JP2007263767A - センサ装置 - Google Patents

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久和 宮島
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崇史 奥戸
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Koji Goto
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Abstract

【課題】質量体の変位を規制するために質量体に付設した部材と支持部とを利用し、ストッパを別途に設けることなく低背化したセンサ装置を提供する。
【解決手段】センシング部Dsは、半導体基板により形成された支持部11および質量体12を有し、支持部11と質量体12とは半導体基板の厚み方向に可撓性を有した撓み部13により繋がれる。支持部11には脚部となるバンプ25によって実装基板21に実装され、支持部11の下面と実装基板21の内底面とはバンプ25により所定の距離が保たれる。質量体12の下面には支持部11と実装基板21との間に挿入されるストッパ片15が付設される。ストッパ片15が支持部11の下面である係止部に当接する位置と、ストッパ片15が実装基板21に当接する位置との間で、質量体12の変位の範囲が規制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板で形成され半導体基板の厚み方向に変位可能な質量体を有するセンサ装置に関するものである。
この種のセンサ装置には、図11、図12に示すように、センシング部として加速度センサを構成したセンサチップ101を備える構成がある。加速度センサは、半導体基板に形成され外部回路との接続部を有する支持部111と、支持部111に対して相対的に可動である質量体112と、可撓性を有し支持部111と質量体112とを繋ぐ撓み部113とを備えている。また、質量体112に作用する加速度(外力)を電気量に変換する技術としては、質量体112の変位に伴って撓み部113に生じる応力を検出するピエゾ抵抗からなる歪みゲージを設けて加速度の変化を電気抵抗の変化として検出する構成や、質量体112に設けた可動電極と支持部111に対して相対的に固定された固定電極とが対向するように配置して加速度の変化を静電容量の変化として検出する構成が知られている。
支持部111としては、質量体112に並設する構成のほか、質量体112の周囲を全周に囲繞する構成が採用されている。また、質量体112から一方向に延出した撓み部113を用いて質量体112を支持部111に対して片持ち梁の形式で繋ぐ構造、質量体112から一直線上で二方向に延出した撓み部113を用いて質量体112を囲繞する支持部111と質量体112とを両持ち梁の形式で繋ぐ構造が主として採用されており、また、質量体112から四方に延出した撓み部113を用いて質量体112を囲繞する支持部111と質量体112とを4箇所で繋ぐ構造も知られている。支持部111と質量体112とを4箇所で繋ぐ構造では、平面視(支持部111が質量体112を囲繞する平面)において4回回転対称となるように撓み部113を配置したものが一般的である。
センサチップ101と協働する回路部はセンサチップ101とは別の回路チップ104に集積回路として形成される。センサチップ101と回路チップ104とは厚み方向に積層され、ボンディンブワイヤ108を介して電気的に接続される。また、センサチップ101および回路チップ104は、電極形成基板105とカバー基板106とからなるパッケージに収納される。電極形成基板105には外部回路と接続するための端子となる電極151が形成され、回路チップ104と電極151とがボンディングワイヤ109により電気的に接続される(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の構成では、質量体112の下面が実装基板105に対向し、質量体112の上面が回路チップ104に対向しているから、質量体112の変位量は実装基板105と回路チップ104とにより規制される。すなわち、質量体112の変位を規制するストッパが実装基板105と回路チップ104とにより構成されていると言える。また、回路チップ104が不要である場合には、回路チップ104に代えてガラス基板や半導体基板を用いた別途のストッパが配置される。
特表2005−169541号公報
上述したように、この種のセンサ装置では、質量体112の変位を規制するために実装基板105のほかにストッパが必要になっているから、センサチップ101とストッパとを合わせた高さ寸法が大きくなり、低背化が阻害されてるという問題を有している。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、質量体の変位を規制するために質量体に付設した部材と支持部とを利用することで、ストッパを別途に設ける必要をなくし、結果的に低背化することが可能なセンサ装置を提供することにある。
請求項1の発明は、半導体基板により形成され実装基板上に固定されるフレームを形成する支持部と、支持部に対して可動であって前記半導体基板により形成される質量体と、半導体基板の厚み方向における一面側において支持部と質量体とを繋ぎ少なくとも半導体基板の厚み方向に可撓性を有した撓み部と、質量体の変位を電気量に変換する変換部と、支持部の一部に設けた係止部を実装基板に対して所定の距離が保たれた形で支持する脚部と、半導体基板の厚み方向における他面側において質量体に一体に結合されるとともに半導体基板の厚み方向に変位可能となるように係止部と実装基板との間に挿入されるストッパ片とを備え、ストッパ片が係止部に当接する位置で質量体の前記一面側への変位量が規制され、ストッパ片が実装基板に当接する位置で質量体の前記他面側への変位量が規制されることを特徴とする。
この構成によれば、支持部の一部に設けた係止部と実装基板とに当接可能なストッパ片を質量体に付設し、支持部に対する質量体の変位を実装基板と支持部とにより規制するから、質量体の変位を規制するために、ガラス基板や半導体基板などで形成した別途のストッパを設ける必要がなく、ストッパ用の基板を省略できる分だけ低背化が可能になる。また、半導体基板の厚み方向において質量体とストッパ片とを合わせた寸法が従来構成の質量体と同寸法であるとすれば、質量体よりもストッパ片が広幅であることによって質量体に質量を付加したことになる。つまり、従来構成のものと質量体に作用する加速度が等しいとすれば、ストッパ片を設けた構成のほうが撓み部に生じる応力が大きくなるのであって、感度の向上が期待できる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記変換部と協働する集積回路からなる回路部が前記半導体基板に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、変換部と協働する回路部が支持部および質量体を形成している半導体基板に形成されているから、回路部を形成する半導体基板を別途に設ける場合に比較すると、支持部および質量体を形成している半導体基板と回路部を形成した半導体基板とを合わせた占有体積を小さくすることができる。つまり、回路部を形成した半導体基板を別に設ける場合には、支持部および質量体を形成している半導体基板に回路部を形成した半導体基板を積層するか、支持部および質量体を形成している半導体基板に回路部を形成した半導体基板を並べて配置することになるから、嵩高になって低背化が阻害されるか、実装面積が大きくなるという問題が生じるが、請求項2の構成によれば、回路部を備えながらも低背かつ実装面積の小さいセンサ装置を提供することが可能になる。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記脚部の少なくとも一部は前記支持部とは別部品である底上片を支持部に固着して形成され、前記ストッパ片は前記質量体とは別部品を質量体に固着して形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、底上片およびストッパ片を支持部および質量体を形成した半導体基板とは別に形成することができるから、底上片やストッパ片の寸法管理が容易になる。また、底上片やストッパ片を形成するプロセスを支持部および質量体を形成するプロセスとを分離することができるから、所望性能に形成するのが容易になる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記支持部に、前記底上片を固着する面であって前記質量体の一面と同平面となる第1平面と、前記ストッパ片に対向する面であって前記係止部として機能し前記質量体の前記一面よりも撓み部との距離が小さい第2平面とが形成され、前記ストッパ片と前記底上片とは厚み寸法が等しいことを特徴とする。
この構成によれば、支持部に質量体の一面と同平面である第1平面を形成し、第1平面に脚部を固着していることにより、ストッパ片と底上片とに同じ厚み寸法の部材を用いることが可能になり、ストッパ片と底上片とに厚み寸法の異なる部材を用いる場合よりも、部材の管理が容易になる。
請求項5の発明は、請求項3または請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置を製造する方法であって、前記支持部と前記質量体と前記撓み部と前記変換部とからなるセンシング部を多数個形成した半導体ウェハと、前記底上片となる領域と前記ストッパ片となる領域との一部間に分離用の貫通溝が形成された基板とを固着する工程を有し、当該工程の後に、センシング部を個別に切断分離すると同時に底上片とストッパ片とが切断分離される工程を有することを特徴とする。
この構成によれば、底上片とストッパ片とを1枚の基板に形成するとともに当該基板の一部に分離用の貫通溝を形成しておき、半導体ウェハに基板を固着した後にダイシング工程において切断分離する際に、底上片とストッパ片とを切断分離するから、センシング部を備える半導体ウェハと底上片とストッパ片とを備える基板とを固着する工程は1回の工程になり、底上片とストッパ片とを個別に接合する場合に比較すると工程が少なくなる。しかも、半導体ウェハと基板とを固着した後にダイシングするから、多数個のセンサ装置を製造するにあたって、センシング部を備える個別の半導体基板に底上片およびストッパ片を個別に固着する場合に比較すると、固着の工程が大幅に省力化される。
本発明の構成によれば、支持部の一部に設けた係止部と実装基板とに当接可能なストッパ片を質量体に付設することにより、支持部に対する質量体の変位を実装基板と支持部とにより規制しているから、質量体の変位を規制する手段として、ガラス基板や半導体基板などで形成した別途のストッパを設ける必要がなく、ストッパ用の基板が不要になることから低背化が可能になるという利点を有する。しかも、ストッパ片を質量体に付加していることにより感度が高くなるという利点もある。
以下に説明する実施形態では、ピエゾ抵抗を用いた加速度センサをセンシング部に用いる例を示す。この加速度センサでは、支持部が質量体を囲繞するとともに、質量体から四方に延出させた可撓性を有する撓み部を介して支持部と質量体とを繋いである。各撓み部にはピエゾ抵抗体からなる歪みゲージが設けられており、質量体の変位に伴って撓み部に生じる応力が歪みゲージにより検出され、歪みゲージの抵抗変化を用いて加速度が検出される。また、各質量体から四方に延出している撓み部にそれぞれ歪みゲージが配置されることにより、4本の撓み部を含む平面内で互いに直交する方向の2軸と、これらの2軸に直交する方向の1軸との合計3軸における加速度を個別に検出することが可能になっている。質量体の変位の検出はピエゾ抵抗に限らず、静電容量の変化として検出する構成を採用してもよい。また、撓み部は質量体から四方に延出する構成に限定されない。
(実施形態1)
本実施形態のセンサ装置は、図1に示すように、センシング部を形成した半導体基板からなるセンサチップ1と、センサチップ1を収納したパッケージ2とを備える。パッケージ2は、センサチップ1を収納する収納凹所23を有する実装基板21と、収納凹所23を気密的に封止するように実装基板21に封着されるカバー体22とにより構成される。図示例では、実装基板21に対してセンサチップ1をボンディングワイヤ24で電気的に接続した例を示している。したがって、実装基板21には、外部回路と接続するための図示しない端子が設けられる。センサチップ1の外周形状は矩形状(図示例では正方形)に形成される(図2参照)。
図2、図3にセンサチップ1を示す。センサチップ1はSOIウェハを加工することにより形成される。ここで用いるSOIウェハは、図3に示すように、シリコン基板からなる支持基板10aを有し、支持基板10aの厚み方向の一表面にシリコン酸化膜からなる埋込酸化膜としての絶縁層10bを介してn形のシリコン層からなる活性層10cが形成されている。さらに、センサチップ1において、活性層10cの表面にはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜からなる絶縁膜16が形成される。したがって、活性層10cは絶縁膜16により表面が覆われる。また、電極形成基板2とカバー基板3とは、それぞれ異なるシリコンウェハを加工することにより形成してある。すなわち、センサチップ1の半導体基板としてSOIウェハを用い、電極形成基板2とカバー基板3との半導体基板としてはシリコンウェハを用いている。
本実施形態における寸法例を例示すると、SOIウェハにおける支持基板10aの厚み寸法は300〜500μm、絶縁層10bの厚み寸法は0.3〜1.5μm、シリコン層10cの厚み寸法は4〜10μmとする。また、電極形成基板2を形成するシリコンウェハの厚み寸法は200〜300μm、カバー基板3を形成するシリコンウェハの厚み寸法は100〜300μmとする。もっとも、これらの数値は限定する趣旨ではなく目安を示す値である。また、SOIウェハの一表面であるシリコン層10cの表面は(100)面としてある。
センサチップ1は、図2に示すように、平面視において(厚み方向に直交する方向から見たときに)枠状(本実施形態では矩形枠状)である支持部11の中央部に質量体12を備える形状に形成されている。つまり、質量体12はフレームとなる支持部11に囲繞されている。また、本実施形態では平面視において支持部11の中心と質量体12の中心とはほぼ一致している。支持部11と質量体12とは、質量体12から四方に延出する4本の撓み部13により繋がれている。
各撓み部13は、短冊状に形成された可撓性を有している。各撓み部13は平面視において質量体12の中心を通り互いに直交する2本の直線の上に配置される。つまり、各2本の撓み部13がそれぞれ互いに直交する各直線上に配置される。この構成により、質量体12は支持部11に対して変位可能になる。図3に示すように、支持部11はSOIウェハの支持基板10aと絶縁層10bと活性層10cとの全体を用い、撓み部13はSOIウェハにおける支持基板10aと絶縁層10bとを除去し活性層10cのみを用いる。したがって、撓み部13は支持部11および質量体12に比較して十分に薄肉に形成されており、主として厚み方向(図3の上下方向)に可撓性を有している。
質量体12は、4本の撓み部13を介して支持部11に結合されているコア部12aと、コア部12aに連続一体に連結された4個のリーフ部12bとを備える。平面視においては、質量体12は、5個の正方形のうちの1個の正方形を中心として他の正方形を周囲に4回回転対称となるように配列し、中心の正方形の各角部に他の各正方形の1つの角部をそれぞれ重複させた形状に形成される。本実施形態では、中心に配置した正方形に対応する部分がコア部12aに相当し、他の正方形のうちコア部12aと重複する部位を除いた部分がリーフ部12bに相当する。言い換えると、コア部12aは平面視において正方形状であり、リーフ部12bは正方形の一つの角部が切欠された形状になる。撓み部13は、コア部12aの各辺の中央部に一体に連続し、各撓み部13の幅方向(平面視において撓み部13の延長方向とは直交する方向)の両側にリーフ部12bが配置される。
各リーフ部12bは、平面視において互いに直交する2本の撓み部13と支持部11とに囲まれる空間に配置されており、各リーフ部12bと支持部11との間にはそれぞれセンサチップ1の厚み方向に貫通するスリット14が形成される。また、撓み部13と各リーフ部12bとは離間しており、撓み部13を挟んで配置された各一対のリーフ部12bの間隔は、各撓み部13の幅寸法よりも大きくなっている。質量体12においてコア部12aはSOIウェハの支持基板10aと絶縁層10bと活性層10cとの全体を用い、リーフ部12bは絶縁層10bと活性層10cとを除去して支持基板10aのみを用いる。
なお、センサチップ1における支持部11と質量体12と撓み部13とは、半導体装置の製造技術として知られているリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して形成することができる。
ところで、図示例は3軸の加速度センサであるから、加速度を検出する方向を定義しておく。センサチップ1の厚み方向に直交する方向をz軸方向とし、支持基板10aから活性層10cに向かう向きを正の向きとする。また、活性層10cの表面をxy平面とし、xy平面において質量体12の中心位置を原点とする。x軸方向およびy軸方向は、それぞれコア部12aから撓み部13が延出されている方向とし、右手系で正の向きを定義する。たとえば図3の右向きをx軸方向の正の向き、上向きをy軸方向の正の向きとする。したがって、質量体12は、コア部12aを挟んで配置されたx軸方向の2本の撓み部13と、コア部12aを挟んで配置されたy軸方向の2本の撓み部13とにより支持部11に繋がれていることになる。
質量体12のコア部12aからx軸方向の正向き(図2においてコア部12aから右向き)に延出する撓み部13には、コア部12a側の一端部に2個1組のピエゾ抵抗Rx2,Rx4が形成され、支持部11側の一端部に1個のピエゾ抵抗Rz2が形成される。同様にして、コア部12aからx軸方向の負向き(図2においてコア部12aから左向き)に延出する撓み部13には、コア部12a側の一端部に2個1組のピエゾ抵抗Rx1,Rx3が形成され、支持部11側の一端部に1個のピエゾ抵抗Rz3が形成される。
質量体12のコア部12aからy軸方向の正向き(図2においてコア部12aから上向き)に延長された撓み部13には、コア部12a側の一端部に2個1組のピエゾ抵抗Ry1,Ry3が形成され、支持部11側の一端部に1個のピエゾ抵抗Rz1が形成される。同様にして、コア部12aからy軸方向の負向き(図2においてコア部12aから下向き)に延長された撓み部13には、コア部12a側の一端部に2個1組のピエゾ抵抗Ry2,Ry4が形成され、支持部11側の一端部に1個のピエゾ抵抗Rz4が形成される。
x軸方向に延長された2本の撓み部13において、コア部12a側の一端部に形成された4個のピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4は、x軸方向の加速度を検出するために形成され、x軸方向の加速度が質量体12に作用したときに撓み部13に生じる応力が集中する領域に形成されている。ピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4は、平面視においてx軸方向が長手方向となる長方形状に形成されている。これらのピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4は、図4における左端のブリッジ回路Bxを構成するように接続される。
また、y軸方向に延長された2本の撓み部13において、コア部12a側の一端部に形成された4個のピエゾ抵抗Ry1,Ry2,Ry3,Ry4は、y軸方向の加速度を検出するために形成され、y軸方向の加速度が質量体12に作用したときに撓み部13に生じる応力が集中する領域に形成されている。ピエゾ抵抗Ry1,Ry2,Ry3,Ry4は、平面視においてy軸方向が長手方向となる長方形状に形成されている。これらのピエゾ抵抗Ry1,Ry2,Ry3,Ry4は、図4における中央のブリッジ回路Byを構成するように接続される。
4本の撓み部13において、それぞれ支持部11側の一端部に形成された4個のピエゾ抵抗Rz1,Rz2,Rz3,Rz4は、z軸方向の加速度を検出するために形成されている。ピエゾ抵抗Rz1,Rz2,Rz3,Rz4は、いずれもy軸方向が長手方向となる長方形状に形成されている。すなわち、y軸方向に延長された2本の撓み部13に形成されたピエゾ抵抗Rz1,Rz4の長手方向は撓み部13の延長方向に一致し、x軸方向に延長された2本の撓み部13に形成されたピエゾ抵抗Rz2,Rz3の長手方向は撓み部13の延長方向に直交する。これらのピエゾ抵抗Rz1,Rz2,Rz3,Rz4は、図4における右端のブリッジ回路Bzを構成するように接続されている。
上述した各ピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4、Ry1,Ry2,Ry3,Ry4、Rz1,Rz2,Rz3,Rz4の接続には、センサチップ1に形成されている拡散層配線や金属配線を用いる。
図4に示した回路構成では、3個のブリッジ回路Bx,By,Bzに電圧を印加する入力端子T1,T2を共通に接続し、各ブリッジ回路Bx,By,Bzには個別の出力端子X1,X2、Y1,Y2、Z1,Z2を設けている。本実施形態では、入力端子T1,T2に印加する電圧は直流電圧であって、入力端子T1に電圧VDDを印加し、入力端子T2を回路グランドGNDに接続する。したがって、質量体12の変位に伴って撓み部13に生じる応力が、ピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4、Ry1,Ry2,Ry3,Ry4、Rz1,Rz2,Rz3,Rz4により電気量(抵抗値)に変換され、さらに、ブリッジBx,By,Bzにより電気量(電圧)に変換されて出力されるのである。言い換えると、ピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4、Ry1,Ry2,Ry3,Ry4、Rz1,Rz2,Rz3,Rz4によって、撓み部13に生じる応力を電気量に変換する変換部が構成される。
以下にセンサチップ1の動作例を説明する。いま、センサチップ1に加速度が作用していない状態からセンサチップ1に対してx軸方向の正向きに加速度が作用したとすると、x軸方向の負向きに作用する質量体12の慣性力によって支持部11に対して質量体12が変位し、コア部12aからx軸方向に延長された2本の撓み部13が撓んで当該撓み部13に形成されているピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4の抵抗値が変化する。このとき、ピエゾ抵抗Rx1,Rx3は引張応力を受け、ピエゾ抵抗Rx2,Rx4は圧縮応力を受ける。一般に、ピエゾ抵抗は引張応力を受けると抵抗値(抵抗率)が増加し、圧縮応力を受けると抵抗値(抵抗率)が減少する。したがって、x軸方向の正向きに加速度が作用したときには、ピエゾ抵抗Rx1,Rx3の抵抗値が増加し、ピエゾ抵抗Rx2,Rx4の抵抗値が減少する。この動作によって、図4の左端のブリッジ回路Bxの出力端子X1,X2間の電位差がx軸方向の加速度の大きさに応じて変化する。
同様にして、y軸方向の加速度が作用すれば図4の中央のブリッジ回路Byの出力端子Y1,Y2間の電位差がy軸方向の加速度の大きさに応じて変化し、z軸方向の加速度が作用すれば図4の右端のブリッジ回路Bzの出力端子Z1,Z2間の電位差がz軸方向の加速度の大きさに応じて変化する。
したがって、各ブリッジ回路Bx,By,Bzの出力電圧の変化をそれぞれ検出することにより、センサチップ1に作用したx軸方向、y軸方向、z軸方向それぞれの加速度を検出することができる。本実施形態では、質量体12と4本の撓み部13とピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4、Ry1,Ry2,Ry3,Ry4、Rz1,Rz2,Rz3,Rz4とによりセンシング部が構成される。
センサチップ1の一表面(図1の下面)には、電極19が形成される。電極19はセンサチップ1に形成された金属配線の一部であり、センサチップ1を外部回路と接続するための接続部として機能する。なお、拡散層配線の図示は省略してある。電極19を含む金属配線は活性層10cの表面を覆う絶縁膜16の上に形成される。
センサチップ1において、ピエゾ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4、Ry1,Ry2,Ry3,Ry4、Rz1,Rz2,Rz3,Rz4および拡散層配線は、活性層10cにおけるそれぞれの形成部位に適宜濃度のp形不純物をドーピングすることにより形成される。また、電極19を除いた金属配線は、絶縁膜16上にスパッタ法や蒸着法などにより成膜した金属膜(たとえば、Al膜、Al−Si膜など)をリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用してパターニングすることにより形成されており、金属配線は絶縁膜16に設けたコンタクトホールを通して拡散層配線と電気的に接続されている。
電極19は、接合用のAu膜を表面に備え、Au膜と絶縁膜16との間には密着性改善用のTi膜を介在させてある。つまり、電極19は、絶縁膜16上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により形成されている。
なお、電極19は、Ti膜の膜厚を15〜50nm、Au膜の膜厚を500nmに設定してあり、電極19を除く金属配線の膜厚は1μmに設定してある。ただし、これらの数値は一例であって限定する趣旨ではない。
ところで、質量体12に作用する加速度の大きさに応じて質量体12が変位するから、衝撃力などが作用すると質量体12が大きく変位して撓み部13が破損することになる。したがって、質量体12の変位量を規制する手段を設ける必要がある。本実施形態では、質量体12の変位量を規制する手段として、質量体12にストッパ片15を一体に結合してある。以下では、図1における上下の関係を用いて説明する。ストッパ片15は、支持部11の下面の一部に重複するようにセンサチップ1の下面に沿って質量体12から張り出した形に形成されている。つまり、撓み部13はセンサチップ1を形成している半導体基板の一面側において支持部11と質量体12とを繋いでおり、半導体基板の他面側において質量体12にストッパ片15が結合される。
センサチップ1は、実装基板21における収納凹所23の内底面に形成したバンプ25を用いて、支持部11においてストッパ片15と重複しない部位を実装基板21に固定してある。バンプ25の高さ寸法は、支持部11の下面と実装基板21の内底面との間にストッパ片15を挿入可能であり、かつストッパ片15が支持部11と実装基板21との間で変位可能となるように設定されている。言い換えると、質量体12の下部は支持部11よりも下方に突出しており、質量体12において支持部11の下部に突出している部位に支持部11の下面から離間した形でストッパ片15が突設され、かつ支持部11とストッパ片15との距離と同程度の距離が支持基板21の内底面との間に確保できるようにバンプ25の高さ寸法が設定される。したがって、バンプ25は実装基板21に対する支持部11の距離を保つための脚部として機能する。
上述した構成によって、ストッパ片15はセンサチップ1の支持部11の下面の一部と実装基板21の内底面とに当接可能になり、質量体12の変位量が支持部11の下面と実装基板21とにより規制されることになる。つまり、支持部11の下面の一部がストッパ片15の移動を規制する係止部として機能する。この構成では、センサチップ1が実装基板21に実装されていれば、質量体12の変位量が規制されるから、質量体12の上方への変位量を規制するためにガラス基板や半導体基板を用いて別途にストッパを設ける必要がない。したがって、センサチップ1に別部材であるストッパを積層する場合に比較すると低背化が可能になる。しかも、半導体基板の厚み方向において従来のセンサチップ1と同じ厚み寸法を有しているものとすれば、ストッパ片15を付加した分だけ質量体12の実質的な質量が増加したことになり、ストッパ片15を付加していない場合よりも質量体12に作用する力が大きくなり、結果的に感度が向上する。
本実施形態は3軸の加速度センサであるから、センシング部と協働する回路部が必要である。回路部としては、ブリッジ回路Bx,By,Bzの入力端子T1,T2に電圧を印加する電源回路、ブリッジ回路Bx,By,Bzの出力端子X1,X2、Y2,Y2、Z1,Z2に接続されブリッジ回路Bx,By,Bzの出力電圧を増幅する増幅回路などが必要である。回路部は、センサチップ1を形成している半導体基板において、センシング部の周囲にセンシング部を囲繞する形で形成するのが望ましい。すなわち、回路部は支持部11の一表面(図1の上面)に集積回路として形成するのが望ましい。
(実施形態2)
実施形態1では、質量体12とストッパ片15とを連続一体に形成しているから、支持部11の下面の一部である係止部とストッパ片15との一部が重複しており、製造プロセスがやや複雑になる。そこで、本実施形態では、図5に示すように、質量体12とストッパ片15とを別部材により形成した後に固着(貼着)する方法を採用している。また、ストッパ片15とともに脚部の一部となる底上片26を形成してある。ストッパ片15と底上片26とは1枚の基板(半導体基板、合成樹脂基板、ガラス基板など)を用いて形成され、同じ厚み寸法になっている。ストッパ片15と底上片26との厚み寸法を等しくするために、支持部11の下面には質量体12の下面と同平面である第1平面P1と、質量体12の下面に対して上方(撓み部13に近い側)に位置する第2平面P2とを設けている。したがって、図5に示す例では、支持部11のうち第2平面P2と第1平面P1との間の部位が、底上片26およびバンプ25とともに脚部として機能する。また、後述する動作から明らかなように第2平面P2が係止部として機能する。
図示例では、質量体12を囲む矩形枠状の支持部11の各辺の外周側に第1平面P1を形成し内周側に第2平面P2を形成している。したがって、支持部11の下面は内周側が外周側よりも上方に位置する階段状に形成される。ストッパ片15は質量体12の下面に固着(接合または接着)され、ストッパ片15の周部が第2平面P2に対向する。したがって、質量体12が上方に移動する際には、ストッパ片15が第2平面P2に当接する位置で質量体12の変位量が制限される。
センサチップ1を実装基板21に実装するにあたってはバンプ25を用いる。ただし、実施形態1では半導体基板の厚み方向おいて質量体12が変位する範囲に相当する高さ寸法のバンプ25を必要としていたのに対して、本実施形態の構成では、質量体12が実装基板21に向かって変位する際の変位を許容する高さ寸法のバンプ25を用いればよい。つまり、バンプ25の高さ寸法は、質量体12が実装基板21に向かって移動する際の許容された最大距離になる。
本実施形態では、図6(a)に示すように、ストッパ片15および底上片26をセンサチップ1とは別の基板を用いて形成し、図6(b)のようにストッパ片15を質量体12に固着し、支持部11において切欠17を除く部位に底上片26を固着している。この構成により、実施形態1と同様に質量体12の上方向への変位量を規制することが可能になる。
ところで、センサチップ1の支持部11において第1平面P1および第2平面P2を設ける位置は上述した例に限らず、以下に説明するように設けることができる。
図7、図8に示す構成例は、多数個のセンシング部Dsを形成した半導体ウェハ(ここでは、シリコンウェハを想定する)を用いて製造するのに適した構成であって、支持部11のうち対向する2辺の下面を質量体12の下面と同平面の第1平面P1とし、支持部11の残りの2辺の下面を質量体12の下面よりも上方に位置させて第2平面としている。
この構成では、支持部11の2辺にストッパ片15の一部が対向する。センシング部Dsを設ける半導体ウェハ40は、上述したように、支持部11の4辺のうち対向する2辺の下面を質量体12の下面と同平面である第1平面P1とし、残りの2辺の下面を質量体12の下面よりも上方に位置する第2平面P2としている。第1平面P1は底上片26が固着され、実装基板21に対して実装するために用いられ、第2平面P2はストッパ片15が当接可能であって質量体12の変位量を制限するために用いられる。
ストッパ片15および底上片26は、センシング部Dsを形成する半導体ウェハ40とは異なる基板50を用いて形成される。基板50には、半導体ウェハ40よりも厚み寸法の小さいものを用いる。基板50には、支持部11と質量体12との間のスリット14に相当する幅を有し半導体ウェハ50の表裏に貫通する分離用の貫通溝51が形成される。
貫通溝51は、半導体ウェハ40に配列され一直線上に並ぶセンシング部Dsのスリット14に対応する武威に形成されている。つまり、一直線上に並ぶ複数個のセンシング部Dsに対して2本の貫通溝51が形成されている。貫通溝51は、各センシング部Dsのスリット14を結ぶように形成され、第1平面P1の端縁に沿って形成される。言い換えると、センシング部Dsにおける2個の第1平面P1に挟まれる領域において、第1平面P1の端縁に沿って貫通溝51が形成される。
1つのセンシング部Dsに対応する2本の貫通溝51の間の領域はストッパ片15になる領域であり、貫通溝51の間ではない領域は底上片26になる領域である。言い換えると、基板50では、ストッパ片15となる領域と底上片26となる領域とが連続一体に形成されているが、両領域の一部間に貫通溝51が形成されているのである。
上述のように支持部11の2辺に第1平面P1を形成し、他の2辺に第2平面P2を形成し、第1平面P1を形成した2辺の間に第1平面P1の端縁に沿ってスリット14の幅の貫通溝51を有する基板50を固着しているから、半導体ウェハ40に基板50を固着した後に、ダイシング工程において、貫通溝51に直交する方向に並ぶセンシング部Dsを切断分離し、かつ貫通溝51の長手方向に並ぶセンシング部Dsを切断分離すると、ストッパ片15と底上片26とが分離されることになる。切断分離により除去される領域は、図7に斜線部Rで示している。
基板50は質量体12および支持部11の第1平面P1に固着されているから、斜線部Rを除去して各センサチップ1を切り離すと、図7におけるストッパ片15の上下両端部であって第2平面P2とは離間している部位が移動可能になり、底上片26は支持部11の左右各辺に形成された第1平面P1に固着される。要するに、多数個のセンシング部Dsを形成した半導体ウェハ40と、多数本の貫通溝51を形成した基板50とを接合し、ダイシング工程において各センサチップ1を分離すれば、ストッパ片15および底上片26を備えたセンサチップ1を形成することができる。
図7、図8に示した構成例は、支持部11の2辺にストッパ片15が当接する第2平面P2を形成しているが、支持部11の4辺に第2平面P2を形成することも可能である。すなわち、図9、図10に示すように、支持部11の四隅でのみ下面を質量体12の下面と同平面とした第1平面P1とし、支持部11の下面の残りの部位を質量体12の下面より上方に位置する第2平面P2としている。
したがって、基板50には第1平面P1の端縁における第2平面P2との境界部分においてL字状の貫通溝51を形成している。第2平面P2は各センシング部Dsについて4箇所形成されるから、貫通溝51も各センシング部Dsについて4箇所形成される。この構成では、多数個のセンシング部Dsを配列した半導体ウェハ40に、ストッパ片15および底上片26となる領域を多数形成した基板50を固着した後、貫通溝51の端縁を通るように各センシング部Dsを分離切断すると(図9に斜線部Rで示す領域を除去する)、センサチップ1が個別に分離される。
分離されたセンサチップ1では、支持部11の四隅に形成された第1平面P1には底上片26が固着されており、支持部11の各辺に形成された第2平面P2にはストッパ片15の周部が対向することになる。
上述したように、各センサチップ1においてセンシング部Dsにストッパ片15および底上片26を個別に固着するのではなく、半導体ウェハ40に基板50を固着した後に、ダイシング工程により切断分離することで各センサチップ1を形成するから、センサチップ1の製造プロセスにおいて全体として工数が削減されることになる。
なお、上述した構成例では、センサチップ1の形成にSOIウェハを用いているが、この構成は必須ではなく、SOIウェハに代えて、たとえばシリコンウェハを採用してもよい。
実施形態1を示す縦断面図である。 同上に用いるセンサチップの平面図である。 図2におけるA−A′線断面の縦断面図である。 同上の回路図である。 実施形態2を示す縦断面図である。 同上の製造手順を示す工程図である。 同上の他の構成例の中間工程における平面図である。 図7の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)図のA−A′線断面図、(c)は(a)図のB−B′線断面図である。 同上の別構成例の中間工程における平面図である。 図9の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)図のA−A′線断面図、(c)は(a)図のB−B′線断面図である。 従来構成を断面図である。 同上の分解斜視図である。
符号の説明
11 支持部
12 質量体
13 撓み部
15 ストッパ片
21 実装基板
25 バンプ(脚部)
26 底上片(脚部)
40 半導体ウェハ
50 基板
51 貫通溝
Dc 回路部
P1 第1平面
P2 第2平面
Rx1〜Rx4 ピエゾ抵抗(変換部)
Ry1〜Ry4 ピエゾ抵抗(変換部)
Rz1〜Rz4 ピエゾ抵抗(変換部)

Claims (5)

  1. 半導体基板により形成され実装基板上に固定されるフレームを形成する支持部と、支持部に対して可動であって前記半導体基板により形成される質量体と、半導体基板の厚み方向における一面側において支持部と質量体とを繋ぎ少なくとも半導体基板の厚み方向に可撓性を有した撓み部と、質量体の変位を電気量に変換する変換部と、支持部の一部に設けた係止部を実装基板に対して所定の距離が保たれた形で支持する脚部と、半導体基板の厚み方向における他面側において質量体に一体に結合されるとともに半導体基板の厚み方向に変位可能となるように係止部と実装基板との間に挿入されるストッパ片とを備え、ストッパ片が係止部に当接する位置で質量体の前記一面側への変位量が規制され、ストッパ片が実装基板に当接する位置で質量体の前記他面側への変位量が規制されることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記変換部と協働する集積回路からなる回路部が前記半導体基板に形成されていることを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
  3. 前記脚部の少なくとも一部は前記支持部とは別部品である底上片を支持部に固着して形成され、前記ストッパ片は前記質量体とは別部品を質量体に固着して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のセンサ装置。
  4. 前記支持部には、前記底上片を固着する面であって前記質量体の一面と同平面となる第1平面と、前記ストッパ片に対向する面であって前記係止部として機能し前記質量体の前記一面よりも撓み部との距離が小さい第2平面とが形成され、前記ストッパ片と前記底上片とは厚み寸法が等しいことを特徴とする請求項3記載のセンサ装置。
  5. 請求項3または請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置を製造する方法であって、前記支持部と前記質量体と前記撓み部と前記変換部とからなるセンシング部を多数個形成した半導体ウェハと、前記底上片となる領域と前記ストッパ片となる領域との一部間に分離用の貫通溝が形成された基板とを固着する工程を有し、当該工程の後に、センシング部を個別に切断分離すると同時に底上片とストッパ片とが切断分離される工程を有することを特徴とするセンサ装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011089822A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Dainippon Printing Co Ltd ストッパ形成方法及び力学量センサの製造方法
KR20150073626A (ko) * 2013-12-23 2015-07-01 삼성전기주식회사 Mems 센서모듈 및 mems 센서 패키지모듈

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