JP2007263160A - エネルギー変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリーがフル充電状態になるか、あるいは発電機構に故障が生じても、オペレータの操作感が変わらないようにする。
【解決手段】コントローラCは、シリンダ1の慣性エネルギーあるいは位置エネルギーを利用して発電しようとするとき、シリンダ1からの戻り油を、切換制御弁4を介してタンクに導く流量と、パイロット切換弁14を介して上記発電機用油圧モータに導く流量とに振り分ける機能を発揮する。また、このコントローラには、蓄電センサー26あるいはフェイルセーフセンサー27のいずれか一方または双方を接続し、蓄電センサーからのフル充電信号あるいはフェイルセーフセンサーからのフェイル信号がコントローラに入力したとき、上記パイロット切換弁を閉位置に切り換える制御機能と、切換制御弁を通常制御モードに切り換える制御機能とを発揮する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、アクチュエータの慣性エネルギーや位置エネルギーを利用して発電機用油圧モータを駆動するとともに、この発電機用油圧モータの回転力で発電機を回すエネルギー変換装置に関する。
この種の装置として、特許文献1に記載された装置が従来から知られている。この従来の装置は、アクチュエータに慣性エネルギーや位置エネルギーが作用したときに戻り側となる通路に、オンオフ的に切り換わる切換弁を設けている。そして、この切換弁がノーマル位置にあるとき、慣性エネルギーや位置エネルギーが作用したアクチュエータの戻り油が、この切換弁を経由してタンクに還流する。また、上記切換弁がノーマル位置から切り換え位置に切り換わったときには、上記慣性エネルギーや位置エネルギーが作用したアクチュエータの戻り油が発電機用油圧モータに導かれるようにしている。そして、この発電機用油圧モータには発電機が連結されているので、上記戻り油で発電機用油圧モータが回転すれば、その回転力で発電機が回って発電される。また、上記発電機用油圧モータからの戻り油は、そのままタンクに戻される。つまり、アクチュエータからの戻り油は、発電機に連結した発電機用油圧モータを介してタンクに戻されることになる。
特開2004−11168号
上記のようにした従来の装置では、例えば、発電機に連結したバッテリーがフル充電に近い状態になると、当然のこととして、充電量が少なくなるため、発電機の回転抵抗が小さくなる。したがって、この発電機に連結した発電機用油圧モータの負荷も小さくなり、その回転数が上昇してしまう。このようにして、発電機用油圧モータの回転数が上昇すれば、アクチュエータからの戻り油がタンクに還流するときの流動抵抗も小さくなるので、オペレータの意思とは関係なくアクチュエータの作動スピードも上昇してしまう。また、フル充電になれば、切換弁がオフの位置に切り換わるので、発電機用油圧モータには油が流れなくなる。すると、アクチュエータの戻り流量は絞りを介して戻されることになるので、アクチュエータの戻り速度が極端に遅くなる。
つまり、従来の装置では、バッテリーの充電状況によって、アクチュエータの作動速度が変化し、作業性が悪くなるという問題があった。
また何らかの原因で、発電機用油圧モータや発電機にトラブルが発生し、発電機用油圧モータの回転に影響があっても、切換弁がオフになるので、上記の場合と同じ理由で、アクチュエータの作業性が悪くなるという問題が発生していた。
この発明は、油圧ポンプとシリンダとの間に切換制御弁を設け、この切換制御弁とシリンダとの間には第1,2通路を設け、第1通路はシリンダのロッド側室と接続し、第2通路はシリンダのピストン側室に連通させ、上記切換制御弁には、パイロット操作機構からのパイロット圧を導く第1,2パイロット室を設け、パイロット操作機構の操作方向および操作量に応じて、第1パイロット室にパイロット圧を導いてピストン側室に圧油を供給するか、あるいは第2パイロット室にパイロット圧を導いてロッド側室に圧油を供給する構成にする一方、上記第2通路と発電機用油圧モータとを連通させる通路過程に、その通路を開閉するパイロット切換弁を設け、かつ、このパイロット切換弁に作用させるパイロット圧を制御する比例電磁弁を設けてなるエネルギー変換装置を前提とする。
そして、第1の発明は、第2通路をタンクに導くために切換制御弁を切換位置に保つパイロット室と、上記パイロット操作機構との間に、パイロット室に導くパイロット圧を制御する電磁減圧弁を設ける一方、上記比例電磁弁と電磁減圧弁とをコントローラに電気的に接続してなり、このコントローラは、前記パイロット操作機構からの切換信号を受信したとき、電磁減圧弁および比例電磁弁を制御する一方、このコントローラには、蓄電センサーあるいはフェイルセーフセンサーのいずれか一方または双方を接続し、蓄電センサーからのフル充電信号あるいはフェイルセーフセンサーからのフェイル信号がコントローラに入力したとき、コントローラは、上記パイロット切換弁を閉位置に切り換える制御機能と、切換制御弁を通常制御モードに切り換える制御機能とを発揮する点に特徴を有する。
第2の発明は、上記第2通路をタンクに導くための切換制御弁の切換位置において、上記第2通路を第1通路側に短絡させるための再生流路と、この再生流路内であって上記第2通路側から第1通路側への流通のみを許容するチェック弁と、第2通路の戻り流れに対して上記再生流路よりも下流側に設けた可変絞りとを備えた点に特徴を有する。
第1、第2の発明によれば、フル充電に達したときあるいは故障等が発生したときにも、アクチュエータの作動速度に影響を及ぼしたり、作業の効率を落としたりしない。
また、切換制御弁に絞り機能をもたせたので、上記信号に基づいて絞り機能を発揮する他の制御弁を設ける必要がない。したがって、その分製造コストを低減することができるとともに、設置スペースを小さくすることができる。
しかも、ピストン側室からの戻り流体の一部が、再生流路を介して供給側となる通路に再生供給されるため、ポンプから吐出される圧力流体の供給不足を補うことができる。
図1に示したこの実施形態のシリンダ1は、ロッド3を固定したピストン2によってロッド側室1aとピストン側室1bとに区画される。このようにしたシリンダ1は、ポンプPに接続するが、その接続過程には、3位置4ポート弁であるクローズドセンタ形のパイロットバルブからなる切換制御弁4を設けている。この切換制御弁4は、そのポンプポート4aをポンプPに接続し、タンクポート4bをタンクTに接続している。また、一対のアクチュエータポート4c,4dのうち、一方のアクチュエータポート4cを、第1通路5を介してシリンダ1のロッド側室1aに接続し、他方のアクチュエータポート4dを、第2通路6を介してピストン側室1bに接続している。
上記のようにした切換制御弁4は、図示の中立位置にあるとき、各ポート4a〜4dのすべてを閉じた状態に保つ。そして、切換制御弁4のパイロット室7にパイロット圧を作用させて、切換制御弁4が図面左側位置に切り換わると、ポンプポート4aとアクチュエータポート4dとが連通し、タンクポート4bとアクチュエータポート4cとが連通する。また、切換制御弁4のパイロット室8にパイロット圧を作用させて、切換制御弁4を図面右側位置に切り換えると、今度は、ポンプポート4aとアクチュエータポート4cとが連通し、タンクポート4bとアクチュエータポート4dとが連通する。このように、切換制御弁4のパイロット室7,8にパイロット圧を作用させることによって、ポンプPから吐出される吐出油を通路5側に導いたり、通路6側に導いたりする。
また、切換制御弁4の上記右側切換位置において、第2通路6に連通するアクチュエータポート4dをタンクポート4bに連通する流路過程に可変絞り9を設けている。また、上記第2通路6の戻り流れに対して、可変絞り9よりも上流側となる位置から、アクチュエータポート4dをアクチュエータポート4cに短絡させる再生流路10を設けるとともに、この再生流路10には、アクチュエータポート4dからアクチュエータポート4cへの流通のみを許容するチェック弁11を設けている。
なお、上記可変絞り9は、切換制御弁4の切換ストロークに応じて、その開度が制御されるもので、切換制御弁4の切換ストロークが大きくなれば、可変絞り9の絞り効果はほとんどなくなる。また、この可変絞りの効果がほとんど発揮されなくなる状況を、この発明では、通常制御モードとしている。
上記のようにしたので、可変絞り9が絞り機能を発揮している限り、アクチュエータポート4dからの戻り流量は、再生流路10を介してアクチュエータポート4cに還流されることになる。ただし、このときの還流流量は、ロッド側室1aにおけるロッド3の体積分に相当する流量を最大とするものである。
そして、上記切換制御弁4に導くパイロット圧を制御するのがパイロット操作機構12である。このパイロット操作機構12は、それを操作することによって、切換制御弁4のいずれか一方のパイロット室7、8にパイロット圧を導き、そのパイロット圧で切換制御弁4を切り換えるようにしている。なお、パイロット操作機構12にはコントローラCが電気的に接続されており、その操作状況がコントローラCに電気信号として発信される。さらに、上記パイロット室8とパイロット操作機構12との間には、電磁減圧弁Rを接続するとともに、この電磁減圧弁RをコントローラCに電気的に接続している。そして、この電磁減圧弁Rは、コントローラCからの指令信号に応じて、切換制御弁4のパイロット室8に導くパイロット圧を制御し、切換制御弁4の切換ストロークを制御するようにしている。
また、この実施形態におけるシリンダ1は、そのピストン側室1bを下にした状態で設置される。したがって、ピストン側室1bをタンクTに連通して、シリンダ1を収縮させるとき、このシリンダ1に作用している負荷によって、当該シリンダ1に慣性エネルギーや位置エネルギーが作用する。また、当然のこととして、ピストン側室1bをポンプPに連通させたときには、シリンダ1はそれに作用している負荷を上昇させることになるが、このときにも当該シリンダ1に慣性エネルギーが作用するが、この慣性エネルギーはほとんど無視しうる程度のものである。
そして、上記シリンダ1が収縮動作するとき、その負荷に応じた慣性エネルギーや位置エネルギーが作用すること上記の通りであるが、このようにシリンダ1にエネルギーが作用するときに戻り側となる第2通路6は、接続通路13を介して2位置4ポート弁であるパイロット切換弁14を接続している。このパイロット切換弁14は、供給ポート14a,14bと、戻りポート14c,14dとを備えている。そして、一方の供給ポート14aは、接続通路13を介して前記第2通路6に接続するとともに、他方の供給ポート14bは、発電機用油圧モータMに対して供給側となる供給流路15に接続している。なお、発電機用油圧モータMは発電機Gの動力源であり、発電機用油圧モータMが回転することによって発電機Gが発電するとともに、発電機Gによって発電された電力が図示していないバッテリーに蓄電される。
また、パイロット切換弁14の上記一方の戻りポート14cは、戻り通路16を介してタンクTに接続するとともに、他方の戻りポート14dは、上記発電機用油圧モータMに対して戻り側となる戻り通路17に接続している。このようにしたパイロット切換弁14は、その一方の側にスプリング18を設けるとともに、他方の側にパイロット室19を設けている。このパイロット室19には比例電磁弁20を接続しているが、この比例電磁弁20は、その励磁電流に応じてパイロット圧を制御するものである。したがって、比例電磁弁20は上記励磁電流に応じたパイロット圧を、上記パイロット室19に導くとともに、このパイロット圧の大きさに応じてパイロット切換弁14が切り換わることになる。
上記のようにしたパイロット切換弁14は、パイロット室19にパイロット圧が作用していないとき、スプリング18の作用で一方の切り換え位置である図示のノーマル位置を保つ。そして、このノーマル位置においては、上記供給ポート14a,14bが閉じられるとともに、戻りポート14c,14dは絞り開度を保った状態に維持される。また、パイロット室19に、上記のようにパイロット圧が導かれて、パイロット切換弁14が上記ノーマル位置から他方の切り換え位置である連通位置に切り換わると、上記供給ポート14a,14bおよび戻りポート14c,14dが開くが、そのときの開度は、上記したように比例電磁弁20の励磁電流に応じて制御される。ただし、この比例電磁弁20の励磁電流と、前記したパイロット操作機構12の操作量とが連動するように上記コントローラCが制御している。
いずれにしても、パイロット切換弁14が、図示のノーマル位置にあるときには、供給流路15にピストン側室1bからの戻り油は導かれないので、発電機用油圧モータMは回転せず、当然のこととして発電機Gも機能しない。この状態で、パイロット切換弁14が連通位置に切り換わると、供給流路15に上記戻り油が導かれ、戻り通路17がタンクTに連通するので、発電機用油圧モータMが回転するとともに発電機Gを回して発電し、このようにして発電された電力が前記バッテリーに蓄電される。
また、上記供給流路15と戻り通路17との間には、それら両者を短絡させる短絡通路21を設けるとともに、この短絡通路21には、戻り流路17から供給流路15への流れのみを許容するチェック弁22を設けている。さらに、このチェック弁22と並列にしたリリーフ弁23を設け、供給流路15側の最高圧を制御するようにしている。なお、このリリーフ弁23の設定圧を可変にすることによって、当該装置を、許容トルクが異なるいろいろな発電機に対応させることができる。さらにまた、上記供給流路15には、補給流路24を接続し、供給流路15側における流量不足を、タンクTから補うようにしている。なお、図中符号25は、補給流路24に設けたチェック弁で、タンクTから供給流路15への流れのみを許容するものである。
また、上記コントローラCには、前記バッテリーの蓄電状況を検出する蓄電センサー26と、発電システムの故障を検出するフェイルセーフセンサー27とが接続されている。
次に、この実施形態の作用を説明する。今、切換制御弁4を図示の中立位置に保った状態から、パイロット操作機構12を操作して、切換制御弁4を図面左側位置に切り換えると、パイロット操作機構12の操作が供給信号としてコントローラCに送信される。供給信号を受信したコントローラCは、比例電磁弁20を非励磁の状態にして、パイロット切換弁14を図示のノーマル位置に保つ。したがって、シリンダ1のピストン側室1bにポンプPの吐出油が供給されるとともに、ロッド側室1aの作動油がタンクTに戻されて、シリンダ1は伸長するが、発電機用油圧モータMは作動しない。
上記の状態からパイロット操作機構12を上記とは反対方向に切り換えて、切換制御弁4を図面右側位置に切り換えると、ポンプPの吐出油がロッド側室1aに供給され、シリンダ1は収縮するが、このときには、シリンダ1に慣性エネルギーあるいは位置エネルギーが作用することになり、ピストン側室1bからの戻り油は、次のように制御される。
すなわち、上記のようにシリンダ1が収縮するときには、その戻り油が可変絞り9を介してタンクTに戻されるが、このときに圧力損失が発生する。しかも、ロッド側室1aへの供給流量に対して、ピストン側室1bからの戻り流量の方が、ロッド3の体積分だけ多くなるので、上記のように可変絞り9で圧力損失を発生させれば、上記戻り流量を再生流路10と、接続通路13とに振り分けることができる。そして、上記再生流路10に振り分けられる流量は、パイロット操作機構12の操作量に比例したものになるが、それは、コントローラCが電磁減圧弁Rを制御することによって、実質的に制御される。すなわち、コントローラCは、パイロット操作機構12の操作量に応じたシリンダ1の作動速度を維持するために必要な供給流量を演算し、その流量に応じて電磁減圧弁Rを励磁の状態に制御するとともに、切換制御弁4のパイロット室8に導くパイロット圧を制御する。このようにして制御された上記パイロット圧によって、再生流量とポンプ吐出量とを合計した流量が、上記作動速度を維持するために必要な流量になるように、切換制御弁4の切換ストロークが制御される。
また、上記のようにシリンダ1の作動速度を維持するのに必要な流量以上の流量が、戻り流量となっていれば、その余剰流量が接続通路13を介して発電機用油圧モータMに供給されることになる。もちろん、このときには、コントローラCが比例電磁弁20を制御して、パイロット切換弁14を上記連通位置に切り換える。したがって、上記のように余剰流量が確保された段階で、発電機用油圧モータMが回転して所期の発電機能を発揮することになる。つまり、シリンダ1に作用している負荷によって、シリンダ1の慣性エネルギーあるいは位置エネルギーを電気エネルギーに変換することができる。
そして、バッテリーに電力が蓄えられた結果、バッテリーがフル充電状態になると、蓄電センサー26がコントローラCにフル充電信号を発信する。コントローラCはフル充電信号を受信すると、比例電磁弁20を制御して、パイロット切換弁14を図示のノーマル位置に復帰させる。その結果、接続通路13と供給流路15とが遮断されて発電機能が中断される。また、このときには、コントローラCが、電磁減圧弁Rの開度を大きくして、パイロット操作機構12からのパイロット圧のすべてを切換制御弁4のパイロット室8に導き、その切換ストロークを大きくする。このように切換ストロークが大きくなれば、それに比例して可変絞り9の開度も大きくなるので、発電機用油圧モータMに供給されていた余剰流量は、上記可変絞り9を介してタンクTに導かれることになる。したがって、パイロット操作機構12に対するオペレータの操作感には、何の影響も及ぼすことはない。
また、バッテリーがフル充電状態にない場合であっても、発電機用油圧モータMや発電機Gに異常が生じた場合には、フェイルセーフセンサー27がフェイル信号を発信するとともに、フェイル信号を受信したコントローラCが、上記フル充電信号を受信したときと同様に制御するので、オペレータの操作感に影響を及ぼすことはない。
上記実施形態によれば、コントローラCが、パイロット操作機構からの供給信号、蓄電センサー26からのフル充電信号、フェイルセーフセンサー27からのフェイル信号に基づいて、電磁減圧弁Rおよび比例電磁弁20を制御するので、フル充電に達したときあるいは故障等が発生したときにも、シリンダ1の作動速度に影響を及ぼしたり、作業の効率を落としたりしない。
なお、パイロット切換弁14が、上記ノーマル位置に切り換われば、発電機用油圧モータMへの戻り油の供給が断たれるので、発電機用油圧モータMは停止しようとするが、発電機用油圧モータMおよび発電機Gの慣性エネルギーによって、そのエネルギーが吸収されるまで回転し続ける。このように発電機用油圧モータMが慣性エネルギーで回転し続けると、当該発電機用油圧モータMは、実質的にポンプ作用をする。したがって、供給流路15側から作動油を吸い込んで、戻り通路17側に作動油を吐出するが、上記したように、パイロット切換弁14の供給ポート14a,14bが閉じられるので、発電機用油圧モータMは、供給流路15から十分に作動油を吸い込むことができない。
しかし、このときには、発電機用油圧モータMから戻り通路17側に吐出された作動油は、短絡通路21を介して、圧力が低くなっている供給流路15側に戻される。しかも、補給流路24からも、タンクTの作動油が補給されるので、発電機用油圧モータMの吸い込み側において負圧によるキャビテーションが発生するという問題は解消されることになる。
また、例えば、シリンダ1を伸長させたりあるいは収縮させたりする動作を、短時間で繰り返すことがあるが、このような動作を短時間で繰り返すと、パイロット切換弁14も実質的にオンオフ動作を繰り返すことになる。しかし、慣性エネルギーの大きな発電機Gと連結した発電機用油圧モータMは、一般には短時間で停止と駆動を繰り返すことができないが、この実施形態では、パイロット切換弁14がノーマル位置にあるとき、その戻りポート14c,14d間に絞りを設けたので、短時間でオンオフを繰り返しても、油圧モータは慣性で回転しつづけながら発電機Gの慣性エネルギーを吸収することができるとともに、供給通路15側に負圧も発生せず、当然のこととしてキャビテーションも発生しない。
しかも、パイロット切換弁14が、図示のノーマル位置に急に切り換わったとしても、戻りポート14c,14dは、絞り開度を維持しているので、発電機用油圧モータMにショックが発生することもない。
この実施形態の回路図である。 切換制御弁の記号を拡大して示した図である。
符号の説明
1 シリンダ
1a ロッド側室
1b ピストン側室
4 切換制御弁
5 第1通路
6 第2通路
7,8 パイロット室
9 可変絞り
10 再生流路
11 チェック弁
12 パイロット操作機構
14 パイロット切換弁
20 比例電磁弁
26 蓄電センサー
27 フェイルセーフセンサー
M 発電機用油圧モータ
T タンク
C コントローラ
R 電磁減圧弁

Claims (2)

  1. 油圧ポンプとシリンダとの間に切換制御弁を設け、この切換制御弁とシリンダとの間には第1,2通路を設け、第1通路はシリンダのロッド側室と接続し、第2通路はシリンダのピストン側室に連通させ、上記切換制御弁には、パイロット操作機構からのパイロット圧を導く第1,2パイロット室を設け、パイロット操作機構の操作方向および操作量に応じて、第1パイロット室にパイロット圧を導いてピストン側室に圧油を供給するか、あるいは第2パイロット室にパイロット圧を導いてロッド側室に圧油を供給する構成にする一方、上記第2通路と発電機用油圧モータとを連通させる通路過程に、その通路を開閉するパイロット切換弁を設け、かつ、このパイロット切換弁に作用させるパイロット圧を制御する比例電磁弁を設けてなるエネルギー変換装置において、第2通路をタンクに導くために切換制御弁を切換位置に保つパイロット室と、上記パイロット操作機構との間に、パイロット室に導くパイロット圧を制御する電磁減圧弁を設ける一方、上記比例電磁弁と電磁減圧弁とをコントローラに電気的に接続してなり、このコントローラは、前記パイロット操作機構からの切換信号を受信したとき、電磁減圧弁および比例電磁弁を制御する一方、このコントローラには、蓄電センサーあるいはフェイルセーフセンサーのいずれか一方または双方を接続し、蓄電センサーからのフル充電信号あるいはフェイルセーフセンサーからのフェイル信号がコントローラに入力したとき、コントローラは、上記パイロット切換弁を閉位置に切り換える制御機能と、切換制御弁を通常制御モードに切り換える制御機能とを発揮するエネルギー変換装置。
  2. 上記第2通路をタンクに導くための切換制御弁の切換位置において、上記第2通路とタンクとを連通させる流路過程に設けた可変絞りと、第2通路の戻り流れに対して上記可変絞りよりも上流側となる位置にあって、上記第2通路を第1通路側に短絡させるための再生流路と、この再生流路内であって上記第2通路側から第1通路側への流通のみを許容するチェック弁とを備えた請求項1記載のエネルギー変換装置。
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