JP2007262839A - アルミ製トラス構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】トラスを構成する各部材の製作が容易で且つ容易に組立てることのできる、軽量なアルミ製トラス構造体の提供。
【解決手段】前側弦材1と、後側弦材2と、前側横材3と、後側横材4と、一方側斜材5と、他方側斜材6とを備え、前側弦材1と後側弦材2は、長手方向に間隔をおいて設けた複数の連結部8,9とを有する非中空断面のアルミ押出形材であり、互いに左右方向に等間隔をおいて平行に配置してあり、前側横材3と後側横材4は、前側弦材の連結部8又は後側弦材の連結部9に当接する複数のフラットな連結部と、直線部11,13とを有する非中空断面のアルミ製部材であり、互いに前後方向に等間隔をおいて平行に配置してあり、一方側斜材5と他方側斜材6は、フラットな前側連結部及び後側連結部と、直線部16,19とを有する非中空断面のアルミ製部材であり、互いに交差して斜めに配置してあり、当接し合う各部材の連結部同士を固定してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルミ製の棒状の部材を立体的に組み立てて成るアルミ製トラス構造体に関するものである。
従来、立体トラスを構成する弦材や斜材等の各部材には、座屈強度確保のため断面円形の鋼製のパイプが主に使用されている。そして、パイプからなる各部材を相互に連結するために、パイプの端部や中間部の所定箇所を扁平に押し潰して板状の連結部を形成し、連結部同士を重ねてボルト・ナットで締結するようにしている(特許文献1参照。)。また、軽量化のため、鋼製パイプの代わりにアルミ製の中空押出形材を使用したものもある。特許文献2には、立体トラス用構造材として、円形断面の中空基部と、中空基部内の上下方向中間に厚肉扁平のフランジ部とを一体に形成したアルミ押出形材が記載されている。この立体トラス用構造材は、長手方向の所定位置において中空基部を上下対称に切り欠き除去してフランジ部を露出させ、当該フランジ部を部材相互の連結部としている。
特開2003−268872号公報 特開2004−211378号公報
上記のように、鋼製パイプや中空押出形材を使用すると、そのままの断面形状では部材相互に連結することができず、パイプを押し潰したり中空部を切除したりして板状の連結部を多数形成する必要があり、各部材の製作に手間がかかる。また斜材は、両端と中央部に連結部を設けてV字型に曲げたものとなっており(特許文献2、図6参照。)、斜材を多数配設しなければならないので、組立が容易ではなかった。さらに、特許文献2記載の円形パイプ状の中空基部とフランジ部が一体に形成されたアルミ押出形材は、材質がアルミであっても部材の太さが太くなって重量が重くなるため、軽量化が思うように図れない。本発明はこうした実情に鑑み、トラスを構成する各部材の製作が容易で且つ容易に組立てることのできる、軽量なアルミ製トラス構造体の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために本発明のアルミ製トラス構造体は、前側弦材と、後側弦材と、前側横材と、後側横材と、一方側斜材と、他方側斜材とを備え、前側弦材は、前側面に突出する少なくとも2条の突条と、フラットな後側面に長手方向に間隔をおいて設けた複数の連結部とを有する非中空断面のアルミ押出形材であり、互いに左右方向に等間隔をおいて平行に配置してあり、後側弦材は、後側面に突出する少なくとも2条の突条と、フラットな前側面に長手方向に間隔をおいて設けた複数の連結部とを有する非中空断面のアルミ押出形材であり、互いに左右方向に等間隔をおいて平行に配置してあり、前側横材は、前側弦材の連結部に当接するフラットな連結部と、連結部間に位置し且つ断面において曲がり部を有する直線部とを有する非中空断面のアルミ製部材であり、前側弦材の配置方向と直交する方向に互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、後側横材は、後側弦材の連結部に当接するフラットな連結部と、連結部間に位置し且つ断面において曲がり部を有する直線部とを有する非中空断面のアルミ製部材であり、後側弦材の配置方向と直交する方向に互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、前側弦材同士の間隔寸法と後側弦材同士の間隔寸法とが等しく、前側横材同士の間隔寸法と後側横材同士の間隔寸法とが等しく、且つ後側弦材は前側弦材の真後位置から間隔寸法の1/2の寸法分だけ左右方向にずれた位置にあると共に、後側横材は前側横材の真後位置から間隔寸法の1/2の寸法分だけ後側横材の配置方向にずれた位置にあり、一方側斜材と他方側斜材は、フラットな前側連結部及びフラットな後側連結部と、前側連結部と後側連結部の間に位置し且つ断面において曲がり部を有する直線部とを複数有する非中空断面のアルミ製部材であり、一方側斜材は、後側連結部が後側横材の連結部の前側面に当接し、前側連結部が他方側斜材の前側連結部の後側面に当接し、弦材及び横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、他方側斜材は、後側連結部が一方側斜材の後側連結部の前側面に当接し、前側連結部が前側横材の連結部の後側面に当接し、一方側斜材と交差して弦材及び横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、当接し合う各部材の連結部同士を固定してあることを特徴とする。
前側横材と後側横材と一方側斜材と他方側斜材の直線部は、一定の座屈強度が確保できるような断面形状に形成されていればよく、例えばアングル状や溝状の断面形状とすることができる。前側横材と後側横材と一方側斜材と他方側斜材は、平らな帯状の板から製作してもよいが(この場合は、直線部を折り曲げにより形成する。)、アングル状や溝状の断面の押出形材から製作することもできる(この場合は、形材の所定箇所を扁平に押し広げて連結部を形成する。)。なお、アルミ押出形材、アルミ製部材には、アルミニウム合金製のものが含まれる。
本発明のアルミ製トラス構造体は、前側面と後側面に突出する突条を有する非中空断面のアルミ押出形材と、連結部と連結部間に位置する直線部とを有する非中空断面のアルミ製部材を使用したので、パイプを使用した場合と比べて、フラットな連結部を設けるのが容易であることから各部材の製作が容易であり、尚且つ大幅な軽量化を図ることができる。しかも前側弦材と後側弦材は、前側面と後側面にそれぞれ突出する少なくとも2条の突条を有することにより、前側横材と後側横材と一方側斜材と他方側斜材は、連結部間に断面において曲がり部を有する直線部を有することにより、十分な座屈強度が確保できるので、要求される強度を満足するトラス構造体とすることができる。また、パイプを使用しないことで、各部材のエッジや角部が強調され、見る者にシャープな印象を与えるトラス構造体になる。さらに本発明のアルミ製トラス構造体は、各部材にフラットな連結部を有するので、各部材を所定の順序で順次配設し、前側弦材と後側弦材の突条間で当接し合う各部材の連結部同士をリベット等の固定具や、摩擦撹拌接合(FSW)により簡易に固定して、簡単に製作できる。また組立てる際、一方側斜材を後側に、他方側斜材を前側にそれぞれ配設して、両部材の前側連結部と後側連結部の重なり方を前側連結部と後側連結部とで同じにすることで、組立が容易に行えるし、両部材の前側連結部と後側連結部の間の長さが一定となるので、両部材の製作も容易である。前側弦材と前側横材の連結部と一方側・他方側斜材の前側連結部とが相互に当接しあう前側の部材連結箇所と、後側弦材と後側横材の連結部と一方側・他方側斜材の後側連結部とが相互に当接し合う後側の連結箇所とは、前側から見て、お互いに上下、左右方向にずれた位置にあるので、リベット等による固定作業がしやすい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のアルミ製トラス構造体の概略構成を示す斜視図であり、図2は本アルミ製トラス構造体の部分平面図、図3は部分正面図である。本トラス構造体は、前側弦材1、後側弦材2、前側横材3、後側横材4、一方側斜材5、他方側斜材6の、6種類の一本物の部材を組み合わせて構成してある。本トラス構造体の最も後側の位置には、後側弦材2が左右方向に一定の間隔をおいて平行に配置してある。後側弦材2の前側面には、後側横材4が、後側弦材2に交差して、後側弦材2の配置方向と直交する方向(上下方向)に一定の間隔をおいて平行に配置してある。本トラス構造体の最も前側の位置には、前側弦材1が左右方向に一定の間隔をおいて平行に配置してある。前側弦材1のすぐ後側には、前側横材3が、前側弦材1に交差して、上下方向に一定の間隔をおいて平行に配置してある。前側弦材1同士の間隔寸法と後側弦材2同士の間隔寸法と前側横材3同士の間隔寸法と後側横材4同士の間隔寸法は全て等しく(200mm)、且つ図2に示すように、後側弦材2は前側弦材1の真後位置からその間隔寸法の1/2の寸法分だけ左右方向にずれた位置に位置しており、後側横材4は前側横材3の真後位置から間隔寸法の1/2の寸法分だけ上下方向にずれた位置に位置している。前側横材3と後側横材4との間の間隔寸法Lは100mmである。
一方側斜材5は、弦材1,2及び横材3,4に対して斜めに且つ互いに一定の間隔をおいて平行に配置され、前側弦材1と前側横材3の交差部と後側弦材2と後側横材4の交差部とを連結している。他方側斜材6は、一方側斜材5と交差して弦材1,2及び横材3,4に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、前側弦材1と前側横材3の交差部と後側弦材2と後側横材4の交差部とを連結している。前側弦材1と前側横材3と一方側斜材5と他方側斜材6とが互いに当接して交差する前側の部材連結箇所21と、後側弦材2と後側横材4と一方側斜材5と他方側斜材6とが互いに当接して交差する後側の部材連結箇所22は、それぞれリベット20により固定してある。
前側弦材1は、アルミニウム合金の押出形材であり、図4に示すように、前側面の両側縁部に突出する突条7,7を有し、両突条7,7間に板状の基部23を有している。2条の突条7,7間は、当接し合う各部材の連結部をリベット20で固定するための固定空間Sとしてあり、突条間に10mmの間隔をあけてある。基部23の厚みは1.5mmとなっている。前側弦材1のフラットな後側面には、長手方向に一定の間隔をおいて複数の連結部8を設けてあり、連結部8にはリベット挿通孔24を形成してある。連結部8同士の間隔寸法は、前側横材3同士の間隔寸法と同一となる。後側弦材2は、前側弦材1と同一の断面形状を有するアルミニウム合金の押出形材であり、突条7が後側面に突出するように前側弦材1とは突条の向きを逆にして用いている。後側弦材2は、前側弦材1と同じように、フラットな前側面の長手方向の一定の間隔毎に後側横材4を連結する連結部9を複数設けてあり、連結部9にはリベット挿通孔24が形成されている。
前側横材3は、板厚1.5mmのアルミニウム合金の板材から切り出した幅20mmの帯状の板から形成したものであり、図5(a)に示すように、長手方向の一定の間隔毎にフラットな板状の連結部10が複数形成してあり、各連結部10間は、プレス機で曲げ加工を行って、図5(c)に示すように、曲がり部25を有するアングル状断面の直線部11としてある。連結部10の中心にはリベット挿通孔24が形成されている。後側横材4は、前側横材3と同一形状の部材であり、前側横材3と同じようにアルミニウム合金の板材から帯状板を切り出し、連結部12を残してプレス機で曲げ加工を行うことで、フラットな板状の連結部12と、アングル状断面の直線部13を複数形成してある。
一方側斜材5は、板厚1mmのアルミニウム合金の板材から切り出した幅15mmの帯状の板から形成したものであり、図6(a)(b)に示すように、長手方向の一定の間隔毎にフラットな板状の前側連結部14と後側連結部15が交互に形成してあり、各連結部14,15間は、前側・後側横材3,4と同じようにプレス機で曲げ加工を行って、図6(c)に示すような、曲がり部25を有するアングル状断面の直線部16を複数設けてある。さらに、図6(b)に示すように、前側連結部14の長手方向の端部を後側に斜めに折り曲げると共に、後側連結部15の長手方向の端部を前側に斜めに折り曲げることで、ジグザグ状に曲がった形に形成してある。前側連結部14及び後側連結部15の中心には、リベット挿通孔24が形成されている。他方側斜材6は、一方側斜材5と同一形状の部材であり、アルミニウム合金の板材から切り出した帯状の板に曲げ加工を施すことにより、フラットな板状の前側連結部17及び後側連結部18と、アングル状断面の直線部19とを形成してある。前側連結部14,17と後側連結部15,18の間の長さ(直線部16,19の長さ)も、一方側斜材5と他方側斜材6で同じになっている。
次に、上述の各部材を使用してトラス構造体を構築する際の手順を、図7に即して説明する。まず、図7(a)に示すように、後側弦材2を左右方向に一定の間隔をおいて縦に順次配設した後、後側横材4を、その連結部12を後側弦材2の連結部9に載せるようにして、横に順次配設する。次に、図7(b)に示すように、一方側斜材5を、その後側連結部15を後側横材4の連結部12に載せるようにして、斜めに順次配設する。次に、図7(c)に示すように、他方側斜材6を、一方側斜材5に交差して、且つ後側連結部18と前側連結部17を一方側斜材5の後側連結部15と前側連結部14にそれぞれ載せるようにして、斜めに順次配設する。次に、図7(d)に示すように、前側横材3を、その連結部10を他方側斜材6の前側連結部17に載せるようにして、横に順次配設した後、最後に前側弦材1を、その連結部8を前側横材3の連結部10に載せるようにして、縦に順次配設する。そうして各部材を組んだら、部材の連結部が当接し合う前側と後側の各部材連結箇所21,22を、突条7,7間でリベット20により順次固定する。
本トラス構造体は、以上に述べたように各部材1,2,3,4,5,6が非中空断面の部材であってフラットな連結部をそれぞれ有しているので、部材を押し潰したり切り欠いたりして連結部を形成する必要がなく、各部材を所定の形に組んで、前側と後側の部材連結箇所21,22を突条7,7間でリベット20により簡易に固定することで、簡単に製作できる。前側の部材連結箇所21と後側の部材連結箇所22は、図2に示すように、上下方向及び左右方向にずれた位置にあるので、後側の部材連結箇所22の固定の際に前側にある部材1,3が邪魔になることがなく、固定作業がしやすい。リベット20は、セルフ・ピアス・リベットを使用してもよい。図10は、セルフ・ピアス・リベット20aにより固定する場合の工程を示しており、まず図10(a)に示すように、当接し合う各部材の連結部8,10,17,14を工具27,28で挟持し(弦材の固定空間Sに工具27が差し込まれる)、図10(b)に示すように、前側の工具27にセルフ・ピアス・リベット20aを供給して加圧する。連結部8,10,17,14には、予め下孔を空ける必要はない。セルフ・ピアス・リベット20aの軸の部分は、図10(c)に示すように、前側の部材の連結部8,10を貫通し、後側の部材の連結部14,17内でダイ29の形状に展開し、各部材の連結部が強固に固定される。セルフ・ピアス・リベット20aの上面は弦材の連結部8の前側面と同面となり、前側面がフラットな連結部が形成される。
また各部材連結箇所21,22の固定には、リベットの代わりにボルト・ナットを用いることもできる。さらに、リベットやボルト・ナット等の固定具により機械的に固定する代わりに、摩擦撹拌接合により各部材連結箇所21,22を固定することもできる。各部材連結箇所21,22の固定作業は、前側からのみ行ってもよいが、前側と後側の両側から行ってもよい。
上述の実施形態では、前側弦材1同士の間隔寸法と後側弦材2同士の間隔寸法と前側横材3同士の間隔寸法と後側横材4同士の間隔寸法とを全て等しくしていたが、図11に示すように、前側弦材1同士の間隔寸法と後側弦材2同士の間隔寸法をAとし、前側横材3同士の間隔寸法と後側横材4同士の間隔寸法を、前側・後側弦材同士の間隔寸法Aとは異なるBとすることもできる。後側弦材2は前側弦材1の真後位置からその間隔寸法の1/2の寸法分だけ左右方向にずれた位置に位置しており、後側横材4は前側横材3の真後位置から間隔寸法の1/2の寸法分だけ上下方向にずれた位置に位置している。この場合でも、上述の実施形態のものと同様の各部材を用い、同様の手順で組立てることができる。
このように、前側・後側弦材同士の間隔寸法と前側・後側横材同士の間隔寸法とを異ならせることで、弦材と横材とで形成される格子が長方形となって意匠的に異なったものになるし、例えば本トラス構造体を斜めや縦の姿勢で用いる場合など、弦材と横材に掛かる荷重が異なるような場合に、弦材と横材の配置本数を適宜調整して、必要な強度を確保しながら軽量化を図ることができる。
本トラス構造体は、各部材の長さ、用いる本数、各部材間の間隔寸法を適宜変えることで、任意の大きさ、形に製作することができる。本トラス構造体の用途は特に限定されるものではなく、例えば簡易構造物の床版や屋根に用いるなど、各種構造物の構成要素として広く用いることができるし、平面的に用いるばかりでなく、斜めや縦の姿勢で用いることもできる。前側・後側横材と一方側・他方側斜材の直線部は、必要な座屈強度が確保できる断面形状に形成してあればよく、例えば図8(a)に示すように、縁部に板状の部分を残して中央部をアングル状の断面に形成したものであってもよいし、図8(b)に示すように、コ字形の溝状の断面に形成してあってもよい。前側横材と後側横材と一方側斜材と他方側斜材は、アルミ板から切り出したものに限らず、平らな帯板状の押出形材から形成することもできる。
前側横材と後側横材と一方側斜材と他方側斜材は、断面がアングル状や溝状のアルミ押出形材から形成することもできる。図9は、断面アングル状のアルミ押出形材26から前側横材を製作する手順を示しており、この場合には図9(b)に示すように、アルミ押出形材26の所定の部分を押し広げることでフラットな板状の連結部10を形成すればよく、連結部10間がそのまま直線部11になる。一方側斜材と他方側斜材を形成する場合も、同様に形材を部分的に押し広げてフラットな前側連結部と後側連結部を形成し、その後で図6(b)に示すように前側連結部と後側連結部で部材を斜めに折り曲げることで形成できる。
本発明のアルミ製トラス構造体の概略構成を示す斜視図である。 本発明のアルミ製トラス構造体の部分平面図である。 本発明のアルミ製トラス構造体の部分正面図である。 (a)は前側弦材の部分平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は前側横材の部分平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。 (a)は一方側斜材の平面図であり、(b)は同正面図であり、(c)は(b)のA−A断面図である。 本発明のアルミ製トラス構造体を構築する際の手順を順に示す平面図である。 直線部の他の実施形態を示す直線部の断面図である。 アングル状のアルミ押出形材から前側横材を製作する手順を示す図であって、(a)は加工を行う前の状態の部材の平面図と側面図、(b)は加工後の部材の平面図と側面図である。 当接し合う各部材の連結部をセルフ・ピアス・リベットにより固定する場合の工程を示す断面図である。 本発明のアルミ製トラス構造体の他の実施形態を示す平面図である。
符号の説明
1 前側弦材
2 後側弦材
3 前側横材
4 後側横材
5 一方側斜材
6 他方側斜材
7 突条
8,9,10,12, 連結部
14,17 前側連結部
15,18 後側連結部
11,13,16,19 直線部
20 リベット(固定具)
25 曲がり部

Claims (1)

  1. 前側弦材と、後側弦材と、前側横材と、後側横材と、一方側斜材と、他方側斜材とを備え、前側弦材は、前側面に突出する少なくとも2条の突条と、フラットな後側面に長手方向に間隔をおいて設けた複数の連結部とを有する非中空断面のアルミ押出形材であり、互いに左右方向に等間隔をおいて平行に配置してあり、後側弦材は、後側面に突出する少なくとも2条の突条と、フラットな前側面に長手方向に間隔をおいて設けた複数の連結部とを有する非中空断面のアルミ押出形材であり、互いに左右方向に等間隔をおいて平行に配置してあり、前側横材は、前側弦材の連結部に当接するフラットな連結部と、連結部間に位置し且つ断面において曲がり部を有する直線部とを有する非中空断面のアルミ製部材であり、前側弦材の配置方向と直交する方向に互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、後側横材は、後側弦材の連結部に当接するフラットな連結部と、連結部間に位置し且つ断面において曲がり部を有する直線部とを有する非中空断面のアルミ製部材であり、後側弦材の配置方向と直交する方向に互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、前側弦材同士の間隔寸法と後側弦材同士の間隔寸法とが等しく、前側横材同士の間隔寸法と後側横材同士の間隔寸法とが等しく、且つ後側弦材は前側弦材の真後位置から間隔寸法の1/2の寸法分だけ左右方向にずれた位置にあると共に、後側横材は前側横材の真後位置から間隔寸法の1/2の寸法分だけ後側横材の配置方向にずれた位置にあり、一方側斜材と他方側斜材は、フラットな前側連結部及びフラットな後側連結部と、前側連結部と後側連結部の間に位置し且つ断面において曲がり部を有する直線部とを複数有する非中空断面のアルミ製部材であり、一方側斜材は、後側連結部が後側横材の連結部の前側面に当接し、前側連結部が他方側斜材の前側連結部の後側面に当接し、弦材及び横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、他方側斜材は、後側連結部が一方側斜材の後側連結部の前側面に当接し、前側連結部が前側横材の連結部の後側面に当接し、一方側斜材と交差して弦材及び横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置してあり、当接し合う各部材の連結部同士を固定してあることを特徴とするアルミ製トラス構造体。
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