JP2007264765A - 数式編集装置及び数式編集プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】自然表示形式で表示された数式内で適切に編集対象位置を移動させる。
【解決手段】関数電卓1においては、ディスプレイ3に自然表示形式の数式とカーソルCRとが表示される(図(a))。この状態で方向キー24が操作された場合には、数式内で適切にカーソルCRが移動する(図(b)〜(d))。
【選択図】図10

Description

本発明は、数式編集装置及び数式編集プログラムに関する。
従来から、入力される各種数式の演算を実行して演算結果を表示する電卓(電子卓上計算機)として、四則演算の他に三角関数や対数関数などの演算を行うことができる関数電卓と呼ばれるものがある。
このような関数電卓においては、入力した数式を表示する形式として、少ない行数での表示形式(以下、「1行表示形式」とする)と、一般的な教科書や書籍などに表されている表示形式(以下、「自然表示形式」とする)とがある。例えば、aの2乗を表す場合に、1行表示形式では「a^2」と表示され、自然表示形式では「a2」と表示される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、関数電卓に既に入力した数式を編集する場合には、カーソルによって示される編集対象位置を所望の位置まで移動させる必要がある。
特開平4−252351号公報
しかしながら、自然表示形式で表示された数式内でカーソル(編集対象位置)を所望の方向、特に上下方向に移動させようとしても、実際には1行の数式データを対象として処理を行うため、編集対象位置が適切に移動されない場合がある。
本発明の課題は、自然表示形式で表示された数式内で適切に編集対象位置を移動させることのできる数式編集装置及び数式編集プログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、入力された数式を、当該数式の数式構成要素ごとに配置し編集可能に自然表示する数式編集装置(例えば、図1の関数電卓1)であって、
自然表示された数式上に編集対象位置を表示する編集対象位置表示手段(例えば、図2の表示部12;図5のステップS3)と、
ユーザ操作により、編集対象位置の数式構成要素ごとの移動方向を入力する移動方向入力手段(例えば、図1の方向キー24及びシフトキー26;図5のステップS4〜ステップS5(Yes))と、
この移動方向入力手段の操作に応答して、前記自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、移動元の編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で最も近接する最適移動先位置を検出する最適移動先位置検出手段(例えば、図2のCPU8及び数式編集プログラム60;図6のステップS10〜ステップS23)と、
前記最適移動先位置に前記編集対象位置を移動表示させる編集対象位置移動表示手段(例えば、図2の表示部12;図6のステップS24)と、
を有することを特徴とする。
ここで、数式構成要素とは、数式を構成する要素であり、例えば数字や変数、演算記号などである。
また、自然表示するとは、自然表示形式で表示することである。
また、編集対象位置とは、数式構成要素の削除や変更、追加(入力)等の行われる位置である。
また、前後方向とは、数式の先頭と末尾とを結ぶ方向であり、一般には左右方向である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の数式編集装置において、
前記最適移動先位置検出手段は、
前記自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、移動元の前記編集対象位置とは異なる計算処理単位に対応し、移動元の前記編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で最も近接する最適移動先位置を検出することを特徴とする。
ここで、計算処理単位とは、計算処理の行われる単位であり、例えば数字や変数、分数の分母及び分子のほか、積分演算における式部分、上限値部分及び下限値部分、総和演算における式部分、上限値部分、変数部分及び下限値部分、三角関数部分などである。但し、計算処理単位は、計算処理の行われる最小単位でなくても良い。例えば、複数の最小単位の計算処理単位が括弧で括られている場合などには、当該括弧内の部分全体を1つの計算処理単位としても良い。また、積分演算部分や総和演算部分の全体を1つの計算処理単位としても良い。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の数式編集装置において、
前記最適移動先位置検出手段は、
数式中の数式構成要素との対応位置のうち、移動元の前記編集対象位置とは異なる計算処理単位に対応し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前記移動方向に位置する何れか1つの対応位置を仮の移動先位置として設定した後、
数式中の数式構成要素との対応位置のうち、前記何れか1つの対応位置とは異なり、移動元の前記編集対象位置とは異なる計算処理単位に対応し、移動元の前記編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、設定済みの前記仮の移動先位置よりも移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で近接する、との位置移動条件を満たす対応位置を、前記仮の移動先位置として順次設定し直すことにより、
最終的に設定される前記仮の移動先位置を、前記最適移動先位置として検出することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の数式編集装置において、
前記最適移動先位置検出手段は、前記最適移動先位置として、前記自然表示された数式中の文字または変数との対応位置を検出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の数式編集装置において、
移動元の前記編集対象位置に基づいて、前記最適移動先位置検出手段による前記最適移動先位置の検出範囲を設定する検出範囲設定手段(例えば、図2の検索範囲テーブル61;図6のステップS15)を備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の数式編集装置において、
前記検出範囲設定手段は、
移動元の前記編集対象位置が積分演算における式部分である場合に、
前記移動方向が上方向または左方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分よりも右側の部分を前記検出範囲とすることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の数式編集装置において、
前記検出範囲設定手段は、
移動元の前記編集対象位置が積分演算における下限値部分である場合に、
前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5〜7の何れか一項に記載の数式編集装置において、
前記検出範囲設定手段は、
移動元の前記編集対象位置が積分演算における上限値部分である場合に、
前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項5〜8の何れか一項に記載の数式編集装置において、
前記検出範囲設定手段は、
移動元の前記編集対象位置が総和演算における式部分である場合に、
前記移動方向が上方向または左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分よりも右側の部分を前記検出範囲とすることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項5〜9の何れか一項に記載の数式編集装置において、
前記検出範囲設定手段は、
移動元の前記編集対象位置が総和演算における変数部分である場合に、
前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の下限値部分を前記検出範囲とすることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項5〜10の何れか一項に記載の数式編集装置において、
前記検出範囲設定手段は、
移動元の前記編集対象位置が総和演算における下限値部分である場合に、
前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の変数部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項5〜11の何れか一項に記載の数式編集装置において、
前記検出範囲設定手段は、
移動元の前記編集対象位置が総和演算における上限値部分である場合に、
前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項1〜12の何れか一項に記載の数式編集装置において、
前記最適移動先位置検出手段は、
前記最適移動先位置が移動元の前記編集対象位置よりも前側である場合には、この最適移動先位置と対応する数式構成要素の直後に前記編集対象位置を移動させることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、数式編集プログラム(例えば、図2の数式編集プログラム60)であって、
入力された数式を、当該数式の数式構成要素ごとに配置し編集可能に自然表示するコンピュータ(例えば、図1の関数電卓1)に、
自然表示された数式上に編集対象位置を表示する編集対象位置表示機能(例えば、図5のステップS3)と、
ユーザ操作により、編集対象位置の数式構成要素ごとの移動方向を入力する移動方向入力機能(例えば、図5のステップS4〜ステップS5(Yes))と、
この移動方向入力機能の操作に応答して、前記自然表示された数式中の各数式構成要素のうち、移動元の編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で最も近接する最適移動先位置を検出する最適移動先位置検出機能(例えば、図6のステップS10〜ステップS23)と、
前記最適移動先位置に前記編集対象位置を移動表示させる編集対象位置移動表示機能(例えば、図6のステップS24)と、
を実現させることを特徴とする。
請求項1,14記載の発明によれば、自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、移動元の編集対象位置とは異なり、移動元の編集対象位置に対して移動方向に位置し、かつ、移動元の編集対象位置に対して前後方向で最も近接する最適移動先位置が検出されるので、1行の数式データを対象として処理を行う場合であっても、自然表示形式で表示される数式内での適切な移動先が検出される。従って、従来と異なり、自然表示形式で表示された数式内で適切に編集対象位置を移動させることができる。
請求項2記載の発明によれば、自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、移動元の前記編集対象位置とは異なる計算処理単位に対応する最適移動先位置が検出されるので、同一の計算処理単位内で編集対象位置が移動するのを防止し、より適切に編集対象位置を移動させることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項5記載の発明によれば、移動元の編集対象位置に基づいて最適移動先位置の検出範囲が設定されるので、自然表示された数式の全範囲から最適移動先位置を検出する場合と比較して、最適移動先位置の検出を高速化することができる。
請求項6〜12記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項13記載の発明によれば、最適移動先位置が移動元の編集対象位置よりも前側である場合には、最適移動先位置と対応する数式構成要素の直後に編集対象位置が移動されるので、移動先の編集対象位置が編集対象の数式構成要素に対して移動元の編集対象位置側となる。従って、より適切に編集対象位置を移動させることができる。
以下、本発明に係る数式編集装置の適用された関数電卓について、図を参照しながら説明する。
[1.構成]
[1.1 外観構成]
図1に、この関数電卓1の正面図を示す。
この図に示すように、関数電卓1は、各種キー群2と、ディスプレイ3とを備えている。
各種キー群2は、ユーザから数値や演算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。本実施の形態においては、各種キー群2は、テンキー20、演算キー21、EXEキー22、DELキー23、方向キー24、シフトキー26および電源キー29等を備えて構成されている。
このうち、テンキー20は数値の入力操作を受けるキーであり、演算キー21は各種演算記号の入力操作を受けるキーである。ここで、演算記号には、括弧や四則演算などの一般演算記号のほかに、特殊演算記号が含まれる。特殊演算記号とは、本実施の形態においては、式部分と式部分以外の数式構成要素とに基づいて行われる演算の記号であり、例えば、式部分と上限値及び下限値とに基づいて行われる演算である積分演算の記号「∫」や、式部分と変数、上限値及び下限値とに基づいて行われる演算である総和演算の記号「Σ」などがある。
EXEキー22は、関数電卓1に対し処理の実行や決定の指示操作を受けるキーであり、例えば数式の入力後には演算処理の実行を指示するキーとして機能するようになっている。DELキー23は、ディスプレイ3に表示されている数値や演算子、括弧などの数式構成要素の削除操作を受けるキーである。
方向キー24は、ディスプレイ3に表示されている数式中で編集対象位置を示すカーソルCRを所定の移動方向に数式構成要素ごとに移動させたり、機能を選択したりする場合等に押下されるキーであり、本実施の形態においては、上下左右の4方向について入力可能に構成されている。
シフトキー26は、他のキーと組み合わせて押下する際に利用するキーであり、本実施の形態においては、方向キー24と組み合わせて押下されることにより、後述の特殊移動処理処理(図6参照)の実行を指示するようになっている。電源キー29は、関数電卓1の電源を投入/切断するためのキーである。
ディスプレイ3は、各種キー群2の押下に応じた文字や符号、数式、演算結果などの他、関数電卓1を使用するために必要な各種データが表示される部分である。このディスプレイ3は、各種キー群2を介して入力された数式を、当該数式の各数式構成要素ごとに配置して自然表示形式で表示し、更に、自然表示された数式上にカーソルCRを表示するようになっている。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、ディスプレイ3の左右方向をX方向、上下方向をY方向とする。また、本実施の形態におけるディスプレイ3は、ドットマトリクス液晶で構成されているものとして説明するが、例えば、TFT(Thin Film Transistor)液晶であったり、PDP(Plasma Display Panel)であったり他の表示装置でも良いことは勿論である。
[1.2 機能構成]
続いて、関数電卓1の機能構成について説明する。
図2は、関数電卓1の機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、関数電卓1は入力部11、表示部12、テキストバッファメモリ13、ROM(Read Only Memory)6、RAM(Random Access Memory)7及びCPU(Central Processing Unit)8等の機能部を備えており、各機能部はバス10で接続されている。
[1.2.1 入出力部等]
入力部11は、上述の各種キー群2を備えており、押下されたキーの信号をCPU8に出力するようになっている。
表示部12は、上述のディスプレイ3を備えており、CPU8からの信号に基づいて各種情報をディスプレイ3に表示するようになっている。
[1.2.2 記憶装置]
テキストバッファメモリ13は、図3(b)に示すように、ディスプレイ3に表示される数式の数式データを1文字ごとにメモリアドレスと対応付けた状態で記憶するものであり、より詳細には、数式データを1文字ごとに文字コードとして記憶するようになっている。
ここで、数式データには、数字や変数、演算記号などの数式構成要素のデータの他、前後の数式構成要素を区別するための区切り記号のデータが含まれる。また、本実施の形態においては、区切り記号として「,」(図中、メモリアドレス「10」等参照)が用いられている。
なお、図3(b)では、カーソルCRに対応するメモリアドレス(以下、カーソル対応アドレスとする)「28」を網掛けして示している。
ROM6は、図2に示すように、関数電卓1におけるメニュー表示処理や各種設定処理、各種演算処理等の動作に係る各種プログラムや、関数電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納しており、本実施の形態においては、本発明に係る数式編集プログラム60と、検索範囲テーブル61とを記憶している。
数式編集プログラム60は、後述の数式編集処理(図5参照)をCPU8に実行させるためのプログラムである。
検索範囲テーブル61は、数式編集処理における後述の特殊移動処理(図6参照)においてカーソル移動先の検索対象範囲、より詳細には、テキストバッファメモリ13内で検索対象となるメモリアドレスの領域(以下、検索範囲アドレスとする)を設定するためのテーブルであり、本実施の形態においては、図4に示すように、特殊演算の種類と、現在のカーソル位置と、方向キー24により指定される移動方向と、カーソル移動先の検索対象範囲とを対応付けている。
この検索範囲テーブル61によれば、例えば現在のカーソル位置が特殊演算「積分」の「上限値部分」であり、移動方向が「下」である場合には、積分演算の下限値部分と対応する検索範囲アドレスが検索対象範囲として設定される。
RAM7は、図2に示すように、CPU8が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する随時書き込み可能なメモリであり、本実施形態においては、移動元情報記憶領域70及び仮移動先情報記憶領域71を有している。
移動元情報記憶領域70は、現在のカーソル位置情報を記憶する領域であり、本実施の形態においては、方向キー24の操作によってカーソルCRの移動が指示された場合に、移動元(現在)のカーソル位置情報を記憶するようになっている。ここで、カーソル位置情報は、ディスプレイ3におけるカーソルCRの表示座標と、テキストバッファメモリ13におけるカーソル対応アドレスとを含んでいる。
仮移動先情報記憶領域71は、後述の特殊移動処理(図6参照)において、仮移動先のカーソル位置情報を記憶する領域である。
[1.2.3 CPU]
CPU8は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行うようになっている。具体的には、CPU8は、入力部11から入力される操作信号に応じて、ROM6中のプログラムを読み出してRAM7に展開し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU8は、処理結果を表示するための表示制御信号を適宜表示部12に出力して、対応した表示情報を表示させる。
[2 関数電卓の動作]
続いて、関数電卓1の動作について説明する。図5〜図8は、CPU8がROM6から数式編集プログラム60を読み出して実行する数式編集処理の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図5に示すように、各種キー群2の操作によってユーザにより数式が入力されると(ステップS1)、CPU8は、各数式構成要素を上下左右に配置して表示部12に数式を自然表示させた後(ステップS2)、ユーザ操作に基づいて数式中の所定の位置にカーソルCRを表示させる(ステップS3)。
この状態でユーザが方向キー24を操作すると(ステップS4)、CPU8は、関数電卓1が特殊状態となっているか否か、本実施の形態においてはシフトキー26が押下されている状態であるか否かを判定する(ステップS5)。
このステップS5において関数電卓1が特殊状態となっていないと判定した場合(ステップS5;No)には、CPU8は、カーソルCRの通常移動処理として、方向キー24の指示方向にカーソルCRを移動させる処理を行った後(ステップS6)、キー群2の操作待機状態となり(ステップS8)、数式編集処理を終了する。なお、この通常移動処理としては、従来より公知のカーソル移動処理を用いることができる。
一方、ステップS5において関数電卓1が特殊状態となっていると判定した場合(ステップS5;Yes)には、CPU8は、カーソルCRの特殊移動処理を行う(ステップS7)。
具体的には、図6に示すように、まずCPU8は、現在のカーソル位置情報、つまり移動元のカーソル位置情報をRAM7の移動元情報記憶領域70に記憶させる(ステップS10)。
次に、CPU8は、テキストバッファメモリ13における数式先頭部分のメモリアドレスを読み込み対象のメモリアドレス(以下、読込対象アドレスとする)とした後(ステップS11)、RAM7の仮移動先情報記憶領域71を初期化する(ステップS12)。
次に、CPU8は、移動元情報記憶領域70内の情報に基づいて、現在のカーソル対応アドレスが特殊演算に使用される数式構成要素の位置であるか否か、つまり特殊演算の使用対象の位置であるか否かを判定する(ステップS13)。
このステップS13において現在のカーソル対応アドレスが特殊演算の使用対象の位置ではないと判定した場合(ステップS13;No)には、CPU8は、テキストバッファメモリ13中で文字コードを記憶している全領域のメモリアドレスをカーソル移動先の検索範囲アドレスとして設定した後(ステップS14)、後述のステップS17の処理に移行する。
一方、ステップS13において現在のカーソル対応アドレスが特殊演算の使用対象の位置であると判定した場合(ステップS13;Yes)には、CPU8は、検索範囲テーブル61(図4参照)に基づいて、テキストバッファメモリ13の所定領域のメモリアドレスをカーソル移動先の検索範囲アドレスとして設定した後(ステップS15)、この検索範囲アドレス内の先頭部分のアドレスを読込対象アドレスとする(ステップS16)。
次に、CPU8は、読込対象アドレスのテキストバッファメモリ13から1文字分の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、ステップS14またはステップS15で設定された検索範囲アドレスを超えて読み込みしたか否かを判定する(ステップS18)。
このステップS18において検索範囲アドレスを超えて読み込みしていないと判定した場合(ステップS18;No)には、CPU8は、ステップS17で読み込んだ文字コードが変数コードまたは数字コードであるか否かを判定し(ステップS19)、変数コードでも数字コードでもないと判定した場合(ステップS19;No)には、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加えた後(ステップS20)、上述のステップS17の処理に移行する。また、ステップS19において文字コードが変数コードまたは数字コードであると判定した場合(ステップS19;Yes)には、CPU8は、ステップS17におけるテキストバッファメモリ13の読込対象アドレスの数式構成要素と対応するカーソル位置を計算する(ステップS21)。
次に、CPU8は、カーソル移動先の仮決定処理を行う(ステップS22)。
具体的には、図7に示すように、まずCPU8は、上述のステップS1(図5参照)で操作された方向キー24による移動方向と、移動元情報記憶領域70、仮移動先情報記憶領域71及びテキストバッファメモリ13内の情報等とに基づいて、条件(1)〜条件(3)が満たされるか否かを順に判定する(ステップS30〜ステップS32)。
ここで、条件(1)〜条件(3)は、カーソルCRの仮の移動先位置を検出するための条件であり、より詳細には、図9に示すように、ステップS30における条件(1)は、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置に対して移動方向にある、との条件である。また、ステップS31における条件(2)は、既に仮移動先情報記憶領域71に位置情報の記憶されている仮移動先のカーソル位置よりも、算出されたカーソル位置がX方向において現在のカーソル位置に近い、との条件である。また、ステップS32における条件(3)は、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置と異なる計算処理対象に対応している、との条件であり、本実施の形態においては、数式データ内で両カーソル位置の間に区切り記号または演算記号がある、との条件である。
そして、図7に示すように、これらステップS31〜ステップS33において全ての条件が満たされる場合(ステップS31〜ステップS33;Yes)には、CPU8は、仮移動先情報記憶領域71内の仮移動先のカーソル位置情報を、ステップS21で算出されたカーソル位置情報に更新して(ステップS34)、カーソル移動先の仮決定処理(ステップS22)を終了し、上述のステップS20の処理に移行する。また、ステップS31〜ステップS33において何れかの条件が満たされない場合(ステップS31〜ステップS33;No)には、CPU8は、仮移動先のカーソル位置情報の更新は行わずにカーソル移動先の仮決定処理(ステップS22)を終了し、上述のステップS20の処理に移行する。
以降、ステップS17〜ステップS22を繰り返すことにより、数式中の変数又は数字との対応位置のうち、現在のカーソル位置とは異なる計算処理対象に対応し、現在のカーソル位置に対して移動方向に位置し、かつ、現在のカーソル位置に対してX方向で最も近接する対応位置、つまり適切な移動先のカーソル位置が検出され、そのカーソル位置情報が仮移動先情報記憶領域71に記憶される。
一方、上述のステップS18において検索範囲アドレスを超えて読み込みしたと判定した場合(ステップS18;Yes)には、CPU8は、仮移動先のカーソル位置情報の補正処理を行う(ステップS23)。
具体的には、図8に示すように、まずCPU8は、移動元情報記憶領域70及び仮移動先情報記憶領域71内の情報に基づき、カーソル位置が左方向に移動するか否か、つまり、仮移動先のカーソル位置が現在のカーソル位置よりも左に位置するか否かを判定する(ステップS40)。
このステップS40においてカーソル位置が左方向に移動すると判定した場合(ステップS40;Yes)には、CPU8は、仮移動先情報記憶領域71に記憶されたカーソル位置情報の前記カーソル対応アドレスに1を加えた後(ステップS41)、カーソル位置の補正処理(ステップS23)を終了する。これにより、移動先のカーソル位置が編集対象の数式構成要素に対して現在のカーソル位置側となる。
また、ステップS40においてカーソル位置が左方向に移動しないと判定した場合(ステップS40;No)には、CPU8は、そのままカーソル位置の補正処理(ステップS23)を終了する。
そして、図6,図5に示すように、CPU8は、仮移動先情報記憶領域71内の情報に基づいて自然表示形式の数式内に移動先のカーソルCRを表示させ(ステップS24)、特殊移動処理(ステップS7)を終了した後、キー群2の操作待機状態となり(ステップS8)、数式編集処理を終了する。
[2.1 動作例]
続いて、上記の数式編集処理を具体的に説明する。
[2.1.1 動作例(1)]
まず、図10(a)の内容がディスプレイ3に表示されている状態(ステップS1〜ステップS3)で方向キー24の左キーとシフトキー26とが操作されると(ステップS4)、CPU8は、関数電卓1が特殊状態となっていると判定し(ステップS5;Yes)、移動元のカーソル位置情報を移動元情報記憶領域70に記憶させる(ステップS10)。ここで、図11(a)に示すように、移動元のカーソル位置情報のカーソル対応アドレスとしては、メモリアドレス「28」が記憶される。
次に、CPU8は、数式先頭部分のメモリアドレス「1」を読込対象アドレスとし(ステップS11)、仮移動先情報記憶領域71を初期化した後(ステップS12)、現在のカーソル対応アドレスが特殊演算の使用対象の位置ではないと判定し(ステップS13;No)、テキストバッファメモリ13中で文字コードを記憶している全領域のメモリアドレス「1」〜「38」をカーソル移動先の検索対象アドレスとして設定する(ステップS14)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「1」のテキストバッファメモリ13から文字「1」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「1」の文字コードが数字コードである(ステップS19;Yes)と判定する。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「1」の数式構成要素「1」と対応するカーソル位置を計算する(ステップS21)。
次に、CPU8は、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置に対して移動方向「左」にあり(ステップS30;Yes)、算出されたカーソル位置が仮移動先のカーソル位置(ここでは未設定)よりもX方向において現在のカーソル位置に近く(ステップS31;Yes)、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置と異なる計算処理対象に対応している(ステップS32;Yes)と判定した後、図11(b)に示すように、仮移動先情報記憶領域71内の仮移動先のカーソル位置情報を算出されたカーソル位置情報に更新して(ステップS34)、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「2」のテキストバッファメモリ13から文字「+」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「+」の文字コードが変数コードでも数字コードでもない(ステップS19;No)と判定し、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
同様に、CPU8は、読込対象アドレス「3」,「4」のテキストバッファメモリ13から文字「∫」,「(」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「∫」,「(」の文字コードが変数コードでも数字コードでもない(ステップS19;No)と判定し、図11(c)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「5」のテキストバッファメモリ13から文字「x」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「x」の文字コードが変数コードである(ステップS19;Yes)と判定する。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「5」の数式構成要素「x」と対応するカーソル位置を計算する(ステップS21)。
次に、CPU8は、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置に対して移動方向「左」にあり(ステップS30;Yes)、算出されたカーソル位置が仮移動先のカーソル位置よりもX方向において現在のカーソル位置に近く(ステップS31;Yes)、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置と異なる計算処理対象に対応している(ステップS32;Yes)と判定した後、図11(d)に示すように、仮移動先情報記憶領域71内の仮移動先のカーソル位置情報を算出されたカーソル位置情報に更新して(ステップS34)、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「6」,「7」のテキストバッファメモリ13から文字「^」,「(」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「^」,「(」の文字コードが変数コードでも数字コードでもない(ステップS19;No)と判定し、図11(e)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
以降、上記と同様にして、CPU8は、メモリアドレス「8」,「11」,「13」,「17」,「20」,「23」を仮移動先のカーソル対応アドレスとして、仮移動先情報記憶領域71内の仮移動先のカーソル情報を順次更新した後(ステップS34)、図11(f)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「24」,「25」のテキストバッファメモリ13から文字「^」,「(」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「^」,「(」の文字コードが変数コードでも数字コードでもない(ステップS19;No)と判定し、図12(a)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「26」のテキストバッファメモリ13から文字「1」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「1」の文字コードが数字コードである(ステップS19;Yes)と判定する。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「26」の数式構成要素「1」と対応するカーソル位置を計算する(ステップS21)。
次に、CPU8は、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置に対して移動方向「左」にあり(ステップS30;Yes)、算出されたカーソル位置が仮移動先のカーソル位置よりもX方向において現在のカーソル位置に近く(ステップS31;Yes)、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置と異なる計算処理対象に対応してはいない(ステップS32;No)と判定した後、図12(b)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
同様に、CPU8は、読込対象アドレス「27」〜「31」のテキストバッファメモリ13から文字「2」,「3」,「4」,「5」,「6」の文字コードを読み込み(ステップS17)、読込対象アドレス「27」〜「31」の数式構成要素「2」〜「6」と対応するカーソル位置を計算した後(ステップS21)、算出された各カーソル位置が現在のカーソル位置と異なる計算処理対象に対応してはいない(ステップS32;No)と判定し、図12(c)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「32」〜「35」のテキストバッファメモリ13から文字「)」,「)」,「)」,「+」の文字コードを読み込み(ステップS17)、読み込んだ文字「)」,「)」,「)」,「+」の文字コードが変数コードでも数字コードでもない(ステップS19;No)と判定し、図12(d)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「36」,「37」,「38」のテキストバッファメモリ13から文字「1」,「2」,「3」の文字コードを読み込み(ステップS17)、読込対象アドレス「36」,「37」,「38」の数式構成要素「1」〜「3」と対応するカーソル位置を計算した後(ステップS21)、算出された各カーソル位置が現在のカーソル位置に対して移動方向「左」にない(ステップS30;No)と判定した後、図12(e)に示すように、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「39」のテキストバッファメモリ13から文字「3」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「1」〜「38」を超えて読み込みしており(ステップS18;Yes)、カーソル位置が左方向に移動する(ステップS40;Yes)と判定し、図12(f)に示すように、仮移動先情報記憶領域71に記憶されたカーソル対応アドレスに1を加える(ステップS41)。
そして、CPU8は、図10(b)に示すように、仮移動先情報記憶領域71内の情報に基づいて、メモリアドレス「24」と対応する位置(ここではメモリアドレス「23」の文字「2」の後)にカーソルCRを表示させた後(ステップS24)、キー群2の操作待機状態となり(ステップS8)、数式編集処理を終了する。
なお、上記の動作例と同様にして、図10(a)の内容が表示されている状態で方向キー24の右キーとシフトキー26とが操作されると、図10(c)に示すように、メモリアドレス「26」と対応する位置にカーソルCRが表示されることとなり、方向キー24の下キーとシフトキー26とが操作されると、図10(d)に示すように、メモリアドレス「24」と対応する位置(ここではメモリアドレス「23」の文字「2」の後)にカーソルCRが表示されることとなる。
[2.1.2 動作例(2)]
まず、図13(a)の内容がディスプレイ3に表示されている状態(ステップS1〜ステップS3)で方向キー24の上キーとシフトキー26とが操作されると(ステップS4)、CPU8は、関数電卓1が特殊状態となっていると判定し(ステップS5;Yes)、移動元のカーソル位置情報を移動元情報記憶領域70に記憶させる(ステップS10)。ここで、図14(a)に示すように、移動元のカーソル位置情報のカーソル対応アドレスとしては、メモリアドレス「8」が記憶される。
次に、CPU8は、数式先頭部分のメモリアドレス「1」を読込対象アドレスとし(ステップS11)、仮移動先情報記憶領域71を初期化した後(ステップS12)、現在のカーソル対応アドレスが特殊演算の使用対象の位置であると判定する(ステップS13;Yes)。
次に、CPU8は、図14(b)に示すように、検索範囲テーブル61(図4参照)に基づいて、現在のカーソル位置「(積分演算の)式部分」と、移動方向「上」とに対応する検索範囲アドレスとして、「上限値部分」のメモリアドレス、つまり、積分演算記号「∫」の後の2番目の区切り記号「,」と積分演算の終了記号「dx」の直前の閉じ括弧「)」との間に位置する数式データのメモリアドレス「13」を設定した後(ステップS15)、この検索範囲アドレス内の先頭のアドレス「13」を読込対象アドレスとする(ステップS16)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「13」のテキストバッファメモリ13から文字「2」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「13」を超えて読み込みしておらず(ステップS18;No)、読み込んだ文字「2」の文字コードが数字コードである(ステップS19;Yes)と判定する。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「13」の数式構成要素「2」と対応するカーソル位置を計算する(ステップS21)。
次に、CPU8は、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置に対して移動方向「上」にあり(ステップS30;Yes)、算出されたカーソル位置が仮移動先のカーソル位置(ここでは未設定)よりもX方向において現在のカーソル位置に近く(ステップS31;Yes)、算出されたカーソル位置が現在のカーソル位置と異なる計算処理対象に対応している(ステップS32;Yes)と判定した後、図14(c)に示すように、仮移動先情報記憶領域71内の仮移動先のカーソル位置情報を算出されたカーソル位置情報に更新して(ステップS34)、テキストバッファメモリ13の読込対象アドレスに1を加える(ステップS20)。
次に、CPU8は、読込対象アドレス「14」のテキストバッファメモリ13から文字「)」の文字コードを読み込んだ後(ステップS17)、検索範囲アドレス「13」を超えて読み込みしており(ステップS18;Yes)、カーソル位置が左方向に移動する(ステップS40;Yes)と判定し、図14(d)に示すように、仮移動先情報記憶領域71に記憶されたカーソル対応アドレスに1を加える(ステップS41)。
そして、CPU8は、図13(b)に示すように、仮移動先情報記憶領域71内の情報に基づいて、メモリアドレス「14」と対応する位置(ここではメモリアドレス「13」の文字「2」の後)にカーソルCRを表示させた後(ステップS24)、キー群2の操作待機状態となり(ステップS8)、数式編集処理を終了する。
以上の関数電卓1によれば、図6のステップS17〜ステップS22で示したように、1行の数式データを対象として処理を行う場合であっても、自然表示形式で表示される数式内での適切な移動先を検出することができるため、従来と異なり、自然表示形式で表示された数式内で適切にカーソルCR、つまり編集対象位置を移動させることができる。
また、図7のステップS32や図9の条件(3)で示したように、数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、現在のカーソル位置とは異なる計算処理単位に対応するカーソル位置を検出するので、同一の計算処理単位内でカーソルCRが移動するのを防止し、より適切にカーソルCRを移動させることができる。
また、図8のステップS41で示したように、仮移動先のカーソル位置が現在のカーソル位置よりも左に位置する場合には、移動先のカーソル位置を編集対象の数式構成要素に対して移動元のカーソル位置側とすることができるため、より適切にカーソルCRを移動させることができる。
また、図6のステップS15や動作例(2)で示したように、現在のカーソル位置に基づいてカーソル移動先の検索範囲アドレスが設定されるので、テキストバッファメモリ13の全メモリアドレスから適切な移動先のカーソル対応アドレスを検出する場合と比較して、処理を高速化することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更をおこなっても良い。
例えば、上述した実施の形態では、本発明に係る数式編集装置が関数電卓に適用されることとして説明したが、携帯電話やパソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)などに適用されることとしても良い。
また、ステップS13〜ステップS16において、現在のカーソル対応アドレスが特殊演算に使用される数式構成要素の位置である場合に、検索範囲テーブル61に基づいてカーソル移動先の検索範囲アドレスを設定することとして説明したが、図15に示すように、現在のカーソル対応アドレスが特殊演算に使用される数式構成要素の位置であるか否かに関わらず、テキストバッファメモリ13中で文字コードを記憶している全領域のメモリアドレスをカーソル移動先の検索範囲アドレスとして設定することとしても良い。
また、シフトキー26によって特殊移動処理の実行を指示することとして説明したが、他のキーによって指示することとしても良い。
本発明を適用した関数電卓の概観図である。 本発明を適用した関数電卓のブロック図である。 (a)はディスプレイに自然表示形式で表示された数式を示す図であり、(b)はテキストバッファメモリ内の数式データを示す図である。 検索範囲テーブルを示す図である。 数式編集処理を示すフローチャートである。 特殊移動処理を示すフローチャートである。 カーソル移動先の仮決定処理を示すフローチャートである。 補正処理を示すフローチャートである。 ステップS30〜ステップS32における条件(1)〜条件(3)を示す図である。 動作例(1)におけるディスプレイの表示画面を示す図である。 動作例(1)の処理を説明するための図である。 動作例(1)の処理を説明するための図である。 動作例(2)におけるディスプレイの表示画面を示す図である。 動作例(2)の処理を説明するための図である。 特殊移動処理の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 関数電卓(数式編集装置)
8 CPU(最適移動先位置検出手段)
12 表示部(編集対象位置表示手段、編集対象位置移動表示手段)
24 方向キー(移動方向入力手段)
26 シフトキー(移動方向入力手段)
60 数式編集プログラム
61 検索範囲テーブル(検索範囲設定手段)
CR カーソル(編集対象位置)

Claims (14)

  1. 入力された数式を、当該数式の数式構成要素ごとに配置し編集可能に自然表示する数式編集装置であって、
    自然表示された数式上に編集対象位置を表示する編集対象位置表示手段と、
    ユーザ操作により、編集対象位置の数式構成要素ごとの移動方向を入力する移動方向入力手段と、
    この移動方向入力手段の操作に応答して、前記自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、移動元の編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で最も近接する最適移動先位置を検出する最適移動先位置検出手段と、
    前記最適移動先位置に前記編集対象位置を移動表示させる編集対象位置移動表示手段と、
    を有することを特徴とする数式編集装置。
  2. 請求項1記載の数式編集装置において、
    前記最適移動先位置検出手段は、
    前記自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、移動元の前記編集対象位置とは異なる計算処理単位に対応し、移動元の前記編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で最も近接する最適移動先位置を検出することを特徴とする数式編集装置。
  3. 請求項2記載の数式編集装置において、
    前記最適移動先位置検出手段は、
    前記自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、移動元の前記編集対象位置とは異なる計算処理単位に対応し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前記移動方向に位置する何れか1つの対応位置を仮の移動先位置として設定した後、
    前記自然表示された数式中の各数式構成要素との対応位置のうち、前記何れか1つの対応位置とは異なり、移動元の前記編集対象位置とは異なる計算処理単位に対応し、移動元の前記編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、設定済みの前記仮の移動先位置よりも移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で近接する、との位置移動条件を満たす対応位置を、前記仮の移動先位置として順次設定し直すことにより、
    最終的に設定される前記仮の移動先位置を、前記最適移動先位置として検出することを特徴とする数式編集装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    前記最適移動先位置検出手段は、前記最適移動先位置として、前記自然表示された数式中の文字または変数との対応位置を検出することを特徴とする数式編集装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    移動元の前記編集対象位置に基づいて、前記最適移動先位置検出手段による前記最適移動先位置の検出範囲を設定する検出範囲設定手段を備えることを特徴とする数式編集装置。
  6. 請求項5記載の数式編集装置において、
    前記検出範囲設定手段は、
    移動元の前記編集対象位置が積分演算における式部分である場合に、
    前記移動方向が上方向または左方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分よりも右側の部分を前記検出範囲とすることを特徴とする数式編集装置。
  7. 請求項5または6記載の数式編集装置において、
    前記検出範囲設定手段は、
    移動元の前記編集対象位置が積分演算における下限値部分である場合に、
    前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする数式編集装置。
  8. 請求項5〜7の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    前記検出範囲設定手段は、
    移動元の前記編集対象位置が積分演算における上限値部分である場合に、
    前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における積分演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする数式編集装置。
  9. 請求項5〜8の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    前記検出範囲設定手段は、
    移動元の前記編集対象位置が総和演算における式部分である場合に、
    前記移動方向が上方向または左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分よりも右側の部分を前記検出範囲とすることを特徴とする数式編集装置。
  10. 請求項5〜9の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    前記検出範囲設定手段は、
    移動元の前記編集対象位置が総和演算における変数部分である場合に、
    前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の下限値部分を前記検出範囲とすることを特徴とする数式編集装置。
  11. 請求項5〜10の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    前記検出範囲設定手段は、
    移動元の前記編集対象位置が総和演算における下限値部分である場合に、
    前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の上限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の変数部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする数式編集装置。
  12. 請求項5〜11の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    前記検出範囲設定手段は、
    移動元の前記編集対象位置が総和演算における上限値部分である場合に、
    前記移動方向が上方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分以外の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が下方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の下限値部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が左方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算部分よりも左側の部分を前記検出範囲とし、
    前記移動方向が右方向のときには、前記自然表示された数式における総和演算の式部分を前記検出範囲とすることを特徴とする数式編集装置。
  13. 請求項1〜12の何れか一項に記載の数式編集装置において、
    前記最適移動先位置検出手段は、
    前記最適移動先位置が移動元の前記編集対象位置よりも前側である場合には、この最適移動先位置と対応する数式構成要素の直後に前記編集対象位置を移動させることを特徴とする数式編集装置。
  14. 入力された数式を、当該数式の数式構成要素ごとに配置し編集可能に自然表示するコンピュータに、
    自然表示された数式上に編集対象位置を表示する編集対象位置表示機能と、
    ユーザ操作により、編集対象位置の数式構成要素ごとの移動方向を入力する移動方向入力機能と、
    この移動方向入力機能の操作に応答して、前記自然表示された数式中の各数式構成要素のうち、移動元の編集対象位置に対して前記移動方向に位置し、かつ、移動元の前記編集対象位置に対して前後方向で最も近接する最適移動先位置を検出する最適移動先位置検出機能と、
    前記最適移動先位置に前記編集対象位置を移動表示させる編集対象位置移動表示機能と、
    を実現させることを特徴とする数式編集プログラム。
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