JP2007263304A - ころ軸受、保持器セグメントおよび風力発電機の主軸支持構造 - Google Patents

ころ軸受、保持器セグメントおよび風力発電機の主軸支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損のおそれを低減したころ軸受を提供する。
【解決手段】円錐ころ軸受は、円錐ころ12aを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有し、外輪および内輪の間で周方向に順次連ねて配置される複数の保持器セグメント11aを備える。第一ポケットであるポケット13aの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、ポケット13aに保持された円錐ころ12aを案内する内径側案内面17a、17bが設けられており、第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられている。ここで、内径側案内面17a、17bおよび外径側案内面と円錐ころ12aとは、2つの線で接触する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ころ軸受、保持器セグメントおよび風力発電機の主軸支持構造に関し、特に、大型のころ軸受、大型のころ軸受に含まれる保持器セグメントおよびこのような大型のころ軸受を備える風力発電機の主軸支持構造に関するものである。
ころ軸受は、一般的には、外輪と、内輪と、外輪および内輪の間に配置される複数のころと、複数のころを保持する保持器とから構成される。ころを保持する保持器については、その材質や製造方法等により、樹脂製保持器、プレス保持器、削り保持器、溶接保持器等、様々な種類があり、それぞれ用途や特性に応じて使い分けられている。また、保持器は通常、一体型、すなわち、環状の一つの部品で構成されている。
風を受けるためのブレードが取り付けられた風力発電機の主軸を支持するころ軸受については、大きな荷重を受ける必要があるため、ころ軸受自体も大型となる。そうすると、ころや保持器等、ころ軸受を構成する各構成部材も大型となり、部材の生産や組み立てが困難となる。このような場合、各部材を分割可能とすると、生産や組み立てが容易となる。
ここで、ころ軸受に含まれる保持器を、軸に沿う方向に延びる分割線によって分割した分割型の保持器に関する技術が、ヨーロッパ特許公報1408248A2(特許文献1)に開示されている。図12は、特許文献1に開示された分割型の保持器である保持器セグメントを示す斜視図である。図12を参照して、保持器セグメント101aは、ころを収容する複数のポケット104を形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部103a、103b、103c、103d、103eと、複数の柱部103a〜103eを連結するように周方向に延びる連結部102a、102bとを有する。
図13は、図12に示した保持器セグメント101aを含むころ軸受の一部を示す断面図である。図12および図13を参照して、保持器セグメント101aを含むころ軸受111の構成を説明すると、ころ軸受111は、外輪112と、内輪113と、複数のころ114と、複数のころ114を保持する複数の保持器セグメント101a、101b、101c等とを有する。複数のころ114は、最もころの挙動が安定する位置であるPCD(Pitch Circle Diameter)105付近において、複数の保持器セグメント101a等によって保持されている。複数のころ114を保持する保持器セグメント101aは、周方向において隣接する同一形状の保持器セグメント101b、101cと、周方向の最も外側にある柱部103a、103eが当接するように連なって配置されている。複数の保持器セグメント101a、101b、101c等が連なって、ころ軸受111に組み込まれ、ころ軸受111に含まれる一つの環状の保持器が形成される。
ヨーロッパ特許公報EP1408248A2
特許文献1によると、保持器セグメント101aは、柱部103a〜103eの外径面に設けられた突出部106aおよび内径面に設けられた突出部106bによって、外輪112および内輪113からの距離を保っている。すなわち、保持器セグメント101aは、外輪112または内輪113によって案内される軌道輪案内である。
上記したように、各保持器セグメント101a、101b、101c等は、独立しており、周方向に連結されていないため、保持器セグメント101a等が軌道輪案内である場合には、外輪112および内輪113の間で容易に移動し、径方向において、その位置は不安定となる。
具体的には、たとえば、上記した構成のころ軸受111を、横向きに配置して使用した場合、保持器セグメント101aが天の位置にあるときは、保持器セグメント101aは、下方向に移動し、下部に位置する内輪113の外径面115と柱部103a〜103eの内径面に設けられた突出部106bとが接触して、内輪113に案内される内輪案内となる。一方、保持器セグメント101aが地の位置にあるときは、保持器セグメント101aは下方向に動き、下部に位置する外輪112の内径面116と柱部103a〜103eの外径面に設けられた突出部106aとが接触して、外輪112に案内される外輪案内となる。
このように、保持器セグメント101aが容易に径方向に移動し、ころ軸受111内における位置によって内輪案内となったり、外輪案内となったりすれば、保持器セグメント101aの径方向の位置が不安定となり、外輪112や内輪113と接するときに異音が発生したり、保持器セグメント101aが破損するおそれがある。
ここで、保持器セグメント101aをころ案内とすると、外輪112や内輪113との接触による異音の発生や、保持器セグメント101aの破損を低減することができる。
しかし、保持器セグメント101aをころ案内とした場合においても、保持器セグメント101aの案内面の角部ところとが接触すると、案内面の角部が破損したり、角部ところとの摩擦や摩耗が生じ、トルクが増大したり、発熱したりするおそれがある。
これを図14を参照して説明する。図14は、ころ案内である保持器セグメントのうち、ころを保持するポケット周辺部分を、軸方向に直交する平面で切断した場合の断面図である。図14を参照して、保持器121のポケット123の両側の側壁面には、ころ122を案内する案内面124が設けられている。案内面124は、その断面が円弧状であり、その曲率中心は、ころ122の曲率中心Q1と同じである。すなわち、ころ122の円弧と案内面124の円弧とが同心円状に形成されている。また、案内面124の曲率半径T2は、ころ122の曲率半径T1よりも若干大きく構成されている。
このような構成であると、たとえば、上記した天の位置または地の位置からころ122が転動し始めるときに、ころ122は、案内面124と内径面126aまたは外径面126bとの境界部分である角部125a、125bで接触して、保持器121を案内することになる。そうすると、角部125a、125bが破損したり、角部125a、125bところ122との摩擦によるトルクの増大や発熱を引き起こすおそれがある。
ここで、図15に示すように、保持器131のポケット133の側壁面に設けられる案内面134を構成する円弧の曲率半径T4を、ころ132の曲率半径T3よりも大きくし、その曲率中心Q3を、PCD136上において、ころ132の曲率中心Q2と異なる位置とすることによっても、上記した状態においては、保持器131の案内時に、角部135a、135bところ132とが接触することになる。したがって、角部135a、135bが破損したり、角部135a、135bところ132との摩擦によるトルクの増大や発熱を引き起こすおそれがある。
この発明の目的は、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損のおそれを低減したころ軸受を提供することである。
この発明の他の目的は、ころを円滑に転動させることができ、かつ、破損のおそれの少ない保持器セグメントを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、長寿命を実現した風力発電機の主軸支持構造を提供することである。
この発明に係るころ軸受は、外輪と、内輪と、外輪および内輪の間に配置される複数のころと、ころを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有し、外輪および内輪の間で周方向に順次連ねて配置される複数の保持器セグメントとを備える。第一ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、第一ポケットに保持されたころを案内する内径側案内面が設けられている。第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられている。ここで、内径側案内面および外径側案内面ところとは、2つの線で接触する。
このように構成することにより、保持器セグメントはころ案内となり、保持器セグメントが外径側に移動しようとしても、第一ポケットに保持されたころと内径側案内面とが、2つの線で接触する。また、保持器セグメントが内径側に移動しようとしても、第二ポケットに保持されたころと外径側案内面とが2つの線で接触する。このように、内径側案内面および外径側案内面ところとが、2つの線で接触し、保持器セグメントの移動が規制されることになる。そうすると、内径側および外径側案内面の角部と、第一および第二ポケットに保持されたころとが接触することはない。すなわち、上記した状態において、保持器セグメントが天の位置または地の位置にあるときでも、ころの転動開始時において、内径側および外径側案内面の角部ところとが接触することはない。したがって、内径側および外径側案内面の角部が破損したり、角部ところとの接触による摩擦や発熱、トルクの増大等を防止することができる。その結果、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損のおそれを低減することができる。
ここで、2つの線とは、保持器セグメントを、軸方向に直交する平面で切断した場合に、第一ポケットの両側の側壁面のうち、内径側案内面を形成する2つの線または第二ポケットの両側の側壁面のうち、外径側案内面を形成する2つの線をいい、案内面と保持器セグメントの外径面および内径面との交わる部分である角部(エッジ)は含まないものである。また、保持器セグメントとは、一つの環状の保持器を、少なくともころを収容する第一および第二ポケットを有するように、軸に沿う方向に延びる分割線によって分割した単位体である。複数の保持器セグメントが周方向に連なってころ軸受に組み込まれ、一つの環状の保持器を形成する。第一ポケットとは、ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側に案内面が設けられているポケットをいい、第二ポケットとは、ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側に案内面が設けられているポケットをいう。
好ましくは、内径側および外径側案内面は、その断面が円弧状であり、円弧の曲率半径は、ころの曲率半径よりも大きく、円弧の曲率中心は、ころピッチ円直径よりも内径側および外径側にある。このように構成することにより、案内面が、断面円弧状の曲面であっても、内径側または外径側案内面と第一および第二ポケットに保持されたころとを、2つの線で接触させることができる。したがって、ころを円滑に転動させることができ、保持器セグメントの破損のおそれを低減することができる。
さらに好ましくは、周方向に連ねた最初の保持器セグメントと最後の保持器セグメントとの間に配置される間座を備える。
複数の保持器セグメントを周方向に連ねて、一つの環状の保持器を形成するには、熱膨張等を考慮した周方向の適正な範囲のすき間が必要である。しかし、各保持器セグメントはそれぞれ単独で製造されるため、各保持器セグメントにおいて、周方向の寸法誤差を有する。このような保持器セグメントを、周方向に連ねて配置した場合、寸法誤差も累積されていくことになる。すき間の寸法を所定の範囲内にするには、各保持器セグメントを高精度で製造しなければならない。
ここで、周方向のすき間の寸法を調整する際に、隣接する保持器セグメント間に、すき間調整用の間座を配置することにより、各保持器セグメントを高精度で製造する必要はなくなり、保持器セグメントの生産性が向上する。また、これに伴い、ころ軸受の生産性も良好になる。
なお、最初の保持器セグメントとは、保持器セグメントを周方向に順次連ねて配置する際に、最初に配置される保持器セグメントをいい、最後の保持器セグメントとは、隣接する保持器セグメントを当接させ、周方向に順次連ねて配置していった際に、最後に配置される保持器セグメントをいう。このようにして配置したときに、最初の保持器セグメントと最後の保持器セグメントとの間に生じたすき間を、間座によって、適正なすき間寸法となるように調整する。間座は、ころを収容するポケットを有さないものであり、少なくともころを収容する一つのポケットを有する保持器セグメントとは、異なるものである。
この発明の他の局面においては、保持器セグメントは、一つの環状の保持器を、少なくともころを収容する第一および第二ポケットを有するように、軸に沿う方向に延びる分割線によって分割した保持器セグメントであって、ころを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有する。第一ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、第一ポケットに保持されたころを案内する内径側案内面が設けられている。第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられている。ここで、内径側案内面および外径側案内面ところとは、2つの線で接触する。
このような保持器セグメントは、内径側および外径側案内面ところとが2つの線で接触するため、保持器セグメントの案内面の角部ところとが接触することはない。そうすると、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損を防止することができる。
この発明のさらに他の局面においては、風力発電機の主軸支持構造は、風力を受けるブレードと、その一端がブレードに固定され、ブレードとともに回転する主軸と、固定部材に組み込まれ、主軸を回転自在に支持するころ軸受とを有する。ころ軸受は、外輪と、内輪と、外輪および内輪の間に配置される複数のころと、ころを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有し、外輪および内輪の間で周方向に順次連ねて配置される複数の保持器セグメントとを備える。第一ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、第一ポケットに保持されたころを案内する内径側案内面が設けられている。第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられている。ここで、内径側案内面および外径側案内面ところとは、2つの線で接触する。
このような風力発電機の主軸支持構造は、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損のおそれが低減されたころ軸受を含むため、長寿命を実現することができる。
この発明によれば、保持器セグメントはころ案内となり、保持器セグメントが外径側に移動しようとしても、第一ポケットに保持されたころと内径側案内面とが、2つの線で接触する。また、保持器セグメントが内径側に移動しようとしても、第二ポケットに保持されたころと外径側案内面とが2つの線で接触する。このように、内径側案内面および外径側案内面ところとが、2つの線で接触し、保持器セグメントの移動が規制されることになる。そうすると、内径側および外径側案内面の角部と、第一および第二ポケットに保持されたころとが接触することはない。したがって、内径側および外径側案内面の角部が破損したり、角部ところとの接触による摩擦や発熱、トルクの増大等を防止することができる。その結果、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損のおそれを低減することができる。
また、このような保持器セグメントは、内径側および外径側案内面ところとが2つの線で接触するため、保持器セグメントの案内面の角部ところとが接触することはない。そうすると、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損を防止することができる。
また、このような風力発電機の主軸支持構造は、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損のおそれが低減されたころ軸受を含むため、長寿命を実現することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図2は、この発明の一実施形態に係る円錐ころ軸受に含まれる保持器セグメント11aを示す斜視図である。図3は、図2に示す保持器セグメント11aを、図2中の線III−IIIを含み、軸に直交する平面で切断した場合の断面図である。図1は、図3に示す断面のうち、ポケット13a周辺を示す拡大断面図である。また、図4は、図2に示す保持器セグメント11aを、柱部14aの中央を通り、円周方向に直交する平面で切断した場合の断面図である。なお、理解の容易の観点から、図1においては、ポケット13aに保持される円錐ころ12aを実線で、図3および図4においては、保持器セグメント11aが保持する複数の円錐ころ12a、12b、12cを点線で示している。また、一点鎖線でPCD22を示す。
図1、図2、図3および図4を参照して、まず、円錐ころ軸受に含まれる保持器セグメント11aの構成について説明する。保持器セグメント11aは、一つの環状の保持器を、少なくともころを収容する一つのポケットを有するように、軸に沿う方向に延びる分割線によって分割した形状である。保持器セグメント11aは、円錐ころ12a、12b、12cを保持するポケット13a、13b、13cを形成するように、軸に沿う方向に延びる4つの柱部14a、14b、14c、14dと、軸方向の両端に位置し、4つの柱部14a〜14dを連結するように周方向に延びる一対の連結部15a、15bと、軸方向の両端に位置し、周方向に突出する一対の突部16a、16bとを含む。
一対の連結部15a、15bおよび一対の突部16a、16bは、複数の保持器セグメント11aが円錐ころ軸受に組み込まれた際に、周方向に連なって一つの環状の保持器を形成するように、周方向において所定の曲率半径を有している。一対の連結部15a、15bおよび一対の突部16a、16bのうち、円錐ころ12a〜12cの小径側に位置する連結部15a、突部16aの曲率半径は、円錐ころ12a〜12cの大径側に位置する連結部15b、突部16bの曲率半径よりも小さく構成されている。
保持器セグメント11aは、他の保持器セグメントと端面21a、21b同士を当接させて配置した場合に、一対の突部16a、16bにより、保持器セグメント11aと他の保持器セグメントとの間に、円錐ころを収容するポケットを形成する。
柱部14a〜14dの外径側および内径側には、軸方向の中央部分において、径方向内側または外側に凹んだ形状で、周方向に貫通する油溝19、20が設けられている。この油溝19、20により、潤滑剤の循環が良好になる。
ここで、円錐ころ12aを保持する第一ポケットとしてのポケット13aの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径、すなわち、PCD22よりも内径側には、その断面が円弧状である内径側案内面17a、17bが設けられている。このように構成することにより、保持器セグメント11aはころ案内となり、ポケット13aに保持された円錐ころ12aによって、外径側への移動が規制される。内径側案内面17a、17bを構成する円弧の曲率半径R1は、その断面における円錐ころ12aの曲率半径R2よりも大きく構成されている。また、その曲率中心Pは、PCD22よりも外径側に位置する。なお、円錐ころ12cを保持する第一ポケットとしてのポケット13cの両側の側壁面のうち、PCD22よりも内径側にも、その断面が円弧状である内径側案内面17c、17dが設けられている。内径側案内面17c、17dの構成は、内径側案内面17a、17bと同様であるため、その説明を省略する。
一方、円錐ころ12bを保持する第二ポケットとしてのポケット13bの両側の側壁面のうち、PCD22よりも外径側には、その断面が円弧状である外径側案内面18b、18cが設けられている。外径側案内面18b、18cを構成する円弧の曲率半径についても上記した内径側案内面17a〜17dと同様に、その断面における円錐ころ12aの曲率半径よりも大きく構成されている。また、その曲率中心は、PCD22よりも内径側に位置する。
このように構成することにより、保持器セグメント11aはころ案内となり、ポケット13a、13cに保持された円錐ころ12a、12cによって、外径側への移動が規制され、ポケット13bに保持された円錐ころ12bによって、内径側への移動が規制される。
なお、周方向外側に位置する柱部14a、14dの周方向外側の端面にも、外径側案内面18b、18cと同様の構成の外径側案内面18a、18dが設けられている。また、上記したポケット13a〜13cには、保持器セグメント11aの径方向および周方向の若干の移動を許容する案内すき間が設けられている。なお、ここでは、理解の容易の観点から、内径側案内面17a〜17d、外径側案内面18a〜18dの曲率半径を同じとする。
ここで、ポケット13aにおいて、内径側案内面17a、17bと円錐ころ12aとは、2つの線で接触する。すなわち、保持器セグメント11aが外径側に移動する際には、内径側案内面17a、17bを示す2つの線と、円錐ころ12aとが接触する。そうすると、保持器セグメント11aが外径側に移動する際に、内径側案内面17a、17bと保持器セグメント11aの内径面24aとの交わる部分である角部23aと、円錐ころ12aとが接触することはない。同様に、ポケット13cにおいては、内径側案内面17c、17dと円錐ころ12cとは、2つの線で接触するよう構成されており、角部23cと円錐ころ12cとが接触することはない。
同様に、第二ポケットであるポケット13bにおいて、保持器セグメント11aが内径側に移動しようとしても、外径側案内面18b、18cを示す2つの線と、円錐ころ12bとが接触する。そうすると、保持器セグメント11aが内径側に移動する際に、外径側案内面18b、18cと保持器セグメント11aの外径面24bとの交わる部分である角部23bと、円錐ころ12bとが接触することはない。
したがって、保持器セグメント11aが内径側または外径側に移動する際に、第一および第二ポケットに保持された円錐ころ12a〜12cと角部23a〜23cとが接触することはないため、円錐ころ12a〜12cから角部23a〜23cに対して荷重が負荷されることはない。
その結果、保持器セグメント11aの角部23a〜23cの破損を防止することができる。また、角部23a〜23cと円錐ころ12a〜12cとの接触による摩擦や発熱、トルクの増大等を防止することができる。
なお、この場合、R1とR2の関係は、1.02R2<R1<1.15R2とすることが好ましい。このように構成することにより、適切に、保持器セグメント11aをころ案内とすることができる。
また、保持器セグメント11aが外径側に移動した際に、円錐ころ12aが内径側案内面17aに接触する接触点をSとし、Sと円錐ころ12aの中心軸線とを含む平面36aと、PCD22に接し、円錐ころ12aの中心軸線を含む平面36bとのなす角度をθ°とすると、40°<θ°<70°の関係を有するように構成する。円錐ころ12aが内径側案内面17bに接触する接触点と円錐ころ12aの中心軸線とを含む平面と、PCD22に接し、円錐ころ12aの中心軸線を含む平面36bとのなす角度についても、同様に構成する。
こうすることによって、適切に、保持器セグメント11aを案内することができる。具体的には、θ°を40°よりも大きくすることにより、案内すき間のうち、保持器セグメント11aの径方向の移動量を少なくすることができる。また、θ°を70°よりも小さくすることにより、案内すき間のうち、保持器セグメント11aの周方向の移動量を少なくすることができる。
第二ポケットであるポケット13bにおいても同様に、保持器セグメント11aが内径側に移動した際に、円錐ころ12bが外径側案内面18b、18cに接触する接触点と円錐ころ12bの中心軸線とを含む平面と、PCD22に接し、円錐ころ12bの中心軸線を含む平面とのなす角度についても、同様の構成とすることが好ましい。また、外径側案内面18a、18dについても、同様の構成とすることが好ましい。
ここで、内径側案内面17a、17bよりも外径側の側壁面には、油溜まり25が設けられている。油溜まり25は、周方向に凹むように、溝状に設けられている。このように構成することにより、油溜まり25に潤滑剤を保持させることができる。そうすると、油溜まり25から円錐ころ12aに潤滑剤を供給することができ、円錐ころ12aを円滑に転動させることができる。なお、このような部分は、円錐ころ12aと接触することはなく、強度を必要とされないため、図1に示すように、周方向に凹むような溝状の油溜まり25を設けて、より多くの潤滑剤を保持することができる。また、滑らかなR形状で内径側案内面17a、17bと連ねるようにして、油溜まり25を設けてもよい。なお、同様に、内径側案内面17c、17dよりも内径側の側壁面や外径側案内面18a〜18dよりも内径側の側壁面にも、油溜まりを設けてもよい。
次に、この発明の一実施形態に係る円錐ころ軸受に含まれ、周方向に連なる保持器セグメント11a等の周方向のすき間の寸法を調整する間座について説明する。図5は、円錐ころ軸受に含まれる間座26の斜視図である。図5を参照して、間座26の構成について説明すると、間座26は、軸方向の両端に位置する端部27a、27bと、端部27a、27b間に位置する中央部28とを含む。端部27a、27bの軸方向の間隔は、上記した保持器セグメント11aに含まれる一対の突部16a、16bの軸方向の間隔と同じである。また、中央部28の内径面側および外径面側には、周方向に貫通する油溝30a、30bが設けられている。
次に、上記した保持器セグメント11aおよび間座26を含む円錐ころ軸受の構成について説明する。図6は、複数の保持器セグメント11a、11b、11c、11d等および間座26を周方向に配置させた円錐ころ軸受31を、軸方向から見た概略断面図である。また、図7は、図6中においてVIIで示す部分の拡大断面図である。ここで、保持器セグメント11b、11c、11dは、保持器セグメント11aと同一形状であるため、その説明を省略する。なお、図6においては、保持器セグメント11a等に保持される円錐ころ34を省略している。また、ここでは、複数の保持器セグメント11a〜11dのうち、最初に配置される保持器セグメントを保持器セグメント11aとし、最後に配置される保持器セグメントを保持器セグメント11dとする。
図6および図7を参照して、円錐ころ軸受31は、外輪32と、内輪33と、複数の円錐ころ34と、複数の保持器セグメント11a〜11dと、間座26とを備える。保持器セグメント11a〜11dは、周方向において、順次連ねられて配置される。ここでは、まず、最初に保持器セグメント11aが配置され、次に、保持器セグメント11bが保持器セグメント11aと当接するように配置される。その後、保持器セグメント11cが保持器セグメント11bと当接するように配置され、順次、保持器セグメントが配置されていき、最後に、保持器セグメント11dが配置される。ここで、隣接する2つの保持器セグメント11a、11b等の間には、最初の保持器セグメント11aと最後の保持器セグメント11dとの間を除いて、形成されるポケット35に円錐ころ34が配置される。ここで、ポケット35は、第二ポケットとなる。
上記したように、保持器セグメント11a〜11dはころ案内であり、保持器セグメント11a〜11dの案内時において、ポケット13、35の両側の側壁面に設けられた内径側および外径側案内面17、18と円錐ころ34とは、2つの線で接触する。したがって、円錐ころ34と保持器セグメント11a〜11dとが、角部23で接触することはないため、角部23の破損を防止することができ、また、摩耗や発熱、トルクの増大等も防止することができる。
次に、最初の保持器セグメント11aと最後の保持器セグメント11dとの間に配置される間座26の配置状態について説明する。図8は、図6においてVIIIで示す部分の拡大断面図である。図5、図6および図8を参照して、保持器セグメント11a等を順次当接するように連なって配置していき、保持器セグメント11aと保持器セグメント11dとの間に生じたすき間39に、間座26を配置させる。こうすることにより、保持器セグメント11aと間座26との間に生じる周方向の最後すき間40の寸法を、容易に設定された範囲にすることができる。最後すき間とは、保持器セグメント11a〜11d等を円周上にすき間なしに配置し、さらに、最後の保持器セグメント11dと間座26とをすき間なしに配置したときに、最初の保持器セグメント11aと、最初の保持器セグメント11aと最後の保持器セグメント11dとの間に配置された間座26との最大すき間をいう。
なお、上記の実施の形態においては、内径側および外径側案内面を、その断面が円弧状としたが、これに限らず、平面であってもよい。図9は、この場合の保持器セグメントの第一ポケット付近を示す拡大断面図であり、図1に対応する。図9を参照して、保持器セグメント41に含まれる第一ポケットとしてのポケット43の両側の側壁面に設けられた内径側案内面44a、44bは、それぞれ平面から構成されている。
ここで、内径側案内面44a、44bとポケット43に保持される円錐ころ42とが、2つの線で接触する。このように構成することにより、内径側の角部45aと円錐ころ42とが接触することはなく、角部45aの破損を防止することができる。同様に、保持器セグメント41に含まれる第二ポケットの外径側案内面を、それぞれ平面で構成し、外径側案内面と、第二ポケットに保持される円錐ころとを、2つの線で接触するよう構成する。こうすることにより、外径側の角部と、円錐ころとの接触を防止して、外径側の角部の破損を防止することができる。
なお、この場合も、上記したように、円錐ころ42が内径側案内面44aに接触する接触点をS’とし、S’と円錐ころ42の中心軸線とを含む平面46aと、PCD47に接し、円錐ころ42の中心軸線を含む平面46bとのなす角度をθ’°とすると、40°<θ’°<70°とすることが好ましい。同様に、その他の内径側案内面44b等や保持器セグメント41に含まれる第二ポケットの外径側案内面についても、同様に構成とすることが好ましい。また、上記と同様に、内径側案内面44a、44bの外径側には、油溜まり48を設けることにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、保持器セグメントのポケットの側壁面に設けられる内径側および外径側案内面は、その断面が、それぞれ一つの曲率半径、一つの曲率中心で構成されることにしたが、これに限らず、複数の円弧から構成されることにしてもよい。また、曲面と平面とを含んでいてもよい。さらに、内径側および外径側案内面は、軸方向に連ねて設けられていてもよいし、軸方向に部分的に設けられていてもよい。
図10および図11は、この発明の一実施形態に係るころ軸受を主軸支持軸受75として適用した、風力発電機の主軸支持構造の一例を示している。主軸支持構造の主要部品を支持するナセル72のケーシング73は、高い位置で、旋回座軸受71を介して支持台70上に水平旋回自在に設置されている。風力を受けるブレード77を一端に固定する主軸76は、ナセル72のケーシング73内で、軸受ハウジング74に組み込まれた主軸支持軸受75を介して、回転自在に支持されている、主軸76の他端は増速機78に接続され、この増速機78の出力軸が発電機79のロータ軸に結合されている。ナセル72は、旋回用モータ80により、減速機81を介して任意の角度に旋回させられる。
軸受ハウジング74に組み込まれた主軸支持軸受75は、この発明の一実施形態に係るころ軸受であって、外輪と、内輪と、外輪および内輪の間に配置される複数のころと、ころを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有し、外輪および内輪の間で周方向に順次連ねて配置される複数の保持器セグメントとを備える。第一ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、第一ポケットに保持されたころを案内する内径側案内面が設けられている。第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられている。ここで、内径側案内面および外径側案内面ところとは、2つの線で接触する。
主軸支持軸受75は、大きな風力を受けるブレード77を一端に固定する主軸76を支持するため、大きな荷重がかかることになる。そうすると、主軸支持軸受75自体も大型にする必要がある。ここで、生産性向上等のため、一つの環状の保持器を分割した形状の保持器セグメントとし、上記のような構成とすることにより、保持器セグメントの破損を防止することができる。そうすると、風力発電機の主軸支持構造は、長寿命を実現することができる。
なお、上記の実施の形態においては、第一ポケットとして、一つのポケットの両側の側壁面に2つの内径側案内面を設け、第二ポケットとして、他のポケットの両側の側壁面に2つの外径側案内面を設けることにしたが、これに限らず、一つのポケットに、2つの内径側案内面および2つの外径側案内面を設け、上記のような関係となるよう構成してもよい。すなわち、一つのポケットが第一および第二ポケットを兼用することにしてもよい。なお、この場合、軸方向からころを挿入させることにより、ポケット内にころを保持させることが可能である。
また、上記の実施の形態においては、保持器セグメントは、周方向に突出する突部を有することにしたが、これに限らず、突部を有さないタイプ、すなわち、周方向外側に柱部が配置される構成の保持器セグメントについても、適用される。
なお、上記の実施の形態においては、円錐ころ軸受は、間座を含むことにしたが、これに限らず、このような間座を含まないタイプの円錐ころ軸受についても、適用される。また、間座の形状についても、たとえば、略直方体形状や、中央部が周方向に膨出した形状等であっても構わない。さらに、隣接する保持器セグメントの間に、ころを配置しなくともよいし、間座と保持器セグメントとの間に、ころを配置してもよい。
なお、上記の実施の形態においては、保持器セグメントは、ころを収容するポケットを3つ有することにしたが、これに限らず、4つ以上のポケットを有することにしてもよい。このような構成の保持器セグメントは、案内面が設けられたポケットを多く有するため、より安定して径方向に配置される。
また、上記の実施の形態においては、ころ軸受に備えられるころとして、円錐ころを用いたが、これに限らず、円筒ころや針状ころ、棒状ころ等を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係るころ軸受は、ころを円滑に転動させることができ、かつ、保持器セグメントの破損を防止することができるため、長寿命が要求されるころ軸受に有効に利用される。
この発明に係る保持器セグメントは、ころを円滑に転動させることができ、かつ、破損のおそれが少ないため、長寿命が要求されるころ軸受に備えられる場合に、有効に利用される。
また、この発明に係る風力発電機の主軸支持構造についても、長寿命が要求される風力発電機の主軸支持構造に、有効に利用できる。
この発明の一実施形態に係る円錐ころ軸受に含まれる保持器セグメントの第一ポケット周辺を示す拡大断面図である。 この発明の一実施形態に係る円錐ころ軸受に含まれる保持器セグメントの斜視図である。 図2に示す保持器セグメントを、図2中の線III−IIIを含み、軸に直交する平面で切断した場合の断面図である。 図2に示す保持器セグメントを、柱部の中央を通り、円周方向に直交する平面で切断した場合の断面図である。 円錐ころ軸受に含まれる間座を示す斜視図である。 複数の保持器セグメントおよび間座を周方向に配置した場合の円錐ころ軸受の概略断面図である。 隣接する保持器セグメントを示す拡大断面図である。 最初の保持器セグメントと最後の保持器セグメントとの間に間座を配置した場合の拡大断面図である。 この発明の他の実施形態に係る保持器セグメントの第一ポケット周辺を示す拡大断面図である。 この発明に係る円錐ころ軸受を用いた風力発電機の主軸支持構造の一例を示す図である。 図10に示す風力発電機の主軸支持構造の図解的側面図である。 従来における保持器セグメントの斜視図である。 図12に示す保持器セグメントを、柱部を含み、軸に直交する平面で切断した場合の断面図である。 従来における保持器のポケット周辺を示す拡大断面図であり、案内面の円弧が、ころの円弧と同心円状のものである。 従来における保持器のポケット周辺を示す拡大断面図であり、案内面を構成する円弧の曲率中心が、PCD上にあるものである。
符号の説明
11a,11b,11c,11d,41 保持器セグメント、12a,12b,12c,34,42 円錐ころ、13,13a,13b,13c,35,43 ポケット、14a,14b,14c,14d 柱部、15a,15b 連結部、16a,16b 突部、17,17a,17b,17c,17d,44a,44b 内径側案内面、18,18a,18b,18c,18d 外径側案内面、19,20,30a,30b 油溝、21a,21b 端面、22,47 PCD、23,23a,23b,23c,45a 角部、24a 内径面、24b 外径面、25,48 油溜まり、26 間座、27a,27b 端部、28 中央部、31 円錐ころ軸受、32 外輪、33 内輪、36a,36b,46a,46b 平面、39 すき間、40 最後すき間、70 支持台、71 旋回座軸受、72 ナセル、73 ケーシング、74 軸受ハウジング、75 主軸支持軸受、76 主軸、77 ブレード、78 増速機、79 発電機、80 旋回用モータ、81 減速機。

Claims (5)

  1. 外輪と、
    内輪と、
    前記外輪および前記内輪の間に配置される複数のころと、
    前記ころを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有し、前記外輪および前記内輪の間で周方向に順次連ねて配置される複数の保持器セグメントとを備えるころ軸受であって、
    前記第一ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、前記第一ポケットに保持されたころを案内する内径側案内面が設けられており、
    前記第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、前記第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられており、
    前記内径側案内面および前記外径側案内面ところとは、2つの線で接触する、ころ軸受。
  2. 前記内径側および外径側案内面は、その断面が円弧状であり、
    前記円弧の曲率半径は、前記ころの曲率半径よりも大きく、
    前記円弧の曲率中心は、ころピッチ円直径よりも内径側および外径側にある、請求項1に記載のころ軸受。
  3. 周方向に連ねた最初の保持器セグメントと最後の保持器セグメントとの間に配置される間座を備える、請求項1または2に記載のころ軸受。
  4. 一つの環状の保持器を、少なくともころを収容する第一および第二ポケットを有するように、軸に沿う方向に延びる分割線によって分割した保持器セグメントであって、
    前記ころを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有し、
    前記第一ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、前記第一ポケットに保持されたころを案内する内径側案内面が設けられており、
    前記第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、前記第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられており、
    前記内径側案内面および前記外径側案内面ところとは、2つの線で接触する、保持器セグメント。
  5. 風力を受けるブレードと、
    その一端が前記ブレードに固定され、ブレードとともに回転する主軸と、
    固定部材に組み込まれ、前記主軸を回転自在に支持するころ軸受とを有する風力発電機の主軸支持構造であって、
    前記ころ軸受は、外輪と、内輪と、前記外輪および前記内輪の間に配置される複数のころと、前記ころを保持する第一および第二ポケットを形成するように軸に沿う方向に延びる複数の柱部、およびこの複数の柱部を連結するように周方向に延びる連結部を有し、前記外輪および前記内輪の間で周方向に順次連ねて配置される複数の保持器セグメントとを備え、
    前記第一ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも内径側には、前記第一ポケットに保持されたころを案内する内径側案内面が設けられており、
    前記第二ポケットの両側の側壁面のうち、ころピッチ円直径よりも外径側には、前記第二ポケットに保持されたころを案内する外径側案内面が設けられており、
    前記内径側案内面および前記外径側案内面ところとは、2つの線で接触する、風力発電機の主軸支持構造。
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