JP2007263296A - 流体封入式防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体封入式防振装置において、オリフィス通路による防振効果を十分に確保しつつ、オリフィス通路のチューニング周波数よりも高周波数域での高動ばね化をより効果的に抑えることの出来る、新規な構造の流体封入式防振装置を提供する。
【解決手段】液圧吸収部材としてゴムプレート63を採用し、ゴムプレート63の外周縁部における周上の複数箇所に厚肉の挟持部74を設けて、ゴムプレート63を、それら挟持部74を厚さ方向に圧縮した挟圧状態で、且つ、挟持部74以外の部分では非挟圧状態で仕切部材50によって保持して、ゴムプレート63における各挟持部74のプレート内周側には、挟持部74に沿って延びる薄肉の変形許容部78を形成した。
【選択図】図1
【解決手段】液圧吸収部材としてゴムプレート63を採用し、ゴムプレート63の外周縁部における周上の複数箇所に厚肉の挟持部74を設けて、ゴムプレート63を、それら挟持部74を厚さ方向に圧縮した挟圧状態で、且つ、挟持部74以外の部分では非挟圧状態で仕切部材50によって保持して、ゴムプレート63における各挟持部74のプレート内周側には、挟持部74に沿って延びる薄肉の変形許容部78を形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、内部に封入された非圧縮性流体の流動作用等に基づいて防振効果が発揮され得る流体封入式防振装置に係り、例えば自動車用のエンジンマウントやボデーマウント等として好適に採用され得る流体封入式防振装置に関するものである。
従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装される防振連結体乃至は防振支持体として、防振連結される一方の部材に取り付けられる第一の取付金具と、防振連結される他方の部材に取り付けられる第二の取付金具を、本体ゴム弾性体で連結すると共に、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入された受圧室と、可撓性膜で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入された容積可変の平衡室を形成せしめて、それら受圧室と平衡室をオリフィス通路で相互に連通することにより、第一の取付金具と第二の取付金具の間への入力振動に対して、オリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に基づく防振効果が発揮されるようにした流体封入式防振装置が、知られている。
ところで、このような流体封入式防振装置では、オリフィス通路のチューニング周波数よりも高周波側において、入力振動と受圧室の圧力変動の位相差の変化に伴って、オリフィス通路を流動せしめられる流体の反共振作用に基づく高動ばね化が惹起されることから、オリフィス通路のチューニング周波数よりも高周波数域で防振性能が悪化してしまうという問題があった。
そこで、オリフィス通路のチューニング周波数域よりも高周波数域の防振性能を改善するために、(i)特開昭57−9340号公報や実開平1−14941号公報,特開平1−49731号公報等に記載されているように、受圧室と平衡室の間で微小距離変位可能な可動板を、別体形成された独立部材として配設せしめた可動板タイプの液圧吸収機構と、(ii)特開昭61−65934号公報や特開昭61−197836号公報,特開平4−321833号公報等に記載されているように、受圧室と平衡室の間で所定量の弾性変形が許容される可動膜を、外周縁部を拘束して配設せしめた可動膜タイプの液圧吸収機構が、それぞれ、提案されている。これらの液圧吸収機構においては、可動板乃至は可動膜の一方の面に及ぼされる受圧室圧力と他方の面に及ぼされる平衡室圧力の相対的な圧力変動に基づく可動板の変位乃至は可動膜の変形によって受圧室の圧力変動が吸収軽減されることにより、オリフィス通路のチューニング周波数域よりも高周波側の高動ばね化が軽減乃至は回避され得るのである。
ところが、このような液圧吸収機構を採用した従来構造の流体封入式防振装置では、未だ、改良の余地があった。即ち、前者(i)の可動板タイプの液圧吸収機構では、可動板の周りに隙間が存在することから、可動板の打ち当たりによる打音や衝撃が問題となる場合があった。加えて、かかる隙間を通じて可動板の外周縁部を回り込むようにして受圧室の圧力変動が平衡室に逃げてしまうこととなり、それに起因してオリフィス通路の流体流通量が減少してしまい、オリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作用に基づく防振効果が低下するおそれがあった。
一方、後者(ii)の可動膜タイプの液圧吸収機構では、可動膜の弾性変形に基づいて受圧室の圧力変動を吸収するものであることから、可動膜の弾性変形時における可動膜自体のばね剛性によって受圧室の圧力変動を充分に吸収させることが難しく、それ故、前者(i)の可動板タイプの液圧吸収機構に比して、オリフィス通路のチューニング周波数よりも高周波域における高動ばね化の軽減効果が小さい傾向にあった。
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、オリフィス通路による防振効果を十分に確保しつつ、オリフィス通路のチューニング周波数よりも高周波数域での高動ばね化をより効果的に抑えることの出来る、新規な構造の流体封入式防振装置を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
すなわち、本発明の特徴とするところは、第一の取付部材と第二の取付部材が本体ゴム弾性体で連結されて、該第二の取付部材で支持された仕切部材を挟んだ一方の側には該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成された受圧室が形成されていると共に、該仕切部材を挟んだ他方の側には可撓性膜で壁部の一部が構成された平衡室が形成されており、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体が封入されていると共に、該受圧室と該平衡室を相互に連通するオリフィス通路が形成されている一方、該仕切部材によって液圧吸収部材が保持されており、該液圧吸収部材の一方の面に該受圧室の圧力が及ぼされると共に該液圧吸収部材の他方の面に該平衡室の圧力が及ぼされて該液圧吸収部材の小変位に基づいて振動入力時における該受圧室の小振幅な圧力変動を吸収する液圧吸収機構が構成された流体封入式防振装置において、前記液圧吸収部材としてゴムプレートを採用し、該ゴムプレートの外周縁部における周上の複数箇所に厚肉の挟持部を設けて、それら挟持部を厚さ方向に圧縮せしめた挟圧状態で且つ該挟持部の他の部分では非挟圧状態で、該ゴムプレートを前記仕切部材によって保持せしめると共に、該ゴムプレートにおける各該挟持部のプレート内周側には、該挟持部に沿って延びる薄肉の変形許容部を形成したことにある。
このような本発明に従う構造とされた流体封入式防振装置においては、振動入力時における受圧室と平衡室の相対的な圧力差に基づいて弾性変形により変位せしめられることとなるが、ゴムプレートが外周縁部の複数箇所に設けられた挟持部で挟圧状態とされて仕切部材によって保持されていることから、従来構造の可動板構造のように振動入力時における仕切部材への打ち当たりに起因する異音や衝撃の発生問題が軽減乃至は回避され得る。しかも、かかるゴムプレートは、挟持部の少なくともプレート内周側に変形許容部が形成されていることから、ゴムプレートの中央部分等における弾性変形に際して、挟持部による拘束力が軽減され得ることとなり、良好な圧力変動吸収機能が発揮され得る。
これにより、オリフィス通路のチューニング周波数よりも高周波で小振幅の振動入力時には、ゴムプレートの弾性変形に伴う変位によって受圧室の圧力変動が有利に吸収され得て、オリフィス通路の反共振作用等に起因する高動ばね化が回避され、優れた防振性能が実現され得る。一方、オリフィス通路がチューニングされた低周波大振幅振動の入力時には、ゴムプレートが仕切部材への当接によって変位制限されることにより或いはゴムプレート自体の弾性によって変位制限されることにより、受圧室に有効な圧力変動が生ぜしめられてオリフィス通路を通じての流体流動量が確保されることにより、オリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作用に基づく防振効果が有効に発揮され得るのである。
より具体的には、本態様に従う構造とされた流体封入式防振装置においては、例えば、エンジンマウントに適用することにより、オリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、シェイク等の低周波大振幅振動に対して高減衰特性に基づく有効な防振効果を得ることが出来ると共に、より高周波数域に生ぜしめられるアイドリング振動等の高周波振動に対しても、可動ゴム板による液圧吸収作用に基づいて優れた振動絶縁効果を得ることが可能となるのである。そこにおいて、低周波大振幅振動の入力時にゴムプレートが仕切部材等に打ち当たる際にも、ゴムプレートが挟持部で弾性的に常時保持されていることにより、大きな打音や衝撃が問題となることもない。また、高周波小振幅振動の入力時には、変形許容部でゴムプレートの変位が容易に許容されることにより、優れた液圧吸収機能が発揮され得るのである。
また、本発明に係る流体封入式防振装置ては、前記ゴムプレートにおいて、前記変形許容部が、前記挟持部のプレート内周側からプレート周方向の両側まで連続して延びて該挟持部を囲むように形成されている構成が、好適に採用される。
このような構成を採用することにより、挟持部による変形拘束力が、ゴムプレートの全体に対して一層軽減されることとなる。その結果、特に高周波小振幅振動の入力時にゴムプレートの変位が容易に許容されて、一層優れた液圧吸収機能が発揮され得る。
また、本発明に係る流体封入式防振装置では、前記ゴムプレートの外周縁部が、前記複数の挟持部の周方向間において前記仕切部材に対して板厚方向で対向位置せしめられていると共に、該ゴムプレートの外周縁部には、かかる複数の挟持部の間を周方向に延びる緩衝リップが、少なくともプレート厚さ方向の少なくとも一方の面に突出して一体形成されている構成が、好適に採用される。
このような構成を採用することにより、大振幅振動入力時にゴムプレートの外周縁部が仕切部材に対して緩衝的に当接して重ね合わせせられることとなる。それ故、ゴムプレートの仕切部材への打ち当たりに起因する打音や衝撃が一層有利に回避されると共に、ゴムプレートの外周縁部を回り込むようにして受圧室の圧力が平衡室に逃げることも一層有利に抑えられる。
なお、ゴムプレートの板厚方向の両側は、その全面が仕切部材に対して板厚方向に離隔して対向配置されていることが望ましい。その場合において、ゴムプレートの変位量を充分に確保すると共に、ゴムプレートの仕切部材への打ち当たりに伴う打音や衝撃を緩和するために、ゴムプレートの中央部分は、ゴムプレートの外周縁部よりも、大きな離隔距離をもって仕切部材に対して対向位置せしめられていることが望ましい。
また、本発明に係る流体封入式防振装置では、前記ゴムプレートが、全体に亘って一定厚さの平板形状とされており、その板厚寸法が前記挟持部より小さく且つ前記変形許容部より大きくされている構成が、好適に採用される。
このような構成を採用することにより、挟持部における挟圧保持による打音や衝撃の緩和作用と、変形許容部による液圧吸収作用とが、一層効果的に発揮され得る。なお、全体に亘って一定厚さとされたゴムプレートにおける平板形状部分には、必要に応じてリップやシボ,小突起などが形成され得て、それにより仕切部材等への当接時の打音や衝撃の更なる軽減が図られ得る。
また、本発明に係る流体封入式防振装置では、前記ゴムプレートの板厚寸法が、前記各挟持部を除く全ての部分において、他部材との間に隙間が形成される大きさに設定されている構成が好適に採用される。
このような構成を採用することにより、ゴムプレートの変位が一層容易に許容されることとなって、かかるゴムプレートによる受圧室の液圧吸収機能に基づく高周波数域の防振性能の向上が一層効果的に実現可能となる。
また、本発明に係る流体封入式防振装置では、前記第二の取付部材に筒状部を設けて、該筒状部の一方の開口部側に前記第一の取付部材を配設すると共に、該第一の取付部材を該第二の取付部材に弾性連結する前記本体ゴム弾性体によって該筒状部の該一方の開口部を流体密に閉塞せしめる一方、該筒状部の他方の開口部を前記可撓性膜で流体密に閉塞せしめ、更に該筒状部に前記仕切部材を収容配置せしめて、該仕切部材を挟んだ一方の側に前記受圧室を形成すると共に、該仕切部材を挟んだ他方の側に前記平衡室を形成して、該仕切部材の外周部分に前記オリフィス通路を形成すると共に、該仕切部材の中央部分において前記ゴムプレートを配設せしめた構成が、好適に採用される。
このような構成を採用することにより、受圧室と平衡室の間へのゴムプレートの配設が、優れたスペース効率と少ない部品点数で有利に実現されることとなる。しかも、仕切部材の外周部分にオリフィス通路を形成したことで、オリフィス通路の通路長さの設計自由度が大きく確保されると共に、仕切部材の中央部分にゴムプレートを配設したことで、仕切部材の有効面積も大きく確保することが可能となるのである。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた流体封入式防振装置では、液圧吸収機構を構成するゴムプレートにおいて、常時、挟持部で弾性的に保持されており、かかる挟持部以外の部分において非拘束状態で容易な変位が許容されるようになっている。それ故、微小振幅振動の入力時には、かかるゴムプレートが高感度に変位せしめられることにより、優れた液圧吸収機能に基づく良好な防振性能が発揮され得ることとなる。一方、大振幅振動の入力時には、ゴムプレートの大変位に対して、挟持による抑制力が弾性的に作用せしめられることとなり、ゴムプレートの仕切部材に対する打ち当たりの衝撃が効果的に緩和され得る。
従って、本発明に従う構造とされた流体封入式防振装置では、オリフィス通路による低周波大振幅振動に対する防振効果と、ゴムプレートを含んで構成された液圧吸収機構による高周波小振幅振動に対する防振効果とが、何れも有利に発揮され得ることとなり、特にゴムプレートの仕切部材に対する打ち当たりに起因する異音や衝撃の問題も効果的に抑えられるのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明の一実施形態としての自動車用のエンジンマウント10が示されている。このエンジンマウント10は、互いに所定距離を隔てて配設された第一の取付部材としての第一の取付金具12と第二の取付部材としての第二の取付金具14が、本体ゴム弾性体16で連結された構造を有しており、第一の取付金具12が図示しないパワーユニット側に取り付けられる一方、第二の取付金具14が図示しない車両ボデー側に取り付けられることにより、パワーユニットを車両ボデーに対して防振支持せしめるようになっている。なお、かかる装着状態下では、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間にパワーユニットの分担支持荷重が略軸方向に及ぼされて、本体ゴム弾性体16の弾性変形により、第一の取付金具12と第二の取付金具14が互いに接近方向に所定距離だけ相対変位せしめられることとなる。また、以下の説明において、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向をいうものとする。
より詳細には、第一の取付金具12は、全体として上下方向に延びる中実の円形ロッド形状を有している。そして、軸方向の下側部分が逆向きの略円錐台形状とされていると共に、軸方向中央部分には、鍔状のストッパ部18が一体的に突出形成されている。また、軸方向上端面に開口するねじ穴20が形成されており、このねじ穴20に挿通されるボルト等によって、第一の取付金具12がパワーユニット側に固定的に取り付けられるようになっている。
一方、第二の取付金具14は、大径円筒形状を有しており、その軸方向中間部分には筒状部23が形成されている。また、上側開口部には、径方向内方に広がるフランジ部22が形成されていると共に、軸方向の下端部はかしめ部24とされて、径方向内方に縮径加工されている。
また、第二の取付金具14には、ブラケット28が下方から外挿されて第二の取付金具14の全体を覆うようにして外嵌固定されている。このブラケット28は、大径の円筒形状を有しており、軸方向上側開口部には、径方向外方に向って広がるフランジ状部30が一体形成されている。一方、第二の取付金具14には、軸方向上方からストッパ筒金具32が重ね合わされている。このストッパ筒金具32は大径の円筒形状を有しており、上側開口端縁部には径方向内方に所定幅で延び出した環状当接部33が一体形成されている。また、第二の取付金具14の下側開口部には、径方向外方に広がるかしめ固定部34が一体形成されている。
そして、第二の取付金具14のフランジ部22に対して、下側からブラケット28のフランジ状部30が重ね合わされていると共に、上側からストッパ筒金具32のかしめ固定部34が重ね合わされており、かしめ固定部34にかしめ加工が施されることにより、第二の取付金具14のフランジ部22に対して、これらブラケット28のフランジ状部30とストッパ筒金具32のかしめ固定部34が固着されている。
なお、ブラケット28の外周面には脚部36が溶着されていると共に、ストッパ筒金具32の外周面にはステー37が溶着されており、これら脚部36とステー37が図示しない車両ボデーにボルト等で固定されることにより、第二の取付金具14が、ブラケット28およびストッパ筒金具32を介して、車両ボデーに対して固定的に取り付けられるようになっている。
また、ストッパ筒金具32の環状当接部33は、第一の取付金具12のストッパ部18に対して、軸方向外側から重ね合わされており、ストッパ部18に被着形成された緩衝ゴム層35を介して、軸方向で当接せしめられている。なお、自動車に装着された本体ゴム弾性体16が所定量だけ弾性変形せしめられた状態下では、ストッパ部18の緩衝ゴム層35から、環状当接部33が所定距離だけ軸方向に離隔して対向位置せしめられることなる。
そして、第一の取付金具12は、第二の取付金具14の軸方向上方に所定距離を隔てて略同一中心軸上に配設されており、これら第一の取付金具12と第二の取付金具14の間に、本体ゴム弾性体16が介装されている。この本体ゴム弾性体16は、大径の略円錐台形状を有しており、小径側端部に第一の取付金具12が埋め込まれた状態で加硫接着されていると共に、大径側端部の外周面に第二の取付金具14の上端部分の内周面が加硫接着されている。
これによって、第一の取付金具12と第二の取付金具14が本体ゴム弾性体16で連結されていると共に、第二の取付金具14の筒状部23の上側開口部が本体ゴム弾性体16によって流体密に閉塞されている。なお、本体ゴム弾性体16には、大径側端面に開口する逆すり鉢状の凹所38が形成されている。また、第二の取付金具14の内周面には、略全面に亘って、本体ゴム弾性体16の外周縁部から軸方向下方に延び出すようにして、本体ゴム弾性体16と一体形成された薄肉のシールゴム40が被着されている。
さらに、第二の取付金具14の下側開口部には、可撓性膜としてのダイヤフラム42が配設されている。このダイヤフラム42は、薄肉ゴム膜によって形成されており、波紋状の弛みをもった略薄肉円板形状を有していると共に、その外周縁部には、金属リング44が加硫接着されている。そして、金属リング44が第二の取付金具14の下側開口部に挿入された後、第二の取付金具14のかしめ部24にかしめ加工が施されることにより、金属リング44が第二の取付金具14の下側開口部に対して嵌着固定されている。
これにより、第二の取付金具14の下側開口部がダイヤフラム42によって流体密に閉塞されており、以て、第二の取付金具14の内部には、本体ゴム弾性体16とダイヤフラム42の対向面間において、内部に非圧縮性流体が封入された流体室が形成されている。なお、この流体室に封入される非圧縮性流体としては、水やアルキレングリコール,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等が何れも採用可能であるが、後述する流体の共振作用に基づく防振効果を有効に得るためには、0.1Pa・s以下の粘度を有する低粘性流体が望ましい。
また、このようにして形成された流体室の内部には、全体として略円板形状を呈する仕切部材50が、第二の取付金具14の軸直角方向に広がる状態で収容配置されている。この仕切部材50は、その外周縁部が本体ゴム弾性体16の大径側端面の外周縁部(即ち、凹所38の開口周縁部)と金属リング44の軸方向上端面との間で挟持されると共に、その外周面が縮径加工された第二の取付金具14で挟圧保持されることにより、第二の取付金具14で固定的に支持されている。
そして、この仕切部材50によって、流体室が軸方向両側に二分されており、以て、仕切部材50の上側には、本体ゴム弾性体16で壁部の一部が構成されて振動が入力される受圧室52が形成されていると共に、仕切部材50の下側には、ダイヤフラム42で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される平衡室54が形成されている。
仕切部材50は、第一の仕切金具56と第二の仕切金具58が互いに板厚方向で重ね合わせられることによって構成されている。なお、これら第一及び第二の仕切金具56,58としては、例えば、プレス成形品やダイキャスト成形品が採用され得るが、その他、射出成形された硬質の合成樹脂材によって形成されていても良い。
第一の仕切金具56は、図3にも仮想線で示されているように、中央部分が薄肉の円板形状を有していると共に、外周部分が厚肉の円環形状を有している。そして、中央部分には、薄肉の円板形状を有する部分が底壁部となって、上方に開口する円形の収容凹所59が形成されている。また、外周の厚肉の円環形状を有する部分には、外周面に開口して周方向に一周以下の長さで延びる周溝60が形成されている。
一方、第二の仕切金具58は、略一定の厚さ寸法を有しており、中央部分に凹所を備えた円形の略皿形状とされている。
そして、これら第一の仕切金具56に対して軸方向上方から第二の仕切金具58が重ね合わされており、各外周縁部を本体ゴム弾性体16の大径側端面の外周縁部と金属リング44の軸方向上端面との間で挟持されることによって、重ね合わせ状態で固定されている。また、かかる状態下、第一の仕切金具56の収容凹所59は、その開口部が第二の仕切金具58で覆蓋されており、一定の深さ寸法(軸方向の内法寸法)で軸直角方向に広がる円形の収容スペース62とされている。
さらに、この仕切部材50内に形成された収容スペース62には、ゴムプレート63が収容配置されている。また、収容スペース62を画成する上下の壁部、即ち第二の仕切金具58における中央底壁部と第一の仕切金具56における収容凹所59の底壁部には、上側連通孔64と下側連通孔66が、それぞれ形成されている。これにより、受圧室52の圧力が、上側連通孔64を通じて、収容スペース62内のゴムプレート63の上面に及ぼされるようになっている。一方、平衡室54の圧力は、下側連通孔66を通じて、収容スペース62内のゴムプレート63の下面に及ぼされるようになっている。すなわち、本実施形態においては、第一および第二の仕切金具56,58によって形成された収容スペース62にゴムプレート63を変位可能に収容配置せしめた構成により、液圧吸収機構が構成されている。
また、仕切部材50の外周面には、第二の取付金具14が、シールゴム40を介して、密着状態で重ね合わされている。特に本実施形態では、仕切部材50を第二の取付金具14に挿入せしめた後、第二の取付金具14を絞り加工等で縮径することにより、仕切部材50が第二の取付金具14に対して嵌着固定されている。これにより、第一の仕切金具56の周溝60が、第二の取付金具14で覆蓋されている。また、周溝60の周方向一方の端部は、第一及び第二の仕切金具56,58に形成された通孔68を通じて受圧室52に連通されている。一方、周溝60の周方向他方の端部は、第一の仕切金具56に形成された通孔70を通じて平衡室54に連通されている。これにより、受圧室52と平衡室54を相互に連通するオリフィス通路72が形成されている。
なお、本実施形態では、かかるオリフィス通路72が、エンジンシェイク等の低周波大振幅振動にチューニングされており、エンジンシェイクの入力時には、オリフィス通路72を流動せしめられる流体の共振作用に基づいて高減衰効果に基づく有効な防振性能が発揮されるように設定されている。
ところで、仕切部材50の収容スペース62に収容配置されたゴムプレート63は、図2及び図3に拡大して示されている如き形状とされている。即ち、平面視では、収容スペース62の内周面よりも一回り小さな外周面形状を有する円形状を有している。また、全体に亘って基本的に一定の厚さ寸法:Tをもって広がっている。
ただし、周上で等間隔に設定された四箇所には、表裏両側に突出して厚肉とされた平面略矩形の挟持部74が形成されている。更に、各挟持部74の外周部分には、ゴムプレート63の表裏両面において、それぞれ、挟持部74の内周側から周方向左右両側まで連続して取り囲むようにして延びる表裏の囲繞溝76,76が形成されている。即ち、これら表裏の囲繞溝76,76が形成されていることにより、挟持部74の周りには、ゴムプレート63の基本厚さ寸法:Tよりも薄肉の変形許容部78が形成されている。
また、本実施形態では、ゴムプレート63の外周縁部において、上述の挟持部74と変形許容部78の形成部位を除く全周に亘って周方向に連続して延びる緩衝リップ80が形成されている。この緩衝リップ80は、略山形の一定断面形状をもってゴムプレート63と一体形成されている。
ここにおいて、ゴムプレート63における本体部分の厚さ寸法:Tは、仕切部材50の収容スペース62の軸方向の内法寸法に比して所定の微小距離:2tだけ小さくされている。この微小距離:tは、防振すべき高周波小振幅振動の入力時に、ゴムプレート63の変位に基づいて受圧室52の圧力変動を吸収し得る程度で、且つ上述のオリフィス通路72による防振効果が発揮される低周波大振幅振動の入力時にはゴムプレート63の変位が収容スペース62内面への当接で拘束されることにより受圧室52に有効な圧力変動が生ぜしめられる程度に設定されている。
また、各挟持部74は、その厚さ方向寸法:Dが、外力の及ぼされていない自由長において、収容スペース62の内法寸法(T+2t)より僅かに大きく設定されている。これにより、ゴムプレート63の収容スペース62への収容配置状態下で、各挟持部74は、その両端面が収容スペース62を画成する上下の壁部に対して当接されており、それら上下の壁部間で所定量だけ圧縮された状態で弾性的に挟圧保持されている。
なお、ゴムプレート63の外周縁部の表裏両面に形成された緩衝リップ80は、ゴムプレート63の本体部分の厚さ寸法:Tに対して表裏の緩衝リップ80の突出高さをそれぞれ加えた大きさが、収容スペース62の内法寸法(T+2t)より僅かに小さく設定されている。
要するに、ゴムプレート63は、その外周縁部に一体形成された4つの挟持部74で仕切部材50に対して挟圧保持されて、収容スペース62内の深さ方向(上下方向)の中央に位置せしめられるようになっている。また、そのように、ゴムプレート63を、収容スペース62内の深さ方向中央に位置せしめた状態下では、4つの挟持部74を除く全ての部分が収容スペース62を画成する上下の壁部から僅かに離隔位置せしめられるようになっている。
上述の如き構造とされたエンジンマウント10においては、自動車への装着状態下で第一の取付金具12と第二の取付金具14の間に略上下方向の振動が入力されると、受圧室52と平衡室54の間に相対的な圧力差が生ぜしめられることに基づいて、それら両室52,54間において、オリフィス通路72を通じての流体流動や、ゴムプレート63の弾性的な変位に基づく上下連通孔64,66を通じての実質的な流体流動が、生ぜしめられることとなる。
特に、本実施形態では、オリフィス通路72がエンジンシェイク等の低周波数域にチューニングされていることから、エンジンシェイク等の低周波大振幅振動が入力された際には、オリフィス通路72を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づいて有効な防振効果が発揮されることとなる。
そこにおいて、受圧室52の圧力が上側連通孔64からゴムプレート63の上面にも及ぼされるが、この受圧室52の圧力変動が大きいことから、ゴムプレート63が全体として上方及び下方に変位してその上面及び下面が略全体に亘って収容スペース62の上下壁面に重ね合わされる。このように上側連通孔64及び下側連通孔66が、ゴムプレート63で覆蓋されることにより、ゴムプレート63を含んで構成された液圧吸収機構は実質的に機能を失い、受圧室52には有効な圧力変動が生ぜしめられることとなる。その結果、低周波大振幅振動の入力に際しては、受圧室52に生ぜしめられる圧力変動が、ゴムプレート63の変位による逃げを抑えられつつ、有効に生ぜしめられるのであり、その結果、受圧室52と平衡室54の相対的な圧力変動に基づいてオリフィス通路72を通じての流体流動量が十分に確保され得て、目的とする防振効果がより有効に発揮され得るのである。
また一方、オリフィス通路72のチューニング周波数よりも高周波数域のアイドリング振動や走行こもり音等の高周波小振幅振動が入力された場合には、オリフィス通路72の流動抵抗が著しく増大することから、受圧室52に大きな圧力変動が惹起されることが懸念される。ところが、そのような高周波小振幅振動の入力に際しては、ゴムプレート63を含んで構成された液圧吸収機構で受圧室52の圧力変動が有効に吸収されることにより、著しい高動ばね化が回避されて、良好な防振性能が発揮され得るのである。
ここにおいて、かかる液圧吸収機構を構成するゴムプレート63は、外周縁部の複数箇所に設けられた挟持部74によって板厚方向で弾性的に位置決めされることにより、収容スペース62内で中央に浮いたような状態に保持されている。それ故、高周波小振幅振動の入力により受圧室52と平衡室54の圧力差がゴムプレート63の両面に及ぼされた際には、板厚方向で容易に移動変位し得ることとなり、このゴムプレート63の収容スペース62内における板厚方向での高感度な変位に基づいて、受圧室52の微小振幅の圧力変動が効率的に解消され得ることとなる。
また、挟持部74の形成部位を除いて、ゴムプレート63の外周縁部には、一方の面から外周面を回り込んで他方の面に至る空隙通路82が、収容スペース62の内面との間に形成されている。それ故、ゴムプレート63の変位に加えて、この空隙通路82を通じて、受圧室52と平衡室54との間での流体流動に基づく、受圧室52の圧力軽減効果が発揮され得るのである。
特に、本実施形態では、挟持部74の周りを取り囲むようにして薄肉の変形許容部78が形成されていることから、挟持部74以外のゴムプレート63の全体が、挟持部74における拘束の影響を余り受けることなく、高感度で効率的に変位せしめられ得て、目的とする液圧吸収機能が一層効果的に発揮され得るのである。
さらに、かかるゴムプレート63は、周上の複数箇所において挟持部74で常時弾性的に挟圧保持されていることから、大きな振動荷重の入力時にゴムプレート63が板厚方向に大きく変位した場合にも、この挟持部74によって、ゴムプレート63の変位が弾性的に抑制されることとなる。そして、この抑制力は、ゴムプレート63の変位が大きくなるに従って大きく作用せしめられることから、ゴムプレート63の微小変位は容易に許容せしめつつ、大きく変位せしめられて収容スペース62内面に打ち当たる際には、有効な抑制力が作用して変位速度が抑えられる。その結果、ゴムプレート63の収容スペース62内面への打ち当たりの衝撃が抑えられて、打音や衝撃の発生が抑えられるのである。
加えて、本実施形態では、ゴムプレート63の自由端となる外周縁部において緩衝リップ80が形成されていることから、たとえゴムプレート63が勢い良く弾性変位して収容スペース62の内面に打ち合った場合でも、打音や衝撃の発生が有効に低減され得る。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、ゴムプレートをゴム単体で形成することなく、帆布や合成樹脂などを固着や埋設等して弾性を調節するようにして催い。
また、挟持部の数や形状は、前記実施形態によって限定されるものでないし、囲繞溝76も、挟持部74の全周に亘って連続して形成する必要もない。具体的には、挟持部は、周方向で3箇所以上が望ましいが、一つの挟持部の周方向長さが大きければ2つ以上の挟持部でも本発明を実施することが出来る。また、囲繞溝76を、ゴムプレート63の一方の面だけに形成したり、周方向の両側だけや、挟持部の内周側だけに囲繞溝を形成しても良い。
緩衝リップ80も、本発明において必須のものでないが、ゴムプレート63の外周部分だけでなく、中央部分等にも形成しても良い。
加えて、前記実施形態では、本発明を自動車用のエンジンマウントに適用したものの具体例を示したが、本発明は、その他、自動車用ボデーマウントや、或いは自動車以外の各種装置に用いられる防振装置に対して、何れも、有利に適用され得る。また、適用対象に応じて、本体ゴム弾性体の形状や、オリフィス通路の長さやチューニングなどは、適当に変更可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
10:エンジンマウント,12:第一の取付金具,14:第二の取付金具,16:本体ゴム弾性体,50:仕切部材,52:受圧室,54:平衡室,63:ゴムプレート,72:オリフィス通路,74:挟持部,78:変形許容部
Claims (6)
- 第一の取付部材と第二の取付部材が本体ゴム弾性体で連結されて、該第二の取付部材で支持された仕切部材を挟んだ一方の側には該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成された受圧室が形成されていると共に、該仕切部材を挟んだ他方の側には可撓性膜で壁部の一部が構成された平衡室が形成されており、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体が封入されていると共に、該受圧室と該平衡室を相互に連通するオリフィス通路が形成されている一方、該仕切部材によって液圧吸収部材が保持されており、該液圧吸収部材の一方の面に該受圧室の圧力が及ぼされると共に該液圧吸収部材の他方の面に該平衡室の圧力が及ぼされて該液圧吸収部材の小変位に基づいて振動入力時における該受圧室の小振幅な圧力変動を吸収する液圧吸収機構が構成された流体封入式防振装置において、
前記液圧吸収部材としてゴムプレートを採用し、該ゴムプレートの外周縁部における周上の複数箇所に厚肉の挟持部を設けて、それら挟持部を厚さ方向に圧縮せしめた挟圧状態で且つ該挟持部の他の部分では非挟圧状態で、該ゴムプレートを前記仕切部材によって保持せしめると共に、該ゴムプレートにおける各該挟持部のプレート内周側には、該挟持部に沿って延びる薄肉の変形許容部を形成したことを特徴とする流体封入式防振装置。 - 前記ゴムプレートにおいて、前記変形許容部が、前記挟持部のプレート内周側からプレート周方向の両側まで連続して延びて該挟持部を囲むように形成されている請求項1に記載の流体封入式防振装置。
- 前記ゴムプレートの外周縁部が、前記複数の挟持部の周方向間において前記仕切部材に対して板厚方向で対向位置せしめられていると共に、該ゴムプレートの外周縁部には、かかる複数の挟持部の間を周方向に延びる緩衝リップが、少なくともプレート厚さ方向の少なくとも一方の面に突出して一体形成されている請求項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
- 前記ゴムプレートが、全体に亘って一定厚さの平板形状とされており、その板厚寸法が前記挟持部より小さく且つ前記変形許容部より大きくされている請求項1乃至3の何れか一項に記載の流体封入式防振装置。
- 前記ゴムプレートの板厚寸法が、前記各挟持部を除く全ての部分において、他部材との間に隙間が形成される大きさに設定されている請求項1乃至4の何れか一項に記載の流体封入式防振装置。
- 前記第二の取付部材に筒状部を設けて、該筒状部の一方の開口部側に前記第一の取付部材を配設すると共に、該第一の取付部材を該第二の取付部材に弾性連結する前記本体ゴム弾性体によって該筒状部の該一方の開口部を流体密に閉塞せしめる一方、該筒状部の他方の開口部を前記可撓性膜で流体密に閉塞せしめ、更に該筒状部に前記仕切部材を収容配置せしめて、該仕切部材を挟んだ一方の側に前記受圧室を形成すると共に、該仕切部材を挟んだ他方の側に前記平衡室を形成して、該仕切部材の外周部分に前記オリフィス通路を形成すると共に、該仕切部材の中央部分において前記ゴムプレートを配設せしめた請求項1乃至5の何れか一項に記載の流体封入式防振装置。
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