JP2007265054A - 透かし強制印刷システム、方法及びプログラム - Google Patents

透かし強制印刷システム、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007265054A
JP2007265054A JP2006089710A JP2006089710A JP2007265054A JP 2007265054 A JP2007265054 A JP 2007265054A JP 2006089710 A JP2006089710 A JP 2006089710A JP 2006089710 A JP2006089710 A JP 2006089710A JP 2007265054 A JP2007265054 A JP 2007265054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
watermark
definition information
printing
print
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006089710A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoshitomi
隆 吉富
Kazumi Yoshida
一省 吉田
Takashi Shimokawa
孝志 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP2006089710A priority Critical patent/JP2007265054A/ja
Publication of JP2007265054A publication Critical patent/JP2007265054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】印刷アプリケーションや印刷ドライバによらず、印刷物に可読性の高い透かしを強制的に挿入することができる透かし強制印刷システムを提供する。
【解決手段】サーバコンピュータ101と透かし強制印刷を行なうクライアントコンピュータ102とが通信自在に接続されて成る透かし強制印刷システムであって、サーバコンピュータ101は、透かし定義情報作成ユーティリティ105を備え、クライアントコンピュータ102は、アプリケーションの起動検知手段106aと、起動したアプリケーションへの透かし印刷モジュールアタッチ手段106bと、アタッチしたアプリケーションの印刷処理検知手段107aと、サーバコンピュータ101からの透かし定義情報取得手段107bと、透かし定義情報管理手段107cと、透かしデータ描画手段107dと、印刷データへの透かしデータ合成手段107eとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷アプリケーションや印刷ドライバによらず、印刷物に可読性の高い透かしを強制的に挿入する透かし強制印刷システム、方法及びプログラムに関するものである。
近年、相次ぐ情報漏洩事件やセキュリティ意識の高まりに伴い、電子ファイルやデータベースなど電子データに於いては、暗号化やアクセス制限などのセキュリティ対策が広く行われるようになってきた。
更に、電子データを印刷した印刷物に於いても、そのセキュリティ対策が求められるようになってきている。
印刷物におけるセキュリティ対策としては、文字列などの特定の情報を印刷物に重ね合わせて印刷する透かし(ウォーターマークとも呼ばれる)印刷システムが知られている。
図13及び図14は、従来の透かし印刷システムの概要を示すシステム構成図である。
図13は、クライアントコンピュータ1301に於いて印刷アプリケーション1302によって透かし印刷を実施するものである。このような構成の透かし印刷システムでは、印刷アプリケーション1302は、透かし設定ユーザインタフェース1303を介してユーザから指定された情報をもとに、特定の種類の電子データ1304に透かしデータを挿入した印刷データを生成し、任意の印刷ドライバ1305、1306及びそれらに対応する印刷装置1307、1308によって印刷する。
図14は、クライアントコンピュータ1401に於いて印刷ドライバ1402によって透かし印刷を実施するものである。このような構成の透かし印刷システムでは、印刷ドライバ1402は、透かし設定ユーザインタフェース1403を介してユーザから指定された情報をもとに、任意の印刷アプリケーション1405、1406により電子データ1407、1408から生成された印刷データに透かしデータを挿入して特定の種類の印刷装置1404によって印刷する。
尚、本発明に関連する公知技術文献としては下記の特許文献1がある。
特開2003−241956号公報
然しながら、すべての印刷アプリケーションや印刷ドライバに透かし印刷の機能があるわけではない。図13のような印刷アプリケーションの透かし印刷の機能を使用する場合は、透かし印刷のできる電子データが限定される。図14のような印刷ドライバの透かし印刷の機能を使用する場合は、透かし印刷のできる印刷装置が限定される。もし、透かし印刷の機能がある複数の印刷アプリケーションや印刷ドライバを使用する場合は、それぞれに透かし印刷の設定を行わなければならず、しかもそれらすべてで同様の透かし印刷が行える設定ができるとは限らない。
更に、印刷アプリケーションや印刷ドライバの透かし印刷の設定は、一般的には個々のユーザが任意に設定できるため、ユーザに透かし印刷を強制させることができず、情報漏洩を抑止するといったセキュリティ上の観点からは望ましくない。
又、一般的な印刷アプリケーションや印刷ドライバの透かしの設定では、透かしは印刷物の背面又は前面に重なって配置される。図15は、透かしが印刷物の背面に配置される例であるが、透かしデータ1501が印刷データ中の図形データ又は画像データ1502の白色の部分によって隠され、透かしの可読性が損なわれる。図16は、透かしが印刷物の前面に配置される例であるが、透かしデータ1601によって印刷データ中の文字データ1602が隠され、印刷物の可読性が損なわれる。
以上の現状に鑑み、本発明は、印刷アプリケーションや印刷ドライバによらず、印刷物に可読性の高い透かしを強制的に挿入することができる透かし強制印刷システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、サーバコンピュータとクライアントコンピュータとが通信自在に接続されて成り、前記クライアントコンピュータ側で透かし強制印刷を行なう透かし強制印刷システムであって、前記サーバコンピュータは、透かし定義情報を作成する透かし定義情報作成手段を備え、
前記クライアントコンピュータは、アプリケーションの起動を検知する起動検知手段と、
起動した前記アプリケーションに透かし印刷モジュールをアタッチする透かし印刷モジュールアタッチ手段と、
アタッチした前記アプリケーションの印刷処理を検知する印刷処理検知手段と、
前記サーバコンピュータから透かし定義情報を通信により取得する透かし定義情報取得手段と、
前記透かし定義情報を印刷ジョブごとに管理する透かし定義情報管理手段と、
前記透かし定義情報をもとに透かしデータを描画する透かしデータ描画手段と、
前記透かしデータをアプリケーションの印刷データにビットごとの論理演算により合成する透かしデータ合成手段とを備えたことを特徴とする透かし強制印刷システムを提供するものである。
請求項2に係る発明は、サーバコンピュータとクライアントコンピュータとが通信自在に接続されて成り、前記クライアントコンピュータ側で透かし強制印刷を行なう透かし強制印刷方法であって、
前記サーバコンピュータが、透かし定義情報を作成するステップを実行し、
前記クライアントコンピュータが、アプリケーションの起動を検知するステップと、
起動した前記アプリケーションに透かし印刷モジュールをアタッチするステップと、
アタッチした前記アプリケーションの印刷処理を検知するステップと、
前記サーバコンピュータから透かし定義情報を通信によって取得するステップと、
前記透かし定義情報を印刷ジョブごとに管理するステップと、
前記透かし定義情報をもとに透かしデータを描画するステップと、
前記透かしデータをアプリケーションの印刷データにビットごとの論理演算により合成するステップとを実行することを特徴とする透かし強制印刷方法を提供するものである。
請求項3に係る発明は、サーバコンピュータとクライアントコンピュータとが通信自在に接続されて成り、前記クライアントコンピュータ側で透かし強制印刷を行なうための透かし強制印刷プログラムであって、
前記サーバコンピュータに、透かし定義情報を作成する機能を実行させ、
前記クライアントコンピュータに、アプリケーションの起動を検知する機能と、
起動した前記アプリケーションに透かし印刷モジュールをアタッチする機能と、
アタッチした前記アプリケーションの印刷処理を検知する機能と、
前記サーバコンピュータから前記透かし定義情報を通信によって取得する機能と、
前記透かし定義情報を印刷ジョブごとに管理する機能と、
前記透かし定義情報をもとに透かしデータを描画する機能と、
前記透かしデータをアプリケーションの印刷データにビットごとの論理演算により合成する機能とを実行させることを特徴とする透かし強制印刷プログラムを提供するものである。
本発明の請求項1記載の透かし強制印刷システムの発明によれば、次のような効果が期待できる。
(1)使用する印刷アプリケーションや印刷ドライバによらず、任意の電子データを任意の印刷装置に透かしを挿入して印刷することができる。
(2)ユーザに透かし印刷を強制させることができ、印刷物におけるセキュリティを高められる。
(3)透かしおよび印刷物の双方の可読性を確保でき、透かしが挿入された印刷物の品質および信頼性を高められる。
請求項2記載の透かし強制印刷方法の発明に於いても、透かし強制印刷方法の各ステップを実行することにより請求項1記載の発明と同様な効果が期待できる。
又、請求項3記載の透かし強制印刷プログラムに発明に於いても、透かし強制印刷プログラムの各機能を実行させることにより請求項1記載の発明と同様な効果が期待できる。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態の一例を示すシステム構成図である。本透かし強制印刷システムは、サーバコンピュータ101と、クライアントコンピュータ102と、印刷装置103とから構成され、クライアントコンピュータ102がサーバコンピュータ101及び印刷装置103に通信自在に接続されている。システム管理者がサーバコンピュータ101を使用し、一般ユーザがクライアントコンピュータ102を使用することを前提とする。
サーバコンピュータ101には、クライアントコンピュータ102の透かし印刷を制御する透かし定義情報104が格納されている。透かし定義情報104には、透かしの位置および大きさ等が格納され、透かし定義情報104は透かし定義情報作成手段である透かし定義情報作成ユーティリティ105によって作成される。透かし定義情報104を単一のファイルとして作成した場合、全ユーザに対して同一の透かしが適用される。複数種類作成してデータベースやディレクトリサービス等で管理すれば、ユーザ又はユーザグループごとに異なる透かしを適用することもできる。
クライアントコンピュータ102には、プロセス監視サービス106および透かし印刷モジュール107が導入される。プロセス監視サービス106は、クライアントコンピュータ102にサービスとして常駐し、起動検知手段106aによってプロセスの起動を常時監視しており、プロセスの起動を検知すると、透かし印刷モジュールアタッチ手段106bによって、そのプロセスに対して透かし印刷モジュール107をアタッチ(添付)する。
印刷アプリケーション108は、ユーザ操作等により電子データ109の印刷処理を行う。その際、通常は、OS(オペレーティング・システム)の印刷モジュールであるOS印刷モジュール110に対して印刷データの描画の命令や印刷ジョブおよび印刷ページの開始および終了等の命令が行われる。
本透かし強制印刷システムでは、透かし印刷モジュール107が、印刷処理検知手段107aによって、アタッチした印刷アプリケーション108の行う印刷ジョブの開始や印刷ページの終了の命令を検知し、OS印刷モジュール110に対してこれらの命令が行われる前に、透かし印刷のための処理を行い、その後にOS印刷モジュール110に対してこれらの命令を行う。
具体的には、透かし印刷モジュール107は、印刷処理検知手段107aによって、印刷アプリケーション108の行う印刷ジョブの開始の命令を検知すると、透かし定義情報取得手段107bによって、サーバコンピュータ101から透かし定義情報104を通信により取得し、OS印刷モジュール110に対して印刷ジョブの開始の命令を行う。そして、印刷処理検知手段107aによって、印刷アプリケーション108の行う印刷ページの終了の命令を検知すると、透かしデータ描画手段107dによって、OS印刷モジュール110に対して透かしデータの描画のための命令および印刷ページの終了の命令を行う。これにより、毎ページに透かしが挿入された印刷データが印刷ドライバ111を経由して印刷装置103で印刷される。
透かし印刷モジュール107は、プロセス監視サービス106によりクライアントコンピュータ102で起動するすべてのプロセス(アプリケーション)にアタッチされるため、この方法によって印刷アプリケーションにも印刷ドライバにも依存することなく印刷物に透かしを挿入することができる。又、透かし定義情報104はシステム管理者によりサーバコンピュータ101で管理されているため、クライアントコンピュータ102を使用する一般ユーザに対して透かし印刷を強制させることができる。
透かし定義情報104は、透かしとして文字列を使用する場合、図2に示すように、透かし有無201、レイアウト202、位置203、文字サイズ204、行間205、回転角度206、文字描画設定207、文字列構成208から構成され、1ページ分の透かしに複数の文字列を指定できる。例えば、ヘッダとフッタのような組み合わせとして透かしを定義することができる。
透かし有無201には、透かしあり又は透かしなしのいずれかの値が格納される。透かしありの場合には透かしが印刷され、透かしなしの場合には透かしは印刷されない。
レイアウト202には、連続又は単一のいずれかの値が格納される。連続の場合には透かし文字列がページ全体に繰り返し印刷され、単一の場合には透かし文字列は1箇所だけに印刷される。
位置203には、左上、中上、右上、中中、左下、中下、右下のいずれかの値が格納される。レイアウト202が単一の場合のみ有効である。
文字サイズ204には、透かし文字列の文字サイズが格納される。
行間205には、レイアウト202が連続の場合に透かし文字列を繰り返す行間隔が格納される。
回転角度206には、レイアウト202が連続の場合又は位置203が中中の場合に透かし文字列を回転させる角度が格納される。
文字描画設定207には、透かし文字列の描画方法について、濃度を指定して描画するのか、パターンを指定して描画するのかが格納される。濃度指定の場合は、透かし文字列に影をつけるかどうかも指定できる。
文字列構成208には透かし文字列として使用する文字列の種類が格納される。任意の固定文字列、ログインID、ドメイン名、日時、マシン名、IPアドレス、ユーザ名から任意の組み合わせを指定できる。
図3は、透かし定義情報作成ユーティリティ105の画面であり、図2に示した透かし定義情報を作成しているところを示している。透かし定義1としてページ全体にログインID、日時、ドメイン名の文字列、透かし定義2としてページ中央に「社外秘」という文字列を組み合わせて透かしを定義している。設定画面301で透かし定義情報の設定を行い、プレビュー表示画面302には現在の透かし定義情報で印刷した場合のイメージが表示される。
図4は、文字描画設定207でパターンを指定した場合に、任意のパターンを設定するために表示される画面である。パターン設定画面401の部分をマウスでクリックすることによりパターンの設定を行い、イメージ表示画面402には現在のパターンを等倍表示して並べたイメージが表示される。
図5は、プロセス監視サービス106の処理の概要を示すフローチャートである。まず、起動検知手段106aによって、クライアントコンピュータ102で起動しているプロセスの一覧を取得する(ステップ501)。次に、取得した起動プロセス一覧中の最初のプロセスを取得する(ステップ502)。起動プロセス一覧の終わりに達していたか否かを判定し(ステップ503)、起動プロセス一覧の終わりに達していたならば、起動しているすべてのプロセスに対して処理を終了したこととなるので、再び最新の起動プロセス一覧を取得する(ステップ501)。起動プロセス一覧の終わりに達していなければ、取得したプロセスに対して透かし印刷モジュール107をすでにアタッチ済みか否かを判定する(ステップ504)。この判定は、アタッチ済みのプロセスの一覧から当該プロセス検索することで行う。アタッチ済みでない場合、透かし印刷モジュールアタッチ手段106bによって、当該プロセスに透かし印刷モジュール107をアタッチし、アタッチ済みプロセス一覧に当該プロセスを追加する(ステップ505)。起動プロセス一覧中の次のプロセスを取得し(ステップ506)、起動プロセス一覧の終わりに達していたか否かを判定する(ステップ503)。以降、同様の処理が繰り返される。
図6は、透かし印刷モジュール107の印刷ジョブ開始処理の概要を示すフローチャートである。この処理は、印刷処理検知手段107aによって、印刷アプリケーション108の行う印刷ジョブの開始の命令を検知することで開始される。まず、透かし定義情報取得手段107bによって、サーバコンピュータ101から透かし定義情報104を通信によって取得する(ステップ601)。取得に成功したか否かを判定し(ステップ602)、失敗した場合は印刷アプリケーション108にエラーを返す(ステップ603)。この場合は印刷を行うことはできない。透かし定義情報104の取得に成功した場合、その透かし有無の情報を参照する(ステップ604)。透かしありの場合、日時やユーザ名等の透かし文字列として使用する情報を取得し、透かし文字列を生成する(ステップ605)。そして、OS印刷モジュール110に対して印刷ジョブの開始の命令を行う(ステップ606)。その命令の結果、OS印刷モジュール110から返される印刷ジョブ識別子を取得しておく(ステップ607)。
印刷ジョブ開始処理で透かし文字列を生成しておく(ステップ605)のは、透かし文字列の内容を1つの印刷ジョブ中の全ページで同一のものとするためである。実際に透かし文字列が必要となるのは、印刷ページ終了処理での透かしデータの描画の際であるが、この時に透かし文字列を生成するようにすると、1つの印刷ジョブ中でもページによって日時等の文字列が変わってしまうし、効率もよくない。
一方、アプリケーションは1つの印刷ジョブが終了する前に別の印刷ジョブを開始することも可能であるため、透かし印刷モジュール107は、印刷ジョブごとに透かし文字列を管理しなければならない。このため、透かし印刷モジュール107は、透かし定義情報管理手段107cによって、印刷ジョブ開始処理において図7に示すような印刷ジョブ管理情報を内部的に生成し、印刷ページ終了処理においてそれを参照する。
透かし印刷モジュール107で内部的に使用する印刷ジョブ管理情報は、図7に示すように、印刷ジョブ識別子701、透かし定義情報702、透かし文字列703から構成される。印刷ジョブ識別子701は、ステップ607においてOS印刷モジュール110から返される値が格納される。透かし定義情報702は、ステップ601において取得される透かし定義情報104と同じものが格納される。透かし文字列703には、ステップ605において透かし定義情報702に基づいて生成された文字列が格納される。
印刷ジョブ識別子701は、クライアントコンピュータ102内で印刷ジョブごとに一意であることがOSによって保証されている。透かし印刷モジュール107は、印刷ページ終了処理において印刷ジョブ識別子701をもとに印刷ジョブ管理情報から使用すべき透かし定義情報702および透かし文字列703を検索する。
図8は、透かし印刷モジュール107の印刷ページ終了処理の概要を示すフローチャートである。この処理は、印刷処理検知手段107aによって、印刷アプリケーション108の行う印刷ページの終了の命令を検知することで開始される。まず、印刷ジョブ管理情報の透かし定義情報702の透かし有無の情報を参照する(ステップ801)。透かしありの場合、印刷ジョブ管理情報の透かし文字列703を使用し、透かしデータ描画手段107dによって、OS印刷モジュール110に対して透かしデータの描画のための命令を行う(ステップ802)。最後に、OS印刷モジュール110に対して印刷ページの終了の命令を行う(ステップ803)。
図9は、透かし印刷モジュール107が、OS印刷モジュール110に対して透かしデータの描画のための命令を行う(ステップ802)際に、印刷アプリケーション108の印刷データに透かしデータをどのように合成するかを示す。透かしデータ合成手段107eによって、印刷データと透かしデータのビットごとの論理積演算を行うことにより、印刷データと透かしデータのどちらかが黒色のドットは黒色に、印刷データと透かしデータの両方が白色のドットだけが白色になる。尚、透かし定義情報104の文字描画設定207がパターン指定の場合は、図9のような透かしデータが灰色となる箇所はない。
本透かし強制印刷システムによる印刷例を図10、図11、図12に示す。図10は、透かし定義情報104の文字描画設定207が濃度指定の場合の印刷例である。図11は、透かし定義情報104の文字描画設定207が濃度指定で影つきの場合の印刷例である。図12は、透かし定義情報104の文字描画設定207がパターン指定の場合の印刷例である。いずれの場合も、図15と図16に示した従来の透かし印刷システムの印刷例と異なり、透かしデータが印刷データ中の図形データ又は画像データの白色の部分によって隠されたり、透かしデータによって印刷データ中の文字データが隠されたりすることがなく、透かしおよび印刷物の双方の可読性を確保することができる。
尚、前記実施例においては、簡単のためにクライアントコンピュータ102と印刷装置103がそれぞれ1つずつの例を挙げて説明したが、これらが複数であっても同様に適用できることは言うまでもない。又、本実施の形態においては、透かしとしてグレースケール文字列を例として記載しているが、カラー文字列や単一色の画像であっても同様に適用できることも言うまでもない。
本発明の一実施の形態例を示す透かし強制印刷システムの構成図である。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かし定義情報に格納されているデータの構成図である。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かし定義情報作成ユーティリティの画面である。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かし定義情報作成ユーティリティのパターン設定画面である。 図1に示す透かし強制印刷システムのプロセス監視サービスの処理の概要を示すフローチャートである。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かし印刷モジュールの印刷ジョブ開始処理の概要を示すフローチャートである。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かし印刷モジュールの印刷ジョブ管理情報のデータ構成図である。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かし印刷モジュールの印刷ページ終了処理の概要を示すフローチャートである。 図1に示す透かし強制印刷システムの印刷データと透かしデータの演算を示す図である。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かしを濃度指定で印刷した印刷例である。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かしを濃度指定および影つきで印刷した印刷例である。 図1に示す透かし強制印刷システムの透かしをパターン指定で印刷した印刷例である。 従来の印刷アプリケーションによる透かし印刷システムの概略構成図である。 従来の印刷ドライバによる透かし印刷システムの概略構成図である。 従来の透かし印刷システムで透かしを印刷物の背面に配置した印刷例である。 従来の透かし印刷システムで透かしを印刷物の前面に配置した印刷例である。
符号の説明
101 サーバコンピュータ
102 クライアントコンピュータ
104 透かし定義情報
106a 起動検知手段
106b 透かし印刷モジュールアタッチ手段
107 透かし印刷モジュール
107a 印刷処理検知手段
107b 透かし定義情報取得手段
107c 透かし定義情報管理手段
107d 透かしデータ描画手段
107e 透かしデータ合成手段

Claims (3)

  1. サーバコンピュータとクライアントコンピュータとが通信自在に接続されて成り、前記クライアントコンピュータ側で透かし強制印刷を行なう透かし強制印刷システムであって、前記サーバコンピュータは、透かし定義情報を作成する透かし定義情報作成手段を備え、
    前記クライアントコンピュータは、アプリケーションの起動を検知する起動検知手段と、
    起動した前記アプリケーションに透かし印刷モジュールをアタッチする透かし印刷モジュールアタッチ手段と、
    アタッチした前記アプリケーションの印刷処理を検知する印刷処理検知手段と、
    前記サーバコンピュータから透かし定義情報を通信により取得する透かし定義情報取得手段と、
    前記透かし定義情報を印刷ジョブごとに管理する透かし定義情報管理手段と、
    前記透かし定義情報をもとに透かしデータを描画する透かしデータ描画手段と、
    前記透かしデータをアプリケーションの印刷データにビットごとの論理演算により合成する透かしデータ合成手段とを備えたことを特徴とする透かし強制印刷システム。
  2. サーバコンピュータとクライアントコンピュータとが通信自在に接続されて成り、前記クライアントコンピュータ側で透かし強制印刷を行なう透かし強制印刷方法であって、
    前記サーバコンピュータが、透かし定義情報を作成するステップを実行し、
    前記クライアントコンピュータが、アプリケーションの起動を検知するステップと、
    起動した前記アプリケーションに透かし印刷モジュールをアタッチするステップと、
    アタッチした前記アプリケーションの印刷処理を検知するステップと、
    前記サーバコンピュータから透かし定義情報を通信によって取得するステップと、
    前記透かし定義情報を印刷ジョブごとに管理するステップと、
    前記透かし定義情報をもとに透かしデータを描画するステップと、
    前記透かしデータをアプリケーションの印刷データにビットごとの論理演算により合成するステップとを実行することを特徴とする透かし強制印刷方法。
  3. サーバコンピュータとクライアントコンピュータとが通信自在に接続されて成り、前記クライアントコンピュータ側で透かし強制印刷を行なうための透かし強制印刷プログラムであって、
    前記サーバコンピュータに、透かし定義情報を作成する機能を実行させ、
    前記クライアントコンピュータに、アプリケーションの起動を検知する機能と、
    起動した前記アプリケーションに透かし印刷モジュールをアタッチする機能と、
    アタッチした前記アプリケーションの印刷処理を検知する機能と、
    前記サーバコンピュータから前記透かし定義情報を通信によって取得する機能と、
    前記透かし定義情報を印刷ジョブごとに管理する機能と、
    前記透かし定義情報をもとに透かしデータを描画する機能と、
    前記透かしデータをアプリケーションの印刷データにビットごとの論理演算により合成する機能とを実行させることを特徴とする透かし強制印刷プログラム。
JP2006089710A 2006-03-29 2006-03-29 透かし強制印刷システム、方法及びプログラム Pending JP2007265054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006089710A JP2007265054A (ja) 2006-03-29 2006-03-29 透かし強制印刷システム、方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006089710A JP2007265054A (ja) 2006-03-29 2006-03-29 透かし強制印刷システム、方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007265054A true JP2007265054A (ja) 2007-10-11

Family

ID=38637972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006089710A Pending JP2007265054A (ja) 2006-03-29 2006-03-29 透かし強制印刷システム、方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007265054A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020585A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Sharp Corp 装置制御プログラム、記録媒体、装置制御方法および制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06268840A (ja) * 1993-03-10 1994-09-22 Canon Inc 画像処理装置
JP2002140178A (ja) * 2001-09-05 2002-05-17 Canon Inc プリンタ制御装置、プリント制御方法、プリンタドライバおよび記憶媒体
WO2004077287A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Science Park Corporation 印刷制御プログラムを格納した電子計算機、そのプログラム及びプログラムの記録媒体
JP2005269551A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Oki Electric Ind Co Ltd 透かし情報埋め込み装置,透かし情報検出装置,透かし情報埋め込み方法,透かし情報検出方法,および印刷物
JP2006031497A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sony Corp データファイル保存方法およびデータファイル保存プログラム、ならびに記録媒体
JP2006053624A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fujitsu Ltd アプリケーション運用管理方法及びシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06268840A (ja) * 1993-03-10 1994-09-22 Canon Inc 画像処理装置
JP2002140178A (ja) * 2001-09-05 2002-05-17 Canon Inc プリンタ制御装置、プリント制御方法、プリンタドライバおよび記憶媒体
WO2004077287A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Science Park Corporation 印刷制御プログラムを格納した電子計算機、そのプログラム及びプログラムの記録媒体
JP2005269551A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Oki Electric Ind Co Ltd 透かし情報埋め込み装置,透かし情報検出装置,透かし情報埋め込み方法,透かし情報検出方法,および印刷物
JP2006031497A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sony Corp データファイル保存方法およびデータファイル保存プログラム、ならびに記録媒体
JP2006053624A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fujitsu Ltd アプリケーション運用管理方法及びシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020585A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Sharp Corp 装置制御プログラム、記録媒体、装置制御方法および制御装置
US8749844B2 (en) 2011-07-14 2014-06-10 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus control method and control apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5857611B2 (ja) 情報処理装置、システム、プログラム
JP5451352B2 (ja) プリントサーバー、印刷設定画面の提供方法及びプログラム
US8429397B2 (en) Generating an encryption font by converting character codes and recording the encryption font in a unique tag
US8302001B2 (en) Document encryption and decryption printing apparatus, method, and storage medium
US20120140278A1 (en) Document information display control device, document information display method, and computer-readable storage medium for computer program
JPH11265268A (ja) 文書処理システム及び文書処理方法
JP2007288771A (ja) 画像処理装置、表示画面送信方法、制御プログラム、記憶媒体、
US6222638B1 (en) Displaying printer property sheets
US20040024835A1 (en) Peripheral device output job routing
JP2009076074A (ja) 動的なプリンタ・ドライバ・ユーザー・インターフェース生成
JP4844105B2 (ja) ローカルデバイスが接続される制御装置におけるメニューデータの生成
JP4433049B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム。
JP2007293772A (ja) 印刷装置制御システム及びプリンタドライバ
US7793204B2 (en) Copy protecting documents
JP2007026357A (ja) 情報処理サーバ、情報処理システム、及びプログラム
JP5919925B2 (ja) プログラム、情報処理装置、記憶媒体
US20050179929A1 (en) System and method for detecting accidental output to a device
US8134751B2 (en) Systems and methods for previewing copy protected documents
US8218166B2 (en) Print processing system and print processing method
JP2007265054A (ja) 透かし強制印刷システム、方法及びプログラム
EP2202665A1 (en) Method to generate digital signature, print controlling terminal, and image forming apparatus
JP2007094620A (ja) 透かし印刷管理システム
JP2009223658A (ja) 操作表示システムと操作表示システムのためのプログラム
JP2003296063A (ja) プリントシステム、情報処理装置、情報処理方法、コンフリクト制御方法、記録媒体及びプログラム
US20090213403A1 (en) Printer Job Language Suspension

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101221