JP2007262838A - シャワー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通水時の水圧でシャワーヘッドが上昇してシャワー保持具から脱離するのを規制したシャワー装置を提供する。
【解決手段】シャワー装置100は、シャワーヘッド120をシャワーホース110先端に連結する連結部材130とシャワーヘッドを脱着可能に保持するシャワー保持具140とを備え、通水時の水圧によって連結部材130の各係合部133が磁力に抗して離隔することで、連結部材の側壁131から貫通孔を介して各係合部133が突出してシャワー保持具140の対応係合部143と係合し、シャワー保持具に対して連結部材の動きを規制することで、シャワーヘッド120のシャワー保持具140からの脱離を防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室などに設けられるシャワー装置に係り、特に、シャワーヘッドをシャワー保持具に保持した状態でシャワー装置に通水した際、水の勢いによってシャワーヘッドがシャワー保持具から脱離することを規制したシャワー装置に関するものである。
従来から、シャワー装置は、家庭の浴室、洗面室、キッチンなどに限らず、ホテルや公共施設など、屋内外の各種の施設で広く普及し利用に供されている。この種のシャワー装置500は、図13に示すように、シャワーホース510と、複数の吐出孔521を有するシャワーヘッド520と、シャワーヘッド520の端部に取り付けられシャワーホース510の先端部をシャワーヘッド520に連結する連結部材530と、浴室の壁面などに取り付けられシャワーヘッド520を保持するシャワー保持具540とを備えている。なお、図13では、吐出孔521の表示を簡略化して一部だけを表している。
連結部材530は、シャワーヘッド520よりも小径で且つシャワーホース510よりも大径の円筒状に形成されている。シャワー保持具540は断面C状のフックとして、前面側が切り欠かれてシャワーホース510の差込み口541を形成しており、この差込み口541からシャワーホース510を差し込んで連結部材530を保持するようになっている。シャワーホース510は例えば樹脂材にて屈曲可能に形成され、その先端に取り付けたシャワーヘッド520を任意の方向と位置に移動させることができる。
このような構成のシャワー装置500では、浴室等の壁面に取り付けたシャワー保持具540の上方から連結部材530をシャワー保持具540に挿着することで、シャワーヘッド520と連結部材530の境界の段部でシャワー保持具540に掛止し、これによりシャワーヘッド520を保持するようにしており、シャワーヘッド520をシャワー保持具540に保持した状態で、使用者は吐出孔521から湯水を吐出させて体や髪を洗うことができる。なお、連結部材530を、シャワーヘッド側の外径を大きくしシャワーホース側の外径を小さくテーパー状に形成し、このテーパー面をシャワー保持具540に嵌合してシャワーヘッド520を保持する構成も知られている。
この種のシャワー装置が、特許文献1〜3にも開示されている。
特開2001−49706号公報 特開2002−371605号公報 特開2003−328410号公報
しかし、シャワーヘッド520をシャワー保持具540に保持した状態でシャワーヘッド520から湯水を吐出させる場合、吐出する水圧が高いと、シャワーホース510及びシャワーヘッド520に水圧が作用して、連結部材530がシャワー保持具の中でブレて揺動したり、シャワー保持具540から上昇して外れたりするおそれがある。この場合、湯水が周囲に飛散したり、また、シャワーヘッド520が洗い場などに落下してしまうことも考えられる。
本発明は以上の点に鑑み、通水時の高い水圧によっても、シャワー保持具に保持された連結部材が揺動したり、シャワー保持具から脱離することが規制され、シャワーヘッドの一定姿勢を確実に保持し得るシャワー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、シャワーホースと、シャワーヘッドと、シャワーヘッドをシャワーホース先端に連結する連結部材と、壁面,スライドバー等の取付面に取り付けられシャワーヘッドを脱着可能に保持するシャワー保持具と、を備えたシャワー装置であって、通水時の水圧によって連結部材とシャワー保持具とが係合し、シャワー保持具に対して連結部材の動きを規制することを特徴としている。
前記連結部材には係合部が形成され、これに対応して前記シャワー保持具には、この連結部材の係合部と係合する対応係合部が備えられ、通水時の水圧によって、この係合部と対応係合部とが係合することでシャワー保持具に対して連結部材の動きが規制される。
前記連結部材の係合部は、好ましくは、通水時の水圧によって該連結部材の側壁から外方へ突出して、シャワー保持具の対応係合部と係合する。
本発明のシャワー装置において、好ましくは、前記連結部材の側壁に一対の貫通孔が対向して形成され、連結部材の係合部はこれらの貫通孔にそれぞれ挿入されると共に、各係合部の先端に一対の磁石を互いに引き合うように対向配置しており、通水時の水圧によって上記各係合部が磁力に抗して離隔することで、各係合部が連結部材の側壁から突出してシャワー保持具の対応係合部と係合し、シャワー保持具に対して連結部材の動きを規制する。
本発明のシャワー装置において、好ましくは、連結部材の側壁に一対の貫通孔が対向して形成され、連結部材の係合部はこれらの貫通孔にそれぞれ挿入されると共に、連結部材内で弾性部材によって互いに連結されており、通水時の水圧により弾性部材が伸張され、連結部材の各係合部が離隔することで、各係合部が連結部材の側壁から突出してシャワー保持具の対応係合部と係合し、以て連結部材の動きが規制される。
前記連結部材の係合部を弾性シートで形成し、この弾性シートを連結部材の側壁に形成された貫通孔を閉塞して取り付け、通水時に連結部材内の水圧によって弾性シートを外方へ膨出させることで、シャワー保持具の対応係合部と係合させるようにしてもよい。
前記シャワー保持具の対応係合部は、好ましくは、シャワー保持具の内壁面に形成した溝又は凹部、及びシャワー保持具の底面の何れかで成る。
前記シャワー保持具の対応係合部を、シャワー保持具の内壁面に取り付けた摩擦材で形成し、通水時の水圧によって前記弾性シートを外方へ膨出させてこの摩擦材に圧接させることで、シャワー保持具に対して連結部材の動きを規制するようにしてもよい。
本発明によれば、シャワー保持具にシャワーヘッドが保持された状態で通水したとき、水の勢いが強かったとしても、その水圧によって係合部と対応係合部とが係合状態を保持することで、シャワー保持具に対する連結部材の動きが規制される。例えば、連結部材内の係合部が連結部材側壁の貫通孔から突出したり、弾性シートとして外方へ膨出したりすることで、それらがシャワー保持具の対応係合部と係合し、水圧によりこの係合状態が保持され、その結果、通水時の水圧による連結部材の動きが規制されて、シャワーヘッドの左右方向へのブレや脱離が生じない。一方、止水状態では連結部材への水圧がかからないため、連結部材とシャワー保持具との係合状態が解除され、シャワーヘッドを簡単に引き抜くことができる。
したがって、通水時において過度の水圧によって連結部材が左右に振れて揺動したり、上昇してシャワー保持具から脱離しようとしても、水圧によって係合部と対応係合部とが係合することで連結部材の動きや上昇を規制することができるので、シャワーヘッドのブレによる揺動や脱落を防止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の幾つかの実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るシャワー装置100を設置した浴室10を示す外観図、図2はシャワー装置100の斜視図である。浴室10には洗い場20に隣接して浴槽30が設置されており、洗い場20と浴槽30との四方を囲むように壁パネル41〜43が組み付けられている。ただし、浴室ドアが設けられた一つの壁パネルは図示を省略している。これらの壁パネルの上方を覆うように天井50が組み付けられている。
壁パネル42には、洗い場20に隣接してカウンター60が設置されている。このカウンター60の上方の壁パネル42には、切換部71と温度調節部72とを有する水栓70と、ミラー80と、洗面用具載置用の棚90と、シャワー装置100とが取り付けられている。浴槽30に隣接した壁パネル41には、滑り防止用の手摺り31が取り付けられている。
水栓70には吐水口が設けられており、切換部71を操作することで水の吐水・止水の切り換えと、水を水栓70の吐水口から出すかシャワー装置100から出すかを切り換えることができるようになっている。また、水栓70の温度調節部72を操作して湯水の温度を設定することで、適温の湯水を水栓70或いはシャワー装置100から出すことができる。切換部71と温度調節部72は、例えば、水栓本体に回転可能に取り付けたノブを備えており、切換用ノブの回転位置に応じて水を出す対象を切り換えることができ、温度調節用ノブの回転位置に応じて水の温度を変えることができるようになっている。
シャワー装置100は、図1及び図2に示すように、水栓70に基部を連結したシャワーホース110と、複数の吐出孔121を有するシャワーヘッド120と、このシャワーヘッド120の端部に取り付けられシャワーホース110の先端部をシャワーヘッド120に連結する連結部材130と、壁パネル42などの取付面に取り付けられ連結部材130を脱着可能に把持するシャワー保持具140と、から構成されている。なお、図2では吐出孔121の表示を簡略化して一部だけを表している。
図示例では、シャワー保持具140は、異なる高さ位置で壁パネル42の二箇所に取り付けられているが、シャワー保持具140の数は1個でも又は必要に応じて3個以上であってもよい。また、シャワー保持具140の取付面は壁パネルに限らず、シャワーホース長に応じて、壁面に取り付けたスライドバーや、カウンターなど取り扱いに便利な任意の箇所に取り付けることができる。
連結部材130の外径は、シャワーヘッド120よりも小径で且つシャワーホース110よりも大径の円筒状に形成され、この円筒内にてシャワーヘッド120の接続部とシャワーホース先端とを漏水しないよう水密に連結する。シャワー保持具140は断面C状のフックとして、前面側が切り欠かれてシャワーホース110の差込み口141を形成しており、この差込み口141からシャワーホース110を差し込んで連結部材130を保持するようになっている。ただし、差込み口141の開口幅は、連結部材130の外径より狭く形成され、差込み口141の開口から連結部材130を直接挿入することができないように設計される。なお、シャワーホース110は例えば樹脂材にて屈曲又は湾曲可能に形成され、その先端に取り付けたシャワーヘッド120を任意の方向と位置に移動させることができる。
上記構成のシャワー装置100では、浴室の適宜箇所に取り付けたシャワー保持具140の上方から連結部材130をシャワー保持具140に挿着することで、シャワーヘッド120と連結部材130との境界の段部125でシャワー保持具140に掛止し、これによりシャワーヘッド120が保持される。シャワーヘッド120をシャワー保持具140に保持した状態で、使用者は吐出孔121から湯水を吐出させて身体の洗浄又は洗髪することができる。なお、連結部材130を、シャワーヘッド側の外径を大きくしシャワーホース側の外径を小さくテーパー状に形成して、このテーパー面をシャワー保持具140に嵌合してシャワーヘッド120を保持するようにしてもよい。
以上の構成は従来のシャワー装置500と同様であるが、本発明の第1の実施形態に係るシャワー装置100は、通水時の水圧によって連結部材130がシャワー保持具140から脱離するのを規制したことを特徴としている。
本実施形態に係る連結部材130は、例えば硬質樹脂材で円筒形状に成形され、図2において、下端からシャワーホース110を挿着し、上端からシャワーヘッド120を挿着してこれらを連結するようになっており、図2では、その外壁面から横方向に係合部133が突出している。図示の例では、二つの係合部133,133が連結部材130に互いに180度離間した左右の位置で横方向に突設している。
図3及び図4は、本実施形態に係る連結部材130の断面図で、図3は対向する係合部133,133が互いに近接した状態を、図4は離隔した状態を示している。これらの図に示すように、連結部材130の円筒軸Xと直交する直線上の対向する連結部材の側壁131,131に、それぞれ貫通孔132,132が開設されていて、これらの各貫通孔132,132に係合部133,133が挿入されてこの貫通孔132内を図において左右に滑動可能に取り付けられている。
連結部材の係合部133は、連結部材側壁131の厚みの約2〜3倍程度の長さを有していて、その外端が連結部材の外壁に位置すると共に、貫通孔132を経てその内端が連結部材内部まで挿入された係合部本体133Aと、この本体133Aの内端側からシャワーヘッド120側へ傾斜して延出しシャワーホース110から連結部材130内に流入する水を受ける受け部133Bと、本体133Aの外端側に設けられ係合部133が貫通孔132から外れるのを防止する爪部133Cと、から構成されている。
これらの一対の係合部本体133Aの互いに対向する内端側の先端には、極性の異なる面が対向するように、例えば平板状の磁石134が取り付けられており、これらの磁石134,134の磁力により、各係合部133,133が互いに引き合う吸引力が働くように配置されている。
各係合部133,133は、図3に示すように、止水時は、連結部材内で磁力によって互いの先端(内端)が近接し外端側の爪部133Cが連結部材側壁131に当接することでその近接位置が維持されている。この磁力に抗して各係合部133が離隔する力を受けると、即ち、通水により連結部材130内に水が導入されるとその水圧を受け部133Bが受けて、図4に示すように、係合部133が貫通孔132内を滑動して近接位置から離隔され、これに伴い、係合部本体133Aの外端側が連結部材側壁131の貫通孔132から凸状に突出することになる。
再び図2を参照すると、シャワー保持具140には、図示のようにその内壁面142に略U字状の溝143が形成されている。この溝143は連結部材130の係合部133と係合する対応係合部を構成しており、連結部材130の保持具へのセット時に、連結部材側壁131から突出する係合部133が嵌着するよう、シャワー保持具140の内壁面142の所定の高さ位置で筋状の横溝として所定長で凹設されている。この横溝143は、突出した係合部133を掛止することで、シャワーヘッド120の上昇を防止すると共に、横溝143に沿って係合部133を回動することで、シャワーヘッド120を左右何れかの方向で所定の角度位置に保持する機能を有する。
次に、第1の実施形態に係るシャワー装置100の作用について説明する。
シャワー装置100の止水時においては、図3に示すように、各係合部133は、磁力により互いに引き合う吸引力が作用して、連結部材内部で互いに近接位置にある。この止水状態でシャワーヘッド120を取り外すには、係合部133と対応係合部143とが非係合状態にあるので、シャワーヘッド120を単に持ち上げるだけでシャワー保持具140から引き抜くことができる。
いま、シャワーヘッド120をシャワー保持具140にセットした状態で通水すると、シャワーホース110からシャワーヘッド120に水が流入する際、連結部材130内の受け部133Bに水が当たり、特に水の勢いが強いと、その水圧により磁力に抗して各係合部133を連結部材側壁131へ押圧する力が作用する。これにより、各係合部133が離隔して、図2及び図4に示すように、係合部本体133Aの外端部が貫通孔132から外方へ凸状に突出する。
水圧によって貫通孔132から突出した係合部133は、図5に示すように、シャワー保持具140の対応係合部としての溝143内に入り込む。この場合、連結部材130が矢印α方向に持ち上げられようとしても、係合部本体133Aの外端部がシャワー保持具140の溝143内に嵌入しているので、連結部材130がシャワー保持具130から抜け出てしまうのが規制される。
このように、本発明の第1の実施形態に係るシャワー装置100によれば、シャワーヘッド120をシャワー保持具140に保持した状態で通水すると、水圧によって係合部133が連結部材側壁131から突出し、シャワー保持具140の溝143内で係合する。この場合、たとえ水勢が強くて連結部材130が上昇しようとしても、係合部133が対応係合部としての溝143と係合することで、シャワー保持具140に対して連結部材130の動きが規制される。よって、通水時において連結部材130がシャワー保持具140から外れることがなく、シャワーヘッド120の落下が原因となってシャワーヘッド120が破損したり、落下したシャワーヘッド120による洗い場20等が損傷を受けることなどが防止される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るシャワー装置200について説明する。
第2の実施形態に係るシャワー装置200では、係合部133に設ける磁石134に代えて、弾性部材を用いたことを特徴としている。なお、第1の実施形態に係るシャワー装置100の構成部材と同じものには同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6及び図7は本発明の第2の実施形態に係る連結部材230の断面図であり、これらの図に示すように、一対の係合部133の先端には、弾性部材としての紐状又は帯状のゴム235が連結されている。この場合、図6に示すように、各係合部133が貫通孔内部に深く入り込んだ近接位置にあるとき、係合部本体133Aを連結するゴム235は、例えば自然長にあるか又はそれよりも若干伸張して係合部を互いに近接させている。この近接状態では、ゴム235の収縮力によって爪部133Cは連結部材側壁131に当接しており、連結部材230はシャワー保持具140の内周壁に対して僅かな隙間を有して嵌着されている。
上記のように構成したシャワー装置200の止水時は、図6に示すように、各係合部133は、ゴム235の弾性力によって連結部材内に引き込まれて係合部の各内端が互いに近接状態にある。従って、連結部材230の係合部133とシャワー保持部140の対応係合部とは非係合状態にあるので、使用者はシャワーヘッド120を単に持ち上げるだけでシャワー保持具140から簡単に連結部材230を外すことができる。
ここで、シャワーヘッド120をシャワー保持具140にセットした状態で通水すると、シャワーホース110からシャワーヘッド120内に水が流入する際、連結部材230内の受け部133Bに水が当たり、特に水の勢いが強いと、その水圧によってゴム235の弾性力に抗して各係合部133を連結部材側壁131へ押圧する力が作用する。これにより、ゴム235がさらに伸張して各係合部133が離隔し、図7に示すように、係合部本体133Aの外端部が貫通孔132から外方へ凸状に突出する。よって、本実施形態に係る連結部材230においても、水圧によって貫通孔132から突出した係合部133が図5に示すように、シャワー保持具140の溝143内に入り込む。
このように、第2の実施形態に係るシャワー装置200においても、前述の第1の実施形態と同様に、シャワーヘッド120をシャワー保持具140に保持した状態で通水すると、たとえ水勢が強くて連結部材230が上昇しようとしても、係合部133が対応係合部としての溝143と係合することで、シャワー保持具140に対して連結部材230の動きが規制されることになる。
なお、第2の実施形態において、係合部本体133Aの各先端を連結する弾性部材は、ゴム235に限らず、例えばコイル状のバネなどを用いても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るシャワー装置300について、図8及び図9を参照して説明する。この実施形態では、連結部材330の係合部として、弾性シートを用いたことを特徴としている。なお、第1の実施形態に係るシャワー装置100等の構成部材と同じものには同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8及び図9に示すように、連結部材330には、その側壁131の表面に貫通孔132を閉塞するよう弾性シート335が取り付けられている。この弾性シート335は膨出変形可能な、例えばゴム製のシートで構成されている。
また、連結部材330内には、シャワーホース110から連結部材330内に流れ込む水を貫通孔132側へ導くためのガイド片337が、貫通孔132に隣接して屋根状に連結部材側壁131の内壁面から中心に向かって突出して形成されている。
上記シャワー装置300の作用について説明する。
シャワー装置300の止水時では、図8に示すように、弾性シート335に対して連結部材330の内部からの水圧が無いので、弾性シート335は、連結部材側壁131の外周面に対してほぼ面一状をなしている。
ここで、シャワーヘッド120をシャワー保持具140にセットした状態で通水すると、シャワーホース110からシャワーヘッド120に水が流入する際、連結部材330内でガイド片337に水が当たり、このガイド片337の下部の水圧が増加するため、弾性シート335側への水流が生じ、その水圧によって弾性シート335の外側への押圧力が作用する。この押圧力によって、図9に示すように弾性シート335が外側に凸状に膨出する。
水圧によって外側に凸状に膨出した弾性シート335は、例えば図5に示すように、シャワー保持具140の対応係合部としての溝143内に入り込む。この場合、シャワーヘッド120を持ち上げてシャワー保持具140から外そうとしても、弾性シート335が溝143と係合し、連結部材330がシャワー保持具130から抜け出てしまうのが規制される。
このように、本発明の第3の実施形態に係るシャワー装置300においても、前述の第1及び第2の実施形態と同様に、たとえ水勢が強くて連結部材330が上昇しようとしても、係合部としての弾性シート335が対応係合部としての溝143と係合することで、連結部材330はシャワー保持具140に対して確実に保持される。
(第3の実施形態の変形例)
図10は第3の実施形態の変形例に係るシャワー装置380を示すものである。なお、第3の実施形態と同じ構成部材は同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
このシャワー装置380では、シャワー保持具390の内壁面142に、対応係合部として溝143を設けることなく、ゴム板等の摩擦材391を接着剤等の固着手段で固着したものである。
図10に示すように、連結部材330をシャワー保持具390に保持した状態で、通水すると、第3の実施形態で記述したように水圧によって弾性シート335を外側へ膨出させるが、外側に膨出した弾性シート335は、水圧によりシャワー保持具390の内壁面142に固着した摩擦材391に対して圧着される。
このように、シャワー装置380においても、前述の第1〜第3の実施形態と同様に、通水時の水勢が強かったとしても、弾性シート335へかかる水圧の為に摩擦材391に圧着されることで高い摩擦力が生じ、シャワーヘッド120が持ち上がってシャワー保持具390から外れることが防止される。特に、この例の場合も、連結部材330の弾性シート335はシャワー保持具390の摩擦材391に密着して係合されているので、水勢によるシャワーヘッド120の上下又は左右方向のブレも起こらず、シャワー水の周辺への飛散も防止できる。
(第4の実施形態)
前述の第1〜第3の実施形態では、通水時、連結部材130,230,330の係合部133,335が凸状に外側に突出することで、シャワー保持具140の内壁面142に形成された対応係合部としての溝143と係合する構成であるが、第4の実施形態に係るシャワー装置400では、図11に示すように、連結部材の凸状に突出する係合部133,335が、シャワー保持具440の底面441で成る対応係合部と係合するようにしたことを特徴としている。この場合、セット時に、凸状に突出する係合部133,335がシャワー保持具440の底面441の下側に位置するように、係合部133,335の位置は各連結部材130,230,330の下方位置に設定される。
第4の実施形態に係るシャワー装置400では、係合部133,335がシャワー保持具440の底面441と係合することで、前述の第1〜第3の実施形態と同様に、通水時の水勢いにより連結部材が上昇しようとしても、シャワーヘッド120は持ち上がらず、シャワー保持具440から不用意に脱離されない。
以上説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態で実施し得る。本発明に係るシャワー装置は、家庭内の浴室、洗面室、キッチンなどのほか、ホテルや公共施設など、屋内外の各種の施設に配設され得ることは言うまでもない。
本発明のシャワー装置を例えば浴室に配設する場合において、シャワー保持具は壁パネルやカウンターなどの取付面に取り付けられる他に、図12に示すように、壁パネル42にスライドバー95を固定し、このスライドバー95に沿ってシャワー保持具140Aを移動可能に取り付けることもできる。後者の場合は使用者の身長や使用状態によりシャワーヘッドの高さを任意に変更できる点で便宜である。
シャワー保持具140に形成する対応係合部は、第1〜3の実施形態のような筋状の横溝143に限らず、単に、シャワー保持具の内壁面に凹設した窪み(凹部)であってもよい。この場合も、通水時の水圧によって上記係合部が窪み(凹部)に嵌入することで、シャワーヘッド120のがたつきやブレ、またはシャワー保持具140からの離脱なども確実に防止することができる。なお、上記した実施の形態では、シャワーホースとシャワーヘッドとを接続する連結部材は別体で形成した場合を示したが、シャワーホース及びシャワーヘッドの何れかに一体的に形成されていてもよいことは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係るシャワー装置を設置した浴室を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るシャワー装置を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る連結部材の拡大断面図である。 第1の実施形態に係る連結部材の拡大断面図である。 第1の実施形態に係る連結部材とシャワー保持具との係合状態を示す部分拡大断面図である。 第2の実施形態に係る連結部材の拡大断面図である。 第2の実施形態に係る連結部材の拡大断面図である。 第3の実施形態に係る連結部材の拡大断面図である。 第3の実施形態に係る連結部材の拡大断面図である。 第3の実施形態の変形例に係る連結部材及びシャワー保持具の拡大断面図である。 第4の実施形態に係る連結部材とシャワー保持具との係合状態を示す側面図である。 本発明のシャワー装置を設置した他の浴室を示す斜視図である。 従来のシャワー装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 浴室
20 洗い場
30 浴槽
31 手摺り
41〜43 壁パネル
50 天井
60 カウンター
70 水栓
71 切換部
72 温度調節部
80 ミラー
90 棚
95 スライドバー
100,200,300,380,400 シャワー装置
110 シャワーホース
120 シャワーヘッド
121 吐出孔
130,230,330 連結部材
131 連結部材側壁
132 貫通孔
133 係合部
133A 係合部本体
133B 受け部
133C 爪部
134 磁石
140,140A,390,440 シャワー保持具
141 溝部
142 内壁面
143 溝
235 ゴム
335 弾性シート
337 ガイド片
391 摩擦材
441 底面

Claims (8)

  1. シャワーホースと、シャワーヘッドと、シャワーヘッドをシャワーホース先端に連結する連結部材と、壁面,スライドバー等の取付面に取り付けられ上記シャワーヘッドを脱着可能に保持するシャワー保持具と、を備えたシャワー装置であって、
    通水時の水圧によって上記連結部材と上記シャワー保持具とが係合し、シャワー保持具に対して連結部材の動きを規制することを特徴とする、シャワー装置。
  2. 前記連結部材が係合部を有し、
    前記シャワー保持具が上記連結部材の係合部と係合する対応係合部を有し、
    通水時の水圧によって、上記係合部と上記対応係合部とでシャワー保持具に対して連結部材の動きを規制することを特徴とする、請求項1に記載のシャワー装置。
  3. 前記連結部材の係合部が、通水時の水圧によって該連結部材の側壁から外方へ突出して前記シャワー保持具の対応係合部と係合することを特徴とする、請求項2に記載のシャワー装置。
  4. 前記連結部材の側壁に一対の貫通孔が対向して形成され、前記係合部が該貫通孔にそれぞれ挿入されると共に、該各係合部の先端には互いに引き合うように一対の磁石が対向配置されており、
    通水時の水圧によって上記連結部材の各係合部が磁力に抗して離隔することで、該各係合部が連結部材の側壁から突出して前記シャワー保持具の対応係合部と係合し、シャワー保持具に対して連結部材の動きを規制することを特徴とする、請求項3に記載のシャワー装置。
  5. 前記連結部材の側壁に一対の貫通孔が対向して形成され、前記係合部が該貫通孔にそれぞれ挿入されると共に、連結部材内で弾性部材により互いに連結されており、
    通水時の水圧により上記弾性部材が伸張され、上記連結部材の各係合部が離隔することで、該各係合部が連結部材の側壁から突出して前記シャワー保持具の対応係合部と係合し、シャワー保持具に対して連結部材の動きを規制することを特徴とする、請求項3に記載のシャワー装置。
  6. 前記連結部材の係合部は弾性シートで成り、該弾性シートが連結部材の側壁に形成された貫通孔を閉塞して取り付けられており、
    通水時に前記連結部材内の水圧によって、上記弾性シートが外方へ膨出することで前記シャワー保持具の対応係合部と係合することを特徴とする、請求項3に記載のシャワー装置。
  7. 前記シャワー保持具の対応係合部は、該シャワー保持具の内壁面に形成した溝又は凹部、及びシャワー保持具の底面の何れかで成ることを特徴とする、請求項3乃至6の何れかに記載のシャワー装置。
  8. 前記シャワー保持具の対応係合部が、該シャワー保持具の内壁面に取り付けた摩擦材で成り、通水時の水圧によって前記弾性シートが外方へ膨出して該摩擦材に圧接することでシャワー保持具に対して連結部材の動きを規制することを特徴とする、請求項6に記載のシャワー装置。
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