目のデータ値であれば、その業務システムにそのデータ値が送信される。つまり、所望の取引先についてのデータ値をユーザが送信すれば、その取引先に関するデータ値を保持する複数の業務システムに自動的に反映される。これにより、ユーザ側の負担は大幅に軽減される。
また、本実施形態によれば、ユーザの一つの取引先についての入力作業は一度で良いので、ユーザの入力ミスによって誤ったデータ値が業務システムに登録されてしまう可能性を低減することができる。
また、本実施形態によれば、データ値の登録についての改変が業務システムで生じても、取引先管理システムにおいて、その改変に応じた措置をとれば良いので(例えば、データ送信部11を改変することにより、送信する情報種類を変更すれば良いので)、各ユーザ側でその改変に対応するための措置をとることを不要とすることができる。
また、本実施形態によれば、送信先管理テーブル16において、各業務システム用のユーザID及びパスワードが登録されており、データ送信部11は、業務システムに更新後のデータ値を送信する際に、その業務システムに対応するユーザID及びパスワードを送信先管理テーブル16から特定してその業務システムに自動的に送信する。これにより、複数の業務システムの各々の認証情報をユーザが管理したり入力したりしなくても済むようにすることができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。また、上述した各種テーブル14、15及び16は、所定のバックアップ用のサイトにコピーされ、取引先管理システム10に障害が発生しても、バックアップの各種テーブル14、15及び16を用いて業務が継続されても良い。
10…取引先管理システム 11…データ送信部 13…データ修正部 14…更新履歴テーブル 15…取引先管理テーブル 16…送信先管理テーブル 20…ユーザサイト 22…ユーザシステム 30…業務システム 33…業務処理部 35…取引先データ記憶部
Claims (5)
- ユーザの取引先と、その取引先に関するデータ値を受信して登録し該データ値を用いて所定の業務を実行する複数の業務システムとを管理するシステムであって、
複数のデータ値を含んだ取引先データと、一以上の業務システムのIDとを、ユーザの取引先毎に記憶する取引先記憶部と、
業務システムのIDと、該業務システムで必要とされる一以上のデータ項目とを、業務システム毎に記憶する業務記憶部と、
或る取引先のデータ値が前記取引先記憶部に登録される場合、該或る取引先に対応した業務システムIDに対応するデータ項目を前記業務記憶部から特定し、そのデータ項目が、前記登録されるデータ値のデータ項目であれば、その業務システムIDに対応する業務システムに、前記登録されるデータ値を送信する情報反映部と
を備える取引先管理システム。 - 業務システムが、認証情報を受信し、該認証情報が正当であると判断した場合に、受信したデータ値を登録するようになっている場合において、
前記業務記憶部は、その業務システムのIDと共に、その業務システム用の認証情報を記憶し、
前記情報反映部は、前記或る取引先に対応した業務システムIDに対応する認証情報を前記業務記憶部から特定した場合には、該特定された認証情報を、該業務システムIDに対応する業務システムに送信する、
請求項1記載の取引先管理システム。 - ユーザシステムと業務システムの両方に、同一の取引先について同一のデータ値が登録される必要があり、該ユーザシステムが、送信されて来たデータ値を登録するようになっている場合において、
前記取引先記憶部が、各取引先毎に、共通取引先IDと、その取引先のデータ値が登録される必要のある複数のユーザシステムのIDと、各ユーザシステム毎に固有の取引先IDとを記憶し、
前記情報反映部が、或るユーザシステムから、或る取引先のデータ値と、該或るユーザシステムに固有の取引先IDとを受け、該固有の取引先IDに対応する共通取引先IDを前記取引先記憶部から特定し、該特定された共通取引先IDに対応するデータ値を、前記受けたデータ値に更新し、且つ、該共通取引先IDに対応する別のユーザシステムのIDと、該IDに固有の別の取引先IDとを、前記取引先記憶部から特定し、前記特定されたIDに対応する別のユーザシステムに、更新後のデータ値と、前記別の取引先IDとを送信する、
請求項1記載の取引先管理システム。 - 前記取引先記憶部が、各取引先毎に、前記取引先データとは異なるユーザ所望の種類のデータを記憶するフリースペースの記憶域を備えている、
請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の取引先管理システム。 - ユーザの取引先に関するデータ値を受信して登録し該データ値を用いて所定の業務を実行する複数の業務システムの各々について、業務システムのIDと、該業務システムで必要される一以上のデータ項目とを第一の記憶部に記憶するステップと、
複数のデータ値を含んだ取引先データと、一以上の業務システムのIDとを、ユーザの取引先毎に記憶する第二の記憶部に対して、或る取引先のデータ値を登録するステップと、
該或る取引先に対応した業務システムIDに対応するデータ項目を前記第一の記憶部から特定するステップと、
前記特定されたデータ項目が前記登録されるデータ値のデータ項目であれば、該業務システムIDに対応する業務システムに、前記登録されるデータ値を送信するステップと
を有する情報登録方法。
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