JP2007263083A - 内燃機関の制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 掃気作用に直接的に関連する新気吹き抜け量に応じてバルブオーバーラップ量を制御することにより、バルブオーバーラップによる掃気作用を有効に活用して筒内残留ガス量の低減化を図る。
【解決手段】 吸気弁及び排気弁の開閉時期を変更可能なバルブタイミング変更機構を備える。空燃比センサにより検出される排気通路の酸素濃度に基づいて、吸気通路から排気通路への新気吹き抜け量S2を推定する(S25)。この新気吹き抜け量S2に応じて、バルブオーバーラップ量を制御する(S26〜S37)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、バルブタイミング変更手段を備えた内燃機関の制御に関する。
特許文献1では、2サイクル多気筒エンジンにおいて、クランク室の圧力に基づいて掃気量を求め、この掃気量とA/F(空燃比)とに基づいて燃料噴射量を設定している。特許文献2では、4サイクル運転と2サイクル運転とを切換可能なエンジンにおいて、バルブタイミングを制御することによって2サイクル運転での掃気量を調整する技術が開示されている。
特開平4−311636号公報 特開2004−204745号公報
4サイクル内燃機関では、吸気弁と排気弁の双方が開いているバルブオーバーラップ期間において、吸気通路から排気通路への新気吹き抜け量が増加するほど、吸気通路からの新気により筒内残留ガスが排気通路へ押し出される、いわゆる掃気作用が促進され、シリンダ内に残留する筒内残留ガス量が低減し、耐ノック性能が向上し、機関出力(トルク)の向上を図ることができる。但し、上記の掃気作用は吸気圧力や排気圧力に大きく依存しており、単に機関回転数や機関負荷に基づいて吸・排気弁のバルブタイミングを変更してバルブオーバーラップ量を増減しても十分な掃気作用が得られるとは限らず、例えばターボ過給機を備える内燃機関での加速過渡期のように排気圧力が過渡的に高くなるような状況でバルブオーバーラップ量を増加すると、逆に筒内残留ガスが増加するおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、吸気弁と排気弁がともに開弁するバルブオーバーラップ量を変更可能なバルブタイミング変更手段を備え、吸気通路から排気通路への新気吹き抜け量を推定し、この新気吹き抜け量に応じてバルブオーバーラップ量を制御することを特徴としている。
本発明によれば、掃気作用に直接的に関連する新気吹き抜け量に応じてバルブオーバーラップ量を制御することによって、バルブオーバーラップによる掃気作用を有効に活用して筒内残留ガス量を低減し、充填効率を向上することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例に係る内燃機関のシステム構成図である。この内燃機関10は、4サイクル火花点火式の多気筒レシプロエンジンであって、各気筒毎に、燃焼室内の混合気を火花点火する点火プラグ7と、燃焼室(又は吸気ポート)へ燃料を噴射する燃料噴射弁6と、が設けられている。吸気通路11には、上流側より順に、吸入空気量を計測するエアフローメータ2と、ターボ過給機1のコンプレッサ1Aと、吸入空気(過給)を冷却するインタークーラ3と、吸入空気量を調整するスロットル4と、が配設されている。また、排気通路12には、ターボ過給機1のタービン1Bと、A/Fセンサ5と、が設けられている。
スロットル4は、運転者によるアクセルペダルの操作とは独立して開度を調整可能な電制のものである。ターボ過給機1は、周知のように、排気エネルギーで排気タービン1Bを回して同軸上に連結されたコンプレッサ1Aを駆動し、吸入空気を過給するものである。A/Fセンサ5は、排気中の酸素濃度にほぼ比例した信号(電流値)を出力する広域型の空燃比センサであって、空燃比がリーンである希薄燃焼時にも空燃比フィードバック制御を可能とするものであり、近年のリーンバーンエンジンには良く用いられている。
また、この内燃機関には、吸気弁の開閉時期を変更可能な吸気バルブタイミング変更機構21と、排気弁の開閉時期を変更可能な排気バルブタイミング変更機構22と、が設けられている。これらのバルブタイミング変更機構21,22は、周知のようにクランクシャフトに対するカムシャフトの位相を変化させるものである。また、吸気弁の開閉時期に対応する吸気カムシャフトの位相を検出する吸気カム角センサ23と、排気弁の開閉時期に対応する排気カムシャフトの位相を検出する排気カム角センサ24と、が設けられている。
制御部(エンジン・コントロール・モジュール:ECM)13は、各種制御処理を記憶及び実行する機能を有するデジタルコンピュータであり、上記のA/Fセンサ5,エアフローメータ2,カム角センサ23,24の他、クランク角センサ14等の各種センサ類の検出信号に基づいて、スロットル4、燃料噴射弁6,点火プラグ7及びバルブタイミング変更機構21,22等へ制御信号を出力し、その動作を制御する。
図2は、上記制御部13による新気吹き抜け量S2の推定制御の流れを示すフロチャートである。ステップS11では、上記各種センサ類からの検出信号に基づいて、機関回転数Ne、クランクシャフト(又はカムシャフト)の回転位置でであるクランク角(CA)及び吸入空気量等を読み込む。ステップS12では、機関回転数Neと吸入空気量とに基づいて、クランク角CAに対する排気ガス流量を読み込む。例えば、機関回転数Neと吸入空気量毎に予め設定された図3に示すような制御マップを読み込む。
ステップS13では、機関回転数Neに基づいて、図4に示すような予め設定された制御マップを参照して、燃焼室から排出された排気ガスがA/Fセンサ5に到達するまでの遅れ時間Td(ms)を算出する。ステップS14では、この遅れ時間Tdと機関回転数Neとクランク角CAとに基づいて、排気弁のみが開弁する期間、つまり排気弁閉時期EVCから吸気弁開時期IVOまでの非オーバーラップ(O/L)期間Taのサンプリング時間(ms)と、吸気弁と排気弁とがともに開弁する期間、つまり吸気弁開時期IVOから排気弁閉時期EVCまでのオーバーラップ(O/L)期間Tb(CA)のサンプリング時間(ms)と、を設定する。図5に示すように、機関回転数Neが高くなるほどサンプリング時間は短くなる。
ステップS15では、上記のA/Fセンサ5により、上記の応答遅れ時間Tdを加味して、非O/L期間Taの酸素濃度Caと、O/L期間Tbの酸素濃度Cbと、を検出する。Caは非O/L期間Taで逐次検出される単位時間当たりの酸素濃度であり、CbはO/L期間Tbの区間平均の酸素濃度である。吸気通路11から排気通路12へ吹き抜ける未燃の新気には酸素が多く残っているために、図6にも示すように、排気ガス中に新気が含まれるO/L期間Tbでは、非O/L期間Taに比して酸素濃度が一時的に高くなり、酸素濃度に比例したA/Fセンサ5からの出力信号が局所的に高くなる。本発明はこの点に着目してなされたもので、既存のA/Fセンサ5を利用した簡素な構成で、後述するようにO/L期間Tbと非O/L期間Taの酸素濃度に基づいて、吸気通路11から排気通路12へ吹き抜ける新気吹き抜け量S2を正確に推定するものである。
ステップS16では、下式(1)により、O/L期間Tbでの希釈濃度Ckを算出する。希釈濃度Ckは、燃焼室から排気通路12へ排出される排気ガス量(流量)に対し、O/L期間Tb中に吸気通路11から排気通路12へ吹き抜ける新気吹き抜け量の割合に相当する。
Ck=(Cb/Ca)−1 …(1)
ステップS17では、上記の希釈濃度CkとステップS12で設定された排気ガス量とに基づいて、O/L期間Tbに吸気通路11から排気通路12へ吹き抜ける新気吹き抜け量S2を算出する。具体的には、極短い演算間隔(例えば所定のクランク角)毎に、単位時間当たりの新気吹き抜け量を逐次算出し(Ck×排気ガス流量)、これらを積算することによって、1気筒1サイクルでの新気吹き抜け量S2を正確に求めることができる(図7参照)。
図8は、本実施例に係る新気吹き抜け量Sを利用したバルブオーバーラップ量(期間)の制御内容を示すフローチャートである。本ルーチンは上記制御部13によって記憶されるとともに極短期間(所定クランク角)毎に繰り返し実行される。
ステップS21では、機関回転数Ne,クランク角(又はカム角),吸・排気弁の開閉時期(カムシャフトの位相)等の機関運転条件を読み込む。ステップS22では、例えば図9に示すような予め設定された制御マップを用いて、機関回転数(及び機関負荷)に基づいて、吸気バルブタイミング機構21による吸気カムシャフトの目標位相、すなわち目標吸気弁開時期tIVO(及び吸気弁閉時期)と、排気バルブタイミング機構22による排気カムシャフトの目標位相、すなわち目標排気弁閉時期tEVC(及び排気弁開時期)と、を設定する。ステップS23では、上記のカム角センサ23,24の検出信号に基づいて、吸気弁と排気弁がともに開いているバルブオーバーラップ期間(量)rO/Lを演算する。また、図10に示すような予め設定される制御マップを参照して、バルブオーバーラップの要求量tO/Lを設定する。
ステップS24では、上記rO/L(又はtO/L)が所定の判定値sO/Lを越えているかを判定する。判定値sO/Lを越えていなければ、バルブオーバーラップによる良好な掃気作用が得られないと判断して、本ルーチンを終了する。rO/L(又はtO/L)が判定値sO/Lを越えていれば、ステップS25へ進み、図2のルーチンにより求められる新気吹き抜け量S2を読み込む。ステップS26では、新気吹き抜け量S2が所定の判定値Shを越えているかを判定する。新気吹き抜け量S2が判定値Shを越えていれば、ステップS27へ進み、新気吹き抜け量S2の変化ΔSを演算する。具体的には、今回の新気吹き抜け量S2と、その1サイクル前の新気吹き抜け量S2oldと、の差分(S2−S2old)により変化ΔSを求める。ステップS28では、上記ΔSに基づいて、新気吹き抜け量S2が増加中か減少中かを判定する。具体的には、ΔSが0(ゼロ)を越える正の値であるか、あるいは負の値であるかを判定する。
ΔSが正の値で、新気吹き抜け量S2が増加していると判定された場合、ステップS29へ進み、バルブオーバーラップの増加量aを設定する。この増加量aは予め設定される固定値であって、バルブオーバーラップ量が急激に変動することのないように微小な値とされる。ステップS30では、吸気弁開時期IVOの進角化が可能であるかを判定する。つまり、tIVO又は吸気カム角センサ23等により検出される実際のIVOが最進角値を除く値であるかを判定する。IVOの進角化が可能であれば、ステップS31へ進み、上記の増加量aの分、目標吸気弁開時期tIVOを進角側へ補正する。IVOの進角化が不可能であれば、ステップS32へ進み、上記の増加量a、あるいはこの増加量aからIVOの進角量を差し引いた分、目標排気弁閉時期tEVCを遅角側へ補正する。
ΔSが負の値で、新気吹き抜け量S2が減少している場合、ステップS28からステップS33へ進み、バルブオーバーラップの減少量bを設定し、ステップS34へ進む。この減少量bは、上記の増加量と同様、予め設定される固定値であって、バルブオーバーラップ量が急激に変動することのないように微少な値とされる。また、新気吹き抜け量S2が所定の判定値Shを越えていない場合、ステップS26からステップS37へ進み、バルブオーバーラップ量が0(ゼロ)となるように、バルブオーバーラップ量の低下量cを設定し、ステップS34へ進む。この低下量cは、上記のrO/L又はtO/Lに基づいて設定される。
ステップS34では、排気弁閉時期EVCの進角化が可能であるかを判定する。つまり、tEVC又は排気カム角センサ24等により検出される実際のEVCが最進角値を除く値であるかを判定する。EVCの進角化が可能であれば、ステップS35へ進み、上記の減少量bの分、目標排気弁閉時期tEVCを進角側へ補正する。ステップS34においてEVCの進角化が不可能と判定されれば、ステップS36へ進み、上記の減少量b又はc、あるいはこの減少量b又はcからEVCの進角量を差し引いた分、目標吸気弁開時期tIVOを遅角側へ補正する。
次に、図11〜図13のタイムチャートを参照して、本実施例の作用効果について説明する。
図12に誇張して示すように、新気吹き抜け量の変化ΔSが増加方向である場合には、上記ステップS29〜S32により、バルブオーバーラップ量が漸次増加されていく。一方、図13に誇張して示すように、新気吹き抜け量S2の変化ΔSが減少方向であると、上記のステップS33〜S36により、バルブオーバーラップ量が減少される。従って、掃気作用に直接的に関連する新気吹き抜け量を精度良く増大することができ、掃気作用を最大限に活用して筒内残留ガス量を低減し、ノッキング性能や機関出力(トルク)性能を向上することができる。しかも、1サイクル毎に得られる新気吹き抜け量S2に基づいてバルブオーバーラップ量を増減するために、極めて応答性に優れており、加速過渡期のような状況でも良好な制御性を得ることができる。
また、図11に示すように、新気吹き抜け量S2が判定値Sh以下となると、もはやバルブオーバーラップによる掃気効果を期待できず、逆に、排気通路からの吹き戻しによって筒内残留ガス量が増大するおそれがあるものの、本実施例によれば、上記のステップS37及びS34〜S36の処理によって、バルブオーバーラップ量が0(ゼロ)となるように減少されるので、このような不具合を招くおそれがない。
このようにバルブオーバーラップを減少する際には、上記のステップS30〜S32の処理によって、図11にも示すように、先ず排気弁の進角化が優先的に行われ、もやは排気弁の進角が不可能である場合に限り、吸気弁開時期IVOの遅角化が行われる。このため、IVOの遅角化による充填効率の低下を有効に抑制することができる。逆に、バルブオーバーラップを減少する際には、上記のステップS34〜S36の処理によって、図12にも示すように、先ず吸気弁の進角化が優先的に行われ、もやは吸気弁の進角化が不可能である場合に限り、排気弁閉時期EVCの遅角化を行うようにしている。従って、IVOの遅角化による充填効率の向上効果を最大限に活用することができる。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形・変更を含むものである。例えば、上記実施例では燃焼室内に直接燃料を噴射する筒内噴射型の内燃機関に本発明を適用しているが、これに限らず、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射型の内燃機関に本発明を適用することも可能である。この場合、吸気通路から排気通路へ吹き抜ける新気が混合気となる。この場合であっても、上記実施例と同様、空燃比センサにより検出される酸素濃度に基づいて、新気吹き抜け量を推定することが可能である。また、上記実施例では、排気タービン1Bによる影響を排除して新気吹き抜け量の推定精度を高めるために、空燃比センサ5を排気タービン1Bよりも上流側(燃焼室寄り)に配置しているが、空燃比センサの設置位置はこれに限られるものではなく、例えば新気吹き抜け量の推定精度を確保できる場合には排気タービン1Bの下流側に配置するようにしても良い。
本発明の一実施例が適用された内燃機関のシステム構成図。 本実施例の新気吹き抜け量の推定制御の流れを示すフローチャート。 クランク角に対する排気ガス流量を示す制御マップの一例を示す特性図。 機関回転数と応答遅れ時間との関係を示す制御マップの一例を示す特性図。 機関回転数とサンプリング時間との関係を示す制御マップの一例を示す特性図。 バルブオーバーラップ期間でのA/Fセンサの出力変化を示す説明図。 A/Fセンサの出力と排気ガス流量とを示す説明図。 新気吹き抜け量を利用したバルブオーバーラップ量の制御の流れを示すフローチャート。 目標吸気弁開時期の設定に用いられる制御マップの一例を示す特性図。 バルブオーバーラップ要求量の設定に用いられる制御マップの一例を示す特性図。 本実施例の作用効果を説明するためのタイムチャート。 同じく本実施例の作用効果を説明するためのタイムチャート。 同じく本実施例の作用効果を説明するためのタイムチャート。
符号の説明
1…ターボ過給機
5…空燃比センサ(酸素濃度検出手段)
6…燃料噴射弁
7…点火プラグ
11…吸気通路
12…排気通路
13…制御部
21…吸気バルブタイミング変更機構(吸気バルブタイミング変更手段)
22…排気バルブタイミング変更機構(排気バルブタイミング変更手段)
23…吸気カム角センサ
24…排気カム角センサ

Claims (7)

  1. 吸気弁と排気弁がともに開弁するバルブオーバーラップ量を変更可能なバルブタイミング変更手段と、
    吸気通路から排気通路への新気吹き抜け量を推定する新気吹き抜け量推定手段と、
    上記新気吹き抜け量に応じて、バルブオーバーラップ量を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 上記バルブタイミング変更手段が、吸気弁の開閉時期を変更する吸気バルブタイミング変更手段と、排気弁の開閉時期を変更する排気バルブタイミング変更手段と、を有し、
    上記制御部は、バルブオーバーラップ量を減少するときには、吸気弁開時期の遅角化に比して排気弁閉時期の進角化を優先的に行うことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 上記バルブタイミング変更手段が、吸気弁の開閉時期を変更する吸気バルブタイミング変更手段と、排気弁の開閉時期を変更する排気バルブタイミング変更手段と、を有し、
    上記制御部は、バルブオーバーラップ量を増加するときには、排気弁閉時期の遅角化に比して吸気弁開時期の進角化を優先的に行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 上記制御部は、新気吹き抜け量が所定の判定値以下の場合、バルブオーバーラップ量を0とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 上記制御部は、新気吹き抜け量が増加中か減少中を判定し、増加中の場合にはバルブオーバーラップ量を増加させ、減少中の場合にはバルブオーバーラップ量を減少させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 排気通路内の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を有し、
    上記新気吹き抜け量推定手段が、上記酸素濃度に基づいて新気吹き抜け量を推定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 吸気弁と排気弁がともに開弁するバルブオーバーラップ量を変更可能なバルブタイミング変更手段を備える内燃機関の制御方法であって、
    吸気通路から排気通路への新気吹き抜け量を推定し、
    この新気吹き抜け量に応じて、バルブオーバーラップ量を制御することを特徴とする内燃機関の制御方法。
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