JP2007264383A - キャパシタ電源ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンデンサ29を含むキャパシタユニット18と、前記コンデンサ29を充放電する充放電切り換え部19がケーシング34内に収められており、このケーシング34とケーシング蓋32を締結する、画像形成装置1に使用するキャパシタ電源ユニットにおいて、前記キャパシタユニット18と前記充放電切り換え部19との結線途中にコネクタ23、24を設け、前記ケーシング34上面に設けた収納穴31から前記キャパシタユニット18を出し入れ可能とする。
【選択図】図4
Description
特許文献1乃至3には、定着の熱源(ヒータ)への電力供給(補助電源装置)にコンデンサ(電気化学キャパシタ等)を利用した従来技術が開示され、また、特許文献4には、コンデンサ(電気化学キャパシタ等)のパッケージングに関する従来技術が開示され、そして特許文献5には、コンデンサ(電気化学キャパシタ等)の搭載(実装)方法等に関する従来技術が開示されており、さらに、コンデンサ(電気化学キャパシタ等)の搭載(実装)方法、冷却及び断熱方法等に関する従来技術も知られている。
コンデンサ18’と充放電切り換え部19を収納するケーシング26とケーシング蓋27の締結は、安全性(誤ってショートさせてしまった時の発火事故や感電事故)及びリサイクル性(不用意に充電部の回収や破棄が行なわれないこと)の観点から、画像形成装置製造者やサービス従事者及びユーザーが安易に触ることができないように、詳細は説明しないが、通常他では用いることのない締結用治具を用いて締結されている。
また、電源ユニット17’から取り出したキャパシタユニット18が、市場において不用意に開放されてしまう欠点がある。また、キャパシタユニット18を上方へ持ち上げるための手段が無い欠点がある。さらに、電源ユニットから取り出した後でキャパシタユニット18を床やテーブル等に仮置きすることができない欠点がある。
さらには、画像形成装置に電源ユニットが取り付けられた状態であり、かつ画像形成装置のスイッチがオンした状態においては、少なくとも制御基板・充放電切り換え部・充電器・各配線部には画像形成装置から電力が供給されていることになる。
その状態において誤って電源ユニットからキャパシタユニットを取り外してしまった場合、キャパシタユニットを出し入れするための収納穴から制御基板・充放電切り換え部・充電器・各配線部に触れることとなり、制御基板・充放電切り換え部・充電器・各配線部にドライバや手等で触った場合、発火事故や感電事故が発生する懸念がある。
また、請求項3に記載の発明は、前記取り付け支持枠上面に、把手部材を設ける請求項1又は2記載のキャパシタ電源ユニットを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記取り付け支持枠下面に、ゴム製の足を設ける請求項1乃至3のいずれか1項記載のキャパシタ電源ユニットを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記キャパシタユニットの出し入れに連動して接点がオン・オフするインタロックスイッチを前記取り付け支持枠外部に設け、前記キャパシタユニットが前記電源ユニット内からこの外へ出された場合には、外部入力ラインと充電器との間を電気的に切断する請求項1乃至4のいずれか1項記載のキャパシタ電源ユニットを特徴とする。
よって、ケーシングとケーシング蓋との締結に通常他で用いることのない締結用治具を用いる必要が無くなるため、サービス従事者へ通常他で用いることのない締結用治具を配布することによるコストアップを防止することができる。
この静電潜像は現像装置5によりトナー現像され、給紙バンクP2から分離ローラ10、給送ローラ11を経由してレジストローラ8でタイミングを合わせて転写装置6に送られる転写紙(図示せず)上に転写される。転写紙上に転写されたトナー画像は定着ローラ14Aを含む定着装置14において加熱・定着される。
トナー画像を加熱・定着された転写紙はそのまま画像形成装置1外に排出されるか、又は両面に転写する場合には、搬送切り換え部15により両面反転装置16を経由させて、再度、転写装置6に送り、他面にトナー画像を転写し、定着装置14において加熱・定着した後、画像形成装置1外に排出する。
電源ユニット17を構成するケーシング34内にはキャパシタユニット18と充放電切り換え部19が収納されている。
キャパシタユニット18は、複数の電解コンデンサ29を並列接続するために上方に配置された配線基板25、下面に設けられたコネクタ(凹側)23、コネクタ23と着脱接続するコネクタ(凸側)24、及び前述の各部品を保持するために下方に配置された取り付け支持枠30で構成されている。
なお、ケーシング34内にキャパシタユニット18を収納した後は、前述の収納穴31はケーシング上部蓋32で塞がれる。また、ケーシング34の前面側はケーシング蓋33で塞がれている。
ケーシング上部蓋32の固定方法は任意であるが、図6では、ケーシング上部蓋32の固定穴32a及びケーシング34の固定穴34aと合わせてネジ37でケーシング34に止める構造を示している。
回路構成としては、配線基板25と充放電切り換え部19を結ぶハーネスの途中に、前述のコネクタ23、24が介されている構成(図2参照)となっている。なお、上述のコネクタ23、24 (図3)の被挿入子(レセプタクル)は、コネクタ23、24の開口部よりも端子部が奥に位置しており、指先などが触れにくいようにしてある。
以上により、ケーシング34上面に設置されたケーシング上部蓋32を取り外すことにより、ケーシング34上面に設けられた収納穴31からキャパシタユニット18を矢印35方向へ出し入れする。
キャパシタユニット18の取り付け支持枠30を構成している各部品(図示せず)の締結は、画像形成装置製造者やサービス従事者及びユーザーがキャパシタユニット18内に安易に触ることができないよう、通常用いることのない締結用治具を用いて締結されている。
このように、キャパシタユニット18の取り付け支持枠30を構成している各部品(図示せず)の締結を、通常用いることのない締結用治具を用いて締結したことにより、安易にキャパシタユニット18を解体することを防止することができ、安全性(誤ってショートさせてしまった時の発火事故や感電事故の防止)及びリサイクル性(不用意に充電部の回収や破棄が行なわれることの防止)を向上させることができる。
把手部材36は、取り付け支持枠30に取り付ネジ37によって取付けられている。これにより、電源ユニット17からキャパシタユニット18を容易に取り外すことができる。
また、図4及び図5に示すように、キャパシタユニット18の取り付け支持枠30下面に、ゴム製の足38を設けている。この時、ゴム製の足38の長さ39は、コネクタ23の上下方向長さ40よりも長くする。
このように、キャパシタユニット18の取り付け支持枠30下面にゴム製の足38を設けたことにより、電源ユニット17からキャパシタユニット18を取り外し後、キャパシタユニット18を安定して床や机等の上に置くことができ、コネクタ23の破損及びキャパシタユニット18の転倒を防止することができる。
図7に示すように、キャパシタユニット18の取り付け支持枠30内にインタロックスイッチ41が設けられており、取り付け支持枠30にて保持されている。
また、取り付け支持枠30にはインタロックスイッチ41のアクチュエータ42を押下する押下片用の穴30Aが形成されており、キャパシタユニット18を電源ユニット17へ取り付けることによって、ケーシング34の第1支持台43に設けられた押下片45が前述の押下片用の穴30Aから取り付け支持枠30内に入り込み、インタロックスイッチ41のアクチュエータ42を押下する。
以上により、電源ユニット17からキャパシタユニット18を取り外した場合は、ケーシング34の第1支持台43に設けられた押下片45により押下されていたインタロックスイッチ41のアクチュエータ42が開放されることとなり、配線基板25からコネクタ23への電力供給が遮断される。
このように、配線基板25からコネクタ23を結ぶハーネスの途中にインタロックスイッチ41を設けたことにより、キャパシタユニット18下部に設けたコネクタ23に誤ってドライバ等を差してしまった場合や、コネクタ23を破損し、コネクタ23の端子が露出して触れる状態となった場合においても、ショートによる発火事故や感電事故を防止することができる。
図9に示すように、電源ユニット17内に設けられた第1支持台43内にインタロックスイッチ41が設けられており、第1支持台43もしくはケーシング34にて保持されている。
また、第1支持台43にはインタロックスイッチ41のアクチュエータ42を押下する押下片用の穴43aが形成されている。キャパシタユニット18を電源ユニット17へ取り付けることによって、キャパシタユニット18のケーシング30下に設けられた押下片45が前述の押下片用の穴43aから第1支持台43内に入り込み、インタロックスイッチ41のアクチュエータ42を押下する。
以上により、電源ユニット17からキャパシタユニット18を取り外した場合は、キャパシタユニット18のケーシング30下に設けられた押下片45により押下されていたインタロックスイッチ41のアクチュエータ42が開放されることとなり、AC入力部から充電器46への電力供給が遮断、つまりは電源ユニット17全体への電力供給が遮断される。
このように、電源ユニット17からキャパシタユニット18を取り外した時、AC入力部から充電器46、制御基板20、充放電切り換え部19への電力供給を遮断できるように、AC入力部と充電器46を結ぶハーネスの途中にインタロックスイッチ41を設け、さらにはAC入力部からインタロックスイッチ41までの配線を遮蔽部材43で覆っている。
これにより、たとえ画像形成装置(図1)に電源ユニット17が取り付けられた状態にてキャパシタユニット18を取り外し、このキャパシタユニット18を出し入れするための収納穴31(図6)から電源ユニット17内に手やドライバ等の工具を誤って入れ、各基板(制御基板20、充放電切り換え部19、充電器46等)や各配線に触れたとしても、ショートによる発火事故や感電事故を防止することができる。
Claims (6)
- コンデンサを含むキャパシタユニットと、前記コンデンサを充放電するために前記キャパシタユニットと結線された充放電切り換え部と、前記キャパシタユニット及び前記充放電切り換え部とを収容するケーシングと、該ケーシングを閉止するケーシング蓋と、を備えたキャパシタ電源ユニットにおいて、前記キャパシタユニットと前記充放電切り換え部との結線途中にコネクタを設け、前記ケーシングの一面に設けた収納穴から該ケーシング内に前記キャパシタユニットを出し入れ可能に構成したことを特徴とするキャパシタ電源ユニット。
- 前記キャパシタユニットの取り付け支持枠を構成している各部品の締結に、通常他で用いることのない締結用治具を用いていることを特徴とする請求項1記載のキャパシタ電源ユニット。
- 前記取り付け支持枠上面に、把手部材を設けることを特徴とする請求項1又は2記載のキャパシタ電源ユニット。
- 前記取り付け支持枠下面に、ゴム製の足を突設したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のキャパシタ電源ユニット。
- 前記キャパシタユニットを前記ケーシングから出し入れする動作に連動して接点がオン・オフするインタロックスイッチを前記取り付け支持枠内部に設け、前記キャパシタユニットが前記ケーシングから外部へ出された場合には配線基板と前記コネクタとの間を電気的に切断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のキャパシタ電源ユニット。
- 前記キャパシタユニットを前記ケーシングから出し入れする動作に連動して接点がオン・オフするインタロックスイッチを前記取り付け支持枠外部に設け、前記キャパシタユニットが前記ケーシングから外部へ出された場合には、外部入力ラインと充電器との間を電気的に切断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のキャパシタ電源ユニット。
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